JP2011182890A - 薬剤分包機 - Google Patents

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Abstract

【課題】上部薬剤収集機構140の内面を清掃するのが容易な薬剤分包機を実現する。
【解決手段】薬剤を収容して逐次排出する薬剤フィーダ13と、それを複数装備しており筐体から引出可能な薬剤フィーダ格納庫12を複数と、それに装備されていて薬剤フィーダ13から排出された薬剤を下方へ案内して落下させる上部薬剤収集機構140と、そこから落下した薬剤を収集して下方へ投入する下部薬剤収集機構15と、そこから投入された薬剤を包装帯に区分包装する包装装置17とを備えた薬剤分包機40において、上部薬剤収集機構140が縦割形の縦割左側部分141と縦割右側部分142とを具備し、縦割左側部分141が薬剤フィーダ格納庫12の隣接対の左側の右側面に装備され、縦割右側部分142が上記隣接対の右側の薬剤フィーダ格納庫12の左側面に装備されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、各種の薬剤を収容しておき処方箋や調剤指示に応じて所望の薬剤を自動排出して分包する薬剤分包機に関する。
薬剤分包機の典型例である錠剤分包機10,20について、その構造等を、図面を引用して説明する。図5は、(a)が左前から見た錠剤分包機10の外観斜視図、(b)が錠剤分包機10の内部構造を示す模式図、(c)が左前から見た錠剤分包機10の外観斜視図、(d)が薬剤手撒き装置21+22の付いた錠剤分包機20の左側面図である。
錠剤分包機10は薬剤手撒き装置の付いていないものであるが(図5(a)〜(c)参照、例えば特許文献1,2参照)、錠剤分包機20は錠剤分包機10に薬剤手撒き装置21+22が組み込まれたものである(図5(d)参照、例えば特許文献3参照)。
薬剤手撒き装置なしの錠剤分包機10は、玉剤等の錠剤やそれに準じたカプセル剤など各種の薬剤1を種類分けして収容した多数の薬剤フィーダ13と、これらの薬剤フィーダ13から排出された薬剤1を収集する薬剤収集機構14,15と、この薬剤収集機構14,15から受けた薬剤1を包装する包装装置17と、マイクロプロセッサシステム等からなるコントローラ18(制御装置)とを具えている。そして、コントローラ18の制御下、処方箋データや派生した調剤指示データ等に応じて該当する薬剤フィーダ13から必要個数の薬剤1を排出させ、それを薬剤収集機構14,15で収集して下方の薬剤投入部16(収集薬剤投入口)へ送り込み、更に包装装置17で分包する。分包は服用単位や施用単位で区分しながら包装帯2(分包紙)で密封包装するようになっている。
詳述すると、錠剤分包機10の筐体内には、上の方に薬品庫11(薬品棚部、薬剤収納庫格納部)が設けられるとともに、下の方に包装装置17が設けられ、さらに、これらの間を薬剤収集機構としての上部薬剤収集機構14と下部薬剤収集機構15が連絡しているが、薬品庫11には、個々にスライドしうる複数の薬剤フィーダ格納庫12(薬剤収納庫)が横に並べて配設され、それぞれの薬剤フィーダ格納庫12には、数個から数十個の着脱式の薬剤フィーダ13が縦横に並べて格納されている。
各薬剤フィーダ13は、多数の薬剤1を排出可能に収容する薬剤カセットと、この薬剤カセットを着脱可能に支持してその排出駆動を行うベース部とに大別され、指定錠数だけ薬剤1を排出して上部薬剤収集機構14に送り込むようになっている。
上部薬剤収集機構14は、ダクト等の導管からなり、薬剤フィーダ格納庫12に分散して数本ずつ設けられているが、何れも鉛直状態・縦置き状態で装着されていて、多数の薬剤フィーダ13間を並行して走る複数の案内路部分となっている。
