JP2011182997A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技球(保留球)の遊技性を高めつつ、遊技者に、その貯留された遊技球に先読み演出が発生していることを直感的に把握させる。
【解決手段】
パチンコ機1は、始動入賞口23に入賞した遊技球を保留球乱数の上限個数まで貯留可能とすると共に、遊技盤3から当該貯留した遊技球を視認させる遊技球貯留部40と、貯留された遊技球を排出する遊技球排出部41と、貯留した遊技球に対して特定の動力を与える動力生成部42と、先読みコマンドに基づき、動力生成部を駆動制御して遊技球貯留部に貯留された遊技球の貯留状態を、通常の貯留状態から、通常の貯留状態と異なる貯留状態に所定期間変化させ、先読みコマンドに関する情報を提示する先読み演出を行う先読み演出制御部218とを備えている。
【選択図】図6
【解決手段】
パチンコ機1は、始動入賞口23に入賞した遊技球を保留球乱数の上限個数まで貯留可能とすると共に、遊技盤3から当該貯留した遊技球を視認させる遊技球貯留部40と、貯留された遊技球を排出する遊技球排出部41と、貯留した遊技球に対して特定の動力を与える動力生成部42と、先読みコマンドに基づき、動力生成部を駆動制御して遊技球貯留部に貯留された遊技球の貯留状態を、通常の貯留状態から、通常の貯留状態と異なる貯留状態に所定期間変化させ、先読みコマンドに関する情報を提示する先読み演出を行う先読み演出制御部218とを備えている。
【選択図】図6
Description
本発明は、遊技球を用いて遊技を行うパチンコ機に関する。
一般に、パチンコ機では、遊技者のハンドル操作により遊技盤内の遊技領域に向かって遊技球が発射され、遊技領域を流下した遊技球が始動入賞口に入賞したことを契機に特別図柄に係る電子抽選が実行される。そして、特別図柄表示装置において、特別図柄が変動表示され、電子抽選の結果(抽選結果)に基づく特別図柄が停止表示されることで遊技者に抽選結果が報知される。このとき、抽選結果が大当たりであれば、特別図柄表示装置に大当たりであることを示す特定の図柄の組合せが停止表示されると共に、通常の遊技に比べて遊技者に有利な大当たり遊技が開始される。この大当たり遊技では、アタッカー装置が所定の回数開閉し、大入賞口への入賞が可能となるので、遊技者は多くの賞球を獲得することが可能となる。
また、遊技球が始動入賞口に入賞した際に、先(以前)に始動入賞口に入賞した遊技球に係る特別図柄が変動中であれば、当該入賞を契機に取得した電子抽選に用いられる特別図柄用の乱数が保留球乱数として所定の上限個数(例えば4個)まで保留球乱数記憶部(メモリ)に記憶される。そして、先に入賞した遊技球に係る特別図柄が停止表示されると、保留球乱数記憶部に記憶された保留球乱数が順次読み出されて、当該保留球乱数に係る抽選結果が特別図柄の変動および停止表示により報知される。したがって、遊技者は、現在変動中の特別図柄に係る抽選結果に加え、保留球乱数記憶部に記憶された保留球乱数の個数分の抽選結果を得ることができる。
また、保留球乱数記憶部に保留球乱数が記憶されると、所定の演出を表示する演出表示装置の一部の表示領域を通じて保留球乱数記憶部に保留球乱数が記憶された旨の保留表示がなされ、遊技者は、その保留球乱数の個数を見て、少なくとも後何回の抽選結果を得ることができるか把握することが可能となる。また、始動入賞口に入賞される前の遊技球を視認可能に貯留して保留球に見立て、実際の遊技球で抽選機会の残りの回数を把握させる技術が開示されている(例えば特許文献1)。さらに、入賞後の遊技球を視認可能に貯留して保留球に見立てる技術も公開されている(例えば特許文献2)。
ところで、演出表示装置では、特別図柄表示装置による特別図柄の変動に連動して、特別図柄が停止表示されるまでに、大当たりであることの期待度を高める様々な演出態様の変動表示がなされている。また、現在変動中の特別図柄に係る演出態様の変動表示のみならず、近年では、予告演出として、保留球乱数記憶部に記憶された保留球乱数が大当たりであることまたは大当たりである可能性が高いことを、その保留球乱数に係る特別図柄の変動表示に先行して報知する、所謂、先読み演出が行われている。例えば、上述した特許文献2の技術では、視認可能に貯留し保留球に見立てた遊技球のうち、大当たりとなる保留球乱数の取得契機となった遊技球の停止位置に対応した位置において、当選強調画像を表示し、上記の先読み演出を実行している。
しかし、上述した特許文献2の技術では、貯留されている遊技球の停止位置と当選強調画像を表示する位置とが離れており、かつ、当選強調画像が単調な発光に過ぎないので、遊技者は、遊技球と当選強調画像とが対応していることを認識できず、せっかくの先読み演出を見落としてしまうおそれがある。また、保留球乱数記憶部に記憶された保留球乱数のクリア処理に応じて、貯留されている遊技球が排出される際、貯留された残りの遊技球が連続的に転動する態様と、当選強調画像が段階的に推移していく態様とが異なるため、当選強調画像がいずれの遊技球に対応しているかが把握しにくく、焦燥感さえ覚えるおそれもある。
本発明は、このような課題に鑑み、始動入賞口に入賞した遊技球(排出球)をそのまま保留球として貯留し遊技者に視認させることで遊技球の遊技性を高めつつ、遊技者が、その貯留された遊技球に先読み演出が発生していることを直感的に把握することが可能なパチンコ機を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のパチンコ機は、遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、遊技領域に設けられた始動入賞口と、遊技に関する演出を表示するための演出表示装置と、始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機に特別図柄に係る電子抽選を行って遊技の制御を行う主制御処理部と、この主制御処理部からのコマンドを受けて、演出表示装置の表示を制御する副制御処理部とを備え、主制御処理部は、電子抽選を行うための手段であって、特別図柄用の乱数を発生させる特別図柄用乱数発生手段、始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機に特別図柄用乱数発生手段により発生した特別図柄用乱数の中から1つの特別図柄用乱数を取得する特別図柄用乱数取得手段、特別図柄用乱数取得手段が取得した特別図柄用乱数が大当たりであるか否かを判定する大当たり当否判定手段、および、特別図柄用乱数取得手段が取得した特別図柄用乱数を、所定の上限個数まで保留球乱数として順次記憶する保留球乱数記憶手段を備えて構成される特別図柄抽選手段と、特別図柄抽選手段による抽選結果が大当たりである場合に通常の遊技に比べて遊技者に有利な大当たり遊技を提供する大当たり遊技制御手段とを有するパチンコ機において、演出表示装置は、始動入賞口に入賞した遊技球を保留球乱数の上限個数まで貯留可能とすると共に、遊技盤から当該貯留した遊技球を視認させる遊技球貯留部と、遊技球貯留部に貯留された遊技球を排出する遊技球排出部と、遊技球貯留部に貯留した遊技球に対して特定の動力を与える動力生成部とを備え、主制御処理部は、特別図柄用乱数取得手段が取得した特別図柄用乱数が保留球乱数として保留球乱数記憶手段に記憶される毎に、当該保留球乱数に基づく遊技コマンドを生成し副制御処理部に先読みコマンドとして送信する遊技コマンド決定手段と、保留球乱数記憶手段に記憶された保留球乱数の生成に関与した、始動入賞口に入賞した遊技球を遊技球貯留部に貯留させ、保留球乱数記憶手段に記憶された保留球乱数のクリア処理に応じて遊技球排出部に遊技球を1つずつ排出させる貯留制御手段とを備え、副制御処理部は、先読みコマンドに基づき、動力生成部を駆動制御して遊技球貯留部に貯留された遊技球の貯留状態を、通常の貯留状態から、通常の貯留状態と異なる貯留状態に所定期間変化させ、先読みコマンドに関する情報を提示する予告演出を行う予告演出制御手段を備えている。
以上説明したように、本発明によれば、始動入賞口に入賞した遊技球をそのまま保留球として貯留し、遊技者に視認させることで遊技球の遊技性を高めつつ、貯留されている遊技球自体に特定の動力を与える先読み演出を実行することで、遊技者は、貯留された遊技球に係る抽選結果が大当たりである可能性が高いことを直感的に把握することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。ここでは、本発明の実施形態の理解を容易にするため、遊技者が遊技可能なパチンコ機の機械的構成および電気的構成をその順に説明する。
(パチンコ機1の機械的構成)
図1は、パチンコ機1の概略的な機械的構成を説明するための外観斜視図であり、図2は、パチンコ機1のガラス扉を開けた状態の外観斜視図である。本実施形態におけるパチンコ機1は、遊技場の島設備に設置される縦長矩形状の機枠2と、機枠2の前面開口部に対して扉形式で開閉可能に取り付けられ、遊技盤3や、遊技盤3内の遊技領域4に向かって遊技球を発射する発射装置5を収容する前面枠6と、前面枠6に扉形式で開閉可能に取り付けられ、中央開口部に遊技領域4を遊技者に観察させるための透明なガラス板7を嵌設したガラス扉8と、ガラス扉8の下方において前面枠6に扉形式で開閉可能に取り付けられ、遊技球を収容する受皿9や発射装置5における遊技球の発射強度を調整するためのハンドル10が設けられた受皿ユニット11とを備えている。また、ガラス扉8の上部や側部には、効果音や楽音等による聴覚的な演出を行うスピーカ12および様々な発光を伴う視覚的な演出を行うランプ部13が設けられる。以下、パチンコ機1の機械的構成を詳しく説明する。
