JP2011182055A - データ生成装置、データ生成方法、及びデータ生成プログラム - Google Patents

データ生成装置、データ生成方法、及びデータ生成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画面に表示されている内容が正確に複製されることを防止することができるデータを生成する。
【解決手段】静止画像データを取得する取得手段と、取得された静止画像データの少なくとも一部のピクセルの値を変更した静止画像データを所定数生成する静止画像データ生成手段であって、当該所定数の静止画像データ間で表示位置が互いに一致するピクセルの値の加算平均が、取得された静止画像データにおいて表示位置が一致するピクセルの値と等しくなるようにする静止画像データ生成手段と、生成された各静止画像データが所定のフレームレートで表示される動画像データを生成する動画像データ生成手段と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、画面に表示されている内容の複製を防止する技術分野に関する。
従来、電子文書や画像等の電子データの表示処理によって画面に表示される内容を、静止画像のデータとして保存するスクリーンキャプチャー(スクリーンショット、スクリーンダンプ等とも称される)が知られている。このスクリーンキャプチャーという機能は、例えば、オペレーティングシステムにより提供され、或いは、スクリーンキャプチャー用のソフトウエアを実行することにより実現可能である。そのため、例えば、個人情報や著作物等の複製されることが好ましくない内容であっても容易に複製されてしまうという問題が存在する。
そこで、例えば、スクリーンキャプチャーを不可能にする機能が追加されたブラウザ以外でのコンテンツの閲覧を制限する方法が提案されている。ところが、ユーザが画面を写真撮影することによって、画面の表示内容を複製することが依然として可能である。
この問題に関連して、特許文献1には、書籍の内容をデジタルカメラで撮影するデジタル万引きを防止する技術が開示されている。具体的には、書籍の紙面に電子透かしを印刷しておく。そして、デジタルカメラが、撮影した画像から電子透かしを検出した場合に、画像の保存や送信を禁止したり、撮影した画像のモザイク化や文字の可読性を失わせる処理を行ったりする。
特開2005−151124号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、デジタルカメラ自体がデジタル万引きを防止する機能を備えている必要がある。そのため、当該機能を有しないデジタルカメラで撮影を行うことで、複製が可能となる。
そこで、本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、画面に表示されている内容が正確に複製されることを防止することができるデータを生成するデータ生成装置、データ生成方法、及びデータ生成プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、静止画像データを取得する取得手段と、前記取得された静止画像データの少なくとも一部のピクセルの値を変更した静止画像データを所定数生成する静止画像データ生成手段であって、当該所定数の静止画像データ間で表示位置が互いに一致するピクセルの値の加算平均が、前記取得された静止画像データにおいて表示位置が一致するピクセルの値と等しくなるようにする静止画像データ生成手段と、前記生成された各静止画像データが所定のフレームレートで表示される動画像データを生成する動画像データ生成手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、生成された動画像データが再生されることにより、所定数の静止画像データが所定の時間間隔で順次表示される。そのため、スクリーンキャプチャーや写真撮影によって或る瞬間の画面の表示内容が複製されたとしても、複製される内容は、取得された静止画像データから少なくとも一部のピクセルの色が変更された所定数の静止画像データのうちの1つの静止画像データの表示内容と同じであるに過ぎない。その一方で、所定数の静止画像データが所定の時間間隔で順次表示されることにより、ピクセルの各表示位置で、所定数の静止画像データのピクセルの値の加算平均が示す色が、画面を見た人間によって認識されるので、取得された元の静止画像データの表示内容を認識させることができる。よって、画面に表示されている内容が正確に複製されることを防止することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のデータ生成装置において、前記静止画像データ生成手段は、前記取得された静止画像データが示す画像を複数に分けた領域のうち少なくとも2つの領域間で、同一のピクセル値に対して前記所定数の静止画像データに設定するピクセル値のパターンを異ならせることを特徴とする。
この発明によれば、取得された元の静止画像データでは互いに同色であった複数のピクセルが、生成された静止画像データにおいては互いに異なる色となるので、複製された内容から、取得された元の静止画像データの表示内容が認識されることを難しくすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のデータ生成装置において、前記静止画像データ生成手段は、ピクセルの値の最小値と最大値との差が縮小するように、前記取得された静止画像データの各ピクセルの値を変換し、前記所定数の静止画像データ間で表示位置が互いに一致するピクセルの値の加算平均が、当該変換後のピクセルの値と等しくなるようにすることを特徴とする。
