JP2011180226A - 撮影レンズ、この撮影レンズを有する光学機器、及び、撮影レンズの製造方法 - Google Patents

撮影レンズ、この撮影レンズを有する光学機器、及び、撮影レンズの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一眼レフ等の撮像装置に好適な、小型で、全長変化の少ない、鏡筒内モーター駆動に最適な撮影レンズ等を提供する。
【解決手段】デジタル一眼レフカメラ1等に搭載される撮影レンズSLを、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成する。第1レンズ群G1は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1部分群Laと、正の屈折力を有する第2部分群Lbとを有して構成する。第2レンズ群G2は、物体側から順に、正レンズL21、負レンズL22、及び、正レンズL23からなる負の屈折力を有する第3部分群Lcを有して構成する。そして、無限遠から近距離物点に合焦する際に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2とが物体側に移動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影レンズ、この撮影レンズを有する光学機器、及び、撮影レンズの製造方法に関する。
従来、無限遠から撮影倍率が−0.5倍以上の合焦が可能なマクロ(マイクロ)レンズが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−257088号公報
しかしながら、特許文献1に示すような従来技術では、合焦による球面収差の変動、像面湾曲の変動が大きく、更なる改良の余地があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、小型で、光学性能が良好に補正された撮影レンズ、この撮影レンズを有する光学機器、及び、撮影レンズの製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る撮影レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、を有し、第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1部分群と、正の屈折力を有する第2部分群と、を有し、第2レンズ群は、物体側から順に、正レンズ、負レンズ、及び、正レンズからなる負の屈折力を有する第3部分群、を有し、無限遠から近距離物点に合焦する際に、第1レンズ群と第2レンズ群とが物体側に移動し、第2レンズ群中の第3部分群の焦点距離をfcとし、無限遠合焦時の全系の焦点距離をf0としたとき、次式
1.7 < (−fc)/f0 < 9.0
の条件を満足する。
また、この撮影レンズは、撮影倍率が、少なくとも−0.5倍まで撮影可能であることが好ましい。
また、この撮影レンズは、無限遠から近距離物点に合焦する際に、像側から物体側に移動する場合の移動量を正の値として、無限遠合焦時から撮影倍率が−0.5倍時までの第1レンズ群の移動量をX1とし、無限遠合焦時から撮影倍率が−0.5倍時までの第2レンズ群の移動量をX2としたとき、次式
1.00 < X1/X2 < 3.00
の条件を満足することが好ましい。
また、この撮影レンズは、第2レンズ群中における第3部分群中の最も物体側に位置する正レンズの焦点距離をfc1としたとき、次式
0.5 < fc1/f0 < 8.0
の条件を満足することが好ましい。
また、この撮影レンズは、第1レンズ群中の第2部分群の焦点距離をfbとしたとき、次式
0.7 < fb/f0 < 3.0
の条件を満足することが好ましい。
また、この撮影レンズは、第1レンズ群中の第1部分群の焦点距離をfaとし、第1レンズ群中の第2部分群の焦点距離をfbとしたときしたとき、次式
0.8 < (−fa)/fb < 3.0
の条件を満足することが好ましい。
また、この撮影レンズにおいて、第1レンズ群中の第2部分群は、正レンズと負レンズとの接合レンズを有し、当該接合レンズにおける正レンズの屈折率をnbp、負レンズの屈折率をnbnとしたとき、次式
0.00 < nbp−nbn < 0.50
の条件を満足することが好ましい。
また、この撮影レンズにおいて、第1レンズ群中の第1部分群は、少なくとも1枚の負レンズを有することが好ましい。
また、この撮影レンズにおいて、第3レンズ群は、合焦時に像面に対して固定されていることが好ましい。
また、この撮影レンズにおいて、第3レンズ群は、少なくとも1枚の負レンズと、正レンズと、を有することが好ましい。
また、本発明に係る光学機器は、上述の撮影レンズのいずれかを備えて構成される。
また、本発明に係る撮影レンズの製造方法は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、を有する撮影レンズの製造方法であって、第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1部分群と、正の屈折力を有する第2部分群と、を有し、第2レンズ群は、物体側から順に、正レンズ、負レンズ、及び、正レンズからなる負の屈折力を有する第3部分群、を有し、無限遠から近距離物点に合焦する際に、第1レンズ群と第2レンズ群とが物体側に移動し、第2レンズ群中の第3部分群の焦点距離をfcとし、無限遠合焦時の全系の焦点距離をf0としたとき、次式
1.7 < (−fc)/f0 < 9.0
の条件を満足するように配置する。
本発明に係る撮影レンズ、この撮影レンズを有する光学機器、及び、撮影レンズの製造方法を以上のように構成すると、一眼レフ等の撮像装置に好適な、小型で、全長変化の少ない、鏡筒内モーター駆動に最適なものを提供することができる。
第1実施例による撮影レンズの構成を示す断面図であり、(a)は広角端状態を、(b)は望遠端状態を示す。 第1実施例の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態における諸収差図であり、(b)は撮影倍率−0.5倍の合焦状態における諸収差図であり、(c)は撮影倍率等倍(−1.0倍)の合焦状態における諸収差図である。 第2実施例による撮影レンズの構成を示す断面図であり、(a)は広角端状態を、(b)は望遠端状態を示す。 第2実施例の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態における諸収差図であり、(b)は撮影倍率−0.5倍の合焦状態における諸収差図であり、(c)は撮影倍率等倍(−1.0倍)の合焦状態における諸収差図である。 第3実施例による撮影レンズの構成を示す断面図であり、(a)は広角端状態を、(b)は望遠端状態を示す。 第3実施例の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態における諸収差図であり、(b)は撮影倍率−0.5倍の合焦状態における諸収差図であり、(c)は撮影倍率等倍(−1.0倍)の合焦状態における諸収差図である。 