JP2011183015A - 静電霧化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は静電霧化装置に関するもので、マイナスに帯電した帯電微粒子水の発生量をより安定させることが出来るものである。
【解決手段】そしてこの目的を達成するために本発明は、本体ケース1内に第一の送風手段2を備え、第一のケーシング7の舌片10に対向した第一の舌片対向面12に負圧発生孔15を備え、この第一の舌片対向面12の外側に静電霧化手段3と、負圧発生孔15とを覆う静電霧化カバー部16とを設け、この静電霧化カバー部16には、第一の連通口17と第二の連通口18とを備え、負圧発生孔15によって第二の吸気口5から、第一の連通口17、負圧発生孔15へ流れる第一の気流19と、第二の吸気口5から、第二の連通口18、静電霧化手段3、負圧発生孔15へ流れる第二の気流20とが発生し、第二の連通口18の開口面積は、第一の連通口17の開口面積より小さい構成としたものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、水に高電圧を印加することにより帯電微粒子水を生成する静電霧化装置に関する。
静電霧化装置は、例えば臭気の分解等に活用され、更に、それに空気清浄機能や、除湿機能が取り付けられたものがある。このような従来の静電霧化装置の構成は以下のようになっていた。
すなわち、吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた送風手段とを備え、この送風手段はスクロール形状のケーシングと、このケーシング内に設けられた羽根と、この羽根を回転させる電動機とから形成し、前記送風手段は、前記吸気口から本体ケース内に吸気した空気を前記排気口へと送風すると共に、ケーシング内に静電霧化手段を設けた構成となっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−036408号公報
上記従来例における課題は、マイナスに帯電した帯電微粒子水の発生量をより安定させるということであった。
すなわち、従来の物においては、放電電極を冷却部によって冷却することにより、放電電極の先端に空気中の水分を結露させ、その結露させた水に高電圧を印加し、マイナスの電荷を集中させることにより帯電微粒子水を生成していた。ここで、放電電極の先端を流れる風速が大きく変化すると、放電電極の先端での結露速度が変化すため、マイナスに帯電した帯電微粒子水の発生量にバラツキが発生するものである。
そこで本発明は、静電霧化装置のマイナスに帯電した帯電微粒子水の発生量をより安定させるということを目的とするものである。
そしてこの目的を達成するために本発明は、第一の吸気口と第二の吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた第一の送風手段とを備え、この第一の送風手段はスクロール形状の第一のケーシングと、この第一のケーシング内に設けられた第一の羽根と、この第一の羽根を回転させる第一の電動機とから形成し、前記第一の送風手段は、前記第一の吸気口から本体ケース内に吸気した空気を前記排気口へと送風すると共に、前記第一のケーシングの舌片に対向した第一の舌片対向面に負圧発生孔を備え、前記第一の舌片対向面の外側に静電霧化手段を設け、この静電霧化手段は、放電電極と、この放電電極に対向して配置された対向電極と、これらの対向電極と放電電極間に高電圧を印加する高電圧印部と、前記放電電極を冷却する冷却部と、この冷却部の熱を放熱する放熱フィンとから形成し、前記静電霧化手段と前記負圧発生孔とを覆う静電霧化カバー部を設け、この静電霧化カバー部には、第一の連通口と第二の連通口とを備え、前記負圧発生孔によって前記第二の吸気口から、前記第一の連通口、前記負圧発生孔へ流れる第一の気流と、前記第二の吸気口から、前記第二の連通口、前記静電霧化手段、前記負圧発生孔へ流れる第二の気流とが発生し、前記第二の連通口の開口面積は、前記第一の連通口の開口面積より小さい構成としたものである。
これにより初期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、静電霧化装置のマイナスに帯電した帯電微粒子水の発生量をより安定させることが出来るものである。
