JP2011177761A - インダレクトスポット溶接方法及びその溶接装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】裏面側に支持部材を配置できない溶接対象部においては、インダイレクトスポット溶接ができない
【解決手段】下板56に上板54の方へ突出する部分球面状の突出部63を予め形成し、上板54と上板56とを突出部63の上端部が上板54に点接触するように重ね合わせた溶接対象部60から所定距離離隔した下板部分56aに上方から給電側電極31を当接させ、溶接対象部60の上板部分にガン側電極21を上方から当接させて、このガン側電極21により上板54に対して加圧通電する。ガン側電極21が上板54に当接したときのガン側電極21の加圧力を上板54と下板56とが変形しない加圧力に設定すると共に、ガン側電極21から溶接対象部60を介して給電側電極31に通電する通電時間を、通電に伴う熱量により突出部63が実質的に平坦になる時間に設定している。これにより、良好なナゲットの形成と溶接対象部の変形防止が両立できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、インダレクトスポット溶接方法及びその溶接装置に関し、特に溶接を行う溶接対象部の下板部分から上板部分へ突出する部分球面状の突出部を予め形成し、ガン側電極の加圧力と通電時間を調整して行うインダレクトスポット溶接方法及びその溶接装置に関する。
従来、鋼板の溶接には、ダイレクトスポット溶接が広く用いられている。このダイレクトスポット溶接方法は、上板と下板とを重ね合わせた溶接対象部を上下の電極により直接両鋼板を挟みながら加圧して、板厚方向に電流を流し、鋼板の抵抗発熱を利用して溶接対象部に両鋼板の溶融部分(ナゲット)を形成し、このナゲットによって両鋼板を接合する。このスポット溶接部の上下の表面には電極の圧痕が残る。
ダイレクトスポット溶接のように両電極が溶接対象部を上下方向から挟みながら加圧することができない部分では、通常のスポット溶接を適用することができない。
例えば、自動車のドアパネル等において、アウタパネルの先端部がインナパネル先端を包み込みながら折返され、折返し部の内側でアウタパネルの折返し縁部の内側とインナパネル外側とが重ね合わされるヘミング加工部では、インナパネルとアウタパネルとをスポット溶接すると、アウタパネル表面に電極の圧痕が残るため、ドアパネルの外観品質上好ましくない。
そこで、特許文献1に記載されたインダイレクトスポット溶接方法では、アウタパネルの本体部とアウタパネルの折返し縁部との間に、折返し縁部に向かって突出する略円錐形状の突起部を備えたインナパネルの端部を配置したヘミング加工部を形成し、ヘミング加工部をガン側電極とアウタパネルの外面側を支持するバックバーとで挟持し、ガン側電極から、ヘミング加工部から離隔した位置でインナパネルに当接する給電側電極に通電して溶接している。前記バックバー側のアウタパネルの表面には突起部の直径以上の凹部が形成される。
他方、自動車の車体等における袋状の閉空間内において下板に上板を溶接接合する場合、厚手の下板故に剛性がある場合や、下板の裏面側が別の部材で支持されていて剛性があるような場合には、下板に上板を重ねた溶接対象部にガン側電極を対向させ、溶接対象部か離隔した下板部分に給電側電極を対向させ、溶接対象部の裏面側をバックバーで支持することなく、ガン側電極と給電側電極を駆動してスポット溶接するインダレクトスポット溶接方法も公知である。
特開平8−132249号公報
前記特許文献1のインダイレクトスポット溶接方法では、溶接対象部の裏面側をバックバー等の支持部材で支持する必要がある。しかし、エプロンレインフォースメントとフロントフレームのように溶接対象部の下板が袋状の閉空間を構成する場合、溶接対象部の裏面側にバックバー等の支持部材を配置することができず、ガン側電極と支持部材とにより溶接対象部を挟持することができないので、このインダイレクトスポット溶接方法を適用することができない。
そこで、上板と下板とを重ね合わせた溶接対象部をバックバー等の支持部材で支持することなく、インダレクトスポット溶接する場合には、溶接時の加圧力で上板と下板とが溶接対象部とその周辺部位で接触するため、溶接対象部以外の周辺部位を流れる電流(無効分流)が発生し、溶接対象部の電流密度が低下し、良好なナゲットを形成できず、溶接品質を確保できない。それ故、この種のインダレクトスポット溶接は殆ど実用に供されなかった。しかも、支持部材による支持がない状態で、通常のスポット溶接のようにガン側電極が溶接対象部を強く加圧すると、溶接対象部が変形する虞がある。
