JP2011169579A - バーナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ホルダ(37)と、該ホルダ(37)に流れ方向に固定され燃料ノズル噴射頭部(47a、47b)を備えた少なくとも2本の燃料ノズル(40)と、前記ホルダ(37)を通って延び燃料ノズル噴射頭部(47a、47b)に通じるガス供給系統(120)とを備えたバーナ装置に関する。
【解決手段】各燃料ノズル(40)がホルダ側基部(45)を有し、該ホルダ側基部(45)がホルダ側(100)にホルダ側基部(45)がホルダ(37)の当接面(55)に接する当接面(60)を有し、ホルダ側基部(45)から一体形成された少なくとも2つの燃料ノズル噴射頭部(47a、47b)が流れ方向に延び、ガス供給系統(120)が少なくとも1つのガス入口管(70)とそのホルダ(37)を貫通する貫通部とを有し、該貫通部がはめ合い(75)として形成されている。
【選択図】図4
【解決手段】各燃料ノズル(40)がホルダ側基部(45)を有し、該ホルダ側基部(45)がホルダ側(100)にホルダ側基部(45)がホルダ(37)の当接面(55)に接する当接面(60)を有し、ホルダ側基部(45)から一体形成された少なくとも2つの燃料ノズル噴射頭部(47a、47b)が流れ方向に延び、ガス供給系統(120)が少なくとも1つのガス入口管(70)とそのホルダ(37)を貫通する貫通部とを有し、該貫通部がはめ合い(75)として形成されている。
【選択図】図4
Description
本発明はバーナ装置およびかかるバーナ装置付きガスタービンに関する。
ガスタービンは主要構造部品として圧縮機、動翼付きタービン並びに少なくとも1つの燃焼器を有している。タービンの動翼は通常は、ガスタービン全体を通して延び負荷例えば発電機に連結されている軸に動翼輪の形で配置されている。その動翼を備えた軸はタービンランナやロータとも呼ばれている。動翼輪間に静翼輪が存在し、この静翼輪はタービンを通して作動媒体を案内するノズルとして用いられる。
ガスタービンの運転中、圧縮機から圧縮空気が燃焼器に供給される。その圧縮空気は燃料例えば油あるいはガスと混合され、その混合気は燃焼器において燃焼される。その高温の燃焼ガスは作動媒体として燃焼器出口からタービンに供給され、そこで膨張して衝撃を動翼に伝達し仕事をして冷える。その場合、静翼は衝撃伝達を最適にするために用いられる。
特許文献1に記載され特にいわゆる管形燃焼器に利用されるようなガスタービンの典型的なバーナ装置は一般に、リングの円周に一様に分布された複数の燃料ノズルを備えたリング状ホルダを有している。それらの燃料ノズルに燃料噴射開口が配置され、その燃料噴射開口によって燃料が空気供給路に噴射される。燃料ノズルは予混合火炎、即ち、空気と燃料が点火前に混合される火炎を発生するために使用されるバーナの主要段となっている。火炎におけるNOx発生を最少にするために、予混合バーナは空気・燃料希薄混合気で、即ち、燃料含有量が比較的少ない混合気で運転される。
環状の燃料分配器リングの中央を通って典型的にはパイロットバーナが延びている。このパイロットバーナは拡散バーナとして形成され、即ち、これは燃料が空気と予め混合されずに直接注入される火炎を発生する。パイロットバーナはガスタービンを起動するためのほかに予混合火炎を安定するためにも用いられる。その予混合火炎は有害物質発生を少なくするためにしばしば、パイロット火炎の支援なしでは火炎不安定が生じてしまう混合空燃比の範囲で運転される。
上述のようなバーナ装置は典型的には、燃料を燃焼器に供給するために、金属ブロックから機械加工されホルダに溶接された複数の燃料ノズルを有している。そのホルダはそこに加工設置された燃料通路(分配路)を通して燃料を個々のノズルに分配する。
燃料通路の機械加工に対して十分な場所を用意するために、ホルダ半製品および従って将来のホルダは或る最低の厚みを有していなければならない。これはバーナ装置の重量並びに材料費を高める。さらにその機械加工は作業費がかかる。
また運転中にホルダは暖かくなるが、燃料入口管は低温に維持される。このために熱応力が生じ、このホルダは長い寿命についての要件を満たさない。
