JP2011170624A - 画像表示装置、画像形成装置、画像表示方法、コンピュータプログラム及び記録媒体。 - Google Patents

画像表示装置、画像形成装置、画像表示方法、コンピュータプログラム及び記録媒体。 Download PDF

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Abstract

【課題】原稿画像における行のレイアウトを変更することなく、行間又は余白にのみ、前記付加情報を付加することが出来る画像表示装置、画像形成装置、画像表示方法、コンピュータプログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】ページ単位で表示部に表示され、複数の文字列の行又は図表を含む原稿画像に対して、行、行間等の文字列の行に係る原稿画像のレイアウト、並びに余白に係る原稿画像のレイアウトの検出を行い、該原稿画像のレイアウトの検出結果に基づき、文字列の付加情報を付加すべき付加位置を決定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の文字列の行又は図表を含む原稿画像に、文字列の付加情報を付加することが可能な画像表示装置、画像形成装置、画像表示方法及びコンピュータプログラム、並びに該コンピュータプログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、漢字仮名混じり文に対して、自動的に振り仮名を付する、いわゆるルビ表示の機能を搭載した表示装置が普及されている。さらには、振り仮名の他に、所定文章の翻訳文を前記ルビ表示のように、文章の行間に付加して表示する機能についても開示されている。
例えば、特許文献1には、原稿画像情報と該原稿画像情報に対応する対訳情報とを上下位置に合成して、該対訳情報をルビとして表示する際、原稿画像情報の幅より対訳情報の情報幅が少なくなるように制御し、利用者にとって視認しやすいレイアウトとして出力することができる対訳画像形成装置が開示されている。
また、特許文献2には、原稿画像の文章の各行の行間領域を特定し、各行間領域に基づいて、所定文書と、該文章に対応する翻訳文とが抵触するか否かを判定し、抵触すると判定した場合には、原稿画像の文章に代えて翻訳文のみを表示する翻訳装置及びプログラムが開示されている。
また、特許文献3には、インターネットに接続して専門分野に関する日本語ホームページからテキスト情報を取り出し、形態素分析により言語に切り分け、この中から特にカタカナ語を出現頻度とともに抽出して、このカタカナ語に正確な翻訳を付加する分野辞書作成装置が開示されている。
特開平5−324720号公報 特開2009−53838号公報 特開2002−207731号公報
しかしながら、特許文献1の対訳画像形成装置においては、振り仮名、翻訳文等の付加情報のルビとしての表示が行間に制限されており、表示すべき付加情報の量が多い場合、例えば、該付加情報の表示に必要な面積が、当該行間より大きい場合について考慮されていない。
また、特許文献2の翻訳装置においても、前記付加情報のルビとしての表示が行間に制限されており、表示すべき付加情報の量が多い場合、原稿画像の文章に代えて翻訳文のみを表示するので、文章と対応翻訳文との対比が出来なくなるという問題がある。
なお、上述したような問題は、特許文献3の分野辞書作成装置によっては解決することができない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてされたものであり、その目的とするところは、ページ単位で表示部に表示され、複数の文字列の行又は図表を含む原稿画像に、文字列の付加情報を付加することが可能な画像表示装置において、行、行間等の文字列の行に係る原稿画像のレイアウト、並びに余白に係る原稿画像のレイアウトを検出し、該原稿画像のレイアウトの検出結果に基づき、前記付加情報の付加位置を決定することにより、例えば、前記原稿画像における行のレイアウトを変更することなく、行間又は余白にのみ、前記付加情報を付加することが出来る画像表示装置、画像形成装置、画像表示方法、コンピュータプログラム及び記録媒体を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記付加情報に係るデータ、例えば、前記付加情報を構成するデータを、前記原稿画像の文字列又は図表に基づいて取得することにより、該原稿画像と密接な関連を有する付加情報を取得することができる上、付加情報を取得するための辞書、データベース等の装備を必要としない画像表示装置、画像形成装置、画像表示方法、コンピュータプログラム及び記録媒体を提供することにある。
本発明に係る画像表示装置は、ページ単位で表示部に表示され、複数の文字列の行又は図表を含む原稿画像に、文字列の付加情報を付加することが可能な画像表示装置において、余白及び文字列の行に係る原稿画像のレイアウトを検出する検出手段と、該検出手段の検出結果に基づき、前記付加情報の付加位置を決定する付加位置決定手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、前記検出手段が、行、行間等の文字列の行に係る原稿画像のレイアウト、並びに余白に係る原稿画像のレイアウトを検出し、前記付加位置決定手段は、前記検出手段による検出結果に基づき、前記付加情報の付加位置を決定する。
本発明に係る画像表示装置は、前記検出手段は、前記文字列の行、行間、及び図表以外を前記余白として検出し、前記付加位置決定手段は、前記付加情報を行間に付加する場合、前記文字列と重なるか否かを、前記検出手段の検出結果に基づいて判定する重畳判定手段と、該重畳判定手段が前記付加情報と前記文字列とが重なると判定した場合、前記検出手段の検出結果に基づき、該文字列に係るページに、前記付加情報を付加可能な余白があるか否かを判定する余白判定手段とを備え、前記重畳判定手段及び余白判定手段の判定結果に基づき、前記付加情報の付加位置を決定するように構成されていることを特徴とする。
本発明にあっては、前記付加情報を、前記検出手段が検出した行間に付加する場合、前記文字列と重なるか否かを、前記重畳判定手段が判定し、該重畳判定手段が前記付加情報と前記文字列とが重なると判定した場合、前記余白判定手段が、前記検出手段の検出結果に基づき、前記文字列に係るページに、前記付加情報を付加可能な余白があるか否かを判定する。前記重畳判定手段及び余白判定手段の判定結果に基づき、前記付加位置決定手段は、前記付加情報の付加位置を決定する。
本発明に係る画像表示装置は、前記原稿画像は複数ページであり、前記余白判定手段は、一のページにて前記付加情報を付加可能な余白がないと判定した場合、他のページにて、前記付加情報を付加可能な余白があるか否かを判定するように構成されていることを特徴とする。
本発明にあっては、複数ページの原稿画像である場合、前記余白判定手段は、一のページでの判定結果、前記付加情報を付加可能な余白がないと判定した場合、例えば、前記一のページより前後の他のページにて、前記付加情報を付加可能な余白があるか否かを判定する。斯かる結果に基づき、余白があると判定されたページの余白を、前記付加位置決定手段が、前記付加情報を付加位置として決定する。
本発明に係る画像表示装置は、前記重畳判定手段が前記付加情報と前記文字列とが重なると判定した場合、前記付加情報の存在を表す標識画像を前記行間に表示する標識表示手段を備えていることを特徴とする。
本発明にあっては、前記重畳判定手段が前記付加情報と前記文字列とが重なると判定した場合、前記標識表示手段が、例えば、前記文字列が含まれる行を挟む両行間の何れかの行間に、前記標識画像を表示して、前記付加情報が存在する旨を表す。
