JP2011171633A - 表面実装用電気部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面実装用電気部品において、外部接続端子のコプラナリティ精度を高め、実装基板への半田付けを容易にする。
【解決手段】基板4に印刷されたパターン部42,43,44の一方の端部に端子摺動部42a,43a,44aを設けるとともに、外部接続端子5は略コの字状に折り曲げ、その先端部に摺動接触部5b,5cを形成する。そして、外部接続端子5は、その摺動接触部5b,5cが基板4の端子摺動部42a,43a,44aを挟持するように取り付ける。
これによって、各外部接続端子5の半田付け部5aの位置を実装先基板7の表面に対して直交する方向へ調整することができるので、各半田付け部5aのコプラナリティ精度を高めることができ、容易にリフロー半田で実装先基板7の表面に実装できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、各種電子機器に使用される基板表面実装用の電気部品に関する。
例えば、スライド操作型可変抵抗器として、特開平10−97901号の第1の実施の形態に記載されるような、部品本体から外部接続端子が突出した、所謂ラジアル部品が知られている。かかるスライド操作型可変抵抗器では、金属板を折り曲げて形成される枠部材で基板を保持して構成される。基板には抵抗体と、抵抗体を電気的に接続するための通電パターンとともに、外部接続端子が通電パターンにハトメかしめによって接続されている。
特開平10−97901号公報
ところで、上記記載のラジアル部品は実装先基板の電気接続用孔に外部接続端子を差し込み、ディップ半田もしくはフロー半田にて実装先基板に半田付けされて実装されるが、製品の小型化に伴い、実装面積を少なくするために抵抗、コンデンサ、IC等の電子部品は形状が小型化するとともに所謂表面実装タイプが主流となっている。
表面実装タイプの電子部品はリフロー半田にて基板に実装されるが、ラジアル部品はリフロー半田では実装できない。したがって、同一基板内に表面実装タイプの部品とラジアル部品が混在すると、ラジアル部品のみを別工程で実装する必要が生じ、実装工数が増加する。このため上記のようなスライド操作型可変抵抗器でも表面実装タイプへの要望が高まっている。
しかしながら、表面実装タイプの部品はラジアル部品に比べて、リフロー半田の半田付け条件等から、実装先基板面に対する各端子の平坦度(コプラナリティ)が高い精度で要求される。
そのため、外部接続端子を基板にかしめ固定した状態で、単に端子の先端を表面実装可能な形状に折り曲げただけでは、基板の組み付け誤差等でリフロー半田に必要な精度のコプラナリティを満足することが出来ない、という問題がある。
また、基板を枠部材に組み付けた後に、外部接続端子の先端を表面実装可能な形状に折り曲げることも考えられるが、折り曲げ時に発生するバックラッシュによって外部接続端子の半田付け部分はばらつき、結局コプラナリティを満足することが出来ないという問題がある。
本願発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、容易に半田付け可能な表面実装用の電気部品を提供するところにある。
上記目的を達成するために、請求項1の表面実装用電気部品では、抵抗体又は導電体からなるパターン部を備えた基板と、一方の端部が前記基板のパターン部に接続され、他端部が実装先基板の表面に半田付けされる半田付け部からなる複数の外部接続端子を有する表面実装用電気部品において、前記半田付け部の位置が、前記実装先基板の表面に対して交差する方向に調整可能に構成されていることを特徴とする。
請求項2の表面実装用電気部品では、前記各外部接続端子は前記基板の各パターン部をそれぞれ弾性的に挟持する様に形成されており、前記各外部接続端子を摺動させることにより前記半田付け部の位置が調整可能であることを特徴とする。
請求項3の表面実装用電気部品では、前記各外部接続端子にはガイド部が形成されており、前記ガイド部が前記基板の一部と係合し、前記各外部接続端子は前記実装先基板の表面に対して直交する方向へ案内されることを特徴とする。
