JP2011177760A - プレス機 - Google Patents

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Abstract

【課題】スライドの下死点位置を調整可能なプレス機の耐久性の向上を図る。
【解決手段】プレス機は、フレームに回転可能に支持され偏心軸部を有するクランク軸と、偏心軸部に連結されたコネクション部材と、クランク軸の回転を許すように該クランク軸を受け入れ、クランク軸と平行に配置される第1の枢軸を介してコネクション部材に連結された第1のリンク部材と、第1の枢軸から間隔をおきかつ該第1の枢軸と平行に配置される第2の枢軸を介して第1のリンク部材に一端が連結される第2のリンク部材と、上下方向へ移動可能に案内され、また金型が保持されるスライドであって第1の枢軸に平行に配置される第3の枢軸を介して前記第2のリンク部材の他端に連結されるスライドと、第1及び第2の枢軸から間隔をおきかつ第1の枢軸と平行に配置され、前記第1のリンク部材に結合される第4の枢軸と、該第4の枢軸を変位可能に位置決める位置決め機構とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、クランク軸の回転運動に伴って往復移動するスライドの下死点位置が調整可能のプレス機に関し、特に、耐久性に優れ、構成の簡素が図られたプレス機に関する。
プレス機では、運転中の発熱やクランク軸の回転数の変更などが原因で、プレス型の上型が取り付けられたスライドの下死点が、その適正位置から上方又は下方へずれることがある。このような下死点位置のずれは、製品の精度に大きな影響を与える。
この下死点位置のずれによる製品精度の低下を防止するために、スライドの下死点位置を調整可能とするプレス機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
従来の前記プレス機では、クランク軸と、上型が取り付けられるスライドとの間に、クランク軸の偏心軸部の偏心運動をスライドの往復直線運動に変換するためのコネクティングロッドが設けられている。このコネクティングロッドは、ピンを介して相互に直列的に接続された両分割部分からなる。前記ピンは、揺動可能のシリンダ装置からの横方向作用力を受ける。前記プレス機によれば、その作動中に拘わらず、前記シリンダ装置の作動によってコネクティングロッドの両分割部分がなす屈曲角を変更することができるので、構成の複雑化を招くことなく、またプレス動作を中断することなく、スライドの下死点位置を調整することができる。
特開平5−111800号公報
しかしながら、従来の前記プレス機では、シリンダ装置が作用するコネクティングロッドの前記ピンは、プレス機の作動中は静止せず、クランク軸の回転に伴って複雑な運動軌跡を描く動点となる。そのため、このピンに作用力を及ぼす前記シリンダ装置には、比較的複雑な外力が作用することから、該シリンダ装置を含むプレス機の耐久性に問題があった。
したがって、本発明の目的は、耐久性に優れ、構成の複雑化を招くことなくスライドの下死点を調整することのできるプレス機を提供することにある。
本発明に係るプレス機は、フレームと、該フレームに回転可能に支持される主軸部及び該主軸部に偏心する偏心軸部を有するクランク軸と、前記偏心軸部に回転可能に連結されたコネクション部材と、前記クランク軸の回転を許すように該クランク軸を受け入れ、前記クランク軸と平行に配置される第1の枢軸を介して前記コネクション部材に連結された第1のリンク部材と、前記第1の枢軸から間隔をおきかつ該第1の枢軸と平行に配置される第2の枢軸を介して前記第1のリンク部材に一端が連結される第2のリンク部材と、上下方向へ移動可能に案内され、また金型が保持されるスライドであって前記第1の枢軸と平行に配置される第3の枢軸を介して前記第2のリンク部材の他端に連結されるスライドと、前記第1及び第2の枢軸から間隔をおきかつ前記第1の枢軸と平行に配置され、前記第1のリンク部材に結合される第4の枢軸と、該第4の枢軸を変位可能に位置決める位置決め機構とを含む。
本発明に係る前記プレス機では、前記クランク軸の回転に伴って偏心運動を生じようとする前記コネクション部材には、前記第1の枢軸を介して前記第1のリンク部材が連結されている。この第1のリンク部材は、前記第4の枢軸を支点とした揺動運動が許されている。したがって、前記クランク軸が回転すると、前記第1のリンク部材及び前記第2のリンクは、前記第4の枢軸を支点としたリンク運動を生じる。