本発明の課題は、有利なバーナ装置を提供すること、特に必要な寿命要件を満たすガスタービン用の有利なバーナ装置を提供することにある。もう1つの課題はそのようなバーナ装置を備えた有利なガスタービンを提供することにある。
この課題は請求項1に記載のバーナ装置によって解決される。即ち、「1つのホルダ(37)と、該ホルダ(37)に流れ方向に固定され複数の燃料ノズル噴射頭部(47a、47b)を備えた少なくとも2本の燃料ノズル(40)と、前記ホルダ(37)を通って延び燃料ノズル噴射頭部(47a、47b)に通じる1つのガス供給系統(120)とを備えたバーナ装置であって、各燃料ノズル(40)がホルダ側基部(45)を有し、該ホルダ側基部(45)がホルダ側(100)にホルダ側基部(45)がホルダ(37)の当接面(55)に接する当接面(60)を有し、ホルダ側基部(45)から一体形成された少なくとも2つの燃料ノズル噴射頭部(47a、47b)が流れ方向に延び、ガス供給系統(120)が少なくとも1つのガス入口管(70)とホルダ(37)を貫通する1つの貫通部とを有し、該貫通部がはめ合い(75)として形成されていることを特徴とする。」
本発明の有利な実施態様は従属請求項2〜9に記載されている。ガスタービンに関する課題は請求項10に記載のガスタービンによって解決される。即ち、「圧縮機部分(3)と、燃焼部分(4)と、燃焼器(5)と、バーナ(6)と、タービン部分(7)と、ロータ(9)と、請求項1ないし9のいずれか1つに記載のバーナ装置とを備えていることを特徴とする。」
本発明の有利な実施態様は従属請求項2〜9に記載されている。ガスタービンに関する課題は請求項10に記載のガスタービンによって解決される。即ち、「圧縮機部分(3)と、燃焼部分(4)と、燃焼器(5)と、バーナ(6)と、タービン部分(7)と、ロータ(9)と、請求項1ないし9のいずれか1つに記載のバーナ装置とを備えていることを特徴とする。」
本発明に基づくバーナ装置は、1つのホルダ並びにこのホルダに流れ方向に取り付けられた複数の燃料ノズルを有している。ホルダが燃料分配器として利用される場合にホルダが最低の高さ即ち或る厚みを有していなければならないことは知られている。燃料分配器として形成されたホルダは燃焼器において高温燃焼ガスに直接曝されるので、ホルダは耐熱材料例えば超合金で作られねばならない。しかし、これは非常に高価である。
本発明によれば、バーナ装置は1つのホルダと、このホルダに固定され複数の燃料ノズル噴射頭部を備えた少なくとも2本の燃料ノズルを有している。その各燃料ノズルはホルダ側基部を有し、この燃料ノズルのホルダ側基部はそのホルダ側にホルダの当接面に接する当接面を有し、そのホルダ側基部から一体形成された少なくとも2つの燃料ノズル噴射頭部が流れ方向に延びている。さらに本発明に基づくバーナ装置は、ホルダを通って延び燃料ノズル噴射頭部に通じるガス供給系統を有している。本発明に基づいて、ガス供給系統は少なくとも1つのガス入口管とホルダを貫通する1つの貫通部とを有している。その貫通部は本発明によれば、はめ合いとして形成されている。これは特に締りばめ、あるいは中間ばめとすることができる。
これによって、ホルダにおける分配路を省略することができる。従って、ホルダの材料厚さが減少され、これにより、重量およびコストが削減される。さらにホルダの燃料ノズルとは反対側の部位におけるバーナ装置の組込み空間についての要求は従来技術よりも厳しくない。また全体としてホルダの機械加工も容易になる。
ガス供給系統は少なくとも1つのガス入口管とそのホルダを貫通するその貫通部とを有している。しかしガス入口管は運転中に貫流するガスにより十分低温に保たれ、一方でホルダが圧縮空気によって暖められるので、十分な寿命を保証しない熱応力が生ずる。これは特に、例えば貫通部を密封するためにガス入口管がホルダに材料結合的に結合され例えば溶接されている場合に当てはまる。また燃料ノズルをホルダにボルトにより補助的に固定する場合も、寿命を短縮させる二重の結合が生ずる。
本発明ではいまや貫通部が溶接に代わってはめ合いとして形成されている。これは特に締りばめ、あるいは中間ばめである。
