JP2011172187A - 送信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 送信に用いるアンテナで、無線信号の送信を継続しながら、付近の無線帯域またはチャンネルの使用状況を検出して、送信チャンネルを設定することができる送信装置を目的とする。
【解決手段】 地上デジタル放送信号を無線で受信可能な移動端末装置へ、移動しながら無線信号を送信する送信装置Txであって、無線信号を送信するアンテナ14を有する。アンテナ14から無線信号を送信する送信モードと、アンテナで電波を受信する受信モードとを切り替えて、アンテナで受信された電波のうち、指定されたチャンネルを検波し、検波されなかったチャンネルを送信チャンネルに設定する。また、送信モードと受信モードとの切り替えを、乱数を用いてランダムなタイミングで行うよう間隔を決定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば、無線信号を用いて映像データを送信する送信装置の送信チャンネルの選択に関する。
地上デジタル放送が開始されたことにより、これに関連した様々な新しい事業形態やサービスが登場し、その一つとして、携帯電話を用いたものがある。地上デジタル放送の1つのチャンネル帯域は、13のセグメントに分けられ、携帯電話などの移動端末装置で受信するための低解像度の放送に1つのセグメントを割り当て、その1つのセグメント(通称、ワンセグ。)を用いることにより、移動端末装置は地上デジタル放送信号を受信する。
近年では、発売される多くの移動端末装置にワンセグ受信機能が備えられ、これを利用した各種サービスが検討されている。例えば、デパートなどの商業施設の中だけに、館内情報を配信したり、大学などの構内にのみ情報を配信したりするものである。このような地域限定の情報をワンセグを用いて配信し、ワンセグ受信が可能な移動端末装置で受信する放送は、エリアワンセグと呼ばれる。
上記エリアワンセグの応用は、各種サービスにて検討されているが、それらは何れも、放送信号を無線で送信する装置は、一度設置したらその位置は固定されているものである。しかし、今後は、送信側の装置も移動しながら放送信号を送信する形態も登場すると考えられる。例えば、旅行ガイドや工場見学の説明員などの説明を行う人が、その付帯情報として、エリアワンセグの放送信号を用いて、説明対象者へ映像データ等を送信する場合がある。このような場合、送信側の装置が移動するため、このようなシステムを使用する付近で提供されている無線通信を行う既存のシステムに対して、混信を与える虞がある。
送信側の装置が固定されている場合であっても、他のシステムに対する混信の可能性はあるが、送信側の装置を設置する際に、その周囲の無線帯域やチャンネルの使用状況を検出し、その付近で使用されていない無線帯域やチャンネルを用いて送信するように設定を行うようにしている。しかしながら、送信側の装置が移動する場合は、その移動に伴って周囲の無線帯域やチャンネルの利用状況が変化するため、無線帯域やチャンネルを固定すると、他の無線通信を行うシステムへ影響を及ぼす。これは、上記のような送信側の装置が移動可能なシステムが、付近で複数使用されている場合も、互いのシステムへ影響を及ぼす。そのため、送信側の装置が移動可能なものである場合、付近の無線通信を行うシステムへ影響を及ぼさない無線帯域やチャンネルを送信に用いるため、付近の無線帯域やチャンネルの使用状況を、送信を継続しながら検出する必要がある。
上記のような固定された送信側の装置は、例えば、特許文献1に記載された再送信装置がある。
特開2006−197612号公報
しかしながら、例えば、特許文献1に示すような継続して信号の放送を行う無線送信装置は、送信に用いるアンテナで、その送信を継続しながら付近の無線帯域やチャンネルの使用状況を検出することができないという問題がある。
そこで、本発明は、送信に用いるアンテナで、無線信号の送信を継続しながら、付近の無線帯域またはチャンネルの使用状況を検出して、送信チャンネルを設定することができる送信装置を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による送信装置は、地上デジタル放送信号を無線で受信可能な移動端末装置へ、無線信号を送信する送信装置であって、前記無線信号を送信するアンテナと、前記アンテナから前記無線信号を送信する送信モードと、前記アンテナで電波を受信する受信モードとを切り替える送受切り替え手段と、前記アンテナで受信された電波のうち、指定されたチャンネルを検波する検波手段と、前記検波手段により検波されなかったチャンネルを送信チャンネルに設定する送信チャンネル設定手段と、前記送信モードと前記受信モードとの切り替えを、乱数を用いてランダムなタイミングで行うよう間隔を決定する間隔決定手段とを有することを特徴とする。
