JP2011169724A - 位置検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シンプルな構成で小型化が容易な位置検出装置を実現する。
【解決手段】 磁気レゾルバの検出信号をもとにモータの回転位置を検出する位置検出装置において、
前記モータの回転中心軸を中心とした円環状に配置され、それぞれ歯が形成された複数の突極を有するレゾルバステータと、
このレゾルバステータに対向するとともに前記回転中心軸から偏心した円環状に配置されたn個(nは2以上の整数)の歯を有するレゾルバロータと、
前記検出信号の信号振幅および位相に基づいて前記モータの絶対回転位置を算出する演算部と、
を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気レゾルバの検出信号をもとにモータの回転位置を検出する位置検出装置に関する。詳しくは、磁気レゾルバの磁気特性変化を電気信号に変換して得られるとともに、磁気レゾルバの移動により周期的に変化しそれぞれ位相の異なる複数の検出信号に基づいてモータの回転位置を検出する位置検出装置に関する。
位置決め動作を行なうアクチュエータとしては、モータとエンコーダを組み合わせたものがある。このアクチュエータでは、モータの回転位置をエンコーダで検出し、検出信号を帰還信号としてモータの回転位置をフィードバック制御することにより位置決め動作を行なう。このようなアクチュエータとしては、エンコーダに絶対回転位置の検出機能をもたせたものがある。
図5は従来における絶対位置検出機能をもったアクチュエータの概略構成図である。
図5において、500はモータ部、600はエンコーダとしての磁気レゾルバ部である。磁気レゾルバ部600は、nXレゾルバ610と1Xレゾルバ620からなる。
1Xレゾルバ620は、ロータ520が一回転すると検出信号の位相が一周期分変化する。nXレゾルバ610はロータ520が1/n回転(nは2以上の整数)すると検出信号の位相が一周期分変化する。
磁気レゾルバ部600では、1Xレゾルバ620により1/n回転を分解能にして絶対回転位置を検出し、検出した1/n回転内における回転位置をnXレゾルバ610により検出することにより高分解能に絶対回転位置を検出する。
モータ部500、nXレゾルバ610、1Xレゾルバ620はいずれもアウタ・ロータ型で、内側のステータ510は中空構造になっている。中空部分は配線スペース等として用いられる。
図6は磁気レゾルバ部600の詳細図であり、図6の(a)はnXレゾルバ610の上面図、(b)は1Xレゾルバ620の上面図である。
図6の(a)において、nXレゾルバ610のレゾルバロータ611には、モータ500の回転中心軸を中心として円環状に一定ピッチでn個の歯が形成されている。このレゾルバロータ611の歯に対向して複数の突極およびそれぞれの突極に1個以上の歯を有するレゾルバステータ612が配置されている。レゾルバロータ611の歯とレゾルバステータ612の突極の位置関係が変化すると、レゾルバステータ612に巻かれたコイルのインダクタンスが変化する。レゾルバロータ1/n回転につきインダクタンスが一周期分変化することを利用して、モータ1/n回転内の回転位置を検出する。
図6の(b)において、1Xレゾルバ620は、レゾルバステータ622には4個の突極が設けられている。レゾルバロータ621はリング形状になっていて、リング幅はリング1周につき一周期分変化する。そのため、レゾルバロータ621とレゾルバステータ622間のギャップがレゾルバロータ一回転につき一周期分変化する。レゾルバロータとレゾルバステータ間のギャップが変化するとレゾルバステータ622に巻かれたコイルのインダクタンスが変化する。レゾルバロータ一回転につきインダクタンスが一周期分変化することを利用して、モータ一回転内の回転位置を検出する。
下記特許文献には、上記のような絶対位置検出機能をもったアクチュエータが記載されている。
実開平05−11776号公報 特開平05−324075号公報
しかしながら、上記のような構成では、nXレゾルバ610と1Xレゾルバ620の2系統のレゾルバを持つため、磁気レゾルバ部600が大型化してしまう。