すなわち、静電霧化カバー部には、第一の連通口と第二の連通口とを備え、第一の送風手段によって送風することにより、負圧発生孔が負圧となり、第二の吸気口から、第一の連通口、負圧発生孔へ流れる第一の気流と、第二の吸気口から、第二の連通口、静電霧化手段、負圧発生孔へ流れる第二の気流とが発生する。ここで、第二の連通口の開口面積は、第一の連通口の開口面積より小さい構成としたので、第一の送風手段によって送風する風量が大きく変化した場合にも、第二の気流は、第一の気流の風量に比べ変化が小さいものである。つまり、放電電極の先端での結露速度の変化も小さく、マイナスに帯電した帯電微粒子水の発生量の変化を小さくできるものである。
これらの結果により、静電霧化装置のマイナスに帯電した帯電微粒子水の発生量をより安定させることができるものである。
本発明の実施形態1を示す斜視図 同本体の断面概略図 同送風手段を示す断面概略図 同静電霧化カバー部を示す斜視図 同静電霧化手段を示す概略図 同静電霧化カバー部を示す斜視図 同静電霧化カバー部を示す図 本発明の実施形態2の断面概略図 本発明の実施形態3の断面概略図
(実施の形態1)
以下本発明の一実施形態を添付図面を用いて説明する。
図1、2に示すように、本実施形態の静電霧化装置は、本体ケース1内に第一の送風手段2と静電霧化手段3とを備えている。本体ケース1は、略縦長箱形状で、この本体ケース1の背面側側面部に、略四角形状の第一の吸気口4および第二の吸気口5を設け、本体ケース1の天面部に、略四角形状の排気口6を備えている。
第一の送風手段2は、本体ケース1の第一の吸気口4と、排気口6との間の風路に設けられ、スクロール形状の第一のケーシング7と、この第一のケーシング7内に設けられた第一の羽根8と、この第一の羽根8を回転させる第一の電動機9とから形成している。第一の送風手段2によって、第一の吸気口4から本体ケース1内に吸気した空気を排気口6へと送風するものである。なお、第一の送風手段2は、第一の電動機9によって少なくとも2種類の風量に切り替えが可能である。
図2、3、4に示すように、この第一の送風手段2の第一のケーシング7は、舌片10を有する第一の舌片形成面11と、この第一の舌片形成面11に対向する第一の舌片対向面12と、これら第一の舌片形成面11と第一の舌片対向面12の両側を結ぶ第一の側面13と、第二の側面14とにより形成している。
本実施形態における特徴は、第一の舌片対向面12に負圧発生孔15を備え、この第一の舌片対向面12の外側に静電霧化手段3を設けると共に、静電霧化手段3と負圧発生孔15とを覆う静電霧化カバー部16を設け、この静電霧化カバー部16には、第一の連通口17と第二の連通口18とを備え、この第二の連通口18の開口面積は、第一の連通口17の開口面積より小さい構成とした点である。
具体的には、第一のケーシング7は、舌片10を有する第一の舌片形成面11と、この第一の舌片形成面11に対向する第一の舌片対向面12と、これら第一の舌片形成面11と第一の舌片対向面12の両側を結ぶ第一の側面13と、第二の側面14とにより囲まれ、上方に開口した排気口6に接続されている。第一の舌片対向面12に略楕円形状の開口である負圧発生孔15を設け、第一の舌片対向面12の外側で、負圧発生孔15より上部に静電霧化手段3が位置するものである。これら静電霧化手段3と負圧発生孔15とを覆う静電霧化カバー部16を設けている。静電霧化カバー部16は、一側面が開口した開口面16aを有した略箱形状で、この開口面16aが第一のケーシング7の第一の舌片対向面12側に位置し、上面には、略四角形状の開口である第一の連通口17を設け、開口面16aに対向した側面である対向側面16bには、静電霧化手段3を装着する略四角形状の開口である装着開口16cを備えている。この装着開口16cに、後述する静電霧化手段3の放熱フィン25の一部が外方へ突出するように固定し、この放熱フィン25と、装着開口16cとの間の隙間部が第二の連通口18となる。
図5に示すように、この静電霧化手段3は、放電電極21と、この放電電極21に対向して配置された対向電極22と、これらの対向電極22と放電電極21間に高電圧(この実施形態では−5KV)を印加する高電圧印部23と、前記放電電極21を冷却する冷却部として配置したペルチェ素子24と、このペルチェ素子24の熱を放熱する放熱フィン25とを備えている。
