JP2011177325A - 医用画像撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガントリのチルト動作時における寝台の位置合わせを正確に行うことが可能な医用画像撮影装置を提供する。
【解決手段】ガントリ部2に固定される投光器21を用いて目的部位を位置決めする。ガントリ部2を傾斜(チルト)させた状態で目的部位を位置決めする場合は、投光器21から照射されるガイド光の照射位置が、ガントリを傾斜させない場合に照射する位置からずれる。このため、ガイド光が照射する点に位置決めした目的部位を撮影位置に搬送する際、システム制御装置401は、チルト角度θに応じた移動量を算出し、この移動量だけ天板5を上下方向および水平方向に移動させて、撮影中心に位置合わせする。
【選択図】図6

Description

本発明は、医用画像撮影装置におけるチルト撮影時の寝台位置補正に関する。
従来より、X線CT装置等の医用画像撮影装置において、撮影空間となるガントリを被検体の体軸に対して傾斜させたチルト撮影が行われている。
このチルト撮影において目的部位の位置決めを行なう際は、位置決め用のガイド光を照射する投光器を用いている。例えば、特許文献1に示すX線CT装置では、ガントリ前面開口部に可動式の投光器を設け、投光器を用いた位置決めを行った後に操作者による投光器の角度調整によってチルト角度を設定可能とし、その後に設定されたチルト角度にガントリが傾斜され、また、寝台の天板が前後方向(体軸方向)にスライドされて撮影断面位置に移動される。
特開平2−116354号公報
しかしながら、上述の特許文献1のように可動式の投光器を用いたり、ガントリを傾斜させない状態で位置決めしたりするのではなく、ガントリを傾斜させた状態でガントリに固定された投光器による位置決めを行う場合がある。この場合には、投光器の照射位置はチルト角度に応じてずれてしまうため、被検体の目的部位の位置が体軸方向だけでなく上下方向にずれてしまう。上述の特許文献1では、寝台の天板位置は前後方向(体軸方向)に移動されて、撮影位置が撮影断面上に到達するように補正されるが、上下方向への移動は考慮されていなかった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、ガントリのチルト動作時における寝台の位置合わせを正確に行うことが可能な医用画像撮影装置を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するために本発明は、撮影空間となる開口部を備えたガントリと、前記ガントリを所定のチルト角度に傾斜させるチルト駆動部と、前記ガントリに固定され、撮影位置から所定の基準距離だけ離れた位置に位置決め用のガイド光を照射する投光器と、前記ガントリのチルト角度を検出するチルト角度検出手段と、被検体を載置する天板を備え、該天板を前記ガントリに設けられる開口部内の所定位置に搬送する寝台と、を備えた医用画像撮影装置であって、前記チルト駆動部により前記ガントリが傾斜された状態で前記投光器を用いて目的部位を位置決めした後に、前記目的部位が前記撮影位置に到達するように、前記寝台の天板の位置を移動させる移動手段を備えることを特徴とする医用画像撮影装置である。
本発明により、ガントリのチルト動作時における寝台の位置合わせを正確に行うことが可能な医用画像撮影装置を提供することを目的としている。
X線CT装置1の全体構成を示す外観図 X線CT装置1全体のハードウエアブロック図 投光器21により照射されるガイド光について説明する図 投光器21の照射位置と撮影位置との位置関係を説明する図 ガントリ部2のチルト動作と寝台天板5の移動動作の流れを説明するフローチャート ガントリ部2をチルトした状態での位置合わせにおける天板位置の移動量について説明する図 天板の移動途中でガントリ部2のチルト角度を変更する際の天板位置の移動量について説明する図 投光器21によって回転軸と平行方向を示さずに位置決めした場合の天板位置の補正について説明する図
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
なお、以下の実施形態では、本発明に係る医用画像撮影装置の一例としてX線CT装置1について説明するが、これに限定されない。本発明は、MRI装置、X線診断装置、透視撮影装置、SPECT装置、PET装置等の様々な医用画像撮影装置に適用できる。
まず、図1〜図2を参照して、本実施の形態のX線CT装置1の構成について説明する。
図1及び図2に示すように、X線CT装置1は、ガントリ部2、寝台3、及び操作卓4から構成される。
X線CT装置1は、寝台3上の天板5に固定される被検体6をガントリ部2の開口部204に搬入してスキャンすることにより、被検体6の透過X線データを取得する。