取得された元の静止画像データのピクセルの値が、その取り得る範囲の最小値または最大値と同値である場合、所定数の静止画像データのピクセルの値の加算平均と元の静止画像データのピクセルの値との差を所定範囲内(例えば、輝度値の最小値と最大値との差が225の場合で範囲が±10以内)とするためには、生成する所定数の静止画像データそれぞれのピクセルの値と元の静止画像データのピクセルの値との差を十分小さくする必要がある。一方、この発明によれば、ピクセルの値の変換によって、その最小値が変換前より大きくなり、または、その最大値が変換前より小さくなるので、生成する静止画像データのピクセルの値と、元の静止画像データのピクセルの値との差を、変換前よりも大きくすることができる。よって、画面に表示されている内容が正確に複製されることをより防止することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか1項に記載のデータ生成装置において、前記静止画像データは、ピクセルの色を表現する基となる原色毎の輝度値をピクセルの値として含み、前記静止画像データ生成手段は、前記原色毎に、前記所定数の静止画像データ間で表示位置が互いに一致するピクセルの輝度値の加算平均が、前記取得された静止画像データにおいて表示位置が一致するピクセルの輝度値と等しくなるようにすることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか1項に記載のデータ生成装置において、前記動画像データ生成手段は、表示するフレームレートを決定するフレームレート決定手段を備え、前記静止画像データ生成手段は、前記決定されたフレームレートに基づいて、生成する静止画像データの数を決定する生成画像数決定手段を備えることを特徴とする。
この発明によれば、動画像データを構成する静止画像データの数として、フレームレートに合った数を決定することが可能となる。よって、画面を見た人間によって画面の表示内容が認識しやすいように、調整を行うことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか1項に記載のデータ生成装置において、前記取得手段は、表示装置の画面上に表示可能な電子データを取得する電子データ取得手段と、前記取得された電子データを静止画像データに変換する変換手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、電子データが静止画像データではない場合であっても、電子データの画面の表示内容が正確に複製されることを防止することができる。
請求項7に記載の発明は、静止画像データを取得する取得工程と、前記取得された静止画像データの少なくとも一部のピクセルの値を変更した静止画像データを所定数生成する静止画像データ生成工程であって、当該所定数の静止画像データ間で表示位置が互いに一致するピクセルの値の加算平均が、前記取得された静止画像データにおいて表示位置が一致するピクセルの値と等しくなるようにする静止画像データ生成工程と、前記生成された各静止画像データが所定のフレームレートで表示される動画像データを生成する動画像データ生成工程と、を含むことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、コンピュータを、静止画像データを取得する取得手段、前記取得された静止画像データの少なくとも一部のピクセルの値を変更した静止画像データを所定数生成する静止画像データ生成手段であって、当該所定数の静止画像データ間で表示位置が互いに一致するピクセルの値の加算平均が、前記取得された静止画像データにおいて表示位置が一致するピクセルの値と等しくなるようにする静止画像データ生成手段、及び、前記生成された各静止画像データが所定のフレームレートで表示される動画像データを生成する動画像データ生成手段、として機能させることを特徴とする。
この発明によれば、生成された動画像データが再生されることにより、所定数の静止画像データが所定の時間間隔で順次表示される。そのため、スクリーンキャプチャーや写真撮影によって或る瞬間の画面の表示内容が複製されたとしても、複製される内容は、取得された静止画像データから少なくとも一部のピクセルの色が変更された所定数の静止画像データのうちの1つの静止画像データの表示内容と同じであるに過ぎない。その一方で、所定数の静止画像データが所定の時間間隔で順次表示されることにより、ピクセルの各表示位置で、所定数の静止画像データのピクセルの値の加算平均が示す色が、画面を見た人間によって認識される。そのため、取得された元の静止画像データの表示内容を認識させることができる。よって、画面に表示されている内容が正確に複製されることを防止することができる。
一実施形態に係る電子データ変換装置1の概要構成の一例を示すブロック図である。 一実施形態に係る電子データの画面表示イメージと、動画像データを構成するフレーム画像データの表示イメージの一例を示す図である。 (a)は、電子データの画面表示イメージのピクセルの輝度値の設定例を示す図であり、(b)は、各フレーム画像データのピクセルの輝度値の設定例を示す図である。 各フレーム画像データのピクセルの輝度値の他の設定例を示す図である。 一実施形態に係る電子データ変換装置1のシステム制御部20の処理例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、電子データ変換装置に対して本発明のデータ生成装置を適用した場合の実施形態である。