図1は、パチンコ機1の概略的な機械的構成を説明するための外観斜視図であり、図2は、パチンコ機1のガラス扉を開けた状態の外観斜視図である。本実施形態におけるパチンコ機1は、遊技場の島設備に設置される縦長矩形状の機枠2と、機枠2の前面開口部に対して扉形式で開閉可能に取り付けられ、遊技盤3や、遊技盤3内の遊技領域4に向かって遊技球を発射する発射装置5を収容する前面枠6と、前面枠6に扉形式で開閉可能に取り付けられ、中央開口部に遊技領域4を遊技者に観察させるための透明なガラス板7を嵌設したガラス扉8と、ガラス扉8の下方において前面枠6に扉形式で開閉可能に取り付けられ、遊技球を収容する受皿9や発射装置5における遊技球の発射強度を調整するためのハンドル10が設けられた受皿ユニット11とを備えている。また、ガラス扉8の上部や側部には、効果音や楽音等による聴覚的な演出を行うスピーカ12および様々な発光を伴う視覚的な演出を行うランプ部13が設けられる。以下、パチンコ機1の機械的構成を詳しく説明する。
ガラス板7を通じて観察可能な遊技領域4は、遊技球を滑走させるガイドレール20と遊技球規制レール21とによって略円形状となるように区画形成され、遊技者のハンドル10の操作により発射装置5から発射された遊技球はこの遊技領域4内を流下する。また、遊技領域4内には、その流下方向を変化させるための遊技釘(図示せず)、風車(図示せず)、ステージ22や、遊技の契機となる始動入賞口(始動口)23(図中23a、23bで示し、特に区別して説明する場合に23a、23bの表現を用いる。)、一般入賞口24、スルーチャッカ25、電動チューリップ26、アタッカー装置27や、遊技の結果を報知する特別図柄表示装置28、演出表示装置29や、入賞を果たせなかった遊技球を回収する回収口30等が設けられている。
特別図柄表示装置28は、例えば、7セグメント表示器等で構成され、特別図柄(数字や絵柄)を変動表示し、遊技球が始動入賞口23に入賞したことを契機に行われる電子抽選の結果に基づく特別図柄を停止表示する。演出表示装置29は、遊技盤3の略中央に位置する液晶ディスプレイ31等で構成され、例えば、特別図柄表示装置28による特別図柄の変動に連動して大当たりの期待度の異なる様々な演出態様を表示する。以下で用いる特別図柄の変動中といった表現は、特別図柄表示装置28において特別図柄が変動している状態のみならず、演出表示装置29の液晶ディスプレイ31において演出表示(様々な演出態様の表示)が行われている状態も含む。遊技者は、主として、このような演出表示装置29の液晶ディスプレイ31における演出表示に一喜一憂しながら遊技を楽しむこととなる。したがって、特別図柄表示装置28は、演出表示装置29の液晶ディスプレイ31を見ている遊技者の視界に同時に入らないように遊技盤3の右下部分に離れて設けられている。また、受皿9の棚部には、押圧式のボタンスイッチで構成されるチャンスボタン33が設けられ、例えば、遊技者が当該チャンスボタン33を押圧した場合にのみ、現在変動中の特別図柄が大当たりであることの期待度を示す演出態様を演出表示装置29に表示したり、現在変動中の特別図柄が大当たりである場合に、恰も、遊技者によるチャンスボタン33の押圧によって大当たりになったかのように見せる演出表示をしたりして、演出表示装置29による演出表示に遊技者を関与させることができる。
また、始動入賞口23の下方には演出表示装置29としての貯留ユニット32も設けられている。遊技球が始動入賞口23に入賞した際に、先に始動入賞口23に入賞した遊技球に係る特別図柄が変動中であれば、当該遊技球の入賞を契機に取得した特別図柄用の乱数が保留球乱数として一時的に記憶(保留)される。このとき、始動入賞口23に入賞し、この保留球乱数の生成に関与した遊技球は、即座に排出されず、貯留ユニット32にそのまま保留球として貯留される。このように貯留された遊技球は、対応する保留球乱数の抽選結果の報知が完了するまで貯留ユニット32に貯留され、その保留球乱数に係る変動表示の開始時点におけるクリア処理(保留球乱数が1つ読み出されることによって保留球乱数記憶部114からその保留球乱数を削除する処理)に応じて排出される。貯留ユニット32は、貯留している保留球を遊技者が視認できるように構成されているため、遊技者は、貯留ユニット32に貯留されている遊技球を視認することで、残りの抽選機会の回数を直感的に把握することが可能となる。当該貯留ユニット32の具体的な構成は後ほど詳述する。
スルーチャッカ25は、遊技球が通過可能なゲート構造を成しており、そのゲート内部には遊技球が通過したことを検知する磁気センサタイプの検知センサ(スルーチャッカ検知センサ)が内蔵されている。スルーチャッカ25を遊技球が通過したことを契機に普通図柄に係る電子抽選が実行され、その抽選結果は普通図柄表示装置34を通じて遊技者に報知される。普通図柄表示装置34は、本実施形態において、特別図柄表示装置28に隣接して設けられた2つのLEDランプで構成されており、普通図柄の抽選結果が当たりのときに一方のLEDランプが点灯し、ハズレのときには他方のLEDランプが点灯するようになっている。
ステージ22は、演出表示装置29としての液晶ディスプレイ31の下方に配置されており、遊技球が転動しながら一時的に滞在する構造物である。このステージ22の中央には溝が形成されており、この溝の真下の位置には始動入賞口23aが配されている。そのため、溝から落下した遊技球は、高い確率で始動入賞口23aへと導かれる。電動チューリップ26は、始動入賞口23bへの入賞経路に設けられ、遊技盤3の面に直交する軸を中心に回動する一対の羽根部材を備えている。スルーチャッカ25を遊技球が通過したことを契機に行われる普通図柄に係る電子抽選に当選すると、電動チューリップ26のソレノイドに通電がなされ、その一対の羽根部材が互いに離れる方向に回動して、所定期間、始動入賞口23bへの入賞が可能になる。こうして、遊技者は、多くの抽選機会を得ることができる。
アタッカー装置27は、始動入賞口23に遊技球が入賞することを契機に行われる特別図柄に係る電子抽選の結果が大当たりとなって、通常の遊技に比べて遊技者に有利な大当たり遊技に移行した場合に、大入賞口35への入賞経路を開放する装置である。大当たり遊技においては、アタッカー装置27を通じて大入賞口35への入賞が容易となるので、多くの賞球が遊技者に払い出される。また、一般入賞口24に遊技球が入賞すると、所定個数の遊技球が賞球として遊技者に払い出される。なお、始動入賞口23、一般入賞口24、大入賞口35の内部にはそれぞれ遊技球の通過を検知するためのセンサが設けられている。このようにして払い出された賞球(遊技球)は、一旦受皿9に収容され、必要に応じて外部に排出することができる。遊技者が投入し、または、払い出されて受皿9に収容された遊技球は、1個ずつ発射装置5に流動し、遊技者によるハンドル10への回動量に応じた発射強度で遊技領域4に発射される。
(パチンコ機1の電気的構成)
図3は、パチンコ機1の概略的な機械的構成を説明するための外観図であり、図4は、パチンコ機1の電気的構成を示したブロック図であり、図5は、パチンコ機1で参照されるテーブルを説明するための説明図である。図3に示すように、パチンコ機1は、遊技盤3の背面側に支持部材等を介して、主制御処理部50と、副制御処理部51を構成する演出制御処理部51a、特別図柄表示制御部51b、普通図柄表示制御部51c、ランプ制御処理部51d、払出制御処理部51eおよび発射制御処理部51fを備えている。電源供給装置55は、外部電源から24Vの交流電源の供給を受け、この交流電源をパチンコ機1で使用する複数の定電圧直流電源に変換し、主制御処理部50、副制御処理部51等の各制御装置に供給する。
図3は、パチンコ機1の概略的な機械的構成を説明するための外観図であり、図4は、パチンコ機1の電気的構成を示したブロック図であり、図5は、パチンコ機1で参照されるテーブルを説明するための説明図である。図3に示すように、パチンコ機1は、遊技盤3の背面側に支持部材等を介して、主制御処理部50と、副制御処理部51を構成する演出制御処理部51a、特別図柄表示制御部51b、普通図柄表示制御部51c、ランプ制御処理部51d、払出制御処理部51eおよび発射制御処理部51fを備えている。電源供給装置55は、外部電源から24Vの交流電源の供給を受け、この交流電源をパチンコ機1で使用する複数の定電圧直流電源に変換し、主制御処理部50、副制御処理部51等の各制御装置に供給する。
