JP2011169170A - 内燃機関用ピストン - Google Patents

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Abstract

【課題】閉じ時期の異なる2つの吸気弁との組み合わせによって筒内のタンブル流の減衰を防止することのできる内燃機関用ピストンを提供する。
【解決手段】閉じ時期の早い吸気弁の側のピストン冠面にはクランク軸に直交する断面において比較的緩やかな弧を描いて窪んでいる第1のキャビティ4を設け、閉じ時期の遅い吸気弁の側のピストン冠面にはクランク軸に直交する断面において比較的急な弧を描いて窪んでいる第2のキャビティ6を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、4ストロークレシプロ内燃機関用のピストンに関し、詳しくは、タンブル流の形成に用いて好適な内燃機関用ピストンに関する。
4ストロークレシプロ内燃機関(以下、単に内燃機関という)では、筒内における気流の流れが燃焼性能に大きく影響することが知られている。このため、下記の特許文献にも開示されているように、筒内の気流の流れを如何に制御にするかに関して、今日までに様々な発明がなされている。その中には、図5に示すように、ピストン102の冠面に断面が弧状のキャビティ104を設け、キャビティ104により燃焼室100内の気流を案内することによって、タンブル流110の形成を促進する方法が含まれている。
特開2006−329131号公報 特開平8−004641号公報
タンブル流の形成によって燃焼改善を図る方法は、吸気弁の閉じ時期を変更可能な可変動弁機構付きの内燃機関にも適用され得る。そのような内燃機関では、実圧縮比低減等の種々の観点から、吸気弁の閉じ時期が下死点(ATDC180°)よりも後とされる場合がある。その場合、圧縮行程において吸気弁が開いた状態となるため、筒内の空気の一部は吸気ポートに吹き戻されることになる。図5に示すように、タンブル流110が筒内に形成されている場合には、タンブル流110の成分のうち低流速成分114は筒内に残るものの、高流速成分112は吸気弁106の隙間から吸気ポートに排出されてしまう。このため、吹き戻されたガスの量の割合以上にタンブルエネルギーは失われることとなって、筒内の平均タンブル比は大きく低下してしまう。その結果、筒内のタンブル流110が減衰し、タンブル流110による燃焼改善の効果が損なわれてしまうおそれがある。
ところで、可変動弁機構付きの内燃機関の中には、2つの吸気弁の間で閉じ時期を異ならせることができるものが存在する。本発明は、そのような閉じ時期の異なる2つの吸気弁との組み合わせによって、筒内のタンブル流の減衰を防止することのできる内燃機関用ピストンを提供することを課題とする。
上記の課題を達成するため、第1の発明の内燃機関用ピストンは、
閉じ時期の異なる2つの吸気弁を有する内燃機関用のピストンにおいて、
閉じ時期の早い吸気弁の側の冠面に設けられた、クランク軸に直交する断面において弧を描いて窪んでいる第1のキャビティと、
閉じ時期の遅い吸気弁の側の冠面に設けられた、クランク軸に直交する断面において前記第1のキャビティよりも急な弧を描いて窪んでいる第2のキャビティと、
を備えることを特徴としている。
第2の発明の内燃機関用ピストンは、第1の発明の内燃機関用ピストンにおいて、
前記第2のキャビティは、前記第1のキャビティよりもスラスト方向に狭いことを特徴としている。
第3の発明の内燃機関用ピストンは、第1の発明の内燃機関用ピストンにおいて、
前記第2のキャビティは、ピストン中心からその外縁までの距離が短いことを特徴としている。
第4の発明の内燃機関用ピストンは、第1乃至第3の何れか1つの発明の内燃機関用ピストンにおいて、
前記第1のキャビティと前記第2のキャビティは外縁においてつながり、見掛け上は1つのキャビティを形成していることを特徴としている。
本発明の内燃機関用ピストンによれば、閉じ時期の遅い吸気弁の側には、閉じ時期の早い吸気弁の側で形成されるタンブル流よりも旋回半径の小さいタンブル流を形成することができる。これにより、タンブル流の高流速成分が吸気弁の開口部から吸気ポートへ吹き戻され難くなるので、筒内のタンブル流の減衰は防止される。
