JP2011180664A - 文字入力装置及びヘッドマウントディスプレイ装置 - Google Patents

文字入力装置及びヘッドマウントディスプレイ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 操作キーとその操作回数とを必要最低限とすることで、片手の操作による文字入力を容易にすることを目的とする。
【解決手段】 入力される文字が表示される文字入力領域を備え、前記文字入力領域への文字の入力時に、ひらがな及びカタカナのいずれか一方の文字群を、上位階層及び下位階層の少なくとも2つの階層を用いて表示する表示部と、前記上位階層及び前記下位階層により表示される文字群からいずれかの文字を候補とするときに操作される第1操作部と、前記第1操作部の操作により候補とされた文字を選択する際に操作される第2操作部と、前記文字の入力時に、前記上位階層にて前記第1操作部及び前記第2操作部の操作により選択された文字を含む文字列を前記下位階層として表示し、前記下位階層にて前記第1操作部及び前記第2操作部の操作により選択された文字を前記文字入力領域に表示させる表示制御部とを備える文字入力装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、文字を入力する文字入力装置、及びユーザの頭部に装着して、ユーザの視野に画像を表示するヘッドマウントディスプレイ装置に関する。
従来から、ひらがな、カタカナ、漢字、数字、英字、記号などを入力する入力装置が知られている。例えば、特許文献1の入力装置は、上方向キー、下方向キー、左方向キー、右方向キー、決定キー、取消キーの6個のキーを操作することにより、文字を入力する。また、ユーザの頭部に装着して、表示される静止画や動画などを視聴するヘッドマウントディスプレイ装置が知られている。
特許第4133523号公報
上述したヘッドマウントディスプレイ装置のようなモバイル製品は、小型のため操作キー数が限られる。その限られた操作キーで文字入力を行うと、操作が冗長的になりやすく、文字入力が気軽にできなくなる。さらに、特許文献1の入力装置をヘッドマウントディスプレイ装置に適用すると、ヘッドマウントディスプレイ装置に設けられる操作キーでは片手での操作が難しくなる。
そこで、本発明の文字入力装置及びヘッドマウントディスプレイ装置は、操作キーとその操作回数とを必要最低限とすることで、片手の操作による文字入力を容易にすることを目的とする。
本発明の文字入力装置は、入力される文字が表示される文字入力領域を備え、前記文字入力領域への文字の入力時に、ひらがな及びカタカナのいずれか一方の文字群を、上位階層及び下位階層の少なくとも2つの階層を用いて表示する表示部と、前記上位階層及び前記下位階層により表示される文字群からいずれかの文字を候補とするときに操作される第1操作部と、前記第1操作部の操作により候補とされた文字を選択する際に操作される第2操作部と、前記文字の入力時に、前記上位階層にて前記第1操作部及び前記第2操作部の操作により選択された文字を含む文字列を前記下位階層として表示し、前記下位階層にて前記第1操作部及び前記第2操作部の操作により選択された文字を前記文字入力領域に表示させる表示制御部とを備える。
なお、前記上位階層には、前記文字群をグループに分類したときの各グループの代表となる文字が表示されてもよい。
また、前記第2操作部と異なる操作内容が割り当てられた第3操作部を備えてもよい。
また、前記第2操作部と前記第3操作部には、操作内容が類似する複数の操作内容が割り当てられてもよい。
また、前記第2操作部に割り当てられた操作内容は、前記下位階層へ進む、前記第1操作部の操作により候補とされた文字を選択する、であってもよい。
また、前記第3操作部に割り当てられた操作内容は、前記上位階層へ戻る、前記文字入力領域に表示された末尾の文字を消去する、であってもよい。
また、前記文字入力領域に表示された文字列からなる単語と該単語が表示された回数とを記憶する記憶部を備え、前記表示制御部は、前記下位階層にて前記第2操作部の操作により前記単語の一文字目の文字が選択されると、前記上位階層にて前記回数が多い単語の二文字目の文字を選択してもよい。
また、前記表示部は、前記文字群のうち、複数の文字を表示し、前記表示制御部は、前記第1操作部が所定の速度以上又は所定の量以上で操作されると、現在表示されている複数の文字と異なる複数の文字を表示してもよい。
また、前記表示制御部は、前記文字群を全表示するとともに、前記第1操作部の操作により現在候補とされている文字を識別可能に表示してもよい。
また、前記第1操作部は、2軸に回転可能又は変位可能であってもよい。
また、前記第2操作部及び前記第3操作部は、前記第1操作部が回転又は変位する方向の直交方向に配置されてもよい。
また、前記第2操作部及び前記第3操作部は、複数の段階に押下可能であり、押下量に応じて段階毎に異なる操作内容を割り当てられてもよい。
また、前記第2操作部及び前記第3操作部は、押圧力に応じて異なる操作内容を割り当てられてもよい。
また、前記第2操作部及び前記第3操作部は、前記第1操作部を中心に、指の可動範囲の中で最も負担の少ない位置に配置されてもよい。
本発明のヘッドマウントディスプレイ装置は、上記に記載の文字入力装置を備える。
本発明によれば、操作キーとその操作回数とを必要最低限とすることで、片手の操作による文字入力を容易にすることができる。