本発明の目的は、インダレクトスポット溶接において無効分流を抑えた高い電流密度により溶接対象部に良好なナゲットを形成でき、ガン側電極の加圧通電による溶接対象部の変形を防止でき、溶接対象部の裏面側を支持する支持部材を省略できるインダレクトスポット溶接方法及びその溶接装置を提供することである。
請求項1のインダレクトスポット溶接方法は、ベース側の第1板材と表面側の第2板材とを重ね合わせた溶接対象部から離隔した第1板材部分に表面側から給電側電極を当接させ、前記溶接対象部の第2板材にガン側電極を表面側から当接させて、このガン側電極により前記溶接対象部に対して加圧通電することにより溶接するインダイレクトスポット溶接方法において、前記溶接対象部の第1板材に第2板材の方へ突出する部分球面状又は部分円筒面状の突出部を予め形成し、前記ガン側電極が前記溶接対象部に当接するときの前記ガン側電極の加圧力を前記第1,第2板材が変形しない加圧力に設定すると共に、前記ガン側電極から溶接対象部と第1板材を介して給電側電極に通電する通電時間を、前記通電に伴う熱量により前記突出部が実質的に平坦になる時間に設定することを特徴としている。
このインダレクトスポット溶接方法では、溶接対象部の第1板材に第2板材の方へ突出する部分球面状又は部分円筒面状の突出部を予め形成するため、突出部の周辺において第1,第2板材の間に隙間を形成でき、第1板材が第2板材に対して接触する接触面積を小さい面積に保持することができる。突出部の形成により溶接対象部の第1板材の剛性を高めるため、また、ガン側電極による加圧力を第1,第2板材が変形しない加圧力に設定するため、溶接対象部の変形を防止できる。溶接時の通電時間を通電に伴う熱量により前記突出部が平坦になる時間に設定するため、溶接品質を確保することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ガン側電極の当接方向から見た場合の前記部分球面状の突出部の直径を、前記ガン側電極の直径よりも大きく設定したことを特徴としている。
請求項3のインダレクトスポット溶接装置は、ベース側の第1板材と表面側の第2板材とを重ね合わせた溶接対象部から離隔した第1板材部分に表面側から給電側電極を当接させ、前記溶接対象部の第2板材にガン側電極を表面側から当接させて、このガン側電極により前記溶接対象部に対して加圧通電することにより溶接するインダイレクトスポット溶接装置において、前記溶接対象部の第1板材は、第2板材の方へ突出する部分球面状又は部分円筒面状の予め形成された突出部を備え、前記ガン側電極が前記溶接対象部に当接したときの前記ガン側電極の加圧力を前記第1,第2板材が変形しない加圧力に設定する加圧力設定手段と、前記ガン側電極から溶接対象部と第1板材を介して給電側電極に通電する通電時間を、前記通電に伴う熱量により前記突出部が実質的に平坦になる時間に設定する通電制御手段とを設けたことを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記ガン側電極を前記溶接対象部に対して接近後退可能な複動型エアシリンダを設け、前記加圧力設定手段は、ガン側電極が前記溶接対象部から後退する後退速度に比べて前記溶接対象部に接近する接近速度が小さくなるよう前記複動型エアシリンダのロッド側エア作動室へ通ずるエア通路の加圧エアの流量を調整する流量調整手段を有することを特徴としている。
請求項1の発明によれば、溶接対象部の第1板材に第2板材の方へ突出する部分球面状又は部分円筒面状の突出部を予め形成するため、突出部の周辺において第1,第2板材の間に隙間を形成でき、第1板材が第2板材に対して接触する接触面積を小さい面積に保持することができるため、無効分流を防ぎつつ高い溶接電流密度でもって溶接できる。
突出部の形成により溶接対象部の第1板材の剛性を高めるため、また、ガン側電極による加圧力を第1,第2板材が変形しない加圧力に設定するため、前記加圧力による溶接対象部の変形を防止することができる。溶接時の通電時間を通電に伴う熱量により前記突出部が平坦になる時間に設定するため、溶接対象部の変形を抑制しつつ溶接品質を確保することができる。溶接対象部の第1板材を裏面から支持する支持部材を必要としないため、袋状の閉空間内の溶接対象部や、袋状の狭隘空間内の溶接対象部でも、確実にスポット溶接することができる。