第4実施例による撮影レンズの構成を示す断面図であり、(a)は広角端状態を、(b)は望遠端状態を示す。 第4実施例の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態における諸収差図であり、(b)は撮影倍率−0.5倍の合焦状態における諸収差図であり、(c)は撮影倍率等倍(−1.0倍)の合焦状態における諸収差図である。 本実施形態に係る撮影レンズを搭載するデジタル一眼レフカメラの断面図を示す。 本実施形態に係る撮影レンズの製造方法を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、本撮影レンズSLは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成される。第1レンズ群G1は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1部分群Laと、正の屈折力を有する第2部分群Lbと、を有して構成される。第2レンズ群G2は、物体側から順に、正レンズL21、負レンズL22、及び、正レンズL23からなる負の屈折力を有する第3部分群Lc、を有して構成される。そして、無限遠から近距離物点に合焦する際に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2とが物体側に移動する。
小型で、十分な画角を保ち、また、十分なバックフォーカスを保ち、光学性能を満足する光学系を目指した結果、本実施形態の撮影レンズSLのように、新たなマクロレンズのレンズタイプを提案することができた。特に、本実施形態の要は、第2レンズ群G2中に、負の屈折力を有する第3部分群Lcの正レンズL21、負レンズL22及び正レンズL23のトリプレット構造を持たすことにある。この構造によって、良好な球面収差の近距離変動、及び、像面湾曲の補正を良好に保つ効果がある。
このような撮影レンズSLを構成するための条件について説明する。本実施形態の撮影レンズSLは、第2レンズ群G2中の第3部分群Lcの焦点距離をfcとし、無限遠合焦時の全系の焦点距離をf0したとき、以下の条件式(1)を満足することが望ましい。
次式
1.7 < (−fc)/f0 < 9.0 (1)
条件式(1)は、第2レンズ群G2中の負の屈折力を有する第3部分群Lcの適切な焦点距離、すなわち屈折力を既定する条件式である。この条件式(1)の上限値を上回ると、第2レンズ群G2中の負の屈折力を有する第3部分群Lcの屈折力が弱まるため、大型化を招き好ましくない。また、他のレンズ群との屈折力バランスが崩れ、結果的に球面収差の補正が悪化し好ましくない。ここで、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(1)の上限値を8.0にすることが好ましく、これにより良好な球面収差補正が可能になる。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(1)の上限値を7.0にすることが更に好ましい。更に、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(1)の上限値を6.5にすることが更に好ましく、本実施形態の効果を最大限に発揮できる。反対に、条件式(1)の下限値を下回ると、第2レンズ群G2中の負の屈折力を有する第3部分群Lcの屈折力が強まるため、合焦時の球面収差の変動、像面湾曲、非点収差が悪化し、好ましくない。ここで、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(1)の下限値を2.0にすることが好ましく、良好な収差補正が可能になる。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(1)の下限値を2.1にすることが更に好ましい。更に、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(1)の下限値を2.2にすることが更に好ましく、本実施形態の効果を最大限に発揮できる。
また、この撮影レンズSLは、撮影倍率が、少なくとも−0.5倍まで撮影可能であることが望ましく、本実施形態の撮影レンズSLを用いれば、近距離収差変動、特に、像面湾曲、球面収差の変動が抑えられて好ましい。
また、本実施形態の撮影レンズSLは、無限遠から近距離物点に合焦する際に、像側から物体側に移動する場合の移動量を正の値として、無限遠から撮影倍率が−0.5倍時までの第1レンズ群G1の移動量をX1とし、無限遠から撮影倍率が−0.5倍時のまで第2レンズ群G2の移動量をX2としたとき、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
1.00 < X1/X2 < 3.00 (2)
条件式(2)は、合焦時の各レンズ群の移動比率、すなわちフローティング比の最適な設定をする条件式である。この条件式(2)の上限値を上回ると、第1レンズ群G1の移動量に比べ、第2レンズ群G2の移動量が著しく小さくなることを意味し、近距離物点合焦時の像面湾曲及び非点収差の変動が過剰補正となり、大きく正の方向に変位し好ましくない。ここで、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(2)の上限値を2.50にすることが好ましく、小型化と諸収差の補正が有利になる。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(2)の上限値を2.00にすることが更に好ましい。更に、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(2)の上限値を1.60にすることが更に好ましく、本実施形態の効果を最大限に発揮できる。反対に、条件式(2)の下限値を下回ると、上記とは逆に第1レンズ群G1の移動量と第2レンズ群G2の移動量とが同等量になり、ついには第2レンズ群G2の移動量が大きくなることを意味する。この場合、近距離物点合焦時の像面湾曲及び非点収差の変動が補正不足となり、大きく負の方向に変位し好ましくない。ここで、本実施形態の効果を確実にするために条件式(2)の下限値を1.02にすることが好ましく、収差変動がより良好にできる。更に、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(2)の下限値を1.03にすることが更に好ましい。更に、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(2)の下限値を1.05にすることが好ましく、本実施形態の効果を最大限に発揮できる。
また、本実施形態の撮影レンズSLは、第2レンズ群G2中における第3部分群Lc中の最も物体側に位置する正レンズL21の焦点距離をfc1としたとき、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
0.5 < fc1/f0 < 8.0 (3)