第1実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ装置10の概要を示す図である。 第1実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ装置10の構成を示すブロック図である。 第1階層に登録された文字と第2階層に登録された文字とを示す図である。 (A)文字入力画面の例を示す図である。(B)領域32に表示される文字又は項目をグループ毎に分類した図である。(C)領域32で「あ」が選択された場合に、領域33に表示される文字をグループ毎に分類した図である。 (A)「に」を入力する際の文字入力画面の例を示す図である。(B)「こ」を入力する際の文字入力画面の例を示す図である。 領域32で「Fn」、領域33で「全消去」が選択された場合の例を示す図である。 (A)領域32で「かな/英」が選択された場合の領域33の例を示す図である。(B)領域32で「ア」が選択された場合の領域33の例を示す図である。(C)領域32で「ABC」が選択された場合の領域33の例を示す図である。(D)領域32で「+−×÷」が選択された場合の領域33の例を示す図である。 かな漢字変換画面の例を示す図である。 第2実施形態における操作部16を示す図である。 第5実施形態における文字入力画面の例を示す図である。 (A)回転する円上に表示する例を示す図である。(B)半透明による積層表示の例を示す図である。(C)スクロールバー60を表示する例を示す図である。(D)表示順を表示する例を示す図である。 (A)ジョグダイアル20と、右キー21又は左キー22とを同時操作する場合の右キー21、左キー22を示す図である。(B)ジョグダイアル20と、右キー21又は左キー22とを同時操作する場合の右キー21、左キー22を示す図である。(C)ジョグダイアル20と上キー23とを同時操作する場合の上キー23を示す図である。
(第1実施形態)
以下、図面を用いて本発明の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ装置10の概要を示す図である。図1に示すように、ヘッドマウントディスプレイ装置10は、湾曲形状からなる伸縮自在のバンド11と、バンド11の両端に設けられる耳当て部12、13とを備えている。なお、バンド11を湾曲形状とすることで、ヘッドマウントディスプレイ装置10をユーザの頭部に装着したときに、バンド11の付勢力によって耳当て部12、13がユーザの耳部にそれぞれ当接される。耳当て部12、13には、それぞれ不図示のスピーカが内蔵され、後述する表示部15の表示に合わせて音声が出力される。
耳当て部12には、支持アーム14が装着時の左右方向を回転軸として回動可能に取り付けられており、その先端部には、表示部15が取り付けられている。表示部15は、不図示の表示素子や拡大光学系を備え、各種の画像を表示する。表示部15に表示される各種の画像は、後述する記憶部17に記憶した画像、メニュー画面、文字入力画面等である。
耳当て部13には、操作部16が取り付けられている。操作部16は、ジョグダイアル20、右キー21、左キー22、上キー23、下キー24等を備える。ジョグダイアル20は、回転可能である。右キー21、左キー22、上キー23、下キー24は、押下可能である。
図2は、ヘッドマウントディスプレイ装置10の構成を示すブロック図である。図2に示すように、ヘッドマウントディスプレイ装置10は、表示部15、操作部16、記憶部17、通信部18、制御部19を備える。
操作部16は、上述したように、ジョグダイアル20、右キー21、左キー22、上キー23、下キー24等を備える。例えば、ジョグダイアル20は、メニュー画面や文字入力画面に表示された選択候補を変更する際等に回転される。右キー21は、選択候補として表示された文字や項目を選択する際等に押下される。左キー22は、前の画面に戻る際等に押下される。また、上キー23は、記憶部17に記憶した画像等を再生する際等に押下される。また、下キー24は、メニュー画面を表示する際等に押下される。なお、操作部16の状態は制御部19により検知され、検知されたジョグダイアル20やキーの状態に基づいたシーケンスが実行される。
記憶部17は、静止画及び動画などの画像データや、音声データからなるコンテンツデータを記憶している。また、記憶部17は、ひらがな又はカタカナの文字列からなる単語と、該単語を漢字に変換した場合の変換候補(以下、変換語と称する)とを対応付けて記憶している。なお、この記憶部17は、ヘッドマウントディスプレイ装置10に内蔵されていても、ヘッドマウントディスプレイ装置10に対して着脱自在であってもよい。通信部18は、無線又は有線でパソコンや、インターネット、外部再生機器等と接続可能である。
記憶部17には、図3に示す階層構造でひらがなやカタカナ等の文字データが予め記憶されている。ひらがなとカタカナとの階層構造は同じであるため、以下、ひらがなの文字データについて説明する。図3に示すように、第1階層には、50音図の各行の第1段(あ、か、さ、た、な、は、ま、や、ら、わ)が登録されている。第2階層には、50音図の各行の第1段から第5段の清音、濁音、半濁音、拗音が登録されている。図3に示すように、第1階層の「あ」と、第2階層の「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」、「ぁ」、「ぃ」、「ぅ」、「ぇ」、「ぉ」とは、対応付けて記憶されている。また、第1階層の「か」と、第2階層の「か」、「き」、「く」、「け」、「こ」、「が」、「ぎ」、「ぐ」、「げ」、「ご」とは、対応付けて記憶されている。
制御部19は、ヘッドマウントディスプレイ装置10の各部を統括的に制御する。以下、各部の制御については省略し、文字入力時の処理のみ記載する。
このヘッドマウントディスプレイ装置10は、複数の動作モードを備える。動作モードには、各種設定を行う「設定モード」、画像及び音声の再生を行う「画像モード」、音声の再生のみを行う「音声モード」、インターネット通信などを行う「インターネットモード」等が含まれる。動作モードの選択は、操作部16を介したユーザの操作に基づいて行われる。