ペルチェ素子24は0.75V〜2.8V程度の電圧を印加するものであり、この実施形態では、放電電極21側を低温に、放熱フィン25側を高温にする。室内空気が、この放電電極21部分で冷却されることで、結露すると、帯電微粒子水が発生することになる。
このため、帯電微粒子水が、空気とともに、排気口6から本体ケース1外に排気され、帯電微粒子水中のヒドロキシルラジカルが臭いと反応し、それを酸化させることで、臭いを分解することができるのである。
なお、ヒドロキシルラジカルはヒドロキシ基(水酸基)に反応するラジカルであり、このラジカルは通常2個1組で軌道上を回転しているはずの電子が一つしかないので、電気的に非常に不安定で、周りの原子や分子から欠けた電子を奪おうとするために、酸化力が非常に強いものであり、この酸化作用により臭いが分解、除去されるのである。
すなわち、静電霧化カバー部16には、第一の連通口17と第二の連通口18とを備え、第一の送風手段2によって送風することにより、負圧発生孔15が負圧となり、第二の吸気口5から、第一の連通口17、負圧発生孔15へ流れる第一の気流19と、第二の吸気口5から、第二の連通口18、静電霧化手段3、負圧発生孔15へ流れる第二の気流20とが発生する。ここで、第二の連通口18の開口面積は、第一の連通口17の開口面積より小さい構成としたので、第一の送風手段2が第一の電動機9によって2種類の風量に切り替わり、送風する風量が大きく変化した場合にも、第二の気流20は、第一の気流19の風量に比べ変化が小さいものとなり。つまり、放電電極21の先端での結露速度の変化も小さく、マイナスに帯電した帯電微粒子水の発生量の変化を小さくできるものである。
これらの結果により、静電霧化装置のマイナスに帯電した帯電微粒子水の発生量をより安定させることができるものである。
図6に示すように、また、第二の気流20である静電霧化手段3から負圧発生孔15へ流れる気流部分と、第一の気流19である第一の連通口17から負圧発生孔15へ流れる気流部分とは途中で混ざり合う構成としたものである。具体的には、第二の気流20である第二の連通口18から静電霧化手段3を介し、静電霧化手段3から負圧発生孔15へ流れる途中で、第一の気流19である第一の連通口17から負圧発生孔15へ流れる気流部分に混ざり合うものである。
このように、第一の気流19の風量に比べ風量が小さい第二の気流20が、第二の気流20の風量に比べ風量が大きい第一の気流19に混ざることにより、静電霧化手段3で発生したマイナスに帯電した帯電微粒子水を第二の気流20の風量に比べ風量が大きい第一の気流19に乗せて静電霧化カバー部16内から負圧発生孔15へ送風できるので、静電霧化手段3で発生したマイナスに帯電した帯電微粒子水が静電霧化カバー部16内に留まることを低減できる。
また、負圧発生孔15は、静電霧化カバー部16の一方側面寄り下部に位置し、第一の連通口17は、静電霧化カバー部16の他方側面寄り上部に位置する構成としたものである。すなわち、第一の気流19である第一の連通口17から負圧発生孔15へ流れる気流部分は、静電霧化カバー部16の他方側面寄り上部から静電霧化カバー部16の一方側面寄り下部へ流れる。つまり、静電霧化カバー部16内を対角方向に流れるので、静電霧化カバー部16内のマイナスに帯電した帯電微粒子水を効率よく負圧発生孔15へ送風することができる。
また、第一の連通口17は、第二の連通口18より第一のケーシング7寄りに位置したものである。具体的には、第二の連通口18は、静電霧化カバー部16の対向側面16bに位置し、第一の連通口17は、静電霧化カバー部16の上面に設けると共に、静電霧化カバー部16の上面の第一のケーシング7近傍に位置したものである。すなわち、第一の気流19である第一の連通口17から負圧発生孔15へ流れる気流部分は、第一のケーシング7の第一の舌片対向面12の外面に沿って流れるものである。
すなわち、静電霧化手段3で発生したマイナスに帯電した帯電微粒子水が、第一のケーシング7の第一の舌片対向面12の外面に衝突する前に、第一のケーシング7の第一の舌片対向面12の外面に沿って流れる第一の気流19に乗りやすいので、効率よく負圧発生孔15へ送風することができる。結果として、第一のケーシング7の第一の舌片対向面12の外面に衝突し、発生量が低減することを抑制できる。
