JP2011175752A - サイドエッジ型面状発光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】導光板の端面をコの字構造の光源カバーによって覆っている面状発光装置においては、光源カバーと導光板との間の隙間がある場合には、光の一部が導光せず、輝度の低下があった。また、隙間をなくすために突起を設けた場合には、熱膨張により導光板が歪んで変形し、最悪は、光源カバーの脱落を招く。
【解決手段】複数のLEDチップ1が線状に装着されたハの字構造の光源カバー2により透明部材よりなる導光板3の端面を覆うようにしてある。光源カバー2は熱伝導性両面接着テープ5によって接着され、ブロック4は筐体6にねじ(図示せず)によって固定されている。
【選択図】 図1
【解決手段】複数のLEDチップ1が線状に装着されたハの字構造の光源カバー2により透明部材よりなる導光板3の端面を覆うようにしてある。光源カバー2は熱伝導性両面接着テープ5によって接着され、ブロック4は筐体6にねじ(図示せず)によって固定されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は線状の発光素子パッケージたとえば発光ダイオード(LED)パッケージよりなる線状発光装置を導光板と組合わせたサイドエッジ型面状発光装置に関する。サイドエッジ型面状発光装置は液晶表示(LCD)装置のバックライト光源として用いられる。
LCD装置のバックライト光源として用いられる面状発光装置は冷陰極蛍光ランプ(CCFL)の代りにLED素子を用いたものが主流となっている。これにより、薄型化、軽量化、省電力化等を図っている。LED素子を用いた面状発光装置はサイドエッジ型と直下型とに大別されるが、サイドエッジ型面状発光装置は直下型面状発光装置に比較して薄型化の点で特に優れている。
図5は第1の従来のサイドエッジ型面状発光装置を示す断面図である。
図5においては、複数のLEDチップ101が線状に実装されたコの字構造の光源カバー(実装基板)102により透明部材よりなる導光板103の端面を覆うようにしてある。そして、光源カバー102は熱伝導性接着剤104によって筐体105に接着されている。この場合、光源カバー102と導光板103との間に隙間106を開けることにより導光板103がLEDチップ101の放熱エネルギーによって熱膨張してもよいようにしてある。
図6は第2の従来のサイドエッジ型面状発光装置を示す断面図である。
図6においては、図11の光源カバー102の代りに突起102’aを有する光源カバー102’を設けてある。これにより、光源カバー102’と導光板103とを固定する(参照:たとえば特許文献1の図3)。尚、突起102’aの代りに光源カバー102’のコの字構造の開口部の幅を狭くしてそのばね力により導光板103を把持するものもある(参照:特許文献2)。
しかしながら、図5のサイドエッジ型面状発光装置においては、光源カバー102と導光板103との間に隙間106を開けてあるので、LEDチップ101からの光の一部は隙間106を抜け出て導光しなくなり、この結果、サイドエッジ型面状発光装置の輝度が低下するという課題がある。
他方、図6のサイドエッジ型面状発光装置においては、LEDチップ101からの光はすべて導光するので、サイドエッジ型面状発光装置の輝度の低下はないが、LEDチップ101の放熱エネルギーによって導光板103の熱膨張があると導光板103が歪んで変形し、最悪は、光源カバー102が筐体105から脱落するという課題がある。
上述の課題を解決するために、本発明に係るサイドエッジ型面状発光装置は、複数の発光素子が線状に実装された実装基板及び実装基板の上下両端にそれぞれ形成された両支持板により構成される開口部の上下間距離が発光素子から光軸方向に離れるにつれ広がっている構造(以下、ハの字構造と称する)の光源カバーと、透明部材よりなる導光板とを具備し、光源カバーのハの字構造の内側により導光板の端面を覆うようにしたものである。これにより、光源カバーと導光板との間の隙間は完全になくなると共に、光源カバーと導光板との接触面積が小さいので、発光素子の放熱エネルギーによる導光板の熱膨張は光源カバーのハの字構造の滑りにより吸収される。
さらに、上述のサイドエッジ型面状発光装置は、筐体と、光源カバーを筐体に固定するためのブロックとを具備する。また、光源カバーは熱伝導性両面接着テープによってブロックに接着される。さらに、導光板の端面のエッジは丸くされることにより導光板が熱膨張しても、導光板と光源カバーとの摩擦を少なくして導光板の磨耗を低減する。
本発明によれば、光源カバーと導光板との間の隙間が完全になくなるので、サイドエッジ型面状発光装置の輝度の低下はなく、また、光源カバーと導光板との接触面積が小さいので、発光素子の放熱エネルギーによる導光板の熱膨張は光源カバーの滑りによって吸収され、導光板の歪みはなくなって変形しなくなり、また、光源カバーが筐体から脱落しなくなる。
図1は本発明に係るサイドエッジ型面状発光装置の実施の形態を示す断面図である。
図1においては、複数のLEDチップ1が線状に実装されたハの字構造の光源カバー2により透明部材よりなる導光板3の端面を覆うようにしてある。この光源カバー2は実装基板21及び実装基板21の上下両端にそれぞれ形成された両支持板22により構成される開口部の上下間距離が発光素子から光軸方向に離れるにつれ広がっているハの字構造となっている。そして、光源カバー2はアルミニウム、SUS等のブロック4に熱伝導性両面接着テープ5によって接着されている。さらに、ブロック4はたとえばアルミニウムの金属よりなる筐体6にねじ(図示せず)によって固定されている。