また、ヘッドマウントディスプレイ装置10は、ひらがな、カタカナ、英字、数字、記号等の文字を入力する機能を備えている。この文字を入力する機能は、例えば、インターネットモードにおける検索キーワードの入力や、電子メールの作成、設定モードにおけるパスワードの入力時に有効となる。この第1実施形態では、ジョグダイアル20、右キー21、左キー22のみを操作することにより、文字を入力する例を示す。
次に、文字入力画面について説明する。図4(A)に示すように、文字入力画面には、入力した文字を表示する文字入力領域30が設けられる。この文字入力領域30には、現在の入力位置を示すカーソルが設けられており、このカーソル31を図中左方、又は右方に移動させることで、入力する文字の位置を指定することができる。また、この文字入力画面には、第1階層の文字等を表示する領域32、第2階層の文字等を表示する領域33、文字の種類を示す入力文字種を表示する領域34の他、操作方法説明図35が表示される。また、文字入力画面には、領域32に表示された文字等の選択候補を表示する枠36、領域33に表示された文字等の選択候補を表示する枠37、現在の入力文字種を示す枠38が表示される。
領域32は、第1階層となる文字等を表示する領域である。上述したように、文字データは、第1階層及び第2階層からなる階層構造にて記憶されている。このため、領域32においては、第1階層となる、50音図の各行の第1段(あ、か、さ、た、な、は、ま、や、ら、わ)が表示される。また、この他に、句読点を示す項目「、 。」、使用頻度が高い機能を示す項目が表示される。使用頻度が高い機能を示す項目としては、ファンクションキーの機能を示す「Fn」、入力文字種を変更する「かな/英」、1文字分の空白を示す「空白」、選択された文字や項目を決定する「決定」、バックスペースキーの機能を示す「BS」、入力された文字を漢字に変換する「変換」が挙げられる。なお、符号36は、領域32に表示される第1階層となる文字又は項目のうち、現在の選択候補をユーザに視認させるための枠である。
図4(B)に示すように、領域32に表示される文字又は項目は、グループに分類され、グループ毎に順次表示される。例えば「あ」から「は」はグループ100に属し、「ま」から「Fn」はグループ101に属し、「かな/英」から「変換」はグループ102に属する。この場合、ジョグダイアル20の操作によって、領域32の表示は、グループ100、グループ101、グループ102の順に切り替わる。
領域33は、第2階層となる文字等を表示する領域である。この領域33には、第1階層により選択された文字に関連付けられた文字が表示される。第1階層において、例えば「あ」が選択されている場合には、「あ」に関連付けられた文字「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」、「ぁ」が表示される。また、第1階層においては、句読点を示す項目「、 。」、使用頻度が高い機能を示す項目も含まれることから、この領域には、これら項目に関連付けられた項目が表示される。なお、符号37は、領域33に表示される第2階層となる文字又は項目のうち、現在の選択候補をユーザに視認させるための枠である。
この領域33に表示される文字又は項目も複数のグループに分類され、グループ毎に順次表示される。図4(C)に示すように、「あ」から「ぁ」はグループ200に属し、「ぃ」から「ぉ」はグループ201に属する。この場合、ジョグダイアル20の操作によって、領域33の表示は、グループ200、グループ201の順に切り替わる。
領域34は、入力する文字の種類を表示する。文字の種類としては、ひらがな、全角カタカナ、半角カタカナ、全角英字、半角英字、WEB用の定型文、全角記号や半角記号などが挙げられる。なお、領域34においては、例えば、ひらがなは「あ」、全角カタカナは「ア」、半角カタカナは「ア」でそれぞれ表示される。また、全角英字は「A」、半角英字は「A」で表示される。また、全角数字は「1」、半角数字は「1」、WEB用の定型文は「URL」、全角記号や半角記号は「記」でそれぞれ表示される。文字入力画面の初期状態では、ひらがなを入力するように設定されているため、現在の入力文字種を示す枠38は、「あ」に付されている。
操作方法説明図35は、ジョグダイアル20、右キー21、左キー22の操作内容を表示する。例えば、説明39は、ジョグダイアル20上で指を上方向に移動させると、枠36又は枠37を上に移動させることを示す。説明40は、ジョグダイアル20上で指を下方向に移動させると、枠36又は枠37を下に移動させることを示す。説明41は、右キー21を押下すると、枠36又は枠37が選択候補として表示した文字又は項目を選択することを示す。また、説明42は、左キー22を押下すると、カーソル31の左隣に位置する文字を消去することを示す。
次に、文字入力の具体例について説明する。制御部19は、ジョグダイアル20の回転方向及び回転量に応じて、1文字又は1項目分ずつ枠36を移動させ、枠36に表示された選択候補を変更する。ジョグダイアル20の上方向又は下方向への回転は、枠36の上方向又は下方向への移動を示し、ジョグダイアルの回転量は、枠36の移動量を示す。
例えば、「にこん」と入力する場合を説明する。制御部19は、枠36が「な」を表示している状態で、右キー21が押下されたことを検知すると、第2階層に登録された文字のうち、な行に包含される「な」、「に」、「ぬ」、「ね」、「の」を選択対象として領域33に表示する。そして、制御部19は、ジョグダイアル20の回転方向及び回転量に応じて、1文字又は1項目分ずつ枠37を移動させ、枠37に表示された選択候補を変更する。制御部19は、枠37が「に」を表示している状態で、右キー21が押下されたことを検知すると、「に」を文字入力領域30に表示し、カーソル31を「に」の右隣に移動させる(図5(A)参照)。そして、制御部19は、領域32及び領域33の表示を初期状態に戻す。ユーザは、同様の処理を繰り返し、「こ」と「ん」とを入力する。図5(B)は、「こ」を入力する際の文字入力画面の例を示す図である。