本発明による送信装置によれば、送信に用いるアンテナで、無線信号の送信を継続しながら、付近の無線帯域またはチャンネルの使用状況を検出して、送信チャンネルを設定することができる。
本発明の一実施の形態に係る送信装置の配置関係を示す図。 本発明の一実施の形態に係る送信装置の構成を示すブロック図。 図2の制御回路が行う処理の機能ブロックを示す図。 図2の送信装置が起動時に行う送信チャンネル設定の、起動からチャンネル設定完了までの処理を説明するための図。 図2の送信装置が起動時に行う送信チャンネル設定の処理手順を示すフローチャート。 図2の送信装置が無線信号の送信を継続中に行う送信チャンネル設定の処理を説明するための図。 図2の送信装置が無線信号の送信を継続中に行う送信チャンネル設定の処理手順を示すフローチャート。 図7に示す送信継続中に行う送信チャンネル設定の処理を開始するタイミングを決定する処理手順を示すフローチャート。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態を示す送信装置の配置関係を示す図である。
送信装置Tx1、Tx2、Tx3は、ワンセグ放送の無線帯域を使用して、送信装置Tx(Tx1〜Tx3を総称してTxと表記する。)の付近の1または複数の受信装置へ向けて、映像などのデータを送信するものであり、共通の機能を備えた装置である。この送信装置Txは、地上デジタル放送の放送信号が無線で送信されているエリアA0に位置している。送信装置Txを所持するユーザが移動するに伴ってその位置が変化するが、図1は、ある時刻の配置を示したものである。
送信装置Tx1、Tx2、Tx3が送信する無線信号が届く範囲である送信エリアは、それぞれ楕円形で示される送信エリアA1、A2、A3内である。送信エリアA1、A2、A3内に受信装置が存在する場合、その受信装置は、送信装置Txから送信される無線信号を受信して、映像等を再生することができる。図1に示すように、送信エリアA1〜A3は、一部が互いに重複しているため、送信装置Tx1〜Tx3は、同じ無線チャンネルを使用すると干渉により互いに影響を及ぼす。そのため、送信エリアが重複する場合は、互いに異なる無線チャンネルを使用する必要がある。また、送信装置Tx1〜Tx3は、地上デジタル放送のエリアA0内に配置しているため、エリアA0で使用中の無線チャンネルを避ける必要がある。
送信装置Txが使用する無線チャンネルは、上記のように、無線信号を送信する他のシステムに影響を及ぼさないように設定しなくてはならなく、このような影響を及ぼさない送信装置について、以下に詳述する。
図2は、本発明の一実施の形態を示す送信装置の構成を示すブロック図である。
送信装置Txは、変調回路11、増幅回路12、アンテナ切替器13、アンテナ14、増幅回路15、検波回路16、および、制御回路17を有する。
変調回路11は、入力されたデータをOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調などのデジタル変調および出力周波数帯へアップコンバートを行うものである。出力周波数は、制御回路17から出力される送信周波数制御信号C1に基づき設定する。
増幅回路12は、変調回路11から出力された信号を所定の出力電力値まで増幅するものである。増幅回路12は、制御回路17から出力される増幅器制御信号C2に基づいた出力電力値まで増幅を行う。
アンテナ切替器13は、無線信号をアンテナ14から送信する場合(送信モード)と、アンテナ14で無線信号を受信する場合(受信モード)とで、送信側の増幅回路12と受信側の増幅回路15との接続を切り替えるものである。アンテナ切替器13は、制御回路17から出力される送受制御信号C3に基づき送受信の切り替えを行う。
増幅回路15は、アンテナ14で受信しアンテナ切替器13を介して入力される無線信号を検波可能な信号レベルまで増幅を行うものである。
検波回路16は、増幅回路15で増幅された無線信号をダウンコンバートし、帯域通過フィルタ等を用いて特定のチャンネルの周波数帯信号を検出し、検出の有無の情報を受信情報信号C4として制御回路17へ出力する。検波回路16は、制御回路17から出力される受信周波数制御信号C5に基づいて、受信する周波数を変更する。なお、この検波回路16では、チャンネルの信号の有無を検出しているが、検波回路16の代わりに復調回路を設け、チャンネルの信号処理可能な周波数までダウンコンバートし、OFDM復調等のデジタル復調を行い、復調した信号またはそれに含まれるチャンネルの情報を制御回路17へ出力するようにしてもよい。