ガントリ部2は、X線管201、X線制御装置202、コリメータ203、開口部204、X線検出器205、データ収集装置206、回転板207、ガントリ制御装置208、角度センサ209、投光器21、位置補正ボタン22、チルト動作ボタン23、及び音声出力装置24から構成される。
X線管201はX線源であり、X線制御装置202により制御されて被検体6に対してX線を連続的または断続的に照射する。X線制御装置202は、操作卓4のシステム制御装置401により決定されたX線管電圧及びX線管電流に従って、X線管201に印加または供給するX線管電圧及びX線管電流を制御する。コリメータ203は、X線管201から放射されたX線を、例えばコーンビーム(円錐形または角錐形ビーム)等のX線として被検体6に照射させるものである。被検体6を透過したX線はX線検出器205に入射する。
X線検出器205は、例えばシンチレータとフォトダイオードの組み合わせによって構成されるX線検出素子群をチャネル方向(周回方向)に例えば1000個程度、列方向(体軸方向)に例えば1〜320個程度配列したものであり、被検体6を介してX線管201に対向するように配置される。X線検出器205はX線管201から放射されて被検体6を透過したX線を検出し、検出した透過X線データをデータ収集装置206に出力する。データ収集装置206は、X線検出器205に接続され、X線検出器205の個々のX線検出素子により検出される透過X線データを収集し、操作卓4の画像演算装置402に出力する。
回転板207には、X線管201、コリメータ203、X線検出器205、データ収集装置206が搭載される。回転板207は、ガントリ制御装置208の制御により回転板駆動装置から駆動伝達系を通じて伝達される駆動力によって回転される。また回転板207は、被検体体軸に対して直角に回転されるだけでなく、被検体体軸に対して非直角となるように傾斜される、いわゆるチルト動作を行なう。ガントリ制御装置208は、システム制御装置401からの制御信号に応じて、回転板207を所定速度で回転させるとともに、所定のチルト角度θに傾斜させる。
回転板207の回転の中心は撮影の中心であり、また、ガントリ傾斜の中心である。以下、これらの中心をISOセンタと呼ぶ。
チルト動作時において、ガントリ制御装置208は、回転板207を被検体体軸に対して所定のチルト角度θに傾斜させる。チルト角度θは、ガントリ部2が被検体体軸に直角に位置する場合を基準(0度)とし、基準から寝台3側に傾斜する方向をマイナス、基準から寝台3と反対方向へ傾斜する方向をプラスとして、プラス方向及びマイナス方向に例えば30度程度まで傾斜できるようになっている。チルト角度θは、角度センサ209によって感知され、システム制御装置401に出力される。なお、チルト角度θのプラス方向及びマイナス方向を上述の方向とは逆に定義してもよい。
本発明のX線CT装置1では、ガントリ部2に設けられるチルト動作ボタン23の手動操作によりチルト角度が調整される。
投光器21は、操作者に対して撮影対象部位を視認させるためのガイド光を発光する装置であり、ガントリ部2の開口部204の前面側に1つまたは複数、固定的に設けられる。図1の例では、投光器21は、複数の投光器21a,21b,21c,21d,21eから構成される。本発明では、投光器21は、ガントリ部2に固定されるものとする。
図3は天板5の上に仰向けに固定された被検体6の頭部にガイド光が照射される様子を示しており、図3(a)は上部から見た図、図3(b)は側方から見た図である。点線71,72,73に示すように、ガイド光は線状に照射され、各ガイド光の交点が目的部位と一致するように天板5が位置合わせされる。各ガイド光71,72,73は、それぞれ撮影断面に平行な方向、被検体体軸に平行な方向、ガントリ部2の回転軸に平行な方向を示すように照射される。
撮影断面に平行な方向を示すガイド光71は、投光器21b,21dにより照射され、被検体体軸に平行な方向を示すガイド光72は、投光器21cにより照射され、ガントリ部2の回転軸に平行な方向を示すガイド光73は、投光器21a,21eにより照射される。
ガントリ部2の外側にいる操作者が位置合わせしやすいように、投光器21は、実際の撮影断面位置から所定の基準距離Lだけ離れた位置にガイド光を照射する。このため、X線CT装置1のシステム制御装置401は、投光器21のガイド光が示す位置から実際の撮影位置までの基準距離Lを予め取得しているものとする。
図4は、ガントリ部2の撮影位置と投光器21によって示される位置決め位置(目的部位の位置)との関係を説明する図である。図4(a)はX線CT装置1の上面図、図4(b)はX線CT装置1の側面図、図4(c)はX線CT装置1の斜視図である。