このように、領域32に表示される文字又は項目の選択と、領域33に表示される文字又は項目の選択とは、交互に行われる。すなわち、制御部19は、領域32、領域33のいずれかを、文字又は項目の選択が可能なアクティブな領域とする。また、制御部19は、アクティブな領域を、色や明暗等の変化を用いて識別可能に表示する。例えば、制御部19は、領域32がアクティブな領域である場合、領域32に表示される文字や項目、枠36を拡大して表示する、或いは太く表示するとともに、領域33に表示される文字や項目、枠37を半透明に表示する。
また、制御部19は、領域32がアクティブな領域である場合、ジョグダイアル20の回転方向及び回転量に応じて、領域32に表示するグループを以下のように切り替える。例えば、制御部19は、枠36により各グループの最初の文字又は項目が表示されている際に、ジョグダイアル20が上方向に回転された場合、表示順が1つ前のグループに属する文字又は項目を表示する。一方、制御部19は、枠36により各グループの最後の文字又は項目が表示されている際に、ジョグダイアル20が下方向に回転された場合、表示順が1つ後のグループに属する文字又は項目を表示する。また、領域33がアクティブな領域である場合のグループの切り替えについても、同様とする。
次に、入力した文字を消去する例を示す。図6に示すように、制御部19は、「にこん」と入力した後、領域32で「Fn」が選択された場合、「Fn」に対応する下位階層の項目を領域33に表示する。例えば、「Fn」に対応する下位階層の項目は、デリートキーの機能を示す「Del」、文字入力領域30に表示した文字を全消去する「全消去」、カーソル31を先頭に移動させる「先頭」、カーソル31を末尾に移動させる「末尾」である。そして、制御部19は、領域33で「全消去」が選択された場合、文字入力領域30に表示された文字を全消去し、領域32及び領域33の表示を初期状態に戻す。なお、これに限らず、制御部19は、左キー22が押下されたことを検知すると、文字入力領域30内のカーソル31の左隣に位置する文字を1文字ずつ消去することができる。
次に、入力する文字の種類を変更する例を示す。図7(A)に示すように、制御部19は、領域32で「かな/英」が選択された場合、「かな/英」に対応する下位階層の項目を領域33に表示する。例えば、「かな/英」に対応する下位階層の項目は、文字の種類を示す「ひらがな」、「全角カタカナ」、「半角カタカナ」、「全角英字」、「半角英字」、「全角数字」、「半角数字」、「定型文」「全角記号」、「半角記号」である。
例えば、制御部19は、領域33で「全角カタカナ」が選択された場合、「ア」、「カ」、「サ」、「タ」、「ナ」、「ハ」を領域32に表示する。図7(B)に示すように、制御部19は、「ア」が選択された場合、「ア」、「イ」、「ウ」、「エ」、「オ」、「ァ」を領域33に表示する。
また、制御部19は、領域33で「全角英字」が選択された場合、全角の英字をアルファベット順に3文字ずつグループ化した項目(「ABC」、「DEF」、「GHI」等)を領域32に表示する。その後、制御部19は、いずれかの項目が選択されると、該項目にグループ化された個々のアルファベットを領域33に表示する。図7(C)は、領域32で「ABC」が選択された場合の領域33の例を示す。なお、「半角英字」、「全角数字」、「半角数字」が選択された場合も同様とする。
また、制御部19は、領域33で「全角記号」が選択された場合、全角記号を4つずつグループ化した項目(「+−×÷」、「=≠≒♯」、「<≦>≧」等)を領域32に表示する。そして、制御部19は、いずれかの項目が選択されると、該項目にグループ化された個々の記号を領域33に表示する。図7(D)は、領域32で「+−×÷」が選択された場合の領域33の例を示す。なお、「半角記号」が選択された場合も同様とする。
また、制御部19は、領域33で「定型文」が選択された場合、定型文をグループ化した項目(「co.jp、http、www」、「com、html、net」等)を領域32に表示する。そして、制御部19は、いずれかの項目が選択されると、該項目にグループ化された個々の定型文を領域33に表示する。
次に、入力した文字を漢字に変換する例を示す。制御部19は、文字入力領域30に文字が表示されている状態において、領域32で「変換」が選択された場合、文字入力画面から、かな漢字変換画面に表示部15の表示を切り替える。かな漢字変換画面の例を図8に示す。図8に示すように、かな漢字変換画面には、文字入力領域30、カーソル31、変換語を表示する一覧43、一覧43に表示された変換語の選択候補を表示する枠44、操作方法説明図35が表示される。
例えば、制御部19は、文字入力領域30に「にこ」が表示されている状態において、領域32で「変換」が選択された場合、「にこ」に対応する変換語を記憶部17から読み出す。そして、図8に示すように、制御部19は、読み出した変換語(「二個」、「2個」、「2個」、「二胡」、「二戸」等)を一覧43に表示する。なお、変換語が多く、一覧43に一度に表示しきれない場合、制御部19は、変換語をグループに分類し、ジョグダイアル20の回転方向及び回転量に応じて、一覧43に表示するグループを切り替える。
操作方法説明図35は、かな漢字変換画面における、ジョグダイアル20、右キー21、左キー22の操作内容を表示する。例えば、説明39は、ジョグダイアル20上で指を上方向に移動させると、枠44を上に移動させることを示す。説明40は、ジョグダイアル20上で指を下方向に移動させると、枠44を下に移動させることを示す。説明41は、右キー21を押下すると、枠44が選択候補として表示した変換語を選択することを示す。また、説明42は、左キー22を押下すると、選択した変換語をキャンセルすることを示す。
