JP2011180433A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
回収された液体現像剤の凝集を解消するとともに、液体現像剤の温度上昇を抑え、高品質な画像形成を行う画像形成装置を提供する。
【解決手段】
本発明に係る画像形成装置は、現像剤担持体20をクリーニングして液体現像剤を回収するクリーニング部材21と、クリーニング部材21で回収された液体現像剤が移動する第1搬送経路721と、第1搬送経路721で搬送される液体現像剤に振動を付与する振動付与部材79と、第1搬送部で搬送された液体現像剤を貯留する現像剤供給部と、現像剤供給部に貯留された液体現像剤を現像剤貯留部に搬送する第2搬送経路723と、バイアス印加部22で印加されるバイアスを調整するとともに、調整されたバイアスに基づいて振動付与部材79に付与される振動を制御する制御部100と、を有する。
【選択図】図4
回収された液体現像剤の凝集を解消するとともに、液体現像剤の温度上昇を抑え、高品質な画像形成を行う画像形成装置を提供する。
【解決手段】
本発明に係る画像形成装置は、現像剤担持体20をクリーニングして液体現像剤を回収するクリーニング部材21と、クリーニング部材21で回収された液体現像剤が移動する第1搬送経路721と、第1搬送経路721で搬送される液体現像剤に振動を付与する振動付与部材79と、第1搬送部で搬送された液体現像剤を貯留する現像剤供給部と、現像剤供給部に貯留された液体現像剤を現像剤貯留部に搬送する第2搬送経路723と、バイアス印加部22で印加されるバイアスを調整するとともに、調整されたバイアスに基づいて振動付与部材79に付与される振動を制御する制御部100と、を有する。
【選択図】図4
Description
本発明は、感光体上に形成した潜像をトナー及びキャリア液からなる液体現像剤によって現像し、現像された像を記録紙などの記録材に転写することで画像形成する画像形成装置及び画像形成方法に関するものである。
液体溶媒中に固体成分からなるトナーを分散させた高粘度の液体現像剤を用いて潜像を現像し、静電潜像を可視化する湿式画像形成装置が種々提案されている。この湿式画像形成装置に用いられる現像剤は、シリコンオイルや鉱物油、食用油等からなる電気絶縁性を有し高粘度の有機溶剤(キャリア液)中に固形分(トナー粒子)を懸濁させたものであり、このトナー粒子は、粒子径が1μm前後と極めて微細である。このような微細なトナー粒子を使用することにより、湿式画像形成装置では、粒子径が7μm程度の粉体トナー粒子を使用する乾式画像形成装置に比べて高画質化が可能である。
このような液体現像剤を用いた画像形成装置では、静電潜像の可視化に寄与しなかった液体現像剤を再度利用することで、液体現像剤を効率的に利用する各種試みが実施されている。
特許文献1には、現像剤回収補給部から現像剤容器内の供給部に液体現像剤を供給し、供給部から仕切を介して溢れた液体現像剤を回収部にて回収し、回収された液体現像剤を現像剤回収補給部に戻すことで、液体現像剤を循環させる画像形成装置について開示されている。
特許文献2には、現像タンク、液体トナータンク、液体トナー供給手段、液体トナー回収手段のうち少なくとも1以上の箇所に超音波振動子を備えた液体現像装置が記載されている。超音波振動子で液体現像剤に超音波振動を与えることで、液体現像剤中にトナー凝集物が生成されても、現像工程において再使用可能なトナー粒子にまで分散させ、トナーを無駄なく利用するとともに、トナー凝集物による現像画像の品質低下を防止することが可能となっている。
特許文献2に開示されるように、液体トナーの循環系に超音波振動子を配置することで、液体トナーの凝集を解消することは可能とはなるものの、この液体現像装置では超音波振動子を一律に駆動することが開示される程度である。液体トナー(液体現像剤)の状態は、画像形成における各種プロセス条件によって変化するものであって、このように一律に超音波振動子を駆動した場合には、液体現像剤の状態に対応することはできない。
また、液体現像剤に超音波振動を与えた場合、液体現像剤に温度上昇が生じ、液体現像剤の粘性が変化する。液体現像剤の凝集が最悪の場合を考慮して、過大な超音波振動を与えた場合には、過度の温度上昇による粘度変化を引き起こし、形成する画像を劣化させてしまう。
本発明は、このような液体現像剤の状態を考慮して、液体現像剤に適当な振動を付与することで、過度の温度上昇を招くことなく、液体現像剤を安定して分散させ、高品質な画像形成を行うことを課題としている。
前述の課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、トナー及びキャリア液を含む液体現像剤を貯留する液体現像剤貯留部、前記液体現像剤を担持する現像剤担持体、前記現像剤担持体に担持された液体現像剤にバイアスを印加するバイアス印加部、及び前記現像剤担持体をクリーニングして液体現像剤を回収するクリーニング部材を有する現像部と、前記クリーニング部材で回収された液体現像剤が移動する第1搬送経路、及び前記第1搬送経路に配設されて前記第1搬送経路で搬送される液体現像剤に振動を付与する振動付与部材を有する第1搬送部と、前記クリーニング部材で回収されて前記第1搬送部で搬送された液体現像剤を貯留する現像剤供給部と、前記現像剤供給部に貯留された液体現像剤を前記現像剤貯留部に搬送する第2搬送経路を有する第2搬送部と、前記バイアス印加部で印加される前記バイアスを調整するとともに、調整された前記バイアスに基づいて前記振動付与部材に付与される振動を制御する制御部と、を有することを特徴としている。