請求項4の表面実装用電気部品では、前記基板には、前記各外部接続端子に対応して、前記実装先基板の表面に対して交差する方向にそれぞれ延びた長孔形状の端子固着部が形成されており、前記外部接続端子を長孔形状の範囲で移動可能とすることにより前記各外部接続端子の半田付け部の位置を調整可能としたことを特徴とする。
請求項5の表面実装用電気部品では、前記基板を保持するための枠部材が設けられており、前記枠部材には前記基板の両側方に前記実装先基板と当接する当接部が形成されており、前記両当接部の当接面を結んだ線上に前記各半田付け部の位置が調整されることを特徴とする。
請求項6の表面実装用電気部品では、前記枠部材には係止部が形成されており、前記係止部が前記実装先基板の係止孔に嵌合することで、抜け止めされることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、本発明の表面実装用電気部品では、外部接続端子の半田付け部の位置が、実装先基板の表面に対して交差する方向に調整可能に構成されているため、基板の組み付け誤差等があった場合でも外部接続端子のコプラナリティ精度を高めることができ、リフロー半田にて容易に表面実装することができる。
請求項2の発明によれば、外部接続端子が摺動自在に組み込まれているため、組み立て完了後に外部接続端子の半田付け部を所定の位置に調整することにより、外部接続端子の半田付け部のコプラナリティ精度を高めることができ、リフロー半田にて容易に表面実装することができる。
請求項3の発明によれば、外部接続端子にガイド部を設けたことで外部接続端子を実装先基板の表面に対して確実に直交する方向へ案内することができ、組み立て完了後に外部接続端子の半田付け部を所定の位置に調整して外部接続端子の半田付け部のコプラナリティ精度を高めリフロー半田にて容易に表面実装することができる。
請求項4の発明によれば、本発明の表面実装用電気部品では、基板には各外部接続端子に対応して、前記実装先基板の表面に対して交差する方向にそれぞれ延びた長孔形状の端子固着部が形成されており、外部接続端子を長孔形状の範囲で移動可能であるため、組み立て完了後に外部接続端子の半田付け部を所定の位置に調整して固定することにより、外部接続端子のコプラナリティ精度を高めることができリフロー半田にて容易に表面実装することができる。特に、外部接続端子が基板に固着できるため基板と外部接続端子との間が振動等で接触不良となることを防止できる。
請求項5の発明によれば、枠部材には実装先基板と当接する当接部が形成されておりその当接面上に半田付け部の位置が調整される。従って、組み立て時に外部接続端子の半田付け部の位置を当接面より僅かに実装先基板側へ突出させておけば、実装時に枠部材の当接部を実装先基板の表面に当接させることにより、各外部接続端子の半田付け部を正確に実装先基板の表面上に調整でき、外部接続端子の半田付け部のコプラナリティ精度を高めてリフロー半田にて容易に表面実装することができる。
請求項6の発明によれば、枠部材には実装先基板に係止される係止部が形成されているため、表面実装用電気部品を実装先基板の所定の位置に確実に位置決めでき、かつ表面実装用電気部品が実装先基板から振動等で脱落してしまうこと等も防止できる。
本発明の実施の形態1に係るスライド操作型可変抵抗器の外観斜視図 上記実施の形態1におけるスライド操作型可変抵抗器の構成を示す分解斜視図 上記実施の形態1における外部接続端子を示す斜視図 上記実施の形態1における外部接続端子取り付け状態を示す斜視図 スライド操作型可変抵抗器の構造を示す図1のA−A断面図 上記実施の形態1における実装状態を示す斜視図 本発明の実施の形態2に係るスライド操作型可変抵抗器の外観斜視図 上記実施の形態2における基板を示す斜視図 上記実施の形態2における外部接続端子を示す斜視図 実施の形態の変形例(1)の外部接続端子を示す斜視図 実施の形態の変形例(1)における実装状態を示す縦断面図 実施の形態の変形例(2)の斜視図 実施の形態の変形例(2)における実装状態を示す斜視図