請求項2の発明によれば、前記部分球面状の突出部の直径を前記ガン側電極の直径よりも大きく設定したため、突出部の剛性が大きくなり、ガン側電極の直径に近い直径のナゲットを形成して接合断面積を確保できる。溶接ガンのガン側電極と溶接対象部との位置関係に多少位置ずれが生じても点接触を確保できる。
請求項3の発明によれば、基本的に請求項1と同様の効果が得られる。
請求項4の発明によれば、前記ガン側電極を前記溶接対象部に対して接近後退可能な複動型エアシリンダを設け、前記加圧力設定手段は、ガン側電極が前記溶接対象部から後退する後退速度に比べて前記溶接対象部に接近する接近速度が小さくなるよう前記複動型エアシリンダのロッド側エア作動室へ通ずるエア通路の加圧エアの流量を調整する流量調整手段を有する。そのため、ガン側電極の溶接対象部への接近速度を小さくし、溶接時の加圧力を小さくできるうえ、溶接終了時のガン側電極の溶接対象部から離隔移動する後退速度を大きくして溶接の生産性低下を抑制できる。
本発明の実施例に係るインダイレクトスポット溶接装置の構成図である。 上下板セット工程を説明する説明図である。 加圧工程の説明図である。 通電工程の説明図である。 開放工程の説明図である。 溶接対象部の突出部とその周辺部の要部拡大断面図である。 ガン側電極の移動位置を示すタイムチャートである。 ガン側電極の通電パターンを示すタイムチャートである。 本発明の溶接方法を適用する自動車の車体の要部の斜視図である。 図9の要部拡大側面図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
本発明の実施例について図1〜図10に基づいて説明する。
インダイレクトスポット溶接装置1は、鋼板製のベース側の下板56(第1板材に相当する)と表面側の上板54(第2板材に相当する)とを重ね合わせた溶接対象部60に対して上方(表面側)から当接して加圧通電するガン側ヘッド2と、溶接対象部60から離隔した下板部分56aに上方(表面側)から当接する給電側ヘッド3と、ガン側ヘッド2と給電側ヘッド3へ溶接電流を供給する溶接トランス4と、コントロールユニット5(通電制御手段)等を備えている。
ガン側ヘッド2は、フロアに固定された多関節型の溶接ロボット(図示略)のロボットハンドに連結金具等により装着されている。溶接ロボットのハンドはガン側ヘッド2を溶接対象部60の真上位置まで移動可能である。尚、本実施例では、下板56と上板54とが水平姿勢である場合を例として説明するが、下板56と上板54の姿勢は水平姿勢とは限らず種々の傾斜姿勢や鉛直姿勢の場合もある。
ガン側ヘッド2は、プラス電極としてのガン側電極21と、複動型エアシリンダからなるガン側シリンダ22等を備えている。ガン側電極21は、ガン側シリンダ22のピストン23から延びるピストンロッド23aの先端に装備されている。ガン側電極21は、例えば直径15mmの円柱形状に構成され、先端部分には下方程直径が小さくなるテーパ部21aが形成されている。上板54を上方から加圧する先端部21bの直径は、例えば6mmである。
ガン側シリンダ22は、ガン側電極21を上下移動させるためのものである。ガン側シリンダ22は、上下移動可能なピストン23と、ピストンロッド23aと、ヘッド側エア作動室24と、ロッド側エア作動室25とを有する。ガン側電極21を溶接対象部60に接近させる時には、ヘッド側エア作動室24に加圧エアを供給しつつ、ロッド側エア作動室25から加圧エアを排出させる。ガン側電極21を溶接対象部60から上方へ後退させる時には、エア作動室25に加圧エアを供給しつつ、エア作動室24から加圧エアを排出する。
給電側ヘッド3は、ガン側ヘッド2と同様に、フロアに固定された多関節型のロボット(図示略)のハンドに連結金具等により装着されている。このロボットは、前記のガン側ヘッド2を移動させるロボットと同じロボットでもよいが、異なるロボットであってもよい。ロボットは、給電側ヘッド3を溶接対象部60から離隔した下板部分の真上位置まで移動可能なものである。尚、ロボットを用いる代わりに、フロアに固定された溶接用治具を用いて給電側ヘッド3を所望の位置に移動することも可能である。
