JP2011176517A - 無線基地局装置および無線基地局装置における通信処理の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基地局のベースバンド部は、それぞれ独立に動作モードを切替え可能な複数のプロセッサコアをもつ1つ以上のマルチコアプロセッサを搭載し、それら複数のプロセッサコアをStaticコアまたはDymamicコアとして定義するためのプログラムおよびStaticコアおよびDymamicコア数を決定するため手段を有し、StaticコアおよびDymamicコアの割り当て数を決定し、StaticコアおよびDymamicコアの定義を行い、StaticコアおよびDymamicコアのいずれにも割り当てられなかったプロセッサコアに対しては、スリープモードまたはスタンバイモードに設定する。
【選択図】 図9
Description
特許文献1は、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)における物理レイヤやスケジューラの処理を、処理量の特性を考慮することにより、処理負荷を軽減するとともにビットレート、セクタ数に対応して柔軟な通信処理方式を提供することを目的とした発明である。特許文献1では、ユーザ数に処理量が比例するスケジューラ機能と、データ量に処理量が比例する回線終端処理機能を同一プロセッシングユニットに有し、予め設定した時間領域で切替えて実行するよう制御することでプロセッシングユニットの処理負荷を軽減する。マルチプロセッシングユニットで実現する場合には、各プロセッシングユニットの処理負荷に応じて、全プロセッシングユニットの処理負荷が均一になるようにユーザを割り当てることにより、処理不可を均一化し、収容可能なユーザ数を増加し、部品点数削減を可能にするものである。
従来、プロセッサは動作クロック周波数をアップさせることにより性能向上を図ってきた。しかし、動作クロック周波数をアップさせる技術の開発が停滞していることと、動作クロック周波数アップに伴う消費電力増大が問題になっていることにより、現在、マルチコア化での性能向上が主流となりつつある。マルチコアプロセッサの中には、低消費電力化および熱対策を目的として、コアごとに独立に、動作クロックを停止するスリープモード機能や、電源供給を停止するスタンバイモード機能を有するものもある。
図1は、無線通信ネットワークの構成例を示す図である。
図1に示すように、無線通信ネットワークは、例えば、複数の無線基地局装置1〜3(図1においては3局のみ図示)、移動管理エンティティ装置(MME装置:Mobility Management Entity)4、ゲートウェイ装置(GW装置:GateWay)5、運用保守装置(O&M装置:Operation & Maintenance)6、ネットワーク網7から構成される。
無線基地局装置1〜3は、各無線基地局装置それぞれの電波到達範囲であるセルに在圏する無線移動局装置と送受信を行なう。MME装置4は、無線移動局装置のハンドオーバによるモビリティを管理する。GW装置5は、ユーザーデータパケットをルーティングして転送する。O&M装置6は、主に無線基地局装置1〜3に対し、システムパラメータ設定、制御、監視する機能を有する。ネットワーク網7は、主にイーサネット(登録商標)で構築される。無線基地局装置1〜3と各無線基地局装置のセルに在圏する無線移動局装置は、MME装置4、GW装置5、O&M装置6に管理および制御されながら通信する。
無線基地局装置1は、アンテナ10、無線周波数部(RF部:Radio Frequency)20、ベースバンド部(BB部:BaseBand)30から構成される。BB部30はレイヤ1部40、レイヤ2部50、レイヤ3部60に細分化される。なお、RF部20、BB部30は、それぞれ異なる場所に設置することが可能なように、RFユニット、BBユニットとして別々の筐体で構成されることもある。
上位レイヤから送られてくる送信パケット11はBB部30のレイヤ3部60に入力される。ここで上位レイヤとは、ネットワーク網7に接続されるMME装置4、GW装置5、O&M装置6に相当する。レイヤ3部60に入力された送信パケット11は、無線リソース制御(RRC:Radio Resouece Control)の処理が施され、送信データ12となる。レイヤ3部60から出力された送信データ12は、レイヤ2部50に入力される。
レイヤ2部50に入力された送信データ12は、パケットデータコンバージェンスプロトコル処理(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)、無線リンク制御(RLC:Radio Link Control)、メディア・アクセス制御(MAC:Media Access Control)の処理が施され、送信データ13となる。レイヤ2部50から出力された送信データ13は、レイヤ1部40に入力される。