[1.電子データ変換装置の構成]
先ず、本実施形態に係る電子データ変換装置1の構成について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る電子データ変換装置1の概要構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、電子データ変換装置1は、操作部11と、表示部12と、通信部13と、ドライブ部14と、記憶部15と、入出力インターフェース部16と、システム制御部20と、を備えている。そして、システム制御部20と入出力インターフェース部16とは、システムバス21を介して接続されている。
操作部11は、例えば、キーボード、マウス等により構成されており、ユーザからの操作指示を受け付け、その指示内容を指示信号としてシステム制御部20に出力するようになっている。表示部12は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ等のコンピューターディスプレイであり、文字や画像等の情報を表示するようになっている。通信部13は、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続して、他の情報処理装置との通信状態を制御するようになっている。ドライブ部14は、例えば、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等のディスクDKからデータ等を読み出す一方、当該ディスクDKに対してデータ等を記録するようになっている。
記憶部15は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されており、各種プログラム(本発明のデータ生成プログラムの一例を含む)及びデータ等を記憶するようになっている。記憶部15に記憶されるプログラムは、例えば、他の情報処理装置からネットワークを介して取得されるようにしても良いし、ディスクDKに記録されてドライブ部14を介して読み込まれるようにしても良い。入出力インターフェース部16は、操作部11〜記憶部15とシステム制御部20との間のインターフェース処理を行うようになっている。システム制御部20は、CPU(Central Processing Unit)17、ROM(Read Only Memory)18、RAM19等により構成されている。システム制御部20は、CPU17が、ROM18や記憶部15に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより電子データ変換装置1の各部を制御する。また、システム制御部20は、本発明における取得手段、静止画像データ生成手段、動画像データ生成手段、フレームレート決定手段、生成画像数決定手段、電子データ取得手段、及び変換手段として機能するようになっている。
電子データ変換装置としては、例えば、パーソナルコンピュータやサーバ装置等を適用することができる。
[2.電子データ変換装置の機能概要]
次に、本実施形態に係る電子データ変換装置1の機能概要について、図2乃至図4を用いて説明する。
図2は、本実施形態に係る電子データの画面表示イメージと、動画像データを構成するフレーム画像データの表示イメージの一例を示す図である。また、図3(a)は、電子データの画面表示イメージのピクセルの輝度値の設定例を示す図であり、図3(b)は、各フレーム画像データのピクセルの輝度値の設定例を示す図である。また、図4は、各フレーム画像データのピクセルの輝度値の他の設定例を示す図である。
電子データ変換装置1は、指定された電子データを動画像データに変換する。変換対象となる電子データの種類は、画面に表示可能なものであれば、特に限定されるものではない。例えば、変換対象となる電子データとしては、電子文書、画像データ、Webページ(具体的には、Webページを構成するHTML文書、画像データ、電子文書、テキストデータ等)等がある。なお、図2に示す電子データの画面表示イメージの一例は、或るカラー静止画像の画面表示イメージである。
電子データ変換装置1は、具体的には、動画像データの再生処理により動画像が表示されているコンピューターディスプレイの画面を人間が見ると、電子データの画面表示イメージと同じイメージが肉眼で認識することができるような動画像データを生成する。更に、電子データ変換装置1は、動画像データが表示されているときにスクリーンキャプチャーや画面撮影等の行為(以下、「画面複製行為」という。)が行われても、電子データの画面表示イメージを正確には複製することができない動画像データを生成する。
より詳細には、図2に示すように、電子データの画面表示イメージに相当する静止画像データから、複数のフレーム画像データで構成される動画像データが生成される。各フレーム画像データは、静止画像データであり、動画像データが再生されることにより、動画像データを構成する複数のフレーム画像データが、所定のフレームレートで順次画面に表示されるとともに、繰り返し表示される。このような動画像データのフォーマットとして、例えば、Adobe Flash(商標)のSWF(Small Web Format)を適用しても良い。ただし、動画像データのフォーマットは、特定のフォーマットに限定されるものではない。