さらに、本発明に係る画像形成装置において、前記制御部は、前記バイアス印加部に印加される前記バイアスが第1のバイアスの場合、前記振動付与部材を第1のパワーにて振動させ、前記第1のバイアスよりも大きい第2のバイアスの場合、前記振動付与部材を前記第1のパワーよりも大きい第2のパワーにて振動させることとしている。
さらに、本発明に係る画像形成装置において、前記制御部は、前記バイアス印加部で印加される前記バイアスが前記第1のバイアスから前記第2のバイアスに変更された場合、所定時間経過後に、前記振動付与部材のパワーを前記第1のパワーから前記第2のパワーに変更することとしている。
さらに、本発明に係る画像形成装置において、前記制御部は、前記バイアス印加部で印加される前記バイアスに基づいて前記第2搬送部で搬送される液体現像剤の搬送量を制御することとしている。
さらに、本発明に係る画像形成装置において、前記制御部は、前記バイアス印加部で印加される前記バイアスが前記第1のバイアスの場合、前記第2搬送部で搬送される液体現像剤を第1の搬送量で搬送させ、前記第2のバイアスの場合、前記第2搬送部で搬送される液体現像剤を前記第1の搬送量よりも小さい第2の搬送量で搬送させることとしている。
さらに、本発明に係る画像形成装置において、前記制御部は、前記バイアス印加部で印加される前記バイアスが前記第1のバイアスから前記第2のバイアスに変更された場合、所定時間経過後に、前記第2搬送部で搬送される液体現像剤を前記第1の搬送量から前記第2の搬送量に変更することとしている。
さらに、本発明に係る画像形成装置において、前記振動付与部材は、超音波振動子であることとしている。
また、本発明に係る画像形成方法は、トナー及びキャリア液を含む液体現像剤を現像剤担持体に担持させ、前記現像剤担持体に担持された液体現像剤にバイアスを印加し、前記バイアスが印加された液体現像剤で潜像を現像し、前記潜像を現像した前記現像剤担持体
をクリーニング部材でクリーニングし、前記クリーニング部材で回収された液体現像剤を第1搬送経路で現像剤供給部に搬送するとともに、前記第1搬送経路に配設される振動付与部材により前記バイアス印加部で印加されるバイアスに基づいたパワーで振動を付与し、前記現像剤供給部に貯留された液体現像剤を第2搬送経路で前記現像剤貯留部に搬送することを特徴としている。
をクリーニング部材でクリーニングし、前記クリーニング部材で回収された液体現像剤を第1搬送経路で現像剤供給部に搬送するとともに、前記第1搬送経路に配設される振動付与部材により前記バイアス印加部で印加されるバイアスに基づいたパワーで振動を付与し、前記現像剤供給部に貯留された液体現像剤を第2搬送経路で前記現像剤貯留部に搬送することを特徴としている。
以上、本発明の画像形成装置および画像形成方法によれば、バイアス印加部で印加されるバイアスに応じて、振動付与部にて付与する振動を制御することで、液体現像剤の温度上昇を抑えつつトナー凝集を効果的に解消し、高品質な画像を提供することが可能となる。また、回収液の状態に応じた振動を付与することで消費電力を抑えることも可能となる。
さらに、バイアス印加部で印加されるバイアスに基づいて第2搬送部における液体現像剤の搬送量を制御することで、第1搬送部における回収液の量を調整し、振動付与部材による回収液に対する振動付与をさらに効果的にすることが可能となる。
さらに、バイアス印加部で印加されるバイアスが変更された場合、所定時間経過後に、前記振動付与部材で付与される振動を変更することで、回収液の搬送時間を考慮し、回収液に適切なタイミングで振動を付与することが可能となる。
さらに、バイアス印加部で印加されるバイアスが変更された場合、所定時間経過後に、第2搬送部における液体現像剤の搬送量を変更することで、適切な量の回収液を第2搬送路に滞在させ、より効果的に分散を行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の主要構成を示した図である。本実施形態の画像形成装置は、転写ベルト40と、感光体10Y、10M、10C、10Kを主要構成とする4つの画像形成部と、各感光体10Y、10M、10C、10K(本発明でいう「潜像担持体」)に対応して配設された4つの現像装置30Y、30M、30C、30Kと、図中、転写ベルト40の右側に配設されている2次転写部と、図中、転写ベルト40の左側に配設されているクリーニング部などによって構成されている。
以下、画像形成部及び現像装置30Y、30M、30C、30Kについては、各色の画像形成部及び現像装置の構成は同様であるため、イエロー(Y)の画像形成部及び現像装置に基づいて説明する。
現像部30Yは、液体現像剤により感光体10Y上に形成された潜像を現像する装置であって、現像ローラー20Yと、中間ローラー32Yと、アニロックスローラー33Yと、液体現像剤を貯蔵する液体現像剤容器31Y、現像ローラー20Y上のトナーを帯電させるトナー帯電器22Yを主な構成要素としている。