また、レゾルバ間の磁気干渉を抑えるため、(1)nXレゾルバ610と1Xレゾルバ620間の距離を離す、(2)nXレゾルバ610と1Xレゾルバ620間に磁気シールドを施す、(3)nXレゾルバ610と1Xレゾルバ620の励磁を時分割し、一方を励磁している間は他方の励磁を切るように制御する、など、(1)〜(3)の対策を単独あるいは組み合わせて実施する必要があり、検出部の構成が複雑になる。
本発明は、従来の問題をなくし、シンプルな構成で小型化が容易な位置検出装置を実現することを目的とする。
このような課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
磁気レゾルバの検出信号をもとにモータの回転位置を検出する位置検出装置において、
前記モータの回転中心軸を中心とした円環状に配置され、それぞれ歯が形成された複数の突極を有するレゾルバステータと、
このレゾルバステータに対向するとともに前記回転中心軸から偏心した円環状に配置されたn個(nは2以上の整数)の歯を有するレゾルバロータと、
前記検出信号の信号振幅および位相に基づいて前記モータの絶対位置を算出する演算部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の位置検出装置において、
前記演算部は、前記レゾルバロータと前記レゾルバステータ間のギャップが前記モータ一回転につき一周期分変化することによる前記検出信号の信号振幅変化に基づいて前記モータの一回転内における位置を算出することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、
請求項1または2に記載の位置検出装置において、
前記演算部は、前記モータ1/n回転につき前記検出信号の位相が一周期分変化することに基づいて、前記モータの1/n回転内における位置を算出することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載の位置検出装置において、
前記演算部は、
前記レゾルバステータの前記突極の検出巻き線群を近接する各相を組み合わせて複数のチャネルに分割し、チャネルごとに前記モータの回転位置を算出し、これらの算出値を平均化することを特徴とする。
本発明によれば、
モータの回転中心軸を中心とした円環状に配置され、それぞれ歯が形成された複数の突極を有するレゾルバステータと、
このレゾルバステータに対向するとともに前記回転中心軸から偏心した円環状に配置されたn個(nは2以上の整数)の歯を有するレゾルバロータと、
磁気レゾルバの検出信号の信号振幅および位相に基づいて前記モータの絶対位置を算出する演算部と、
を備えたことにより、単一のレゾルバでモータの絶対回転位置を検出できるようになり、シンプルな構成で小型化が容易な位置検出装置を実現できる。また、単一のレゾルバで絶対回転位置を検出するため、レゾルバ間の磁気干渉に配慮する必要がなく、検出部の構成をシンプルかつ低コストにできる。
本発明の実施例1を示す図である。 演算部2の構成を示すブロック図である。 磁気レゾルバ1の状態と検出信号のイメージ図である。 位相検出回路23の動作のイメージ図である。 従来における絶対位置検出機能をもったアクチュエータの概略構成図である。 磁気レゾルバ部101の詳細図である。
図1は本発明の実施例1を示す図である。図1は本発明による磁気レゾルバ1の上面図であり、1aはレゾルバロータ、1bはレゾルバステータである。磁気レゾルバ1はアウタ・ロータ型で、内側のレゾルバステータ1bは中空構造になっている。
レゾルバステータ1bは積層鋼板で構成されており、モータ(図示せず)の回転中心軸を中心とした円環状に形成されている。レゾルバステータ1bの先端には、複数の歯1b1が形成された4×m個(mは整数で、図1ではm=4として16個)の突極1b3が設けられている。1b2は突極1b3に巻かれたコイル(検出巻き線群)である。各突極のコイル1b1は図示しない演算部2に接続され、モータの絶対回転位置の算出が行われる。