条件式(3)は、正の屈折力を有する第2レンズ群G2中において、負の屈折力を有し、トリプレット構造をとる第3部分群Lc中の最も物体側に位置する正レンズL21の適切な焦点距離、すなわち屈折力を設定する条件式である。この条件式(3)の上限値を上回ると、第3部分群Lc中の最も物体側に位置する正レンズL21の正の屈折力が弱くなる。この場合、球面収差の補正能力が低下し、好ましくない。ここで、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(3)の上限値を7.0にすることが好ましく、小型化と諸収差の補正が有利になる。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(3)の上限値を6.0にすることが更に好ましい。更に、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(3)の上限値を5.0にすることが更に好ましく、本実施形態の効果を最大限に発揮できる。反対に、条件式(3)の下限値を下回ると、第3部分群Lc中の最も物体側に位置する正レンズL21の正の屈折力が著しく強くなる。この場合、正レンズL21が負の球面収差を過剰に発生させ、結果的に球面収差の補正が悪化するので好ましくない。ここで、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(3)の下限値を0.8にすることが好ましく、諸収差の補正がより良好にできる。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(3)の下限値を1.0にすることが更に好ましい。更に、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(3)の下限値を1.4にすることが好ましく、本実施形態の効果を最大限に発揮できる。
また、本実施形態の撮影レンズSLは、第1レンズ群G1中の第2部分群Lbの焦点距離をfbとしたとき、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
0.7 < fb/f0 < 3.0 (4)
条件式(4)は、正の屈折力を有する第1レンズ群G1中において、正の屈折力を有する第2部分群Lbの適切な焦点距離、すなわち屈折力を設定する条件式である。この条件式(4)の上限値を上回ると、正の屈折力を有する第1レンズ群G1中の正の屈折力を有する第2部分群Lbの屈折力が弱まるため、大型化する。また、他のレンズ群とのバランスを取ると、結果的に球面収差の補正が悪化するので好ましくない。ここで、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(4)の上限値を3.5にすることが好ましく、諸収差の補正がより有利になる。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(4)の上限値を2.0にすることが更に好ましい。更に、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(4)の上限値を1.8にすることが更に好ましく、本実施形態の効果を最大限に発揮できる。反対に、条件式(4)の下限値を下回ると、正の屈折力を有する第1レンズ群G1中の正の屈折力を有する第2部分群Lbの屈折力が強まるため、特に球面収差の補正、コマ収差の補正が悪化し、好ましくない。ここで、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(4)の下限値を0.8にすることが好ましく、諸収差の補正に有利になる。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(4)の下限値を0.9にすることが好ましい。更に、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(4)の下限値を1.0にすることが好ましく、本実施形態の効果を最大限に発揮できる。
また、本実施形態の撮影レンズSLは、第1レンズ群G1中の第1部分群Laの焦点距離をfaとし、第1レンズ群G1中の第2部分群Lbの焦点距離をfbとしたとき、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
0.8 < (−fa)/fb < 3.0 (5)
条件式(5)は、負の屈折力を有する第1部分群Laと正の屈折力を有する第2部分群Lbとの適切な焦点距離の比、すなわち屈折力のバランスを適正に設定する条件式である。この条件式(5)の上限を上回ると、負の屈折力を有する第1部分群Laより正の屈折力を有する第2部分群Lbの方が強い正の屈折力を持つ。したがって、球面収差の補正が悪化し好ましくない。ここで、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(5)の上限値を2.6にすることが好ましく、より好ましい結果が得られる。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(5)の上限値を2.0にすることが好ましい。更に、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(5)の上限値を1.9にすることが好ましく、本実施形態の効果を最大限に発揮できる。反対に、条件式(5)の下限値を下回ると、正の屈折力を有する第2部分群Lbより負の屈折力を有する第1部分群Laの方が強い負の屈折力を持つ。この場合、コマ収差、像面湾曲、非点収差が悪化し、好ましくない。ここで、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(5)の下限値を0.8にすることが好ましく、諸収差の補正がより良好になる。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(5)の下限値を0.9にすることが好ましい。更に、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(5)の下限値を1.0にすることが好ましく、本実施形態の効果を最大限に発揮できる。
また、本実施形態の撮影レンズSLにおいて、第1レンズ群G1中の第2部分群Lbは、正レンズ(図1ではL14)と負レンズ(図1ではL15)との接合レンズを有し、当該接合レンズにおける正レンズL14の屈折率をnbp、負レンズL15の屈折率をnbnとしたとき以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
0.00 < nbp−nbn < 0.50 (6)