互いにはまり合う2つの部品の結合は、はめ合いと呼ばれ、その両部品は同じ定格寸法を有するが、公差域の状態および大きさは異なる。はめ合いは常に、孔と軸の実際寸法が変動してよい公差を与える。
完成品において、すきまばめか、締りばめが生ずる。公差がすきま並びに締めしろを許す限りにおいて、これを中間ばめと呼び、生産時に作られた寸法に応じて上述のグループのいずれかに属する。従って、ホルダを貫通するガス入口管の貫通部は特にかかるはめ合いとして形成され、これに伴って僅かな流れ(圧縮空気流あるいは漏れガス流)しか許さない。溶接継目が存在しないことによりホルダはいまや自由に熱膨張できる。従って寿命要件は満たされる。また本発明に基づくはめ合いによって、燃料ノズルは損傷することなく分解できる。
従来における燃料ノズルの他の問題は、ホルダへの燃料ノズルの固定にある。というのは、燃料ノズルが製造工程時にホルダに対して垂直に配置されねばならないからである。
本発明に基づいて、これらの燃料ノズルはいまやガス入口管を介して心合わせされ これにより、高い経費は不要となる。
好適には、反ホルダ側にガス入口管に燃料を供給する少なくとも1つの分配路が設けられている。分配路がいまや反ホルダ側に位置し、また(元来の分配路のように)高温燃焼ガスと直接接触しないので、分配路はより安価な材料で作れる。これによって、著しくコストが削減される。即ち、燃料が(流れ方向に見て)ホルダの上流で既に分配され、ホルダの下流で通路に分配されない。
好適には、燃料ノズルのホルダ側に液体燃料特に油を供給する液体燃料用のもう1つの燃料入口管特に油管がホルダを貫通して設けられている。これによって、燃料ノズルにガスおよび油が供給される。
有利な実施態様において、ホルダ側当接面とホルダとの間に少なくとも1つのシールが存在している。好適には、このシールはホルダ側ではめ合いおよびガス入口管部、即ちガス管に配置されている。その少なくとも1つのシールはC形シールとして形成される。その場合、ホルダはシールが配置される凹所を有している。はめ合いとこれに付随するシール特にシールリングによって空気漏洩に対する密封が保証される。
好適には、燃料ノズルのホルダ側当接面が、このホルダ側当接面をホルダの当接面に固定するための少なくとも1つの開口を有している。有利な実施態様において、この開口は孔であり、固定手段はねじ結合あるいはボルト結合である。好適には、ホルダ側当接面にねじ結合用ないしボルト結合用の6個の孔が設けられ、これらの孔は燃料ノズルのホルダ側当接面全体にわたり分布されている。当接面全体にわたる孔の分布パターンによって、燃料ノズルは迅速に減衰する高い固有周波数を有する。これによって、燃料ノズルは固有周波数に対して安定している。
本発明に基づくガスタービンは、圧縮機部分と、燃焼部分と、燃焼器と、バーナと、タービン部分と、ロータと、上述のようなバーナ装置を有している。これによって、ガスタービンは特に容易に建設される。
以下の図を参照した実施例の詳細から本発明の他の特徴、特性および利点が理解できる。
先に、ガスタービンを概略縦断面図で示した図1を参照して、ガスタービンの構造および機能について説明する。ガスタービン1は圧縮機部分3、燃焼部分4およびタービン部分7を有し、この実施例では燃焼部分4はそれぞれバーナ6が配置された複数の管形燃焼器5を有しているが、基本的には1つの環状燃焼器を有することもできる。ランナとも呼ばれるロータ9はガスタービン1の上述の全部分を通して延び、圧縮機部分3に圧縮機動翼輪11が付けられ、タービン部分7にタービン動翼輪13が付けられている。隣り合う圧縮機動翼輪11間および隣り合うタービン動翼輪13間にそれぞれ圧縮機静翼15から成る静翼輪ないしタービン静翼17から成る静翼輪が配置されている。それらの静翼15、17はそれぞれガスタービン1の車室19からロータ9の方向に向けて半径方向に延びている。