この第1のリンク部材の運動は、該リンク部材に前記第2の枢軸を介して連結された第2のリンク部材を経て、前記スライドに直線往復運動として伝えられることから、該スライドは直線往復運動する。
また、前記位置決め機構の操作によって、前記第1のリンク部材のリンク運動の支点となる前記第4の枢軸の位置が変更されると、この第4の枢軸の変位に伴って該枢軸の回りに前記第1のリンク部材が揺動する。この揺動によって、該第1のリンク部材と前記第2のリンク部材の連結点である前記第2の枢軸の高さ位置が変化する。この第2の枢軸の高さ位置の変化によって、前記スライドの往復運動での上死点及び下死点位置に変更がもたらされる。その結果、前記位置決め機構によって前記スライドの下死点位置が変わる。
このように、スライドの直線往復運動に関して静止点となる前記第4の枢軸位置を変更することにより、前記スライドの下死点位置を変更することができる。したがって、前記位置決め機構に従来のような負担をかけることなく、また比較的単純なリンク機構によって、前記プレス機の作動中であっても前記スライドの下死点位置を調整することができる。
前記第1の枢軸を前記第2の枢軸よりも上方に配置することが望ましく、前記第3の枢軸は前記スライドの垂直中心線上に配置することが望ましい。
また、前記第1の枢軸が前記クランク軸よりも上方に位置し、前記第2の枢軸が前記クランク軸よりも下方に位置するように、両枢軸を配置することが望ましい。このような配置を採用することにより、前記クランク軸から前記第1の枢軸を見た前記コネクション部材の膨張による伸長方向は、前記第1の枢軸から前記第2の枢軸を見た前記第1のリンク部材の膨張による伸長方向と逆になる。したがって、前記コネクション部材の熱膨張が前記第1のリンク部材の熱膨張による下死点位置のずれを打ち消す方向に作用することから、熱膨張による下死点位置のずれを抑制することができる。
前記クランク軸の前記主軸部の回りの回転に伴う前記偏心軸部の偏心運動を許す開口を前記コネクション部材の前記第1及び第2の枢軸間に形成し、該開口内に前記偏心軸部が受け入れられるように、前記コネクション部材を配置することができる。
前記コネクション部材に前記した開口を形成する場合、前記開口の上方で前記第1の枢軸を前記リンク部材に結合し、前記開口の下方で前記第2の枢軸を前記リンク部材に結合することが望ましい。
前記位置決め機構は、前記フレームの外方からその内方へ突出して配置される軸部材を含むことができる。該軸部材は前記フレームに関して軸線方向に移動可能であり、また位置決め可能である。前記軸部材の前記フレーム内への突出端に前記第4の枢軸が支持される。
前記軸部材の位置決めのために、該軸部材の前記フレームの外方に位置する部分に雄ねじ溝を形成することができ、また、前記位置決め機構は、前記軸部材の前記雄ねじ溝に螺合する内ねじ溝及び外歯を有し前記フレームに定位置で回転可能に支持されたウオームホイールと、該ウオームホイールの前記外歯に噛合するウオームと、該ウオームを介して前記ウオームホイールを回転させることにより、前記軸部材の軸線方向位置を調整すべく前記ウオームを回転させる駆動装置とを備えることができる。
本発明によれば、前記したように、前記スライドの直線往復運動に関して静止点となる前記第4の枢軸位置を変更することにより、前記スライドの下死点位置を変更することができる。これにより、比較的単純なリンク機構によって、作動中であっても前記スライドの下死点位置を調整することができるプレス機の耐久性の向上が図られる。
本発明に係るプレス機の一部を破断して示す正面図である。 図1に示すプレス機の主要部を断面で示す側面図であり、(a)はスライドの下死点位置が最上方にある状態を示し、(b)はスライドの下死点位置が最下方にある状態を示す。 図2(a)のIII-III線に沿って得られた断面図である。
本発明に係るプレス機10は、図1に示されているように、フレーム12を含む。フレーム12は、図示しないプレス型の下型が配置される下部フレーム12aと、柱部12bを介して下部フレーム12aに間隔をおいて支持された上部フレーム12cとを備える。上部フレーム12cは、図示の例では、全体に矩形の筐体からなるクラウン部であり、このクラウン部12cの一側には、図2に示されているように、位置決め機構14のためのハウジング16が設けられている。
クラウン部12cには、クランク軸18が水平方向に配置されている。クランク軸18は、図1及び図2(a)、(b)に示されているように、一対の主軸部18aと、両主軸部18a間に設けられた偏心軸部18bとを有する。クランク軸18は、軸受け20(図1参照)により、各主軸部18aで、該主軸部の軸線の回りすなわちクランク軸18の軸線の回りに回転可能に、上部フレーム12cに支持されている。