主制御処理部50は、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路により、パチンコ機1の遊技に関する主要な処理が実行される。また、主制御処理部50では、ROMに格納されたプログラムと記憶部に記憶されたテーブル等に基づいて中央処理装置やRAMが協働することで、特別図柄抽選部(特別図柄抽選手段)110と、特別図柄決定部120と、遊技コマンド決定部(遊技コマンド決定手段)130と、大当たり遊技制御部(大当たり遊技制御手段)140と、普通図柄抽選部150と、電動チューリップ作動制御部160として機能し、大当たり判定テーブル170、コマンド参照テーブル171、普通図柄判定テーブル等が記憶部(図示せず)に予め記憶されている。特別図柄抽選部110は、始動入賞口23に遊技球が入賞したことを契機に特別図柄に係る電子抽選を行い、特別図柄決定部120は、この特別図柄抽選部110による抽選結果に基づいて特別図柄を決定する。遊技コマンド決定部130は、演出態様を決定するための遊技コマンドである変動パターンコマンドを決定する。大当たり遊技制御部140は、特別図柄抽選部110による抽選結果が大当たりとなった場合にアタッカー装置27のソレノイドを作動させて大当たり遊技を実行する。普通図柄抽選部150は、スルーチャッカ25を遊技球が通過したことを契機に普通図柄に係る電子抽選を行う。電動チューリップ作動制御部160は、電動チューリップ26の作動を制御する。
特別図柄抽選部110は、特別図柄用乱数発生部(特別図柄用乱数発生手段)111と、特別図柄用乱数取得部(特別図柄用乱数取得手段)112と、大当たり当否判定部(大当たり当否判定手段)113と、保留球乱数記憶部(保留球乱数記憶手段)114と、貯留制御部(貯留制御手段)115とを備えている。特別図柄用乱数発生部111は、周期的(例えば2ミリ秒毎)に入力される割り込み信号に基づいてループカウンタの値を所定の範囲で1ずつ更新させることによりソフトウェア乱数(特別図柄用の乱数)を生成する。特別図柄用乱数取得部112は、始動入賞口23に遊技球が入賞したことを契機に(始動入賞口23に設けられた始動入賞口検知センサ60からの検出信号が主制御処理部50に入力されたタイミングで)、特別図柄用乱数発生部111により発生した特別図柄用乱数の中から1つの特別図柄用乱数を取得(ラッチ)する。大当たり当否判定部113は、図5(a)に示す大当たり判定テーブル170を用いて、特別図柄用乱数取得部112が取得した特別図柄用乱数が大当たりであるか否かを判定する。例えば、特別図柄用乱数が「9」であれば、電子抽選の結果は大当たりであり、特別図柄用乱数が「20」であれば、ハズレとなる。ここでは、取得可能な特別図柄用乱数の総数と、大当たりとなる特別図柄用乱数の数との比によって大当たり確率(作動確率)が決定する。例えば、通常状態より大当たり確率が高い高確率状態を実現するには、取得可能な特別図柄用乱数の総数を固定したまま、大当たりとなる特別図柄用乱数の数を増やせばよいこととなる。保留球乱数記憶部114は、特別図柄用乱数取得部112が特別図柄用乱数を取得したときに特別図柄が変動中であれば、この取得した特別図柄用乱数を保留球乱数として所定の上限個数(例えば4個)まで記憶する。貯留制御部115は、始動入賞口23に入賞した遊技球をそのまま貯留ユニット32に貯留させ、保留球乱数記憶部114に記憶された保留球乱数に係る変動表示の開始時点におけるクリア処理に応じて貯留された遊技球を貯留ユニット32から1つずつ排出させる。
図6および図7は、貯留制御部115の動作を説明するための説明図である。ここで図6(b)は、図6(a)の部分外観斜視図に示す貯留ユニット32を模式的に表している。貯留ユニット32は、例えば、遊技盤3に埋設され、遊技球貯留部40と、遊技球排出部41(図中41a、41b、41c)と、動力生成部42とを含んで構成される。遊技球貯留部40は、始動入賞口23に入賞し、始動入賞口検知センサ60でその入賞が検知された遊技球80(図中他と区別するためのアルファベットを付して示す。)をそのまま保留球乱数の上限個数まで貯留可能とする。また、遊技球貯留部40の前面は、遊技盤3と面を等しくして透明または半透明の窓部40aを有し、遊技者に当該貯留した遊技球80a、80b、80c、80dを視認させている。遊技球排出部41は、遊技球貯留部40に貯留された遊技球80a、80b、80c、80dを、貯留制御部115の指令に応じて堰き止め、所定のタイミングで1つずつ排出する。動力生成部42は、遊技球貯留部40に貯留した遊技球80a、80b、80c、80dそれぞれに対応した位置に、圧電バイモルフ、ソレノイド、ローラ、モータ等を配置して構成され、遊技球排出部41によって堰き止められ各位置に掛止している遊技球80a、80b、80c、80dそれぞれに対して特定の動力を与える。
ここで、貯留制御部115は、遊技球排出部41を構成する排出ベロ41a、41b、排出扉41cを図6(b)のような位置となるように制御し、すなわち、貯留された全ての遊技球80a、80b、80c、80dを排出ベロ41aで堰き止め、排出扉41cで始動入賞口23に入賞した遊技球を遊技球貯留部40に誘導するように制御する。そして、貯留制御部115は、保留球乱数記憶部114に記憶された保留球乱数に係る変動表示の開始時点におけるクリア処理に応じて、その保留球乱数の生成に関与した遊技球、すなわち、排出ベロ41aに当接した遊技球80aを排出させる。具体的に、貯留制御部115は、ソレノイドを通じて遊技球80aの上流側に位置する排出ベロ41bを矢印で示すように貯留空間内に摺動して、遊技球80bを掛止させ、遊技球80aより後に貯留された遊技球(例えば80b、80c、80d)が排出されるのを防止すると共に、排出ベロ41aを矢印で示すように貯留空間外に収容することで、遊技球貯留部40の傾斜面による遊技球の転動を通じて1の遊技球80aのみを貯留排出口44から排出させる。その後、貯留制御部115は、排出ベロ41aを再び貯留空間内に摺動し、排出ベロ41bを貯留空間外に収容する。すると、遊技球80b、80c、80dは、遊技球貯留部40の傾斜面によって転動し、排出ベロ41aに堰き止められる。こうして保留球としての遊技球が1つずつ位置をシフトしたこととなる。
また、保留球乱数記憶部114に記憶された保留球乱数が上限個数に達すると、貯留制御部115は、排出扉41cを矢印で示すように余剰排出口45側に回動し、始動入賞口23にその後入賞した遊技球を余剰排出口45から排出させる。このとき、排出扉41cには遊技球検知センサ46が設けられており、貯留制御部115は、保留球乱数の上限個数に達した後に始動入賞口23に入賞された遊技球が排出扉41c上に存在すること(オーバフローしていること)を確認してから排出扉41cを回動し、遊技球80eを排出するとしてもよい。
また、図6の例では、遊技球貯留部40の傾斜面によって遊技球を貯留排出口44側に推移および排出しているが、図7に示すように、動力生成部42の天面に傾斜を設け、遊技球排出部41として機能させることでも遊技球を推移および排出することができる。このとき、遊技球は、遊技球貯留部40内において動力生成部42間に配された複数の掛止部47により掛止され、貯留制御部115は、保留球乱数記憶部114に記憶された保留球乱数のクリア処理に応じて、その保留球乱数の生成に関与した遊技球、すなわち、貯留排出口44側の掛止部47に掛止された遊技球80aを動力生成部42によって押し上げ、動力生成部42の天面に形成された傾斜面を転動させる。このとき動力生成部42の傾斜の端部が掛止部47より高くなるので、遊技球は掛止部47を越えて貯留排出口44に排出される。そして、貯留制御部115は、他の動力生成部42を順次駆動し、遊技球貯留部40に貯留された遊技球を順次推移させる。ここで動力生成部42は遊技球を水平方向に推移するように構成されているが、動力生成部42を、貯留排出口44に近い方ほど遊技球の貯留位置が高くなるように階段状に構成することもでき、遊技球が順次階段上を押し上げられているかのように推移させることも可能である。こうして、遊技球貯留部40を下降する方向に傾斜させることなく、水平方向または斜めに上昇する方向に遊技球を順次推移させることができ、遊技者の美観にうったえることが可能となる。また、遊技球が1つシフトした後、タイミングを異ならせて次の遊技球を順次シフトするといった動作態様となるように動力生成部42の駆動を制御することで、遊技者は、その段階的連続動作を視覚的に楽しむことができ、遊技球(保留球)の遊技性を高めることが可能となる。
このような動作を実現するための動力生成部42として、上述したように、直線的に揺動する圧電バイモルフを用いることができるが、安価に購入できる圧電バイモルフは印加した電圧に対して、1〜3mm程度の変位量を得ることしかできない。遊技球を上記のように推移させる上で変位量が十分ではない場合、図7(b)の如く、梃子の原理を利用し、作用点と支点の距離を力点と支点の距離より長くとることで、その変位量を調整することができる。
図6および図7に示したように、遊技球貯留部40に貯留されている遊技球は、始動入賞口23に入賞された排出球をそのまま利用したものであり、それぞれがその遊技球の始動入賞口23への入賞を契機に取得された特別図柄用乱数に対応しているので、遊技者は、始動入賞口23に入賞した遊技球がそのまま貯留ユニット32に貯留されているのを観察して、貯留された遊技球が保留球であることを直感的に把握することができる。さらに、遊技球貯留部40に遊技球が左詰めで貯留されるので、演出表示装置29に表示される通常の保留球表示とその保留態様が等しくなり、保留球であることの把握が容易となる。