図4に示すように、ガントリ部2が傾斜していないとき、投光器21から照射される各ガイド光71,72,73の交点は、回転板207の回転中心である撮影中心P2(ISOセンタ)から所定の距離Lだけ水平方向に離れた位置P1に照射される。ガントリ部2が基準位置(直角)にある場合のガイド光の照射位置P1と撮影中心P2との距離Lを基準距離Lと呼ぶこととする。ここでは基準距離Lは295mmとするが、これに限定されるものではない。撮影位置P2は、ガントリ部2が傾斜していない場合の撮影断面位置であり、ISOセンタを通る。
従来は、被検体6の撮影対象部位が投光器21から照射される各ガイド光の交点P1に一致するように寝台天板5の上下位置及び水平位置が操作者の操作によって調整され、位置決めされ、その後、水平方向に基準距離L=295mm(P1−P2間の距離)だけ移動される。しかし本発明では、ガントリ部2を傾斜させた状態で位置決めするため、ガイド光の照射する点P1の位置がガントリ部2の傾斜角θに応じて水平方向及び上下方向にずれることとなる。このずれは、後述する天板位置移動処理によって補正される(図5、図6参照)。
位置補正ボタン22は、寝台3の位置合わせを行なう際に操作者によって操作されるスイッチボタンである。
チルト動作ボタン23は、回転板207を所望のチルト角度に傾斜させる際に操作者により操作されるボタンである。
音声装置24は、システム制御装置401からの指示に応じて音声等を出力する装置である。例えば、寝台3の移動が完了し、撮影対象部位が撮影中心に到達した際に、自動音声または報知音等により、操作者に移動完了を通知する。
寝台3は、被検体6が載置される天板5、寝台制御装置301、上下動装置、及び天板駆動装置から構成される。
寝台制御装置301は、モータやエアシリンダ等により構成される上下動装置を制御して寝台3の高さ(上下位置)を変更する。また、ステッピングモータ等により構成される天板駆動装置を制御して天板5を体軸方向に前後動する。寝台位置の上下及び前後の移動量は、システム制御装置401によって算出される。
操作卓4は、システム制御装置401、画像演算装置402、記憶装置403、表示装置407、及び操作装置408から構成される。操作卓4はガントリ部2及び寝台3に接続される。
システム制御装置401は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。システム制御装置401は、スキャナ2内のX線制御装置202、ガントリ制御装置208、音声装置24を制御し、また、寝台3内の寝台制御装置301を制御する。
また、システム制御装置401は、後述する位置合わせ処理(図5参照)を実行する。位置合わせ処理において、操作者はガントリ部2をチルトさせた後に、投光器21による位置決めを行うが、システム制御装置401は、チルト角θを監視しており、位置決めされた目的部位が正確に撮影位置に到達するように寝台天板5の位置を水平方向及び上下方向に移動する。水平方向の移動量z1と上下方向の移動量h1は、位置決め時のチルト角θに基づいて算出される。
画像演算装置402は、システム制御装置401の制御によってガントリ部2内のデータ収集装置206が収集した透過X線データを取得し、データ収集装置206が収集した複数ビューの透過X線データを用いて断層像を再構成する。
記憶装置403は、ハードディスク等により構成されるものであり、システム制御装置401に接続される。記憶装置403には、画像演算装置402が生成する断層像やX線CT装置1の機能を実現するためのプログラム、データ等が記憶される。
表示装置407は、液晶パネル、CRTモニタ等のディスプレイ装置と、ディスプレイ装置と連携して表示処理を実行するための論理回路で構成され、システム制御装置401に接続される。表示装置407は画像演算装置402から出力される再構成画像、並びにシステム制御装置401が取り扱う種々の情報を表示するものである。操作装置408は、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、テンキー等の入力装置、及び各種スイッチボタン等により構成され、操作者によって入力される各種の指示や情報をシステム制御装置401に出力する。操作者は、表示装置407及び操作装置408を使用して対話的にX線CT装置1を操作する。
次に、図5のフローチャート、及び図6〜図8を参照して、X線CT装置1の動作について説明する。
本実施の形態のX線CT装置1のシステム制御装置401は、図5に示す位置合わせ処理を実行する。すなわち、システム制御装置401は、記憶装置403から位置合わせ処理に関するプログラム及びデータを読み出し、このプログラム及びデータに基づいて処理を実行する。