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態に係る電気部品はスライド操作型可変抵抗器であるが、発明の用途はこれに限定されるものではなく、表面実装タイプの回転操作型可変抵抗器、スイッチ等の種々の電気部品に適用することが可能である。
<実施の形態1>
以下、本願発明のスライド操作型可変抵抗器の実施の形態1を図1から図6を参考にして説明する。
まず、スライド操作型可変抵抗器1の実装方法を図6を参考に説明する。図6に示す様に、表面実装タイプのスライド操作型可変抵抗器1は実装先基板7の上面にリフロー半田にて半田付けされる。
スライド操作型可変抵抗器1をリフロー半田で半田付けする時、枠部材2の当接部2j,2kが実装先基板7の上面に当接する様に実装先基板7に取り付けられ、かつ各外部接続端子5の半田付け部5aは実装先基板7上の半田付けランド71上に載置された状態で、リフロー炉にて加熱され半田付けがなされる。
この時、スライド操作型可変抵抗器の当接部2j,2kと半田付け部5aのコプラナリティ精度が悪いと、半田付け部5aと半田付けランド71間に隙間が生じ、半田付けが不安定になる。
次に、実施の形態1によるスライド操作型可変抵抗器1の部材構成を、図1を参考に説明する。
スライド操作型可変抵抗器1は、枠部材2と、前記枠部材2に組み込まれる基板4と、基板4上をスライド移動し使用者又は外部装置等によって操作されるスライド部材3を備えて構成される。
また、基板4には実装先基板7と電気的接続を行う外部接続端子5が摺動可能に配設されている。
続いて、図2から図3を参考に、スライド操作型可変抵抗器1を構成する各部材の構造を説明する。
図2に示すように、枠部材2は下面が開放された略箱状に金属部材を折り曲げ形成されており、上面部中央には長方形状の開口部2aを有する。また、両長辺側である左右両側壁2h,2iの下縁部のほぼ中央には基板4の位置決め用凹部2b,2cが形成されており、後述する基板4の位置決め用凸部4d,4eが嵌り込むことで基板4が位置決めされる様になっている。さらに、前記位置決め用凹部2b,2cを挟む両側には、左右各一対のツメ部2d,2e,2f,2gが突出して形成されており、折り曲げることで基板4が位置決めされた状態で枠部材2に保持される。
枠部材2の左右両側壁2h,2iの一端側(図2中で右斜め下方)はそれぞれ延出して形成され、その先端は実装先基板7の表面である実装面に当接する当接部2j,2kとなっている。
基板4は長方形状に形成されており、その表面に長手方向に沿って3本のバターンが平行に印刷されている。
中央のパターンは抵抗体パターン部41の一方側に導電体パターン部43を連ねてなり、左右両側(図2中、左斜め下及び右斜め上)のパターンは導電体パターン部42、44によって形成されている。抵抗体パターン部41は他方側(図2中で左上方端)において導電体パターン部42と電気的に接続されている。
各導電体パターン部42,43,44の一端側(図2中で右斜め下方端)はそれぞれ後述する外部接続端子5が摺動する端子摺動部42a,43a,44aとなっている。
また、前記各端子摺動部42a,43a,44aに対応して、基板4の一方の短辺部(図2中で右斜め下方の辺部)にはガイド受け部4a,4b,4cがそれぞれ突出形成されており、後述する外部接続端子5のガイド部5d,5eが係合し、外部接続端子5を基板4の長手方向に沿って移動可能にしている。
さらに、基板4の両長辺部(図2中で左斜め下方及び右斜め上方の辺部)には、前記枠部材2の位置決め用凹部2b,2cに対応して位置決め用凸部4d,4eがそれぞれ形成され、位置決め用凹部2b,2cに各位置決め用凸部4d,4eが嵌り込むことで基板4が位置決めされ、かつ枠部材2のツメ部2d,2e,2f,2gを折り曲げることで基板4が保持される。