(a)は本発明の実施の形態の内燃機関用ピストンの平面図であり、(b)は本発明の実施の形態の内燃機関用ピストンの側面図である。 (a)は本発明の実施の形態の内燃機関用ピストンの図1におけるA−A断面図であり、(b)は図1におけるB−B断面図である。 本発明の実施の形態の内燃機関における2つの吸気弁のそれぞれの動作特性を示す図である。 (a)は所定タイミングにおいて閉じ時期の早い吸気弁の側に形成されるタンブル流の状態を示す図であり、(b)は同所定タイミングにおいて閉じ時期の遅い吸気弁の側に形成されるタンブル流の状態を示す図である。 従来の内燃機関における問題点について説明するための図である。
本発明の実施の形態について図1乃至図4の各図を参照して説明する。
本実施の形態の内燃機関用ピストン(以下、単にピストンという)は、閉じ時期の異なる2つの吸気弁を有する内燃機関に用いられるピストンである。2つの吸気弁の閉じ時期を異ならせる手段には可変動弁機構が用いられる。なお、そのような可変動弁機構は公知であり、また、本発明の実施に関し、その構造や仕組みには限定はないため、ここではその詳細な説明は行なわない。
図1の(a)は本実施の形態のピストン1の平面図であり、(b)はピストン1の側面図である。ピストン1の冠面2にはその基準平面8から窪んだキャビティ4,6が形成されている。このキャビティ4,6は、見掛け上は1つのキャビティであるが、ピストン1の中心を通るスラスト方向の軸に関し、その両側で異なる形状的特徴を有している。したがって、このキャビティ4,6は、形状的特徴が異なる第1のキャビティ4と第2のキャビティ6とが外縁においてつながったものと解することができる。第1のキャビティ4は、閉じ時期の早い吸気弁の側の冠面に設けられている。以下、このキャビティ4を早閉じ側キャビティと呼ぶ。早閉じ側キャビティ4の輪郭は、スラスト方向の軸に平行なクランク軸方向外縁4bと、対向する一対の円弧状のスラスト方向外縁4aとによって形づくられている。第2のキャビティ6は、閉じ時期の遅い吸気弁の側の冠面に設けられている。以下、このキャビティ6を遅閉じ側キャビティと呼ぶ。遅閉じ側キャビティ6の輪郭は、スラスト方向の軸に平行なクランク軸方向外縁6bと、対向する一対の円弧状のスラスト方向外縁6aとによって形づくられている。
早閉じ側キャビティ4と遅閉じ側キャビティ6との違いの1つは、その大きさにある。図1の(a)に示すように、遅閉じ側キャビティ6におけるピストン中心からスラスト方向外縁6aまでの距離L2は、早閉じ側キャビティ4におけるピストン中心からスラスト方向外縁4aまでの距離L1よりも短い。ただし、ピストン中心からクランク軸方向外縁4b,6bまでの距離には2つのキャビティ4,6の間で大きな差はない。したがって、遅閉じ側キャビティ6は、早閉じ側キャビティ4よりもスラスト方向に狭いと言うこともできる。
早閉じ側キャビティ4と遅閉じ側キャビティ6との間には、その断面形状にも違いがある。図2の(a)は図1におけるA−A断面、すなわち、早閉じ側キャビティ4の断面形状を示し、(b)は図1におけるB−B断面、すなわち、遅閉じ側キャビティ6の断面形状を示している。図1においてA−A線とB−B線とはピン中心に関して対称位置にある線である。したがって、図2は、ピストン中心から等距離における2つのキャビティ4,6の断面形状を比較した図とみることができる。図2の(a)、(b)にそれぞれ示すように、2つのキャビティ4,6は、何れもクランク軸に直交する断面において弧を描いて窪んでいる。しかし、断面に描かれる円弧の曲率半径に差があり、遅閉じ側キャビティ6における円弧の曲率半径R2は、早閉じ側キャビティ4における円弧の曲率半径R1よりも小さくされている。すなわち、遅閉じ側キャビティ6は、クランク軸に直交する断面において早閉じ側キャビティ4よりも急な弧を描いて窪んでいる。
以上のように構成されるピストン1を本実施の形態の内燃機関に適用することで得られる作用とその効果とについて、図3及び図4を用いて説明する。
図3は、本実施の形態の内燃機関における2つの吸気弁のそれぞれの動作特性を示す図である。図3において実線で示す動作特性は閉じ時期の早い吸気弁(以下、早閉じ吸気弁という)のそれであり、破線で示す動作特性は閉じ時期の遅い吸気弁(以下、遅閉じ吸気弁という)のそれである。早閉じ吸気弁は圧縮行程の初期(ABDC50°前後)において閉弁し、遅閉じ吸気弁は圧縮行程の中期(ABDC120°前後)において閉弁する。このため、早閉じ吸気弁が閉じたタイミングでは、遅閉じ吸気弁は未だ大きく開いた状態になっている。