現像ローラー20Yの外周には、クリーニングブレード21Y、中間ローラー32Y、トナー帯電器22Yが配されている。中間ローラー32Yは、その表面を現像ローラー20Yと供給ローラー33Yに当接させており、その外周には中間ローラークリーニングブレード34Yが配設されている。
アニロックスローラー33Yには、現像剤貯留部311Yから汲み上げた液体現像剤の量を調整する規制部材35Yが当接している。なお、本実施形態の現像装置のように中間ローラー32Yを用いた3ローラー方式では、中間ローラー32Yが供給ローラー33Yに当接することで液体現像剤の量を調整することが可能であるため、この規制部材35Yを配設しない構成とすることも可能である。
現像剤容器31Yに収容されている液体現像剤は、従来一般的に使用されているIsopar(商標:エクソン)をキャリアとした低濃度(1〜2wt%程度)かつ低粘度の、常温で揮発性を有する揮発性液体現像剤ではなく、高濃度かつ高粘度の、常温で不揮発性を有する不揮発性液体現像剤である。すなわち、本発明における液体現像剤は、熱可塑性樹脂中へ顔料等の着色剤を分散させた平均粒径1μmの固形子を、有機溶媒、シリコンオイル、鉱物油又は食用油等の液体溶媒中へ分散剤とともに添加し、トナー固形分濃度を約25%とした高粘度(HAAKE RheoStress RS600を用いて、25℃の時のせん断速度1000(1/s)のときの粘弾性が30〜300mPa・s程度)の液体現像剤である。
アニロックスローラー33Yは、中間ローラー32Yに対して液体現像剤を供給し、塗布する塗布ローラーとして機能する。このアニロックスローラー33Yは、円筒状の部材であり、表面に現像剤を担持し易いように表面に微細且つ一様に螺旋状に彫刻された溝による凹凸面が形成されたローラーである。このアニロックスローラー33Yにより、現像剤容器31Yから現像ローラー20Yへと液体現像剤が供給される。装置動作時においては、図に示すように供給ローラー33Yは時計回りに回転して、中間ローラー32Yに液体現像剤を塗布する。
規制部材35Yは、厚さ200μm程度の金属ブレードであり、アニロックスローラー33Yの表面に当設し、アニロックスローラー33Yによって坦持搬送されてきた液体現像剤の膜厚、量を規制し、現像ローラー20Yに供給する液体現像剤の量を調整する。
中間ローラー32Yは、円筒状の部材であり、回転軸を中心に図に示すように、現像ローラー20Yと同様、反時計回りに回転し、現像ローラー20Yに対しカウンター当接する。中間ローラー32Yは現像ローラー20Yと同様に、金属製の内心の外周部に弾性層を設けて構成される。
中間ローラー32Yと現像ローラー20Yとの当接位置下流には、中間ローラークリーニングブレード34Yが当接して配設され、現像ローラー20Yに供給されなかった液体現像剤を掻き取って現像剤容器31Y内の回収液貯留部312Yに回収する。
現像ローラー20Yは、円筒状の部材であり、回転軸を中心に図に示すように反時計回りに回転する。現像ローラー20Yは鉄等金属製の内芯の外周部に、ポリウレタンゴム、シリコンゴム、NBR、PFAチューブなどの弾性層を設けたものである。
現像ローラークリーニングブレード21Yは、現像ローラー20Yの表面に当接するゴム等で構成され、現像ローラー20Yが感光体10Yと当接する現像ニップ部より現像ローラー20Yの回転方向の下流側に配設され、現像ローラー20Yに残存する液体現像剤を掻き落として除去する。現像残りの現像剤は、現像ローラークリーニングブレード21Yによって掻き落として除去され現像剤容器31Y内の回収液貯留部312Yに滴下して再利用される。
トナー帯電器22Y(バイアス印加部)は、現像ローラー20Yの表面の帯電バイアスを増加させる電界印加手段であり、現像ローラー20Yによって搬送される液体現像剤は、このトナー帯電器22Yと近接する位置でコロナ放電による電界が印加され帯電される。
画像形成部は、感光体10Yの外周の回転方向に沿って順に配設された、2基のコロナ帯電器11Y、11Y’、露光ユニット12Y、感光体スクイーズ装置、1次転写部50Y、感光体クリーニングブレード18Yなどによって構成される。この画像形成部は感光体10Yの外周上、露光ユニット12Yと第1スクイーズローラー13Yとの間において現像部30Yの現像ローラー20Yと当接する。
感光体10Yは、外周面にアモルファスシリコン感光体などの感光層が形成された円筒状の部材からなる感光体ドラムであり、時計回りの方向に回転する。
2基のコロナ帯電器11Y、11Y’は、感光体10Yと現像ローラー20Yとのニップ部より感光体10Yの回転方向の上流側に配置され、図示しない電源装置から電圧が印加され、感光体10Yをコロナ帯電させる。露光ユニット12Yは、コロナ帯電器11Yより感光体10Yの回転方向の下流側において、コロナ帯電器11Y、11Y’によって帯電された感光体10Y上に光を照射し、感光体10Y上に潜像を形成する。
1次転写部50Yの上流側に配置される感光体スクイーズ装置は、感光体10Yに対向して現像ローラー20Yの下流側に配置されている。この感光体スクイーズ装置は、感光体10Yに摺接して回転する弾性ローラー部材からなる第1感光体スクイーズローラー13Y、第2感光体スクイーズローラー13Y’、感光体スクイーズローラークリーニングブレード14Y、14Y’にて構成され、感光体10Y上に現像されたトナー像から余剰なキャリア液及び本来不要なカブリトナーを回収し、顕像(トナー像)内のトナー粒子比率を上げる機能を有する。なお、感光体スクイーズローラー13Y、13Y’には、カブリトナーを感光体スクイーズローラー13Y、13Y’側に誘引するためバイアス電圧が印加されている。