本発明に係る画像表示装置は、前記原稿画像の文字列又は図表に基づき、前記付加情報に係るデータを取得する取得手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、前記取得手段は前記付加情報に係るデータ、例えば、前記付加情報を構成するデータを、前記原稿画像の文字列又は図表に基づいて取得する。
本発明に係る画像表示装置は、記憶手段を備え、前記取得手段は前記原稿画像から文字列を抽出し、該文字列を前記記憶手段が記憶するように構成されており、前記記憶手段に記憶された文字列に基づき、付加情報データを生成する生成手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、前記取得手段は前記原稿画像から文字列を抽出し、該文字列を前記記憶手段が記憶し、前記生成手段は、例えば、前記記憶手段に記憶された文字列をその構成要素として用い、前記付加情報の画像を形成するための前記付加情報データを生成する。
本発明に係る画像表示装置は、前記取得手段は、前記原稿画像から図表、及び該図表に対応する文字列を抽出し、前記記憶手段はこれらを関連付けて記憶するように構成されており、前記生成手段は、前記記憶手段に記憶された図表、及び該図表に対応する文字列に基づき、前記付加情報データを生成するように構成されていることを特徴とする。
本発明にあっては、前記取得手段が前記原稿画像から抽出した、図表、及び該図表に対応する文字列が、前記記憶手段によって関連付けて記憶され、前記生成手段は、例えば、前記記憶手段に記憶された図表、及び該図表に対応する文字列をその構成要素として用い、前記付加情報を形成するための前記付加情報データを生成する。
本発明に係る画像形成装置は、前述の発明の何れか一つに記載の画像表示装置と、該画像表示装置の前記表示部に表示された画像をシート上に形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、前述の発明の何れか一つに記載の画像表示装置の表示部に表示された画像が、前記画像形成手段によって、記録用紙、OHPフィルム等のシート上に形成される。
本発明に係る画像表示方法は、複数の文字列の行又は図表を含む原稿画像を取得し、ページ単位で表示部に表示する画像表示装置で、前記原稿画像に文字列の付加情報を付加する画像表示方法において、余白及び文字列の行に係る原稿画像のレイアウトを検出する検出ステップと、該検出ステップの検出結果に基づき、前記付加情報の付加位置を決定する付加位置決定ステップとを含むことを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、複数の文字列の行又は図表を含む原稿画像を取得し、ページ単位で表示部に表示する画像表示装置のコンピュータに、文字列の付加情報を前記原稿画像に付加させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、余白及び文字列の行に係る原稿画像のレイアウトを検出させる検出ステップと、コンピュータに、前記検出ステップの検出結果に基づき、前記付加情報の付加位置を決定させる付加位置決定ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明にあっては、行、行間等の文字列の行に係る原稿画像のレイアウト、並びに余白に係る原稿画像のレイアウトが検出され、検出結果に基づき、前記付加情報の付加位置が決定される。
本発明に係る画像表示方法は、前記検出ステップでは、前記文字列の行、行間、及び図表以外を前記余白として検出し、前記表示位置決定ステップは、前記付加情報を行間に付加する際、前記文字列と重なるか否かを、前記検出ステップでの検出結果に基づいて判定する重畳判定ステップと、該重畳判定ステップで前記付加情報と前記文字列とが重なると判定した場合、前記検出ステップでの検出結果に基づき、該文字列に係るページに、前記付加情報を付加可能な余白があるか否かを判定する余白判定ステップとを含み、前記重畳判定ステップ及び余白判定ステップでの判定結果に基づき、前記付加情報の付加位置を決定することを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、前記検出ステップでは、前記文字列の行、行間、及び図表以外を前記余白として検出させ、前記表示位置決定ステップでは、コンピュータに、前記付加情報を行間に付加する際、前記文字列と重なるか否かを、前記検出ステップの検出結果に基づいて判定させる重畳判定ステップと、コンピュータに、前記重畳判定ステップが前記付加情報と前記文字列とが重なると判定した場合、前記検出ステップの検出結果に基づき、該文字列に係るページに、前記付加情報を付加可能な余白があるか否かを判定させる余白判定ステップとを実行させ、コンピュータに、前記重畳判定ステップ及び余白判定ステップでの判定結果に基づき、前記付加情報の付加位置を決定させることを特徴とする。
本発明にあっては、前記付加情報が検出結果に係る行間に付加された場合、前記文字列と重なるか否かが判定され、前記付加情報と前記文字列とが重なると判定された場合、前記原稿画像のレイアウトの検出結果に基づき、前記文字列に係るページに、前記付加情報を付加可能な余白があるか否かが判定される。これらの判定結果に基づき、前記付加情報の付加位置が決定される。
本発明に係る画像表示方法は、前記余白判定ステップでは、前記原稿画像が複数ページである場合、一のページにて前記付加情報を付加可能な余白がないと判定したとき、他のページにて、前記付加情報を付加可能な余白があるか否かを判定することを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、前記余白判定ステップでは、前記原稿画像が複数ページである場合、一のページにて前記付加情報を付加可能な余白がないと判定したとき、他のページにて、前記付加情報を付加可能な余白があるか否かを判定させることを特徴とする。
本発明にあっては、前記原稿画像が複数ページである場合、一のページにて前記付加情報を付加可能な余白があるか否かを判定した結果、余白がないと判定された場合、例えば、前記一のページより前後の他のページにて、前記付加情報を付加可能な余白があるか否かの判定が再び行われる。斯かる結果に基づき、余白があると判定されたページの余白が、前記付加情報を付加すべき付加位置として決定される。
本発明に係る記録媒体は、前述の発明のコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とする。
本発明にあっては、前記記録媒体に前述のコンピュータプログラムを記録する。コンピュータが前記記録媒体からコンピュータプログラムを読み出して、前述の画像表示装置、画像形成装置、及び画像表示方法がコンピュータにより実現される。
本発明によれば、行、行間等の文字列の行に係る原稿画像のレイアウト、並びに余白に係る原稿画像のレイアウトを検出し、前記原稿画像のレイアウトの検出結果に基づき、前記付加情報の付加位置を決定するので、例えば、前記原稿画像における行のレイアウトを変更することなく、行間又は余白にのみ、前記付加情報を付加することが出来る。
また、本発明によれば、例えば、前記付加情報を構成するデータのような付加情報に係るデータを、前記原稿画像の文字列又は図表に基づいて取得するので、該原稿画像と密接な関連を有する付加情報を取得することができる上、付加情報を取得するための辞書、データベース等の装備が不要となり、より簡単な構成及び製造コスト削減を図ることが出来る。