制御部19は、ジョグダイアル20の回転方向及び回転量に応じて、変換語1つ分ずつ枠44を移動させ、枠44に表示された選択項目を変更する。例えば、制御部19は、枠44が「二個」を表示している状態で、右キー21が押下されたことを検知すると、「にこ」の漢字変換として「二個」を選択する。そして、制御部19は、「二個」を文字入力領域30に表示する。
以上説明したように、第1実施形態のヘッドマウントディスプレイ装置10は、ジョグダイアル20、右キー21、左キー22のみを操作することにより、文字を入力する。したがって、ユーザは、ヘッドマウントディスプレイ装置10を頭部に装着し、操作部16を見ることができない場合でも、片手で簡単に文字を入力することができる。
また、ヘッドマウントディスプレイ装置10は、入力画面に操作方法説明図35を表示する。そのため、ユーザは、混乱することなく文字を入力することができる。さらに、ヘッドマウントディスプレイ装置10は、ジョグダイアル20の回転方向と直交方向に、右キー21及び左キー22を配置する。これにより、ユーザが指を動かしやすくなるので、より簡単な操作で文字を入力することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、ジョグダイアル20と、右キー21、左キー22を用いて文字を入力する例を示した。第2実施形態では、ジョイスティックを用いて文字を入力する例を示す。ここで、第2実施形態におけるヘッドマウントディスプレイ装置の構成は、図2に示す第1実施形態のヘッドマウントディスプレイ装置10と共通するので重複説明は省略する。
図9は、第2実施形態における操作部16を示す図である。操作部16は、上下方向及び左右方向に傾斜可能なジョイスティック50を備える。このジョイスティック50の上方又は下方向の傾斜は、それぞれ第1実施形態におけるジョグダイアル20の上方向又は下方向の回転に対応する。例えば、制御部19は、上述した文字入力画面において、ジョイスティック50が上方向に傾斜されたことを検知すると、枠36又は枠37を上に移動させる。一方、制御部19は、ジョイスティック50が下方向に傾斜されたことを検知すると、枠36又は枠37を上に移動させる。
また、ジョイスティック50の右方向又は左方向の傾斜は、それぞれ第1実施形態における右キー21又は左キー22の押下に対応する。例えば、制御部19は、上述した文字入力画面において、ジョイスティック50が右方向に傾斜されたことを検知すると、枠36又は枠37が選択候補として表示した文字又は項目を選択する。一方、制御部19は、ジョイスティック50が左方向に傾斜されたことを検知すると、カーソル31の左隣に位置する文字を消去する。
したがって、第2実施形態のヘッドマウントディスプレイ装置10によれば、ジョイスティック50のみで文字を入力することができ、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
第1実施形態では、右キー21の操作内容に「入力文字の選択」「変換語の選択」、左キー22の操作内容に「入力文字の消去」「変換語のキャンセル」を割り当て、制御部19がアクティブな領域を切り替える例を示した。第3実施形態では、右キー21の操作内容に「下位階層へ進む」、「入力文字の選択」、「変換語の選択」の操作内容を割り当て、左キー22の操作内容に「上位階層へ戻る」、「入力文字の消去」、「変換語のキャンセル」を割り当てる。そして、制御部19はアクティブな領域に応じて、右キー21、左キー22に割り当てる操作内容を変更する例を示す。
例えば、制御部19は、領域32がアクティブな領域である際に、右キー21が押下されたことを検知すると、枠36が選択候補として表示した文字又は項目を選択するとともに、領域33をアクティブな領域に切り替える。これにより、ユーザは、領域32、すなわち上位階層での文字又は項目の選択に進むことができる。そして、制御部19は、領域33がアクティブな領域である際に、右キー21が押下されたことを検知すると、枠37が選択候補として表示した文字又は項目を選択し、文字が選択された場合は、該文字を文字入力領域30に表示する。その後、制御部19は、左キー22が押下されたことを検知すると、文字入力領域30に表示された文字のうち、末尾の文字を消去する。
一方、制御部19は、領域33がアクティブな領域である際に、左キー22が押下されたことを検知すると、領域32をアクティブな領域に切り替える。これにより、ユーザは、領域33、すなわち下位階層での文字又は項目の選択に戻ることができる。
なお、右キー21に割り当てられた操作内容の「変換語の選択」、左キー22に割り当てられた「変換語のキャンセル」は、第1実施形態と同様とする。
したがって、第3実施形態のヘッドマウントディスプレイ装置10は、複数の操作内容を右キー21、左キー22に割り当てるので、操作キーが少なくて済み、簡単な操作で文字を入力することができる。
(第4実施形態)
第1実施形態では、1文字を入力する毎に、領域32及び領域33の表示を初期状態に戻す例を示した。第4実施形態では、入力した文字列からなる単語の履歴を記憶部17に記憶する。そして、入力回数の多い単語から予測して、次の文字の候補となる文字に自動的に枠36又は枠37を移動させる例を示す。
例えば、「にこん」と入力する回数が多い場合を例に挙げて説明する。制御部19は、1文字目で「に」が入力された場合、領域32で「か」を選択候補として表示するように、枠36を移動させる。そして、制御部19は、領域32で「か」が選択されると、領域33で「こ」を選択候補として表示するように、枠37を移動させる。