条件式(6)は、第2部分群Lb中の接合レンズの屈折率差を最適値に設定する条件である。第2部分群Lb中の接合レンズは基本的に像面湾曲を最適にするため、正レンズL14の屈折率が負レンズL15に比べ大きい必要がある。この条件式(6)の上限を上回ると、負レンズL15の屈折率が著しく小さくなり、構成している曲率半径が小さくなる。それによって、負レンズL15が発生する収差が膨大し、特に球面収差の補正が悪化するので好ましくない。ここで、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(6)の上限値を0.40にすることが好ましく、収差がより良好に補正できる。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(6)の上限値を0.35にすることが好ましい。更に、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(6)の上限値を0.30にすることが好ましく、本実施形態の効果を最大限に発揮できる。反対に、条件式(6)の下限値を下回ると、正レンズL14と負レンズL15との屈折率の差が小さくなる。この場合、ペッツバールサムの最適な設定ができなくなり、結果的に非点収差、像面湾曲が悪化し好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(6)の下限値を0.10にすることが好ましく、ペッツバールサムがより最適に設定できる。ここで、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(6)の下限値を0.15にすることが好ましい。更に、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(6)の下限値を0.18にすることが更に好ましい。また、本実施形態の効果をより更に確実にするために、条件式(6)の下限値を0.20にすることが更に好ましく、本実施形態の効果を最大限に発揮できる。
また、本実施形態の撮影レンズSLにおいて、第1レンズ群G1中の第1部分群Laは、少なくとも1枚の負レンズ(図1ではL12)を有することが望ましく、歪曲、コマ収差の補正に有効である。
また、本実施形態の撮影レンズSLにおいて、第3レンズ群G3は、合焦時に像面に対して固定されていることが望ましく、コマ収差の補正に有効である。また、移動レンズ群が少なくなり、鏡筒設計的に構造が単純になり、モーターによる合焦駆動に対する負担も減らすことができる。
また、本実施形態の撮影レンズズSLにおいて、第3レンズ群G3は、少なくとも1枚の負レンズL31と、正レンズL32と、を有することが望ましく、コマ収差、倍率色収差の補正に有効である。
図9に、上述の撮影レンズSLを備える光学機器として、デジタル一眼レフカメラ1(以後、単にカメラと記す)の略断面図を示す。このカメラ1において、不図示の物体(被写体)からの光は、撮影レンズ2(撮影レンズSL)で集光されて、クイックリターンミラー3を介して焦点板4に結像される。そして、焦点板4に結像された光は、ペンタプリズム5中で複数回反射されて接眼レンズ6へと導かれる。これにより、撮影者は、物体(被写体)像を接眼レンズ6を介して正立像として観察することができる。
また、撮影者によって不図示のレリーズボタンが押されると、クイックリターンミラー3が光路外へ退避し、撮影レンズ2で集光された不図示の物体(被写体)の光は撮像素子7上に被写体像を形成する。これにより、物体(被写体)からの光は、当該撮像素子7により撮像され、物体(被写体)画像として不図示のメモリに記録される。このようにして、撮影者は本カメラ1による物体(被写体)の撮影を行うことができる。なお、図9に記載のカメラ1は、撮影レンズSLを着脱可能に保持するものでも良く、撮影レンズSLと一体に成形されるものでも良い。また、カメラ1は、いわゆる一眼レフカメラでも良く、クイックリターンミラー等を有さないコンパクトカメラでも良い。
以下に記載の内容は、光学特性を損なわない範囲で適宜採用可能である。
上述の説明及び以降に示す実施形態においては、3群構成を示したが、4群等の他の群構成にも適用可能である。また、物体側にレンズまたはレンズ群を追加した構成や、最も像側にレンズまたはレンズ群を追加した構成でも構わない。また、レンズ群とは、変倍時に変化する空気間隔で分離された、少なくとも1枚のレンズを有する部分を示す。
レンズ群または部分レンズ群を光軸と直交方向の成分を持つように移動させ、または、光軸を含む面内方向に回転移動(揺動)させて、手ぶれによって生じる像ぶれを補正する防振レンズ群としても良い。特に、第2レンズ群G2または第3レンズ群G3の少なくとも一部を防振レンズ群とするのが好ましい。
また、レンズ面は、球面または平面で形成されても、非球面で形成されても構わない。レンズ面が球面または平面の場合、レンズ加工及び組立調整が容易になり、加工及び組立調整の誤差による光学性能の劣化を妨げるので好ましい。また、像面がずれた場合でも描写性能の劣化が少ないので好ましい。また、レンズ面が非球面の場合、この非球面は、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に形成したガラスモールド非球面、ガラスの表面に樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれの非球面でも構わない。また、レンズ面は回折面としてもよく、レンズを屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)あるいはプラスチックレンズとしても良い。
開口絞りSは、第2レンズ群G2内または第3レンズ群G3内、あるいはその近傍に配置されるのが好ましいが、開口絞りとしての部材を設けずに、レンズの枠でその役割を代用しても良い。
さらに、各レンズ面には、フレアやゴーストを軽減し高コントラストの高い光学性能を達成するために、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施しても良い。
なお、本発明を分かり易く説明するために実施形態の構成要件を付して説明したが、本発明がこれに限定されるものではないことは言うまでもない。
以下、本実施形態の撮影レンズSLの第1の製造方法の概略を、図10を参照して説明する。まず、各レンズを配置してレンズ群をそれぞれ準備する(ステップS100)。具体的に、本実施形態では、例えば、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12との接合による接合負レンズを配置して第1レンズ群G1の第1部分群Laとし、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13、及び、両凸レンズL14と両凹レンズL15との接合によりなる接合正レンズを配置して第1レンズ群G1の第2部分群Lbとし、物体側から順に、負の屈折力を有し像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ(正レンズ)L21と両凹レンズ(負レンズ)L22と像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ(正レンズ)L23とからなる第3部分群Lc、及び、両凸レンズL24を配置して第2レンズ群G2とし、両凹レンズL31、及び、両凸レンズL32を配置して第3レンズ群G3とする。このようにして準備した各レンズ群を配置して撮影レンズSLを製造する。