図4の(a)は、早閉じ吸気弁12の閉タイミングにおいて、燃焼室10内の早閉じ吸気弁12の側に形成されるタンブル流20の状態を示す図である。早閉じ吸気弁12の側では、比較的大きく緩い弧状の早閉じ側キャビティ4によって燃焼室10内の気流が案内される。このため、燃焼室10内に形成されるタンブル流20は比較的旋回半径の大きなものとなり、その流れは早閉じ吸気弁12の近傍まで達する。しかし、早閉じ吸気弁12は圧縮行程の初期に閉じられるので、タンブル流20の高流速成分が燃焼室10内から吸気ポートへ吹き戻されることはない。
一方、図4の(b)は、同タイミングにおいて、燃焼室10内の遅閉じ吸気弁14の側に形成されるタンブル流22の状態を示す図である。遅閉じ吸気弁14の側では、比較的小さく急な弧状の遅閉じ側キャビティ6によって燃焼室10内の気流が案内される。このため、燃焼室10内に形成されるタンブル流22は比較的旋回半径の小さなものとなる。遅閉じ吸気弁14は圧縮行程の初期では開いたままになっている。しかし、タンブル流22の旋回半径が小さいために、遅閉じ吸気弁14の開口部からタンブル流22までの距離は遠い。このため、遅閉じ吸気弁14の開口部から吸気ポートへ吹き戻されるタンブル流22の高流速成分は、従来に比較して少ない量に抑えられる。
以上の作用により、本実施の形態のピストン1によれば、筒内のタンブル流の減衰を防止してタンブル流による燃焼改善効果を維持することが可能となる。
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、各キャビティ4,6の断面形状は一定の曲率半径を有する円弧でなくともよく、実質的に弧を描くように窪んでいればよい。つまり、筒内の気流を案内してタンブル流の形成を促進できるような形状になっていればよい。したがって、キャビティ4,6の断面形状の一部に平坦部分が設けられていてもよい。
1 ピストン
2 冠面
4 早閉じ側キャビティ
4a スラスト方向外縁
4b クランク軸方向外縁
6 遅閉じ側キャビティ
6a スラスト方向外縁
6b クランク軸方向外縁
8 基準平面
10 燃焼室
12 早閉じ吸気弁
14 遅閉じ吸気弁
20,22 タンブル流
100 燃焼室
102 ピストン
104 キャビティ
106 吸気弁
110 タンブル流
112 高流速成分
114 低流速成分

Claims (4)

  1. 閉じ時期の異なる2つの吸気弁を有する内燃機関用のピストンにおいて、
    閉じ時期の早い吸気弁の側の冠面に設けられた、クランク軸に直交する断面において弧を描いて窪んでいる第1のキャビティと、
    閉じ時期の遅い吸気弁の側の冠面に設けられた、クランク軸に直交する断面において前記第1のキャビティよりも急な弧を描いて窪んでいる第2のキャビティと、
    を備えることを特徴とする内燃機関用ピストン。
  2. 前記第2のキャビティは、前記第1のキャビティよりもスラスト方向に狭いことを特徴とする請求項1記載の内燃機関用ピストン。
  3. 前記第2のキャビティは、ピストン中心からその外縁までの距離が前記第1のキャビティのそれよりも短いことを特徴とする請求項1記載の内燃機関用ピストン。
  4. 前記第1のキャビティと前記第2のキャビティは外縁においてつながり、見掛け上は1つのキャビティを形成していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の内燃機関用ピストン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013072325A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Suzuki Motor Corp 内燃機関
JP6038339B2 (ja) * 2013-10-09 2016-12-07 三菱重工業株式会社 副室式ガスエンジン用のピストンおよび副室式ガスエンジン

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