外部接続端子5は、図3に詳細を示すように、リン青銅等の弾性のある良導電性の金属板を、略コの字形状に折り曲げて形成されており、その先端部は前記基板4の端子摺動部42a,43a,44aを上下両側から挟持しつつ摺動可能な摺動接触部5b,5cとなっている。また、両側縁部(図3中で左斜め下方及び右斜め上方側)の一部は内側上方へ折り曲げられてガイド部5d,5eを形成している。
略コの字状に折り曲げられた基部の中間部は平坦に形成されて、図6に示す実装先基板7の半田付けランド71の表面に接触し半田付けされる半田付け部5aとなっている。
スライド部材3は摺動子受け部3aと操作部3bによって構成され、摺動子受け部3aには、後述する摺動子6が取り付けられている。
操作部3bは前記スライド部材3の上面に円柱形状に形成され、スライド部材3を枠部材2内へ組み込んだ状態で、上記枠部材2の開口部2aから突出し、使用者等により操作可能になっている。
また、スライド部材3の上面の突起部3c,3dは枠部材2の天井面に接触し、左右両側面壁の突起部3e,3fは枠部材2の内壁面に接触し、スライド部材3をスライド移動可能に案内する。
摺動子6は、リン青銅等の弾性のある良電導性の金属材を略V字に折り曲げて形成されており、上部側は前記スライド部材3の摺動子受け部3aへ取り付け可能に形成されるとともに、下部側は二股に分かれて一対のブラシ部6a,6bを形成している。
次に、スライド操作型可変抵抗器1の動作を図4および5を参考に説明する。
図5に示すように、スライド操作型可変抵抗器1は、組み立てられた状態では、枠部材2と基板4で構成される空間内に、摺動子6が取り付けられたスライド部材3が組み込まれている。
摺動子6は基板4の抵抗体パターン部41と導電体パターン部44との間に配置され、ブラシ部6aが抵抗体パターン部41と接触し、ブラシ部6bが導電体パターン部44と接触する。これによって、抵抗体パターン部41と導電体パターン部44が導通し、端子摺動部42aと端子摺動部43aがそれぞれ端子摺動部44aと抵抗体を介して電気的に接続される。
そして、スライド部材3が移動させられると摺動子6も移動し、ブラシ部6a,6bが抵抗体パターン部41と導電体パターン部44上を摺動することにより、端子摺動部42aと端子摺動部44aとの間及び端子摺動部43aと端子摺動部44aとの間の抵抗値が変化する。各端子摺動部42a,43a,44aには、図4に示すようにそれぞれ外部接続端子5が挟み付けられているため、端子摺動部42aに挟み付けられた外部接続端子5(図4中、左側)と端子摺動部44aに挟み付けられた外部接続端子5(図4中、右側)との間及び端子摺動部43aに挟み付けられた外部接続端子5(図4中、中央)と端子摺動部44aに挟み付けられた外部接続端子5(図4中、右側)との間の抵抗値が変化することになる。
続いて、スライド操作型可変抵抗器1の実装方法について説明する。各外部接続端子5はそれぞれ当接部2j,2kの先端より僅かに実装先基板7側へ突出させておく(図5中、2点鎖線で示す状態)。この時、各外部接続端子5の突出位置が一直線上に並んでいる必要はなく、当接部2j,2kの先端を結んだ線より僅かに実装先基板7側(図5中、右側)に半田付け部5aが位置していればよい。
そして、スライド操作型可変抵抗器1を当接部2j,2kの先端が実装先基板7の表面における所定の位置に当接するように載置する。すると、各外部接続端子5の半田付け部5aが実装先基板7の半田付けランド71で押されるので各外部接続端子5はガイド受け部4a,4b,4cに案内されて基板4の長手方向に沿って基板4側へ移動する(図5中、実線で示す状態)。これによって、各外部接続端子5は当接部2j,2kの先端面(当接面)を結んだ線上に並ぶとともに実装先基板7の半田付けランド71との間に隙間はなく、各半田付け部5aをそれぞれ対応する半田付けランド71に密着させることができる(図6参照)。
このように実施の形態1によるスライド操作型可変抵抗器1では、各外部接続端子5の位置を、実装先基板7の表面に対して直交する方向である、基板4の長手方向に移動可能としたため、実装先基板7の表面に実装する際、各半田付け部5aを実装先基板7の半田付けランド71に密着させることができる。即ち、基板4の組み付け精度に影響されることなく、各半田付け部5aにおけるコプラナリティ精度を高めることができ、容易にリフロー半田が可能となる。