しかし、このような実物の遊技球を利用した構造では、不測の事態により、保留球乱数記憶部114に記憶された保留球乱数の数と、遊技球貯留部40に貯留された遊技球との数が合わなくなることがないとは言えない。したがって、貯留制御部115は、上述した遊技球検知センサ46や、別途の赤外線センサ、動力生成部42への負荷を通じて(駆動時に遊技球が存在すると負荷が高く、存在しないと負荷が低い。)、貯留されている遊技球の個数を確認し、排出球等を用いて、遊技球貯留部40に貯留された遊技球の数を保留球乱数記憶部114に記憶された保留球乱数の数に合わせる。また、貯留制御部115に並行して、演出表示制御部211が、液晶ディスプレイ31の表示領域の一部に、保留球乱数記憶部114に保留球乱数が記憶された旨の保留表示を行うことで、保留球乱数記憶部114に記憶された保留球乱数の正確な数を遊技者に報知することもできる。
特別図柄決定部120は、大当たり当否判定部113で判定された結果に基づいて、特別図柄表示装置28に停止表示する特別図柄を決定する。例えば、判定された結果が大当たりであれば、相異なる複数の大当たりを示す特別図柄(特定の図柄の組合せ)から1の大当たりを示す特別図柄を電子抽選により決定し、判定された結果がハズレであれば、相異なる複数のハズレを示す特別図柄から1のハズレを示す特別図柄を電子抽選により決定する。
遊技コマンド決定部130は、変動パターン用乱数発生部131と、変動パターン用乱数取得部132と、変動パターンコマンド決定部133と、変動パターン用乱数記憶部134とを備えている。変動パターン用乱数発生部131は、周期的(例えば2ミリ秒毎)に入力される割り込み信号に基づいてループカウンタの値を所定の範囲(0〜63まで)で1ずつ更新させることによりソフトウェア乱数(変動パターン用乱数)を生成する。変動パターン用乱数取得部132は、始動入賞口23に遊技球が入賞し、始動入賞口検知センサ60からの検知信号が主制御処理部50に入力されたタイミングで、変動パターン用乱数発生部131により発生した変動パターン用乱数の中から1つの変動パターン用乱数を取得(ラッチ)する。
変動パターンコマンド決定部133は、特別図柄用乱数取得部112が取得した特別図柄用乱数と変動パターン用乱数取得部132が取得した変動パターン用乱数とに基づき、コマンド参照テーブル171を用いて、変動パターンコマンド(遊技コマンド)の変動パターンNo.を決定する。ここで、コマンド参照テーブル171は、図5(b)、(c)に示すように、特別図柄用乱数取得部112が取得した特別図柄用乱数が大当たりである場合に用いられる大当たり時参照テーブル171aとハズレである場合に参照されるハズレ時参照テーブル171bとから構成され、大当たり時参照テーブル171aには、遊技コマンドである変動パターンNo.1〜64までが割り当てられ、ハズレ時参照テーブル171bには遊技コマンドである変動パターンNo.65〜128までが割り当てられている。
変動パターンコマンド決定部133は、特別図柄用乱数取得部112が取得した特別図柄用乱数が大当たりである場合には、大当たり時参照テーブル171aを用いて、変動パターンNo.1〜64の中から、変動パターン用乱数取得部132が取得した変動パターン用乱数に対応付けられた1の変動パターンコマンド(遊技コマンド)の変動パターンNo.を決定し、また、特別図柄用乱数がハズレである場合には、ハズレ時参照テーブル171bを用いて、変動パターンNo.65〜128の中から、変動パターン用乱数取得部132が取得した変動パターン用乱数に対応付けられた1の変動パターンコマンド(遊技コマンド)の変動パターンNo.を決定して、その変動パターンNo.を変動パターンコマンドとして演出制御処理部51aに送信する。
なお、特別図柄用乱数が大当たりである場合に決定される変動パターンNo.1〜64は、特別図柄用乱数がハズレである変動パターンNo.65〜128に比べて全体的に特別図柄の変動時間が長い変動パターンコマンドが多くなっており、変動時間が長い演出態様が表示されると、遊技者は大当たりの可能性が高いのではないかと期待することとなる。
始動入賞口23に遊技球が入賞したとき、その入賞に係る変動表示が直ちに開始される場合、変動パターンコマンド決定部133で決定された変動パターンコマンドが、演出制御処理部51aにおいて、そのまま、遊技に用いる正式な変動パターンコマンドとなる。したがって、変動パターンコマンドの決定は1回しか行われない。これに対して、始動入賞口23に遊技球が入賞したときに特別図柄が変動中であった場合、変動パターンコマンドは一旦仮に決定され、その入賞に係る特別図柄の変動開始タイミングで再度正式に決定される。すなわち、変動パターンコマンドの決定は、遊技球の入賞タイミングと、その入賞に係る特別図柄の変動開始タイミングの2回行われることとなる。
具体的に説明すると、始動入賞口23に遊技球が入賞したとき、特別図柄が変動中であり、その入賞に係る特別図柄用乱数が保留球乱数として保留球乱数記憶部114に記憶された場合において、変動パターンコマンド決定部133は、保留球乱数が保留球乱数記憶部114に記憶される毎に変動パターンコマンドを仮に決定し、先読みコマンドとして演出制御処理部51aに送信する。この先読みコマンドを受けて、演出制御処理部51aは、予告演出として、保留球乱数記憶部114に記憶された保留球乱数が大当たりであることまたは大当たりである可能性が高いことを、その保留球乱数に係る特別図柄の変動表示(変動開始)に先行して報知する先読み演出を実行するか否か決定し、貯留ユニット32を通じて先読み演出を実行する。この先読み演出についての詳細は後述する。
上述した変動パターンコマンドの仮決定と共に、変動パターン用乱数記憶部134は、変動パターン用乱数取得部132が取得した変動パターン用乱数を、特別図柄用乱数同様に記憶する。この場合、変動パターン用乱数記憶部134は、当該保留球乱数に基づく特別図柄の変動が開始するまで、変動パターン用乱数を記憶している。変動パターンコマンド決定部133は、当該保留球乱数に基づく特別図柄の変動が開始される際に、変動パターン用乱数記憶部134に記憶されている変動パターン用乱数を再び読み出し(記憶された変動パターン用乱数は削除される。)、読み出した変動パターン用乱数に基づき変動パターンコマンドを決定して、正式な変動パターンコマンドとして演出制御処理部51aに送信する。
つまり、1回目の決定はあくまで先読み演出を行うか否か判定するためであり、2回目の決定による変動パターンコマンドが遊技に用いられる正式な変動パターンコマンドとなるのである。なお、1つの保留球乱数に係る変動パターン用乱数は同じなので、1回目と2回目の変動パターンコマンドは基本的に同じとなるが、実際の変動表示が開始される時点で保留球乱数が4個の上限まで記憶されているような場合には、2回目に決定される変動パターンコマンドは特別図柄の変動時間が短いコマンドが選択されることもある。このように変動パターンコマンドが2回に分けて決定されるのは、以下の理由による。すなわち、取得された特別図柄用乱数が大当たりであるか否かの判定は特別図柄の変動開始タイミングで行われるが、先読み判定処理は、それより前の当該特別図柄用乱数の取得契機となった遊技球の始動入賞口23への入賞タイミングで行う必要がある。したがって、変動パターンコマンド決定部133は、遊技球の入賞タイミングにおいて、先読みコマンドを生成すべく、変動パターン用乱数に基づき、一旦、仮の変動パターンコマンドを決定している。
ここで、本実施形態では、大当たり時に選択可能な全ての変動パターンNo.1〜64と、ハズレ時に選択可能な一部の変動パターンNo.101〜128とで特定の変動パターンコマンド(以下、単に特定のコマンドと言う。)を構成している。なお、変動パターンNo.101〜128は、後ほど図9を用いて説明するように、ハズレではあるものの、大当たりの可能性が高い演出態様であるスーパーリーチや超スーパーリーチが行われるコマンドである。これら変動パターンNo.101〜128が選択されると、演出表示装置29にスーパーリーチや超スーパーリーチが表示され、大当たりとなるのではないかと遊技者を煽りながら、最終的にはハズレが表示される。
特定のコマンドの内訳は、大当たり時の変動パターンコマンドがNo.1〜64までの合計64個、ハズレ時の変動パターンコマンドがNo.101〜128までの合計28個となっており、任意の特別図柄の変動遊技においてこの特定のコマンドが選択されると、そのコマンドは特別図柄用乱数が大当たりである可能性が高いということになる。したがって、詳しくは後述するが、この特定のコマンドに基づいて先読み演出が実行された場合、大当たりと判定された可能性が高いことを示すこととなる。
なお、以下の説明において、1回目の決定に係る変動パターンコマンドと2回目の決定に係る変動パターンコマンドとを区別して表現する必要がある部分については、1回目の決定に係る変動パターンコマンドを先読みコマンド、2回目の決定に係る変動パターンコマンドを正規コマンドと言うことにする。
大当たり遊技制御部140は、特別図柄用乱数取得部112が取得した特別図柄用乱数が大当たりであれば、その大当たりの種類に基づいて所定のラウンド数(例えば15ラウンド)だけアタッカー装置27を開放するように制御する。ここで、1ラウンドは、所定の時間(例えば30秒)経過するか、所定数(例えば10個)の遊技球が大入賞口35に入賞するまでアタッカー装置27を開放する遊技の単位である。
