JP2006262413A - 無線中継装置及びその送信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線中継区間の距離を延ばし、中継装置の設置箇所の自由度を高める。
【解決手段】自動利得制御回路15は、入力端子14に入力された主信号の電力を一定レベルに保つように制御して電力合成器22へ出力する。可変利得増幅器19は、パイロット信号発生器18からのパイロット信号を増幅して電力合成器22へ出力する。電力合成器22は、自動利得制御回路15により電力が制御された後の主信号に可変利得増幅器19からのパイロット信号を重畳した中継用信号をミキサ26へ出力する。パイロット電力制御部17は、入力端子14に入力された主信号の検出電力または推定電力に応じて、可変利得増幅器19の利得を変更することで、主信号に注入するパイロット信号の電力を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば移動通信用基地局と移動通信端末の間等で信号の中継を行う無線中継装置及びその送信装置に関する。なお、本願中の説明では、本発明をCDMA(Code Division Multiple Access)方式に適用する場合を念頭において説明するが、本発明をCDMA方式以外に適用しても構わない。
図4に一般的なCDMA方式のセル半径を説明する図を示す。例えばワイドバンドCDMA方式においては、基地局100から各ユーザの携帯端末102へ向けて共通パイロットチャネル(CPICH)というコードドメイン電力が一定の情報を送信することで、各携帯端末102に共通の情報を与えている。基地局100が送信するRF信号のトータル電力(全体電力)は、図5に示すように、各携帯端末102へ送信するユーザ情報チャネル(DPDCH)等を含めたすべてのコードドメイン電力の合計で決定されるため、基地局100から過剰な電力を送信することなく回線容量を増大させることができる。基地局100がカバーするセル半径rは共通パイロットチャネルが届く範囲104で規定されるが、共通パイロットチャネルのコードドメイン電力は一定であるため、セル半径rはほぼ一定である。セル半径rは、人口過密地域では小さく、過疎地域では大きく設定することで、回線容量と設備設置コストの最適化を図っている。ただし、例えば途中に山やビル等が存在する場合には、セル半径rより小さいエリアでも基地局100がカバーすることが困難なエリアが存在する。その場合は、基地局100から無線中継装置を介して各携帯端末102へ向けてRF信号を送信することが行われる。
図6に周波数変換型の無線中継装置を用いた場合のセル半径を説明する図を示す。基地局100からの信号は、中継装置106により無線送信され、無線中継区間110を経て中継装置108により受信される。中継装置108は、受信したRF信号を各携帯端末102へ向けて送信する。中継装置106,108による無線中継後のセル半径rは、無線中継後における共通パイロットチャネルのコードドメイン電力により決定される。ただし、無線中継区間110にて発生したフェージングや降雨等によるRF信号の減衰に対して、中継装置108がRF信号のトータル電力を一定となるように制御してしまうと、図7に示すように、ユーザ情報チャネル(DPDCH)数の変動等により共通パイロットチャネルのコードドメイン電力が変化してしまうことになる。すなわち、セル半径rが変化してしまうことになる。セル半径rの変化は無線中継を行わない場合には発生しなかった問題点であり、回線容量の減少を招いたり、セルの端の方にいるユーザが通話しているときにセル内のユーザ数(携帯端末数)が増えると、通話が途絶えてしまう可能性もある。そこで、従来の無線中継装置では、中継装置108は、無線中継区間110にて発生したフェージングや降雨等によるRF信号の減衰に対して、中継装置106により注入されたパイロット信号の電力が一定となるように制御している。
図8に関連技術に係る無線中継装置の概略構成を示す。図8において、送信装置10は中継装置106内に設けられており、受信装置12は中継装置108内に設けられている。
送信装置10の入力端子14には、共通パイロットチャネル及びユーザ情報チャネル等を有する信号(以下主信号とする)が基地局100から入力される。ここで、主信号におけるユーザ情報チャネル数は変動するため、図9(A)に示すように、入力端子14に入力される主信号の電力も変動する。増幅器16は、入力端子14に入力された主信号を所定の固定利得で増幅して電力合成器22へ出力する。