レゾルバロータ1aは積層鋼板で構成されたリング形状になっていて、リング幅はリング1周につき一周期分変化するように形成されている。そして、このリング形状内側のレゾルバステータ1bの歯と対向する位置に、一定ピッチでn個(図1では36個)の歯1a1が形成されている。すなわち、レゾルバロータ1aは、レゾルバステータ1bに対向するとともにモータの回転中心軸から偏心した円環状にn個の歯が形成された構成となっている。
レゾルバステータ1bの突極1b3は、レゾルバロータ1aの歯1a1に対して機械角が90°異なる位置ごとに設けられ、近接する各相ごとにsin0相、sinπ相、cos0相、cosπ相を構成する。
磁気レゾルバ1は全体が4つのチャネルch0〜ch3に分割され、レゾルバステータ1bの突極1b3は、近接するsin0相、sinπ相、cos0相、cosπ相の4つの相を1組として各チャネルに対応する。
各突極のコイル1b1は図示しない演算部2に接続され、モータの絶対回転位置の算出を行う。
レゾルバロータ1aの歯1a1とレゾルバステータ1bの歯1b1間のギャップは、レゾルバロータ1a一回転につき一周期分変化する。図1において、ch0中央付近におけるギャップはd0、ch1中央付近におけるギャップはd1、ch2中央付近におけるギャップはd2、ch3中央付近におけるギャップはd3となっている。
レゾルバロータ1aが回転すると、レゾルバロータ1aの歯1a1とレゾルバステータ1bの歯1b1間のギャップはd0→d1→d2→d3→d0→・・・のように連続的に変化する。レゾルバロータ1aの歯1a1とレゾルバステータ1bの歯1b1間のギャップが変化すると、検出信号の振幅はギャップに反比例するため、レゾルバステータ1bに巻かれたコイル1b1のインダクタンスが変化する。レゾルバロータ1a一回転につき検出信号の振幅は一周期分変化する。このギャップ変化による検出信号の振幅変化を利用して、モータ一回転内の回転位置が検出される。なお、モータ一回転内の回転位置は、モータ1/n回転を分解能として検出する。
また、レゾルバロータの歯1a1とレゾルバステータ1bの歯1b1の相対位置が変化すると、レゾルバステータに巻かれたコイルのインダクタンスが変化する。レゾルバロータ1/n回転につき検出信号の位相は一周期分変化する。この検出信号の位相変化を利用して、モータ1/n回転内の回転位置が検出される。
すなわち、検出信号の振幅変化に基づいてモータの回転位置を分解能1/n回転で検出し、さらに、その1/n回転内における回転位置を検出信号の位相変化に基づいて高精度に求める。
図2は演算部2の構成を示すブロック図であり、200〜203は検出回路、210〜213は位相振幅検出回路、22は平均化手段、23は位相検出回路である。
検出回路200〜201は、それぞれ磁気レゾルバ1の各チャネルch0〜ch3に対し励磁信号を出力し、各チャネルからの検出信号が入力される。検出回路200〜201は、検出信号に基づいてインダクタンスの変化を検出信号の振幅変化として取り出し、位相振幅検出回路210〜213に出力する。
具体的には、検出回路200〜203は、検出信号に基づいてそれぞれ以下の演算を行い、結果を位相振幅検出回路210〜213に出力する。
・検出回路200
Figure 2011169724
・検出回路201
Figure 2011169724
・検出回路202
Figure 2011169724
・検出回路203
Figure 2011169724
なお、Aはインダクタンスのモータ回転の平均値、Bはインダクタンスのモータ回転中のギャップ変化による変動の振幅、θはモータ一回転内における回転位置を分解能1/nで検出した回転角、θn0〜θn3は各チャネルch0〜ch3で検出されるモータ1/n回転内における回転角である。
位相振幅検出回路210〜213は、検出回路200〜203からの入力に基づいて、各チャネルごとに1/n回転内における回転角θn0〜θn3を算出する。また、検出回路200〜203からの出力の二乗平均により振幅値を得る。
具体的には、位相振幅検出回路210は、式(0−1)と式(0−2)に基づいてtan−1処理を行い、1/n回転内における回転角θn0を算出する。さらに、位相振幅検出回路210は、式(0−1)と式(0−2)の二乗平均をとり、
Figure 2011169724
を算出する。