普通図柄抽選部150は、普通図柄用乱数発生部151と、普通図柄用乱数取得部152と、普通図柄当否判定部153と、普通図柄用保留球乱数記憶部154とを備えている。普通図柄用乱数発生部151は、周期的に入力される割り込み信号に基づいてループカウンタの値を所定の範囲で1ずつ更新させることによりソフトウェア乱数(普通図柄用の乱数)を発生する。普通図柄用乱数取得部152は、スルーチャッカ25を遊技球が通過したことを契機に(スルーチャッカ検知センサ61からの検知信号が主制御処理部50に入力されたタイミングで)、普通図柄用乱数を1つ取得(ラッチ)する。普通図柄当否判定部153は、この普通図柄用乱数取得部152が取得した普通図柄用乱数が普通図柄当たりであるか否かを、普通図柄判定テーブルを参照して決定し、普通図柄当否コマンドとして電動チューリップ作動制御部160に送信する。普通図柄用保留球乱数記憶部154は、普通図柄用乱数取得部152が普通図柄用乱数を取得したときに普通図柄が変動中であった場合に、この取得した普通図柄用乱数を普通図柄用保留球乱数として記憶する。
電動チューリップ作動制御部160は、普通図柄当否判定部153が普通図柄用乱数を普通図柄当たりであると判定すると、普通図柄当たりを示す普通図柄当否コマンドに基づき、通常は閉止状態の電動チューリップ26のソレノイドに通電して開閉するよう制御する。このように電動チューリップ26が開口すると、始動入賞口23bへの入賞が可能となるので、遊技者は多くの抽選機会を得ることができる。
また、当該電動チューリップ26によって入賞可能となる始動入賞口23bについても上述した貯留ユニット32の構成を適用することができ、この場合、貯留制御部115は、始動入賞口23bから入賞した遊技球に関しても並行して貯留制御を実行する。
図8は、電動チューリップ作動制御部160が制御する電動チューリップの他の例を示した遊技盤3の斜視図である。ここでは、図8に示すように電動チューリップ26を、遊技盤3の略中央に位置する液晶ディスプレイ31を装飾する装飾体36に配設し、貯留ユニット32aとは異なる貯留ユニット32bをステージ22の位置に配設する。この場合、電動チューリップ作動制御部160は、普通図柄の当選を示す普通図柄当否コマンドに基づき、電動チューリップ26を矢印で示す方向に開閉するよう制御する。そして、電動チューリップ26が開口することによって始動入賞口23bから入賞した遊技球は、装飾体36内を経由してステージ22位置の貯留ユニット32bに貯留される。図8では、電動チューリップ26を装飾体36の正面視右側に配設する例を挙げたが、かかる場合に限られず、装飾体36の正面視左側や上側に設けることもできる。また、ここでは、電動チューリップ26が開口することによって入賞可能になる始動入賞口23bに関して述べているが、同様の位置に電動チューリップ26の開口を要さない始動入賞口23aを設けることもできる。
続いて、図9、図10を用いて主制御処理部50からの指令(コマンド)を受けて各種装置を制御する副制御処理部51について説明する。副制御処理部51を構成する演出制御処理部51a、特別図柄表示制御部51b、普通図柄表示制御部51c、ランプ制御処理部51d、払出制御処理部51eおよび発射制御処理部51fは、主制御処理部50が生成した処理情報に従って、特別図柄表示装置28、演出表示装置29、スピーカ12、ランプ部13、その他の演出装置の制御を行っている。
演出制御処理部51aは、演出態様決定部210と、演出表示制御部211と、先読み抽選許可部212と、フラグ設定部213と、フラグ記憶部214と、フラグ消去部215と、先読み演出抽選部216と、先読み演出決定部217と、先読み演出制御部(予告演出制御手段)218とを備えており、必要に応じて、それぞれの処理に用いられるテーブルが記憶されている。
演出態様決定部210は、正規コマンドに基づいて、図9に示す演出テーブル230(大当たり時演出テーブル230a、ハズレ時演出テーブル230b)を参照して、遊技に用いる演出を決定している。ここで、大当たり時演出テーブル230aは、図9(a)に示すように、変動パターンNo.1〜No.64までの変動パターンコマンドに1対1で対応するように演出態様が割り当てられている。例えば、変動パターンNo.1には「ロングリーチA」が、変動パターンNo.30には「超スーパーリーチA」が、変動パターンNo.64には「プレミアリーチB」が割り当てられている。これらの演出態様は全てリーチ(複数の演出図柄のうち変動中の演出図柄を1つ残して、その他の演出図柄が全て同一図柄で停止した状態の演出態様のこと)を含んでおり、リーチを含まない演出に比べて長時間の演出が行われる態様となっている。
ハズレ時演出テーブル230bは、図9(b)に示すように、変動パターンNo.65〜No.128までの変動パターンコマンドに1対1で対応するように演出態様が割り当てられている。例えば、変動パターンNo.65には「リーチなしA」が、変動パターンNo.80には「ノーマルリーチA」が、変動パターンNo.85には「ロングリーチA」が、変動パターンNo.128には「超スーパーリーチB」が割り当てられている。このように、このハズレ時演出テーブル230bは、リーチなしの演出が多数含まれた構成となっている。
演出表示制御部211は、演出態様決定部210が決定した演出態様を演出表示装置29に表示するよう制御する。
先読み抽選許可部212は、まず、先読みコマンドが特定のコマンド(変動パターンNo.1〜64および変動パターンNo.101〜128)であるか否か、すなわち、当該先読みコマンドが予告演出としての先読み演出(先読みコマンドに関する情報の提示)を実行するに相応するコマンドであるか否かを判定する。フラグ設定部213は、先読み抽選許可部212がその先読みコマンドが特定のコマンドであると判定した場合にフラグを設定する。フラグ記憶部214は、フラグ設定部213で設定されたフラグを、そのフラグの生成に関与した保留球乱数と関連付けて記憶する。そして、フラグ消去部215は、そのフラグの生成に関与した保留球乱数に係る抽選結果が確定するタイミングで、フラグ記憶部214から対応するフラグを消去する。したがって、保留球乱数に係る変動表示の開始に伴い保留球乱数記憶部114から保留球乱数が1つクリアされても、フラグ記憶部214には、その保留球乱数に係る抽選結果が確定するまで、変動中の保留球乱数に関連付けられたフラグが保持されることとなる。
先読み抽選許可部212は、先読みコマンドが特定のコマンドであると判定した場合、さらに、所定の条件を満たしているか否か判定し、満たしていれば、次に述べる先読み演出抽選部216による抽選の実行を許可する。ここで、所定の条件とは、先読み抽選許可部212が先読みコマンドを受信した際に、保留球乱数記憶部114に先に記憶されている保留球乱数と関連付けられてフラグ記憶部214にフラグが記憶されていないことである。すなわち、現在変動中の特別図柄に係る特別図柄用乱数および保留球乱数記憶部114に記憶されている保留球乱数に関して既に先読みコマンドに基づいてフラグが設定されていると、先読み抽選許可部212は、先読み演出抽選部216による抽選の実行を許可しないこととなる。
先読み演出抽選部216は、この先読み抽選許可部212による許可があった場合に、電子抽選によって先読み演出を実行するか否か決定する。この先読み演出抽選部216による電子抽選に当選した場合、貯留ユニット32に貯留された遊技球を用いて先読み演出が実行される。このように、本実施形態において、特別図柄抽選部110による電子抽選の結果について先読み演出を行うためには、先読みコマンドとして特定のコマンドが選択されかつ所定の条件を満たした上で、先読み演出抽選部216による抽選に当選しなければならない。
先読み演出決定部217は、先読み演出抽選部216の抽選結果に基づいて、抽選結果が当選となった場合、先読みコマンドに基づき、先読み演出テーブル231(大当たり時先読み演出テーブル231a、ハズレ時先読み演出テーブル231b)を用いて、先読み演出パターンを決定する。ここで、先読み演出テーブル231は、図10(a)に示すように、先読みコマンドが大当たりを示す変動パターンNo.1〜64である場合に用いられる大当たり時先読み演出テーブル231aと、先読みコマンドがハズレを示す変動パターンNo.101〜128である場合に参照されるハズレ時先読み演出テーブル231bとから構成され、大当たり時先読み演出テーブル231aには、先読み演出パターンNo.1〜8までが割り当てられ、ハズレ時先読み演出テーブル231bには先読み演出パターンNo.9〜16までが割り当てられている。先読み演出決定部217は、先読みコマンドが大当たりを示す変動パターンNo.1〜64である場合には、大当たり時先読み演出テーブル231aを用いて、変動パターンNo.に対応した先読み演出パターンNo.を決定し、また、特別図柄用乱数がハズレである場合には、ハズレ時先読み演出テーブル231bを用いて、変動パターンNo.に対応した先読み演出パターンNo.を決定して、その先読み演出パターンNo.を先読み演出制御部218に送信する。
