JP2011168284A - プラスチック製容器 - Google Patents

プラスチック製容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2011168284A
JP2011168284A JP2010031828A JP2010031828A JP2011168284A JP 2011168284 A JP2011168284 A JP 2011168284A JP 2010031828 A JP2010031828 A JP 2010031828A JP 2010031828 A JP2010031828 A JP 2010031828A JP 2011168284 A JP2011168284 A JP 2011168284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
container body
mouth
container
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010031828A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5448906B2 (ja
Inventor
Koichi Sagara
幸一 相良
Shigeyuki Kawamata
重之 川又
Yoshinori Inagawa
義則 稲川
Shigeo Kamata
茂夫 鎌田
Masashi Yoneyama
正史 米山
Kazunori Hashimoto
和紀 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Kao Corp
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp, Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Kao Corp
Priority to JP2010031828A priority Critical patent/JP5448906B2/ja
Publication of JP2011168284A publication Critical patent/JP2011168284A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5448906B2 publication Critical patent/JP5448906B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/0005Components or details
    • B05B11/0037Containers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B15/00Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories
    • B05B15/30Dip tubes

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

【課題】 容器本体の口部にポンプキャップ又はヒンジキャップ等のキャップを付加できるプラスチック製容器であって、容器本体の口部を薄肉にでき、内容物の詰め替えによる無駄をなくせるプラスチック製容器を提供すること。
【解決手段】 容器本体10をブロー成形してなるプラスチック製容器であって、容器本体10の口部11の開口端11Aに位置する蛇腹状部14が軸方向に短縮されることにより拡径されて形成されるフランジ15とされ、容器本体10の口部11の周囲で上記フランジ15の下部にキャップ取付筒20を嵌め込み、容器本体10の口部11を上記フランジ15の上部から覆うキャップ30をキャップ取付筒20に取着し、キャップ30とキャップ取付筒20により容器本体10の上記フランジ15を挟持してなるもの。
【選択図】 図1

Description

本発明はブロー成形で本体が作られるプラスチック製容器に関する。
プラスチック製容器として、特許文献1に記載の如く、ポンプキャップを備えるものがある。特許文献1に記載の容器は、ブロー成形された容器本体の口部に雄ねじを備え、ポンプキャップの雌ねじ部材の雌ねじをその雄ねじに螺合している。
