JP2011179523A - 排水用殺菌防臭ホース - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造にして安価に実施することができ、頻繁なメンテナンスも必要とせず、流通抵抗も極めて少なくするとともに排水効率の高い、排水用殺菌防臭ホースを提供できるようにする。
【解決手段】螺旋状に形成された保形用の芯材に、柔軟性を有する合成樹脂製テープを、その端同士が重なり合うように螺旋状に巻いて形成された下水路に連通する排水用殺菌防臭ホースであって、前記合成樹脂製テープを成型するにあたり、イミダゾール系の有機系抗菌剤と銀系または/及び酸化亜鉛系の無機系抗菌剤とを含んでなる抗菌性組成物を合成樹脂製テープ形成用の樹脂材料に混練し、この樹脂材料を成型して合成樹脂製テープを形成した。
【選択図】図2
【解決手段】螺旋状に形成された保形用の芯材に、柔軟性を有する合成樹脂製テープを、その端同士が重なり合うように螺旋状に巻いて形成された下水路に連通する排水用殺菌防臭ホースであって、前記合成樹脂製テープを成型するにあたり、イミダゾール系の有機系抗菌剤と銀系または/及び酸化亜鉛系の無機系抗菌剤とを含んでなる抗菌性組成物を合成樹脂製テープ形成用の樹脂材料に混練し、この樹脂材料を成型して合成樹脂製テープを形成した。
【選択図】図2
Description
本発明は、レストランや食堂、家庭等における流し台の排水あるいは洗面所や浴室からの排水等、下水管に連通する排水経路を形成する部分に使用する排水用殺菌防臭ホースに関するものである。
一般に、下水からの悪臭を遮断するためには、側面視でN字形に形成したトラップ内に貯留された水で封止することにより、下水からの悪臭を遮断するようにしたものが知られている。
ところがこうしたN字型トラップは、洗い物を等をする流し台の直ぐ下に設置されており、このトラップより下方の収納庫部分は薄肉の排水ホースで汚水を下水管に流しているので、年月が経てば下水管にたまっている悪臭が逆流して、肉厚の薄いホースを透過し、流し台下の収納庫の中に悪臭がするようになる。
ところがこうしたN字型トラップは、洗い物を等をする流し台の直ぐ下に設置されており、このトラップより下方の収納庫部分は薄肉の排水ホースで汚水を下水管に流しているので、年月が経てば下水管にたまっている悪臭が逆流して、肉厚の薄いホースを透過し、流し台下の収納庫の中に悪臭がするようになる。
そこで、例えば封止用の水(ドレン)の量が減少した場合にも、排水経路からの悪臭の流入を防止するために、排水孔及びそれに連通して接続する排水ホース等で構成された排水経路を介し、厨房設備や冷却器等からの排水等を放出するものであって、排水孔を覆って着脱可能に設けられ、排水孔への塵埃の侵入を阻止するためのドレンスクリーンと、このドレンスクリーンの下端部に設けられ、排水経路の内壁面に当接、若しくは、近接する可撓性を有したドレンシールを備えるようにしたものが先に提案されている。
ところがこうしたものでは、構造が複雑となり高価になるだけでなく、頻繁なメンテナンスが必要となる上、排水経路中に設けられたドレンスクリーンならびにドレンシールのために、流通抵抗が増えることから排水効率が大幅に低下してしまうという問題があった。
また、排水経路中にドレンスクリーンならびにドレンシールが設けられるために、例えば厨房等からの雑廃水のように固塊物を含むものではすぐに目詰まりを生じてしまうことから、その用途が限定されてしまうという問題があった。
また、排水経路中にドレンスクリーンならびにドレンシールが設けられるために、例えば厨房等からの雑廃水のように固塊物を含むものではすぐに目詰まりを生じてしまうことから、その用途が限定されてしまうという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑み提案されたもので、簡単な構造にして安価に実施することができ、頻繁なメンテナンスも必要とせず、流通抵抗も極めて少なくするとともに排水効率の高い、排水用殺菌防臭ホースを提供できるようにすることを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明に係る排水用殺菌防臭ホースは、螺旋状に形成された保形用の芯材に、柔軟性を有する合成樹脂製テープを、その端同士が重なり合うように螺旋状に巻いて形成された下水路に連通する排水用殺菌防臭ホースであって、前記合成樹脂製テープを成型するにあたり、イミダゾール系の有機系抗菌剤と銀系または/及び酸化亜鉛系の無機系抗菌剤とを含んでなる抗菌性組成物を合成樹脂製テープ形成用の樹脂材料に混練し、この樹脂材料を成型して合成樹脂製テープを形成したことを最も主要な特徴とするものである。
