JP2011168287A - 製袋充填装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転体47の外周面には貯留部としての収容凹部63が4つ形成され、これらの収容凹部63は略90°間隔で配置されている。計量ユニット11から排出された茶葉T1は投入ユニット21の開口部67を通り、受取ポジションPrに位置する収容凹部63aに一時的に貯留されて塊状になる。回転体47は水平軸41を中心に反時計回りの方向へ回転する。収容凹部63aに貯留された茶葉T1は回転体47の回転により垂直壁65に押され、かつ周壁71によって飛び出しが抑制されながら移送され、投入ポジションPtに位置したところで、回転体47の回転力によって自然落下速度よりも速い速度で充填部Bjに向かって投入される。
【選択図】 図5
Description
前記計量手段と前記充填部との間には前記計量手段によって計量された被充填物を自然落下速度よりも速い速度で前記充填部へ投入する強制投入手段を有する充填手段を備えたことを特徴とする製袋充填装置である。
強制投入手段には、計量手段によって計量された被充填物を投入する前に一時的に貯留して塊状にする貯留部が設けられていることを特徴とする製袋充填装置である。
強制投入手段は水平軸を中心に回転する回転体を有し、貯留部は前記回転体の外周面に設けられ、前記回転体が回転して前記貯留部に貯留された被充填物を充填部へ投入することを特徴とする製袋充填装置である。
回転体は回転軸心方向に厚みを有する円盤形状を為し、前記回転体の外周面には複数の貯留部が設けられ、被充填物を貯留している貯留部が前記被充填物を充填部へ投入する位置である投入ポジションに移動すると同時に、前記投入ポジションに移動する貯留部の次に被充填物の投入を行う貯留部が計量手段から排出される被充填物を受け取る位置である受取ポジションに移動することを特徴とする製袋充填装置である。
充填手段が複数設けられ、前記複数の充填手段が1つのシュート部材を介して、被充填物の充填部への充填を順次行うことを特徴とする製袋充填装置である。
図1において符号3は装置本体を示し、この装置本体3の上方には計量手段としての計量装置5が備えられている。計量装置5は並設された8つの計量ユニット11を有しており、各計量ユニット11は計量ホッパ13と、計量ホッパ13に投入された粉粒状の被充填物としての茶葉Tを計量するロードセル15とから成っている。
搬送ホッパ17、19の下側には、後で詳細に説明する充填手段としての投入ユニット21、23がそれぞれ備えられており、これらの投入ユニット21、23は後述する包装材Sの充填部Bjの上方に位置している。
また、搬送ホッパ17、19の下側には縦方向に延びるシュート部材としての投入シュート25が備えられている。
投入シュート25の外周面は包装材Sを筒状に案内するための案内面となっている。包装材Sはナイロン製不織布、ポリエチレン繊維製不織布等の熱溶着可能なものが適用される。
二組の対向ローラ対27の上下方向の間には縦シール手段としての超音波シール装置29が備えられている。超音波シール装置29は超音波ホーン29aとこれに対向して配置された受けロール部29bとによって構成されている。
超音波シール装置31は、装置本体3に固定された枠部材33に、紙面厚み方向(投入シュート25の軸方向と直交する方向)に往復移動可能に支持されている。
装置本体3の下側には排出シュート35が備えられている。
投入ユニット21、23は、互いに同様の構成を有しているので、投入ユニット21の構成について説明し、投入ユニット23の構成については同様の構成部分に同じ符号を付すことで説明を省略する。
投入ユニット21は回転ベース43、プーリ45、回転体47、ケース49、カバー51、モータ77、プーリ79、タイミングベルト81及びガイドシュート73から構成されている。
回転体47は回転軸心方向に厚みを有する円盤形状を為しており、この回転体47には回転部55に嵌まる穴部が形成されている。また回転体47には複数のネジ挿通穴47aが形成されており、回転体47はネジ挿通穴47a、57aを介して図示しないネジによって回転部55に一体に固定されている。