詰め替え用のプラスチック製容器として、特許文献2に記載のものがある。特許文献2に記載の容器は、ブロー成形された容器本体の口部に薄肉の注出部を設けるとともに、注出部の根元にフランジを設けている。注出部の先端側をはさみ等によってカットし、フランジから突き出ている注出部の先端を詰め替え先の容器の口部に差し込むとともに、その詰め替え先の容器の口部突端にそのフランジをあてがって、詰め替え作業する。
特開平07-329947 特開2005-067679
特許文献1に記載の容器は、自らポンプキャップを備えているから、ポンプキャップを備えていない詰め替え用容器から液体内容物を詰め替え補充されて繰り返し使用される。
特許文献1に記載の容器は、容器本体の口部にポンプキャップを螺合するための雄ねじを設けてあり、容器本体の口部が厚くなる。厚い口部の存在が、使用樹脂量を多量にするし、廃棄処理時に小さくつぶすことを困難にする。
また、特許文献2に記載の容器は、内容物を詰め替え先となる他のキャップ付容器に詰め替える詰め替え用である。特許文献2に記載の容器は、他のキャップ付容器への詰め替え時に排出しきれずに残る内容物の無駄をなくすことができない。
本発明の課題は、容器本体の口部にポンプキャップ又はヒンジキャップ等のキャップを付加できるプラスチック製容器であって、容器本体の口部を薄肉にでき、内容物の詰め替えによる無駄をなくせるプラスチック製容器を提供することにある。
請求項1の発明は、容器本体をブロー成形してなるプラスチック製容器であって、容器本体の口部近傍に位置する蛇腹状部が短縮されることにより形成されるフランジと、容器本体の口部の周囲で上記フランジの下部に嵌め込まれたキャップ取付筒と、容器本体の口部を上記フランジの上部から覆うようにキャップ取付筒に取着されたキャップ部とを備え、キャップ部とキャップ取付筒により容器本体の上記フランジを挟持してなるものである。
本発明によれば、容器本体の口部にポンプキャップ又はヒンジキャップ等のキャップ部を付加できるプラスチック製容器であって、容器本体の口部を薄肉にできるし、内容物を詰め替えることなく使い切りできるプラスチック製容器を得ることができる。
図1は実施例1の容器を示す模式図である。 図2は容器のブロー成形工程を示す模式図である。 図3は容器への内容物の充填工程を示す模式図である。 図4は容器の手切り開封工程を示す模式図である。 図5は容器のキャップ取付工程を示す模式図である。 図6は容器のキャップ取付筒の嵌め込み方法を示す模式図である。 図7はフランジの別態様を示す模式図である。 図8は実施例2の容器を示す模式図である。
(実施例1)(図1〜図6)
図1に示した実施例1のプラスチック製容器1は、ブロー成形した容器本体10の口部11にキャップ部であるポンプキャップ30を付加して使用される。本実施例の容器1では、ブロー成形した上記の容器本体10に洗剤等の液体内容物を充填し、後述する底部をシールした後に、流通に供される。顧客は、購入後に、該容器本体10の口部11を開封してから、ポンプキャップ30を付加する。尚、ポンプキャップ30(後述のキャップ取付筒20も同じ)は、他の容器1を構成していたものを、その内容物を使い切った後、他の容器本体10から取り外して再利用したものである。このように、本発明のポンプキャップ30(後述のキャップ取付筒20も同じ)は、再利用することができる。
容器本体10は、口部11を備える胴部12と、底部13とを有し、例えば金型を用いた、ダイレクトブロー成形やインジェクションブロー成形等のブロー成形により成形される。容器本体10は、ブロー成形により全体が薄肉状に成形される。容器本体10を形成するプラスチック材料としては、LDPE(低密度ポリエチレン)、L−LDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)、OPP(延伸ポリプロピレン)等のポリオレフィン系樹脂等の軟質の合成樹脂材料、又はPET(ポリエチレンテレフタレート)等のポリエステル系樹脂等がある。これらの樹脂を単層として容器本体10を構成することができる。これらの合成樹脂と他の合成樹脂との積層樹脂を容器本体10の材料として採用することもできる。例えば、LDPE又はL−LDPEを内側層とし、外側層をHDPE(高密度ポリエチレン)とする積層樹脂を採用することができる。また、EVOH樹脂(エチレンビニルアルコール共重合樹脂)、EVA樹脂(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)、ナイロン樹脂等を積層した積層樹脂材料を用いることができる。各層に用いる樹脂としてEVA、EVOH、ナイロン等の樹脂をPE(ポリエチレン)等の樹脂とブレンドした樹脂を採用することもできる。
