JP2011180877A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納装置内に回転搬出部材を備えて商品を搬出するもので、製造コストを低減でき、搬出不良が少なく、小型化できる自動販売機を提供することを目的とする。
【解決手段】収納装置内にスパイラル部材95を備え、スパイラル部材95に載置した商品を回転により前方から落下搬出する搬出装置67と、搬出装置67の前方に商品を搬出する搬出通路82を備えた自動販売機であって、収納装置80の前部に商品の落下姿勢を規制する姿勢制御板110を設けたことによって、商品が収納装置80から送出され、搬出通路82内を落下する際に、商品が収納装置80で充填された状態を保ちながら落下することができ、製造コストを低減でき、搬出不良が少なく、小型化できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、収納装置を上下に複数段備えた自動販売機に関するものである。
近年、複数段の収納装置を備えた自動販売機には、複数段の収納装置から送出された商品が通過する搬出通路が設けられている。(例えば、特許文献1参照)
以下、図面を参照しながら、上記従来の自動販売機について説明する。
図15は、従来の収納装置を上下に複数段備えた自動販売機の断面図である。図15示すように自動販売機のキャビネット1と、キャビネット1の内部には、複数の収納装置2が設けられ、各収納装置2には商品送出装置3が設置されている。商品送出装置3には商品4が充填される構造となっている。複数段の収納装置の前方には搬出通路5が配置されており、搬出通路5の下部に商品取出口6が設けられている。搬出通路5の前面には扉体7が構成されている。
また、収納装置2の下方には、ファン8、冷却装置9、加温装置10を備え、庫内を所定の温度に冷却、または加温することができる。
上記構成において、商品送出装置3の動作により、収納装置2の商品4が前方に押し出され搬出通路5を通過し商品取出口6に送出される。
特開平11−250340号公報
しかしながら、前記従来の自動販売機では、搬出通路5にて商品4が通過する際、搬出通路5において商品4が様々な向きに傾いて落下するため、搬出通路5と収納装置2の前面において商品4が接触してひっかかり搬出不良となる可能性を低減するため、収納装置2の前面と扉体7までの距離、すなわち搬出通路5の奥行寸法は、商品4の対角寸法(最大寸法)より大きい奥行寸法が必要となるため、機械の奥行寸法が大きくなってしまうという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、搬出通路内での商品のひっかかりが少なく、搬出不良が少なく、さらに奥行寸法が小さいため機械の小型化が可能であり、製造コスト抑えた自動販売機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機は、収納装置内に回転搬出部材を備え、前記回転搬出部材に載置した商品を回転により前方から落下搬出する搬出装置と、前記搬出装置の前方に前記商品を搬出する搬出通路を備えた自動販売機であって、前記収納装置の前部に前記商品の落下姿勢を規制する姿勢制御板を設けたものである。
これによって、商品が収納装置から送出され、搬出通路内を落下する際に、商品が収納装置で充填された状態を保ちながら落下するので、商品の対角寸法(最大寸法)より小さい奥行寸法にすることができるので、搬出通路の奥行寸法を小さくすることができる。
本発明の自動販売機は、製造コストを低減することができるとともに、搬出不良が少なく、自動販売機の奥行寸法が小さくでき小型化できる自動販売機を提供することができる。
本発明の実施の形態1における自動販売機の正面図 同実施の形態の自動販売機の扉を開放し第二収納室を引き出した状態の斜視図 (a)同実施の形態の自動販売機の水平断面概略図、(b)同実施の形態の自動販売機の第二収納室を引き出した状態の水平断面概略図 同実施の形態の自動販売機の第二収納室の斜視図 同実施の形態の自動販売機の第二収納室の取手部の斜視図 同実施の形態の自動販売機の第二収納室の側面図 (a)同実施の形態の自動販売機の第二収納室を収納した時の上面図、(b)同実施の形態の自動販売機の第二収納室を引き出した時の上面図 同実施の形態の自動販売機の第二収納室の下部ストッパの要部側面図 同実施の形態の自動販売機の第二収納室を収納した時の縦断面図 同実施の形態の自動販売機の第二収納室の収納装置の上面図 同実施の形態の自動販売機の第二収納室の搬出通路と収納装置の側面概略図 同実施の形態の自動販売機の第二収納室の搬出通路と収納装置と搬出通路カバーの上方より見た概略図 同実施の形態の自動販売機の第二収納室の収納装置の概略斜視図 同実施の形態の自動販売機の第二収納室の収納装置の姿勢制御板の斜視図 従来の自動販売機の収納装置を上下に複数段備えた断面図