4つの収容凹部63については、各収容凹部63を区別するため、便宜的に受取ポジションPrに位置するものから時計回りの方向へ行くにしたがって63a、63b、63c、63dを付すこととする。
収容凹部63dの位置するところが投入ポジションPtとなっている。
上記投入ポジションPtとは、後述するように茶葉Tを貯留している収容凹部63がその茶葉Tを充填部Bjへ投入する位置である。また、上記受取ポジションPrとは、後述するように投入ポジションPtに移動する収容凹部63の次に茶葉Tの投入を行う収容凹部63が計量装置5から排出される茶葉Tを受け取る位置である。
モータ77は装置本体3に固定されており、このモータ77は図示しない制御手段によって間欠的に動作するように制御されている。モータ77の駆動軸にはプーリ79が固定されており、このプーリ79と上記したプーリ45とにはタイミングベルト81が掛け渡されている。
強制投入手段は回転ベース43、プーリ45、回転体47、モータ77、プーリ79、タイミングベルト81及び図示しない制御手段によって構成されている。
開口部67と開口部69との間には周壁71が存在し、この周壁71は回転移送時の収容凹部63の蓋として機能する。
ガイドシュート73は開口部69に接続され(図2参照)、このガイドシュート73は斜め下方向へ延びており、先端部は切り欠き26から投入シュート25内に入り込んでいる。
ロール状に巻き取られた包装材Sは繰出しホイール(図示せず)に装着され、その始端を繰出して図示しないガイドローラにガイドされ、投入シュート25の外面に沿うように案内される。
連続したシート状の包装材Sは投入シュート25の外面を覆う状態で上側の対向ローラ対27によって縦方向へ送られ、その端部どうしが重ね合わされた状態で保持され筒状となる。
次いで、超音波シール装置29の超音波ホーン29aと受けロール部29bによって包装材Sの両端側が縦シールされて、縦シール部が形成される。
後で詳細に説明するように計量装置5の計量ユニット11から計量された茶葉Tが排出され、この茶葉Tは投入ユニット21、23によって袋状になった包装材Sの充填部Bjに充填される。
なお、上側の横シール部が形成されると共に次袋の下側の横シール部が形成される。
上記した茶葉Tの充填、超音波シール装置31による横シール等の動作が繰り返されて、ティーバッグBが順次製造されていく。
搬送ホッパ17の上方にある計量ユニット11の図示しない開閉扉が開放される。計量ホッパ13からロードセル15によって計量された茶葉T1が排出されて、搬送ホッパ17に落下する。茶葉T1は投入ユニット21の開口部67を通り、図5(a)に示すように受取ポジションPrに位置する収容凹部63aに一時的に貯留されて塊状になる。即ち、投入ポジションPrに位置する収容凹部63aは計量ホッパ13から排出された茶葉T1を受け取る。
モータ77が動作し、このモータ77の回転力がタイミングベルト81、回転ベース43等を介して回転体47に伝達されて、回転体47は水平軸41を中心に図5において反時計回りの方向へ回転する。
投入された茶葉T1はガイドシュート73、投入シュート25によってガイドされ、図5(c)に示すように塊状のまま投入シュート25を通過して、前述したように袋状になった包装材Sの充填部Bjに充填される。
このように収容凹部63aに貯留された茶葉T1は、塊状のまま充填部Bjに一気に充填されるので、超音波シール装置31による横シール時に茶葉Tが噛み込んでしまうのを確実に防止できる。
搬送ホッパ17の上方にある計量ユニット11から次の茶葉T2が排出され、この茶葉T2は茶葉T1と同様に受取ポジションPrに位置する収容凹部63bに一時的に貯留されて塊状になる。茶葉T2は回転体47の回転により移送され、投入ポジションPtに位置したところで、回転体47の回転力によって自然落下速度よりも速い速度で充填部Bjに向かって投入される。