制御回路17は、変調回路11に対し送信周波数を指示する送信周波数制御信号C1を出力し、増幅回路12に対し送信モードの場合と受信モードの場合とで増幅レベルを変更する等のために増幅レベルを指示する増幅器制御信号C2を出力し、アンテナ切替器13に対し送信または受信を切り替えるために、増幅回路12と増幅回路15との間のどちらかと接続するように指示する送受制御信号C3を出力し、検波回路16に対し受信する周波数帯を指示する受信周波数制御信号C5をそれぞれ出力するものである。また、制御回路17は、受信周波数制御信号C5により指示した周波数帯での信号の検出の有無に係る情報である受信情報信号C4を検波回路16から受信する。
また、制御回路17は、図3に示すように、乱数発生手段171、間隔決定手段172、および、送信チャンネル設定手段173の機能を備える。
制御回路17は、送信装置Txの付近の他のシステムへ影響を及ぼさない送信周波数帯のチャンネルを設定するための送信チャンネル設定処理を送信チャンネル設定手段173により行う。このとき、いくつかのタイミングで送信モードから受信モードへの切り替えを行う。送信装置Txは、ユーザの移動に伴って位置が変化したり、周囲の状況が変化する場合もあることから、適宜受信モードへ切り替える必要がある。このタイミングは、受信モードが終了してから時間x秒後に受信モードへ切り替えるというものであるが、この時間間隔xは、一定でなくランダムになるよう間隔決定手段172により、時間間隔xを決定する。間隔決定手段172は、乱数発生手段171を用いて乱数を発生させ、発生させた乱数に対応して時間間隔xを決定する。この時間間隔xをランダムにすることで、付近に送信装置Txが存在する場合、自らの送信装置Txの受信モードへ切り替えるタイミングと、他の送信装置Txの受信モードへ切り替えるタイミングとをずらすことができ、他の送信装置Txが使用する周波数帯と異なる周波数帯を使用することができる。
なお、この乱数は、ある一定回数(例えば10回)毎の時間間隔xの平均時間が常に同程度になるようにすれば、受信モードへの切り替えが頻発して送信に妨害を与えたり、受信モードへ長時間切り替えなかったことによる周囲の状況変化に対応できなかったりなどの状況を回避することができ、送信モードから受信モードへの切り替えを適切なタイミングにすることができる。
次に、図4乃至図7を参照して、送信装置Txの動作を説明する。
図4は、送信装置Txが電源を投入された後、すなわち起動時に行う送信チャンネル設定の、起動からチャンネル設定完了までの処理を説明するための図であり、図5は、起動時に行う送信チャンネル設定の処理を示すフローチャートである。
図4では、送信装置Txは、チャンネル1(CH−1)を使用して送信される他からの電波が届き、チャンネル2(CH−2)を使用して送信される他からの電波が届かないエリアに位置している場合の例を示している。
送信装置Txの電源が投入されると、電源が投入された直後は、送信装置Txからの送信出力は無く、受信モードとなるように、アンテナ切替器13に対して送受制御信号C3を出力して受信側の増幅回路15と接続するよう指示する。また、空いているチャンネルを探すために、候補のチャンネルを順に検波を試す。まずは、チャンネル1が空いているか否かの判断処理を行う(ステップS11)。制御回路17は、増幅器12に対しては、増幅率を最低(図3中では、「OFF」と表記している。)になるよう指示する増幅器制御信号C2を出力する。そして、検波回路16に対しては、受信周波数制御信号C5により、チャンネル1を受信するよう指示する。このとき、検波回路16はチャンネル1の検波処理を行っているため、制御回路17へ出力する受信情報C4は、チャンネル1の電波の有無が「不明」を示す。
検波回路16がチャンネル1の検波処理が行うと、チャンネル1の電波の有無が判断される。図4に示す他からの電波状況では、他からチャンネル1の電波が送信されているため、チャンネル1の電波が送信されていることを検出し、チャンネル1が使用されていることを示す受信情報信号C4を制御回路17へ出力する。
もし、チャンネル1の電波が他から送信されていなければ(図5のステップS11でNO)、制御回路17は、変調回路11に対しては、送信チャンネルをチャンネル1に設定することを指示する送信周波数制御信号C1を出力し、送信チャンネルをチャンネル1に設定する(図5のステップS16)。送信チャンネルの設定するための制御回路17の処理は、後述する。