薬剤フィーダ格納庫12は、水平にスライドさせることで、それに装備されている上部薬剤収集機構14及び薬剤フィーダ13と共に、前方に引き出せるようになっている。
下部薬剤収集機構15は、比較的大きなホッパ状部材や漏斗状部材からなり、薬品庫11の下方であって包装装置17の上方にあたるところに組み込まれて、上部開口が総ての上部薬剤収集機構14の下端をカバーするほどに大きく開いており、下部開口が包装装置17の薬剤投入部16に向けて絞られていて、何れの上部薬剤収集機構14によって案内されて来た薬剤1も下部開口へ向けて集めて包装装置17へ送り込むので、総ての上部薬剤収集機構14から包装装置17に至る共通路部分となっている。
そして、用量や用法等を記した処方箋等の指定に基づく操作パネル19の操作あるいは図示しない適宜な入力装置や処方オーダリングシステムでの調剤指示に応じて、コントローラ18の制御の下、幾つかの薬剤フィーダ13から排出された薬剤1は、各上部薬剤収集機構14を介して下部薬剤収集機構15内へ落下し、その下部薬剤収集機構15で集められて、その下方の出口から包装装置17の薬剤投入部16へ投入される。このような薬剤収集経路を経て、薬剤1は、包装装置17によって包装帯2に分包される。包装装置17は、包装帯2を所定長ずつ送り出すとともに加熱シーリングしながら分包を行う。このように、薬剤の自動分包に際し、薬剤1が適宜の薬剤フィーダ13から薬剤収集機構14,15を経て包装装置17へ一錠またはその倍数ごとに供給されるようになっている。
薬剤手撒き装置付きの錠剤分包機20は(図5(d)参照、例えば特許文献3参照)、上述したように錠剤分包機10に薬剤手撒き装置21+22が組み込まれたものであり、薬剤手撒き装置21+22は、例えばカセット式の予備撒き部21と、例えばコンベア式の作動部22とからなる。予備撒き部21には多数の区画室が縦横に並べて形成されており、各区画室は、上面が薬剤投入のため解放され、下面・底面が薬剤排出のためシャッタ等で出来ていて開閉するようになっている。予備撒き部21は、各区画室への薬剤手撒きのために、錠剤分包機20の筐体から引き出し可能になっている。また、予備撒き部21への薬剤投入は手撒きでも、作動部22は、自動で薬剤を排出するようになっている。具体的には、薬剤分包機20の筐体内で、押し込まれた予備撒き部21の下方に位置する所に設けられていて、予備撒き部21の区画室から排出された薬剤1を受け取って一区画室分ずつ下部薬剤収集機構15を介して包装装置17へ送り込むようになっている。
特開2005−192702号公報 特開2006−109860号公報 特開2007−209600号公報 特開2004−148036号公報
このような従来の薬剤分包機では、上部薬剤収集機構14が薬剤フィーダ格納庫12それぞれに組み込まれている。このため、上部薬剤収集機構14を清掃するときには、先ず薬剤フィーダ格納庫12を薬品庫11や筐体から前方へ引き出して、上部薬剤収集機構14の上下端を露出させ、その状態で上下の開口から清掃用具を中空に差し込んで上部薬剤収集機構14の内側の薬剤落下経路囲繞面を拭くことで綺麗にしていた。
しかしながら、このような清掃作業は、作業者に不自然な姿勢を強いるので負担になるばかりか遣りにくいので能率も悪い。
そこで、上部薬剤収集機構の内面を清掃するのが容易な薬剤分包機を実現することが技術的な課題となる。
本発明の薬剤分包機は(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、薬剤を収容して逐次排出する薬剤フィーダと、前記薬剤フィーダを複数装備しており筐体から引出可能な薬剤フィーダ格納庫を複数と、前記薬剤フィーダ格納庫に装備されていて前記薬剤フィーダから排出された薬剤を下方へ案内して落下させる上部薬剤収集機構と、前記薬剤フィーダ格納庫の下方に設けられていて前記上部薬剤収集機構から落下した薬剤を収集して下方へ投入する下部薬剤収集機構と、前記下部薬剤収集機構の下方に設けられていて前記下部薬剤収集機構から投入された薬剤を包装帯に区分包装する包装装置とを備えた薬剤分包機において、前記上部薬剤収集機構が縦割りにて左右に分かれた形の縦割左側部分と縦割右側部分とを具備しており、前記縦割左側部分が前記薬剤フィーダ格納庫の隣接対のうち左側のものの右側面に装備され、前記縦割右側部分が前記隣接対のうち右側の薬剤フィーダ格納庫の左側面に装備されていることを特徴とする。