ガスタービン1の運転中、空気が空気入口21を通して圧縮機部分3に吸い込まれる。そこで空気は回転する圧縮機動翼11によって圧縮され、燃焼部分4におけるバーナ6に導かれる。その空気はバーナ6において気体燃料ないし液体燃料と混合され、その混合気は燃焼器5において燃焼される。そして高温高圧の燃焼ガスが作動媒体としてタービン部分7に供給される。その燃焼ガスはタービン部分を通過する間にタービン動翼13に衝撃を伝達し、その間に膨張し冷える。その膨張済みの冷えた燃焼ガスは排気口23を通してタービン部分7から出る。伝達された衝撃はロータ9を回転運動させ、この回転運動が圧縮機および負荷例えば発電機や工業用作業機械を駆動する。その場合、タービン静翼17の静翼輪は、タービン動翼13への衝撃伝達を最適にするために、作動媒体を案内するためのノズルとして用いられる。
図2は従来公知の燃焼部分4のバーナ6を斜視図で示している。このバーナ6は主要構成要素として燃料分配器リング27と、この燃料分配器リング27から出ている8本の燃料ノズル29と、これらの燃料ノズル29の噴射頭部領域にそれぞれ配置された8個のスワーラ(旋回流発生器)31とを有している。燃料分配器リング27および燃料ノズル29は共にバーナハウジングを形成し、複数の燃料案内管がそのバーナハウジングを通ってスワーラ31の内部に配置された噴出開口まで延びている。燃料ノズル29は燃料分配器リング27に溶接される。バーナはそれぞれ接続短管(図示せず)を介して複数の燃料入口管に接続される。バーナ6はフランジ35によって、燃料ノズル29が燃焼器内部に向くように管形燃焼器に取り付けられる。
図2に示されたバーナ6は8本の燃料ノズル29を有しているが、異なった本数の燃料ノズルを装備することもできる。その燃料ノズル29の数は8本より多くも少なくもでき、例えばそれぞれ専用のスワーラを有する6本の燃料ノズル29あるいは12本の燃料ノズル29を設置することもできる。さらに通常、バーナの中央にパイロット燃料ノズルが配置されている。このパイロット燃料ノズルは図2では見通しよくするために図示されていない。
燃焼過程中に空気は圧縮機からスワーラ31によって案内され、そこで空気は燃料と混合される。続いてその空気・燃料混合気は燃焼器5の燃焼域において燃焼され、作動媒体が発生される。
ホルダ27は各燃料ノズル29に燃料を分配する目的を有している。そのためにホルダ27は内部に複数の燃料流路が設けられ、これから各燃料ノズル29に燃料が供給される。燃料をホルダ27に導く燃料入口管に対する複数の接続口がホルダ27に存在し、燃料はそのホルダ27において各燃料ノズル29に分配される。その場合、異なった種類の燃料も利用できる。そのために燃料ノズル29は燃料が流出する少なくとも1つの燃料開口を有している。
現在公知のバーナ装置(図2)の場合、燃料流路は典型的には円筒状ホルダ半製品に機械加工で切削して設けられ、続いて溶接された部材で塞がれて形成される。配管用の貫通路も機械加工でホルダ半製品に設けられる。その貫通路およびガス路の機械加工に対する十分な場所を用意するために、ホルダ半製品従って後のホルダは或る最低の厚みを有していなければならない。これはバーナ装置の重量および材料費を高める。また機械加工は作業費がかかり、これに伴って高いコストが生ずる。別の問題は、ホルダ27に対する燃料ノズル29の組立にある。これは燃料ノズル29がホルダ27に対して垂直に溶接されねばならないからである。またこの製造は非常に時間がかかり、大きな手間とそれによる高いコストが伴って生ずる。また燃料ノズルはスワーラ31に溶接されている。ホルダ27は燃料ノズル29と同じように高温に曝される。従って、ホルダ27並びに燃料ノズル29は耐熱材料例えば耐食性ニッケル合金で作られねばならない。しかしこの材料は同じくコストを非常に高める。
これはいまや本発明によって回避される(図3および図4)。本発明に基づいて、1つのホルダ37とこのホルダ37に流れ方向に固定された少なくとも2本の燃料ノズル40とを備えたバーナ装置が設置されている。その各燃料ノズル40はホルダ側基部45を有し、このホルダ側基部45はホルダ側100にホルダ37の当接面55に接する当接面60を有している。そのホルダ側基部45から一体形成された少なくとも2つの燃料ノズル噴射頭部47a、47bが流れ方向に、即ち、燃焼器5の方向に出ている。
この燃料ノズル40はホルダ37を通って延びガスを燃料ノズル噴射頭部47a、47bに搬送する1つのガス供給系統120を有している。