また、図6、7に示すように、放電電極21および対向電極22は、第一の気流19である第一の連通口17から負圧発生孔15へ流れる気流部分に対向して配置された構成としたものである。
すなわち、静電霧化手段3で発生したマイナスに帯電した帯電微粒子水は、直接、第一の気流19である第一の連通口17から負圧発生孔15へ流れる気流部分に乗りやすいので、第一のケーシング7の第一の舌片対向面12の外面に衝突し、発生量が低減することを抑制できる。
また、負圧発生孔に対向した静電霧化カバー部16には、拡大空間部16dを設けた構成としたものである。
すなわち、拡大空間部16dを設けることで、静電霧化手段3で発生したマイナスに帯電した帯電微粒子水を前記拡大空間部16dに一端溜めた形である一定の濃度になった状態で第一の気流19に乗せることができるので、発生量が安定すると考えられる。
また、図4に示すように、放熱フィン25は、静電霧化カバー部16から外方に突出し、第二の連通口18は、放熱フィン25と前記静電霧化カバー部16との間に位置する構成としたものである。
すなわち、放熱フィン25と静電霧化カバー部16との間の隙間部に第二の連通口18を設けることで、第二の吸気口5からの直接的な風量変化を避けた形で吸気することができるので、第二の気流20の安定化が図られると共に外部からの外乱を抑制でき、発生量を安定化することができる。
また、図6、7に示すように、静電霧化手段3の対向電極22と、第二の気流20である第二の連通口18から負圧発生孔15へ流れる気流部分との間に消音手段を設けたものである。
すなわち、対向電極22と第二の気流20である第二の連通口18から負圧発生孔15へ流れる気流部分との間に消音手段を設けることで、対向電極22で発生した音を発生した場所の近くで効率良く消音し、第二の気流20の流れから外部への音漏れを抑制できる。
また、具体的には、消音手段は、筒形状の吸音材26で、この筒形状の孔方向は、第一の気流19である第一の連通口17から負圧発生孔15へ流れる気流部分に対して垂直方向である。
すなわち、放電電極21および対向電極22と、第二の気流20である第二の連通口18から負圧発生孔15へ流れる気流部分との間に筒形状の吸音材26を設けることで、放電電極21および対向電極22で発生した音を包み込む形で発生した場所の近くで効率良く消音し、第二の気流20の流れから外部への音漏れを抑制できる。また、筒形状である吸音材26が、放電電極21および対向電極22と、第一の気流19である第一の連通口17から負圧発生孔15へ流れる気流部分とのガイドとなる。つまり、放電電極21で発生したマイナスに帯電した帯電微粒子水が、筒形状である吸音材26内部を通過し、第一の気流19である第一の連通口17から負圧発生孔15へ流れる気流部分へ流れることにより、放電電極21で発生したマイナスに帯電した帯電微粒子水が、第一の気流19である第一の連通口17から負圧発生孔15へ流れる気流部分へ効率よく流れる。結果として、第一のケーシング7の第一の舌片対向面12の外面に衝突する前に、第一のケーシング7の第一の舌片対向面12の外面に沿って流れる第一の気流19に乗りやすいので、効率よく負圧発生孔15へ送風することができる。結果として、第一のケーシング7の第一の舌片対向面12の外面に衝突し、発生量が低減することを抑制できる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2における静電霧化装置について図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態1の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付してその説明を省略する。
実施の形態1と相違する点は、図8に示すように、第一の吸気口4と第一の送風手段2との間の風路に、除湿手段30を備えた点である。具体的には、除湿手段30は、ヒートポンプ31と除湿ローター32とから形成し、ヒートポンプ31は、圧縮機33と、圧縮機33の下流に順次設けた放熱器34、膨張手段35、吸熱器36とにより形成している。第一の送風手段2によって、第一の吸気口4から本体ケース1内に吸気した空気を放熱器34、吸熱器36を順次介して排気口6へと送風する。