容器1は、容器本体10の口部11の開口端11Aをその一端として、即ち、該開口端11Aに蛇腹状部14を設けている。蛇腹状部14の端面が開口端11Aの端面になる。この蛇腹状部14が軸方向、即ち、開口端11Aのなす面と垂直な、容器本体10から開口端11Aに向かう方向において短縮され潰されて、短くなることにより、幅方向で広がり拡径されてフランジ15となる。本実施例の容器本体10では、口部11の外径に対してより大きな外径をなして口部11の外径方向に張り出るように周回する、1条の環状体
14aにより蛇腹状部14を形成するものとしているが、図7のように、複数の連続する環状体14aにより形成することもできる。
環状体14aは、2つの斜面14b、14bが頂き部14cを挟んで形成される。環状体14aを形成する2つの斜面14b、14bは、その幅が略等しいことが好ましい。また、頂き部14cは、幅が実質的に無い、とがった形態とすることで、後述するフランジ形成時に潰し易くなり好ましい。
容器1は、容器本体10の口部11の周囲であって、上記フランジ15の下部、即ち容器本体10とフランジ15の間にキャップ取付筒20が嵌め込まれる。キャップ取付筒20は、容器本体10における胴部12のテーパ状肩部12Aの外面に嵌め込まれて回り止めされるスカート部21と、スカート部21につながって口部11の外周に嵌め込まれるねじ筒部22とを有する。ねじ筒部22はその外壁に雄ねじを備える。キャップ取付筒20は、筒の周方向の一部を該周方向で切離したC字状をなし、又は筒の周方向で連続するものを用いることができる。それらの口部11の周囲への嵌め込み方法については後述する。
容器1では、容器本体10の口部11及びその開口端11Aを上記フランジ15の上部から覆うポンプキャップ30をキャップ取付筒20に取り着けてある。ポンプキャップ30のその内部にポンプ機構を備えたタンク31の環状つば31Aに係止されたキャップリング32の雌ねじを、キャップ取付筒20のねじ筒部22の雄ねじに螺合する。この螺合により、ポンプキャップ30とキャップ取付筒20により容器本体10のフランジ15を挟持する。挟持することにより、容器本体10の口部11にポンプキャップ30を固定する。
このとき、タンク31の環状つば31Aの下部に環状パッキン23が添着される。ポンプキャップ30は環状つば31A及び環状パッキン23とともに、フランジ15をキャップ取付筒20のねじ筒部22の上端面に対して挟着する。キャップ取付筒20のねじ筒部22の上端面とフランジ15の間にも環状パッキンを介装できる。
ポンプキャップ30は、容器本体10の内部に垂下するタンク31と、タンク31の環状つば31Aに上から係止するキャップリング32と、タンク31から起立するステム(不図示)と、ステムの上端に嵌着させたノズル付押下ヘッド34と、タンク31の下端に嵌着させたディップチューブ35とからなる。タンク31に対する押下ヘッド34の上下動で、容器本体10内の液体内容物をディップチューブ35を通じて押下ヘッド34のノズルから吐出させる。
以下、容器1の製造手順について説明する。
(1)容器本体10をブロー成形する(図2)。
(2)容器本体10となる円筒状のパリソンPを、図2(A)、(B)に示す如く、一対の金型101、101のキャビティ内に挿入し、該パリソンPの上下端部をそれらの金型101、101で挟み、パリソンP内に圧縮空気を吹込むことにより、容器本体10を形成する。
金型101のキャビティにより、前述の容器本体10の口部11、胴部12、底部13が形成されるとともに、口部11の先端に設けられる前述の蛇腹状部14と、該蛇腹状部14に易破断部16を介して接続される切除予定部17が形成される。切除予定部17は、蛇腹状部14に易破断部16を介して接続されるドーム部17Aと、ドーム部17Aの外縁の一部に接続される手切りつまみ片17Bとからなる。つまみ片17Bは一対の金型101、101の合面間のバリ出し部にて形成される。易破断部16は、蛇腹状部14の外周と切除予定部17の外周の境界部にV字溝状の細溝状凹部を形成するように設けられる。つまみ片17Bを用いて引張られるドーム部17Aを、口部11の蛇腹状部14から切離すことで、該蛇腹状部14の端面に注出口となる開口端11Aを形成する。ここで、易破断部16は、レーザー加工などにより、他の部分より更に薄肉の線条を設けるなどしても良い。
容器本体10は、底部13に内容物の充填口13Aが形成される。充填口13Aは、ブロー成形時の圧縮空気の吹込み口に相当する。
(2)容器本体10に内容物を充填する(図3)。