同様に、位相振幅検出回路211は、式(1−1)と式(1−2)に基づいてtan−1処理を行い、1/n回転内における回転角θn1を算出する。さらに、位相振幅検出回路211は、式(1−1)と式(1−2)の二乗平均をとり、
Figure 2011169724
を算出する。
位相振幅検出回路212は、式(2−1)と式(2−2)に基づいてtan−1処理を行い、1/n回転内における回転角θn2を算出する。さらに、位相振幅検出回路212は、式(2−1)と式(2−2)の二乗平均をとり、
Figure 2011169724
を算出する。
位相振幅検出回路213は、式(3−1)と式(3−2)に基づいてtan−1処理を行い、1/n回転内における回転角θn3を算出する。さらに、位相振幅検出回路213は、式(3−1)と式(3−2)の二乗平均をとり、
Figure 2011169724
を算出する。
式(0−3)から式(1−3)を減算して2B・sinθを求める。また、式(1−3)から式(3−3)を減算して2B・cosθを求める。算出された2B・sinθと2B・cosθは位相検出回路23に入力され、tan−1処理により、モータ一回転内における回転角θを算出する。
また、位相振幅検出回路210〜213で算出されたθn0〜θn3は平均化手段22に入力される。平均化手段22は、θn0〜θn3の平均をとり、モータ1/n回転内における回転角θnを算出する。
位相検出回路23で算出したθと平均化手段22で算出したθnを組み合わせ、モータの絶対回転位置を高精度に検出する。
図3は磁気レゾルバ1の状態と検出信号のイメージ図である。図3では、(a)〜(d)にかけて磁気レゾルバ1が回転していく様子を示している。
図3の(a)において、レゾルバステータ1bとレゾルバロータ1a間の距離はチャネルch1で最も小さくなっている。レゾルバロータ1aが回転するにつれてレゾルバステータ1bとレゾルバロータ1a間の距離が最小となるチャネルが移動していき、図3の(b)ではチャネルch0、図3の(c)ではチャネル3、図3の(d)ではチャネル2でそれぞれ距離が最小となっている。
また、図3のチャネルch0〜ch3の図では、円の大きさは検出信号のインダクタンスのモータ回転中のギャップ変化による変動の振幅Bの大きさを示し、矢印は回転角θnにおける式(0−1)と式(0−2)、式(1−1)と式(1−2)、式(2−1)と式(2−2)、式(3−1)と式(3−2)のベクトルを示している。
図3の(a)では、レゾルバステータ1bとレゾルバロータ1a間の距離はチャネルch1で最も小さいため、チャネルch1の円の大きさが最大(すなわちインダクタンスの振幅Bが最大)となる。一方、チャネルch1の反対側であるチャネルch3では、レゾルバステータ1bとレゾルバロータ1a間の距離は最大となり、チャネルch3の円の大きさが最小(すなわちインダクタンスの振幅Bが最小)となる。
チャネルch0,ch2では、レゾルバステータ1bとレゾルバロータ1a間の距離はちょうど中間程度となる。そのため、チャネルch0,ch2の円の大きさはチャネル1とチャネル3の中間程度となる。
図3の(b)では、レゾルバステータ1bとレゾルバロータ1a間の距離はチャネルch0で最小、チャネルch2で最大、チャネルch1,ch3で中間程度となる。そのため、各チャネルの円の大きさはチャネルch0で最大、チャネルch2で最小、チャネルch1,ch3で中間程度となる。
図3の(c)では、レゾルバステータ1bとレゾルバロータ1a間の距離はチャネルch3で最小、チャネルch1で最大、チャネルch0,ch2で中間程度となる。そのため、各チャネルの円の大きさはチャネルch3で最大、チャネルch1で最小、チャネルch0,ch2で中間程度となる。
図3の(d)では、レゾルバステータ1bとレゾルバロータ1a間の距離はチャネルch2で最小、チャネルch0で最大、チャネルch1,ch3で中間程度となる。そのため、各チャネルの円の大きさはチャネルch2で最大、チャネルch0で最小、チャネルch1,ch3で中間程度となる。
このように、インダクタンスの振幅Bは、モータ1が一回転につき一周期分変化するため、この変化を検出することによりモータ一回転内の回転位置を求めることができる。
なお、図3の各チャネルch0〜ch3の円の大きさが、それぞれ式(0−3),式(1−3),式(2−3),式(3−3)に対応している。