給電側ヘッド3は、アース電極としての給電側電極31と、複動型エアシリンダからなる給電側シリンダ32等を備えている。給電側電極31は、給電側シリンダ32のピストン33から延びるピストンロッド33aの先端に装備されている。給電側電極31は、例えば直径15mmの円柱形状に構成されている。給電側シリンダ32は、上下移動可能なピストン33と、ピストンロッド33aと、ヘッド側エア作動室34と、ロッド側エア作動室35とを有する。給電側電極31を下板56に接近させる時には、ヘッド側エア作動室34に加圧エアを供給しつつ、ロッド側エア作動室35から加圧エアを排出させる。給電側電極31を下板部分から上方へ後退させる時には、エア作動室35に加圧エアを供給しつつ、エア作動室34から加圧エアを排出する。
溶接トランス4は、コントロールユニット5からの指令信号に応じて溶接用電流を調節可能に構成されている。溶接トランス4は、ガン側通電線11によりガン側電極21に電気的に接続され、給電側通電線12により給電側電極31に電気的に接続されている。ガン側通電線11、ガン側電極21、上板54と下板56とを重ね合わせた溶接対象部60、下板56、給電側電極31及び給電側通電線12は、電気的な閉回路を形成している。それ故、溶接時、電流は、ガン側通電線11、ガン側電極21、溶接対象部60、下板56、給電側電極31、給電側通電線12を通って流れる。
コントロールユニット5は、ガン側ヘッド2を移動させるロボットの作動を制御可能な制御盤6と、制御盤6に電気的に接続された溶接制御装置7等を備えている。
制御盤6は、CPUとROMとRAM等を含むコンピュータを有し、溶接制御装置7と、後述するガン側切換弁42と、給電側切換弁43と、ガン側ヘッド2と給電側ヘッド3とを移動するロボット等に対して制御信号を送信可能に構成されている。制御盤6は、オペレータが入力する溶接対象の上下板厚情報等を受けて、その情報を溶接制御装置7に送信する。制御盤6には動力電源8が接続され、制御盤6と溶接制御装置7と前記ロボットは動力電源8から電力供給を受けている。
溶接制御装置7は、制御盤6からの制御信号を受信し、予め設定された溶接条件に基づき溶接トランス4を制御している。溶接制御装置7には、CPUとROMとRAM等を含むコンピュータが設けられ、溶接する板厚の組み合わせに応じて設定されたガン側電極21の加圧力、電流値、電圧値及び通電時間等が予めマップとして記憶されている。ガン側電極21の加圧力は、エア作動室24とエア作動室25との加圧力差により形成され、ガン側電極21が溶接対象部60に当接するとき上板54と下板56とが変形しない加圧力に設定されている。溶接制御装置7の表示部(図示略)等に表示されたガン側電極21の加圧力に基づき、オペレータ等が後述する流量調整弁46の流量を設定する。電流値、電圧値及び通電時間等は、上板54の板厚が厚い程大きくなるよう設定されている。
次に、ガン側シリンダ22と給電側シリンダ32に対して加圧エアを給排するための加圧エア回路40について説明する。加圧エア回路40は、加圧エア源41からガン側切換弁42まで延びるガン側エア通路26と、ガン側切換弁42からエア作動室24まで延びるエア通路27と、ガン側切換弁42からエア作動室25まで延びるエア通路28と、加圧エア源41から給電側切換弁43まで延びる給電側エア通路36と、給電側切換弁43からエア作動室34まで延びるエア通路37と、給電側切換弁43からエア作動室35まで延びるエア通路38等を備えている。
ガン側エア通路26と給電側エア通路36の途中部には、加圧エア源41から供給される加圧エアのエア圧を所定の圧力に調整するレギュレータ44,45が夫々介装されている。エア通路28の途中部には、エア作動室25から排出される加圧エアの流量がエア作動室25へ供給される加圧エアの流量よりも少なくなるように加圧エアの流量を調整可能な流量調整弁46(流量調整手段)が設けられている。流量調整弁46は、可変絞り通路と、エア作動室25へ向う加圧エアの流れのみを許容する逆止弁とを並列接続した構成を有する。流量調整弁46は、人手による可変絞り通路の絞り調整によって加圧エアの流量を調整しているが、制御盤6からの制御信号により電気的に調節可能な流量調整弁により構成することも可能である。
ガン側切換弁42は、エア作動室24へ加圧エアを供給し且つエア作動室25から加圧エアを排出する第1位置と、エア作動室24から加圧エアを排出し且つエア作動室25へ加圧エアを供給する第2位置とに亙って電気的に切換え可能に構成されている。ガン側切換弁42は、電磁方向切換弁からなり、制御盤6により制御される。
給電側切換弁43は、エア作動室34へ加圧エアを供給し且つエア作動室35から加圧エアを大気へ排出する第1位置と、エア作動室34から加圧エアを排出し且つエア作動室35へ加圧エアを供給する第2位置とに亙って電気的に切換え可能に構成されている。給電側切換弁43は、電磁方向切換弁からなり、制御盤6により制御される。