前記金型の上型が組み付けられるスライド22は、上部フレーム12cの下端部を上下方向に貫通する連結ロッド24の下端に一体的に取り付けられている。連結ロッド24は、上部フレーム12cの軸受け26により、該連結ロッドの軸線方向に沿った上下方向への往復運動を案内される。
クランク軸18の一端に位置する一方の主軸部18aには、図1に示すように、電動機のような主電動モータM1の駆動力を受けるフライホイール28が設けられている。クランク軸18は、フライホイール28を経て受ける回転駆動力により、安定した速度で回転する。フライホイール28には、図示しないが、従来よく知られたクラッチ及びブレーキが組み込まれている。クランク軸18の回転運動は、運動変換機構であるリンク機構30により、上下方向への運動に変換されてスライド22に伝達される。
リンク機構30は、図2(a)、(b)に明確に示されているように、クランク軸18の偏心軸部18bに回転可能に結合されたコネクション部材32と、主軸部18aに平行な第1の枢軸34を介してコネクション部材32に連結された第1のリンク部材36とを含み、該第1のリンク部材が、後述するように、主軸部18aに平行な第2の枢軸38を介して、第2のリンク部材40に連結されている。
コネクション部材32は、図2(a)、(b)に明確に示されているように、偏心軸部18bを回転可能に受け入れる開口32aが設けられたボス部32−1からその径方向外方に張り出す伸長部32−2を有し、該伸長部全体に第1の枢軸34が支持されている。
リンク部材36は、図1及び図3に示されているように、互いに間隔をおいて平行に配置される一対の板状部材からなる。各リンク部材36は、図示の例では、全体に5角形の平面形状を有し、各角が丸められている。各リンク部材36の中央部には、偏心軸部18bの偏心運動を許すに充分な直径を有する開口36aが形成されている。一対のリンク部材36は、それぞれの開口36aに偏心軸部18bを受け入れるように、また一対のリンク部材36間にコネクション部材32を介在させるように、相互に間隔をおいて配置されている。一対のリンク部材36は、その上端部で、第1の枢軸34を介してコネクション部材32に連結されている。
また一対のリンク部材36は、図1に示すように、一対のリンク部材36間に第2のリンク部材40の上端部を介在させるように、相互に間隔をおいて配置されている。一対のリンク部材36は、その下端部で第2の枢軸38を介して第2のリンク部材40の上端部に連結されている。第2のリンク部材40は、図1に示すように、下端部に連結ロッド24の上端部を受け入れる二叉部40aを有する。第2のリンク部材40は、第1の枢軸34に平行な第3の枢軸42を介して、二叉部40aで連結ロッド24に連結されている。これにより、第2のリンク部材40は、第3の枢軸42を介してスライド22に連結されている。
図2(a)及び図2(b)に示すクランク軸18の回転姿勢では、主軸部18aの中心線O1が偏心軸部18bの中心線O2の直上に位置するように、両中心線O1及びO2が垂直線上に整列する。また、クランク軸18がこの回転姿勢にあるとき、図2(a)に示す例では、両中心線O1及びO2、第1の枢軸34及び第2の枢軸38の両中心線を結ぶ仮想線がスライド22の中心線に一致するプレス機10の垂直中心線L上にあり、さらに第3の枢軸42が垂直中心線L上に整列する。このような垂直中心線L上に整列可能となる配置は、プレス機10の動作中でのバランスを確保する上で有利である。
また、コンパクト化の点で、第1の枢軸34よりも下方に第2の枢軸38が位置するように、図示のとおり、第1の枢軸34をリンク部材36の開口36aよりも上方に配置し、また第2の枢軸38をリンク部材36の開口36aよりも下方に配置することが望ましい。この配置は、後述する熱膨張対策の点でも有利である。
第1のリンク部材36には、第1の枢軸34に平行な第4の枢軸44が配置されている。第4の枢軸44は、図2(a)に示す例では、第1の枢軸34、第2の枢軸38及び第3の枢軸42が前記中心線L上に整列するとき、該中心線Lから一側にずれた位置で、コネクション部材32に設けられており、また第1の枢軸34及び第4の枢軸44の両中心線を結ぶ仮想線が前記中心線Lと直角をなすように、第1の枢軸34と同一高さ位置に配置されている。この第4の枢軸44に関連して位置決め機構14が設けられている。