なお、予測できる履歴がない場合、制御部19は、領域32の表示を初期状態に戻してもよいし、連続して同じ文字を入力できるようにしてもよい。例えば、連続して同じ文字を入力できるようにする場合、制御部19は、1文字目で「に」が入力された場合、2文字目でも「に」が入力できるように、枠36及び枠37を移動させる。
したがって、第4実施形態のヘッドマウントディスプレイ装置10は、入力した文字列からなる単語の履歴を記憶し、枠36又は枠37を自動的に移動させるので、操作回数が少なくて済み、簡単な操作で文字を入力することができる。
なお、第4実施形態では、枠36又は枠37を自動的に移動させる例を示したが、これに限らない。例えば、入力回数が多い単語の一文字目が入力された場合、その単語の一覧を入力候補として表示してもよい。
(第5実施形態)
第1実施形態では、ジョグダイアル20の回転方向及び回転量に応じて領域32又は領域33の表示を変更する例を示した。第5実施形態では、ジョグダイアル20の回転方向及び回転量だけでなく、回転速度にも応じて領域32又は領域33の表示を変更する例を示す。
例えば、制御部19は、ジョグダイアル20の回転速度が所定の速度以上であるか否かを判定し、所定の速度以上であると判定した場合には、回転方向及び回転量に応じて、現在表示されているグループの表示順が1つ前のグループ、又は1つ後のグループを表示する。一方、制御部19は、所定の速度よりも小さいと判定した場合には、第1実施形態と同様の処理を行う。
図10に示すように、制御部19は、領域32がアクティブな領域であり、枠36が「あ」を選択候補として表示している状態で、ジョグダイアル20が所定の速度以上で下方向に回転したことを検知すると、表示順が1つ後のグループ101に属する文字を領域32に表示する。一方、制御部19は、領域32がアクティブな領域であり、枠36が「あ」を選択候補として表示している状態で、ジョグダイアル20が所定の速度以上で上方向に回転したことを検知すると、表示順が1つ前のグループ103に属する項目を領域32に表示する。なお、領域33がアクティブな領域である場合についても、同様とする。
したがって、第5実施形態のヘッドマウントディスプレイ装置10は、ジョグダイアル20の回転速度に応じて、表示を変更するので、操作回数が少なくて済み、より簡単な操作で文字を入力することができる。
(第6実施形態)
第1実施形態では、領域32及び領域33に表示される文字又は項目は、グループ毎に順次表示される例を示した。第6実施形態では、領域32及び領域33に表示される文字又は項目を全て表示する例、表示全体における枠36又は枠37の位置を表示する例を示す。
まず、領域32及び領域33に表示される文字又は項目を全て表示する例を示す。図11(A)は、領域32及び領域33に表示される文字又は項目を回転する円上に表示する例を示す図である。領域32、領域33、枠36、枠37は、第1実施形態と同様である。なお、制御部19は、枠36がグループ100に属する「は」を選択候補として表示している状態でジョグダイアル20が下方向に回転された場合、後のグループ101に属する「ま」から「Fn」を上方向に移動させ、図11(A)の「あ」から「は」の位置に表示させてもよい。また、領域33についても同様とする。
図11(B)は、半透明による積層表示の例を示す図である。例えば、制御部19は、グループ100、グループ101、グループ102に属する文字又は項目を、領域32、領域32’、領域32’’にそれぞれ表示する。また、制御部19は、領域32で「あ」が選択された場合に、グループ200に属する文字を領域33に表示し、グループ201に属する文字を領域33’に表示する。このとき、領域32と領域32’と領域32’’とは積層表示される。また、領域33と領域33’とは積層表示される。また、制御部19は、最前面にアクティブな領域を透過させずに表示し、その背面に他の領域を半透明に表示する。
次に、表示全体における枠36又は枠37の位置を表示する例を示す。図11(C)は、スクロールバー60を表示する例を示す図である。制御部19は、領域32がアクティブな領域である場合、領域32に表示される文字又は項目全体における現在の枠36の位置をスクロールバー60で表示する。また、制御部19は、領域33がアクティブな領域である場合、領域33に表示される文字又は項目全体における現在の枠37の位置をスクロールバー60で表示する。
図11(D)は、表示順を表示する例を示す図である。制御部19は、領域32がアクティブな領域である場合、領域32に表示される文字及び項目を合計した数を分母、それぞれの文字又は項目が上から何番目に表示されているかを示す数を分子とする値を領域32の左隣に表示する。また、制御部19は、領域33がアクティブな領域である場合、領域33に表示される文字及び項目を合計した数を分母、それぞれの文字又は項目が上から何番目に表示されているかを示す数を分子とする値を領域32の左隣に表示する。図11(D)に示すように、領域32がアクティブな領域である場合、制御部19は、「あ」の左隣に「1/17」という値61を表示する。
第6実施形態のヘッドマウントディスプレイ装置10は、領域32及び領域33に表示される文字又は項目を全て表示するか、表示全体における枠36又は枠37の位置を表示する。これにより、ユーザは、表示全体における枠36又は枠37の位置を認識することができる。
(第7実施形態)
第1実施形態では、右キー21、左キー22の押下量に拘わらず、操作内容を割り当てる例を示した。第7実施形態では、右キー21、左キー22は、2段階に押下可能であり、アクティブな領域に応じて各段階に割り当てる操作内容を変更する例を示す。