また、本発明の薬剤分包機は(解決手段2)、上記解決手段1の薬剤分包機であって、空気を取り込んで清浄にして吐出する空気清浄装置を前記筐体の最上部に設け、その清浄空気を前記上部薬剤収集機構に上から送り込むとともに前記上部薬剤収集機構と前記下部薬剤収集機構とを迂回する給気管にて前記包装装置に吹き掛けるようにしたことを特徴とする。
さらに、本発明の薬剤分包機は(解決手段3)、上記解決手段2の薬剤分包機であって、空気の汚れを検出する汚れ検出部材を前記薬品庫の中と前記包装装置の近傍とに設けたことを特徴とする。
このような本発明の薬剤分包機にあっては(解決手段1)、隣接対の薬剤フィーダ格納庫を共に筐体の中に収めた状態では、縦割左側部分と縦割右側部分とが合わさって、上部薬剤収集機構が落下薬剤の案内路として本来の機能を発揮するので、自動調剤が支障なく行われる。また、上部薬剤収集機構を清掃するときには、先ず隣接対の薬剤フィーダ格納庫の片方だけを筐体から前方へ引き出す。そうすると、引き出された薬剤フィーダ格納庫の側面のところに上部薬剤収集機構の内側の薬剤落下経路囲繞面が露出するので、拭き掃除等が対面式で容易かつ迅速に行える。それから、それを筐体に押し戻し、隣接対の他方の薬剤フィーダ格納庫を引き出して、同様にすれば、残りの片方も綺麗になる。
したがって、この発明によれば、上部薬剤収集機構の内面を清掃するのが容易な薬剤分包機を実現することができる。
また、本発明の薬剤分包機にあっては(解決手段2)、空気清浄装置が筐体の最上部に位置していて床から離れているので、相対的に汚れの少ない空気が空気清浄装置に取り込まれる。また、空気清浄装置と上部薬剤収集機構の上端とが近いので、上部薬剤収集機構に上から清浄空気を送り込む機構は簡素なもので足りる。しかも、上部薬剤収集機構に上から送り込まれた清浄空気が、薬剤落下経路に沿って上から下へ流れ、更には下部薬剤収集機構にも送り込まれるので、清浄化の必要な箇所を広範にカバーする。さらに、それでカバーしきれない包装装置については、迂回用の給気管を設けて清浄空気を分流させ、その清浄空気を吹き掛けるようにしたので、包装装置も簡素な機構で清浄化される。したがって、この発明によれば、上部薬剤収集機構の内面を清掃するのが容易なばかりか、そもそも汚染に強くて清掃負担が更に軽い薬剤分包機を簡便に実現することができる。
さらに、本発明の薬剤分包機にあっては(解決手段3)、薬品庫の中と包装装置の近くの空気の汚れ具合を知ることができる。そして、例えば、その汚れの程度に応じて清浄化力を適切に加減するといったことも可能となる。
本発明の実施例1について、薬剤分包機の典型例である錠剤分包機の要部の構造を示し、(a)と(b)が平面図、(c)が上部薬剤収集機構を右斜め上から見下ろした斜視図、(d)が縦割右側部分を左斜め上から見下ろした斜視図である。 その錠剤分包機の全体構造を示し、(a)が平面図、(b)が正面図、(c)が右側面図である。 その錠剤分包機の内部構造を示す模式図である。 本発明の実施例2について、薬剤手撒き装置付き錠剤分包機の右側面図である。 従来の薬剤分包機の構造を示し、(a)が左前から見た錠剤分包機の外観斜視図、(b)が錠剤分包機の内部構造を示す模式図、(c)が左前から見た錠剤分包機の外観斜視図、(d)が薬剤手撒き装置付き錠剤分包機の左側面図である。