請求項1に記載の発明は、収納装置内に回転搬出部材を備え、前記回転搬出部材に載置した商品を回転により前方から落下搬出する搬出装置と、前記搬出装置の前方に前記商品を搬出する搬出通路を備えた自動販売機であって、前記収納装置の前部に前記商品の落下姿勢を規制する姿勢制御板を設けたものであり、商品が収納装置から搬出通路に送出される際に、商品は姿勢制御板に接触しながら送出するので、収納装置に充填された状態を保持しながら搬出通路を落下し、商品が搬出通路内で傾斜しにくくいため、搬出通路の奥行寸法を小さくすることができ、機器の小型化、あるいはスペースの有効活用ができるとともに、搬出通路内での商品のひっかかりによる搬出不良も少なくすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記姿勢制御板は上部を支点として揺動可能に設けたものであり、より確実に収納装置に充填された状態を保持しながら搬出通路に落下させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、上下に複数段の収納装置を備え、前記姿勢制御板は前記収納装置の前方下部に懸架して、それぞれ下方の収納装置の商品の落下姿勢を規制するものであり、姿勢制御板の支持構造の簡素化を図ることができ、収納商品の形状の自由度を高めることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、前記姿勢制御板の下端は前記回転搬出部材の上端と水平方向でラップさせたものであり、上段の収納装置から送出された商品は、搬出通路を落下する際に下段の収納装置内に商品が入
ることがないため、より確実に収納装置に充填された状態を保持しながら搬出通路に落下させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、前記搬出装置の前方に前記商品を搬出する搬出通路の奥行寸法は前記商品の外形最長寸法より小さく設定したものであり、より確実に機器の小型化、あるいはスペースの有効活用ができるとともに、搬出通路内での商品のひっかかりによる搬出不良も少なくすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における自動販売機の正面図、図2は同実施の形態の自動販売機の扉を開放し第二収納室を引き出した状態の斜視図、図3(a)は同実施の形態の自動販売機の水平断面概略図、図3(b)は同実施の形態の自動販売機の第二収納室を引き出した状態の水平断面概略図、図4は同実施の形態の自動販売機の第二収納室の斜視図、図5は同実施の形態の自動販売機の第二収納室の取手部の斜視図、図6は同実施の形態の自動販売機の第二収納室の側面図、図7(a)は同実施の形態の自動販売機の第二収納室を収納した時の上面図、図7(b)は同実施の形態の自動販売機の第二収納室を引き出した時の上面図、図8は同実施の形態の自動販売機の第二収納室の下部ストッパの要部側面図である。
図1から図3において、自動販売機本体50の前面を覆う外扉51はヒンジ機構52を介して回動自在に軸支されており、外扉51の上部には、商品サンプル展示室53を有し、内部に缶、ビン等の商品サンプル54を備え、商品サンプル54に対応してそれぞれ選択ボタン55を設けている。また、缶、ビン等とは異なる箱状あるいは袋状の商品サンプル56、その選択ボタン57も同一商品サンプル展示室53内に備えている。
また、商品サンプル展示室53の下方には、商品の広告などを掲示する広告パネル室58と貨幣を投入する金銭投入口59および携帯端末などの非接触端末の電子マネーによる決済が可能な読書き手段60を備えている。また、金銭投入口59や読書き手段60の下部には、利用者が選択した商品をしゃがみ姿勢で取り出す商品取出口61が備えられている。
また、自動販売機本体50の内部には、缶、ビン等の商品を収納する第一収納室62と、第一収納室62とは独立して、缶、ビン等とは異なる箱状あるいは袋状の商品を収納する第二収納室63とを備えている。具体的には、第一収納室62は仕切板65により複数の収納部を有し、図示しない両側板間に湾曲状のサーペンタインコラムを組み合わせて構成したもので、上方の商品投入口から商品を横倒しにして収納し、下方の商品搬出装置の動作により商品を1本づつ搬出する。