位置決め機構14は、図示の例では、一端に雄ねじ溝46aを有し、ハウジング16からクラウン部12c内に他端が突出可能に配置された軸部材46と、該軸部材の雄ねじ溝46aに螺合するウオームホイール48と、ウオーム50とを備える。
ハウジング16には、軸部材46を突出可能に受け入れるクラウン部12cの開口52に整合して形成された案内穴54が形成されている。軸部材46は、該軸部材の軸線方向へ移動可能に、雄ねじ溝46aが設けられた雄ねじ部(46a)が案内穴54に受け入れらており、その突出端に第4の枢軸44が支持されている。第1のリンク部材36が図2(a)に示す姿勢にあるとき、軸部材46の中心軸線は、第1の枢軸34及び第4の枢軸44の両中心軸線を通る。
ハウジング16には、案内穴54に関連して拡径部54aが形成されている。この拡径部54aに、ウオームホイール48が回転可能に保持されている。ウオームホイール48は、雄ねじ部46aに螺合する内ねじ溝48aを有し、また外歯48bを有する。ウオームホイール48は、拡径部54aの肩によって軸部材46の軸線方向への移動を阻止されている。このウオームホイール48の外歯48bには、ハウジング16内で回転可能に支承されたウオーム50が噛合する。
ウオーム50は、例えば調整用サーボ電動モータM2のような駆動源により、回転可能である。したがって、サーボ電動モータM2を作動させることにより、ウオーム50を回転させ、該ウオームに噛合するウオームホイール48を定位置で回転することにより、該ウオームホイール48に螺合する軸部材46を該軸部材の軸線方向に変位させることができる。
図2(a)は、ウオーム50の回転操作によって、軸部材46が案内穴54の最も奥にある後退位置に在る状態を示す。また、図2(b)は、ウオーム50の逆回転操作によって、案内穴54から最も突出した突出位置に在る状態を示す。
この軸部材46の前記後退位置では、軸部材46に支持された第4の枢軸44は、図2(a)で見て最も左方に位置する後退位置に保持され、また前記突出位置では、第4の枢軸44は、図2(b)で見て最も右方に位置する突出位置に保持される。また、図2(a)及び図2(b)のいずれも、主軸部18aの中心線O1が偏心軸部18bの中心線O2の直上に位置することから、このクランク軸18の回転姿勢では、スライド22は下死点位置にある。
本発明に係るプレス機10では、調整用サーボ電動モータM2の操作によって、第4の枢軸44の位置を例えば図2(a)に示す位置から図2(b)に示す位置に変更することができる。このとき、図示の例では、コネクション部材32は、図2(a)に示された姿勢から図2(b)に示された姿勢へ向けて第4の枢軸44の回りに時計方向へ回転される。このコネクション部材32の回転姿勢の変化に伴ってコネクション部材32及びリンク部材36を連結する第1の枢軸34の高さ位置が降下する。この降下分の一部は第2のリンク部材40の傾斜によって吸収されるが、コネクション部材32の回転姿勢の変化に伴って、スライド22の下死点位置は、図2(a)に示す位置から図2(b)に示す下死点位置へS分が降下する。
したがって、前記調整用サーボ電動モータM2の操作によって、スライド22の下死点位置を最適値に調整することができる。
下死点位置の調整後、主電動モータM1を作動させた状態で前記クラッチを繋ぐことにより、クランク軸18を回転させることができる。このクランク軸18の回転によって、その偏心軸部18bは偏心運動する。このとき、コネクション部材32に第1の枢軸34を介して連結された第1のリンク部材36は、第4の枢軸44を中心とした揺動運動が許されている。したがって、クランク軸18が回転すると、コネクション部材32及び第1のリンク部材36は、第4の枢軸44を支点としたリンク運動を生じる。
この第1のリンク部材36の運動は、第2の枢軸38及び該枢軸に連結された第2のリンク部材40を経て、スライド22に直線往復運動として伝えられることから、該スライドは直線往復運動する。
このスライド22の作動中に拘わらず、前記した第4の枢軸44は静止状態におかれる。また、前記したように、静止状態にある第4の枢軸44の位置を調整用サーボ電動モータM2の操作によって、前記後退位置と突出位置との間で調整することができる。この調整によって、第1のリンク部材36の第4の枢軸44の回りの揺動角を変えることができ、したがって、この第1のリンク部材36に第2のリンク部材40を介して連結されたスライド22の下死点位置を調整することができる。したがって、位置決め機構14に複雑な外力が作用することはなく、該位置決め機構の耐久性が高められることから、プレス機10の耐久性が向上する。