本発明の実施の形態1のデジタル複合機の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1のデジタル複合機の画像処理装置の要部構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態1のデジタル複合機のルビ情報付加制御部の要部構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る画像原稿の一例を示す例示図である。 本発明の実施の形態1のデジタル複合機におけるルビ情報付加の処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態1のデジタル複合機におけるルビ情報に係るデータの取得の処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態1のデジタル複合機におけるルビ情報の付加位置決定の処理を説明するフローチャートである。 図4に示す原稿画像に対し、本発明の実施の形態1のデジタル複合機によるルビ情報付加の処理が施された結果の一例を示す例示図である。 本発明の実施の形態2のデジタル複合機のルビ情報付加制御部の要部構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態2のデジタル複合機におけるルビ情報付加の処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態2のデジタル複合機におけるルビ情報の付加位置決定の処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態3のデジタル複合機の要部構成を示す機能ブロック図である。
以下、本発明に係る画像表示装置、画像形成装置、画像表示方法、コンピュータプログラム及び記録媒体を、コピー機能、印刷機能等を有するデジタル複合機に適用した場合を例として、図面を用いて具体的に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係るデジタル複合機においては、複数の文字列の行又は図表を含む原稿画像を取得し、ページ単位にて表示部への表示する場合、振り仮名、翻訳文、定義等のルビ情報(付加情報)を、ルビ表示のように、前記原稿画像の行間又は余白に付加して表示することが出来るように構成されている。
図1は本発明の実施の形態1のデジタル複合機1の要部構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態1のデジタル複合機1は、制御部2と、画像入力装置3と、画像出力装置5と、画像処理装置4と、通信装置6と、記憶部9と、操作パネル10とを備えており、これらハードウェアはバスNによって接続されている。また、制御部2はルビ情報付加制御部7を備えており、操作パネル10は表示部8を備えている。
図2は本発明の実施の形態1のデジタル複合機1の画像処理装置4の要部構成を示す機能ブロック図である。
画像入力装置3は、原稿の画像を光学的に読み取る。また、画像入力装置3は、読み取り用の原稿に光を照射する光源、例えばCCD(Charge Coupled Device)のようなイメージセンサ等を有し、載置台にセットされた原稿からの反射光像を該イメージセンサに結像させ、RGB(R : Red, G : Green, B : Blue)のアナログデータを出力する。画像入力装置3が出力したアナログデータは画像処理装置4に入力される。
画像処理装置4は、例えば画像入力装置3を通じて入力されるアナログデータを基にデジタル形式の画像データを生成し、又は記憶部9に記憶されている画像データを読み出し、夫々の画像の種類に応じた処理を施した後、出力用画像データを生成する。該出力用画像データは通信装置6を介して外部に出力され、又は該出力用画像データに基づく画像が
画像出力装置5又は表示部8を介して出力される。
また、画像処理装置4は、A/D(アナログ/デジタル)変換部40と、シェーディング補正部41と、入力処理部42と、領域分離処理部48と、色補正部44と、黒生成/下色除去部45と、空間フィルタ部46と、中間調生成部47と、表示制御部49とを備えている。
例えば、画像入力装置3にて読み取られた画像のアナログデータは、画像処理装置4内を、A/D変換部40、シェーディング補正部41、入力処理部42、領域分離処理部48、色補正部44、黒生成/下色除去部45、空間フィルタ部46、及び中間調生成部47の順(矢印方向)で送られ、CMYKのデジタルカラーデータとして、画像出力装置5へ出力される。
A/D変換部40は、画像入力装置3からのRGBのアナログデータをデジタルデータに変換するものであり、シェーディング補正部41は、A/D変換部40より送られてきたデジタルのRGBデータに対して、画像入力装置3の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施す。
入力処理部42は、シェーディング補正部41にて各種の歪みが取り除かれたRGBデータ(RGBの反射率データ)夫々に対してγを補正し、カラーバランスを整えると同時に、濃度データに変換する処理を施す。
表示制御部49は、画像入力装置3にて読み取られた原稿の画像データに基づき、又は記憶部9に記憶されている画像に基づき、原稿画像を生成する。また、該原稿画像に付加すべき前記ルビ情報(画像)を生成し、生成されたルビ情報の画像を、後述する付加位置決定部72によって決定された前記原稿画像における付加位置に基づき、合成して表示部8に表示する。また、表示制御部49は後述する索引表示部76によって表示部8に表示される索引画像(標識画像)を生成する。
領域分離処理部48は、入力処理部42からのRGBデータより、入力画像データの各画素が文字領域、網点領域、印刷紙写真領域(連続階調領域)等の何れかに分離する。領域分離処理部48は、分離結果に基づき、画素がどの領域に属しているかを示す領域識別データを、黒生成/下色除去部45、空間フィルタ部46、及び中間調生成部47へと出力する。
色補正部44では、RGBデータの補正であるCMY(C:シアン・M:マゼンタ・Y:イエロー)データが生成されると共に、色再現性を高めるために、不要吸収成分を含むCMY色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行う。一方、黒生成/下色除去部45は、色補正後のCMYの3色データから黒(K)データを生成する黒生成、元のCMYデータから黒生成で得たKデータを差し引いて新たなCMYデータを生成する処理を行い、CMYの3色データがCMYKの4色データに変換される。
空間フィルタ部46は、黒生成/下色除去部45より入力されるCMYKデータの画像データに対して、領域識別データを基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけ及び粒状性劣化を防ぐ。また、中間調生成部47は、CMYKデータの画像データに対して、領域識別データを基に例えば階調再現処理を施す。該階調再現処理が施されたCMYKデータの画像データは画像出力装置5に出力される。
画像出力装置5は、画像処理装置4から出力されるCMYKデータの画像データに基づく画像を記録用紙、OHPフィルム等のシート上に印刷する。画像出力装置5は、感光体ドラム、該感光体ドラムを所定の電位に帯電させる帯電器、外部から受付けた画像データに応じてレーザ光を発して感光体ドラム上に静電潜像を生成させるレーザ書込装置、感光体ドラム表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像化する現像器、感光体ドラム表面に形成されたトナー像を用紙上に転写する転写器等を備えており、例えば、電子写真方式にて画像をシート上に形成する。
通信装置6は、表示部8に表示すべき画像に係る画像データを外部から受信し、又は外部に送信するネットワークカード、モデム等を備えており、例えば、前記画像データが添付されたメールを送受信する。
記憶部9は、例えば、不揮発性の半導体メモリであり、画像入力装置3によって読み取られた画像データ、通信装置6を介して外部から取得した画像データ等を記憶する。また、記憶部9は、後述するルビ情報に係るデータの取得処理に用いられる、図表情報、前接続情報、後接続情報を記憶している。なお、記憶部9の記憶領域の一部は、後述するルビ情報取得部77が取得したルビ情報に係るデータを記憶する説明記憶部としての役割をなしている。