このとき、無限遠から近距離物点に合焦する際に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2とが物体側に移動するよう配置する(ステップS200)。また、第2レンズ群G2中の第3部分群Lcの焦点距離をfcとし、無限遠合焦時の全系の焦点距離をf0としたとき、前述の条件式(1)を満足するよう各レンズ群を配置する(ステップS300)。
以下、本発明の各実施例を、添付図面に基づいて説明する。なお、図1、図3、図5、及び図7は、撮影レンズSL1〜SL4の屈折力配分及び無限遠合焦状態(∞)から至近合焦状態(MOD)への焦点距離状態の変化における各レンズ群の移動の様子を示す。各図中、(a)は無限遠合焦状態での各レンズ群を、(b)は至近合焦状態でのレンズ群を、それぞれ示す。これらの図に示すように、各実施例の撮影レンズSL1〜SL4は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。また、最も像面に近い位置にオプティカルローパスフィルター相当の平行平面ガラスOLPFが配置されている。
〔第1実施例〕
図1は、第1実施例に係る撮影レンズSL1の構成を示す図である。この図1の撮影レンズSL1において、第1レンズ群G1は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1部分群Laと、正の屈折力を有する第2部分群Lbとから構成され、第1部分群Laは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12との接合による接合負レンズで構成され、第2部分群Lbは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13、及び、両凸レンズL14と両凹レンズL15との接合によりなる接合正レンズから構成されている。第2レンズ群G2は、物体側から順に、負の屈折力を有する第3部分群Lc、及び、両凸レンズL24から構成され、第3部分群Lcは、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ(正レンズ)L21、両凹レンズ(負レンズ)L22、及び、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ(正レンズ)L23から構成されている。第3レンズ群G3は、物体側から順に、両凹レンズL31、及び、両凸レンズL32から構成されている。開口絞りSは、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に配置され、無限遠から近距離物点に合焦する際に、第2レンズ群G2とともに物体側に移動する。
以下の表1に、第1実施例に係る撮影レンズSL1の諸元の値を掲げる。この表1において、fは焦点距離を、FNOはFナンバーを、ωは半画角(単位:「度」)を、Bfはバックフォーカスを、それぞれ表している。さらに、面番号は光線の進行する方向に沿った物体側からのレンズ面の順序を、面間隔は各光学面から次の光学面までの光軸上の間隔を、屈折率及びアッベ数はそれぞれd線(λ=587.6nm)に対する値を示している。全長は、無限遠合焦時のレンズ面の第1面から像面Iまでの光軸上の距離を表している。ここで、以下の全ての諸元値において掲載されている焦点距離、曲率半径、面間隔、その他長さの単位は一般に「mm」が使われるが、光学系は、比例拡大または比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。なお、曲率半径0.0000は平面を示し、空気の屈折率1.00000は省略してある。また、これらの符号の説明及び諸元表の説明は以降の実施例においても同様である。
(表1)
f = 39.60
F.NO = 2.88
ω = 19.85°
像高 = 14.25
全長 = 89.081
空気換算Bf = 38.319

面番号 曲率半径 面間隔 アッベ数 屈折率
1 40.5896 2.0000 32.11 1.672700
2 55.1494 1.5000 82.56 1.497820
3 15.9982 12.2000
4 46.9855 2.5000 52.29 1.75500
5 305.7294 0.1000
6 21.2326 3.6000 40.77 1.88300
7 -56.7516 1.0000 35.30 1.59270
8 13.5403 (d8)
9 0.0000 2.3500 開口絞りS
10 -236.0313 2.0000 70.45 1.48749
11 -31.0528 1.0000
12 -16.8682 4.5000 31.06 1.68893
13 152.1638 0.7000
14 -59.9038 2.5000 54.66 1.72916
15 -22.9249 0.1000
16 70.3938 3.0000 65.44 1.60300
17 -26.9290 (d17)
18 -211.9120 1.0000 54.66 1.72916
19 40.4551 1.2000
20 112.0456 2.7000 35.30 1.59270
21 -58.4360 36.000
22 0.0000 2.0000 64.12 1.51680
23 0.0000 (d23)

[レンズ群焦点距離]
レンズ群 始面 焦点距離離
第1レンズ群 1 129.71271
第2レンズ群 9 36.69409
第3レンズ群 18 -186.46092
この第1実施例において、物体と第1レンズ群G1との軸上間隔d0、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との軸上空気間隔d8、及び、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との軸上空気間隔d17は、合焦に際して変化する。次の表2に、無限遠合焦状態、撮影倍率−0.5倍合焦状態、及び、撮影倍率−1.0倍合焦状態における可変間隔、並びに、平行平面ガラスOLPFと像面Iとの軸上空気間隔d23を示す。
(表2)
β 無限遠 -0.5倍 -1.0倍
d0 ∞ 75.9061 34.2649
d8 5.13097 7.51541 10.35279
d17 0.99989 13.51822 26.49465
d23 1.00019 1.00019 1.00019
次の表3に、この第1実施例に係る撮影レンズSL1の各条件式対応値を示す。なお、この表3における符号の説明を以下に示すが、この符号の説明は、特にことわりのない場合は以降の実施例においても同様である。この表3において、fcは第2レンズ群G2中の第3部分群Lcの焦点距離を、f0は全系の焦点距離を、X1は無限遠から撮影倍率が−0.5倍時の第1レンズ群G1の移動量を、X2は無限遠から撮影倍率が−0.5倍時の第2レンズ群G2の移動量を、fc1は第2レンズ群G2中における第3部分群Lc中の最も物体側に位置する正レンズL21の焦点距離を、fbは第1レンズ群G1中の第2部分群Lbの焦点距離を、faは第1レンズ群G1中の第1部分群Laの焦点距離を、nbpは第2部分群Lbの接合レンズにおける正レンズL14の屈折率を、nbnは当該接合レンズにおける負レンズL15の屈折率を、それぞれ表している。