スライド22の下死点位置の調整のための調整用サーボ電動モータM2は、手動によってその作動をオンオフすることができる。しかしながら、従来よく知られているように、スライド22の下死点位置を検知する検出手段を設け、該検出手段からの検出信号に基づいて、下死点位置のずれを自動的に補正すべく制御回路によって調整用サーボ電動モータM2の作動を制御することが望ましい。
第1の枢軸34、第2の枢軸38及び第4の枢軸44の配置関係を適宜変更することができる。しかしながら、前記したように、第1の枢軸34がクランク軸18よりも上方に位置し、第2の枢軸38がクランク軸18よりも下方に位置するように、両枢軸34、38を配置することにより、クランク軸18から第1の枢軸34を見たコネクション部材32の膨張による伸長方向は、クランク軸18から第2の枢軸38を見た第1のリンク部材36の膨張による伸長方向と逆になる。
そのため、コネクション部材32の熱膨張がリンク部材36及び40の熱膨張による下死点位置のずれを打ち消す方向に作用することから、熱膨張による下死点位置のずれを抑制することができるので、図示の配置例が望ましい。
位置決め機構14として、シリンダ装置のような駆動源を利用した位置決め機構を適宜採用することができる。
前記した下死点位置の調整に伴って、スライド22の工程曲線及びスライド22のストローク長も変化する。したがって、工程曲線及びスライド22のストローク長の変更のために、位置決め機構14を作動させることができる。
本発明は、上記実施例に限定されず、特許請求の範囲内で、例えば各枢軸の配置を種々に変更することができる。
10 プレス機
12 フレーム
14 位置決め機構
18 クランク軸
18a 主軸部
18b 偏心軸部
22 スライド
32 コネクション部材
34 第1の枢軸
36 第1のリンク部材
36a リンク部材の開口
38 第2の枢軸
40 第2のリンク部材
42 第3の枢軸
44 第4の枢軸
46 軸部材
46a 雄ねじ部
48 ウオームホイール
50 ウオーム

Claims (6)

  1. フレームと、該フレームに回転可能に支持される主軸部及び該主軸部に偏心する偏心軸部を有するクランク軸と、前記偏心軸部に回転可能に連結されたコネクション部材と、前記クランク軸の回転を許すように該クランク軸を受け入れ、前記クランク軸と平行に配置される第1の枢軸を介して前記コネクション部材に連結された第1のリンク部材と、前記第1の枢軸から間隔をおきかつ該第1の枢軸と平行に配置される第2の枢軸を介して前記第1のリンク部材に一端が連結される第2のリンク部材と、上下方向へ移動可能に案内され、また金型が保持されるスライドであって前記第1の枢軸と平行に配置される第3の枢軸を介して前記第2のリンク部材の他端に連結されるスライドと、前記第1及び第2の枢軸から間隔をおきかつ前記第1の枢軸と平行に配置され、前記第1のリンク部材に結合される第4の枢軸と、該第4の枢軸を変位可能に位置決める位置決め機構とを含む、プレス機。
  2. 前記第1の枢軸は、前記クランク軸よりも上方に位置する、請求項1に記載のプレス機。
  3. 前記第1のリンク部材は、前記第1及び第2の枢軸間に、前記クランク軸の前記主軸部の回りの回転に伴う前記偏心軸部の偏心運動を許す開口を有し、該開口内に前記偏心軸部が受け入れられている、請求項1に記載のプレス機。
  4. 前記第1の枢軸は前記開口の上方で前記第1のリンク部材に結合され、前記第2の枢軸は前記開口よりも下方で前記第1のリンク部材に結合されている、請求項2に記載のプレス機。
  5. 前記位置決め機構は、前記フレームの外方からその内方へ突出して配置される軸部材であって前記フレームに関して軸線方向に移動可能な軸部材を含み、該軸部材の前記フレーム内への突出端に前記第4の枢軸が支持されており、前記軸部材は、その軸線方向へ移動可能であり、前記フレームに関して移動可能に位置決められる、該請求項1に記載のプレス機。
  6. 前記軸部材の前記フレームの外方に部分する部分に雄ねじ溝が形成され、前記位置決め機構は、さらに、前記軸部の前記雄ねじ溝に螺合する内ねじ溝及び外歯を有し前記フレームに定位置で回転可能に支持されたウオームホイールと、該ウオームホイールの前記外歯に噛合するウオームと、該ウオームを介して前記ウオームホイールを回転させることにより、前記軸部材の軸線方向位置を調整すべく前記ウオームを回転させる駆動装置とを備える、請求項5に記載のプレス機。
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