感光体スクイーズローラークリーニングブレード14Y、14Y’は、各感光体スクイーズローラー13Y、13Y’に当接して設けられ、回収されたキャリア液やカブリトナーを含んだ液体現像剤を掻き落として、現像剤容器31Y内の回収液貯留部312Yに滴下する。
上記の第1感光体スクイーズローラー13Y、第2感光体スクイーズローラー13Y’からなるスクイーズ装置を経た感光体10Y表面は、1次転写部50Yに進入する。この1次転写部50Yでは、感光体10Yに現像された現像剤像を1次転写バックアップローラー51Yにより転写ベルト40へ転写する。この1次転写部50Yにおいては、1次転写バックアップローラー51Yに印加される転写バイアスの作用によって、感光体10Y上のトナー像は転写ベルト40側に転写される。ここで、感光体10Yと転写ベルト40は等速度で移動する構成であり、回転及び移動の駆動負荷を軽減するとともに、感光体1
0Yの顕像トナー像への外乱作用を抑制している。
0Yの顕像トナー像への外乱作用を抑制している。
1次転写部50Yの下流側において、感光体10Yと当接している感光体クリーニングブレード18Yは、感光体10Y上のキャリア成分リッチな液体現像剤をクリーニングする。
転写ベルト40(転写部材)は、ポリイミド基層上にポリウレタンの弾性中間層を設け、さらにその上にPFA表層が設けられている三層構造となっている。この転写ベルト40は、ベルト駆動ローラー41、テンションローラー42にて張架され、PFA表層側においてトナー像が転写されるようにして用いられる。本実施形態の画像形成装置では、転写させるための部材として、転写ベルト40を用いているが、ベルトに限らず、ローラー、ドラムなど各種の転写部材を採用することも可能である。
感光体10Y、10M、10C、10Kと転写ベルト40を挟んで1次転写バックアップローラー51Y、51M、51C、51Kが対向配置することで形成される1次転写部50Y、50M、50C、50Kでは、感光体10Y、10M、10C、10Kとの当接位置を転写位置として、現像された感光体10Y、10M、10C、10K上の各色のトナー像を転写ベルト40上に順次重ねて転写し、転写ベルト40上にフルカラーのトナー像を形成する。
2次転写ユニット60は、2次転写ローラー61が転写ベルト40を挟んでベルト駆動ローラー41と対向配置され、両者によって2次転写部(ニップ部)を形成する。この2次転写部では、転写ベルト40上に形成された単色あるいはフルカラーのトナー像が転写材搬送経路Lにて搬送される用紙、フィルム、布等の転写材に転写される。さらに、シート材搬送経路Lの下流には、図示しない定着ユニットが配設され、転写材上に転写された単色のトナー像やフルカラーのトナー像に熱や圧力を加えて定着させる。
2次転写ユニットに対する転写材の供給は給紙装置(不図示)によって行われる。給紙装置にセットされた転写材は、所定のタイミングにて一枚ごとに転写材搬送経路Lに送り出されるようになっている。転写材搬送経路Lでは、ゲートローラー101、101’によって転写材を2次転写部まで搬送し、転写ベルト40上に形成された単色あるいはフルカラーのトナー像を転写材に転写する。
テンションローラー42は、駆動ローラー41と共に中間転写体40を張架しており、中間転写体40のテンションローラー42に張架されている箇所にて、転写ベルト40をクリーニングするクリーニングブレード46が当接して配設される。
このような画像形成装置において、各色毎の画像形成部、現像部に対し液体現像剤を供給する現像剤供給部について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る画像形成部、現像部、現像剤供給部の主要構成を示す断面図であり、図3は、本発明の実施形態に係る画像形成部、現像部の側面図、及び、現像剤供給部の断面図である。
図2に示されるように現像部30Yにおける現像剤容器31Y内には、現像ローラー20Yに対して供給する液体現像剤を貯留する液体現像剤貯留部311Yと、回収した液体現像剤を貯留する回収液貯留部312Yが配設されている。また、これら液体現像剤貯留部311Yと回収液貯留部312Yは、仕切板313Yにて仕切られている。
図3には、回収液貯留部312Y側からみた現像部30Yの側面図が示されている。この図に示されるよう、仕切板313Yは、その両端部が一部切り欠かれた形状となっており、両端部での高さが一段低くなっている。この切り欠き部で、現像剤貯留部311から
回収液貯留部側に液体現像剤を溢れさせる(オーバーフロー)ことで、現像剤貯留部311内での液位を一定に保ち、アニロックスローラー33Yに安定して液体現像剤を供給することが可能となっている。また、回収した回収液貯留部312Y内の現像剤が現像剤貯留部311Yに混入することがなく、現像剤貯留部311Yの調整された液体現像剤の濃度が乱されることがない。
回収液貯留部側に液体現像剤を溢れさせる(オーバーフロー)ことで、現像剤貯留部311内での液位を一定に保ち、アニロックスローラー33Yに安定して液体現像剤を供給することが可能となっている。また、回収した回収液貯留部312Y内の現像剤が現像剤貯留部311Yに混入することがなく、現像剤貯留部311Yの調整された液体現像剤の濃度が乱されることがない。