そのガス供給系統120は通常は、ガス管の形の少なくとも1つのガス入口管70を有し、その貫通部はホルダ37を貫通している。この貫通部は孔とすることができる。
その貫通部特に孔ははめ合い75として設計されている。
従って、ガス管70の貫通部は本発明に基づいてはめ合い75として形成され、これによって僅かな流れ例えば圧縮空気の僅かな流入あるいはガスの僅かな流出しか許さない。これは特に締りばめ、あるいは中間ばめである。従って、ホルダ37ははめ合いによって運転中に自由に膨張できる。従って、熱応力が無くされるか大幅に減少され、これによって寿命が延長される。
ガス管70は本発明に基づいて運転中において十分に冷たく、他方でホルダ37は暖まっている。その場合、ホルダ37は膨張する。ガス管70が従来のように密封目的でホルダ37に溶接されていると、熱膨張によって溶接部位に大きな応力が生ずる。従って、そのような溶接が利用されると、ホルダ37とガス管70の異なった熱膨張のために寿命要件が満たされない。加えて燃料ノズル40もホルダ37にねじ止めされていると、ねじ結合あるいは溶接継手によるホルダ37への燃料ノズル40の固定は過剰固定となり、これも寿命に不利に作用する。
ガス管70に対するはめ合い75がタービンにおけるガスあるいは圧縮空気の望ましくない通過を生ずることを防止するために、はめ合い75のホルダ側端100に好適には少なくとも1つのシール80が特にはめ合い75およびガス管70の部分に存在している。その場合、ホルダ37はシール80が配置される凹所を有している。かかるシール80は特にC形シールとして形成することができる。これはその弾力復元性に基づいて特にシールとして適している。しかし基本的には例えばO形シールリングのような他のばね弾性シールも利用できる。シールの弾性によって、例えば運転による部品加熱に基づいて生ずる相対運動の過度の制限を回避することができる。
従来における燃料ノズルの他の問題は、ホルダ37に対する燃料ノズル40の組立にある。それは燃料ノズル40が製造工程時にホルダ37に対して垂直に配置されねばならないからである。この組立はまた非常に時間がかかり、より高い手間およびこれにより高いコストが伴って生ずる。
しかし本発明によれば、特にガス管70を介して燃料ノズル40をはめ合い75によって容易に心合わせすることができ、これによって、もはや高い経費は必要とされない。
ホルダ37に別の複数の貫通孔(別個に図示せず)を配置することができ、これらを通して追加的に少なくとも1つの油路がホルダ37を貫通して導かれる。
燃料ノズルから見てホルダの反対側101に少なくとも1つの分配路(図示せず)が、しかし通常はそれぞれ油およびガスに対する2つの分配路が設けられ、これらの分配路がガス管70および少なくとも1つの油路にそれぞれ反ホルダ側101で既に相応した燃料を供給する。これらの分配路が燃焼器における高温燃焼ガスに直接接触しないので、これらは安価な材料で作ることができる。
またホルダの燃料ノズル40とは反対側の部位におけるバーナ装置の組込み空間についての要件は従来よりも厳しくない。また全体としてホルダの機械加工も単純化される。
燃料ノズルのホルダ側当接面60は燃料ノズル40をホルダ37に固定するために複数の孔を有している。ホルダ37はそれらに対応した開口あるいは孔を有している。これらの孔を通してねじ結合あるいはボルト結合によって燃料ノズル40をホルダ37に固定することができる。それらの孔はホルダ側当接面60全体にわたって分布されている。そのような複数の孔の分布によって燃料ノズル40は急速に減衰される高い固有振動数を有する。従って、燃料ノズル40は固有振動数に対して安定している。ねじ結合あるいはボルト結合が燃料ノズル40をホルダ37に固定し、そのようにして、運転中における圧力荷重の大部分を受ける。
ホルダ側当接面60における孔並びにそれに対応したホルダ37における穴/孔は大きな寸法公差で設計でき、これによって、迅速で容易な組立が可能である。
本発明に基づくバーナ装置によればバーナ装置の寿命を著しく増大することができる。これは、いまや可能である自由な熱膨張変形が支障をもたらす熱応力を発生しないことに起因する。燃料ノズル40はガス管70を介して容易に心合わせされる。