また、第二収納室63は、第一収納室62と併設して、外扉51のヒンジ機構52の反ヒンジ側の端部に位置し、前方に引出し可能に構成している。そして、第二収納室63の内部には、箱状あるいは袋状の商品を収納するための前後方向に配置した回転搬出部材としてのスパイラル機構と、それを回動する駆動装置としてのモータを備え、モータによるスパイラル機構の回動により前方から商品を落下搬出するものである。
また、第二収納室63を収納する収納部の外部と仕切る壁面には真空断熱材66を配置している。
また、外扉51の内方にヒンジ機構52aにより開閉可能な内扉64を備え、内扉64は第一収納室62の前面にのみ対向して配置している。すなわち、内扉64は第二収納室63の前面とは干渉しないように構成している。
また、第一収納室62の下方の商品搬出装置の動作により商品の搬出を行う商品搬出通路と、第二収納室63のスパイラル機構の回動により前方から商品を落下搬出する商品搬出通路82とは独立して形成しており、それぞれの商品搬出通路を経由した後の商品取出口61は共通とした構造となっている。
また、第二収納室63のスパイラル機構の回動により前方から商品を落下搬出する商品搬出通路82は、引き出し構造の第二収納室63の前方に一体に構成している。
また、図4から図8において、第二収納室63は、前支柱71と後支柱72と底板73と上枠74により連結された構造となっており、前支柱71と後支柱72には商品81が収納された上下に複数個の収納装置80が着脱自在に固定されている。収納装置80の前方の商品の搬出通路82は断面略コ字状の搬出通路カバー79により覆われている。上枠74の内側の左右側面には伸縮自在なレール78の可動部が固定されており、ストッパ固定板75の外側の左右側面には伸縮自在なレール78の固定部が固定されている。また、底板73の外壁側には第二収納室63の側面を支持する支持部材を備え、上枠74の左右2箇所のレール機構と側面の前記支持部材との3点で第二収納室63を支持している。
また、上枠74の前面には、上方が狭く下方が広いだるま状の異形穴74aを設けており、この異形穴74aに止め具77が設置されている。止め具77はストッパ76に連動しており、止め具77を上下方向に移動すると連動してストッパ76はストッパ固定板75内の切欠部を上下方向に移動する。上枠74の異形穴74aは上方が狭い穴のため、第二収納室63を閉じた状態で止め具77を上方向に移動すると、ストッパ76により上枠74はストッパ固定板75に固定される。そして、止め具77を下方向に移動すると、上枠74の異形穴74aの下部が止め具77の直径より広い穴としているため、ストッパ76が下方向に移動し、上枠74のストッパ固定板75への係止が解除された状態となる。したがって止め具77を下方向に移動した状態で、取手70を手前に引くと、第二収納室63は前方に引き出し可能となる。
また、ストッパ76がストッパ固定板75内の切欠部で下方に移動していることで、第二収納室63の上枠74の後側面82に係合するまで引出すことができる。すなわち、ストッパ76は第二収納室63の前方引出しを規制するストッパ機能(本体への係止機能)と、第二収納室63の前方引出し時の最大開放状態を規制するストッパ機能(引出し時の係止機能)とを兼用している。
また、第二収納室63の前方には取手70を有し、取手70は板材をL字状に折り曲げて形成し、取手部40と側面部41と突出部42と、突出部42の傾斜部44の前方に設けた凹部43を備え、また、側面部41の上部には取手部40を回動可能にした軸部45と回動範囲を規制する長穴部46を備えている。そして、本体側に設けた突起(図示せず)が凹部43に係合することで、第二収納室63の前方の移動を規制している。
そして、第二収納室63を前方に引き出す場合、上枠74の止め具77を下方向に移動した状態で、取手部40の下部を手前に引くことで軸部45を中心に取手70が回動し凹部43と本体側に設けた突起との係合が解除され、その状態で取手部40を手前に引き続けることで第二収納室63を前方に引き出すことができる。
また、下部ストッパ84は、第二収納室63の下部での前方引出しを規制するもので、自動販売機本体50内に下部ストッパヒンジ88にて軸支されており、通常は下部ストッパ84の自重により下当たり部86の位置で停止している。また、下部ストッパ84は下部ストッパヒンジ88を中心に上当たり部85と下当たり部86の間で回動自在に形成されている。そして、下部ストッパ84が自重により下当たり部86の位置で停止している状態で下部ストッパ84の先端部89が後支柱72に設けた当接部87に当接することで第二収納室63の下部での前方引出しを規制する。なお、第二収納室63を自動販売機本体50から脱着する場合は、下部ストッパ84を上当たり部85まで手動で上げて下部ストッパ84の先端部89を当接部87から解除することで可能となる。