動画像データを構成する各フレーム画像データは、各ピクセルの色が、それぞれ電子データの画面表示イメージに相当する元の静止画像データの同じ座標のピクセルの色と異なる色に変更された静止画像データである。具体的には、ピクセルの色は、光の三原色であるR(赤)、G(緑)、B(青)それぞれの輝度値の組み合わせ(本発明のピクセルの値の一例)として表される。そこで、電子データの画面表示イメージとフレーム画像データとで座標が同じ各ピクセル間において、R、G、Bのうち少なくとも1つ原色の輝度値が互いに異なるように各フレーム画像データの輝度値が設定される。
また、電子データの画面表示イメージの任意の座標の任意の原色の輝度値をLとし、フレーム番号iのフレーム画像データにおいて、電子データの画面表示イメージと同じ座標の同じ原色の輝度値をlとすると、lは、下記の式(1)を満たすように設定される。
Figure 2011182055
上記各式において、FNは、動画像データのフレーム数である。フレーム数は、動画像データを構成するフレーム画像データの個数である。式(1)に示すように、FN個のフレーム画像データ間で座標が互いに一致するピクセルの輝度値の加算平均が、電子データの画面表示イメージにおいて座標が一致するピクセルの輝度値と一致するようにされる。
図3は、フレーム数が3である場合の各フレーム画像データの輝度値の設定例を示す。なお、図3の例は、輝度値の最小値を0とし、輝度値の最大値を255とした場合の例であり、輝度値が大きいほど、より明るい色であることを示す。図3(a)は、電子データの画面表示イメージの或る座標の9ピクセルそれぞれのR、G、Bの輝度値を示す。また、図3(b)は、各フレーム画像データにおいて、図3(a)に輝度値が示されているピクセルと同じ座標上にあるピクセルのR、G、Bの輝度値を示す。図3に示すように、電子データの画面表示イメージにおいてR、G、Bの輝度値の組み合わせが互いに同一(すなわち、同色)である座標間においては、フレーム画像データにおいても、互いに同一の輝度値の組み合わせが設定される。つまり、電子データの画面表示イメージにおいて輝度値の組み合わせが互いに同一である座標間においては、各フレーム画像データへの輝度値の設定パターンも同一となる。例えば、図3(a)に示すように、右端一列のピクセルの輝度値の組み合わせが同一であるので、図3(b)に示すように、各フレーム画像データにおいても、右端一列のピクセルの輝度値の組み合わせが同一となっている。このような輝度値の設定を可能とするため、例えば、電子データの画面表示イメージ上での色毎に対応して、各フレーム画像データへのR、G、Bの輝度値それぞれの設定パターンを示す変換テーブルを用いて、システム制御部20が、各フレーム画像データにR、G、Bの輝度値を設定するようにしても良い。この変換テーブルは、予め記憶部15に記憶させておいても良いし、動画像データ生成時にシステム制御部20が作成しても良い。また、例えば、システム制御部20が、電子データの画面表示イメージ上の輝度毎に対応して各フレーム画像データへの輝度値の設定パターンを示す変換テーブルを用いても良い。この場合であれば、テーブルサイズを小さくすることができる。
このようなフレーム画像データから構成される動画像データが再生されるときに、或る瞬間に画面に表示されているのは、動画像データを構成する何れか1つのフレーム画像データである。そこで、画面複製行為により或る瞬間の画面の表示イメージが複製されても、複製されるイメージの各ピクセルの色は、それぞれ元の電子データの画面表示イメージ上で同じ座標にあるピクセルの色とは異なっている。よって、電子データの画面表示イメージを正確には複製することができない。一方、動画像データを構成する各フレーム画像データが所定時間間隔で順次表示されることで、画面を見た人間が、各座標において、各フレーム画像のピクセルのR、G、Bの輝度値の組み合わせが示す色を平均した色が表示されているように認識する。これにより、元の電子データの画面表示イメージが表示されているように、画面を見た人間に認識させることが可能となる。
ところで、電子データの画面表示イメージに、最も明るい白色や最も暗い黒色が含まれている場合、そのピクセルのR、G、Bの輝度値の全てが、輝度値の取り得る範囲の最小値と同じ値であったり、最大値と同じ値であったりする。そうすると、各フレーム画像データに対しても、輝度値として、それぞれ最小値又は最大値を設定しなければならなくなり、全てのフレーム画像データの色が、元の電子データの画面表示イメージの色と同じになってしまう部分が生じる。
そこで、システム制御部20が、フレーム画像データを生成する前に、電子データの画面表示イメージの階調の圧縮変換を行っても良い。階調の圧縮変換とは、階調の幅、すなわち、輝度値の最小値と最大値との差を縮小させて、コントラストを下げることをいう。具体的には、輝度値の最小値を0、輝度値の最大値をLmax、任意の原色の圧縮変換前の輝度値をL1、圧縮変換後の輝度値をL2とすると、下記の式(2)又は式(3)によりL2が算出される。
Figure 2011182055
Figure 2011182055