パイロット信号発生器18は、パイロット信号(CW−Pilot)を増幅器20へ出力する。増幅器20は、パイロット信号発生器18からのパイロット信号を所定の固定利得で増幅して電力合成器22へ出力する。電力合成器22は、増幅器16からの主信号に増幅器20からのパイロット信号を重畳した中継用信号をミキサ26へ出力する。ここで、主信号に注入されるパイロット信号の電力は、主信号の電力に比べて十分小さい一定レベルに設定されており、図9(B)に示すように、主信号の電力の変動に対して主信号とパイロット信号の電力比も変動する。
局部発振信号発生器24は、局部発振信号をミキサ26へ出力する。ミキサ26は、局部発振信号発生器24からの局部発振信号を用いて、電力合成器22からの中継用信号を周波数変換する。ミキサ26により周波数変換された後の中継用信号は、アンテナ(図示せず)から送信され、無線中継区間110を経て受信装置12のアンテナ(図示せず)により受信される。ここで、無線中継区間110においては、図9(C)に示すように、フェージングや降雨等による中継用信号のトータル電力の減衰が発生し、さらに、中継用信号の減衰レベルが変動する。ただし、無線中継区間110における減衰レベルの変動に対しては、主信号とパイロット信号の電力比はほぼ一定に保たれる。
局部発振信号発生器28は、局部発振信号をミキサ30へ出力する。ここで、局部発振信号発生器24と局部発振信号発生器28とで、出力する局部発振信号の周波数が等しく設定されている。ミキサ30は、局部発振信号発生器28からの局部発振信号を用いて、受信した中継用信号を周波数変換することで、中継用信号の周波数帯域を送信装置10のミキサ26による周波数変換前の帯域に戻す。
可変利得増幅器32は、ミキサ26からの中継用信号を増幅して電力分配器34へ出力する。電力分配器34は、可変利得増幅器32からの中継用信号を増幅器36へ供給するとともに、可変利得増幅器32からの中継用信号の一部をパイロット信号抽出部38へ供給する。増幅器36は、電力分配器34からの中継用信号を所定の固定利得で増幅して出力端子40へ出力する。
パイロット信号抽出部38は、電力分配器34からの中継用信号からパイロット信号を抽出してパイロット信号の電力を検出する。そして、パイロット信号抽出部38は、図9(D)に示すように、検出したパイロット信号の電力を一定レベルに保つよう可変利得増幅器32の利得を制御する。ここでの一定レベルは、送信装置10の電力合成器22にて主信号に注入されるパイロット信号の電力に基づき設定される。この利得制御によって、図9(E)に示すように、出力端子40から出力される中継用信号(主信号)の電力を、送信装置10の入力端子14に入力された主信号の電力に一致させるように制御する。出力端子40から出力された中継用信号は、各携帯端末102へ向けて送信される。
以上説明したように、図8に示す無線中継装置においては、送信装置10は、電力復元用の情報としてパイロット信号を主信号に注入した中継用信号を送信し、受信装置12は、受信した中継用信号から検出したパイロット信号の電力を一定レベルに保つように制御することで、送信装置10の入力端子14に入力された主信号の電力を復元している。これによって、各携帯端末102へ向けて送信される共通パイロットチャネルのコードドメイン電力、すなわちセル半径rをほぼ一定に保っている。
図8に示す無線中継装置においては、送信装置10が送信する中継用信号の電力は入力端子14に入力された主信号の電力の変動とともに変動するため、送信装置10は中継用信号を常に最大電力で送信することができない。そのため、中継用信号の送信電力が低下した場合を考慮して、無線中継区間110の距離を設定する必要がある。したがって、無線中継区間110の距離を長く設定することが困難であり、中継装置106,108の設置箇所に制約が生じることになる。
本発明は、無線中継区間の距離を延ばすことができ、中継装置の設置箇所の自由度を高めることができる無線中継装置及びその送信装置を提供することを目的とする。