レイヤ1部40に入力された送信データ13は、物理レイヤ(Physical Layer)の処理及びスケジューラ処理が施され、送信データ14となる。レイヤ1部40から出力された送信データ14は、RFユニット20に入力される。RF部20に入力された送信データ14は、D/A変換、IQ直交変調、周波数アップコンバート、帯域制限、電力増幅の処理が施され、アンテナ10を通して無線信号15として送出される。
アンテナ10から出力された無線信号15は、RF部20により、送信、受信分離(TX/RX分離)、低ノイズ増幅、帯域制限、周波数ダウンコンバート、利得調整、IQ直交復調、A/D変換の処理が施され、受信データ16となる。
RF部20から出力された受信データ16は、BB部30のレイヤ1部40に入力される。レイヤ1部40に入力された受信データ16は、物理レイヤの受信処理が施され、受信データ17となる。レイヤ1部40から出力された受信データ17は、レイヤ2部50に入力される。レイヤ2部50に入力された受信データ17は、MAC、RLC、PDCPの受信処理が施され、受信データ18となる。レイヤ2部50から出力された受信データ18は、レイヤ3部60に入力される。レイヤ3部60に入力された受信データ18は、RRCの受信処理が施され、受信パケット19となる。レイヤ3部60から出力された受信パケット19は、上位レイヤに送出される。
BB部30のレイヤ1部40は、逆高速フーリエ変換処理(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)405、CPRI(Common Public Radio Interface)送信処理406、CPRI受信処理407、FFT処理408、O&Mインタフェース処理440、データチャネル送信処理450、制御チャネル送信処理460、データチャネル受信処理470、制御チャネル受信処理480、スケジューラ処理490から構成される。
データチャネル送信処理450は、符号化処理401、スクランブル処理402、変調処理403、マッピング処理404から構成される。
制御チャネル送信処理460は、符号化処理413、スクランブル処理414、変調処理415、マッピング処理416から構成される。
データチャネル受信処理470は、デマッピング処理409、復調処理410、デスクランブル処理411、復号処理412から構成される。
制御チャネル受信処理480は、デマッピング処理417、復調処理418、デスクランブル処理419、復号処理420から構成される。
スクランブル処理402に入力された送信データ130、所定の規則に基づいてスクランブル処理が施され、送信データ131となる。スクランブル処理402から出力された送信データ131は、変調処理403に入力される。
変調処理403に入力された送信データ131は、4相位相変調(QPSK:Quadrature Phase Shift Keying)、16値直交振幅変調(16QAM:16-Quadrature Amplitude Modulation)といった変調が施され、送信データ132となる。変調処理403から出力された送信データ132は、マッピング処理404に入力される。
マッピング処理404に入力された送信データ132は、レイヤマッピング、プリコーディング、無線リソースマッピングが施され、送信データ133となる。
IFFT処理405に入力された送信データ133、138は、逆フーリエ変換、最クリック プレフィックス(CP:Cyclic Prefix)付加の処理が施され、送信データ134となる。IFFT処理405から出力された送信データ134は、CPRI送信処理406に入力される。
CPRI送信処理406に入力された送信データ134は、CPRI標準インタフェースの送信データフォーマットに変換され、送信データ14となる。
FFT処理408に入力された受信データ160は、CP削除、フーリエ変換が施され、受信データ161となる。FFT処理408から出力された受信データ161は、データチャネルに関する受信データ161はデータチャネル受信処理部のデマッピング処理409へ、制御チャネルに関する受信データ165は制御チャネル受信処理480のデマッピング処理417に入力される。
復調処理410に入力された受信データ162は、最小自乗平均誤差(MMSE:Minimum Mean Square Error)復調や最尤推定検出(MLD:Maximum Likelihood detection)復調といった復調が施され、受信データ163となる。復調処理410から出力された受信データ163は、デスクランブル処理411に入力される。