容器本体10の底部13に形成されている充填口13Aから液体内容物を充填し、その後、充填口13Aをシールする。シールされた充填口13Aが含まれる底部13を胴部12の内側へ押込み反転し、内容物を充填した容器本体10とする。
(3)容器本体10の口部11の開口端11Aにフランジ15を形成する(図4)。
つまみ片17Bを用いて切除予定部17のドーム部17Aを引張り、蛇腹状部14と切除予定部17のカット線となる易破断部16(図4(C))を破断することにより、ドーム部17Aを口部11の蛇腹状部14から切離して開口端11Aを形成し、口部11の開口端11Aに蛇腹状部14を位置させる。口部11の開口端11Aに位置する蛇腹状部14は軸方向、即ち、開口端11Aのなす面と垂直な容器本体10から開口端11Aに向かう方向において短縮させる、即ち短くすることにより、拡径されてフランジ15とされる。易破断部16を破断する前に、蛇腹状部14を軸方向において短縮させ、フランジ15とすることで、開口端11Aの形成が容易になる。本実施例では、蛇腹状部14は頂き部14cの両側に位置する2つの斜面14b、14bが接するように変形することで短縮し、拡径してフランジ15を形成する。短縮を容易にするために蛇腹状部14は容器本体10のほかの部分に比べて樹脂厚を薄く形成してある。
(4)容器本体10の口部11にキャップ取付筒20を嵌め込む(図5(A)、(B)、図6(A)、(C))。
容器本体10の口部11及び胴部12の肩部12Aの周囲でフランジ15の下部にキャップ取付筒20のスカート部21、ねじ筒部22を嵌め込む。尚、キャップ取付筒20は、使用済の他の容器本体10から取外されたものを再利用できる。
キャップ取付筒20がその周方向の一部を該周方向で切離したC字状であるとき、キャップ取付筒20は以下の手順で口部11及び胴部12の肩部12Aの周囲に嵌め込まれる。キャップ取付筒20のスカート部21及びねじ筒部22のC字の開口を弾性変形により口部11及び胴部12の肩部12Aの外径より大きく開き、開口に円筒状の口部下部11Bを押し込む。このようにして、スカート部21及びねじ筒部22を口部11及び胴部12の肩部12Aの周囲に被着する。使用済の容器本体10からのキャップ取付筒20の取外し手順はこの逆である。
キャップ取付筒20が筒の周方向で連続するものであるとき、キャップ取付筒20は以下の手順で口部11及び胴部12の肩部12Aの周囲に嵌め込まれる。即ち、容器本体10の口部11の蛇腹状部14を軸方向に伸長させることにより縮径し、キャップ取付筒20のスカート部21、ねじ筒部22をこの伸長した蛇腹状部14の周囲から間隙gを介してあるいは、周囲に接しつつ円筒状の口部下部11Bにまで通す(図6(A))。続いて、この蛇腹状部14が軸方向に短縮されることにより、フランジ15の外径Dはキャップ取付筒20のねじ筒部22の上端内径より大径となる。このようにして、フランジ15の下方、即ち肩部12Aの側にキャップ取付筒20のスカート部21、ねじ筒部22が嵌め込まれる(図6(B))。使用済の容器本体10からのキャップ取付筒20の取外し手順はこの逆である。
尚、図6(A)はキャップ取付筒20を容器本体10の口部11に嵌め込む前からキャップ取付筒20及びポンプキャップ30を一体に予組した場合を示しているが、キャップ取付筒20を容器本体10の口部11に嵌め込む時にはキャップ取付筒20にポンプキャップ30を予組しておく必要はない。この場合も、図6(C)に示すように、容器本体10の口部11の蛇腹状部14を軸方向に伸長させることにより縮径し、キャップ取付筒20のスカート部21、ねじ筒部22をこの伸長した蛇腹状部14の周囲から間隙gを介してあるいは、周囲に接しつつ円筒状の口部下部11Bにまで通すことで、フランジ15の下方、即ち肩部12Aの側にキャップ取付筒20のスカート部21、ねじ筒部22が嵌め込まれる。
(5)容器本体10の口部11にポンプキャップ30を取付ける(図5(C))。
容器本体10の口部11をフランジ15の上から覆うポンプキャップ30をキャップ取付筒20に取着する。
まず、ポンプキャップ30のタンク31及びディップチューブ35を容器本体10の開口端11Aから容器本体10の内部に挿入し、キャップリング32を口部11のフランジ15に被せる。キャップ取付筒20にポンプキャップ30を予組してあるとき(図6(A)、(B))には、この工程は不要である。尚、ポンプキャップ30は、使用済の他の容器本体10から取外されて再利用され得る。