本発明に係る無線中継装置及びその送信装置は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明に係る無線中継装置は、電力が変動する主信号が入力され、主信号に電力復元用情報を重畳した中継用信号を送信する送信装置と、送信装置から送信された中継用信号を受信し、中継用信号から検出した電力復元用情報に基づいて、出力する主信号の電力を送信装置に入力された主信号の電力に一致させるように制御する受信装置と、を備え、送信装置に入力された主信号の電力を受信装置にて復元する無線中継装置であって、送信装置は、主信号の電力を一定レベルに保つように制御する利得制御部と、利得制御部により電力が制御された後の主信号に電力復元用情報を重畳する重畳部と、送信装置に入力された主信号の検出電力または推定電力に応じて、主信号に重畳する電力復元用情報を変更する電力復元用情報制御部と、を有することを要旨とする。
本発明の一態様では、重畳部は、利得制御部により電力が制御された後の主信号にパイロット信号を前記電力復元用情報として重畳し、電力復元用情報制御部は、送信装置に入力された主信号の検出電力または推定電力に応じて、主信号に重畳するパイロット信号の電力を変更することが好適である。
また、本発明に係る無線中継装置は、電力が変動する主信号が入力され、主信号に電力復元用情報を重畳した中継用信号を送信する送信装置と、送信装置から送信された中継用信号を受信し、中継用信号から検出した電力復元用情報に基づいて、出力する主信号の電力を送信装置に入力された主信号の電力に一致させるように制御する受信装置と、を備え、送信装置に入力された主信号の電力を受信装置にて復元する無線中継装置であって、送信装置は、主信号に電力復元用情報が重畳された中継用信号の全体電力を一定レベルに保つように制御する利得制御部を有し、利得制御部により全体電力が制御された後の中継用信号を送信することを要旨とする。
また、本発明に係る無線中継装置の送信装置は、電力が変動する主信号が入力され、主信号に電力復元用情報を重畳した中継用信号を送信する無線中継装置の送信装置であって、送信装置から送信された中継用信号を受信し、中継用信号から検出した電力復元用情報に基づいて、出力する主信号の電力を送信装置に入力された主信号の電力に一致させるように制御することで、送信装置に入力された主信号の電力を復元する受信装置を備えた無線中継装置にて用いられる送信装置において、主信号の電力を一定レベルに保つように制御する利得制御部と、利得制御部により電力が制御された後の主信号に電力復元用情報を重畳する重畳部と、送信装置に入力された主信号の検出電力または推定電力に応じて、主信号に重畳する電力復元用情報を変更する電力復元用情報制御部と、を有することを要旨とする。
また、本発明に係る無線中継装置の送信装置は、電力が変動する主信号が入力され、主信号に電力復元用情報を重畳した中継用信号を送信する無線中継装置の送信装置であって、送信装置から送信された中継用信号を受信し、中継用信号から検出した電力復元用情報に基づいて、出力する主信号の電力を送信装置に入力された主信号の電力に一致させるように制御することで、送信装置に入力された主信号の電力を復元する受信装置を備えた無線中継装置にて用いられる送信装置において、主信号に電力復元用情報が重畳された中継用信号の全体電力を一定レベルに保つように制御する利得制御部を有し、利得制御部により全体電力が制御された後の中継用信号を送信することを要旨とする。
本発明によれば、送信装置に入力される主信号の電力が変動しても、送信装置が送信する中継用信号の電力を略一定にすることができ、中継用信号の送信電力を常に略最大にすることができる。その結果、無線中継区間の距離を延ばすことができ、中継装置の設置箇所の自由度を高めることができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下実施形態という)を図面に従って説明する。ただし、図4〜9に示した関連技術と同様の構成または対応する構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る無線中継装置の概略構成を示す図である。本実施形態に係る無線中継装置においては、以下に説明する自動利得制御回路(AGC回路)15、パイロット電力制御部17、及び可変利得増幅器19が送信装置10内に設けられており、以下に説明する自動利得制御回路(AGC回路)31及び可変利得増幅器35が受信装置12内に設けられている。なお、本実施形態に係る無線中継装置も、図8に示した無線中継装置と同様に、周波数変換型の無線中継装置であり、CDMA方式において各携帯端末102へ向けて送信される共通パイロットチャネルのコードドメイン電力、すなわちセル半径rを一定に保つ目的で用いることができる。