位置合わせ処理において、操作者により、チルト動作ボタン23が操作され、ガントリ部2が所望のチルト角θに傾斜される(ステップS101)。すると、システム制御装置401は、角度センサ209からガントリ部2のチルト角θを取得する(ステップS102)。その後、操作者によって投光器21を用いた目的部位の位置決めが行なわれる(ステップS103)。目的部位が投光器21からのガイド光71,72,73の交点によって示される。
システム制御装置401は、取得したチルト角度θ及び基準距離Lから、位置決めされた目的部位を撮影中心(ISOセンタ)に搬送するための天板5の水平・上下方向の移動量z1、h1を算出する(ステップS104)。そして、位置補正ボタン22が押下操作されると(ステップS105)、システム制御装置401は、寝台制御装置301に対して、移動量z1、h1だけ天板5を移動するよう制御信号を送信する。寝台制御装置301は、システム制御装置401から送信された制御信号に従って、天板5を水平方向及び上下方向に移動させる(ステップS106)。そして、天板5の移動が完了すると、音声装置24によって寝台の位置合わせが完了した旨を通知し(ステップS107)、処理を終了する。
図6に示すように、ガントリ部2がプラス方向またはマイナス方向に傾斜され、チルト角θとなったとき、撮影断面に平行な方向を照射するガイド光71とガントリ部2の回転軸に平行な方向を照射するガイド光73の交点(照射点)P1は点Bに移動されている。また、本発明においては、投光器21b,21dはガントリ部2に固定されているため、点BとP2(ISOセンタ)との距離は基準距離Lのままである。なお、図6では、ガントリ部2の回転軸に平行な方向を照射する投光器21a,21eがガントリ2とは離れた位置に描かれているが、これはガイド光73(投光器21a,21eからの照射光)がガントリ部2の回転軸に平行に照射されることを示すために分かりやすく描いたものであり、実際には投光器21a,21eは図1に示すようにガントリ部2に固定されている。
被検体6の目的部位が点Bに到達するように位置決めされ、位置補正ボタン22が押下操作されると、寝台天板5が移動されて目的部位Bが撮影中心P2に移動される。水平方向の移動距離は、次式(1)に示す距離z1であり、上下方向の移動距離は、式(2)に示す距離h1である。
z1=L×cosθ ・・・(1)
h1=L×sinθ ・・・(2)
なお、天板5の上下の移動方向は、ガントリ部2がプラス方向に傾斜されているとき(図6(a))は、下方向に移動され、ガントリ部2がマイナス方向に傾斜されているとき(図6(b))は、上方向に移動されれば、撮影中心P2へ到達する。水平方向の移動方向は、ガントリ部2の傾斜方向によらずに、プラス方向(ガントリ部2内に搬入される方向)に移動させる。
このように、投光器21を用いて、ガイド光73(ガントリ部2の回転軸に平行な方向)とガイド光71(撮影断面に平行な方向)とにより位置決めする場合には、チルト角度θに応じた移動量だけ天板5を水平方向及び上下方向に移動させれば、位置決めされた目的部位を撮影中心に正確に到達させることが可能となる。
このため、正確な位置補正が可能となり、生成される画像の画質が向上する。
また、実際の撮影では、例えば図7に示すように、チルト角度θに傾斜させた状態で投光器21によって位置決めした後、目的部位Bが撮影中心P2に来るように天板位置が移動され、その途中で、寝台の移動を停止し、再度チルト角度がθ’に調整されることがある。このような場合は、始めのチルト角度θで位置決めした際に算出した移動距離h1、z1の残りの移動量だけ、チルト変更後に天板位置を移動させれば、チルト角θ’を変更しても、目的部位を撮影中心に移動できる。
また、上述の図6の例では、投光器21のガイド光が撮影断面に平行な方向(ガイド光71)及びガントリ部2の回転軸と平行な方向(ガイド光73)に照射されているが、撮影断面に平行な方向に照射されるガイド光71のみを用いて位置決めした場合(ガイド光が撮影断面に平行な方向を照射し、ガントリ部2の回転軸と平行な方向を照射しない場合)にも本発明を適用できる。この場合、目的部位の上下位置は、断面方向や体軸方向に照射されるガイド光(図3(a)の71、72)と寝台の高さとから目視により推測されて位置決めされる。
図8は、ガントリ回転軸と平行な方向のガイド光73を用いないで位置決めした際の位置補正を説明する図である。撮影断面を示すガイド光71は、ガントリ傾斜時は、点Cを照射する。
撮影中心P2に点Cにある目的部位を移動させるためには、まず水平方向に基準距離Lだけ天板5を移動させた後、更に、水平方向に補正距離z2だけ移動させるか、または上下方向に補正距離h2だけ移動させる。或いは、まず、水平方向に補正距離z2だけ移動させるか、または上下方向に補正距離h2だけ移動させた後に水平方向に基準距離Lだけ天板5を移動させる。