上記式において、Kは、値が1以上の定数である。式(2)又は式(3)により、輝度値はLmax/2に近づくことになる。そして、変換前に0であった輝度値は、変換後にはKとなり、変換前にLmaxであった輝度値は、変換後にはLmax−Kとなる。そして、L2と輝度値の最小値と間、及び、L2と輝度値の最大値との間で、それぞれ最低でもK分の余裕が生まれるので、各フレーム画像データの色を、元の電子データの画面表示イメージの色と異ならせることができる。なお、階調の圧縮変換には、上記の式(2)及び式(3)に示したようなアルゴリズム以外のアルゴリズムが用いられても良い。また、輝度値の最小値を変化させないで、その他の輝度値が最小値に近づくように圧縮変換を行っても良い。また、輝度値の最大値を変化させないで、その他の輝度値が最大値に近づくように圧縮変換を行っても良い。
また、図3(b)の例のように、電子データの画面表示イメージにおいて輝度値の組み合わせが互いに同一である座標間で、フレーム画像データにおいても互いに同一の輝度値の組み合わせを設定した場合、例えば、1つのフレーム画像データから、文字や模様等が認識されやすくなる場合がある。そこで、例えば、図4に示すように、各フレーム画像データへのR、G、Bそれぞれの輝度値の設定パターンを、座標毎にランダムに決定しても良い。こうすることで、輝度値の設定パターンを座標毎に変えることが可能となり、電子データの画面表示イメージ上においては互いに同色である複数のピクセルを、フレーム画像データ上においては、互いに異なる色にすることができる。
次に、生成する動画像データのフレームレート、及びフレーム数の決定方法について説明する。フレームレート、及びフレーム数は、それぞれユーザが設定しても良いし、電子データ変換装置1が自動的に決定しても良いし、或いは、固定値として予め決定された値が記憶部15に記憶されていても良い。
フレームレートを電子データ変換装置1が決定する場合、例えば、先ず想定されるコンピューターディスプレイのリフレッシュレート(垂直同期周波数)をシステム制御部20が取得する。このリフレッシュレートは、例えば、ユーザが入力しても良い。或いは、電子データ変換装置1で動画像データを再生することが目的とされている場合は、表示部12の現在のリフレッシュレートの設定を、システム制御部20が取得しても良い。そして、システム制御部20が、取得したリフレッシュレートに基づいて、フレームレートを決定する。具体的には、フレームレートを、リフレッシュレートと同値以下にする。そして、例えば、フレームレートを、リフレッシュレートの約数のうち何れかと同値にすると良い。そうすることで、動画像データが再生されたときの画像のちらつきを抑えることができる。ただし、フレームレートが低すぎると、動画像データが再生されたときに、画面を見た人間によって元の電子データの画面表示イメージを認識することが難しくなる場合がある。そこで、フレームレートとして決定可能な下限値が設定されていても良い。この場合、システム制御部20が、フレームレートが下限値以上となるようにフレームレートの決定を行う。例えば、リフレッシュレートが60Hzであり、フレームレートの下限値を24fpsとした場合、フレームレートは、30fps又は60fpsとなる。
フレーム数を電子データ変換装置1が決定する場合、例えば、システム制御部20が、フレームレートに基づいて決定する。全てのフレーム画像データが表示されることにより、元の電子データの画面表示イメージの各ピクセルの色と同じ色を、人間が認識することができるようになっているので、フレーム数が多くなることによって、全てのフレーム画像データが表示されるのに要する時間が長くなると、元の電子データの画面表示イメージを認識するのが難しくなる場合がある。そこで、例えば、全てのフレーム画像データの表示に要する時間の上限値を予め設定しておく。そして、システム制御部20が、決定されたフレームレートで全てのフレーム画像データを順次表示した場合に要する時間が、設定された上限値以下となるようにフレーム数を決定する。この場合、フレームレートが高くなるほど、フレーム数を多くすることができる。
フレームレート、及びフレーム数をユーザが決定する場合、例えば、生成された動画像データを再生することにより、表示部12により表示される動画像をユーザが確認しながら、フレームレート、及びフレーム数をそれぞれ調整することができるような機能を、電子データ変換装置1が有していても良い。
[3.電子データ変換装置の動作]
次に、電子データ変換装置1の動作について、図5を用いて説明する。
図5は、本実施形態に係る電子データ変換装置1のシステム制御部20の処理例を示すフローチャートである。なお、図5に示すフローチャートは、各フレーム画像データへの輝度値の設定パターンを、座標毎にランダムに決定する場合の処理を示すフローチャートである。
先ず、システム制御部20は、取得手段として、電子データを取得し、取得した電子データを静止画像データに変換する(ステップS1)。具体的に、システム制御部20は、電子データ取得手段として、例えば、ユーザによる操作部11の操作により指定された電子データを取得する。このとき、システム制御部20は、例えば、通信部13及びネットワークを介して他の情報処理装置から電子データを取得しても良いし、ディスクDKからドライブ部14を介して電子データを読み込んでも良いし、記憶部15に記憶されている電子データを取得しても良い。そして、システム制御部20は、変換手段として、例えば、取得した電子データのラスタライズを行うことにより、静止画像データを生成し、所定フォーマットのデータファイルとして記憶部15に記憶させる。静止画像データのフォーマットとしては、例えば、JPEGフォーマット、TIFFフォーマット、BMPフォーマット等がある。また、システム制御部20は、生成した静止画像データの縦横のピクセル数及び総ピクセル数を求める。なお、システム制御部20は、取得した電子データ自体が静止画像データであった場合、変換する処理を省略することができる。