上記と同様の動作が繰り返されて、茶葉Tが次々と充填部Bjへ投入される。即ち投入ユニット21の回転体47は略90°ずつ、間欠的に回転して茶葉Tを次々に充填部Bjへ投入する。
なお、投入ユニット21、23の回転体47を逆回転させると、収容凹部63に貯留された茶葉Tが、投入ユニット21、23の下方に設けられた図示しない排出シュートを通って排出される。
上記実施の形態では、強制投入手段を回転ベース43、回転体47、モータ77等よって構成し、貯留部を収容凹部63によって構成したが、例えば強制投入手段をピストンによって構成し、貯留部をシリンダによって構成してもよい。この場合には茶葉Tをシリンダに一時的に貯留して、この茶葉Tをピストンによって自然落下速度よりも速い速度で充填部Bjへ投入する。
上記実施の形態では、収容凹部63を4つ形成したが、収容凹部63を3つ以下又は5つ以上形成してもよい。
上記実施の形態では、投入ユニットを2つ設けたが、投入ユニットを1つまたは3つ以上設けてもよい。
上記実施の形態では、被充填物を茶葉TとしてティーバッグBを製造したが、例えば被充填物を鰹の削り節として鰹の削り節パックを製造してもよい。
11…計量ユニット 13…計量ホッパ 15…ロードセル
17、19…搬送ホッパ 21、23…投入ユニット
25…投入シュート 26…切り欠き 27…対向ローラ
29…超音波シール装置 31…超音波シール装置
33…枠部材 35…排出シュート
41…水平軸 43…回転ベース 45…プーリ
47…回転体 49…ケース 51…カバー
53…固定部 55…回転部 57…フランジ部
63(63a〜63d)…収容凹部 65…垂直壁
67、69…開口部 71…周壁 73…ガイドシュート
77…モータ 79…プーリ 81…タイミングベルト
T、T1、T2…茶葉 S…包装材 Pr…受取ポジション
Pt…投入ポジション Bj…充填部 B…ティーバッグ
Claims (5)
- 連続したシート状の包装材を縦方向へ送りながら重ね合わせる包装材送り手段と、前記包装材送り手段によって送られる包装材の両端側に縦シールを行って縦シール部を形成する縦シール手段と、前記縦シール部が形成された包装材の充填部を挟む上下部分に横シールを行って上側の横シール部と下側の横シール部を形成する横シール手段と、前記充填部の上側に備えられ前記充填部に充填される粉粒状の被充填物を計量して排出する計量手段と、前記計量手段から排出された被充填物を前記充填部へガイドするシュート部材とを備える製袋充填装置において、
前記計量手段と前記充填部との間には前記計量手段によって計量された被充填物を自然落下速度よりも速い速度で前記充填部へ投入する強制投入手段を有する充填手段を備えたことを特徴とする製袋充填装置。 - 請求項1に記載した製袋充填装置において、
強制投入手段には、計量手段によって計量された被充填物を投入する前に一時的に貯留して塊状にする貯留部が設けられていることを特徴とする製袋充填装置。 - 請求項2に記載した製袋充填装置において、
強制投入手段は水平軸を中心に回転する回転体を有し、貯留部は前記回転体の外周面に設けられ、前記回転体が回転して前記貯留部に貯留された被充填物を充填部へ投入することを特徴とする製袋充填装置。 - 請求項3に記載した製袋充填装置において、
回転体は回転軸心方向に厚みを有する円盤形状を為し、前記回転体の外周面には複数の貯留部が設けられ、被充填物を貯留している貯留部が前記被充填物を充填部へ投入する位置である投入ポジションに移動すると同時に、前記投入ポジションに移動する貯留部の次に被充填物の投入を行う貯留部が計量手段から排出される被充填物を受け取る位置である受取ポジションに移動することを特徴とする製袋充填装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載した製袋充填装置において、
充填手段が複数設けられ、前記複数の充填手段が1つのシュート部材を介して、被充填物の充填部への充填を順次行うことを特徴とする製袋充填装置。
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