このような本発明の薬剤分包機について、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1〜2により説明する。
図1〜3に示した実施例1は、上述した解決手段1〜3(出願当初の請求項1〜3)を具現化したものであり、図4に示した実施例2は、その変形例である。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ボルト等の締結具や,ヒンジ等の連結具,電動モータ等の駆動源,タイミングベルト等の伝動部材,モータドライバ等の電気回路,コントローラ等の電子回路の詳細などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
また、それらについて背景技術の欄で述べたことは以下の各実施例についても共通するので、重複する再度の説明は割愛し、以下、従来との相違点を中心に説明する。
本発明の薬剤分包機の実施例1について、その典型例である錠剤分包機40の具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、(a)が総ての薬剤フィーダ格納庫12を薬品庫11に押し込んだときの上部薬剤収集機構140等の平面図、(b)が一部の薬剤フィーダ格納庫12を薬品庫11から前方へ引き出したときの上部薬剤収集機構140等の平面図、(c)が上部薬剤収集機構140を右斜め上から見下ろした斜視図、(d)が上部薬剤収集機構140の縦割右側部分142を左斜め上から見下ろした斜視図である。また、図2は、錠剤分包機40の三面図で、(a)が平面図、(b)が正面図、(c)が右側面図である。さらに、図3は、その錠剤分包機40の内部構造を示す模式図である。
錠剤分包機40は、既述した従来の錠剤分包機10と同様、薬剤を収容して逐次排出する薬剤フィーダ13を多数と、薬剤フィーダ13を複数装備しており筐体から引出可能な薬剤フィーダ格納庫12を複数と、薬剤フィーダ格納庫12を複数装備した薬品庫11と、薬剤フィーダ格納庫12に装備されていて薬剤フィーダ13から排出された薬剤を下方へ案内して落下させる上部薬剤収集機構140を複数と、薬品庫11の下方に設けられていて上部薬剤収集機構140から落下した薬剤を収集して下方の薬剤投入部16へ投入する下部薬剤収集機構15と、下部薬剤収集機構15の下方に設けられていて下部薬剤収集機構15から薬剤投入部16に投入された薬剤を包装帯2に区分包装する包装装置17と、コントローラ18や操作パネル19を備えている。
この錠剤分包機40が既述した従来の錠剤分包機10と相違するのは、上部薬剤収集機構14が改造されて上部薬剤収集機構140になった点と、筐体の外から空気を取り込んでそれを清浄にしてから吐出する空気清浄装置41が筐体の最上部に設けられた点と、空気清浄装置41の吐出した清浄空気44を一時貯留する給気室42が空気清浄装置41と薬品庫11との間に設けられた点と、清浄空気44を給気室42から薬品庫11の薬剤フィーダ格納庫12の上部薬剤収集機構140それぞれに上から送り込むようになっている点である。
さらに、例えば筐体内の背面側に縦置きダクトからなる給気管43が一本か幾本が設けられた点と、その給気管43によって清浄空気44の一部が給気室42から上部薬剤収集機構140も薬剤フィーダ13も薬剤フィーダ格納庫12も更には下部薬剤収集機構15も迂回しながら下方へ導かれて包装装置17の薬剤投入部16に向けて吹き掛けられるようになっている点と、汚れ検出部材45〜47が設けられている点と、シャッタ開閉式の一時貯留部14aが上部薬剤収集機構140の下端に設けられている点でも、錠剤分包機40は錠剤分包機10と相違している。