操作パネル10は、デジタル複写機1における「ファックス」、「複写」、「印刷」、「読み取り」等の機能を切り替える機能ボタン、テンキー、受け付けた指示を確定するためのエンターキー、画像入力装置3にて読み取った原稿の画像データに基づく原稿画像及び表示部8に表示された画像をシート上に画像形成するための「出力」又は「コピー」キー等を備えている。また、操作パネル10には、原稿画像にルビ情報を自動的に付加して表示するための「ルビ情報表示」キーを備えている。
表示部8はデジタル複写機1の状態、ジョブ処理の状況、画像入力装置3を介して読み取った画像データに基づく原稿画像、操作パネル10の操作内容の確認等を表示し、例えば液晶ディスプレイからなる。また、上述したように、表示制御部49により、ルビ情報の画像の合成が施された原稿画像が表示部8に表示される。
なお、制御部2はCPU、ROM及びRAM(図示せず)を備えている。ROMには各種の制御プログラム、後述する形態素解析の処理のためのプログラム等が予め格納されており、RAMは、複数のデータを記憶し、記憶順、記憶位置等に関係なく読み出すことが可能である。また、RAMは、例えば、ROMから読み出されたプログラム、該プログラムを実行することにより発生するデータ、外部から受信したデータ等を一時的に記憶する。RAMは、CPUの読出指示に応じて記憶してある各種データ等を適宜読み出す。
CPUは、ROMに予め格納されている制御プログラムをRAM上にロードして実行することによって前述の各種ハードウェアの制御を行い、デジタル複合機1を本発明の実施の形態1に係る画像表示装置及び画像形成装置として動作させる。
図3は本発明の実施の形態1のデジタル複合機1のルビ情報付加制御部7の要部構成を示す機能ブロック図である。ルビ情報付加制御部7は、レイアウト検出部71と、付加位置決定部72と、ルビ情報取得部77とを備えている。また、付加位置決定部72は、重畳判定部73、余白判定部74、ルビ情報生成部75及び索引表示部76を更に備えている。
レイアウト検出部71は、前記原稿画像に含まれている、文字列の行、余白等のレイアウトを検出する。詳しくは、レイアウト検出部71は、前記原稿画像に含まれている、文字列(形態素)からなる行と、行間と、該行及び行間以外である余白とを検出する。なお、前記原稿画像が図表を含む場合には、前記行及び行間並びに図表以外を余白として検出する。
レイアウト検出部71による前記行及び行間の検出は、例えば、原稿画像に対してOCR文字認識を行い、文字(又は図表)の位置座標、文字コード、フォントサイズ等を取得することにより行う。また、レイアウト検出部71による前記余白の検出は、例えば、最も頻度の高い輝度(明度)に係る領域、又は所定の輝度(明度)以上の領域を余白として検出するように構成されている。これによって、前記行間及び余白の天地方向(以下、上下方向と言う。)及び横方向における大きさを特定することが出来る。
付加位置決定部72は、レイアウト検出部71による検出結果に基づき、前記原稿画像に付加すべきルビ情報の付加位置を決定する。上述したように、付加位置決定部72は、重畳判定部73、余白判定部74、ルビ情報生成部75及び索引表示部76を備えており、重畳判定部73及び余白判定部74はレイアウト検出部71による検出結果に基づき、下記の判定を行い、斯かる判定結果に基づき、前記原稿画像に係る行間又は余白を前記ルビ情報の付加位置として決定する。
重畳判定部73は、レイアウト検出部71による検出結果に基づき、前記ルビ情報を行間に付加する際、文字列の行と重なるか否かを判定する。例えば、所定単語の定義をルビ情報として、該単語の上側の行間に付加する場合、レイアウト検出部71による検出結果に基づいて特定された行間の面積と、例えば、該ルビ情報に係るフォントサイズに基づいて算出されるルビ情報の付加に必要な面積とを比較することにより、該ルビ情報と前記単語(文字列の行)とが重なるか否かを判定する。
余白判定部74は、重畳判定部73により、ルビ情報と文字列の行とが重なると判定された場合、レイアウト検出部71による検出結果に基づき、該文字列の行を含む当該ページに、前記ルビ情報を付加可能な余白がある否かを判定する。該判定は、重畳判定部73と同様に、例えば、レイアウト検出部71による検出結果に基づいて特定された余白の面積と、当該ルビ情報に係るフォントサイズに基づいて算出されるルビ情報の付加に必要な面積とを比較することによって行われる。更に、余白判定部74は、前記文字列の行を含む当該ページに、前記ルビ情報を付加可能な余白がないと判定した場合、該ページより前後のページにて前記判定を再び行うように構成されている。
索引表示部76は、重畳判定部73により、ルビ情報と文字列の行とが重なると判定された場合、行間に前記ルビ情報の存在を表す索引画像(標識画像)を表示する。例えば、所定の文字列に係るルビ情報が存在する旨を表示する場合、前記所定の文字列が含まれる行を挟む両行間の何れかであって、前記所定の文字列の付近に、前記索引画像を表示する。換言すれば、重畳判定部73による判定に係る文字列が含まれる行を挟む両行間の何れかであって、該文字列の付近に、前記索引画像を表示する。
ルビ情報取得部77は、前記原稿画像に含まれている文字列又は図表に基づき、前記原稿画像に付加すべきルビ情報に係るデータを取得する。該ルビ情報に係るデータは、ルビ情報生成部75によって生成されるルビ情報データに用いられ、前記ルビ情報を構成するデータであり、詳しくは、前記原稿画像に所定単語の定義が記載されている場合、所定単語に対する説明が記載されている場合、所定略語の意味が記載されている場合、当該所定単語と、該単語に係る定義、説明又は意味に係る文字列とを抽出して取得し、記憶部9の前記説明記憶部にこれらが関連付けて記憶される。また、前記原稿画像に図又は表が含まれている場合は、該図又は表、並びに対応する図番号又は表番号を抽出して取得し、記憶部9の前記説明記憶部にこれらが関連付けて記憶される。
図4は画像原稿の一例を示す例示図である。例えば、ルビ情報取得部77は、図4に示す原稿画像から、「CCD」の単語と、該単語の定義として「デジタルカメラや…と呼びます。」の文字列を抽出し、略語の「CMOS」の単語と、該単語の意味として「Complementary-Metal-Oxide-Semiconductor」の文字列を抽出する。
ルビ情報生成部75は、ルビ情報取得部77によって取得され、記憶部9に記憶されているルビ情報に係るデータに基づき、付加すべきルビ情報に係るルビ情報データを生成する。ルビ情報生成部75により生成されるルビ情報データは、ルビ情報の画像を形成するための画像データであり、テキスト文字データ(文字コード)、フォントサイズ、フォント種類等の情報を含む。更に、ルビ情報生成部75は、所定の条件のもと、前記ルビ情報が複数行にて付加されるように前記ルビ情報データを生成する。
従って、重畳判定部73は前記ルビ情報データに基づき、前記ルビ情報を行間に付加する際、文字列の行と重なるか否かを判定できる。また、ルビ情報生成部75によって生成されたルビ情報データに基づき、表示制御部49がルビ情報(画像)を形成し、これを当該原稿画像と合成する。なお、前記ルビ情報データに係るフォントサイズはデフォルトとして設定されたものであっても良く、例えば、重畳判定部73による判定結果に基づき、可変するように構成しても良い。
図5は本発明の実施の形態1のデジタル複合機1におけるルビ情報付加の処理を説明するフローチャートである。説明の便宜上、複数の文字列の行を含む、複数ページの原稿画像に、所定単語の定義及び所定略語の意味が記載されているとし、該定義及び意味を抽出してルビ情報として前記原稿画像に付加して表示する場合を、図4に示す原稿画像を例に挙げて、説明する。