まず送信装置10側の構成について説明する。自動利得制御回路15は、入力端子14に入力された主信号の電力を一定レベルに保つように制御して電力合成器22へ出力する。可変利得増幅器19は、パイロット信号発生器18からのパイロット信号(CW−Pilot)を増幅して電力合成器22へ出力する。電力合成器22は、自動利得制御回路15により電力が制御された後の主信号に可変利得増幅器19からのパイロット信号を重畳した中継用信号をミキサ26へ出力する。
パイロット電力制御部17は、可変利得増幅器19の利得を例えばディジタル信号処理により制御することで、電力合成器22にて主信号に注入されるパイロット信号の電力を制御する。ここでのパイロット電力制御部17は、送信装置10の入力端子14に入力された主信号の検出電力または推定電力に応じて、可変利得増幅器19の利得を変更することで、主信号に注入するパイロット信号の電力を変更する。例えば自動利得制御回路15がその入力における主信号の検出電力に基づいて利得制御信号を生成することで主信号の電力を制御する場合には、パイロット電力制御部17は、自動利得制御回路15の入力における主信号の検出電力に応じて可変利得増幅器19の利得を変更する。また、自動利得制御回路15がその出力における主信号の検出電力に基づいて利得制御信号を生成することで主信号の電力を制御する場合には、パイロット電力制御部17は、この利得制御信号から入力端子14に入力された主信号の電力を推定し、この推定電力に応じて可変利得増幅器19の利得を変更する。
本実施形態では、入力端子14に入力される主信号の電力が図2(A)に示すように変動しても、自動利得制御回路15の利得制御によって、自動利得制御回路15から出力される主信号の電力が一定レベルに保たれる。したがって、図2(B)に示すように、送信装置10が送信する中継用信号の電力を略一定レベルに保つことができる。そして、パイロット電力制御部17による可変利得増幅器19の利得制御によって、図2(B)に示すように、入力端子14に入力される主信号の電力の変動に対して、電力合成器22からの中継用信号における主信号とパイロット信号の電力比も変動する。
次に、受信装置12側の構成について説明する。自動利得制御回路31は、ミキサ26からの中継用信号のトータル電力(全体電力)を一定レベルに保つように制御して電力分配器34へ出力する。可変利得増幅器35は、電力分配器34からの中継用信号、すなわち自動利得制御回路31によりトータル電力が制御された後の中継用信号を増幅して出力端子40へ出力する。
パイロット信号抽出部38は、電力分配器34からの中継用信号、すなわち自動利得制御回路31によりトータル電力が制御された後の中継用信号からパイロット信号を抽出してパイロット信号の電力を検出する。そして、パイロット信号抽出部38は、検出したパイロット信号の電力に基づいて、出力端子40から出力する中継用信号(主信号が主として含まれる)の電力を送信装置10の入力端子14に入力された主信号の電力に一致させるように、可変利得増幅器35の利得を例えばディジタル信号処理により制御する。
本実施形態では、図2(C)に示すように、無線中継区間110にてフェージングや降雨等による中継用信号のトータル電力の減衰が発生し、さらに、中継用信号の減衰レベルが変動する。ただし、無線中継区間110における減衰レベルの変動に対しては、主信号とパイロット信号の電力比はほぼ一定に保たれる。そして、自動利得制御回路31の利得制御によって、自動利得制御回路31から出力される中継用信号のトータル電力は、図2(D)に示すように、無線中継区間110における中継用信号の減衰レベルが変動しても一定レベルに保たれる。ここでの自動利得制御回路31による中継用信号の電力制御については、全体電力を制御するだけでよいので、電力制御の応答性を高めることができる。そのため、無線中継区間110における減衰レベルが高速に変動しても、中継用信号に歪みが発生することなく可変利得増幅器35にほぼ一定電力の中継用信号を供給することができる。