上部薬剤収集機構140は、従来の上部薬剤収集機構14を左右均等に縦割りして縦割左側部分と縦割右側部分とに分割したものでも良いが、図示の例では製造も清掃も容易化すべく、縦割左側部分141は平坦な単板に薬剤フィーダ13の薬剤排出口への連通穴を穿孔して作られ、縦割右側部分142は、やはり平坦な単板に薬剤フィーダ13の薬剤排出口への連通穴を穿孔するが、更に前縁部分と後縁部分が同じ幅だけ折り曲げ加工されて縦割左側部分141に向けられることで、作られている。
位置合わせの許容度を上げるために平板の縦割左側部分141は縦割右側部分142より少し広めになっており、対向状態では上端面と下端面が解放されて開口になっている。また、一つの上部薬剤収集機構140が、隣接対の薬剤フィーダ格納庫12,12に装備された多数の薬剤フィーダ13から排出される薬剤を総て落下案内するようになっている。さらに、下部薬剤収集機構15の上部開口の前後幅を狭めることができるよう、この上部薬剤収集機構140は下端部が絞られた形で下端開口が少し狭くなっている。
空気清浄装置41は、適宜な風量の送風ファンにHEPAフィルタやULPAフィルタといった清浄化部材を組み合わせたクリーンエア供給ユニットであり、上方空間から空気を取り込んで、空気を例えばクラス1000程度まで清浄化し、できた清浄空気44を直下の給気室42へ送り込むようになっている。給気室42は、清浄空気44を一時貯留して気流や気圧の乱れを緩和できれば簡素な箱体で足りる。給気室42から下方の上部薬剤収集機構140へ清浄空気44を送り込むのは、給気室42の底板の貫通穴と上部薬剤収集機構140の上端開口とを直に或いは短いホース等で間接的に連通すれば足りるので、これも簡便に実装することができるものである。給気管43は、それよりも長くなるが、フレキシブルホース等の配管で間に合うので、やはり簡便に実装しうるものである。
汚れ検出部材45〜47は、何れも、各々の設置箇所で、空気の汚れを検出するものであり、光学式のパーティクルセンサが使い易く価格も安い。汚れ検出部材45は薬品庫11の中で前寄りの所に設けられており、汚れ検出部材46は包装装置17にも近いが下部薬剤収集機構15にはもっと近くであって前寄りの所に設けられており、汚れ検出部材47は包装装置17に最も近くて薬剤投入部16の直ぐ側に設けられている。汚れ検出部材45〜47の検出結果は総て信号ケーブル等でコントローラ18に送信されるようになっている。報知手段にもケーブル等で直接的に汚れ検出部材45〜47の検出結果が送出されるようにしても良いが、ここではコントローラ18が介在するようになっている。
報知手段は、筐体に外装された多色の表示器や音調可変のブザー等からなり、汚れ検出部材45〜47の検出結果をレベル分けして周囲の者に報せるようになっている。
コントローラ18は、既述した調剤制御に加え、汚れ検出部材45〜47の検出結果に応じて空気清浄装置41の風量を可変するようにもなっている。例えば汚れ検出部材45〜47の検出結果のうち最も汚染度の高い値を採択したり或いは汚れ検出部材45〜47の検出結果から平均値を算出する等のことで複数の汚れ検出部材45〜47の検出結果を一つに統合してから、汚染度が高くなったときには空気清浄装置41の風量を増し、清浄度が高くなったときには空気清浄装置41の風量を減らすようになっている。
この実施例1の錠剤分包機40(薬剤分包機)について、その使用態様及び動作を説明する。基本的な使い方や動作については、上部薬剤収集機構140に案内されて落下した薬剤が一時貯留部14aで一旦留め置かれてから適切な時期に放出されて下部薬剤収集機構15へ落下するようになったこと以外は、従来と同様である。
そのため、繰り返しとなる説明は割愛して、ここでは、従来との相違点である上部薬剤収集機構140の清掃作業の遣り方と筐体内空気清浄化手段41〜46の動作等とを詳述する。