このように回収液貯留部312Yには、現像剤貯留部311Yから溢れた液体現像剤の他、現像ローラークリーニングブレード21Yなど、各種ブレードで掻き取られた液体現像剤が貯留される。特に、現像ローラー20Y上から回収される回収液は、トナー帯電器22Yによってバイアスが印加され、現像ローラー20Yと感光体10Yとの間で圧縮されることで、トナー粒子同士が結合した凝集物を多く含んだものとなっている。
回収液貯留部312Yに貯留された回収液は、現像剤供給部にて濃度調整された後、再び、現像剤貯留部311に供給され再利用される。このように液体現像剤の再利用を図る現像剤供給部の構成について説明する。
本実施形態では、現像剤供給部の主な構成として、高濃度現像剤タンク76Y、キャリア液タンク75Y、濃度調整タンク71Y、回収液貯留部312Yと濃度調整タンク71Yを接続する第1搬送部、濃度調整タンク71Yと現像剤貯留部311Yを接続する第2搬送部などを有している。
濃度調整タンク71Yは、その内部に液体現像剤を貯留するとともに、その濃度調整を行うための供給現像剤貯留部711Yが形成されている。この供給現像剤貯留部711Yには、高濃度現像剤タンク76Yから移送経路725Yを介して高濃度現像剤を、また、キャリア液タンク75から移送経路724Yを介してキャリア液を供給することが可能となっている。本実施形態では、各移送経路725Y、724Yにポンプ735Y、734Yを配設して積極的に供給することとしているが、流動性が高い場合には、ポンプに代えてバルブを採用し、自重により供給することとしてもよい。
供給現像剤貯留部711Y内には、液体現像剤の濃度を検知するための濃度センサー73Y、液量を検知するための液位センサー74Y、貯留する液体現像剤を攪拌するための攪拌部材77Yが配設される。濃度センサー73Y、液位センサー74Yの出力に基づいてポンプ735Y、734Yを駆動し、攪拌部材77Yにて攪拌することで、供給現像剤貯留部711Yに貯留する液体現像剤の濃度(固形分濃度25%)、液量を一定の値に調整することが可能となっている。
濃度調整された液体現像剤は、第2搬送部を介して現像部30Yの現像剤貯留部311Yに搬送され画像形成に使用される。本実施形態における第2搬送部は、搬送経路723Y、ポンプ733Yにて構成されている。
一方、本実施形態において、回収液貯留部312Yから供給現像剤貯留部711Yに回収液を搬送する第1搬送部は、搬送経路721Y、分散容器78Y、超音波振動子79Y、移送経路722Y、ポンプ732Yを主な構成要素としている。
回収液貯留部312Y内の回収液は、回収オーガ37Yにて積極的に排出され、移送経路721Yを介して分散容器78Yに一旦貯留される。回収オーガ37Yは、例えば回転軸上にスクリュー部材が形成され、回転することで回収液の搬送を可能とする部材である。本実施形態では、図3に記載されるように回収液貯留部312Y内の回収液を左方向へ搬送し、移送経路721Yに導く。
移送経路721Yに導かれた回収液は、自重によって分散容器78Yへと落下する。分散容器78Yは、回収液を一時的に貯留することで、回収液の分散、すなわち、トナー粒子の凝集の解消を効率的に行うことを可能としている。
この分散容器78Yには、超音波振動子79Y(振動付与部材)が配設されており、超音波振動子79Yが振動により発生するキャビテーションにより回収液(液体現像剤)の分散を図ることが可能となっている。
分散容器78Yには、ポンプ732Yを備えた移送経路722Yが接続されており、分散容器78Y内の回収液を供給現像剤貯留部711へと搬送する。ポンプ732Yの搬送量を調整することで、分散容器78Y内の回収液量を調整することも可能である。その場合、分散容器78Y内に液量を検出するための液位センサーなどが配設される。
以上、図2、図3を用いて現像剤供給部の構成について説明したが、このような現像剤供給により、液体現像剤を濃度調整して再利用を図ることが可能となる。特に、本実施形態では、回収液貯留部312Yから供給現像剤貯留部711Yに回収液を搬送する際、超音波振動子79Yを利用した振動付与を行うことで、凝集物を含んだ回収液を分散させることが可能となっている。なお、本実施形態では、第1経路に分散容器78Yを設けて、回収液を一旦貯留した状態で振動付与する構成としたが、振動付与は、第1経路中で行う形態であれば各種形態を採用することが可能である。
図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御構成を示す図である。画像形成装置では、画像ムラの低減を図るため、トナー帯電器22Yのバイアスを制御することで、現像ローラー20Y上の液体現像剤の帯電バイアスの調整が行われる。帯電バイアスを大きくすることで画像ムラを低減させることが可能となるが、反面、現像ローラー20Yで回収した回収液の凝集を加速させてしまう。本実施形態は、このような回収液の凝集特性を鑑みたものとなっており、トナー帯電器22Yで印加されるバイアスに基づいて、超音波振動子79Yの振動を制御することとしている。