大当たり時先読み演出テーブル231aやハズレ時先読み演出テーブル231bにおける各先読み演出パターンは、それぞれ遊技球に与える特定の動力が異なり、ここでは、一例として、遊技球に与える振動の振幅および周波数が割り当てられている。例えば、大当たり時先読み演出テーブル231aにおける先読み演出パターンNo.1には振幅が比較的小さく(例えば0.5mm)、周波数が比較的低い(例えば1Hz)振動が、先読み演出パターンNo.4には周波数は比較的低いが振幅が比較的大きい振動(例えば1mm)が、先読み演出パターンNo.8には振幅が比較的大きく、周波数が比較的高い振動(例えば2Hz)が割り当てられている。ハズレ時先読み演出テーブル231bにおける先読み演出パターンも、大当たり時先読み演出テーブル231a同様の先読み演出パターンが割り当てられているが、ハズレ時先読み演出テーブル231bには、先読み演出パターンNo.8に相当する、振幅が比較的大きく、周波数が比較的高い振動が割り当てられていない。したがって、振幅が大きく、周波数が高い振動による先読み演出パターンは、先読みコマンドが大当たりを示す変動パターンNo.1〜64である場合にしか選択されないようになっている。つまり、振幅が大きく、周波数が高い振動による先読み演出パターンが実行されると、その保留球乱数に基づく遊技は大当たりが確定することになる。
なお、先読みコマンドが大当たりを示す変動パターンNo.1〜64である場合に決定される先読み演出パターンNo.1〜8は、先読みコマンドがハズレを示す変動パターンNo.101〜128に比べて全体的に振動の振幅が大きく、周波数が高い先読み演出パターンとなっており、遊技球の振動が激しい演出態様が実行されると、遊技者は大当たりの可能性が高いのではないかと期待することとなる。
先読み演出制御部218は、先読み演出抽選部216の抽選結果に基づき、図6に示した貯留ユニット32の動力生成部42を駆動制御して遊技球貯留部40に貯留された遊技球に特定の動力を与える。例えば、先読み抽選許可部212によっては先読み演出抽選部216による抽選の実行が許可されなかった場合および先読み演出抽選部216の抽選結果がハズレとなった場合には、先読み演出制御部218は、遊技球貯留部40に貯留された遊技球の通常の貯留状態(例えば、遊技球を静止)を維持し、先読み演出抽選部216の抽選結果が当選となった場合、先読み演出制御部218は、動力生成部42を駆動制御して、貯留ユニット32に貯留された遊技球を通常の貯留状態から、通常の貯留状態と異なる貯留状態(例えば、遊技球を振動させる状態)に所定期間変化させ、先読み演出決定部217で決定された先読み演出パターンに基づいて、先読み演出(予告演出)を行う。例えば、先読みコマンドが大当たりを示す変動パターンNo.1〜64であり、先読み演出決定部217が変動パターンNo.に基づいて先読み演出パターンNo.4を決定した場合、先読み演出制御部218の制御指令に応じて、動力生成部42は、貯留ユニット32に貯留された遊技球に、周波数は比較的低いが振幅が比較的大きい上下方向の動力を与え、遊技球を振動させる。ここで、通常の貯留状態を静止、通常の貯留状態と異なる貯留状態を動作(振動)としたが、かかる場合に限らず、通常の貯留状態を動作(振動)、通常の貯留状態と異なる貯留状態を静止とすることも可能である。また、ここでは、先読み演出パターンとして、遊技球を単調な振幅および周波数で振動させる例を挙げて説明したが、例えば、その振動を3.3.7拍子等のリズムとして把握できる態様で振動させたり、振幅や周波数をさらに低い周波数(例えば0.2Hz)で周期的に変化させる態様で振動させたりしてもよい。
ここで、先読み演出制御部218は、先読み演出抽選部216の抽選結果に基づき、遊技球貯留部40に貯留されたすべての遊技球を先読み演出の対象とすることもできるが、特定の先読みコマンドに基づき、遊技球貯留部40に貯留された遊技球のうち先読みコマンドの生成に関与した遊技球と他の遊技球との貯留状態を異ならせて先読み演出を行ってもよい。すなわち、貯留された遊技球のうち先読みコマンドの生成に関与した遊技球が特定される態様で先読み演出が実行される。
上述したように、貯留ユニット32には、保留球乱数記憶部114に記憶された保留球乱数に対応した個数の遊技球が貯留されると共に、貯留ユニット32における各遊技球は、それぞれ、始動入賞口23に入賞したことで保留球乱数の生成に関与している。ここでは、貯留ユニット32に貯留された遊技球のうち、先読みコマンドの生成に関与した遊技球の貯留状態のみを他の遊技球との貯留状態と異ならせることで、遊技者は、先読み演出の対象となる遊技球、すなわち大当たりの可能性が高い1の遊技球をその貯留状態を通じて事前に知ることができ、その遊技球にかかる保留球乱数に基づく特別図柄の変動の順番が回ってくるまでの間、遊技者は、期待しながら遊技を楽しむことが可能となる。
また、本実施形態では、遊技者が保留球として認識している貯留ユニット32に貯留された遊技球自体が振動するので、遊技者は、その貯留状態を意図的に視認しなくとも、貯留状態の変化を視覚的に察知することとなる。こうして、遊技者は、先読み演出を見落とすことなく、その遊技球にかかる特別図柄が大当たりの可能性が高いことを直感的に把握することが可能となる。
ただし、図6(b)で示したように、貯留ユニット32においては遊技球同士が自重により当接しているので、対象となる1の遊技球の振動が他の遊技球に伝達されてしまい、また、他の遊技球の重さで対象となる1の遊技球の振動が抑制され、対象となる1の遊技球が効率よく振動しないおそれがある。そこで、図6(b)のように遊技球80aおよび遊技球80bの間のみならず、複数の動力生成部42の各間全てに排出ベロ41bを設け、先読み演出制御部218は、貯留ユニット32に貯留された遊技球の個数に応じて遊技球80間に排出ベロ41を介在するように制御し、遊技球同士が緩衝しない状態で先読み演出を実行するとしてもよい。
また、動力生成部42として、直線上下方向の動力のみならず、それに代えて、または加えて、貯留された遊技球を回転させる機構を設け、例えば、ローラによる縦回転やモータによる横回転等を行ってもよい。
さらに、貯留ユニット32に貯留された遊技球に対応した位置において、遊技球の前面または背面から光を照射する複数の発光部を設け、先読み演出制御部218は、動力生成部42と共に発光部に遊技球を照射させて、遊技者に反射光または照射光を観察させることもできる。こうして、遊技の興趣を高め、遊技者に大当たりの期待を抱かせることが可能となる。このとき、先読み演出制御部218は、先読み演出パターンに従って、発光部が発光する色(単色や連続的に変化する複数の色)や点灯タイミング(例えば、点滅周波数等)の異なる先読み演出を実行する。この場合、複数の動力生成部42の各間全てに設けられた排出ベロ41bは、遮光板として機能し、光が他の遊技球に漏えいして対象となる遊技球の特定性が劣化するのを防ぐことができる。
図4に説明を戻すと、特別図柄表示制御部51bは、主制御処理部50の特別図柄決定部120が決定した特別図柄を示すコマンドと、遊技コマンド決定部130が決定した正規コマンドに基づき、特別図柄表示装置28に特別図柄を所定の時間だけ変動させた後に停止させる態様で特別図柄決定部120が決定した特別図柄を表示する。一方、普通図柄表示制御部51cは、普通図柄抽選部150による普通図柄に係る抽選結果を示すコマンドを受け、そのコマンドに基づいて普通図柄表示装置34に普通図柄を変動させた後に停止させる態様で表示するよう制御する。なお、普通図柄表示制御部51cは、上記した特別図柄表示制御部51bによる表示制御と比べて表示する図柄の対象が相違するものの、表示制御の基本構成はほぼ同じである。また、ランプ制御処理部51dは、主制御処理部50からコマンドを受けてランプ部13や電飾の点灯制御を行う。
払出制御処理部51eは、CRユニットに接続された球貸信号制御装置37からの球貸指令を受けて遊技球を遊技者に貸し出すように賞球払出装置38を制御する他、主制御処理部50からの払出指令を受けて、所定個数の賞球を遊技者に対して払い出すように賞球払出装置38を制御する。この賞球払出装置38は、遊技球を1個ずつ保持する切欠きが形成されたスプロケット(図示せず)と、このスプロケットを回転させるモータ(図示せず)とを備えて構成されている。そして、モータの回転を制御することにより、必要な数だけ賞球を払い出すことができるようになっている。具体的には、始動入賞口検知センサ60、一般入賞口検知センサ62、大入賞口検知センサ63等が遊技球の通過を検知すると、賞球払出装置38は、主制御処理部50を経由して受けたコマンドに基づき遊技球を払い出す。
発射制御処理部51fは、ハンドル10の回動量に対応して、発射装置5に対する作動の制御を行う装置である。より具体的に言うと、発射装置5に対して通電させたり、通電を停止したり、あるいは、通電電流を変化させるといった制御処理を行う。なお、この発射制御処理部51fは、払出制御処理部51eと接続されており、CRユニットが接続されていない場合に発射停止信号が受信されるようになっている。
(始動入賞口23入賞時の処理)
図11および図12は、始動入賞口23への遊技球の入賞に係る処理の一例を示したフローチャートである。図11および図12に示す処理はループ処理における1回の割り込みに対する一連の処理を示している。まず、上述したパチンコ機1における始動入賞口23に遊技球が入賞した場合の処理について、図11を参照しながら詳細に説明する。