デスクランブル処理411に入力された受信データ163は、所定の規則に基づいてデスクランブル処理が施され、受信データ164となる。デスクランブル処理411から出力された受信データ164は、復号処理412に入力される。
復号処理412に入力された受信データ164は、CRC復号、ビタビ復号やターボ復号の誤り検出・誤り訂正処理が施され、受信データ142となる。
復号処理412から出力された受信データ142と復号処理420から出力された受信データ143は、1つの受信データ17に統合されてレイヤ2部50に入力される。
スケジューラ処理490は、無線移動局装置選択、無線リソース割当て、電力制御等を司り、接続する無線移動局装置数に処理量が比例する。
図4は、6コア搭載の場合のマルチコアプロセッサの構成例である。
マルチコアプロセッサ301は、コア3010、コア3011、コア3012、コア3013、コア3014、コア3015、可変電圧制御部3016、可変クロック周波数制御部3017から構成される。
本実施例では、図4において、図3に示すIFFT処理405、CPRI送信処理406、CPRI受信処理407、FFT処理408、O&Mインタフェース処理440、制御チャネル送信処理460、制御チャネル受信処理480をコア3010(CORE1)、コア3011(CORE2)に割当てて、データチャネル送信処理450、データチャネル受信処理470、スケジューラ処理490をコア3012(CORE3)、コア3013(CORE4)、コア3014(CORE5)、コア3015(CORE6)に割当てた場合について説明する。
図5および図6は、前述のように各コアに処理を割り当てて、無線基地局装置を運用した場合の、ある瞬間におけるマルチコアプロセッサの各コアの使用率と消費電力の例を示している。ここで、使用率は、コアが持つ演算可能な最大サイクル数に対して、実際の演算に必要な使用サイクル数の比率[%]を示している。また消費電力は、コアが持つ最大消費電力に対して、演算時の消費電力の比率[%]を示したものである。
図5に示す一例では、マルチコアプロセッサの各コアの使用率が70〜80[%]となっている。その時の消費電力は、各コアともに90[%]以上の値となっている。
そこでコアの消費電力を下げるためには、コアの使用率を下げるのではなく、コアごとに動作クロックを停止するスリープモード機能や電源供給を停止するスタンバイモード機能を使用する必要がある。
更には、運用開始時と運用開始から数ヵ月後、数年後では接続する無線移動局装置数およびトラフィック量が大きく異なり、使用率が大きく変化することも想定される。もちろん短い時間単位で使用率が大きく異なることも想定される。例えば、多数の無線移動局装置が一度にハンドオーバによって在圏するセルを異動した場合には、接続する無線移動局装置数およびトラフィック量が大きく変化し、使用率も大きく変化することが想定される。
例えば、都心に設置された無線基地局装置は接続する無線移動局装置数およびトラフィック量が常時多く、郊外に設置された無線基地局装置は接続する無線移動局装置数およびトラフィック量が常時少ないことにより、無線基地装置間で使用率が大きく変化することも想定される。
以下、この点に注目したマルチコアプロセッサの各コアへの処理の割当方法を説明する。ここでは、BB部30のレイヤ1部40の処理をマルチコアプロセッサの各コアに割当てる方法を具体的に説明する。
Staticコアには、運用開始から運用停止に至るまで処理量が大きく変化しない処理、例えば、システム帯域やアンテナ数に関わる処理、制御チャネルに関わる処理、O&M装置とのインタフェースに関わる処理を割当てる。一方、Dynamicコアには、接続する無線移動局装置数、トラフィック量に応じて処理量が大きく変化する処理、例えば、データチャネルに関わる処理、スケジューラ処理を割当てる。
上記割当方法をBB部30のレイヤ1部40の処理に適用すると、Staticコアには、図3のIFFT処理405、CPRI送信処理406、CPRI受信処理407、FFT処理408、O&Mインタフェース処理440、制御チャネル送信処理460、制御チャネル受信処理480を割当てる。Dynamicコアには、データチャネル送信処理450、データチャネル受信処理470、スケジューラ処理490を割当てる。
Staticコアに割当てた処理は、主にシステム帯域とアンテナ数に処理量が大きく依存する。そこで、システム帯域やアンテナ数に対する処理量をあらかじめ見積もっておき、必要なコア数を求めておく。