第一の送風手段2の風路であって放熱器34と吸熱器36の間には、回動自在に除湿ローター32を設けており、この除湿ローター32は、放湿部32aと吸湿部32bとを備えている。
除湿ローター32の放湿部32aは、放熱器34と吸熱器36との間の風路に設け、除湿ローター32の吸湿部32bは、吸熱器36と排気口6との間の風路に設けた構成としたものである。
ここで、除湿動作について説明すると、第一の送風手段2によって第一の吸気口4から本体ケース1内に吸気した空気は、放熱器34で加熱され、高温で相対湿度の低い空気となり、除湿ローター32の放湿部32aへ送風される。この放湿部32aに送風された空気は、放湿部32aの湿気を取り込み湿度の高い状態となって吸熱器36へ送られる。この吸熱器36で結露させて除湿し、吸湿部32bに達する。そこで、乾燥状態となった除湿ローター32の放湿部32aが駆動手段37によって回転し、吸湿部32bとなり、この吸湿部32bで吸熱器36で除湿されなかった湿度を吸湿し除湿する。この除湿した空気を、第一の送風手段2によって、排気口6から室内へ送風する。
ここで、第一の送風手段2によって、第一の吸気口4から本体ケース1内に吸気した空気を除湿し、この除湿した空気を排気口6へと送風することにより、第一のケーシング7内の第一の舌片対向面12を流れる気流によって、負圧発生孔15が負圧となる。これにより、室内の空気が、第二の吸気口5から、静電霧化手段3、および負圧発生孔15を介して、第一のケーシング7内へ流れ、第一の送風手段2によって、第一の吸気口4から本体ケース1内に吸気した空気と共に排気口6へと送風されるものである。ここで、静電霧化手段3は、対向電極22と放電電極21間に高電圧を印加すると共に、第二の吸気口5から室内空気を、放電電極21部分で冷却し結露させことで、帯電微粒子水を発生させるので、第一の送風手段2によって、除湿した空気と共に、帯電微粒子水を排気口6へと送風するものである。
これにより、除湿した空気と共に、帯電微粒子水を排気口6から室内へと送風できるので、洗濯物に送風することにより、洗濯物を乾燥できると共に、洗濯物の生乾き特有の臭いと反応し、それを酸化させることで、臭いの発生を抑制することができるのである。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3における静電霧化装置について図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態1および2の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付してその説明を省略する。
実施の形態1と相違する点は、図9に示すように、本体ケース1内に除湿手段30と、加熱手段40と、第二の送風手段41とを設け、加熱手段40を第一の吸気口4と第一の送風手段2との間の風路に備え、第二の送風手段41によって第一の吸気口4から除湿手段30を介して排気口6へと送風する構成とした点である。
具体的には、除湿手段30は、ヒートポンプ31と除湿ローター32とから形成し、ヒートポンプ31は、圧縮機33と、圧縮機33の下流に順次設けた放熱器34、膨張手段35、吸熱器36とにより形成している。第二の送風手段41によって、第一の吸気口4から本体ケース1内に吸気した空気を放熱器34、吸熱器36を順次介して排気口6へと送風する。
第二の送風手段41の風路であって放熱器34と吸熱器36の間には、回動自在に除湿ローター32を設けており、この除湿ローター32は、放湿部32aと吸湿部32bとを備えている。
除湿ローター32の放湿部32aは、放熱器34と吸熱器36との間の風路に設け、除湿ローター32の吸湿部32bは、吸熱器36と排気口6との間の風路に設けた構成としたものである。
ここで、除湿動作について説明すると、第二の送風手段41によって第一の吸気口4から本体ケース1内に吸気した空気は、放熱器34で加熱され、高温で相対湿度の低い空気となり、除湿ローター32の放湿部32aへ送風される。この放湿部32aに送風された空気は、放湿部32aの湿気を取り込み湿度の高い状態となって吸熱器36へ送られる。この吸熱器36で結露させて除湿し、吸湿部32bに達する。そこで、乾燥状態となった除湿ローター32の放湿部32aが駆動手段37によって回転し、吸湿部32bとなり、この吸湿部32bで吸熱器36で除湿されなかった湿度を吸湿し除湿する。この除湿した空気を、第二の送風手段41によって、排気口6から室内へ送風する。