図11および図12は、始動入賞口23への遊技球の入賞に係る処理の一例を示したフローチャートである。図11および図12に示す処理はループ処理における1回の割り込みに対する一連の処理を示している。まず、上述したパチンコ機1における始動入賞口23に遊技球が入賞した場合の処理について、図11を参照しながら詳細に説明する。
主制御処理部50は、始動入賞口23に遊技球が入賞したか否か判定し(S300)、遊技球が入賞すると(S300のYES)、保留球乱数記憶部114に既に記憶されている保留球乱数が所定の上限個数に達しているか、または、特別図柄の変動表示が終了しているか(特別図柄に係る抽選結果の報知が完了しているか)が判定される(S301)。上限個数に達しているか、または特別図柄の変動表示が終了していれば(S301のYES)、貯留制御部115は、排出扉41cを余剰排出口45側に回動し、その入賞した遊技球を余剰排出口45から排出させて(S302)、当該始動入賞口入賞処理を終了する。また、始動入賞口23に遊技球が入賞していない場合も(S300のNO)当該始動入賞口入賞処理を終了する。
保留球乱数記憶部114に記憶されている保留球乱数がまだ所定の上限個数に達しておらず、かつ特別図柄の変動中であれば(S301のNO)、遊技コマンド決定部130は、変動パターンコマンドを決定し、その決定した変動パターンコマンドを先読みコマンドとして演出制御処理部51aに送信する(S303)。先読みコマンドを受信した先読み抽選許可部212は、その先読みコマンドが特定のコマンドであるか否か、すなわち、先読みコマンドが変動パターンNo.1〜64またはNo.101〜128であるか否かを判定し(S304)、先読みコマンドが特定のコマンドであった場合(S304のYES)、先読みコマンドの生成に関与した保留球乱数記憶部114に記憶された保留球乱数を許可対象保留球乱数とし、フラグ設定部213は、この許可対象保留球乱数に係るフラグを設定してフラグ記憶部214に記憶する(S305)。ここで設定されたフラグは、当該フラグに対応する保留球乱数に基づく電子抽選の結果が確定するまで消去されない。
続いて、先読み抽選許可部212は、保留球乱数記憶部114に先に記憶されている保留球乱数についてフラグ設定部213により設定されたフラグがフラグ記憶部214に記憶されているか否か、換言すると、先に記憶されている保留球乱数が許可対象保留球乱数であるか否かを判定する(S306)。ここで、フラグ記憶部214にフラグが記憶されていない場合(S306のNO)、先読み抽選許可部212が抽選の実行を許可したこととなり、先読み演出抽選部216は、電子抽選によって先読み演出を実行するか否か決定する(S307)。先読み演出決定部217は、電子抽選の結果の先読み演出が実行されるか否か、すなわち先読み演出の当否を判定し(S308)、先読み演出が当選となった場合(S308のYES)、先読み演出決定部217は、先読み演出抽選部216の抽選結果と先読みコマンドとに基づき、先読み演出テーブル231を用いて、先読み演出パターンを決定する(S309)。そして、先読み演出制御部218は、先読み演出決定部217で決定された先読み演出パターンに基づき、動力生成部42を駆動制御して、遊技球貯留部40に貯留された遊技球の貯留状態を、通常の貯留状態から、通常の貯留状態と異なる貯留状態に所定期間変化させることで、先読み演出を実行する(S310)。
なお、特定のコマンド判定ステップ(S304)で、先読みコマンドが特定のコマンドではないと判断された場合(S304のNO)、フラグ判定ステップ(S306)で、フラグ記憶部214にフラグが記憶されていると判定された場合(S306のYES)、または、結果判定ステップ(S308)で、電子抽選の結果がハズレと判定された場合(S308のNO)、先読み演出決定部217による先読み演出パターンが決定されることなく、先読み演出制御部218は、貯留ユニット32の動力生成部42を駆動制御して遊技球貯留部40に貯留された遊技球を通常の貯留状態で維持する(S311)。
(変動開始時の処理)
続いて、変動開始時にフラグ設定ステップ(S305)で設定されたフラグを消去する手順について、図12を参照しながら説明する。フラグ消去部215は、フラグが設定された保留球、すなわち、許可対象保留球乱数に基づく抽選結果が確定したか否かを判定し(S320)、許可対象保留球乱数に基づく抽選結果が確定している場合(S320のYES)、当該遊技の確定時点において、その遊技に係るフラグをフラグ記憶部214から消去する(S321)。なお、結果確定判定ステップ(S320)で、許可対象保留球乱数に基づく遊技が確定していない場合(S320のNO)、フラグの消去処理は行われることなく処理が終了する。
続いて、変動開始時にフラグ設定ステップ(S305)で設定されたフラグを消去する手順について、図12を参照しながら説明する。フラグ消去部215は、フラグが設定された保留球、すなわち、許可対象保留球乱数に基づく抽選結果が確定したか否かを判定し(S320)、許可対象保留球乱数に基づく抽選結果が確定している場合(S320のYES)、当該遊技の確定時点において、その遊技に係るフラグをフラグ記憶部214から消去する(S321)。なお、結果確定判定ステップ(S320)で、許可対象保留球乱数に基づく遊技が確定していない場合(S320のNO)、フラグの消去処理は行われることなく処理が終了する。
続いて、貯留制御部115は、その保留球乱数の生成に関与した遊技球、すなわち、排出ベロ41aに当接した遊技球80a以外の遊技球(例えば80b、80c、80d)を排出ベロ41bで堰き止め、排出ベロ41aを貯留空間外に収容して、遊技球80aのみを貯留排出口44から排出させる(S322)。そして、貯留制御部115は、排出ベロ41aを貯留空間内に摺動すると共に、排出ベロ41bを貯留空間外に収容して、保留球を貯留する場合の通常の位置に戻し、残った遊技球(例えば80b、80c、80d)を排出ベロ41aで堰き止める。こうして、貯留ユニット32に貯留された遊技球が保留球乱数記憶部114に記憶された保留球乱数に連動して消化されることとなる。
次に、本実施形態における貯留ユニット32の先読み演出について、図13に示す代表的な演出パターンの例を参照しながら説明する。図13において、貯留ユニット32の右側に示した図は、演出表示装置29の液晶ディスプレイ31の表示を参考的に示したものであり、下向きの矢印「↓」は演出図柄が変動中であることを示し、数値は演出図柄が停止した状態を示している。図13(a)は、液晶ディスプレイ31において演出図柄が変動中であって、保留球乱数記憶部114に保留球乱数が3つ記憶されており、貯留ユニット32では、保留1〜保留3の位置に遊技球が貯留されている状態を示している。このとき保留球乱数記憶部114に記憶されている3つの保留球乱数は、何れも上述した特定のコマンド判定ステップ(S304)で先読みコマンドが特定のコマンドではないと判断された保留球乱数である。すなわち、保留1〜保留3は、許可対象保留球乱数ではない。したがって、貯留ユニット32の遊技球は全て通常の貯留状態で貯留されているとする。
図13(b)は、図13(a)の状態から、始動入賞口23に遊技球が入賞して、保留4に保留球乱数が記憶された状態を示している。この保留4は、結果判定ステップ(S308)で、電子抽選の結果が当選と判定され(S308のYES)、先読み演出パターン決定ステップ(S309)において、先読み演出パターンNo.4が選択されたとする。すると、貯留ユニット32に貯留された保留4に係る遊技球は、動力生成部42によって、通常の貯留状態である静止状態から、その通常の貯留状態と異なる貯留状態である低周波数、大振幅の振動状態に変化する。つまり、この保留4に係る先読みコマンドの内容が、貯留ユニット32に貯留された遊技球自体の振動によって遊技者に提示されたのである。なお、この保留4に係る保留球乱数は、許可対象保留球乱数である。
遊技者は、当該遊技球が振動しているのを見た瞬間(目に入った瞬間)に、このように遊技球が振動しているということは、その遊技球に関する抽選結果は大当たりの可能性が高いのではないかと推測し、この保留4に基づく遊技の順番が来るのを楽しみに待つことができる。図13(c)は、図13(b)で変動中であった演出図柄が例えば「3−4−3」で停止し、次の保留球乱数に係る演出図柄の変動表示が開始した状態を示している。次の保留球乱数に係る演出図柄の変動表示が開始するタイミングで、保留1に係る保留球乱数がクリア処理され、その保留1に対応する遊技球が遊技球排出部41に排出される。このとき、保留2〜保留4に対応する遊技球が貯留ユニット32内で転動し、遊技球の位置が排出方向に1つずつシフトする。これに伴って、先読み演出制御部218は、動力生成部42の駆動位置を排出方向に1つシフトし、先読み演出パターンの対象となる遊技球、ここでは保留3に位置する遊技球に動力を与える。
図13(d)は、図13(c)でクリア処理された特別図柄用乱数に係る演出図柄の変動中に、始動入賞口23に新たに遊技球が入賞し、入賞を契機に取得された保留球乱数も許可対象保留球乱数となった場合を示している。この場合、この保留4に係る保留球乱数に基づく先読みコマンドは特定のコマンドであったため、特定のコマンド判定ステップ(S304)で、先読みコマンドが特定のコマンドであると判断されるが(S304のYES)、既に図13(d)の保留3が許可対象保留球乱数であるので、フラグ判定ステップ(S306)では、フラグ記憶部214に既にフラグが記憶されていると判定されてしまい(S306のYES)、先読み演出パターンは選択されない。したがって、貯留ユニット32に貯留された遊技球は通常の貯留状態で維持される。