C形シールによって望ましくない漏れが防止され、これによって、ガスおよび/又は圧縮空気の制御できない流出ないし流入が防止できる。
本発明に基づくバーナ装置によって、いまや個々の燃料ノズル40はホルダから容易に且つ損傷せずに分解でき、これによって特に組立・分解性が改善される。これは特に既に建設され運転中の設備における点検時に極めて有利である。
本発明に基づくバーナ装置によってコストを著しく低減することができる。これは、燃料分配器37がいまや従来における燃料分配器27より非常に薄い厚さを有することに起因する。すべての孔ないし開口は、特に精密な寸法公差が要求されず守られる必要がないので、迅速に容易に製造できる。
37:ホルダ、40:燃料ノズル、45:ホルダ側基部、47a,47b:燃料ノズル噴射頭部、55,60:当接面、70:ガス入口管、75:はめ合い、80:シール、120:ガス供給系統。
Claims (10)
- 1つのホルダ(37)と、該ホルダ(37)に流れ方向に固定され複数の燃料ノズル噴射頭部(47a、47b)を備えた少なくとも2本の燃料ノズル(40)と、前記ホルダ(37)を通って延び燃料ノズル噴射頭部(47a、47b)に通じる1つのガス供給系統(120)とを備えたバーナ装置であって、
各燃料ノズル(40)がホルダ側基部(45)を有し、該ホルダ側基部(45)がホルダ側(100)にホルダ側基部(45)がホルダ(37)の当接面(55)に接する当接面(60)を有し、ホルダ側基部(45)から一体形成された少なくとも2つの燃料ノズル噴射頭部(47a、47b)が流れ方向に延び、ガス供給系統(120)が少なくとも1つのガス入口管(70)とホルダ(37)を貫通する1つの貫通部とを有し、該貫通部がはめ合い(75)として形成されていることを特徴とするバーナ装置。 - ガス入口管(70)に燃料を供給する少なくとも1つの分配路が燃料ノズルから見てホルダの反対側(101)に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバーナ装置。
- 液体燃料特に油を供給する液体燃料用のもう1つの燃料入口管特に油管がホルダ(37)を貫通して設けられており、このもう1つの燃料入口管を通って前記燃料ノズルにホルダ側(100)で液体燃料特に油が供給されることを特徴とする請求項1又は2に記載のバーナ装置。
- 燃料ノズル(40)のホルダ側当接面(60)とホルダ(37)との間に少なくとも1つのシール(80)が存在していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のバーナ装置。
- シール(80)がホルダ側(100)ではめ合い(75)およびガス入口管(70)の部分に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のバーナ装置。
- 少なくとも1つのシール(80)がC形シールであることを特徴とする請求項4又は5に記載のバーナ装置。
- 燃料ノズルのホルダ側当接面(60)が、該ホルダ側当接面(60)をホルダ(37)の当接面(55)に固定するための少なくとも1つの開口を有していることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載のバーナ装置。
- 前記開口が孔であり、固定手段がねじ結合あるいはボルト結合であることを特徴とする請求項7に記載のバーナ装置。
- 燃料ノズルのホルダ側当接面(60)に少なくとも6個の孔が設けられ、これらの孔がホルダ側当接面(60)全体にわたり分布されていることを特徴とする請求項8に記載のバーナ装置。
- 圧縮機部分(3)と、燃焼部分(4)と、燃焼器(5)と、バーナ(6)と、タービン部分(7)と、ロータ(9)と、請求項1ないし9のいずれか1つに記載のバーナ装置とを備えていることを特徴とするガスタービン。
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Cited By (1)
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