例えば、文字入力画面で「にこん」と入力した場合、文字入力領域30に「にこん」と表示され、「ん」の右隣にカーソル31が表示される。この状態で、制御部19は、右キー21の半押しを検知すると、1文字分右にカーソル31の位置を移動させ、文節長を長くする。一方、制御部19は、左キー22の半押しを検知すると、1文字分左にカーソル31の位置を移動させ、文節長を短くする。これにより、移動後のカーソル31の位置に応じて、文字の追加入力や、文字の消去が可能となる。また、かな漢字変換画面で、文字入力領域30に表示された文字のうち、漢字に変換する文字をカーソル31の位置で区切るようにしてもよい。
なお、右キー21の全押しによる「入力文字の選択」、及び左キー22の全押しによる「入力文字の消去」については、第1実施形態と同様とする。
また、上記の例に限らず、右キー21、左キー22が圧力の大きさを感知できる圧力センサにより構成される場合は、圧力の大きさに応じて、異なる操作内容を割り当ててもよい。
したがって、第7実施形態のヘッドマウントディスプレイ装置10は、キーの押下量又は押圧力に応じて異なる操作内容を割り当てるので、操作キーが少なくて済み、簡単な操作で文字を入力することができる。
なお、第1実施形態から第7実施形態では、ジョグダイアル20、右キー21、左キー22、上キー23、下キー24を交互に操作する例を示したが、各キーに割り当てられた操作内容によっては、これらのキーを同時に操作する場合が考えられる。この場合、ジョグダイアル20、右キー21、左キー22、上キー23、下キー24の位置を以下のように変更する。
図12(A)は、ジョグダイアル20と、右キー21又は左キー22とを同時操作する場合の右キー21、左キー22を示す図である。なお、上キー23、下キー24は、図1と同様であるため、不図示である。この場合、人差し指でジョグダイアル20を操作し、親指で左キー22、中指で右キー21を操作するケースが多いと想定される。そのため、図12(A)に示すように、右キー21と左キー22との中央付近であって、右キー21及び左キー22のユーザ操作可能な部分と、ジョグダイアル20のユーザ操作可能な部分とが直交するようにジョグダイアル20を配置する。
なお、図12(B)に示すように、右キー21と左キー22との中央付近であって、右キー21及び左キー22のユーザ操作可能な部分と、ジョグダイアル20のユーザ操作可能な部分とが平行するようにジョグダイアル20を配置してもよい。
図12(C)は、ジョグダイアル20と、上キー23とを同時操作する場合の上キー23を示す図である。なお、右キー21、左キー22、下キー24は、図1と同様であるため、不図示である。この場合、親指でジョグダイアル20を操作し、人差し指で上キー23を操作するケースが多いと想定されるため、ジョグダイアル20よりも少なくとも5cm以上離した位置に上キー23を配置する。
なお、第1実施形態から第7実施形態では、ユーザは操作部16を見ることができないため、操作方法説明図35において、現在操作されているジョグダイアルやキーを、ハイライト表示する等、識別可能に表示してもよい。
また、第1実施形態、第3実施形態から第7実施形態では、1軸に変位可能なキーとして、ユーザが指を上下方向に移動させるジョグダイアル20を用いる例を示したが、これに限らない。例えば、ユーザが指を左右方向に移動させるジョグダイアル20を用いてもよい。この場合、ジョグダイアルの上に配置されるキーの操作内容に右キー21の操作内容を割り当て、ジョグダイアルの下に配置されるキーの操作内容に左キー22の操作内容を割り当てる。
また、第1実施形態、第3実施形態から第7実施形態では、1軸に変位可能なスライダーバーを用いてもよい。この場合、スライダーバーの移動方向と直交方向に右キー21及び左キー22を配置する。また、第5実施形態において、ジョグダイアル20の回転速度は、スライダーバーの移動量に対応する。例えば、制御部19は、領域32がアクティブな領域であり、枠36が「あ」を選択候補として表示している状態で、スライダーバーが所定の量以上で下方向にスライドされたことを検知すると、表示順が1つ後のグループ101に属する文字を領域32に表示する。
また、第2実施形態では、ジョイスティック50の例を示したが、2軸に変位可能なスライダーバーや、2軸に変位可能なトラックボールを用いてもよい。
また、第1実施形態から第7実施形態では、操作部16をジョグダイアルやキーにより構成する例を示したが、パネル表面での指(又はスタイラス等)の接触位置を検出するタッチパネルにより構成してもよい。なお、タッチパネルには、静電気による電気信号を感知する静電容量式のパネルを用いてもよいし、圧力による電圧の変化を検知する抵抗膜式のパネルを用いてもよい。また、この場合、ユーザが操作しやすいように、操作方法説明図35において、現在接触されている箇所を、ハイライト表示する等、識別可能に表示してもよい。
また、第1実施形態から第7実施形態では、領域32で「変換」が選択されたことを検知すると、かな漢字変換画面に切り替える例を示したが、これに限らない。例えば、下キー24の操作内容に「変換」を割り当て、制御部19は、下キー24が押下されたことを検知すると、かな漢字変換画面に切り替えてもよい。
また、第1実施形態から第7実施形態では、領域32及び領域33に表示される文字又は項目は、グループ毎に順次表示される例を示したが、これに限らない。例えば、ジョグダイアル20の回転方向及び回転量、又はジョイスティック50の傾斜方向に応じて、領域32又は領域33に表示する文字又は項目を1つずつずらしてもよい。
また、第1実施形態から第7実施形態で示した文字入力画面及びかな漢字変換画面は一例であり、限定されない。例えば、文字入力画面の領域32において、ユーザが濁音や半濁音を入力できることを認識しやすいように「か」を「か(が)」、「は」を「は(ば、ぱ)」等と表示してもよい。