一方、加熱手段40でもある放熱器34を第一の吸気口4と第一の送風手段2との間の風路に備えたものである。この第一の送風手段2によって、第一の吸気口4から本体ケース1内に吸気した空気を、加熱手段40でもある放熱器34によって加熱し、この加熱した空気を排気口6へと送風することにより、第一のケーシング7内の第一の舌片対向面12を流れる気流によって、負圧発生孔15が負圧となる。これにより、室内の空気が、第二の吸気口5から、静電霧化手段3、および負圧発生孔15を介して、第一のケーシング7内へ流れ、第一の送風手段2によって、第一の吸気口4から本体ケース1内に吸気した空気と共に排気口6へと送風されるものである。ここで、静電霧化手段3は、対向電極22と放電電極21間に高電圧を印加すると共に、第二の吸気口5から流れる室内空気を、放電電極21部分で冷却し結露させことで、帯電微粒子水を発生させるので、第一の送風手段2によって、加熱した空気と共に、帯電微粒子水を排気口6へと送風するものである。
すなわち、第二の送風手段41によって、除湿した空気を排気口6から室内へ送風し、第一の送風手段2によって、加熱した空気と共に、帯電微粒子水を排気口6へと送風するものである。
これにより、除湿した空気と加熱した空気と共に、帯電微粒子水を排気口6から室内へと送風できるので、洗濯物に送風することにより、より早く洗濯物を乾燥できると共に、洗濯物の生乾き特有の臭いと反応し、それを酸化させることで、臭いの発生を抑制することができるのである。
以上のように本発明は、静電霧化装置のマイナスに帯電した帯電微粒子水の発生量をより安定させることが出来るものである。
すなわち、静電霧化カバー部には、第一の連通口と第二の連通口とを備え、第一の送風手段によって送風することにより、負圧発生孔が負圧となり、第二の吸気口から、第一の連通口、負圧発生孔へ流れる第一の気流と、第二の吸気口から、第二の連通口、静電霧化手段、負圧発生孔へ流れる第二の気流とが発生する。ここで、第二の連通口の開口面積は、第一の連通口の開口面積より小さい構成としたので、第一の送風手段によって送風する風量が大きく変化した場合にも、第二の気流は、第一の気流の風量に比べ変化が小さいものである。つまり、放電電極の先端での結露速度の変化も小さく、マイナスに帯電した帯電微粒子水の発生量の変化を小さくできるものである。
これらの結果により、静電霧化装置のマイナスに帯電した帯電微粒子水の発生量をより安定させることができるものである。
従って、家庭用や事務所用などの、静電霧化装置として活用が期待されるものである。
1 本体ケース
2 第一の送風手段
3 静電霧化手段
4 第一の吸気口
5 第二の吸気口
6 排気口
7 第一のケーシング
8 第一の羽根
9 第一の電動機
10 舌片
11 第一の舌片形成面
12 第一の舌片対向面
13 第一の側面
14 第二の側面
15 負圧発生孔
16 静電霧化カバー部
16d 拡大空間部
17 第一の連通口
18 第二の連通口
19 第一の気流
20 第二の気流
21 放電電極
22 対向電極
23 高電圧印部
24 ペルチェ素子
25 放熱フィン
26 吸音材
30 除湿手段
31 ヒートポンプ
32 除湿ローター
32a 放湿部
32b 吸湿部
33 圧縮機
34 放熱器
35 膨張手段
36 吸熱器
40 加熱手段
41 第二の送風手段

Claims (13)