以上により、ガン側切換弁42が第2位置のとき、エア通路27を介してエア作動室24から加圧エアを排出し且つエア通路28を介してエア作動室25へ加圧エアを供給するため、ピストン23が上方へ移動し、ガン側電極21が上板部分から上方へ後退する。ガン側切換弁42が第1位置のとき、エア通路27を介してエア作動室24へ加圧エアを供給し且つエア通路28を介してエア作動室25から加圧エアを大気へ排出するため、ピストン23が下方へ移動し、ガン側電極21が溶接対象部60の上板54へ接近する。
ここで、流量調整弁46はエア作動室25から排出する加圧エアの流量をエア作動室25へ供給する加圧エアの流量よりも小さくなるよう調整するため、ピストン23にかかる背圧によりピストン23の下降速度が上昇速度より遅い、つまり、ガン側電極21が溶接対象部60の上板54に接近する接近速度が上板54から後退する後退速度よりも遅く調整されている。尚、レギュレータ44と流量調整弁46が、ガン側電極21の加圧力設定手段に相当している。
給電側切換弁43が第2位置のとき、エア通路37を介してエア作動室34から加圧エアを排出し且つエア通路38を介してエア作動室35へ加圧エアを供給するため、ピストン33が上方へ移動し、給電側電極31が下板部分56aから上方へ後退する。給電側切換弁43が第1位置のとき、エア通路37を介してエア作動室34へ加圧エアを供給し且つエア通路38を介してエア作動室35から加圧エアを大気へ排出するため、ピストン33が下方へ移動し、給電側電極31が溶接対象部60から離隔した位置の下板部分56aへ接近する。
次に、図2〜図8に基づいて、インダイレクトスポット溶接装置1を用いた溶接方法について具体的に説明する。
図2に示すように、上板54の板厚(例えば1.2mm)は、下板56の板厚(例えば1.6mm)より薄く設定されている。溶接対象部60に対応する下板部分には、上方へ膨出した膨出部61をプレス加工により予め形成しておく。
図6に示すように、この膨出部61は、領域Aに形成される部分円錐状のスカート部62と、領域Bに形成される部分球面状の突出部63とからなる。突出部63はスカート部62から上方へ滑らかに連なっている。ここで、スカート部62の下端位置から上端位置までの高さは約2mm、突出部63の下端位置から上端位置までの高さは約1mmである。ガン側電極21側から見る平面視にて、突出部63の直径は、ガン側電極21の先端部21bの直径よりも大きく、例えば8mmに設定されている。
膨出部61にスカート部62を形成したため、上板54と下板56との隙間を十分に確保することができ、溶接対象部60の下板部分の剛性を増すことができ、突出部63のスプリングバック等を抑えて成形性を増すことができる。尚、本実施例では、膨出部61を平面視にて円形に形成しているが、膨出部61を平面視にて直線状に形成してもよく、この場合突出部は部分円筒面状に形成することになる。
次に、第1工程(上下板セット工程)において、図2に示すように、上板54と下板56とを位置決めして上下に重ね合わせ、突出部63の上端部に上板54が上方から点接触する状態に保持する。ガン側ヘッド2のガン側電極21を溶接対象部60に上方から所定距離あけて対向させる。また、給電側ヘッド3の給電側電極31を溶接対象部60から右側へ所定距離離隔した位置における下板部分56aに上方から所定距離あけて対向させる。
次に、第2工程(加圧工程)において、図3に示すように、制御盤6からの制御信号により、ガン側切換弁42と給電側切換弁43を夫々第1位置に切換え、ガン側シリンダ22のピストン23を下降させ、ガン側電極21を溶接対象部60に当接させて加圧させると共に、給電側シリンダ32のピストン33を下降させて、給電側電極31を溶接対象部60から右側へ所定距離離隔した位置における下板部分56aに当接させ加圧させる。
前記ガン側電極21が下降するとき、ロッド側エア作動室25から排出される加圧エアの流量が流量調整弁46により絞られ、ピストン23に対して下方移動速度を制限する背圧が作用するため、図7に示すように、ガン側電極21は弱い力で低速で下降し、溶接対象部60を低い加圧力で加圧する。ガン側電極21の接近速度は、給電側電極31の接近速度よりも遅く、ガン側電極21の後退速度よりも遅い。