また、Dynamicコアに割当てた処理は、主に無線移動局装置数と伝送レートに処理量が大きく依存する。そこで、無線移動局装置数と最大伝送レートに対する処理量をあらかじめ見積もっておき、必要なコア数を求めておく。
図7に示すように、例えば、無線基地局装置のシステム帯域が5MHzでアンテナ数が4の場合には、Staticコア数は1、無線基地局装置のシステム帯域が10MHzでアンテナ数が2の場合には、Staticコア数は1、無線基地局装置のシステム帯域が10MHzでアンテナ数が4の場合には、Staticコア数は2というように必要なコア数を決定しておく。そしてこのテーブルをマルチコアプロセッサ内に格納しておく。
図8に示すように、例えば、無線基地局装置に接続する無線移動局装置が0〜100台で、下りの最大伝送レートが75Mbps、上り最大伝送レートが25Mbpsの場合には、Dynamicコアとして割り当てるコア数は1、無線基地局装置に接続する無線移動局装置が0〜100台で、下りの最大伝送レートが150Mbps、上り最大伝送レートが50Mbpsの場合には、Dynamicコアとして割り当てるコア数は2、無線基地局装置に接続する無線移動局装置が0〜100台で、下りの最大伝送レートが150Mbps、上り最大伝送レートが75Mbpsの場合には、Dynamicコアとして割り当てるコア数は3、無線基地局装置に接続する無線移動局装置が101〜200台で、下りの最大伝送レートが150Mbps、上り最大伝送レートが50Mbpsの場合には、Dynamicコアとして割り当てるコア数は3というように予め必要なコア数を見積もり、決定しておく。そしてマルチコアプロセッサ内に、このテーブルを記憶しておく。
図9に本発明の一実施形態におけるマルチコアプロセッサの構成を示す。
なお、図9は図4と同じ符号を付している。
ここで、マルチコアプロセッサ数をM個、1プロセッサあたりのコア数をL個とし、
図9ではM=1、L=6を例にして説明を行う。図9に示す可変電圧制御部3016、可変クロック周波数制御部3017は、それぞれ電源電圧VCC3018、動作クロックCLK3019がコア3010、コア3011、コア3012、コア3013、コア3014、コア3015を独立に制御できるものとする。図9は、Staticコア=2、Dynamicコア=3の場合の例で、コア3010とコア3011をStaticコアとし、コア3012〜3014をDynamicコアとし、残りのコア3015を、コアに入力される電源電圧が可変電圧制御部から停止されたスタンバイモードとしている。
具体的には、無線基地局装置のマルチコアプロセッサのコア割り当ての処理の内容を説明するフローチャートである。
電源投入時は、コア3010のみBoot処理が開始される。ここで、コア3010は、StaticコアとDynamicコアの管理と制御を行うコアとする。なお、コア3010はStaticコアを前提とし、あらかじめ割当てられた処理のプログラムが選択され、Boot処理を開始する(S1001)。
コア3010は、Boot処理を終えると動作モードとなり、システムパラメータの設定待ち状態となる(S1002)。システムパラメータは外部装置からネットワークを介して設定されるもので、無線基地局装置が運用していくにあたって必要な様々なパラメータにより構成されている。システムパラメータには、例えば、サポートする帯域、アンテナ数、無線移動局装置数、下り最大伝送レート、上り最大伝送レートが含まれているものとする。外部装置とは、例えば、図1に示すO&M装置6である。
例えば、設定されたシステムパラメータに含まれる帯域=10MHz、アンテナ数=4本であれば図7に基づきStaticコア数ls=2、無線移動局装置数=100台、下り伝送レート=150Mbps、上り伝送レート=75Mbpsであれば、図8に基づきDynamicコア数はld=3となる。
以上、図10に示したシーケンスをすべて終えた後、マルチコアプロセッサ301に割当てられたレイヤ1部40が運用開始となる。
運用開始時にシステムパラメータから求めたDynamicコア数は、最大の無線移動局装置数、最大伝送レートに必要なコア数であり、実際に接続する無線移動局装置数やトラフィック量に応じて必要なコア数は変動する。
図11に運用中の無線基地局装置のマルチコアプロセッサの処理内容のフローチャートを示す。
なお、運用開始時の前回値ld(t−T)はシステムパラメータから求めた値(上記説明では、ld(t−T)=3)となる。
例えば、評価関数fの最新値ld(t)=2、前回値ld(t−T)=3、コア3012、コア3013、コア3014が動作モードとした場合、動作モードのコア3014をスリープモードへ移行するDynamicコアとし、動作モードからスリープモードへの移行を行う。