(表4)
(1)(−fc)/f0=3.074
(2)X1/X2=1.191
(3)fc1/f0=1.846
(4)fb/f0=1.141
(5)(−fa)/fb=1.332
(6)nbp−nbn=0.290
図2に、第1実施例の諸収差図を示す。すなわち、図2(a)は無限遠合焦状態の収差図であり、図2(b)は撮影倍率−0.5倍合焦状態での諸収差であり、図2(c)は撮影倍率等倍(−1.0倍)合焦状態での諸収差である。各収差図において、FNOはFナンバーを、Yは像高を、dはd線(λ=587.6nm)に対する収差曲線を、gはg線(λ=435.8nm)に対する収差曲線を、それぞれ示している。また、非点収差を示す収差図において実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示している。なお、この収差図の説明は以降の実施例においても同様である。各収差図から明らかなように、第1実施例では、球面収差、像面湾曲、非点収差、歪曲等の諸収差が良好に補正されていることがわかる。
〔第2実施例〕
図3は、第2実施例に係る撮影レンズSL2の構成を示す図である。この図3の撮影レンズSL2において、第1レンズ群G1は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1部分群Laと、正の屈折力を有する第2部分群Lbとから構成され、第1部分群Laは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11、及び、両凸レンズL12から構成され、第2部分群Lbは、物体側から順に、両凸レンズL13と両凹レンズL14との接合によりなる接合正レンズから構成されている。第2レンズ群G2は、物体側から順に、負の屈折力を有する第3部分群Lc、及び、両凸レンズL24から構成され、第3部分群Lcは、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ(正レンズ)L21、両凹レンズ(負レンズ)L22、及び、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ(正レンズ)L23から構成されている。第3レンズ群G3は、物体側から順に、凸面を向けた負メニスカスレンズL31、及び、両凸レンズL32から構成されている。開口絞りSは、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に配置され、無限遠から近距離物点に合焦する際に、第2レンズ群G2とともに物体側に移動する。
以下の表4に、第2実施例の諸元の値を掲げる。
(表4)
f = 39.60
F.NO = 2.93
ω = 19.81°
像高 = 14.25
全長 = 84.506
空気換算Bf = 38.319

面番号 曲率半径 面間隔 アッベ数 屈折率
1 70.6625 2.0000 70.45 1.487490
2 13.3432 2.4000
3 71.7468 2.5000 34.96 1.801000
4 -113.8053 5.3179
5 26.0298 4.3000 40.77 1.883000
6 -16.7241 1.0041 33.79 1.647690
7 19.2089 (d7)
8 0.0000 2.3500 開口絞りS
9 -81.4839 2.0000 70.45 1.487490
10 -38.9348 1.2000
11 -18.9989 4.5000 30.13 1.698950
12 130.6918 0.9000
13 -78.9798 3.0000 54.66 1.729160
14 -20.7616 0.1000
15 48.3108 3.7000 65.44 1.603001
16 -39.8140 (d16)
17 2456.3955 0.9955 54.66 1.729160
18 37.3632 1.2000
19 165.2943 2.7000 35.30 1.592700
20 -71.7148 36.0004
21 0.0000 2.0000 64.12 1.516800
22 0.0000 (d22)

[レンズ群焦点距離]
レンズ群 始面 焦点距離離
第1レンズ群 1 116.07040
第2レンズ群 8 35.37665
第3レンズ群 17 -145.43675
この第2実施例において、物体と第1レンズ群G1との軸上間隔d0、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との軸上空気間隔d7、及び、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との軸上空気間隔d16は、合焦に際して変化する。次の表5に、無限遠合焦状態、撮影倍率−0.5倍合焦状態、及び、撮影倍率−1.0倍合焦状態における可変間隔、並びに、平行平面ガラスOLPFと像面Iとの軸上空気間隔d23を示す。
(表5)
β 無限遠 -0.5倍 -1.0倍
d0 ∞ 79.5907 38.8946
d7 4.34535 5.25140 7.10390
d16 0.99274 12.49827 24.25819
d22 1.00000 1.00000 1.00000
次の表6に、この第2実施例における各条件式対応値を示す。ただし、表6中、nbpは第2部分群Lbの接合レンズにおける正レンズL13の屈折率を、nbnは当該接合レンズにおける負レンズL14の屈折率を、それぞれ示す。
(表6)
(1)(−fc)/f0=5.847
(2)X1/X2=1.079
(3)fc1/f0=3.804
(4)fb/f0=1.507
(5)(−fa)/fb=1.708
(6)nbp−nbn=0.235
図4に、第2実施例の諸収差図を示す。すなわち、図4(a)は無限遠合焦状態の収差図であり、図4(b)は撮影倍率−0.5倍合焦状態での諸収差であり、図4(c)は影倍率等倍(−1.0倍)合焦状態での諸収差である。各収差図から明らかなように、第2実施例では、球面収差、像面湾曲、非点収差、歪曲等の諸収差が良好に補正されていることがわかる。
〔第3実施例〕