図4の例では、チャンネル1の電波が他から送信されていたため、次にチャンネル2の電波が送信装置Txの付近で使用されているか否かを判断するために、チャンネル2の電波が他から送信されているか否かの判断処理を行う(ステップ12)。制御回路17は、増幅器12に対しては、増幅率を最低になるよう指示する増幅器制御信号C2を出力し続ける。そして、検波回路16に対しては、受信周波数制御信号C5により、チャンネル2を受信するよう指示する。このとき、検波回路16はチャンネル2の検波処理を行っているため、制御回路17へ出力する受信情報C4は、チャンネル1の電波の有無が「不明」を示す。
検波回路16がチャンネル2の検波処理が行うと、チャンネル2の電波の有無が判断される。図4に示す他からの電波状況では、他からチャンネル2の電波が送信されていないため、チャンネル2の電波が送信されていないことを検出し、チャンネル2が使用されていないことを示す受信情報信号C4を制御回路17へ出力する。
チャンネル2の電波が他から送信されていないため(図5のステップS12でNO)、送信チャンネルをチャンネル2に設定するため、制御回路17は、変調回路11に対しては、送信チャンネルをチャンネル2に設定することを指示する送信周波数制御信号C1を出力し送信チャンネルの設定を行う(ステップS16)。ステップS16の送信チャンネルの設定は、制御回路17が、アンテナ切替器13に対して、送信側の増幅回路12と接続するよう切り替えを指示する送受制御信号C3を出力し、増幅器12に対しては、送信電力値へ信号を増幅することを指示する増幅器制御信号C2を出力する。変調回路11に対して出力する送信周波数制御信号C1は、ステップS12において、送信チャンネルをチャンネル2にするよう指示済であるため、継続して送信周波数制御信号C1を出力し続ける。
なお、送信装置Txから無線信号を出力している間は、受信モードによる検波処理が行われていないため、検波回路16から制御回路17へ出力される受信情報信号C5は、「不明」を示す。
もし、ステップS12でYESの場合は、チャンネル3について、電波が送信されているか否かを判断し(ステップS13)、チャンネル3の電波が送信されている場合(ステップS13でYES)、チャンネル4について電波が送信されているか否かを判断する(ステップS14)。チャンネル4の電波が送信されている場合(ステップS14でYES)は、チャンネル5について電波が送信されているか否かを判断する(ステップS15)。チャンネル5についても電波が送信されている場合は、この送信装置Txが用いる候補のチャンネル全てが使用できないため、送信チャンネルを設定せずに終了する。ステップS13、S14、S15において、その判断対象のチャンネルの電波が送信されていないと判断されれば、そのチャンネルを送信チャンネルに設定する(ステップS16)。このようにして、送信装置Txの起動時に、送信チャンネルを設定する。
図6は、送信装置Txから無線信号の送信を継続中に行う送信チャンネル設定の処理を説明するための図であり、図7は、無線信号の送信を継続中に受信モードになった場合の処理を示すフローチャートである。
ここでは、図4の場合と同様に、チャンネル1(CH−1)を使用して送信される他からの電波が届き、チャンネル2(CH−2)を使用して送信される他からの電波が届かないエリアに位置している場合の例を示している。そのため、図5の処理動作により、送信装置Txの送信チャンネルは、チャンネル2に設定されている。また、受信周波数制御信号C5は、チャンネル2を示している。そして、受信情報信号C4は、送信中のため「不明」を示している。
制御回路17の送信チャンネル設定手段173により、受信モードへ移行すると、現在送信チャンネルに設定されているチャンネルの電波が、他から送信されているか否かを判断する(ステップS21)。現在送信チャンネルに設定されているチャンネルの電波が、他から送信されていないと判断した場合(ステップS21でNO)には、送信チャンネルを変更せずに、受信モードを終了する。ステップS21において、現在送信チャンネルに設定されているチャンネルの電波が、他から送信されていると判断した場合(ステップS21でYES)には、図5に示す、電源投入時と同様の処理動作を行って送信チャンネルを決定し(ステップS22)、受信モードを終了する。
次に、図8を参照して、送信継続中に、図7に示す受信モード処理へ移行するタイミングを決定する処理について説明する。
送信継続中に受信モード処理へ移行するタイミングは、制御回路17内の間隔決定手段172により決定される。まず、乱数発生手段171に乱数を発生させ(ステップS31)、発生させた乱数に対応した時間x秒後に受信モードへ移行すると決定する(ステップS32)。この時間x秒は、受信モードから送信モードへ移行したタイミングから計測する。そのため、この時間xは、受信モードから送信モードへ移行する前に決定しておく。なお、時間xは、乱数発生手段171から発生した乱数の数値を時間xとするようにしても、乱数と時間xが取り得る値とを関連付けし、乱数に関連付けされた値を時間xとするようにしてもよい。