次いで、システム制御部20は、生成した静止画像データのビットマップイメージをRAM19の所定領域に展開する(ステップS2)。このビットマップイメージは、例えば、各座標に対応して、R、G、Bの各輝度値が設定された配列構造のデータである。このビットマップイメージが、電子データの画面表示イメージに相当する。なお、システム制御部20は、電子データを静止画像データに変換する際に、静止画像データをデータファイルとして一度保存させるのではなく、ビットマップイメージとして直接RAM19に静止画像データを設定しても良い。
次いで、システム制御部20は、静止画像データ生成手段として、ステップS3〜S16において、複数のフレーム画像データを生成する。
先ず、システム制御部20は、フレームレート決定手段として、想定されるコンピューターディスプレイのリフレッシュレートに基づいて、生成する動画像データのフレームレートを決定する(ステップS3)。次いで、システム制御部20は、生成画像数決定手段として、決定されたフレームレートに基づいて、生成する動画像データのフレーム数FNを決定する(ステップS4)。なお、フレームレート、及びフレーム数の決定方法の例については既に説明してあるので、ここでの説明は省略する。
次いで、システム制御部20は、階調の圧縮変換を行う(ステップS5)。具体的に、システム制御部20は、展開されたビットマップイメージの各ピクセルのR、G、Bそれぞれの輝度値を、前記式(2)又は式(3)に代入して、変換後の輝度値を算出する。そして、システム制御部20は、算出された輝度値でビットマップイメージの輝度値を書き換える。
次いで、システム制御部20は、フレーム画像データのビットマップイメージの設定領域をFN個RAM19上にメモリ空間内に割り当てる(ステップS6)。
次いで、システム制御部20は、Y座標を示す変数yに0を設定し(ステップS7)、X座標を示す変数xに0を設定する(ステップS8)。
次いで、システム制御部20は、ステップS2において展開された元のビットマップイメージから、座標(x,y)のピクセルのR、G、Bの輝度値を取得する(ステップS9)。次いで、システム制御部20は、R、G、Bそれぞれについて、前記式(1)を満たすように、各フレーム画像データに設定する輝度値をランダムに決定する(ステップS10)。次いで、システム制御部20は、各設定領域の座標(x,y)の輝度値として、決定された輝度値をそれぞれ設定する(ステップS11)。
次いで、システム制御部20は、変数xに1を加算して(ステップS12)、変数xが、ステップS1において取得された横のピクセル数の値よりも小さいか否かを判定する(ステップS13)。このとき、システム制御部20は、変数xが横のピクセル数の値よりも小さい場合には(ステップS13:YES)、ステップS9に移行する。
一方、システム制御部20は、変数xが横のピクセル数の値以上である場合には(ステップS13:NO)、変数yに1を加算する(ステップS14)。次いで、システム制御部20は、変数yが、ステップS1において取得された縦のピクセル数の値より小さいか否かを判定する(ステップS15)。このとき、システム制御部20は、変数yが縦のピクセル数の値より小さい場合には(ステップS15:YES)、ステップS8に移行する。
一方、システム制御部20は、変数yが縦のピクセル数の値以上である場合には(ステップS15:NO)、各設定領域に設定されたビットマップイメージを、それぞれ所定フォーマットのフレーム画像データのファイルとして、記憶部15に記憶させる(ステップS16)。
次いで、システム制御部20は、動画像データ生成手段として、動画像データを生成する(ステップS19)。具体的に、システム制御部20は、生成されたフレーム1〜フレームFNの各フレーム画像データを結合して、動画像データを生成する。このとき、システム制御部20は、例えば、動画像データ中のフレームレート設定部分に、決定されたフレームレートを設定する。なお、上記各フレーム画像データの結合においては、前記フレーム番号を基準として、例えば昇順又は降順であるように規則的に結合されても良い、また前記フレーム番号を基準とせずランダムに結合するように構成しても良い。システム制御部20は、このようにして動画像データを生成すると、図5に示す処理を終了させる。
生成された動画像データは、そのフォーマットのデータを再生可能な情報処理装置によって再生することができる。このような情報処理装置が、生成された動画像データを再生することにより、動画像データに含まれるフレーム画像データが、例えばフレーム1、フレーム2、フレーム3・・・のように前記結合された順番で且つ動画像データ中に設定されたフレームレートで順次画面に表示される。そして、最後のフレーム画像データが表示された後は、再び初めのフレーム画像データが表示される。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部20が、ビットマップイメージとして、電子データの画面表示イメージを示す静止画像データを取得し、取得した静止画像データの少なくとも一部のピクセルの値である輝度値を変更したフレーム画像データを、決定されたフレーム数分生成する。このとき、システム制御部20は、各フレーム画像データ間で座標が互いに一致するピクセルの輝度値の加算平均が、元の電子データの画面表示イメージのピクセルの輝度値と等しくなるようにする。そして、システム制御部20は、生成されたフレーム画像データを、決定されたフレームレートで表示される動画像データを生成する。