図5は、第3実施例に係る撮影レンズSL3の構成を示す図である。この図5の撮影レンズSL3において、第1レンズ群G1は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1部分群Laと、正の屈折力を有する第2部分群Lbとから構成され、第1部分群Laは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11から構成され、第2部分群Lbは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12、及び、両凸レンズL13と両凹レンズL14との接合によりなる接合正レンズから構成されている。第2レンズ群G2は、物体側から順に、負の屈折力を有する第3部分群Lc、及び、両凸レンズL24から構成され、第3部分群Lcは、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ(正レンズ)L21、両凹レンズ(負レンズ)L22、及び、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ(正レンズ)L23から構成されている。第3レンズ群G3は、物体側から順に、両凹レンズL31、及び、両凸レンズL32から構成されている。開口絞りSは、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に配置され、無限遠から近距離物点に合焦する際に、第2レンズ群G2とともに物体側に移動する。
以下の表7に、第3実施例の諸元の値を掲げる。
(表7)
f = 39.60
F.NO = 2.97
ω = 19.82°
像高 = 14.25
全長 = 86.887
空気換算Bf = 38.318

面番号 曲率半径 面間隔 アッベ数 屈折率
1 40.3226 2.0000 70.45 1.487490
2 15.6160 10.0000
3 38.7997 2.5000 35.27 1.749500
4 232.7124 0.1000
5 24.7731 4.3000 40.77 1.883000
6 -40.7664 1.0041 35.30 1.592700
7 15.0177 (d7)
8 0.0000 2.3500 開口絞りS
9 -776.2520 2.0000 70.45 1.487490
10 -34.8144 1.2000
11 -16.9728 4.5000 30.13 1.698950
12 78.2129 0.9000
13 -72.3924 3.0000 54.66 1.729160
14 -23.3939 0.1000
15 60.9045 3.7000 65.44 1.603001
16 -25.8403 (d16)
17 -31816.4360 0.9955 54.66 1.729160
18 38.3563 1.2000
19 180.8852 2.7000 35.30 1.592700
20 -65.2644 36.0000
21 0.0000 2.0000 64.12 1.516800
22 0.0000 (d22)

[レンズ群焦点距離]
レンズ群 始面 焦点距離離
第1レンズ群 1 119.33856
第2レンズ群 8 35.81873
第3レンズ群 17 -162.56722
この第3実施例において、物体と第1レンズ群G1との軸上間隔d0、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との軸上空気間隔d7、及び、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との軸上空気間隔d16は、合焦に際して変化する。次の表8に、無限遠合焦状態、結像倍率−0.5倍合焦状態、及び、結像倍率−1.0倍合焦状態における可変間隔、並びに、平行平面ガラスOLPFと像面Iとの軸上空気間隔d22を示す。
(表8)
β 無限遠 -0.5倍 -1.0倍
d0 ∞ 77.6127 35.9732
d7 4.34535 6.27078 9.36961
d16 0.99274 13.01967 25.52295
d22 0.99971 0.99971 0.99971
次の表9に、この第3実施例における各条件式対応値を示す。ただし、表9中、nbpは第2部分群Lbの接合レンズにおける正レンズL13の屈折率を、nbnは当該接合レンズにおける負レンズL14の屈折率を、それぞれ示す。
(表9)
(1)(−fc)/f0=2.285
(2)X1/X2=1.160
(3)fc1/f0=1.886
(4)fb/f0=1.028
(5)(−fa)/fb=1.319
(6)nbp−nbn=0.290
図6に、第3実施例の諸収差図を示す。すなわち、図6(a)は無限遠合焦状態の収差図であり、図6(b)は撮影倍率−0.5倍合焦状態での諸収差であり、図6(c)は影倍率等倍(−1.0倍)合焦状態での諸収差である。各収差図から明らかなように、第3実施例では、球面収差、像面湾曲、非点収差、歪曲等の諸収差が良好に補正されていることがわかる。
〔第4実施例〕
図7は、第4実施例に係る撮影レンズSL4の構成を示す図である。この図7の撮影レンズSL4において、第1レンズ群G1は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1部分群Laと、正の屈折力を有する第2部分群Lbとから構成され、第1部分群Laは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL11、及び、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12から構成され、第2部分群Lbは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13、及び、両凸レンズL14と両凹レンズL15との接合によりなる接合正レンズから構成されている。第2レンズ群G2は、物体側から順に、負の屈折力を有する第3部分群Lc、及び、両凸レンズL24から構成され、第3部分群Lcは、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ(正レンズ)L21、両凹レンズ(負レンズ)L22、及び、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ(正レンズ)L23から構成されている。第3レンズ群G3は、物体側から順に、両凹レンズL31、及び、両凸レンズL32から構成されている。開口絞りSは、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に配置され、無限遠から近距離物点に合焦する際に、第1レンズ群G1とともに物体側に移動する。
以下の表10に、第4実施例の諸元の値を掲げる。
(表10)
f = 39.60
F.NO = 2.88
ω = 19.86°
像高 = 14.25
全長 = 89.215
空気換算Bf = 38.319

面番号 曲率半径 面間隔 アッベ数 屈折率
1 74.8558 2.0000 45.79 1.548140
2 390.6248 0.1000
3 104.5033 1.5000 82.56 1.497820
4 17.4309 12.2000
5 43.2148 2.0000 52.29 1.755000
6 169.5153 0.1000
7 18.3694 3.6000 40.77 1.883000
8 -162.6023 1.0000 35.30 1.592700
9 12.5247 4.0000
10 0.0000 (d10) 開口絞りS
11 -147.4244 2.0000 70.45 1.487490
12 -29.6266 1.0000
13 -16.5303 4.5000 31.06 1.688930