  1. 第一の吸気口と第二の吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた第一の送風手段とを備え、この第一の送風手段はスクロール形状の第一のケーシングと、この第一のケーシング内に設けられた第一の羽根と、この第一の羽根を回転させる第一の電動機とから形成し、前記第一の送風手段は、前記第一の吸気口から本体ケース内に吸気した空気を前記排気口へと送風すると共に、前記第一のケーシングの舌片に対向した第一の舌片対向面に負圧発生孔を備え、前記第一の舌片対向面の外側に静電霧化手段を設け、この静電霧化手段は、放電電極と、この放電電極に対向して配置された対向電極と、これらの対向電極と放電電極間に高電圧を印加する高電圧印部と、前記放電電極を冷却する冷却部と、この冷却部の熱を放熱する放熱フィンとから形成し、前記静電霧化手段と前記負圧発生孔とを覆う静電霧化カバー部を設け、この静電霧化カバー部には、第一の連通口と第二の連通口とを備え、前記負圧発生孔によって前記第二の吸気口から、前記第一の連通口、前記負圧発生孔へ流れる第一の気流と、前記第二の吸気口から、前記第二の連通口、前記静電霧化手段、前記負圧発生孔へ流れる第二の気流とが発生し、前記第二の連通口の開口面積は、前記第一の連通口の開口面積より小さい構成とした静電霧化装置。
  2. 前記第二の気流である前記静電霧化手段から前記負圧発生孔へ流れる気流部分と、前記第一の気流である前記第一の連通口から前記負圧発生孔へ流れる気流部分とは途中で混ざり合う構成とした請求項1に記載の静電霧化装置。
  3. 前記負圧発生孔は、前記静電霧化カバー部の一方側面寄り下部に位置し、前記第一の連通口は、前記静電霧化カバー部の他方側面寄り上部に位置する構成とした請求項1または2に記載の静電霧化装置。
  4. 前記第一の連通口は、前記第二の連通口より前記第一のケーシング寄りに位置した請求項1から3のいずれかに記載の静電霧化装置。
  5. 前記放電電極および前記対向電極は、前記第一の気流である前記第一の連通口から前記負圧発生孔へ流れる気流部分に対向して配置された構成とした請求項1から4のいずれかに記載の静電霧化装置。
  6. 前記負圧発生孔に対向した前記静電霧化カバー部には、拡大空間部を設けた構成とした請求項1から5のいずれかに記載の静電霧化装置。
  7. 前記放熱フィンは、前記静電霧化カバー部から外方に突出し、前記第二の連通口は、前記放熱フィンと前記静電霧化カバー部との間に位置する構成とした請求項1から6のいずれかに記載の静電霧化装置。
  8. 前記静電霧化手段の前記対向電極と、前記第二の気流である前記第二の連通口から前記負圧発生孔へ流れる気流部分との間に消音手段を設けた請求項1から7のいずれかに記載の静電霧化装置。
  9. 前記消音手段は、筒形状の吸音材で、この筒形状の孔方向は、前記第一の気流である前記第一の連通口から前記負圧発生孔へ流れる気流部分の流れ方向に対して垂直方向である請求項8に記載の静電霧化装置。
  10. 前記本体ケース内に除湿手段を設け、この除湿手段を前記第一の吸気口と前記第一の送風手段との間の風路に備えた構成とした請求項1から9のいずれかに記載の静電霧化装置。
  11. 前記除湿手段は、ヒートポンプと除湿ローターとから形成し、前記ヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、前記第一の送風手段によって、前記第一の吸気口から本体ケース内に吸気した空気を放熱器、吸熱器を順次介して排気口へと送風すると共に、前記除湿ローターの放湿部は、前記放熱器と前記吸熱器との間の風路に設け、前記除湿ローターの吸湿部は、前記吸熱器と前記排気口との間の風路に設けた構成とした請求項10に記載の静電霧化装置。
  12. 前記本体ケース内に除湿手段と、加熱手段と、第二の送風手段とを設け、前記加熱手段を前記第一の吸気口と前記第一の送風手段との間の風路に備え、前記第二の送風手段によって前記第一の吸気口または前記第二の吸気口から前記除湿手段を介して排気口へと送風する構成とした請求項1から9のいずれかに記載の静電霧化装置。
  13. 前記除湿手段は、ヒートポンプと除湿ローターとから形成し、前記ヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、前記第二の送風手段によって、前記第一の吸気口から本体ケース内に吸気した空気を放熱器、吸熱器を順次介して排気口へと送風すると共に、前記除湿ローターの放湿部は、前記放熱器と前記吸熱器との間の風路に設け、前記除湿ローターの吸湿部は、前記吸熱器と前記排気口との間の風路に設け、前記加熱手段でもある前記放熱器を前記第一の吸気口と前記第一の送風手段との間の風路に備えた請求項12に記載の静電霧化装置。
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