従って、画面複製行為によって或る瞬間の画面表示イメージが複製されたとしても、複製される画面表示イメージは、元の電子データの画面表示イメージから少なくとも一部のピクセルの色が変更された1つのフレーム画像データの画面表示イメージと同じであるに過ぎない。その一方で、各座標で、各フレーム画像データのピクセルのR、G、Bの各輝度値の加算平均の組み合わせが示す色が、画面を見た人間によって認識されるので、元の電子データの画面表示イメージを認識させることができる。よって、画面に表示されている内容が正確に複製されることを防止することができる。
また、システム制御部20が、電子データを取得して、取得した電子データを変換することにより静止画像データを取得するので、画面に表示可能な電子データの画面表示イメージの内容をより正確に認識することができる。
また、システム制御部20が、各フレーム画像データへの輝度値の設定パターンをピクセル毎にランダムに決定することにより、元の電子データの画面表示イメージ上では互いに同色であった複数のピクセルを、フレーム画像データ上では互いに異なる色になる可能性が高くなるようにしても良い。この場合、複製された画面表示イメージから、元の画面表示イメージの内容が認識されることを難しくすることができる。
また、システム制御部20が、元の電子データの画面表示イメージのピクセルの輝度値の最小値と最大値との差を縮小させる変換を行い、各フレーム画像データ間で座標が互いに一致するピクセルの輝度値の加算平均が、変換後の輝度値と等しくなるようにても良い。この場合、画面に表示されている内容が正確に複製されることをより防止することができる。
また、システム制御部20が、動画像データのフレームレートを決定し、決定されたフレームレートに基づいて、動画像データのフレーム数を決定しても良い。この場合、フレームレートに合ったフレーム数を決定することが可能となり、それにより、画面を見た人間によって画面表示イメージが認識しやすいように、調整を行うことができる。
なお、上記実施形態においては、フレーム画像データの全ピクセルについて、元の電子データにおいて座標が一致するピクセルの色と異なる色となるようにしていたが、一部のピクセルについては、元の電子データにおいて座標が一致するピクセルの色と同色となっても良い。
また、上記実施形態においては、各フレーム画像データへの輝度値の設定パターンを座標毎に、すなわち、1ピクセル毎に変えるようにしていたが、1ピクセルよりも画面表示面積が広い単位で輝度値の設定パターンを変えるようにしても良い。例えば、元の電子データの画面表示イメージを複数の領域に分けて、輝度値の設定パターンを領域間で互いに異なるようにする。具体的には、例えば、システム制御部20が、前述した変換テーブルを領域毎に作成する。このとき、システム制御部20は、元の電子データにおいて同じ色、または、同じ輝度値に対する輝度値の設定パターンが、各領域間で互いに異なるように各変換テーブルを作成する。そして、システム制御部20は、参照する変換テーブルを領域毎に変えながら、各フレーム画像データに輝度値を設定する。なお、複数の領域のうち少なくとも2つの領域間で、輝度値の設定パターンが互いに異なるようになっていれば良い。
また、上記実施形態においては、各フレーム画像データのピクセルの輝度値の加算平均が、元の電子画像データの画面表示イメージのピクセルの輝度値と完全に等しくなるようにされていた。しかしながら、生成された動画像データが再生されている画面を見た人間が元の電子画像データの画面表示イメージを認識するに支障がない範囲内とするのであれば、或いは、人間の目で色の違いを認識することができない範囲であれば、各フレーム画像データのピクセルの輝度値の加算平均と、元の電子画像データの画面表示イメージのピクセルの輝度値とに多少のずれがあっても良い(例えば、±10程度)。このずれの範囲は、予め設定されていても良い。また、この場合、階調の圧縮変換を行わなくても、各フレーム画像データのピクセルの色を、元の電子データの画面表示イメージのピクセルの色と異ならせることができる。しかしながら、この場合であっても階調の圧縮変換を行っても良い。この階調の圧縮変換により、各フレーム画像データのピクセルの色と、元の電子データの画面表示イメージのピクセルの色との違いをより大きくすることができる。
また、上記実施形態においては、ピクセルの色が光の三原色の組み合わせて表されていたが、例えば、四原色の組み合わせが用いられても良い。