14 140.4437 0.7000
15 -94.4463 2.5000 54.66 1.729160
16 -23.9675 0.1000
17 70.8529 3.0000 65.44 1.603001
18 -28.5069 (d18)
19 -198.5543 1.0000 54.66 1.729160
20 40.1228 1.2000
21 98.7884 2.7000 35.30 1.592700
22 -60.4102 35.9998
23 0.0000 2.0000 64.12 1.516800
24 0.0000 (d24)

[レンズ群焦点距離]
レンズ群 始面 焦点距離離
第1レンズ群 1 129.71271
第2レンズ群 11 36.69409
第3レンズ群 19 -186.46092
この第4実施例において、物体と第1レンズ群G1との軸上間隔d0、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との軸上空気間隔d10、及び、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との軸上空気間隔d18は、合焦に際して変化する。次の表11に、無限遠合焦状態、結像倍率−0.5倍合焦状態、及び、結像倍率−1.0倍合焦状態における可変間隔、並びに、平行平面ガラスOLPFと像面Iとの軸上空気間隔d24を示す。
(表11)
β 無限遠 -0.5倍 -1.0倍
d0 ∞ 75.8666 33.6598
d10 4.01467 6.57957 10.42229
d18 0.99991 13.52265 26.63040
d24 1.00015 1.00015 1.00015
次の表12に、この第4実施例における各条件式対応値を示す。
(表12)
(1)(−fc)/f0=3.740
(2)X1/X2=1.205
(3)fc1/f0=1.910
(4)fb/f0=1.115
(5)(−fa)/fb=1.281
(6)nbp−nbn=0.290
図8に、第4実施例の諸収差図を示す。すなわち、図8(a)は無限遠合焦状態の収差図であり、図8(b)は撮影倍率−0.5倍合焦状態での諸収差であり、図8(c)は影倍率等倍(−1.0倍)合焦状態での諸収差である。各収差図から明らかなように、第4実施例では、球面収差、像面湾曲、非点収差、歪曲等の諸収差が良好に補正されていることがわかる。
以上の各実施例によれば、包括角2ω=39.7°、F2.8程度の口径を有し、コンパクトで、合焦のための移動量が少ない、球面収差、像面湾曲、非点収差、歪曲が良好に補正された撮影レンズSLが実現できる。
SL(SL1〜SL4) 撮影レンズ
G1 第1レンズ群 La 第1部分群 Lb 第2部分群
G2 第2レンズ群 Lc 第3部分群 G3 第3レンズ群
S 開口絞り
1 デジタル一眼レフカメラ(光学機器)

Claims (12)

  1. 物体側から順に、
    正の屈折力を有する第1レンズ群と、
    正の屈折力を有する第2レンズ群と、
    負の屈折力を有する第3レンズ群と、を有し、
    前記第1レンズ群は、物体側から順に、
    負の屈折力を有する第1部分群と、
    正の屈折力を有する第2部分群と、を有し、
    前記第2レンズ群は、物体側から順に、
    正レンズ、負レンズ、及び、正レンズからなる負の屈折力を有する第3部分群、を有し、
    無限遠から近距離物点に合焦する際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群とが物体側に移動し、
    前記第2レンズ群中の前記第3部分群の焦点距離をfcとし、無限遠合焦時の全系の焦点距離をf0としたとき、次式
    1.7 < (−fc)/f0 < 9.0
    の条件を満足することを特徴とする撮影レンズ。
  2. 撮影倍率が、少なくとも−0.5倍まで撮影可能である請求項1に記載の撮影レンズ。
  3. 無限遠から近距離物点に合焦する際に、像側から物体側に移動する場合の移動量を正の値として、無限遠合焦時から撮影倍率が−0.5倍時までの前記第1レンズ群の移動量をX1とし、無限遠合焦時から撮影倍率が−0.5倍時までの前記第2レンズ群の移動量をX2としたとき、次式
    1.00 < X1/X2 < 3.00
    の条件を満足する請求項2に記載の撮影レンズ。
  4. 前記第2レンズ群中における前記第3部分群中の最も物体側に位置する正レンズの焦点距離をfc1としたとき、次式
    0.5 < fc1/f0 < 8.0
    の条件を満足する請求項1〜3いずれか一項に記載の撮影レンズ。
  5. 前記第1レンズ群中の前記第2部分群の焦点距離をfbとしたとき、次式
    0.7 < fb/f0 < 3.0
    の条件を満足する請求項1〜4いずれか一項に記載の撮影レンズ。
  6. 前記第1レンズ群中の前記第1部分群の焦点距離をfaとし、前記第1レンズ群中の前記第2部分群の焦点距離をfbとしたとき、次式
    0.8 < (−fa)/fb < 3.0
    の条件を満足する請求項1〜5いずれか一項に記載の撮影レンズ。
  7. 前記第1レンズ群中の前記第2部分群は、正レンズと負レンズとの接合レンズを有し、当該接合レンズにおける前記正レンズの屈折率をnbp、前記負レンズの屈折率をnbnとしたとき、次式
    0.00 < nbp−nbn < 0.50
    の条件を満足する請求項1〜6いずれか一項に記載の撮影レンズ。
  8. 前記第1レンズ群中の前記第1部分群は、少なくとも1枚の負レンズを有する請求項1〜7いずれか一項に記載の撮影レンズ。
  9. 前記第3レンズ群は、合焦時に像面に対して固定されている請求項1〜9いずれか一項に記載の撮影レンズ。
  10. 前記第3レンズ群は、少なくとも1枚の負レンズと、正レンズと、を有する請求項1〜9いずれか一項に記載の撮影レンズ。
  11. 請求項1〜10いずれか一項に記載の撮影レンズを有する光学機器。
  12. 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、を有する撮影レンズの製造方法であって、
    前記第1レンズ群は、物体側から順に、
    負の屈折力を有する第1部分群と、
    正の屈折力を有する第2部分群と、を有し、
    前記第2レンズ群は、物体側から順に、
    正レンズ、負レンズ、及び、正レンズからなる負の屈折力を有する第3部分群、を有し、
    無限遠から近距離物点に合焦する際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群とが物体側に移動し、
    前記第2レンズ群中の前記第3部分群の焦点距離をfcとし、無限遠合焦時の全系の焦点距離をf0としたとき、次式
    1.7 < (−fc)/f0 < 9.0
    の条件を満足するように配置することを特徴とする撮影レンズの製造方法。
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