また、ストッパ固定板75の外側左右側面に設けた伸縮自在なレール78の固定部は、図示しない自動販売機本体50の上部内面に配置された上部左右2箇所のガイドと嵌合する構造としている。そして、第二収納室63を自動販売機本体50から脱着する際には、第二収納室63を閉じた状態で止め具77を上方向に移動し、ストッパ76で上枠74をストッパ固定板75に固定した状態で、前方に引き出すことで、第二収納室63を自動販売機本体50から脱着することができる。
また、図9は同実施の形態の自動販売機の第二収納室を収納した時の縦断面図、図10は同実施の形態の自動販売機の第二収納室の収納装置の上面図、図11は同実施の形態の自動販売機の第二収納室の搬出通路と収納装置の側面概略図、図12は同実施の形態の自動販売機の第二収納室の搬出通路と収納装置と搬出通路カバーの上方より見た概略図、図13は同実施の形態の自動販売機の第二収納室の収納装置の概略斜視図、図14は同実施の形態の自動販売機の第二収納室の収納装置の姿勢制御板の斜視図である。
図9から図14において、収納装置80内には水平方向に回転搬出部材としてのスパイラル部材95とスパイラル部材95を回転駆動させるモータ96とを備え、スパイラル部材95の螺旋空間97には箱状あるいは袋状の商品81を載置しており、モータ96の駆動によりスパイラル部材95を回転させ前方から落下搬出する搬出装置67を備え、搬出装置67の前方には商品81を落下搬出する搬出通路82と搬出通路カバー79とを備えている。また、搬出通路82の下方に連通して着脱可能な下シュート106を備え、下シュート106はさらに横方向に配置した商品取出口61に連通している。
また、上下に複数段配置した収納装置80の前部には商品81の落下姿勢を規制するための姿勢制御板110を備え、姿勢制御板110は上部を支点として収納装置80の前方下部に懸架して揺動可能に設けている。そして、それぞれの姿勢制御板110は、その下方の収納装置80の商品の落下姿勢を規制するように構成している。
具体的には、姿勢制御板110は側面から見て略くの字形状に成形されており、上面部114の端面左右両側に曲げ部113を有した係止爪112を備え、係止爪112を収納装置80の前方下部の切欠部111に懸架して、曲げ部113を支点として揺動可能としている。
また、姿勢制御板110の下端は回転搬出部材としてのスパイラル部材95の上端と水平方向でラップさせた位置になるように設定している。
また、搬出装置67の前方に設けた商品81を搬出するための搬出通路82の奥行寸法は商品81の外形最長寸法より小さく設定している。すなわち、商品81の搬出落下時の姿勢を規制することで搬出通路82内での商品81の引掛かりを防止するとともに、奥行きのスペースを有効活用することができる。
また、収納装置80の下方に区画された空間には、収納装置80内の空気を循環させるファン100と加熱装置としてのヒータ102と冷却装置103と温度センサ104とを配置し、前記冷却、加温装置を収納した空間に連通するダクト101を収納装置80の背面に配置している。そしてダクト101の吸込口105を収納装置80の最上段近傍に配置している。これにより、ファン100の運転で収納装置80内の空気はダクト101の吸込口105から吸い込まれ、前記冷却、加温装置で熱交換され前方の搬出通路82を循環風路の吐出側として空気が循環する。
また、収納装置80の両側部には上下方向の通風孔98を前後に複数形成している。
また、缶、ビン等を収納する第一収納室62内の空気を循環させる循環風路と、箱状あるいは袋状の商品81を収納する第二収納室63内の空気を循環させる循環風路とはそれぞれ独立して形成している。
また、第二収納室63を収納する収納部の外部と仕切る壁面には真空断熱材66を配置している。
以上のように構成された自動販売機について、以下その動作、作用を説明する。
缶、ビン等とは異なる箱状あるいは袋状の商品を収納する第二収納室63を商品補充等で前方に引き出す場合、外扉51を開放し、上枠74の前面異形穴74a上方に係止された止め具77を緩めて下方に移動することでストッパ76が下方向に移動し、上枠74のストッパ固定板75への係止が解除された状態となる。そして、取手70の取手部40の下部を手前に引くことで軸部45を中心に取手70が回動し凹部43と本体側に設けた突起との係合が解除され、その状態で取手部40を手前に引き続けることで第二収納室63を前方に引き出すことができる。
この場合、第二収納室63は、第一収納室62と併設して、外扉51のヒンジ機構52の反ヒンジ側の端部に位置しているので、外扉51の開角度が小さい場合でも第二収納室63を前方に引き出し可能となり、商品充填性や、メンテナンス性を高めることができる。