また、元の電子データの画面表示イメージの色をディザリングによって表現するフレーム画像データを生成しても良い。このとき、元の電子データの画面表示イメージに中間色等が用いられている場合には、フレーム画像データ上では複数のピクセルの色を組み合わせて電子データの画面表示イメージの色を表現することになる。この場合、1ピクセル単位で見ると、各フレーム画像データ間で座標が互いに一致するピクセルの輝度値の加算平均と、電子データの画面表示イメージにおいて座標が一致するピクセルの輝度値との差が所定の範囲内に収まらない場合がある。つまり、1ピクセルだけを見ると、各フレーム画像データの平均的な色が、電子データの画面表示イメージの色と異なる場合がある。しかしながら、複数のピクセルで構成される所定の範囲(例えば、縦横それぞれ3ピクセルの9ピクセルの範囲)で見た場合に、動画像データの再生によって表示された画面を人間が見たときに認識される色が、電子データの画面表示イメージの色と同じように見えればよい。この場合、例えば、各フレーム画像データの所定の範囲にある複数のピクセルの輝度値の加算平均と、電子データの画面表示イメージにおいて座標が一致する範囲にあるピクセルの輝度値との差が、所定の範囲内となるようにすれば良い。
1 電子データ変換装置
11 操作部
12 表示部
13 通信部
14 ドライブ部
15 記憶部
16 入出力インターフェース部
17 CPU
18 ROM
19 RAM
20 システム制御部
21 システムバス

Claims (8)

  1. 静止画像データを取得する取得手段と、
    前記取得された静止画像データの少なくとも一部のピクセルの値を変更した静止画像データを所定数生成する静止画像データ生成手段であって、当該所定数の静止画像データ間で表示位置が互いに一致するピクセルの値の加算平均が、前記取得された静止画像データにおいて表示位置が一致するピクセルの値と等しくなるようにする静止画像データ生成手段と、
    前記生成された各静止画像データが所定のフレームレートで表示される動画像データを生成する動画像データ生成手段と、
    を備えることを特徴とするデータ生成装置。
  2. 請求項1に記載のデータ生成装置において、
    前記静止画像データ生成手段は、前記取得された静止画像データが示す画像を複数に分けた領域のうち少なくとも2つの領域間で、同一のピクセル値に対して前記所定数の静止画像データに設定するピクセル値のパターンを異ならせることを特徴とするデータ生成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のデータ生成装置において、
    前記静止画像データ生成手段は、ピクセルの値の最小値と最大値との差が縮小するように、前記取得された静止画像データの各ピクセルの値を変換し、前記所定数の静止画像データ間で表示位置が互いに一致するピクセルの値の加算平均が、当該変換後のピクセルの値と等しくなるようにすることを特徴とするデータ生成装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のデータ生成装置において、
    前記静止画像データは、ピクセルの色を表現する基となる原色毎の輝度値をピクセルの値として含み、
    前記静止画像データ生成手段は、前記原色毎に、前記所定数の静止画像データ間で表示位置が互いに一致するピクセルの輝度値の加算平均が、前記取得された静止画像データにおいて表示位置が一致するピクセルの輝度値と等しくなるようにすることを特徴とするデータ生成装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載のデータ生成装置において、
    前記動画像データ生成手段は、
    表示するフレームレートを決定するフレームレート決定手段を備え、
    前記静止画像データ生成手段は、
    前記決定されたフレームレートに基づいて、生成する静止画像データの数を決定する生成画像数決定手段を備えることを特徴とするデータ生成装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載のデータ生成装置において、
    前記取得手段は、
    表示装置の画面上に表示可能な電子データを取得する電子データ取得手段と、
    前記取得された電子データを静止画像データに変換する変換手段と、
    を備えることを特徴とするデータ生成装置。
  7. 静止画像データを取得する取得工程と、
    前記取得された静止画像データの少なくとも一部のピクセルの値を変更した静止画像データを所定数生成する静止画像データ生成工程であって、当該所定数の静止画像データ間で表示位置が互いに一致するピクセルの値の加算平均が、前記取得された静止画像データにおいて表示位置が一致するピクセルの値と等しくなるようにする静止画像データ生成工程と、
    前記生成された各静止画像データが所定のフレームレートで表示される動画像データを生成する動画像データ生成工程と、
    を含むことを特徴とするデータ生成方法。
  8. コンピュータを、
    静止画像データを取得する取得手段、
    前記取得された静止画像データの少なくとも一部のピクセルの値を変更した静止画像データを所定数生成する静止画像データ生成手段であって、当該所定数の静止画像データ間で表示位置が互いに一致するピクセルの値の加算平均が、前記取得された静止画像データにおいて表示位置が一致するピクセルの値と等しくなるようにする静止画像データ生成手段、及び、
    前記生成された各静止画像データが所定のフレームレートで表示される動画像データを生成する動画像データ生成手段、
    として機能させることを特徴とするデータ生成プログラム。
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