また、第1実施形態から第7実施形態で示した入力文字の種類は一例であり、限定されない。例えば、半角のひらがなを入力できるようにしてもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、ヘッドマウントディスプレイ装置10を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、本実施形態では、ユーザの右眼の眼前で画像を結像する表示部15としているが、ユーザの両眼の眼前で画像を結像する表示部15であってもよい。また、図2に示した以外の構成を有するヘッドマウントディスプレイ装置にも本発明を同様に適用することができる。また、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、MID(Mobile Internet Device)、デジタルカメラなどの文字入力装置にも本発明を同様に適用することができる。さらに、図2に示す機能をプログラムとしてコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、該プログラムをコンピュータにて実行するようにしてもよい。
10…ヘッドマウントディスプレイ装置、15…表示部、16…操作部、20…ジョグダイアル、21…右キー、22…左キー

Claims (15)

  1. 入力される文字が表示される文字入力領域を備え、前記文字入力領域への文字の入力時に、ひらがな及びカタカナのいずれか一方の文字群を、上位階層及び下位階層の少なくとも2つの階層を用いて表示する表示部と、
    前記上位階層及び前記下位階層により表示される文字群からいずれかの文字を候補とするときに操作される第1操作部と、
    前記第1操作部の操作により候補とされた文字を選択する際に操作される第2操作部と、
    前記文字の入力時に、前記上位階層にて前記第1操作部及び前記第2操作部の操作により選択された文字を含む文字列を前記下位階層として表示し、前記下位階層にて前記第1操作部及び前記第2操作部の操作により選択された文字を前記文字入力領域に表示させる表示制御部と
    を備えることを特徴とする文字入力装置。
  2. 請求項1に記載の文字入力装置において、
    前記上位階層には、前記文字群をグループに分類したときの各グループの代表となる文字が表示されることを特徴とする文字入力装置。
  3. 請求項1に記載の文字入力装置において、
    前記第2操作部と異なる操作内容が割り当てられた第3操作部を備えることを特徴とする文字入力装置。
  4. 請求項3に記載の文字入力装置において、
    前記第2操作部と前記第3操作部には、操作内容が類似する複数の操作内容が割り当てられることを特徴とする文字入力装置。
  5. 請求項4に記載の文字入力装置において、
    前記第2操作部に割り当てられた操作内容は、前記下位階層へ進む、前記第1操作部の操作により候補とされた文字を選択する、であることを特徴とする文字入力装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の文字入力装置において、
    前記第3操作部に割り当てられた操作内容は、前記上位階層へ戻る、前記文字入力領域に表示された末尾の文字を消去する、であることを特徴とする文字入力装置。
  7. 請求項1に記載の文字入力装置において、
    前記文字入力領域に表示された文字列からなる単語と該単語が表示された回数とを記憶する記憶部を備え、
    前記表示制御部は、前記下位階層にて前記第2操作部の操作により前記単語の一文字目の文字が選択されると、前記上位階層にて前記回数が多い単語の二文字目の文字を選択することを特徴とする文字入力装置。
  8. 請求項1に記載の文字入力装置において、
    前記表示部は、前記文字群のうち、複数の文字を表示し、
    前記表示制御部は、前記第1操作部が所定の速度以上又は所定の量以上で操作されると、現在表示されている複数の文字と異なる複数の文字を表示することを特徴とする文字入力装置。
  9. 請求項1に記載の文字入力装置において、
    前記表示制御部は、前記文字群を全表示するとともに、前記第1操作部の操作により現在候補とされている文字を識別可能に表示することを特徴とする文字入力装置。
  10. 請求項1に記載の文字入力装置において、
    前記第1操作部は、2軸に回転可能又は変位可能である
    ことを特徴とする文字入力装置。
  11. 請求項3に記載の文字入力装置において、
    前記第2操作部及び前記第3操作部は、前記第1操作部が回転又は変位する方向の直交方向に配置されることを特徴とする文字入力装置。
  12. 請求項3に記載の文字入力装置において、
    前記第2操作部及び前記第3操作部は、複数の段階に押下可能であり、押下量に応じて段階毎に異なる操作内容を割り当てられることを特徴とする文字入力装置。
  13. 請求項3に記載の文字入力装置において、
    前記第2操作部及び前記第3操作部は、押圧力に応じて異なる操作内容を割り当てられることを特徴とする文字入力装置。
  14. 請求項3に記載の文字入力装置において、
    前記第2操作部及び前記第3操作部は、前記第1操作部を中心に、指の可動範囲の中で最も負担の少ない位置に配置されることを特徴とする文字入力装置。
  15. 請求項1から請求項14までのいずれか1項に記載の文字入力装置を備える
    ことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ装置。
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