トナー帯電器22Yにて液体現像剤に印加するバイアスは、制御部100からのバイアス制御信号に基づいて制御される。このバイアス制御信号は、例えば、感光体10Y周囲に配設された光学センサー23Yにて、感光体10Y上に形成されたトナー像の光学濃度を検出することで変更される。トナー像に所定のテスト画像を用いることが好ましく、光学センサー23Yから出力されるセンサー信号に応じてバイアス制御信号が変更される。トナー像の検出は、感光体10Y上に限ることなく、例えば、転写ベルト40(転写部材)上で行うこととしてもよい。
また、トナー帯電器22Yで印加するバイアスは、トナー像の光学濃度に限らず、画像形成に寄与する液体現像剤の状態に応じて変更することも考えられる。例えば、現像剤貯留部311Yに貯留する液体現像剤の濃度や温度を考慮することとしてもよい。
超音波振動子79Yを振動させるパワーは、制御部100から発せられる振動子制御信号に基づいて制御される。本実施形態では、バイアス制御信号の変更に応じて、この振動子制御信号を変更することで、超音波振動子79Yにて回収液の凝集状態に応じた振動を付与することが可能となる。また、回収液の凝集状態に応じて振動を付与することで、循環する液体現像剤の過度な温度上昇を招くこともなく、液体現像剤の粘度を一定範囲内に制御することも可能となり、良好な画像形成を行うことが可能となる。
図5は、本発明の実施形態に係るバイアスと超音波振動子稼働率の関係を示す図である。本実施形態では、超音波振動子79Yの稼働率を制御することで、回収液に付与する振
動のパワーを制御することとしているが、振動のパワー制御は付与する振動の振幅値、超音波周波数を変更するなど各種形態を採用することができる。本実施形態において、トナー帯電器22Yのバイアスは、基準値を380Vするとともに、基準値に対し±10V(370〜390V)の範囲で制御することとしている。
動のパワーを制御することとしているが、振動のパワー制御は付与する振動の振幅値、超音波周波数を変更するなど各種形態を採用することができる。本実施形態において、トナー帯電器22Yのバイアスは、基準値を380Vするとともに、基準値に対し±10V(370〜390V)の範囲で制御することとしている。
このトナー帯電器22Yのバイアスに応じて、超音波振動子79Yの稼働率を40〜80%の範囲で制御している。バイアスと稼働率は、線形の比例関係で制御しているが、液体現像剤の性質などを考慮して、非線形の比例関係を採用することも考えられる。
図6は、本発明の実施形態に係る超音波振動子79Yの稼働率について説明するための図である。図6(a)は、超音波振動子79Yの発振周期であって、0.6秒間の発振期間と、0.4秒間の発振停止期間を交互に設けることで60パーセントの稼働率を実現している。これに対し、図6(b)は、0.8秒間の発振期間と、0.2秒間の発振停止期間を交互に設けることで80パーセントの稼働率を実現している。その他の稼働率についても発振期間と発振停止期間を適宜調整することで、任意のものに調整することが可能である。
図7は、本発明の実施形態に係る画像制御装置の制御の様子(タイムチャート)を示した図である。初期状態では、バイアスは380Vに設定され、超音波振動子79Yの稼働率は60%に設定されている。光学センサー23Yで検出された画像濃度などを条件として、バイアスが380Vから390Vに引き上げられた場合には、超音波振動子79Yの稼働率を80パーセントに引き上げる。
本実施形態では、バイアスが引き上げられることで凝集度の大きくなった回収液が、トナー帯電器20Yから現像ローラークリーニングブレード21Y、回収液貯留部312Y、移送経路721Yを経て分散容器78Yに貯留されるまでの搬送時間を考慮し、バイアス変更から稼働率変更までの制御に時間差(タイムラグ)τ1を設けることとしている。このように、制御に時間差を持たせることで、凝集度の大きくなった回収液に対して的確に振動を付与することが可能となる。
タイムチャート上、電圧が引き上げられた時刻Aから時間差τ1経過後の時刻Bにて稼働率を80%に変更する。実際には、制御の都合上、発振期間・発振停止期間には稼働率を変更することが出来ないため、次の発振停止期間である時刻B’から稼働率が変更される。一方、時刻Cにて電圧が390Vから380Vに引き下げられると、時刻Cから時間差τ1経過後の時刻Dにて稼働率を60%に変更する。この場合も次の発振停止期間である時刻D’から稼働率が変更される。
以上、本実施形態によれば、トナー帯電器22Yに印加するバイアスによって超音波振動子の稼働率を制御することで、高バイアス時にはトナー凝集を抑えることができ、低バイアス時には超音波振動子の稼働率を下げて消費電力を抑えるとともに現像剤の温度上昇を抑えることが可能となる。
では、次に画像形成装置の制御に関する第2の実施形態について図8〜図11を用いて説明する。図8は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の制御構成を示す図であり、図9は、本発明の第2の実施形態に係るバイアスと現像剤供給量の関係を示す図であり、図10は、本発明の第2の実施形態に係る各所における現像剤の量を示す図。図11は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の制御の様子を示す図である。
この第2の実施形態では、トナー凝集のさらなる効果的な解消を図るため、超音波振動子79Yの制御に加え、液体現像剤供給部から現像剤貯留部311Yへの液体現像剤の搬