なお、上記実施の形態1では、各半田付け部5aのコプラナリティ精度を高めるために各半田付け部5aを実装先基板7の表面に押し当てるようにしたが、予め平坦面を有する治具に各半田付け部5aを押し当ててコプラナリティ精度を高めておき、その後で実装先基板7上に置いてリフロー半田で半田付けするようにしてもよい。
<実施の形態2>
以下、本願発明の実施の形態2を、図7から図9を参考に説明する。なお、実施の形態1と同一の構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
実施の形態2では、図8に示すように、基板11に印刷された導電体パターン部42,43,44の一方の端部にはそれぞれ端子固着部11aが設けられており、端子固着部11aには、実装先基板7の表面に対して交差する方向に延びる、長孔11bが形成されている。
外部接続端子12は、図9に示すように、一方の端部(図9中、右斜め下方)に半田付け部12aが折り曲げ形成されており、他方の端部(図9中、左斜め上方)には上記長孔11bに嵌合する円筒状のカシメ部12bが突出形成されている。カシメ部12bを長孔11bに嵌めた後、カシメ部12bは長孔11bに沿って基板11の長手方向に僅かに移動可能で、これによって外部接続端子12の半田付け部12aの位置が実装用基板7の表面に対して直交する方向へ調整される。
続いて、実施の形態2における組み立て工程について説明する。
実施の形態2では、枠部材2に、摺動子6を固定したスライド部材3を組み込み、次に基板11を取り付け、枠部材2のツメ部2d,2e,2f,2gを折り曲げ、基板11を固定する。そして、外部接続端子12のカシメ部12bをそれぞれ基板11の長孔11bに差し込む。この時、各外部接続端子12の半田付け部12aは当接部2j,2kの先端より僅かに突出した位置となるようにしておく。
その後、枠部材2の当接部2j、2kおよび外部接続端子12の半田付け部12aを平坦な治具に押し当てて各半田付け部12aを両当接部2j,2kの先端面(当接面)を結んだ線上に整列させる。そして、各外部接続端子12のカシメ部12bをカシメポンチにてハトメ状に変形させ、各外部接続端子12を基板11に固定する(図7参照)。
このように、実施の形態2では、基板11に長孔11bを形成したことにより、各外部接続端子12の半田付け部12aの位置を実装先基板7の表面と直交する方向へ調整することができ、実施の形態1と同様に、各外部接続端子12の半田付け部12aにおけるコプラナリティ精度を高めて表面実装可能なスライド操作型可変抵抗器を実現できる。
さらに、実施の形態2では、外部接続端子12はハトメカシメによって基板11の端子固着部11aに固定されるため、振動等による外部接続端子12と端子固着部11aとの接触不良を回避できる。
<変形例>
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、以下のように変形して実施することができ、これら実施の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本発明の変形例を、図10から図11を参照して説明する。なお、実施の形態1と同一の構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図10に示す外部接続端子13は、半田付け部13aを円弧形状(R形状)等の曲面形状とした実施の形態である。この実施の形態による外部接続端子13は、図11に示す様に、スライド操作型可変抵抗器1を実装先基板7に実装する時に、不所望の挙動により外部接続端子13が傾斜した場合でも、実装先基板7の表面に半田付け部13aの一部を確実に密着させることができる。従って、不所望の挙動で外部接続端子13が傾いた場合でもコプラナリティ精度を維持でき、容易にリフロー半田にて半田付けが可能となる。