そして、自動利得制御回路31によりトータル電力が一定レベルに制御された後の中継用信号からパイロット信号の電力を検出することで、主信号とパイロット信号の電力比を検出することができ、入力端子14に入力された主信号の電力を検出することができる。そこで、出力端子40から出力される中継用信号の電力(主信号の電力にほぼ等しい)が入力端子14に入力された主信号の電力に一致するよう可変利得増幅器35の利得を制御することで、図2(E)に示すように、送信装置10の入力端子14に入力された主信号の電力を受信装置12の出力端子40にて歪みが発生することなく復元することができる。これによって、CDMA方式において各携帯端末102へ向けて送信される共通パイロットチャネルのコードドメイン電力、すなわちセル半径rをほぼ一定に保つことができる。
以上説明したように、本実施形態においては、送信装置10の入力端子14に入力される主信号の電力が変動しても、送信装置10が送信する中継用信号の電力を略一定にすることができ、中継用信号の送信電力を常に略最大にすることができる。したがって、無線中継区間110の距離を延ばすことができ、中継装置の設置箇所の自由度を高めることができる。
また、本実施形態においては、受信した中継用信号のトータル電力を一定レベルに保つように制御してから、出力端子40から出力する中継用信号(主信号)の電力を入力端子14に入力された主信号の電力に一致させるように制御することで、無線中継区間110における減衰レベルが高速に変動したときでも、受信した中継用信号に歪みが発生するのを抑止することができる。したがって、送信装置10の入力端子14に入力された主信号の電力を受信装置12にて安定して復元することができる。
次に、本実施形態の他の構成例について説明する。
図3に示す構成例においては、受信装置12の構成は図1に示す構成例と同様である。そして、送信装置10の構成については、図8に示す構成例と比較して、自動利得制御回路(AGC回路)23が電力合成器22とミキサ26との間に設けられている。自動利得制御回路23は、電力合成器22から出力された中継用信号、すなわち主信号にパイロット信号が重畳された中継用信号のトータル電力(全体電力)を一定レベルに保つように制御してミキサ26へ出力する。そして、送信装置10は、自動利得制御回路23によりトータル電力が一定レベルに制御された後の中継用信号を送信する。
以上の図3に示す構成例においても、図1に示す構成例と同様に、送信装置10の入力端子14に入力される主信号の電力が変動しても、送信装置10が送信する中継用信号の電力を略一定にすることができ、中継用信号の送信電力を常に略最大にすることができる。したがって、無線中継区間110の距離を延ばすことができ、中継装置の設置箇所の自由度を高めることができる。
以上の説明においては、送信装置10は、電力復元用の情報としてパイロット信号を主信号に注入した中継用信号を送信し、受信装置12は、受信した中継用信号から検出したパイロット信号の電力に基づいて、出力端子40から出力する中継用信号の電力を制御する場合について説明した。ただし、本実施形態においては、送信装置10は、電力復元用の情報としてディジタルデータを主信号に重畳した中継用信号を送信することもできる。その場合は、パイロット電力制御部17の代わりに、送信装置10の入力端子14に入力された主信号の検出電力または推定電力に応じて、主信号に重畳するディジタルデータを変更するデータ制御部を設ける(図1の構成例の場合)。そして、受信装置12は、受信した中継用信号を復調することでディジタルデータを検出し、この検出したディジタルデータに基づいて、出力端子40から出力する中継用信号の電力を制御する。また、本実施形態で用いられるパイロット信号については、主信号の電力の復元だけでなく、送信装置10と受信装置12の周波数同期にも併用することができる。
また、以上の説明においては、受信装置12が受信した中継用信号のトータル電力を自動利得制御回路31の利得制御により一定レベルに保つ場合について説明した。ただし、本実施形態においては、受信装置12が受信した中継用信号のトータル電力を一定レベルに制御しなくても構わない。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の実施形態に係る無線中継装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る無線中継装置の動作を説明する図である。 本発明の実施形態に係る無線中継装置の他の概略構成を示す図である。 CDMA方式のセル半径を説明する図である。 CDMA方式において基地局が送信するRF信号を説明する図である。 CDMA方式において周波数変換型の無線中継装置を用いた場合のセル半径を説明する図である。 無線中継装置がRF信号のトータル電力を一定にするように制御した場合の基地局が送信するRF信号を説明する図である。 関連技術に係る無線中継装置の概略構成を示す図である。 関連技術に係る無線中継装置の動作を説明する図である。