本発明にかかる排水用殺菌防臭ホースは、螺旋状に形成された芯材の外周部分にまきつける柔軟性を有する合成樹脂製テープに、イミダゾール系の有機系抗菌剤と銀系または/及び酸化亜鉛系の無機系抗菌剤とを含んでなる抗菌性組成物を混練し、この樹脂材料を成型して合成樹脂製テープを形成するようにしてある。
これにより、排水用殺菌防臭ホースの内外面が殺菌効果を有することから、排水用殺菌防臭ホースの外周面に付着する雑菌や、下水から悪臭とともに立ちのぼり、排水用殺菌防臭ホースの合成樹脂製テープからなる側壁部分を透過しようとする悪臭や雑菌を分解・殺菌して消臭することができる。
また、排水用殺菌防臭ホース内には、先の提案のようなドレンスクリーンならびにドレンシールを設けなくても済むことから、構造が簡単で安価に実施することができるうえ、頻繁なメンテナンスも不要となる利点がある。
さらに、排水用殺菌防臭ホース内にドレンスクリーンならびにドレンシールがなく、流通抵抗も極めて少ないので排水効率を高くすることができ、目詰まりを可及的に防止できるので、例えば厨房等からの雑廃水のように固塊物を含むものの排水用ホースに使用することができ、その使用用途も広範なものにすることができる利点もある。
以下、本発明の排水用殺菌防臭ホースにかかる最も好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明にかかる排水用殺菌防臭ホースの一部を切り欠いた状態の正面図、図2は排水用殺菌防臭ホースの製造過程の概略を示す一部を切り欠いた正面図であって、図中符号1は排水用殺菌防臭ホースを全体的に示す。
この排水用殺菌防臭ホース1は、螺旋状に形成された保形用の芯材2と、この保形用の芯材の外周に巻きつけた柔軟性を有する軟質の合成樹脂製テープ3とで形成されている。
上記保形用の芯材2は、硬質の高いポリ塩化ビニルや酢酸ビニル等の合成樹脂合成樹脂原料を、螺旋状に引き出して形成したものである。
上記保形用の芯材2は、硬質の高いポリ塩化ビニルや酢酸ビニル等の合成樹脂合成樹脂原料を、螺旋状に引き出して形成したものである。
保形用の芯材2の外周面に捲きつける合成樹脂製テープ3は、当該芯材と同質の、ポリ塩化ビニルや酢酸ビニル等の軟質合成樹脂からなる合成樹脂原料を、細幅の帯状にテープ状に引き出したもので、合成樹脂製テープには抗菌乃至殺菌材が混練されている。
そして、溶融された合成樹脂原料から引き出され高温で軟らかい状態の合成樹脂製テープ3を、その端同士が重なり合うように螺旋状に巻くことにより、図2に示すように当該重なり合わされた部分4が溶け合って排水用殺菌防臭ホース1が形成される。
そして、溶融された合成樹脂原料から引き出され高温で軟らかい状態の合成樹脂製テープ3を、その端同士が重なり合うように螺旋状に巻くことにより、図2に示すように当該重なり合わされた部分4が溶け合って排水用殺菌防臭ホース1が形成される。
上記抗菌乃至殺菌材としては、例えば特開2006−312609号公報に記載されているようなものがあげられる。
すなわち、イミダゾール系の2種の有機系抗菌剤と、無機系抗菌剤とからなる。
この2種のイミダゾール系の有機系抗菌剤としては、ベンゾイミダゾール環にチアゾリル基を有するもの(例えば2−(4−チアゾリル)−1H−ベンゾイミダゾール)と、ベンゾイミダゾール環にカーバメート基を有するもの(例えば2−ベンゾイミダゾールカルバミン酸メチル)とからなる。
また、上記無機系抗菌剤として銀担持リン酸ジルコニウムや酸化亜鉛等を使用することができる。
すなわち、イミダゾール系の2種の有機系抗菌剤と、無機系抗菌剤とからなる。
この2種のイミダゾール系の有機系抗菌剤としては、ベンゾイミダゾール環にチアゾリル基を有するもの(例えば2−(4−チアゾリル)−1H−ベンゾイミダゾール)と、ベンゾイミダゾール環にカーバメート基を有するもの(例えば2−ベンゾイミダゾールカルバミン酸メチル)とからなる。
また、上記無機系抗菌剤として銀担持リン酸ジルコニウムや酸化亜鉛等を使用することができる。
上記のように形成された排水用殺菌防臭ホース1は、例えば家庭のシンクの排水口とフロアの形成された放水口(共に図示せず)との間に装着して使用する。
すると、放水口から立ちのぼってくる、悪臭や雑菌が排水用殺菌防臭ホース1の合成樹脂製テープ3からなる側壁部分を透過しようとするときに分解・殺菌して消臭することができる。