本実施例では、ガン側電極21が下降開始後上板54に当接するまでのスクイズタイムを60cycle (1sec)に設定し、ガン側電極21の加圧力を、ガン側電極21が上板54に当接したとき、上板54と下板56とが共に変形しない加圧力(約70〜100Kgf)に設定している。
次に、第3工程(通電工程)において、図4に示すように、ガン側電極21が溶接対象部60の上板54に当接した直後に、制御盤6から溶接制御装置7に制御信号を送信して、溶接トランス4からガン側電極21に溶接電流を供給して溶接対象部60の上板と下板とを溶接する。この時のガン側電極21の加圧力は、加圧工程で設定した上板54と下板56とが変形させない加圧力に維持されている。
溶接対象部60において、上板54と下板56は点接触する状態であるため、高い電流密度により発熱し易くナゲット64を容易に形成することができる。しかも、上方から見た場合の突出部63の直径を、ガン側電極21の先端部21bの直径よりも大きく設定したため、突出部63の剛性が大きくなり、ガン側電極21の直径に近い直径のナゲットを形成して接合断面積を確保でき、ガン側電極21と溶接対象部60との位置関係に多少位置ずれが生じても点接触を確保できる。それ故、ナゲット64の形成に伴い、つまり、溶接対象部60の熱量に伴い下板56が変形し、ガン側電極21は下方へ沈み込み、突出部63の部分球面形状が次第に潰れていく。
ガン側電極21による通電時間は、前述のように通電に伴う熱量により突出部63が変形し実質的に平坦になる時間に設定されている。図8に示すように、本実施例では、電流値を10KA、通電時間を17cycle の溶接条件で加圧通電を行っている。尚、電流値は9.0〜11.0KAの範囲で選択可能であり、電流値に応じて通電時間を15〜20cycle の範囲で適宜選択可能である。図7,図8に示すように、突出部63の部分球面形状が潰れてスカート部62の上端部分が略平面に近い状態になった時点で、ガン側電極21による通電を終了する。通電終了後、溶接対象部60が冷却するまでの間、ガン側電極21の位置を保持する。このガン側電極21の保持時間は、2〜5cycle にされる。
次に、第4工程(開放工程)において、図5、図7に示すように、保持時間終了後開放工程では、制御盤6からの制御信号を受けてガン側切換弁42と給電側切換弁43を第2位置に切換え、ガン側電極21と給電側電極31とを上昇させて原位置に復帰させる。このガン側電極21の上昇時には、流量調整弁46の逆止弁を介して加圧エアがロッド側エア作動室25へ供給されるため、ガン側電極21は給電側電極31と同じ後退速度で速やかに上昇する。
次に、以上説明したインダイレクトスポット溶接方法及びインダイレクトスポット溶接装置1の作用、効果について説明する。
本実施例のインダイレクトスポット溶接方法は、ベース側の下板56と表面側の上板54とを重ね合わせた溶接対象部60から所定距離離隔した下板部分56aに表面側から給電側電極31を当接させ、溶接対象部60の上板54にガン側電極21を表面側から当接させて、このガン側電極21により上板54に対して加圧通電することにより溶接対象部60を溶接するインダイレクトスポット溶接方法において、溶接対象部60の下板56に上板54の方へ突出する部分球面状の突出部63を予め形成し、ガン側電極21が上板54に当接したときのガン側電極21の加圧力を上板54と下板56とが変形しない加圧力に設定すると共に、ガン側電極21から溶接対象部60を介して給電側電極31に通電する通電時間を、通電に伴う熱量により突出部63が実質的に平坦になる時間に設定する。
この溶接方法によれば、下板56の領域Bに形成された部分球面状の突出部63を介して上板54と下板56との間に隙間を形成し、溶接対象部60の下板56は上板54に対して点接触するため、無効分流の発生を抑えながら高い電流密度により溶接対象部60に良好なナゲット64を形成することができる。
突出部63の形成により溶接対象部60の下板56の剛性を高めるため、また、ガン側電極21による加圧力を下板56と上板54が変形しない加圧力に設定するため、その加圧力による溶接対象部60の変形を防止することができる。溶接時の通電時間を通電に伴う熱量により前記突出部63が平坦になる時間に設定するため、溶接対象部60の変形を抑制しつつ溶接品質を確保することができる。溶接対象部60の下板56を裏面から支持する支持部材を必要としないため、袋状の閉空間内の溶接対象部や、袋状の狭隘空間内の溶接対象部でも、確実にスポット溶接することができる。