符号の説明
10 送信装置、12 受信装置、14 入力端子、15,23,31 自動利得制御回路、17 パイロット電力制御部、18 パイロット信号発生器、19,35 可変利得増幅器、22 電力合成器、24,28 局部発振信号発生器、26,30 ミキサ、34 電力分配器、38 パイロット信号抽出部、40 出力端子、100 基地局、102 携帯端末、106,108 中継装置、110 無線中継区間。

Claims (5)

  1. 電力が変動する主信号が入力され、主信号に電力復元用情報を重畳した中継用信号を送信する送信装置と、
    送信装置から送信された中継用信号を受信し、中継用信号から検出した電力復元用情報に基づいて、出力する主信号の電力を送信装置に入力された主信号の電力に一致させるように制御する受信装置と、
    を備え、送信装置に入力された主信号の電力を受信装置にて復元する無線中継装置であって、
    送信装置は、
    主信号の電力を一定レベルに保つように制御する利得制御部と、
    利得制御部により電力が制御された後の主信号に電力復元用情報を重畳する重畳部と、
    送信装置に入力された主信号の検出電力または推定電力に応じて、主信号に重畳する電力復元用情報を変更する電力復元用情報制御部と、
    を有することを特徴とする無線中継装置。
  2. 請求項1に記載の無線中継装置であって、
    重畳部は、利得制御部により電力が制御された後の主信号にパイロット信号を前記電力復元用情報として重畳し、
    電力復元用情報制御部は、送信装置に入力された主信号の検出電力または推定電力に応じて、主信号に重畳するパイロット信号の電力を変更することを特徴とする無線中継装置。
  3. 電力が変動する主信号が入力され、主信号に電力復元用情報を重畳した中継用信号を送信する送信装置と、
    送信装置から送信された中継用信号を受信し、中継用信号から検出した電力復元用情報に基づいて、出力する主信号の電力を送信装置に入力された主信号の電力に一致させるように制御する受信装置と、
    を備え、送信装置に入力された主信号の電力を受信装置にて復元する無線中継装置であって、
    送信装置は、主信号に電力復元用情報が重畳された中継用信号の全体電力を一定レベルに保つように制御する利得制御部を有し、利得制御部により全体電力が制御された後の中継用信号を送信することを特徴とする無線中継装置。
  4. 電力が変動する主信号が入力され、主信号に電力復元用情報を重畳した中継用信号を送信する無線中継装置の送信装置であって、
    送信装置から送信された中継用信号を受信し、中継用信号から検出した電力復元用情報に基づいて、出力する主信号の電力を送信装置に入力された主信号の電力に一致させるように制御することで、送信装置に入力された主信号の電力を復元する受信装置を備えた無線中継装置にて用いられる送信装置において、
    主信号の電力を一定レベルに保つように制御する利得制御部と、
    利得制御部により電力が制御された後の主信号に電力復元用情報を重畳する重畳部と、
    送信装置に入力された主信号の検出電力または推定電力に応じて、主信号に重畳する電力復元用情報を変更する電力復元用情報制御部と、
    を有することを特徴とする無線中継装置の送信装置。
  5. 電力が変動する主信号が入力され、主信号に電力復元用情報を重畳した中継用信号を送信する無線中継装置の送信装置であって、
    送信装置から送信された中継用信号を受信し、中継用信号から検出した電力復元用情報に基づいて、出力する主信号の電力を送信装置に入力された主信号の電力に一致させるように制御することで、送信装置に入力された主信号の電力を復元する受信装置を備えた無線中継装置にて用いられる送信装置において、
    主信号に電力復元用情報が重畳された中継用信号の全体電力を一定レベルに保つように制御する利得制御部を有し、利得制御部により全体電力が制御された後の中継用信号を送信することを特徴とする無線中継装置の送信装置。
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