すると、点Cにあった目的部位が撮影断面位置に移動される。
この場合の水平方向の補正距離z2を、次式(3)に示し、上下方向の補正距離を、式(4)に示す。
z2=L×(1−cosθ)/cosθ ・・・(3)
h2=L×(1−cosθ)/sinθ ・・・(4)
このように、投光器21により照射されるガイド光が、撮影断面に平行な方向を照射し(ガイド光71)、ガントリ部2の回転軸に平行な方向を照射しない場合は、天板5を基準距離Lだけ水平方向に移動させた後、更に、チルト角度θに応じた補正量だけ前記天板を水平方向または上下方向のいずれか一方に補正することにより、目的部位を撮影位置に到達させることができる。
以上説明したように、本発明の医用画像撮影装置によれば、ガントリ部2に固定される投光器21を用いて目的部位を位置決めする場合に、ガントリ部2を傾斜(チルト)させた状態で目的部位を位置決めしても、チルト角度θに応じた移動量だけ天板を上下方向および水平方向に移動させることで、撮影中心に目的部位を位置合わせすることができる。そのため、正確な位置で撮影でき、画質のよい医用画像を生成できる。
以上、本発明に係るX線CT装置の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。被検体全体をカバーするワイドファンビームを照射しつつX線管とX線検出器とが一体となり回転する回転−回転方式(Rotate−Rotate方式)、電子ビームを電気的に偏向させながらターゲット電極に当てる電子ビーム走査方式(Scanning Electron Beam方式)、その他の方式のものがあるが、本発明はいずれの方式のX線CT装置にも適用可能である。また、当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1・・・・・X線CT装置
2・・・・・ガントリ部
3・・・・・寝台
5・・・・・天板
4・・・・・操作卓
6・・・・・被検体
201・・・X線管(X線源)
202・・・X線制御装置
204・・・開口部
205・・・X線検出器
206・・・データ収集装置
207・・・回転板
208・・・ガントリ制御装置
209・・・角度センサ
21・・・・投光器
22・・・・位置補正ボタン
23・・・・チルト動作ボタン
301・・・寝台制御装置
401・・・システム制御装置
402・・・画像演算装置
403・・・記憶装置
407・・・表示装置
408・・・操作装置
71・・・・撮影断面に平行な方向を照射するガイド光
72・・・・体軸に平行な方向を照射するガイド光
73・・・・ガントリ部2の回転軸に平行な方向を照射するガイド光
P2・・・・・撮影中心(ISOセンタ)
P1、B、C・・ガイド光が照射される位置(目的部位)

Claims (3)

  1. 撮影空間となる開口部を備えたガントリと、
    前記ガントリを所定のチルト角度に傾斜させるチルト駆動部と、
    前記ガントリに固定され、撮影位置から所定の基準距離だけ離れた位置に位置決め用のガイド光を照射する投光器と、
    前記ガントリのチルト角度を検出するチルト角度検出手段と、
    被検体を載置する天板を備え、該天板を前記ガントリに設けられる開口部内の所定位置に搬送する寝台と、を備えた医用画像撮影装置であって、
    前記チルト駆動部により前記ガントリが傾斜された状態で前記投光器を用いて目的部位を位置決めした後に、前記目的部位が前記撮影位置に到達するように、前記寝台の天板の位置を移動させる移動手段を備えることを特徴とする医用画像撮影装置。
  2. 前記投光器により照射されるガイド光が、少なくとも前記ガントリの回転軸に平行な方向及び撮影断面に平行な方向を照射する場合には、
    前記移動手段は、前記チルト角度検出手段によって検出されたチルト角度に応じた移動量だけ前記天板を水平方向及び上下方向に移動させることにより、前記目的部位を前記撮影位置に到達させることを特徴とする請求項1に記載の医用画像撮影装置。
  3. 前記投光器により照射されるガイド光が、撮影断面に平行な方向を照射し、前記ガントリの回転軸に平行な方向を照射しない場合は、
    前記移動手段は、前記天板を前記基準距離だけ水平方向に移動させた後、更に、前記チルト角度検出手段によって検出されたチルト角度に応じた補正量だけ前記天板を水平方向または上下方向のいずれか一方に補正することにより、前記目的部位を前記撮影位置に到達させることを特徴とする請求項1に記載の医用画像撮影装置。
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