分包時等の定常状態では、薬剤フィーダ格納庫12が総て薬品庫11に押し込まれて筐体に収まっており、どの上部薬剤収集機構140も、縦割左側部分141と縦割右側部分142とが近接対向していて、対向内面が薬剤落下経路を囲繞しており、上端開口から下端開口へ落下薬剤を案内することができ、同じ経路で空気流を案内することもできる。
その状態で、空気清浄装置41が作動すると、錠剤分包機40の上方の空気が空気清浄装置41に取り込まれて浄化され、それによって作られた清浄空気44が先ず給気室42に送り込まれて一時貯留される。
そして、そのうちの多くの部分が給気室42から上部薬剤収集機構140の上端部に送り込まれ、残部が給気室42から給気管43の上端部に送り込まれる。上部薬剤収集機構140に上から送り込まれた清浄空気44は、薬剤落下経路をなす上部薬剤収集機構140の中空を上から下へ流れ、下りきったところで上部薬剤収集機構140から吹き出て、やはり薬剤落下経路をなす下部薬剤収集機構15の中にも届くため、薬剤落下経路の塵埃が清浄空気44によって吹き払われるので、薬剤落下経路が綺麗になる。
また、給気管43に上から送り込まれた清浄空気44は、薬剤フィーダ13も上部薬剤収集機構140も下部薬剤収集機構15も迂回して清浄なまま給気管43から吹き出て、包装装置17に吹き付けるため、包装装置17の塵埃も清浄空気44によって吹き払われるので、薬剤落下経路が最下端・最終点まで綺麗になる。
なお、筐体の中に送り込まれた清浄空気44は、薬剤フィーダ格納庫12を引出可能にする間隙や開閉扉の隙間などから筐体外へ漏れ出るため、筐体の中が大気より圧力の高い陽圧に維持されるので、装置外から塵埃が侵入するおそれも無い。
しかも、汚れ検出部材45によって薬品庫11の中の空気の汚れが測定され、汚れ検出部材46によって下部薬剤収集機構15の周りの空気の汚れが測定され、汚れ検出部材47によって包装装置17の薬剤投入部16の辺りの空気の汚れが測定され、それぞれの測定値・検出値が例えば所定の閾値との比較等にて良好・注意・不良などに分類され、その分類結果が表示器に表示されるとともにブザー音などで発報されるので、錠剤分包機40の近くにいる者は錠剤分包機40の中の汚れ具合を容易に把握することができる。
さらに、汚れ検出部材45〜47の測定値・検出値がコントローラ18によって一つに統合されて錠剤分包機40の筐体の中の空気の汚れが求まる。そして、コントローラ18によって、筐体の中の空気が清浄であることが判明すると空気清浄装置41の風量が減らされ、筐体の中の空気が汚れていることが判明すると空気清浄装置41の風量が増やされる。なお、空気清浄装置41の風量すなわち清浄空気44の流量に関する増量は、薬剤の排出落下収集に悪影響の無い範囲か時期に限定して行われる。
また、上部薬剤収集機構140を清掃するときには、既述した自動分包の動作を停止させ、上述した筐体内空気清浄化の動作も停止させてから、縦割左側部分141と縦割右側部分142とに分けて行う。
詳述すると、先ず、隣り合っている二個の薬剤フィーダ格納庫12のうち片方だけを薬品庫11から前方へ引き出す。引き出したのが隣接対のうち左側の薬剤フィーダ格納庫12であれば、上部薬剤収集機構140のうち縦割左側部分141が筐体の外に出て、その部分の薬剤落下経路囲繞面が全域露出するので、それを拭き掃除等で綺麗にする。
それから、その清掃済み薬剤フィーダ格納庫12を薬品庫11に押し戻すとともに、それと隣接対をなす右側の薬剤フィーダ格納庫12を薬品庫11から前方へ引き出す。すると、今度は上部薬剤収集機構140のうち縦割右側部分142が筐体の外に出て、その部分の薬剤落下経路囲繞面が全域露出するので、それも拭き掃除等で綺麗にしてから薬品庫11に押し戻す。こうして上部薬剤収集機構140の薬剤落下経路囲繞面が総て綺麗になる。しかも、その清掃作業は立った姿勢で内窓の拭き掃除と同じほど楽に行える。
[その他]