送量を制御することとしている。
送量を制御することとしている。
図8の制御構成にみられるように、制御部100は、図4で説明した制御構成に加え、液体現像剤供給部から現像剤貯留部311Yへ液体現像剤を搬送するポンプ733Yの制御を行うこととしている。バイアスが大きくトナー凝集が大きくなった場合には、現像剤貯留部311Yへの現像剤供給量を小さくすることで、分散容器78Yの貯留量を減らし、超音波振動子79Yによる分散効果を高める。一方、バイアスが小さい場合は、凝集トナーが少ないことから分散容器78Yでの貯留量を大きくして、現像剤の温度上昇を抑えることとしている。
図9は、このバイアスと、現像剤貯留部311Yへの現像剤搬送量の関係の一例を示した図である。バイアスの制御範囲が370V〜390Vであるのに対し、現像剤の供給量を100〜200g/minとして線形に制御することとしている。なお、この場合も液体現像剤の性質などを考慮して、非線形の関係となる制御を採用することとしてもよい。
図10には、現像剤搬送量を制御したときの各所における現像剤量の例が記載されている。この例は、現像量が一定とした場合であって、通常時のバイアス380Vでは、分散容器78Yの貯留量が147gであるのに対し、バイアス370Vでは197gと大きく、バイアス390Vでは97gと小さい貯留量となっている。このように、バイアスを高くすることで液体現像剤の凝集が起こりやすくなった場合には、分散容器78Yの貯留量を減らし、超音波振動子79Yによる分散効果を高め、バイアスが低い場合は、凝集トナーが少ないことから分散容器78Yでの貯留量を大きくして、現像剤の温度上昇を抑えることとしている。
図11は、第2の実施形態に係る画像制御装置の制御の様子(タイムチャート)を示した図である。バイアスに応じた超音波振動子79Yの稼働率の制御は、図7の制御と同様であるため、ここでは、バイアスに応じた液体現像剤の搬送量制御について説明する。
初期状態では、バイアスは380Vに設定され、ポンプ733Yによる現像剤搬送量は150g/sに設定されている。光学センサー23Yで検出された画像濃度などを条件として、バイアスが380Vから390Vに引き上げられた場合には、搬送量を100g/sに引き下げる。
図10から分かるように現像剤供給量を変更したことによる分散容器78への貯留量の変化は、オーバーフロー量、すなわち、図2、図3で説明したように、現像剤貯留部311Yから仕切板313Yを介して回収液貯留部312Yに溢れ出すオーバーフロー量が支配的となっている。そのため、本実施形態では、ポンプ733Yにより変更された現像剤の搬送量が、分散容器78Yの貯留量に影響を及ぼすまでの時間、即ち、現像剤貯留部311Yから仕切板313Yを超え、回収液貯留部312Y、移送経路721Yを経て分散容器78Yに貯留されるまでの時間を考慮した構成となっている。
具体的には、超音波振動子79Yの稼働率変更の時刻Bから所定時間前τ2前の時刻Eから、現像剤の搬送量を100g/sに減少させる。この時間差τ2が、ちょうどポンプ733Yにより変更された現像剤の搬送量が、分散容器78Yの貯留量に影響を及ぼすまでの時間となっており、分散容器78Yの貯留量が減ったときに稼働率が変更されることで効果的に分散させることが可能となる。時間差τ1、τ2を一定時間とした場合には、バイアス変更の時刻から一定時間τ1−τ2経過後に、現像剤の搬送量を変更することになっている。
一方、時刻Cにて電圧が390Vから380Vに引き下げられると、超音波振動子79
Yの稼働率変更の時刻Dから時間差τ2前の時刻Fにて、現像剤の搬送量を150g/sに増加させる。この場合、超音波振動子79Yの稼働率が高いまま、減少した分散容器78Yの回収液に振動を付与することを防ぐことが可能となり、循環する液体現像剤の温度上昇を防止することが可能となる。
Yの稼働率変更の時刻Dから時間差τ2前の時刻Fにて、現像剤の搬送量を150g/sに増加させる。この場合、超音波振動子79Yの稼働率が高いまま、減少した分散容器78Yの回収液に振動を付与することを防ぐことが可能となり、循環する液体現像剤の温度上昇を防止することが可能となる。
以上、本実施形態では、バイアスに応じた超音波振動子79Yの稼働率の変更に加え、現像剤貯留部311Yへの液体現像剤の搬送量を制御することで、適切な量の回収液を分散容器78Yに貯留させ、より効果的に分散を行うことが可能となる。
このように本発明によれば、トナー帯電器22(バイアス印加部)で印加されるバイアスに応じて、超音波振動子79(振動付与部材)にて付与する振動を制御することで、トナー凝集を効果的に解消し、高品質な画像を提供することが可能となる。
なお、本明細書においては、種々の実施の形態について説明したが、それぞれの実施の形態の構成を適宜組み合わせて構成された実施形態も本発明の範疇となるものである。