(2)本発明の変形例を、図12から図13を参照して説明する。なお、実施の形態1と同一の構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図12に示すスライド操作型可変抵抗器1では、枠部材14の長辺側壁部の一端を延出し、延出部の中央部を外側へ略V字状に折り曲げて係止部14a,14bとし、その係止部14a,14bの両側は略L字状に折り曲げて半田付け可能な当接部14cとしている。
このスライド操作型可変抵抗器1を実装した状態を図13に示す。スライド操作型可変抵抗器1の係止部14a,14bは実装先基板15の孔部15aに挿入され、係止部14a,14bが略V字状の山部分を乗り越える際に内方へ一旦弾性変形し乗り越えると外方へ弾発することでスライド操作型可変抵抗器1が実装先基板15に引きつけられ、枠部材14の当接部14cが実装先基板15の表面と当接する。
この時、外部接続端子5の半田付け部5aを予め枠部材14の当接部14cより僅かに実装先基板15側に突出させておくと、前記の引きつけ力により外部接続端子5が移動させられ、半田付け部5aは実装先基板15の表面上の半田付けランド15bに密着した状態となる。
これにより、両当接部14cの先端面(当接面)を結んだ線上に外部接続端子5の半田付け部5aは整列される。従って、コプラナリティ精度を高めることができリフロー半田にて表面実装することが可能となる。さらに、係止部14a,14bを設けたことでスライド操作型可変抵抗器1を実装先基板15の所定の位置に確実に位置決めでき、かつ実装先基板15から振動等で脱落してしまうこと等も防止できる。
その他、上記変形例に限らず種々様々に変更して実施することができる。
1 スライド操作型可変抵抗器
2 枠部材
2j,2k 当接部
3 スライド部材
4 基板
5 外部接続端子
5a 半田付け部
5d,5e ガイド部
7 実装先基板
11 基板
11a 端子固着部
12 外部接続端子
12a 半田付け部
13 外部接続端子
13a 半田付け部
14 枠部材
14a,14b 係止部
14c 当接部
15 実装先基板
41 抵抗体パターン部
42,43,44 導電体パターン部
42a,43a,44a 端子摺動部

Claims (6)

  1. 抵抗体又は導電体からなるパターン部を備えた基板と、一方の端部が前記基板のパターン部に接続され、他端部が実装先基板の表面に半田付けされる半田付け部からなる複数の外部接続端子を有する表面実装用電気部品において、前記半田付け部の位置が、前記実装先基板の表面に対して交差する方向に調整可能に構成されていることを特徴とする表面実装用電気部品。
  2. 前記各外部接続端子は前記基板の各パターン部をそれぞれ弾性的に挟持する様に形成されており、前記各外部接続端子を摺動させることにより前記半田付け部の位置が調整可能であることを特徴とする、請求項1に記載の表面実装用電気部品。
  3. 前記各外部接続端子にはガイド部が形成されており、前記ガイド部が前記基板の一部と係合し、前記各外部接続端子は前記実装先基板の表面に対して直交する方向へ案内されることを特徴とする、請求項2に記載の表面実装用電気部品
  4. 前記基板には、各外部接続端子に対応して、前記実装先基板の表面に対して交差する方向にそれぞれ延びた長孔形状の端子固着部が形成されており、前記外部接続端子を長孔形状の範囲で移動可能とすることにより前記各外部接続端子の半田付け部の位置を調整可能としたことを特徴とする、請求項1に記載の表面実装用電気部品。
  5. 前記基板を保持するための枠部材が設けられており、前記枠部材には前記基板の両側方に前記実装先基板と当接する当接部が形成されており、前記両当接部の当接面を結んだ線上に前記各半田付け部の位置が調整されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の表面実装用電気部品。
  6. 前記枠部材には係止部が形成されており、前記係止部が前記実装先基板の係止孔に嵌合することで、抜け止めされることを特徴とする、請求項5に記載の表面実装用電気部品。



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