まず、利用者は複数枚の原稿を画像入力装置3の原稿台に載置し、操作パネル10の「読み取り」キーを操作して前記原稿の読み取りを指示する。制御部2のCPUは操作装置10を介して読み取りの指示を受け付け、画像入力装置3に指示して前記原稿の読み取りを行う(ステップS101)。CPUは、このように画像入力装置3によって取得された前記原稿の画像データを記憶部9に記憶する。
CPUは前記原稿の画像データに基づく原稿画像の生成を画像処理装置4に指示する。画像処理装置4によって生成された原稿画像はページ単位にて表示部8に表示する(図4参照)。この際、原稿画像は1ずつ表示されるように構成しても良く、一覧表示されるように構成しても良い。
この後、CPUは操作パネル10を監視することにより、利用者によって前記「ルビ情報表示」キーが操作されたか否かを判定する。
CPUは、前記「ルビ情報表示」ソフトキーが操作されていると判定した場合、レイアウト検出部71を介して、原稿画像に含まれている、余白、文字列の行、行間及び図表のレイアウトを検出する(ステップS102)。CPUの指示によって、レイアウト検出部71は原稿画像に含まれている、余白、文字列の行、行間及び図表のレイアウトの検出を行い、該検出に対しては、既に上述しており、詳しい説明を省略する。
次いで、CPUは、前記ROMに格納されている形態素解析の処理のためのプログラムを用いて、前記原稿画像の文字列に形態素解析を施して単語(形態素)に分解する(ステップS103)。形態素解析の処理は言語処理の分野で広く知られた技術であり、ここでは詳しい説明を省略する。
この後、ルビ情報取得部77は、前記原稿画像に含まれている文字列又は図表に基づき、前記原稿画像に付加すべきルビ情報に係るデータの取得を行う(ステップS104)。例えば、図4に示す例においては、上述したように、略語の「CMOS」の単語、及び該単語の意味として「Complementary-Metal-Oxide-Semiconductor」の文字列を抽出する。なお、これらは記憶部9の前記説明記憶部に関連付けて記憶される。斯かるルビ情報取得部77によるルビ情報に係るデータの取得の処理に関しては後で詳しく説明する。
次いで、付加位置決定部72は、前記形態素解析の処理の結果得られた形態素毎に読み込みながら、ルビ情報を付加するか否かを判定し、付加すると判定した場合は、該ルビ情報の付加すべき位置を決定する(ステップS105)。斯かる場合、ルビ情報生成部75によって、前記ルビ情報に係るルビ情報データが生成される。
図4に示す例においては、例えば、略語の「CMOS」の単語(形態素)を読み込み、ルビ情報を付加すると判定された場合、「Complementary-Metal-Oxide-Semiconductor」の文字列に係るテキスト文字データ(文字コード)、フォントサイズ、フォント種類等の情報を含むルビ情報データが生成され、該ルビ情報データに係るルビ情報を付加すべき位置を決定する。斯かる付加位置決定部72によるルビ情報の付加位置決定の処理に関しては後で詳しく説明する。
次いで、CPUは、表示制御部49に指示することにより、ルビ情報を付加する(ステップS106)。CPUの指示に応じて、表示制御部49は、ルビ情報生成部75によって生成されたルビ情報データに基づくルビ情報の画像を形成し、ステップS105にて付加位置決定部72によって決定された位置に基づき、合成する。
この後、CPUは未読の形態素があるか否かを判定する(ステップS107)。CPUは未読の形態素があると判定した場合(ステップS107:YES)、処理をステップS105に戻す。一方、未読の形態素がないと判定した場合(ステップS107:NO)、処理を終了する。
なお、以上の説明においては、横書きの場合を例として説明したが、縦書きの場合においても適用可能であることは言うまでもない。
以下、ルビ情報取得部77によるルビ情報に係るデータの取得の処理について、その概要を説明する。上述したように、ルビ情報取得部77は図表、並びに定義、説明、意味等を示す文字列をルビ情報に係るデータとして抽出する。
図表をルビ情報に係るデータとして取得する場合においては、ルビ情報取得部77は、特定の形態素を読み込んだ場合、該形態素を見出しとし、該形態素に最も近い図表と共に抽出し、これらを関連付けて記憶部9の前記説明記憶部に記憶する。この際の前記特定の形態素はあらかじめ記憶部9に記憶されており、例えば「図」、「表」、「グラフ」等の形態素である。以下、このような特定の形態素を図表情報という。
一方、定義、説明、意味等を示す文章の場合は、通常、決まり単語(前接続情報)によって始まり、決まり単語(後接続情報)によって終わる場合が多い。従って、ルビ情報取得部77は、定義、説明、意味等を示す文字列をルビ情報に係るデータとして取得する場合、前記前接続情報の直前の形態素を見出しとして抽出し、前記前接続情報から後接続情報までの1つ又は複数の形態素を共に抽出し、これらを関連付けて記憶部9の前記説明記憶部に記憶する。前記前接続情報及び後接続情報はあらかじめ記憶部9に記憶されている。前記前接続情報は、例えば「以下」、「以降」、「以後」等の形態素であり、前記後接続情報は、例えば、「という」、「と略す」、「の意である」等である。
以下、図6に基づき、ルビ情報取得部77による、ルビ情報に係るデータの取得の処理を詳しく説明する。図6は本発明の実施の形態1のデジタル複合機1におけるルビ情報に係るデータの取得の処理を説明するフローチャートである。
まず、ルビ情報取得部77は、前記形態素解析の処理の結果得られた形態素を1つずつ読み込む(ステップS201)。
次いで、ルビ情報取得部77は、読み込まれた形態素に対して記憶部9に記憶されている図表情報との比較を行うことにより、読み込まれた形態素が図表情報であるか否かを判定する(ステップS202)。
ルビ情報取得部77は読み込まれた形態素が図表情報であると判定した場合(ステップS202:YES)、読み込まれた形態素を抽出して記憶部9の前記説明記憶部に見出しとして記憶する(ステップS203)。
また、ルビ情報取得部77は、レイアウト検出部71によるレイアウトの検出結果に基づき、見出しとして記憶された形態素に最も近い図表を抽出して記憶部9の前記説明記憶部に該見出しと関連付けて記憶する(ステップS204)。
この後、ルビ情報取得部77は未読の形態素があるか否かを判定する(ステップS205)。ルビ情報取得部77は未読の形態素があると判定した場合(ステップS205:YES)、処理をステップS201に戻す。一方、未読の形態素がないと判定した場合(ステップS205:NO)、処理を終了する。
一方、ルビ情報取得部77はステップS202で読み込まれた形態素が図表情報でないと判定した場合(ステップS202:NO)、読み込まれた形態素に対して記憶部9に記憶されている前接続情報との比較を行うことにより、該形態素の直後の形態素が前接続情報であるか否かを判定する(ステップS206)。
ルビ情報取得部77は読み込まれた形態素の直後の形態素が前接続情報でないと判定した場合(ステップS206:NO)、処理をステップS205に移す。一方、ルビ情報取得部77は読み込まれた形態素の直後の形態素が前接続情報であると判定した場合(ステップS206:YES)、読み込まれた形態素を抽出して記憶部9の前記説明記憶部に見出しとして記憶する(ステップS207)。
次いで、ルビ情報取得部77は見出しとして記憶された形態素の直後の前接続情報をスキップして(ステップS208)、該前接続情報の直後の形態素を1つ抽出する(ステップS209)。
ルビ情報取得部77は、抽出された形態素をステップS207にて抽出した形態素と関連付けて記憶部9の前記説明記憶部に記憶する(ステップS210)。
次いで、ルビ情報取得部77は、記憶部9に記憶されている後接続情報との比較を行うことにより、ステップS210にて前記説明記憶部に記憶された形態素の直後の形態素が後接続情報であるか否かを判定する(ステップS211)。