ガン側電極21の上方から見た場合の突出部63の部分球面状の直径を、ガン側電極21の先端部21bの直径よりも大きく設定したため、突出部の剛性が大きくなり、ガン側電極の直径に近い直径のナゲットを形成して接合断面積を確保できる。また、ガン側電極21と溶接対象部60との位置関係に多少位置ずれが生じても点接触を確保できる。
本実施例のインダイレクトスポット溶接装置1は、ベース側の下板56と表面側の上板54とを重ね合わせた溶接対象部60から離隔した下板部分65aに表面側から給電側電極31を当接させ、溶接対象部60の上板54にガン側電極21を表面側から当接させて、このガン側電極21により溶接対象部60に対して加圧通電することにより溶接するインダイレクトスポット溶接装置1において、溶接対象部60の下板56は、上板54の方へ突出する部分球面状の予め形成された突出部63を備え、ガン側電極21が前記溶接対象部60に当接したときのガン側電極21の加圧力を下板56と上板54とが変形しない加圧力に設定する加圧力設定手段(44,46)と、ガン側電極21から溶接対象部60と下板56を介して給電側電極31に通電する通電時間を、前記通電に伴う熱量により突出部63が実質的に平坦になる時間に設定するコントロールユニット5とを設けている。
このインダイレクトスポット溶接装置1によれば、基本的に前記インダイレクトスポット溶接方法と同様の効果が得られる。
ガン側電極21を溶接対象部60に対して接近後退可能な複動型エアシリンダ22を設け、加圧力設定手段(44,46)は、ガン側電極21が溶接対象部60から後退する後退速度に比べて溶接対象部60に接近する接近速度が小さくなるよう複動型エアシリンダ22のロッド側エア作動室25へ通ずるエア通路28の加圧エアの流量を調整する流量調整弁46を有する。そのため、ガン側電極21の溶接対象部60への接近速度を小さくし、溶接時の加圧力を小さくできるうえ、溶接終了時のガン側電極21の溶接対象部60から離隔移動する後退速度を大きくして溶接の生産性低下を抑制できる。
次に、本発明の溶接方法を自動車の車体における板材の溶接に適用する例について、図9、図10に基づいて簡単に説明する。溶接対象部60Aの下板が袋状の閉空間を構成している、例えば車両のフロントサイドフレーム51のアウタフレーム56Aとエプロンレインフォースメント54Aとのインダイレクトスポット溶接を例に説明する。
図9,図10に示すように、車両50は、車体前後方向前側に左右1対の鋼板製のフロントサイドフレーム51と、フロントサイドフレーム51の上方のエプロン部52とサスペンションタワー53とフロントサイドフレーム51とを補強する鋼板製のエプロンレインフォースメント54A(上板)等を備えている。
フロントサイドフレーム51は、車幅方向内側に位置する断面ハット状のインナフレーム55と、車幅方向外側に位置する板状のアウタフレーム56A(下板)とを接合して閉断面部を構成している。この閉断面部は、溶接対象部60Aに対応するアウタフレーム56Aに予め部分球面状の突出部をプレス加工により形成した後、突出部が閉断面部の外側へ突出するようにインナフレーム55Aとアウタフレーム56Aとを配置し、両フレームを溶接して形成される。
エプロンレインフォースメント54Aとアウタフレーム56Aとは、エプロンレインフォースメント54Aがアウタフレーム56Aの車幅方向外側に配置され且つ突出部の先端部にエプロンレインフォースメント54Aが車幅方向外側から点接触する状態に位置決めされ、溶接対象部60Aにおいて前述したインダイレクトスポット溶接により接合される。
次に、前記実施例を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施例においては、下板の領域Aにスカート部、領域Bに突出部を形成した膨出部を設けた例を説明したが、少なくとも、上板と下板との間に隙間を設け無効分流の発生を防止できれば良いので、スカート部を省略し、突出部のみを形成してもよい。また、平面視にて前記円形の膨出部に代えて、上板と線接触するような平面視にて細長いビード状の膨出部又は突出部を形成してもよい。
2〕前記実施例においては、エプロンレインフォースメントとフロントサイドフレームとのインダイレクトスポット溶接の例を説明したが、カウルレインフォースメントとカウル部材のように下板が袋状の閉空間を構成する部材の溶接であれば何れにも適用可能である。また、レイアウト上、他部材の配置によりガン側電極と給電側電極とが一側方向のみからしか上板部分と下板部分とに当接できないような狭隘空間の溶接にも適用可能である。