動作モードからスリープモードへ移行する際は、処理中のデータチャネル送信処理あるいはデータチャネル受信処理、スケジューラ処理を終えた後、レジスタ等の情報を退避し、可変クロック周波数制御部3017からの動作クロックCLK3019を停止することによりスリープモードとなる。
例えば、評価関数fの最新値ld(t)=3、前回値ld(t−T)=2、コア3012、コア3013が動作モード、コア3014がスリープモードとした場合、スリープモードのコア3014を動作モードへ移行するDynamicコアとし、スリープモードから動作モードへの移行を行う。
スリープモードから動作モードへ移行する際は、退避していたレジスタ等の情報を読み出し、可変クロック周波数制御部3017からの動作クロックCLK3019を供給することにより動作モードとなる。
なお、評価関数fの最新値ld(t)が前回値ld(t―T)と等しい場合は、動作モードのDynamicコア数は変更しない。
以上、無線移動局装置数U、下り伝送レートRtx、上り伝送レートRrxを入力とした評価関数fに基づいて動作モードのDynamicコア数を動的に制御することにより、消費電力を細かく管理することができるため、無駄に浪費していた消費電力を削減することができる。
上記実施例では、運用中における動作モードのDynamicコア数ldを評価関数に基づき決定する方法について説明したが、外部装置からネットワークを介して直接設定する方法でも構わない。
上記実施例では、運用中における動作モードのDynamicコア数ldの更新周期Tは、外部装置からネットワークを介して設定する方法、あるいは、あらかじめマルチコアプロセッサの定数としてプログラムしておく方法が考えられる。
例えば、M=2個、L=6個とし、第一のマルチコアプロセッサ301におけるコア3010、コア3011がStaticコア、コア3012、コア3013、コア3014、コア3015が動作モードのDynamicコアとした場合、評価関数fの最新値ld(t)が4個を超えた場合は、第二のマルチコアプロセッサのなかでDynamicコアとして定義され、かつスリープモードのコアが存在すれば、そのコアを動作モードのDynamicコアとして起動する方法が考えられる。
レイヤ2部50、レイヤ3部60の処理についても、レイヤ1と同様に評価関数f(U,Rtx,Rrx)を用いて動作モードのDynamicコア数ld(t)を求めることが可能である。
また、スケジューラ処理をレイヤ1に含めて説明を行ったが、レイヤ2に含める、あるいは単独の処理として扱っても構わない。
また、運用中におけるDynamicコアがある一定の期間、スリープモードを続けた場合に、スリープモードからタンバイモードへ移行しても構わない。
上記実施例では、運用中における動作モードのDynamicコア数を減らすときに、スリープモードへ移行する説明を行ったが、スタンバイモードでも構わない。
上記実施例では、低消費電力化の方法として、スリープモードやスタンバイモードへ移行する際に電源電圧VCC、動作クロックCLKを停止する方法を説明したが、電源電圧VCCであれば低電圧に降圧する、あるいは動作クロックCLKであれば低周波数に可変する方法も考えられる。
Claims (10)
- 無線移動局装置と送受信する無線信号を処理する無線周波数部と、ベースバンド部を有する無線基地局装置であって、
前記ベースバンド部は、それぞれが独立に動作モードを切替える機能を有する複数のプロセッサコアを有する1つ以上のマルチコアプロセッサを搭載し、
前記マルチコアプロセッサに、前記複数のプロセッサコアに対して、無線基地局装置の運用中処理量の変化が少ない処理を割り当てるStaticコアまたは運用中に処理量の変化が大きい処理を割り当てるDymamicコアとして定義するためのプログラムおよびシステムパラメータに基づいてStaticコアおよびDymamicコア数を決定するための割り当てテーブルを有し、
無線基地局装置の運用開示時に、外部装置よりシステムパラメータが設定されると、
前記マルチコアプロセッサは、設定されたシステムパラメータに基づいて前記テーブルを参照してStaticコアおよびDymamicコアの割り当て数を決定し、前記複数のプロセッサコアに対して、StaticコアおよびDymamicコアの定義を行い、それらのプロセッサコアをスタンバイモードにするとともに、StaticコアおよびDymamicコアのいずれにも割り当てられなかったプロセッサコアに対しては、スリープモードに設定することを特徴とする無線基地局装置。 - 前記Staticコアの割り当て数は、前記システムパラメータのうち、無線基地局装置のシステム帯域と、アンテナ数とを含むパラメータにより決定されることを特徴とする請求項1に記載の無線基地局装置。