ルビ情報取得部77は、ステップS210にて前記説明記憶部に記憶された形態素の直後の形態素が後接続情報でないと判定した場合(ステップS211:NO)、処理をステップS209に戻す。
一方、ルビ情報取得部77は、ステップS210にて前記説明記憶部に記憶された形態素の直後の形態素が後接続情報であると判定した場合(ステップS211:YES)、該後接続情報をスキップし(ステップS212)、処理をステップS205に移す。
図7は本発明の実施の形態1のデジタル複合機1におけるルビ情報の付加位置決定の処理を説明するフローチャートである。説明の便宜上、本発明の実施の形態1のデジタル複合機1においては、所定文字列に付加すべきルビ情報を付加する際、デフォルトとして前記所定文字列の上の行間に表示するように設定されているものとする。
まず、付加位置決定部72は、前記形態素解析の処理の結果得られた形態素を1つずつ読み込む(ステップS301)。
次いで、付加位置決定部72は、読み込まれた形態素が記憶部9の前記説明記憶部に存在するか否かを判定する(ステップS302)。これにより、読み込んだ形態素にルビ情報を付加するか否かが判定できる。
付加位置決定部72は読み込まれた形態素が記憶部9の前記説明記憶部に存在しないと判定した場合(ステップS302:NO)、処理を終了する。一方、付加位置決定部72は読み込まれた形態素が記憶部9の前記説明記憶部に存在すると判定した場合(ステップS302:YES)、該形態素が1回目に記載されたものであるか否かを判定する(ステップS303)。これは、前記形態素が当該原稿画像に複数個所に記載されている場合、1回目以後に記載された形態素に対してのみ、該形態素に付加すべきルビ情報を付加するためである。
付加位置決定部72は、レイアウト検出部71によるレイアウトの検出結果に基づき、読み込まれた形態素が1回目に記載されたものであると判定した場合(ステップS303:YES)、処理を終了する。
一方、付加位置決定部72は、レイアウト検出部71によるレイアウトの検出結果に基づき、読み込まれた形態素が1回目に記載されたものでないと判定した場合(ステップS303:NO)、該形態素に付加すべきルビ情報に係るルビ情報データを生成する(ステップS304)。該ルビ情報データは、付加位置決定部72のルビ情報生成部75によって生成される。ルビ情報生成部75は、ルビ情報取得部77によって取得され、記憶部9の前記説明記憶部に記憶されているルビ情報に係るデータに基づき、前記ルビ情報データを生成する。
次いで、付加位置決定部72は、前記形態素に付加すべきルビ情報を該形態素の上の行間に付加する際、該形態素と重なるか否かを判定する(ステップS305)。詳しくは、斯かる判定は、付加位置決定部72の重畳判定部73によって行われ、例えば、レイアウト検出部71によるレイアウトの検出結果に基づいて特定できる行間、並びにルビ情報生成部75によって生成される前記ルビ情報に係るルビ情報データに基づいて行われる。
付加位置決定部72(重畳判定部73)は、前記形態素及びルビ情報が重ならないと判定した場合(ステップS305:NO)、該ルビ情報の付加位置を、該形態素の上の行間に決定する(ステップS310)。
付加位置決定部72(重畳判定部73)が、前記形態素及びルビ情報が重なると判定した場合(ステップS305:YES)、索引表示部76は、ステップS305での判定の対象たる形態素(以下、対象形態素)が含まれる行を挟む両行間の何れかであって、該形態素の付近に、該形態素に係るルビ情報が存在する旨を表す索引画像を表示する(ステップS306)。
次いで、付加位置決定部72は、前記対象形態素を含む当該ページ(以下、現ページと言う。)の原稿画像に、前記ルビ情報を付加可能な余白があるか否かを判定する(ステップS307)。詳しくは、斯かる判定は、付加位置決定部72の余白判定部74によって行われ、例えば、レイアウト検出部71によるレイアウトの検出結果に基づいて特定できる余白、並びにルビ情報生成部75によって生成される前記ルビ情報に係るルビ情報データに基づいて行われる。
付加位置決定部72は、現ページに前記ルビ情報を付加可能な余白があると判定した場合(ステップS307:YES)、前記ルビ情報の付加位置を、現ページの余白に決定する(ステップS308)。
一方、付加位置決定部72は、現ページに前記ルビ情報を付加可能な余白がないと判定した場合(ステップS307:NO)、前記ルビ情報の付加位置を、別ページに決定する(ステップS309)。すなわち、余白判定部74は、前記対象形態素を含む現ページの前ページ又は後ページにて、前記ルビ情報を付加可能な余白があるか否かの判定を行い、付加可能な余白があると判定された場合、斯かるページを前記ルビ情報の付加位置に決定する。
図8は図4に示す原稿画像に対し、本発明の実施の形態1のデジタル複合機1によるルビ情報付加の処理が施された結果の一例を示す例示図である。
略語(文字列)「CMOS」に対する意味「Complementary-Metal-Oxide-Semiconductor」が文字列「CMOS」のルビ情報として抽出され、2回目以後の記載の文字列「CMOS」に対してその上の行間に前記ルビ情報(意味)を付加した場合に重なりが生じないと判定されたことから、文字列「CMOS」の上の行間に、ルビ情報(Complementary-Metal-Oxide-Semiconductor)が夫々付加されている。
また、単語(文字列)「CCD」に対する説明「デジタルカメラや…呼びます」が、文字列「CCD」のルビ情報として抽出される。2回目以後の文字列「CCD」の記載に対してその上の行間に前記ルビ情報(説明)を付加した場合、例えば、前記ルビ情報が複数行にて構成されることから、重なりが生じると判定され、文字列「CCD」の上の行間に、ルビ情報の代わりに索引画像「*」を表示し、余白に前記ルビ情報を付加している。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2のデジタル複合機1は、ルビ情報として当該文字列の訳語を該文字列の上の行間に付加することが出来るように構成されている。以下の説明においては、説明の便宜上、いわゆる逐語訳の場合を例として説明する。
図9は本発明の実施の形態2のデジタル複合機1のルビ情報付加制御部7の要部構成を示す機能ブロック図である。実施の形態2のデジタル複合機1のルビ情報付加制御部7は、実施の形態1のデジタル複合機1と異なり、ルビ情報取得部77を備えていない。実施の形態2のデジタル複合機1のルビ情報付加制御部7は、レイアウト検出部71及び付加位置決定部72を備えている。また、付加位置決定部72は、重畳判定部73、余白判定部74、ルビ情報生成部75及び索引表示部76を更に備えている。
また、実施の形態2のデジタル複合機1においては、記憶部(図示せず)に辞書が記憶されており、後述するように、読み込まれた文字列(形態素)毎の訳語が該辞書から検索され、これに基づき、ルビ情報生成部75がルビ情報データを生成され、ルビ情報として訳語が当該原稿画像に付加される。なお、操作パネル10には「ルビ情報表示」キーの代わりに「翻訳表示」キーが設けられている。
図10は本発明の実施の形態2のデジタル複合機1におけるルビ情報付加の処理を説明するフローチャートである。
まず、利用者は複数枚の原稿を画像入力装置3の原稿台に載置し、操作パネル10の「読み取り」キーを操作して前記原稿の読み取りを指示する。制御部2のCPUは操作装置10を介して読み取りの指示を受け付け、画像入力装置3に指示して前記原稿の読み取りを行う(ステップS401)。CPUは、このように画像入力装置3によって取得された前記原稿の画像データを記憶部9に記憶する。