上記実施例では、汚れ検出部材が清浄空気44の放出先にだけ設けられ、清浄空気44の供給元には汚れ検出部材が設けられていなかったが、例えば給気室42の中にも汚れ検出部材を設けて、その検出結果まで空気清浄装置41の風量可変調節や汚れ報知に反映させるようにしても良い。
上記実施例では、フィルタが空気清浄装置41にだけ入っていて給気室42には入っていなかったが、給気室42にもフィルタを入れておくようにしても良く、例えば空気清浄装置41のところを送風機にするとともに給気室42のところにフィルタを置くことにより両者が協働して空気清浄装置として機能するようにしても良い。
上記実施例では薬剤フィーダ13における薬剤カセットとベース部との識別や照合について言及しなかったが、従来通り一連の突部と凹部との嵌合可否にて機械的に行っても良く、一連の被検出部の各部における識別部材の有無を電気的または光学的に検出することで行うようにしても良く、薬剤カセットに例えば無線タグを付けるとともにベース部にリーダを装備することにより識別情報を読み取って照合するようにしても良い(例えば特許文献4参照)。無線タグは、RFID(Radio Frequency Identificatoin)タグや,電子タグ,データキャリア,データ記憶体などとも呼ばれており、メモリや制御回路を搭載したICと近距離無線通信を担うアンテナ及び通信回路とを備えている。そして、リーダから電波や交番磁界等でコマンド信号が送信されて来るとそれを受信し、そのコマンドに応じてメモリのタグ情報の読み書きやリーダへの返信などを行うようになっている。
1 …薬剤(錠剤)、2 …包装帯(分包紙)、
10…錠剤分包機(薬剤分包機)、11…薬品庫、
12…薬剤フィーダ格納庫、13…薬剤フィーダ、
14…上部薬剤収集機構、14a…一時貯留部、
15…下部薬剤収集機構、16…薬剤投入部、17…包装装置、
18…コントローラ(制御装置)、19…操作パネル、
20…錠剤分包機(薬剤分包機)、
21…予備撒き部(手撒き装置)、22…作動部(手撒き装置)、
40…錠剤分包機(薬剤分包機)、
41…空気清浄装置、42…給気室、43…給気管、
44…清浄空気、45,46,47…汚れ検出部材
140…上部薬剤収集機構、
141…縦割左側部分、142…縦割右側部分、
50…錠剤分包機(薬剤分包機)

Claims (3)

  1. 薬剤を収容して逐次排出する薬剤フィーダと、前記薬剤フィーダを複数装備しており筐体から引出可能な薬剤フィーダ格納庫を複数と、前記薬剤フィーダ格納庫に装備されていて前記薬剤フィーダから排出された薬剤を下方へ案内して落下させる上部薬剤収集機構と、前記薬剤フィーダ格納庫の下方に設けられていて前記上部薬剤収集機構から落下した薬剤を収集して下方へ投入する下部薬剤収集機構と、前記下部薬剤収集機構の下方に設けられていて前記下部薬剤収集機構から投入された薬剤を包装帯に区分包装する包装装置とを備えた薬剤分包機において、前記上部薬剤収集機構が縦割りにて左右に分かれた形の縦割左側部分と縦割右側部分とを具備しており、前記縦割左側部分が前記薬剤フィーダ格納庫の隣接対のうち左側のものの右側面に装備され、前記縦割右側部分が前記隣接対のうち右側の薬剤フィーダ格納庫の左側面に装備されていることを特徴とする薬剤分包機。
  2. 空気を取り込んで清浄にして吐出する空気清浄装置を前記筐体の最上部に設け、その清浄空気を前記上部薬剤収集機構に上から送り込むとともに前記上部薬剤収集機構と前記下部薬剤収集機構とを迂回する給気管にて前記包装装置に吹き掛けるようにしたことを特徴とする請求項1記載の薬剤分包機。
  3. 空気の汚れを検出する汚れ検出部材を前記薬品庫の中と前記包装装置の近傍とに設けたことを特徴とする請求項2記載の薬剤分包機。
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