光源カバー2は高反射の薄いアルミニウム等の金属を折り曲げることにより形成され、従って、矢印に示すごとく、フレクシブル性を有する。この結果、光源カバー2のハの字構造の内側は導光板3の端面に接触することにより光源カバー2と導光板3との間の隙間は完全になくなる。また、光源カバー2と導光板3との接触面積は小さいので、LEDチップ1の放熱エネルギーによって導光板3が熱膨張しても、光源カバー2のフレクシブル性による滑りによって吸収される。従って、導光板3は歪むことはない。この結果、光源カバー2がブロック4から外れることもない。
図2は図1のサイドエッジ型面状発光装置の製造方法を説明するための斜視図であり、図3はその製造方法を説明するためのフローチャートである。
始めに、図3のステップ301を参照すると、ブロック4を準備する。つまり、光源カバー2に白色シリコーン接着剤(図示せず)を塗布し、その上に、複数のLEDチップ1を実装して接着剤を硬化させる。次いで、LEDチップ1をAuボンディングワイヤ1a(参照:図2)によって接続する。次いで、光源カバー2をブロック4に熱伝導性両面接着テープ5によって接着する。このようにして、ブロック4の準備を完了する。
次に、図3のステップ302を参照すると、筐体6上に反射板3a(参照:図2)及び導光板3を配置する。
次に、図3のステップ303を参照すると、ブロック4を筐体6上において導光板3の端面に向って移動させて光源カバー2のハの字構造の内側を導光板3の端面に接触させる。
最後に、ステップ304を参照すると、ブロック4をねじ(図示せず)によって筐体6に固定する。
図4は図1のサイドエッジ型面状発光装置の変更例を示す断面図である。
図4においては、導光板3の端面のエッジ3bを丸くしてある。これにより、LEDチップ1の放熱エネルギーによって導光板3が熱膨張しても、光源カバー2と導光板3との摩擦を少なくし、導光板3の磨耗を低減できる。
尚、上述の発明の実施の形態においては、LEDチップ1、光源カバー2、ブロック4等よりなる線状発光装置を導光板3の両端に設けているが、導光板3の一方の端のみに設けてもよい。
上述のごとく構成された面状発光装置の導光板3の出射面側に拡散板、LCDパネルを設けることによりLCD装置を構成することができる。
1:LEDチップ
1a:Auボンディングワイヤ
2:光源カバー
21:実装基板
22:支持板
3:導光板
3a:反射板
3b:エッジ
4:ブロック
4a:ねじ
5:熱伝導性両面接着テープ
6:筐体
101:LEDチップ
102、102’:光源カバー
103:導光板
104:熱伝導性接着剤
105:筐体
1a:Auボンディングワイヤ
2:光源カバー
21:実装基板
22:支持板
3:導光板
3a:反射板
3b:エッジ
4:ブロック
4a:ねじ
5:熱伝導性両面接着テープ
6:筐体
101:LEDチップ
102、102’:光源カバー
103:導光板
104:熱伝導性接着剤
105:筐体
Claims (4)
- 複数の発光素子が線状に実装されたハの字構造の光源カバーと、
透明部材よりなる導光板とを具備し、
前記光源カバーのハの字構造の内側により前記導光板の端面を覆うようにしたサイドエッジ型面状発光装置。 - さらに、
筐体と、
前記光源カバーを前記筐体に固定するためのブロックと
を具備する請求項1に記載のサイドエッジ型面状発光装置。 - 前記光源カバーは熱伝導性両面接着テープによって前記ブロックに接着された請求項2に記載のサイドエッジ型面状発光装置。
- 前記導光板の端面のエッジは丸くされている請求項1に記載のサイドエッジ型面状発光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010037022A JP2011175752A (ja) | 2010-02-23 | 2010-02-23 | サイドエッジ型面状発光装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010037022A JP2011175752A (ja) | 2010-02-23 | 2010-02-23 | サイドエッジ型面状発光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011175752A true JP2011175752A (ja) | 2011-09-08 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010037022A Pending JP2011175752A (ja) | 2010-02-23 | 2010-02-23 | サイドエッジ型面状発光装置 |
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US10247367B1 (en) * | 2016-07-26 | 2019-04-02 | Cooper Technologies Company | Lighting system |
-
2010
- 2010-02-23 JP JP2010037022A patent/JP2011175752A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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