このように、入賞を契機に取得された保留球乱数が許可対象保留球乱数であっても、フラグ判定ステップ(S306)によって先読み演出が許可されない場合には、先読み演出パターンが実行されない。したがって、許可対象保留球乱数に基づく遊技の結果が確定するまで貯留ユニット32の複数の遊技球に同時に先読み演出がなされることはなく、遊技者は、保留4に係る遊技球の動作に左右されることなく、既に先読み演出パターンに基づいて振動している保留3に係る遊技球に対して大きな期待を抱きながら遊技を楽しむことができる。また、逆の発想によれば、先読み演出が実行されたということは、先に入賞した保留に係る保留球乱数が許可対象保留球乱数ではないことを示し、先に入賞した保留に係る保留球乱数に期待できない代わりに、当該先読み演出が実行された保留球乱数により一層期待を抱くことができる。
なお、このような先読み演出の重複回避処理を行わないとすると、保留4に関しても先読み演出抽選に当選することがあり、図13(d)の状態において、保留3のみならず保留4に関しても遊技球が振動してしまう場合が生じ得る。この場合、遊技者は、保留3に係る遊技球が振動していることで大当たりを期待していたのに拘わらず、その後に保留球となった保留4に係る遊技球も振動することで、保留3に係る保留球乱数はハズレであると思ってしまい、保留3に対する遊技への興味を失ってしまう。
また、図13(d)の保留4は、先読み演出パターンが選択されることはないが、フラグ設定ステップ(S305)によりフラグ記憶部214にフラグは記憶されるため、後の許可対象保留球乱数の先読み演出パターンを選択させないようにすることが可能となる。こうして、先読み演出パターンは実行されていないが、フラグ判定ステップ(S306)によって先読み演出が許可されない状態が数珠つなぎに起こり、先読み演出の乱発を回避することができる。
以上、説明した、パチンコ機1により、始動入賞口23に入賞した遊技球をそのまま保留球として貯留し遊技者に視認させることで遊技球の遊技性を高めつつ、貯留されている遊技球自体に特定の動力を与える先読み演出を実行することで、遊技者は、貯留された遊技球に係る抽選結果が大当たりである可能性が高いことを直感的に把握することが可能となる。
また、コンピュータによって、上記パチンコ機1として機能するプログラムやそのプログラムを記録した記録媒体も提供される。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本明細書の始動入賞口入賞時の処理や変動開始時の処理における各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいはサブルーチンによる処理を含んでもよい。
本発明は、遊技球を用いて遊技を行うパチンコ機に利用することができる。
1 …パチンコ機
3 …遊技盤
23(23a、23b) …始動入賞口
29 …演出表示装置
32 …貯留ユニット
40 …遊技球貯留部
41(41a、41b、41c) …遊技球排出部
42 …動力生成部
50 …主制御処理部
51 …副制御処理部
110 …特別図柄抽選部(特別図柄抽選手段)
111 …特別図柄用乱数発生部(特別図柄用乱数発生手段)
112 …特別図柄用乱数取得部(特別図柄用乱数取得手段)
113 …当否判定部(大当たり当否判定手段)
114 …保留球乱数記憶部(保留球乱数記憶手段)
115 …貯留制御部(貯留制御手段)
130 …遊技コマンド決定部(遊技コマンド決定手段)
140 …遊技制御部(大当たり遊技制御手段)
218 …先読み演出制御部(予告演出制御手段)
3 …遊技盤
23(23a、23b) …始動入賞口
29 …演出表示装置
32 …貯留ユニット
40 …遊技球貯留部
41(41a、41b、41c) …遊技球排出部
42 …動力生成部
50 …主制御処理部
51 …副制御処理部
110 …特別図柄抽選部(特別図柄抽選手段)
111 …特別図柄用乱数発生部(特別図柄用乱数発生手段)
112 …特別図柄用乱数取得部(特別図柄用乱数取得手段)
113 …当否判定部(大当たり当否判定手段)
114 …保留球乱数記憶部(保留球乱数記憶手段)
115 …貯留制御部(貯留制御手段)
130 …遊技コマンド決定部(遊技コマンド決定手段)
140 …遊技制御部(大当たり遊技制御手段)
218 …先読み演出制御部(予告演出制御手段)
Claims (1)
- 遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、
前記遊技領域に設けられた始動入賞口と、
遊技に関する演出を表示するための演出表示装置と、
前記始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機に特別図柄に係る電子抽選を行って遊技の制御を行う主制御処理部と、
この主制御処理部からのコマンドを受けて、前記演出表示装置の表示を制御する副制御処理部と
を備え、
前記主制御処理部は、前記電子抽選を行うための手段であって、
特別図柄用の乱数を発生させる特別図柄用乱数発生手段、前記始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機に前記特別図柄用乱数発生手段により発生した特別図柄用乱数の中から1つの特別図柄用乱数を取得する特別図柄用乱数取得手段、前記特別図柄用乱数取得手段が取得した特別図柄用乱数が大当たりであるか否かを判定する大当たり当否判定手段、および、前記特別図柄用乱数取得手段が取得した特別図柄用乱数を、所定の上限個数まで保留球乱数として順次記憶する保留球乱数記憶手段を備えて構成される特別図柄抽選手段と、
前記特別図柄抽選手段による抽選結果が大当たりである場合に通常の遊技に比べて遊技者に有利な大当たり遊技を提供する大当たり遊技制御手段と
を有するパチンコ機において、
前記演出表示装置は、
前記始動入賞口に入賞した遊技球を前記保留球乱数の上限個数まで貯留可能とすると共に、前記遊技盤から当該貯留した遊技球を視認させる遊技球貯留部と、
前記遊技球貯留部に貯留された遊技球を排出する遊技球排出部と、
前記遊技球貯留部に貯留した遊技球に対して特定の動力を与える動力生成部と
を備え、
前記主制御処理部は、
前記特別図柄用乱数取得手段が取得した特別図柄用乱数が前記保留球乱数として前記保留球乱数記憶手段に記憶される毎に、当該保留球乱数に基づく遊技コマンドを生成し前記副制御処理部に先読みコマンドとして送信する遊技コマンド決定手段と、
前記保留球乱数記憶手段に記憶された保留球乱数の生成に関与した、前記始動入賞口に入賞した遊技球を前記遊技球貯留部に貯留させ、前記保留球乱数記憶手段に記憶された保留球乱数のクリア処理に応じて前記遊技球排出部に遊技球を1つずつ排出させる貯留制御手段と
を備え、
前記副制御処理部は、前記先読みコマンドに基づき、前記動力生成部を駆動制御して前記遊技球貯留部に貯留された遊技球の貯留状態を、通常の貯留状態から、通常の貯留状態と異なる貯留状態に所定期間変化させ、前記先読みコマンドに関する情報を提示する予告演出を行う予告演出制御手段を備えたことを特徴とするパチンコ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010052357A JP2011182997A (ja) | 2010-03-09 | 2010-03-09 | パチンコ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010052357A JP2011182997A (ja) | 2010-03-09 | 2010-03-09 | パチンコ機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011182997A true JP2011182997A (ja) | 2011-09-22 |
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ID=44789984
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010052357A Pending JP2011182997A (ja) | 2010-03-09 | 2010-03-09 | パチンコ機 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013165833A (ja) * | 2012-02-15 | 2013-08-29 | Heiwa Corp | パチンコ機 |
-
2010
- 2010-03-09 JP JP2010052357A patent/JP2011182997A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013165833A (ja) * | 2012-02-15 | 2013-08-29 | Heiwa Corp | パチンコ機 |
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