図4は位相検出回路23の動作のイメージ図である。図4の(a)において、上段の図はch0振幅−ch2振幅(2B・sinθ)、下段の図はch1振幅−ch3振幅(2B・cosθ)を示したものである。図4の(b)は、回転角θとch0振幅−ch2振幅およびch1振幅−ch3振幅の関係をベクトルで示す図である。
位相検出回路23において、ch0振幅−ch2振幅(2B・sinθ)とch1振幅−ch3振幅(2B・cosθ)の算出結果を、図4の(b)に示すようにベクトルの成す角度をtan−1処理することにより、モータ一回転内における回転角θが求まる。
本実施例は以上のように構成され、
モータの回転中心軸を中心とした円環状に配置された複数の突極1b3を有するレゾルバステータ1bと、
このレゾルバステータ1bに対向するとともに回転中心軸から偏心した円環状に配置されたn個の歯1a1を有するレゾルバロータ1aと、
磁気レゾルバ1の検出信号の信号振幅および位相に基づいてモータの絶対回転位置を算出する演算部2と、
を備えたことにより、単一のレゾルバでモータの絶対回転位置を検出できるようになり、シンプルな構成で小型化が容易な位置検出装置を実現できる。また、単一のレゾルバで絶対回転位置を検出するため、レゾルバ間の磁気干渉に配慮する必要がなく、検出部の構成をシンプルかつ低コストにできる。
モータ1/n回転内における回転角θnを求める構成については、従来の通常のnXレゾルバによる位置検出と同等である。本発明では、さらにレゾルバロータ1aをレゾルバステータ1bに対して相対的に偏心させることにより、検出信号の振幅変化からレゾルバロータ一回転内における絶対位置情報を検出できるようにし、単一の磁気レゾルバで分解能の高い絶対位置検出ができるようにしたものである。
また、本実施例では、磁気レゾルバ1を4つのチャネルch0〜ch3に分割したが、分割数は4に限られない。突極1b3を増やし分割数を増やせば、より高精度に回転角θnを求めることができる。
また、本実施例では、図1において、レゾルバステータ1bに歯1b1が2個形成されている例を示したが、歯数は1個でもよいし、3個以上とより大きな数としてもよい。
1 磁気レゾルバ
1a レゾルバロータ
1a1 歯
1b レゾルバステータ
1b1 歯
1b2 コイル
1b3 突極
2 演算部

Claims (4)

  1. 磁気レゾルバの検出信号をもとにモータの回転位置を検出する位置検出装置において、
    前記モータの回転中心軸を中心とした円環状に配置され、それぞれ歯が形成された複数の突極を有するレゾルバステータと、
    このレゾルバステータに対向するとともに前記回転中心軸から偏心した円環状に配置されたn個(nは2以上の整数)の歯を有するレゾルバロータと、
    前記検出信号の信号振幅および位相に基づいて前記モータの絶対回転位置を算出する演算部と、
    を備えたことを特徴とする位置検出装置。
  2. 前記演算部は、前記レゾルバロータと前記レゾルバステータ間のギャップが前記モータ一回転につき一周期分変化することによる前記検出信号の信号振幅変化に基づいて前記モータの一回転内における位置を算出することを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
  3. 前記演算部は、前記モータ1/n回転につき前記検出信号の位相が一周期分変化することに基づいて、前記モータの1/n回転内における位置を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の位置検出装置。
  4. 前記演算部は、
    前記レゾルバステータの前記突極の検出巻き線群を近接する各相を組み合わせて複数のチャネルに分割し、チャネルごとに前記モータの回転位置を算出し、これらの算出値を平均化することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の位置検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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