CPUは前記原稿の画像データに基づく原稿画像の生成を画像処理装置4に指示する。画像処理装置4によって生成された原稿画像はページ単位にて表示部8に表示する。この際、原稿画像は1ずつ表示されるように構成しても良く、一覧表示されるように構成しても良い。
この後、CPUは操作パネル10を監視することにより、利用者によって前記「翻訳表示」キーが操作されたか否かを判定する。
CPUは、前記「翻訳表示」キーが操作されたと判定した場合、レイアウト検出部71を介して、原稿画像に含まれている、余白、文字列の行、行間及び図表のレイアウトを検出する(ステップS402)。CPUの指示によって、レイアウト検出部71は原稿画像に含まれている、余白、文字列の行、行間及び図表のレイアウトの検出を行い、該検出については、既に上述しており、詳しい説明を省略する。
次いで、CPUは、前記ROMに格納されている形態素解析の処理のためのプログラムを用いて、前記原稿画像の文字列に形態素解析を施して単語(形態素)に分解する(ステップS403)。
この後、付加位置決定部72は、前記形態素解析の処理の結果得られた形態素毎に読み込みながら、ルビ情報(訳語)を付加すべき位置を決定する(ステップS404)。斯かる場合、ルビ情報生成部75によって、前記ルビ情報に係るルビ情報データが生成される。斯かる付加位置決定部72によるルビ情報の付加位置決定の処理に関しては後で詳しく説明する。
次いで、CPUは、表示制御部49に指示することにより、ルビ情報を付加する(ステップS405)。CPUの指示に応じて、表示制御部49は、ルビ情報生成部75によって生成されたルビ情報データに基づくルビ情報の画像を生成し、ステップS404にて付加位置決定部72によって決定された位置に基づき、合成する。
この後、CPUは未読の形態素があるか否かを判定する(ステップS406)。CPUは未読の形態素があると判定した場合(ステップS406:YES)、処理をステップS404に戻す。一方、未読の形態素がないと判定した場合(ステップS406:NO)、処理を終了する。
図11は本発明の実施の形態2のデジタル複合機1におけるルビ情報の付加位置決定の処理を説明するフローチャートである。説明の便宜上、本発明の実施の形態2のデジタル複合機1においては、所定文字列に付加すべきルビ情報(訳語)を付加する際、デフォルトとして前記所定文字列の上の行間に表示するように設定されているものとする。
まず、付加位置決定部72は、前記形態素解析の処理の結果得られた形態素を1つずつ読み込む(ステップS501)。次いで、付加位置決定部72は、読み込まれた形態素に対応する訳語を記憶部9の前記辞書から検索して読み出す(ステップS502)。
次いで、付加位置決定部72は、読み込まれた形態素に付加すべきルビ情報(訳語)に係るルビ情報データを生成する(ステップS503)。該ルビ情報データは、付加位置決定部72のルビ情報生成部75によって生成される。ルビ情報生成部75は、記憶部9の前記辞書から読みだされた訳語に基づき、前記ルビ情報データを生成する。
次いで、付加位置決定部72は、前記形態素に付加すべきルビ情報をその上の行間に付加する際、該形態素と重なるか否かを判定する(ステップS504)。斯かる判定は、付加位置決定部72の重畳判定部73によって行われ、実施の形態1と同様の手法であり、詳細な説明は省略する。
付加位置決定部72(重畳判定部73)は、前記形態素及びルビ情報が重ならないと判定した場合(ステップS504:NO)、該ルビ情報の付加位置を、該形態素の上の行間に決定する(ステップS509)。
一方、付加位置決定部72(重畳判定部73)が、前記形態素及びルビ情報が重なると判定した場合(ステップS504:YES)、索引表示部76は、読み込まれた形態素が含まれる行を挟む両行間の何れかであって、該形態素の付近に、該形態素に対応する訳語(ルビ情報)が存在する旨を表す索引画像を表示する(ステップS505)。
次いで、付加位置決定部72は、読み込まれた形態素を含む現ページの原稿画像に、前記ルビ情報(訳語)を付加可能な余白があるか否かを判定する(ステップS506)。斯かる判定は、付加位置決定部72の余白判定部74によって行われ、実施の形態1と同様の手法であり、詳細な説明は省略する。
付加位置決定部72は、前記ルビ情報を付加可能な余白があると判定した場合(ステップS506:YES)、前記ルビ情報の付加位置を、現ページの余白に決定する(ステップS507)。
一方、付加位置決定部72は、現ページに前記ルビ情報を付加可能な余白がないと判定した場合(ステップS506:NO)、前記ルビ情報の付加位置を、別ページに決定する(ステップS508)。すなわち、余白判定部74は、前記対象形態素を含む現ページの前ページ又は後ページにて、前記ルビ情報を付加可能な余白があるか否かの判定を行い、付加可能な余白があると判定した場合、斯かるページを前記ルビ情報の付加位置に決定する。
以上の説明においては、いわゆる逐語訳の場合を例として説明したがこれに限るものでないことは言うまでもない。
なお、実施の形態1及び実施の形態2においては、ルビ情報が一括表示される場合を例として説明したが、これに限るものでなく、例えば、カーソル(アイコン)を移動させ、表示部に表示された原稿画像の所定文字列の上に位置させた場合、ポップアップ方法によって当該ルビ情報が付加(表示)されるように構成しても良い。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施の形態3)
図12は本発明の実施の形態3のデジタル複合機1の要部構成を示す機能ブロック図である。実施の形態3のデジタル複合機1は、動作を行うためのプログラムが、通信IF11を介してCD‐ROM等の記録媒体の可搬型記録媒体Aで提供することも可能であるように構成されている。更に、実施の形態3のデジタル複合機1は、前記コンピュータプログラムを、図示しない外部装置から通信IF11を介してダウンロードすることも可能であるように構成されている。以下に、その内容を説明する。
実施の形態3のデジタル複合機1は外装(又は内装)の記録媒体読み取り装置(図示せず)を備えており、該記録媒体読み取り装置に、原稿画像の余白及び文字列の行に係る原稿画像のレイアウトを検出させ、レイアウトの検出結果に基づき、付加情報の付加位置を決定させ、前記文字列の行、行間、及び図表以外を前記余白として検出させ、前記付加情報を行間に付加する際、前記文字列と重なるか否かを、レイアウトの検出結果に基づいて判定させ、前記付加情報と前記文字列とが重なると判定した場合、レイアウトの検出結果に基づき、前記文字列に係るページに、前記付加情報を付加可能な余白があるか否かを判定させ、これらの判定結果に基づき、前記付加情報の付加位置を決定させるプログラム等が記録された可搬型記録媒体Aを挿入して、例えば記憶部9にこのプログラムをインストールする。斯かるプログラムはRAMにロードして実行される。これにより、実施の形態3の本発明のデジタル複合機1として機能する。
前記記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理が行われるために図示していないメモリ、例えばROMのようなものそのものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであっても良い。
いずれの場合においても、格納されているプログラムコードはCPUがアクセスして実行させる構成であっても良いし、あるいは、いずれの場合もプログラムコードを読み出し、読み出されたプログラムコードは、マイクロコンピュータの図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムコードが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