3〕前記実施例においては、上板が1.2mm、下板が1.6mmの溶接の例を説明したが、上板が0.9mm、下板が1.4mmの接合であっても良く、上板と下板との組み合わせは適宜選択可能であり、特に、本発明では上板が1.0mm以上の上板の溶接を効果的に行うことができる。
4〕前記実施例においては、電極をエアシリンダにて昇降駆動する例を説明したが、電極の加圧力と移動速度の保証が可能であれば、サーボモータ等のモータ駆動機構により電極を昇降駆動するように構成してもよい。
5〕前記実施例においては、ロッド側エア作動室からの加圧エアの排出流量を一定流量に調整可能な流量調整弁の例を説明したが、上板の板厚等の条件に基づき加圧エアの排出流量を制御盤により可変に調整可能な流量調整弁を採用しても良い。
6〕その他、当業者であれば本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能で、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
本発明は、インダレクトスポット溶接方法及びその溶接装置において、溶接を行う溶接対象部の下板から上板へ突出する部分球面状又は部分円筒面状の突出部を予め形成し、ガン側電極の加圧力と通電時間を調整することにより、良好なナゲットの形成と溶接対象部の変形防止が両立できる。
1 インダイレクトスポット溶接装置
2 ガン側ヘッド
3 給電側ヘッド
5 コントロールユニット
6 制御盤
7 溶接制御装置
21 ガン側電極
22 ガン側シリンダ
25 (ガン側)ロッド側エア作動室
28 (ガン側)加圧エア通路
31 給電側電極
32 給電側シリンダ
44 レギュレータ
46 流量調整手段
54,54A エプロンレインフォースメント(上板)
56,56A アウタパネル(下板)
56a 下板部分
60,60A 溶接対象部
61 膨出部
62 スカート部
63 突出部

Claims (4)

  1. ベース側の第1板材と表面側の第2板材とを重ね合わせた溶接対象部から離隔した第1板材部分に表面側から給電側電極を当接させ、前記溶接対象部の第2板材にガン側電極を表面側から当接させて、このガン側電極により前記溶接対象部に対して加圧通電することにより溶接するインダイレクトスポット溶接方法において、
    前記溶接対象部の第1板材に第2板材の方へ突出する部分球面状又は部分円筒面状の突出部を予め形成し、
    前記ガン側電極が前記溶接対象部に当接するときの前記ガン側電極の加圧力を前記第1,第2板材が変形しない加圧力に設定すると共に、前記ガン側電極から溶接対象部と第1板材を介して給電側電極に通電する通電時間を、前記通電に伴う熱量により前記突出部が実質的に平坦になる時間に設定することを特徴とするインダイレクトスポット溶接方法。
  2. 前記ガン側電極の当接方向から見た場合の前記部分球面状の突出部の直径を、前記ガン側電極の直径よりも大きく設定したことを特徴とする請求項1に記載のインダイレクトスポット溶接方法。
  3. ベース側の第1板材と表面側の第2板材とを重ね合わせた溶接対象部から離隔した第
    1板材部分に表面側から給電側電極を当接させ、前記溶接対象部の第2板材にガン側電極を表面側から当接させて、このガン側電極により前記溶接対象部に対して加圧通電することにより溶接するインダイレクトスポット溶接装置において、
    前記溶接対象部の第1板材は、第2板材の方へ突出する部分球面状又は部分円筒面状の予め形成された突出部を備え、
    前記ガン側電極が前記溶接対象部に当接したときの前記ガン側電極の加圧力を前記第1,第2板材が変形しない加圧力に設定する加圧力設定手段と、
    前記ガン側電極から溶接対象部と第1板材を介して給電側電極に通電する通電時間を、前記通電に伴う熱量により前記突出部が実質的に平坦になる時間に設定する通電制御手段とを設けたことを特徴とするインダイレクトスポット溶接装置。
  4. 前記ガン側電極を前記溶接対象部に対して接近後退可能な複動型エアシリンダを設け、 前記加圧力設定手段は、ガン側電極が前記溶接対象部から後退する後退速度に比べて前記溶接対象部に接近する接近速度が小さくなるよう前記複動型エアシリンダのロッド側エア作動室へ通ずるエア通路の加圧エアの流量を調整する流量調整手段を有することを特徴とする請求項3に記載のインダイレクトスポット溶接装置。
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