- 前記StaticコアおよびDymamicコアの割り当て数は前記外部装置から設定されることを特徴とする請求項1に記載の無線基地局装置。
- 無線移動局装置と送受信する無線信号を処理する無線周波数部と、ベースバンド部を有する無線基地局装置であって、
前記ベースバンド部は、それぞれが独立に動作モードを切替える機能を有する複数のプロセッサコアを有する1つ以上のマルチコアプロセッサを搭載し、
前記マルチコアプロセッサに、前記複数のプロセッサコアに対して、無線基地局装置の運用中処理量の変化が少ない処理を割り当てるStaticコアまたは運用中に処理量の変化が大きい処理を割り当てるDymamicコアとして定義するためのプログラムおよび運用中に変化するパラメータに基づいてDymamicコア数を決定するためのプログラムを有し、
無線基地局装置の運用中に、予め定められた更新周期で前記パラメータを取得してパラメータに基づいてDymamicコア数を決定し、前記複数のプロセッサコアに対して、Dymamicコアの増減を行ない、StaticコアおよびDymamicコアのいずれにも割り当てられなかったプロセッサコアに対しては、スリープモードに設定することを特徴とする無線基地局装置。 - 前記運用中のDymamicコア数は、外部装置から設定されるものであることを特徴とする請求項4に記載の無線基地局装置。
- 前記更新周期は、外部装置から設定されるものであることを特徴とする請求項4に記載の無線基地局装置。
- 前記スリープモードに設定されたプロセッサコアが、一定期間スリープモードを継続した場合、該プロセッサコアをスタンバイモードに移行させるよう制御することを特徴とする無線基地局装置。
- 前記マルチプロセッサは、可変電圧制御部と、可変クロック周波数制御部を有し、スタンバイモード、スリープモードの代わりに、動作クロックを低周波数に変更または電圧を低電圧に降圧することを特徴とする請求項1に記載の無線基地局装置。
- 無線移動局装置と送受信する無線信号を処理する無線周波数部と、ベースバンド部を有する無線基地局装置におけるベースバンド処理を行なうマルチコアプロセッサ制御方法であって、
前記ベースバンド処理は、それぞれが独立に動作モードを切替える機能を有する複数のプロセッサコアを有する1つ以上のマルチコアプロセッサにより実現され、
前記マルチコアプロセッサに、前記複数のプロセッサコアに対して、無線基地局装置の運用中処理量の変化が少ない処理を割り当てるStaticコアまたは運用中に処理量の変化が大きい処理を割り当てるDymamicコアとして定義するためのプログラムおよびシステムパラメータに基づいてStaticコアおよびDymamicコア数を決定するための割り当てテーブルを有し、
無線基地局装置の運用開示時に、外部装置よりシステムパラメータが設定されると、
前記マルチコアプロセッサは、設定されたシステムパラメータに基づいて前記テーブルを参照してStaticコアおよびDymamicコアの割り当て数を決定し、前記複数のプロセッサコアに対して、StaticコアおよびDymamicコアの定義を行い、それらのプロセッサコアをスタンバイモードにするとともに、StaticコアおよびDymamicコアのいずれにも割り当てられなかったプロセッサコアに対しては、スリープモードに設定することを特徴とするマルチコアプロセッサ制御方法。 - 無線移動局装置と送受信する無線信号を処理する無線周波数部と、ベースバンド部を有する無線基地局装置におけるベースバンド処理を行なうマルチコアプロセッサ制御方法であって、
前記ベースバンド処理は、それぞれが独立に動作モードを切替える機能を有する複数のプロセッサコアを有する1つ以上のマルチコアプロセッサにより実現され、
前記マルチコアプロセッサに、前記複数のプロセッサコアに対して、無線基地局装置の運用中処理量の変化が少ない処理を割り当てるStaticコアまたは運用中に処理量の変化が大きい処理を割り当てるDymamicコアとして定義するためのプログラムおよび運用中に変化するパラメータに基づいてDymamicコア数を決定するためのプログラムを有し、
無線基地局装置の運用中に、予め定められた更新周期で前記パラメータを取得してパラメータに基づいてDymamicコア数を決定し、前記複数のプロセッサコアに対して、Dymamicコアの増減を行ない、StaticコアおよびDymamicコアのいずれにも割り当てられなかったプロセッサコアに対しては、スリープモードに設定することを特徴とするマルチコアプロセッサの制御方法。
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