ここで、上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープ又はカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスク又はハードディスク等の磁気ディスク又はCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムコードを担持する媒体であっても良い。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
1 デジタル複合機
2 制御部
5 画像出力装置(画像形成手段)
7 ルビ情報付加制御部
8 表示部
9 記憶部(記憶手段)
71 レイアウト検出部(検出手段)
72 付加位置決定部(付加位置決定)
73 重畳判定部(重畳判定手段)
74 余白判定部(余白判定手段)
75 ルビ情報生成部(生成手段)
76 索引表示部(標識表示手段)
77 ルビ情報取得部(取得手段)

Claims (15)

  1. ページ単位で表示部に表示され、複数の文字列の行又は図表を含む原稿画像に、文字列の付加情報を付加することが可能な画像表示装置において、
    余白及び文字列の行に係る原稿画像のレイアウトを検出する検出手段と、
    該検出手段の検出結果に基づき、前記付加情報の付加位置を決定する付加位置決定手段と
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記検出手段は、
    前記文字列の行、行間、及び図表以外を前記余白として検出し、
    前記付加位置決定手段は、
    前記付加情報を行間に付加する場合、前記文字列と重なるか否かを、前記検出手段の検出結果に基づいて判定する重畳判定手段と、
    該重畳判定手段が前記付加情報と前記文字列とが重なると判定した場合、前記検出手段の検出結果に基づき、該文字列に係るページに、前記付加情報を付加可能な余白があるか否かを判定する余白判定手段とを備え、
    前記重畳判定手段及び余白判定手段の判定結果に基づき、前記付加情報の付加位置を決定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記原稿画像は複数ページであり、
    前記余白判定手段は、
    一のページにて前記付加情報を付加可能な余白がないと判定した場合、他のページにて、前記付加情報を付加可能な余白があるか否かを判定するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記重畳判定手段が前記付加情報と前記文字列とが重なると判定した場合、
    前記付加情報の存在を表す標識画像を前記行間に表示する標識表示手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  5. 前記原稿画像の文字列又は図表に基づき、前記付加情報に係るデータを取得する取得手段を備えることを特徴とする請求項1から4の何れか一つに記載の画像表示装置。
  6. 記憶手段を備え、
    前記取得手段は前記原稿画像から文字列を抽出し、該文字列を前記記憶手段が記憶するように構成されており、
    前記記憶手段に記憶された文字列に基づき、付加情報データを生成する生成手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 前記取得手段は、前記原稿画像から図表、及び該図表に対応する文字列を抽出し、前記記憶手段はこれらを関連付けて記憶するように構成されており、
    前記生成手段は、前記記憶手段に記憶された図表、及び該図表に対応する文字列に基づき、前記付加情報データを生成するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
  8. 請求項1から請求項7の何れか一つに記載の画像表示装置と、
    該画像表示装置の前記表示部に表示された画像をシート上に形成する画像形成手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 複数の文字列の行又は図表を含む原稿画像を取得し、ページ単位で表示部に表示する画像表示装置で、前記原稿画像に文字列の付加情報を付加する画像表示方法において、
    余白及び文字列の行に係る原稿画像のレイアウトを検出する検出ステップと、
    該検出ステップの検出結果に基づき、前記付加情報の付加位置を決定する付加位置決定ステップと
    を含むことを特徴とする画像表示方法。
  10. 前記検出ステップでは、
    前記文字列の行、行間、及び図表以外を前記余白として検出し、
    前記表示位置決定ステップは、
    前記付加情報を行間に付加する際、前記文字列と重なるか否かを、前記検出ステップでの検出結果に基づいて判定する重畳判定ステップと、
    該重畳判定ステップで前記付加情報と前記文字列とが重なると判定した場合、前記検出ステップでの検出結果に基づき、該文字列に係るページに、前記付加情報を付加可能な余白があるか否かを判定する余白判定ステップとを含み、
    前記重畳判定ステップ及び余白判定ステップでの判定結果に基づき、前記付加情報の付加位置を決定することを特徴とする請求項9に記載の画像表示方法。
  11. 前記余白判定ステップでは、
    前記原稿画像が複数ページである場合、一のページにて前記付加情報を付加可能な余白がないと判定したとき、他のページにて、前記付加情報を付加可能な余白があるか否かを判定することを特徴とする請求項10に記載の画像表示方法。
  12. 複数の文字列の行又は図表を含む原稿画像を取得し、ページ単位で表示部に表示する画像表示装置のコンピュータに、文字列の付加情報を前記原稿画像に付加させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、余白及び文字列の行に係る原稿画像のレイアウトを検出させる検出ステップと、
    コンピュータに、前記検出ステップの検出結果に基づき、前記付加情報の付加位置を決定させる付加位置決定ステップと
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  13. コンピュータに、前記検出ステップでは、前記文字列の行、行間、及び図表以外を前記余白として検出させ、
    前記表示位置決定ステップでは、
    コンピュータに、前記付加情報を行間に付加する際、前記文字列と重なるか否かを、前記検出ステップの検出結果に基づいて判定させる重畳判定ステップと、
    コンピュータに、前記重畳判定ステップが前記付加情報と前記文字列とが重なると判定した場合、前記検出ステップの検出結果に基づき、該文字列に係るページに、前記付加情報を付加可能な余白があるか否かを判定させる余白判定ステップとを実行させ、
    コンピュータに、前記重畳判定ステップ及び余白判定ステップでの判定結果に基づき、前記付加情報の付加位置を決定させることを特徴とする請求項12に記載のコンピュータプログラム。
  14. コンピュータに、前記余白判定ステップでは、前記原稿画像が複数ページである場合、一のページにて前記付加情報を付加可能な余白がないと判定したとき、他のページにて、前記付加情報を付加可能な余白があるか否かを判定させることを特徴とする請求項13に記載のコンピュータプログラム。
  15. 請求項12から14までの何れか一つに記載のコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とするコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014203339A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像処理装置、画像形成装置、及び画像処理プログラム

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