これにより、下水から悪臭とともに立ちのぼってくる悪臭を消臭することができる。
すると、放水口から立ちのぼってくる、悪臭や雑菌が排水用殺菌防臭ホース1の合成樹脂製テープ3からなる側壁部分を透過しようとするときに分解・殺菌して消臭することができる。
これにより、下水から悪臭とともに立ちのぼってくる悪臭を消臭することができる。
因みに、上記のように構成された排水用殺菌防臭ホース1の消臭効果の比較試験を、大阪府立産業技術総合研究所において行ったところ、24時間後のテドラーバッグ内のトリメチルアミンガス濃度粗規定ではヤシガラ活性炭10%のものが40ppmであったのに対して、本例のものでは検知限界である0.05ppm以下と良好な結果を得ることができた。
尚、上記実施の形態では抗菌乃至殺菌材として、イミダゾール系の2種の有機系抗菌剤と、無機系抗菌剤とで形成するようにしてあるが、これに代えて保形用の芯材の外周面に捲きつける合成樹脂製テープ3の樹脂との相性(混練時の分散性、樹脂成形時の高温に耐えられるものと等、)が良い殺菌材等を使用することができる。
また、上記実施の形態では、合成樹脂製テープ3を保形用芯材2の外周に捲きつけるようにしてあるが、保形用芯材2は合成樹脂製テープ3の外側に位置させることはもちろんのことである。
1・・・排水用殺菌防臭ホース
2・・・芯材
3・・・合成樹脂製テープ
2・・・芯材
3・・・合成樹脂製テープ
Claims (1)
- 螺旋状に形成された保形用の芯材に、柔軟性を有する合成樹脂製テープを、その端同士が重なり合うように螺旋状に巻いて形成された下水路に連通する排水用殺菌防臭ホースであって、前記合成樹脂製テープを成型するにあたり、イミダゾール系の有機系抗菌剤と銀系または/及び酸化亜鉛系の無機系抗菌剤とを含んでなる抗菌性組成物を合成樹脂製テープ形成用の樹脂材料に混練し、この樹脂材料を成型して合成樹脂製テープを形成したことを特徴とする下水路に連通する排水用殺菌防臭ホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010041566A JP2011179523A (ja) | 2010-02-26 | 2010-02-26 | 排水用殺菌防臭ホース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010041566A JP2011179523A (ja) | 2010-02-26 | 2010-02-26 | 排水用殺菌防臭ホース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=44691250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010041566A Pending JP2011179523A (ja) | 2010-02-26 | 2010-02-26 | 排水用殺菌防臭ホース |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011179523A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103445725A (zh) * | 2012-05-29 | 2013-12-18 | 日立空调·家用电器株式会社 | 挠性软管 |
CN104328832A (zh) * | 2014-09-29 | 2015-02-04 | 浙江美典新材料有限公司 | 挤压成型机排水系统用散热排水道 |
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2010
- 2010-02-26 JP JP2010041566A patent/JP2011179523A/ja active Pending
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CN103445725B (zh) * | 2012-05-29 | 2016-12-28 | 日立空调·家用电器株式会社 | 挠性软管 |
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CN104328832B (zh) * | 2014-09-29 | 2015-12-30 | 浙江美典新材料有限公司 | 挤压成型机排水系统用散热排水道 |
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