また、外扉51の内方にヒンジ機構52aにより開閉可能な内扉64は第一収納室62の前面にのみ対向して配置し、第二収納室63の前面とは干渉しないように構成しているので、第二収納室63を引き出す際に、外扉51のみを開放し内扉64を開放する必要がなく、商品充填やメンテナンスを容易に行うことができる。
また、第二収納室63の内部には、箱状あるいは袋状の商品を収納するための前後方向に配置した回転搬出部材としてのスパイラル機構と、それを回動する駆動装置としてのモータを備え、モータによるスパイラル機構の回動により前方から商品を落下搬出するものであり、第二収納室63からの商品搬出を簡素な構造で確実に行うことができる。
また、第一収納室62の下方の商品搬出装置の動作により商品の搬出を行う商品搬出通路と、第二収納室63のスパイラル機構の回動により前方から商品を落下搬出する商品搬出通路とは独立して形成しており、それぞれの商品搬出通路を経由した後の商品取出口61は共通とした構造となっているので、同一の箱体内に、缶、ビン等を収納する第一収納室62と、第一収納室62とは独立して前方に引出し可能で駆動機構を備えた搬出装置により商品を搬出する第二収納室63とを備えた自動販売機の搬出確実性とスペースの有効活用を図ることができる。
また、第二収納室63のスパイラル機構の回動により前方から商品を落下搬出する商品搬出通路82は、引き出し構造の第二収納室63の前方に一体に構成しているので、第二収納室の商品搬出通路の寸法精度の向上による搬出確実性の向上、一体化による構造簡素化、組立性の向上を図ることができる。
また、本実施の形態における第二収納室63は、前支柱71と後支柱72と底板73と上枠74により連結された構造で、伸縮自在なレール78を備え、第二収納室63の前方への引き出し規制を上枠74の止め具77と連動したストッパ76で行うものであり、第二収納室63の商品補充等で前方に引き出す場合の安全性と、第二収納室63を自動販売機本体50からメンテナンス等で外すときの操作性を高めることができる。
また、上枠74の前面には、上方が狭く下方が広いだるま状の異形穴74aを設け、この異形穴74aに設けた止め具77を上下方向に移動することで連動したストッパ76がストッパ固定板75内の切欠部を上下方向に移動し上枠74のストッパ固定板75への係脱を可能としているので、第二収納室63の上部に配置した上枠74でのストッパ76の係脱を容易に行うことができ、操作性が向上する。
また、第二収納室63は、上枠74の左右2箇所のレール機構と底板73の外壁側の支持部材との3点で第二収納室63を支持しているので、第二収納室63の前方引出し時の操作性と支持構造の簡素化を図ることができる。
また、第二収納室63の下部ストッパ84が自重により下当たり部86の位置で停止している状態で下部ストッパ84の先端部89が後支柱72に設けた当接部87に当接することで第二収納室63の下部での前方引出しを規制しているので、さらに、第二収納室63の商品補充等で前方に引き出す場合の安全性を高めることができる。
また、第二収納室63の前部に可動機構を備えた取手70を有し、取手70は本体との着脱機構と前方への引き出し取手機能を兼用化したものであり、さらに、第二収納室63の商品補充等で前方に引き出す場合の安全性と操作性を高めることができる。
また、ストッパ固定板75の外側左右側面に設けた伸縮自在なレール78の固定部は、図示しない自動販売機本体50の上部内面に配置された上部左右2箇所のガイドと嵌合する構造とし、第二収納室63を自動販売機本体50から脱着する際には、第二収納室63を閉じた状態で止め具77を上方向に移動し、ストッパ76で上枠74をストッパ固定板75に固定した状態で、前方に引き出すことで、レール78を固定して第二収納室63を自動販売機本体50から脱着することができるので、第二収納室63を自動販売機本体50から脱着する際の取り外し操作性および本体への取り付け操作性を高めることができる。
その際、下部ストッパ84を上当たり部85まで手動で上げて下部ストッパ84の先端部89を当接部87から解除することで可能となり、容易に取り外すことができる。また、本体への取り付けの際には、押し込むのみで下部ストッパ84を機能させることができる。
また、本実施の形態における第二収納室63の収納装置80内には水平方向に回転搬出部材としてのスパイラル部材95とスパイラル部材95を回転駆動させるモータ96とを備え、スパイラル部材95の螺旋空間97には箱状あるいは袋状の商品81を載置し、モータ96の駆動によりスパイラル部材95を回転させ前方から落下搬出する搬出装置67を備えている。そして、搬出装置67の前方には商品81を落下搬出する搬出通路82と搬出通路カバー79とを設け、上下に複数段配置した収納装置80の前部には商品81の