10Y(以下、符号にYの付されているものは、M、C、K各色についても同様)…感光体(潜像担持体)、11Y…第1コロナ帯電器、11Y’…第2コロナ帯電器、12Y…露光ユニット、13Y…第1スクイーズローラー、13Y’…第2スクイーズローラー、14Y…第1スクイーズローラークリーニングブレード、14Y’…第2スクイーズローラークリーニングブレード、18Y…感光体クリーニングブレード、20Y…現像ローラー(現像剤担持体)、21Y…現像ローラークリーニングブレード、22Y…トナー帯電器(バイアス印加部)、23Y…光学センサー、30Y…現像部(現像装置)、31Y…現像剤容器、311Y…現像剤貯留部、312Y…回収液貯留部、313Y…仕切板、32Y…中間ローラー、33Y…アニロクスローラー、34Y…中間ローラークリーニングブレード、35Y…規制部材、36Y…攪拌オーガ、37Y…回収オーガ、40…転写ベルト、41…駆動ローラー、42…テンションローラー、50Y…1次転写部、51Y…1次転写バックアップローラー、60…2次転写ユニット、61…2次転写ローラー、62…2次転写ローラークリーニングブレード、63…2次転写ユニット回収貯留部、101、101’…ゲートローラー、102…転写材ガイド、71Y…濃度調整タンク、711Y…供給現像剤貯留部、73Y…濃度センサー、74Y…液位センサー、721Y〜725Y…移送経路、732Y〜735Y…ポンプ、74Y…液位センサー、75Y…高濃度現像剤タンク、76Y…キャリア液タンク、77Y…攪拌部材、78Y…分散容器、79Y…超音波振動子、100…制御部
Claims (8)
- トナー及びキャリア液を含む液体現像剤を貯留する液体現像剤貯留部、前記液体現像剤を担持する現像剤担持体、前記現像剤担持体に担持された液体現像剤にバイアスを印加するバイアス印加部、及び前記現像剤担持体をクリーニングして液体現像剤を回収するクリーニング部材を有する現像部と、
前記クリーニング部材で回収された液体現像剤が移動する第1搬送経路、及び前記第1搬送経路に配設されて前記第1搬送経路で搬送される液体現像剤に振動を付与する振動付与部材を有する第1搬送部と、
前記クリーニング部材で回収されて前記第1搬送部で搬送された液体現像剤を貯留する現像剤供給部と、
前記現像剤供給部に貯留された液体現像剤を前記現像剤貯留部に搬送する第2搬送経路を有する第2搬送部と、
前記バイアス印加部で印加される前記バイアスを調整するとともに、調整された前記バイアスに基づいて前記振動付与部材に付与される振動を制御する制御部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、前記バイアス印加部に印加される前記バイアスが第1のバイアスの場合、前記振動付与部材を第1のパワーにて振動させ、前記第1のバイアスよりも大きい第2のバイアスの場合、前記振動付与部材を前記第1のパワーよりも大きい第2のパワーにて振動させる請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記バイアス印加部で印加される前記バイアスが前記第1のバイアスから前記第2のバイアスに変更された場合、所定時間経過後に、前記振動付与部材のパワーを前記第1のパワーから前記第2のパワーに変更する請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記バイアス印加部で印加される前記バイアスに基づいて前記第2搬送部で搬送される液体現像剤の搬送量を制御する請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記バイアス印加部で印加される前記バイアスが前記第1のバイアスの場合、前記第2搬送部で搬送される液体現像剤を第1の搬送量で搬送させ、前記第2のバイアスの場合、前記第2搬送部で搬送される液体現像剤を前記第1の搬送量よりも小さい第2の搬送量で搬送させる請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記バイアス印加部で印加される前記バイアスが前記第1のバイアスから前記第2のバイアスに変更された場合、所定時間経過後に、前記第2搬送部で搬送される液体現像剤を前記第1の搬送量から前記第2の搬送量に変更する請求項4または請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記振動付与部材は、超音波振動子である請求項1から請求項6の何れか1項に記載の画像形成装置。
- トナー及びキャリア液を含む液体現像剤を現像剤担持体に担持させ、
前記現像剤担持体に担持された液体現像剤にバイアスを印加し、
前記バイアスが印加された液体現像剤で潜像を現像し、
前記潜像を現像した前記現像剤担持体をクリーニング部材でクリーニングし、
前記クリーニング部材で回収された液体現像剤を第1搬送経路で現像剤供給部に搬送するとともに、前記第1搬送経路に配設される振動付与部材により前記バイアス印加部で印加されるバイアスに基づいたパワーで振動を付与し、
前記現像剤供給部に貯留された液体現像剤を第2搬送経路で前記現像剤貯留部に搬送す
ることを特徴とする画像形成方法。
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JP2014203066A (ja) * | 2013-04-10 | 2014-10-27 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 湿式画像形成装置 |
-
2010
- 2010-03-02 JP JP2010045489A patent/JP2011180433A/ja active Pending
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