このとき、乱数発生手段171が発生する乱数を、ある一定期間中の時間xの平均値が一定になるように制限しておくことにより、受信モードへの切り替えが頻発して送信に妨害を与えたり、受信モードへ長時間切り替えなかったことによる周囲の状況変化に対応できなかったりなどの状況を回避することができ、送信モードから受信モードへの切り替えを適切なタイミングにすることができる。
また、受信モード中は、送信が停止されている状態であるため、受信モード処理を行う時間は、ある一定以下の時間にしなくてはならない。ワンセグを受信できる装置の多くは、移動しながら受信を想定しているため、時間インタリーブ方式を併用することにより連続した誤りに対するデータの誤り訂正機能を備えている。このデータの誤り訂正機能により、受信できなかった期間のデータを補間することが可能である。誤り訂正機能は、例えば、200m/秒のフレームの場合、1m秒程度のデータ欠損であれば、補間可能である。従って、受信モード処理を行う時間の長さは、ワンセグの受信装置が備える誤り訂正機能によって補間可能な時間長となるようにする。
以上述べたように、送信装置Txは、制御回路17の指示に基づいてアンテナ切替器13を送信側と受信側とを切り替えるようにして、送信モードと受信モードを切り替えし、受信モードの間に送信チャンネルに設定するチャンネルの電波を測定している。さらに、その切り替えのタイミングを一定間隔ではなくランダムにしている。これにより、送信に用いるアンテナで、その無線信号の送信を継続しながら、付近の無線帯域またはチャンネルの使用状況を検出して、送信チャンネルを設定することができる。
なお、これらの信号C1〜C5のうち、増幅器制御信号C2は、送信時には所定の送信出力となるように制御し、受信時には、検波への影響を低減するために増幅率を下げるように制御するものであるが、送信時の出力電力が低い場合は、受信時の検波に影響が少ないため、増幅器の制御を行わずに固定の増幅率にしておくことも可能である。
また、アンテナ切替器は、サーキュレータに代え、送信側の増幅器12の出力を停止させることで、受信モードへ移行するようにしてもよい。
さらに、図5に示す送信チャンネル設定の処理手順においては、空きチャンネルの確認をチャンネルの番号順に行うように説明したが、ランダムに行ってもよい。また、図5に示すシーケンスでは、空きチャンネルが判明した段階で送信チャンネル設定を行うように説明したが、全てのチャンネルについての受信確認を行った後に、送信チャンネルを決定するようにしてもよい。
その他、送信出力の停止は、信号の1シンボル全体であっても、その一部毎であってもよい。そして、送信信号にガードインターバルが設けられている場合には、そのガードインターバルの間に送信出力を停止するようにしてもよい。
A,A0,A1,A2,A3…エリア、Tx,Tx1,Tx2,Tx3…送信装置、C1…送信周波数制御信号、C2…増幅器制御信号、C3…送受制御信号、C4…受信情報信号、C5…受信周波数制御信号、11…変調回路、12…増幅回路、13…アンテナ切替器、14…アンテナ、15…増幅回路、16…検波回路、17…制御回路、171…乱数発生手段、172…間隔決定手段、173…送信チャンネル設定手段。

Claims (3)

  1. 地上デジタル放送信号を無線で受信可能な移動端末装置へ、無線信号を送信する送信装置であって、
    前記無線信号を送信するアンテナと、
    前記アンテナから前記無線信号を送信する送信モードと、前記アンテナで電波を受信する受信モードとを切り替える送受切り替え手段と、
    前記アンテナで受信された電波のうち、指定されたチャンネルを検波する検波手段と、
    前記検波手段により検波されなかったチャンネルを送信チャンネルに設定する送信チャンネル設定手段と、
    前記送信モードと前記受信モードとの切り替えを、乱数を用いてランダムなタイミングで行うよう間隔を決定する間隔決定手段と
    を有することを特徴とする送信装置。
  2. 前記受信モードの処理を行う時間長は、前記移動端末装置で用いられる誤り訂正機能により訂正が可能なデータ欠損が生じる時間長未満であることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記間隔決定手段が行う前記間隔の決定は、受信モードの処理を行う時間内に行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の送信装置。
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