落下姿勢を規制するための姿勢制御板110を備えており、販売信号を受けてモータ96の動作によりスパイラル部材95が回転するとスパイラル部材95の1ピッチ分前方に商品81が送出され、収納装置80の前方へ商品81が押し出される。最前列にある商品81の前面上方には、上段の収納装置80の前方に懸架された姿勢制御板110に当接し上部を支点として回動しながら姿勢制御板110を前方へ押す。具体的には、姿勢制御板110は係止爪112の曲げ部113を支点として、略くの字形状の姿勢制御板110の上面部114が収納装置80の底面に接するまで回動する。商品81は収納装置80の前端から外れると、最前列の商品81は搬出通路82を下方へ落下する。その後、商品81は搬出通路82の下方にある下シュート106を通過し、商品取出口61に搬出される。
商品81が充填されていた収納装置80から落下すると、姿勢制御板110は自身の自重により係止爪112が収納装置の底面に接するまで、押し出される場合と逆方向に回動して収納装置2の取付状態の位置で停止する。
以上のように本実施の形態では、収納装置80の前部に商品81の落下姿勢を規制する姿勢制御板110を設けているので、商品81が収納装置80の前端から外れる際に、姿勢制御板110と当接しているので、搬出通路82にて商品81は姿勢制御板110より前方に倒れることなく、収納装置80に充填された垂直に近い状態を保ちながら搬出通路82を下方に落下するため、搬出通路82の奥行き寸法を商品81の対角寸法より小さい幅にすることができる。これにより、機器の小型化、あるいはスペースの有効活用ができるとともに、搬出通路内での商品のひっかかりによる搬出不良も少なくすることができる。
また、姿勢制御板110の下端は回転搬出部材としてのスパイラル部材95の上端と水平方向でラップさせた位置になるように設定しているので、上段の収納装置80から送出された商品81は、搬出通路82を落下する際に下段の収納装置80内に落下したり、下段のスパイラル部材95に乗り上げ、商品取出口61に搬出されないという搬出不良をおこしにくい。
また、姿勢制御板110は収納装置80の前方下部に懸架して、それぞれ下方の収納装置80の商品の落下姿勢を規制しているので、姿勢制御板110の支持構造の簡素化を図ることができ、収納商品の形状の自由度を高めることができる。
また、搬出通路の奥行寸法は前記商品の外形最長寸法より小さく設定しているので、より確実に機器の小型化、あるいはスペースの有効活用ができるとともに、搬出通路内での商品のひっかかりによる搬出不良も少なくすることができる。
また、姿勢制御板110は、係止爪112を収納装置80の底面に設けられた切欠部111に挿通するのみで固定できるため、取り外しが容易で組み立て性やメンテナンス性が向上する。さらに、姿勢制御板110の回動は、販売動作時、商品81の送出時により商品81が姿勢制御板110に当接し押しあげられ、商品81が搬出通路82に落下すると姿勢制御板110自身の自重により再び、商品81に押し出される前の位置に戻るため、姿勢制御板110の部品点数を減らすことができ製造コストを低減することができる。
また、本実施の形態における第二収納室63の収納装置80下方に区画された空間には、収納装置80内の空気を循環させるファン100と加熱装置としてのヒータ102と冷却装置103と温度センサ104とを配置し、前記冷却、加温装置を収納した空間に連通するダクト101を収納装置80の背面に配置し、前方の搬出通路82を循環風路の吐出側として空気が循環するものであり、ヒータ102または冷却装置103で熱交換された空気はファン100により下シュート106に送出され、搬出通路82に空気が流通され
る。搬出通路82には、すべての収納装置80が連通しているので、すべての収納装置80に空気が流通する。
また、収納装置80内には商品81がスパイラル部材95の螺旋空間部97に挟みこまれているため、商品と商品の間にはスパイラル部材95が存在し、横方向に商品がお互いが接触しないように充填されるため、商品と商品の間を空気が流通しやすくなる。さらに、収納装置80に設けられた通気孔98にも空気が流通するため、より上段の収納装置80へ早く空気が流通することができる。
そして、最上段に配置された収納装置80の後方には、ダクト101の空気吸込口105があるため、すべての収納装置80に空気が流通した後、最上段の収納装置80の後方へ空気が流通する。最上段の収納装置80の後方からダクト101の空気吸込口105に吸込まれた空気は、ダクト101と連通しているファン100へ吸込まれ、ファン100の空気吐出口に送出されると再び、空気はヒータ102で加熱または冷却装置103にて冷却され上記に示したように空気が対流を繰り返す。
以上のように本実施の形態では、冷却、加温装置を収納した空間に連通するダクト101を収納装置80の背面に配置し、前方の搬出通路82を循環風路の吐出側として空気が循環することにより、下方で加熱または冷却された空気が複数の収納装置全体に循環しやすい構造となり、商品の充填場所に関係なく、商品の温度差が少なく充填した商品すべてが販売可能な温度となる時間が短縮される。また、消費電力量を削減することができる。
また、収納装置80の前方の搬出通路82は商品を搬出する通路としての機能だけでなく、空気を循環させるダクトとしての機能も兼ね備えているため新たにダクトを設置する必要がなく、機械を小型化できるとともに製造コストの低減を図ることができる。
また、商品の充填場所による温度差が少ないため加熱または冷却を行う場合の温度制御は、加熱または冷却された空気が最も温度が高くまたは低くなるのは、加熱または冷却された直後であるので、ヒータ102または冷却装置103により加熱または冷却された空気が送出された場所に温度センサ104を設置するのみで温度制御が可能であり、少ない温度センサで温度制御が可能となるため機械を小型化できるとともに製造コストの低減を図ることができる。
また、冷却、加温装置を収納した空間に連通するダクト101を収納装置80の背面に配置し、ダクト101の吸込口105を収納装置80の最上段近傍に配置することにより、ファン100の運転で収納装置80内の空気はダクト101の吸込口105から吸い込まれ、前記冷却、加温装置で熱交換され前方の搬出通路82を循環風路の吐出側として空気が循環することにより、より効率的に下方で加熱または冷却された空気を複数の収納装置全体に循環することができる。
また、収納装置80の両側部には上下方向の通風孔98を前後に複数形成しているので、通風孔98を通してより効率的に下方で加熱または冷却された空気を複数の収納装置全体に循環することができる。
また、第二収納室63を収納する収納部の外部と仕切る壁面には真空断熱材66を配置しているので、真空断熱材66の高断熱性により、より庫内の温度差を小さくでき、また、消費電力量を削減することができる。
また、缶、ビン等を収納する第一収納室62内の空気を循環させる循環風路と、箱状あるいは袋状の商品81を収納する第二収納室63内の空気を循環させる循環風路とはそれ
ぞれ独立して形成しているので、それぞれ独立した循環風路により、それぞれの収納室を所定の温度に独立して制御することができる。
以上のように、本発明にかかる自動販売機は、収納装置内に回転搬出部材を備えて商品を搬出するもので、製造コストを低減でき、搬出不良が少なく、奥行寸法も小さくでき小型化できるものであり、収納装置内に回転搬出部材を備えて搬出するあらゆる自動販売機器の用途にも適用できる。
50 自動販売機本体
67 搬出装置
79 搬出通路カバー
80 収納装置
82 搬出通路
95 スパイラル部材
96 モータ
110 姿勢制御板

Claims (5)

  1. 収納装置内に回転搬出部材を備え、前記回転搬出部材に載置した商品を回転により前方から落下搬出する搬出装置と、前記搬出装置の前方に前記商品を搬出する搬出通路を備えた自動販売機であって、前記収納装置の前部に前記商品の落下姿勢を規制する姿勢制御板を設けたことを特徴とする自動販売機。
  2. 前記姿勢制御板は上部を支点として揺動可能に設けたことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 上下に複数段の収納装置を備え、前記姿勢制御板は前記収納装置の前方下部に懸架して、それぞれ下方の収納装置の商品の落下姿勢を規制することを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機。
  4. 前記姿勢制御板の下端は前記回転搬出部材の上端と水平方向でラップさせたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の自動販売機。
  5. 前記搬出装置の前方に前記商品を搬出する搬出通路の奥行寸法は前記商品の外形最長寸法より小さく設定したことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の自動販売機。
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