キャップリング32の雌ねじをキャップ取付筒20のねじ筒部22の雄ねじに螺合し、固定する。これにより、ポンプキャップ30、より詳しくはキャップリング32の天面内側とキャップ取付筒20の上端とにより、容器本体10のフランジ15を挟持する。このとき、ポンプキャップ30は、前述の如く、タンク31の環状つば31A及び環状パッキン23とともに、フランジ15をキャップ取付筒20のねじ筒部22の上端面に対して挟着する。尚、キャップリング32とキャップ取付筒20とはねじによらず、他の方法で固定しても良い。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)ポンプキャップ30を容器本体10に取着するために容器本体10の口部11に設けられるフランジ15は、ポンプキャップ30とキャップ取付筒20により挟持されるだけの強度を備えた蛇腹状部14で形成でき、蛇腹状部14は薄肉で足りる。また、口部11をキャップ取付筒20が覆うので口部11全体も薄肉にできる。従って、口部も含めた容器本体10の全体を薄肉にでき、使用樹脂量を減量できるし、廃棄処理時に口部も含めた全体を容易に小さくつぶすこともできる。
(b)容器本体10の開封後の口部11にキャップ取付筒20を付加し、更にポンプキャップ30を付加できる。ポンプキャップ30とキャップ取付筒20は使用済のものを繰り返し再利用できる。容器本体10の口部11にポンプキャップ30を付加して用いることができるから、内容物を他のキャップ付容器へ詰め替えて使用する必要がなく、その内容物の全量を、残すことなく使い切れる。
(c)キャップ取付筒20が、筒の周方向の一部を該周方向で切離したC字状をなすものであるとき、容器本体10の口部11の周囲でフランジ15の下部にキャップ取付筒20を簡易に嵌め込み、外せる。
(d)容器本体10のブロー成形時に、口部11の先端に設けられる蛇腹状部14と、該蛇腹状部14に易破断部16を介して接続される切除予定部17とを有するものにする。そして、ブロー成形された容器本体10の易破断部16の破断によって切除予定部17を切除することにより、容器本体10の口部11の開口端11Aに蛇腹状部14を簡易かつ確実に位置させることができる。
(e)キャップ取付筒20として、その筒の周方向で連続するものを用いるとき、容器本体10の口部11の蛇腹状部14を軸方向に伸長させることにより縮径し、キャップ取付筒20をこの縮径した蛇腹状部14の周囲から下部にまで通し、この蛇腹状部14が短縮されることにより形成されるフランジ15の下部にキャップ取付筒20を簡易に嵌め込み、外せる。
(実施例2)(図8)
図8に示した実施例2の容器1Aが、前述の実施例1の容器1と異なる点は、ポンプキャップ30に代わるヒンジキャップ40を用いたことにある。容器1Aは、容器1におけると同様に、容器本体10の口部11の周囲でフランジ15の下部にキャップ取付筒20を嵌め込む。そして、容器本体10の口部11をフランジ15の上部から覆うヒンジキャップ40を、ポンプキャップ30を用いる場合と同様にキャップ取付筒20に取り着け、ヒンジキャップ40とキャップ取付筒20により容器本体10のフランジ15を挟持し、ヒンジキャップ40を容器本体10の口部11に固定する。
尚、ヒンジキャップ40は、キャップ取付筒20に螺合するキャップリング41と、キャップリング41にヒンジ結合されるカバー42とを有する。キャップリング41はキャップ取付筒20のねじ筒部22の雄ねじに螺合する雌ねじを備えるとともに、容器本体10の開口端11Aに液密に嵌合するインナーリング41Aを備える。カバー42はキャップリング41の注出口に液密に差し込まれるプラグ42Aを備える。
容器1Aにあっても、容器1におけると同様に製造でき、容器1におけると同様の前述(a)〜(e)の作用効果を奏する。
キャップ部としては、ポンプキャップやヒンジキャップ以外にも、容器本体10の口部11をフランジ15の上部から覆い、キャップ取付筒20と共に容器本体10のフランジ15を挟持した状態で容器本体の内容物を取り出せる構造となっていれば良い。具体的には、上述の実施例2のキャップ部を、キャップリングとカバーとを別体として取り外し可能に変形したものが挙げられる。このとき、キャップリングの中央に開口した注出口にカバーのプラグを係合させて閉じた状態を保持し、内容物取り出し時には、プラグをはずして用いるように構成することもできる。
本発明によれば、容器本体の口部にポンプキャップ又はヒンジキャップ等のキャップを付加できるプラスチック製容器であって、容器本体の口部を薄肉にでき、内容物の詰め替えによる無駄をなくせるプラスチック製容器を提供することができる。
1、1A プラスチック製容器
10 容器本体
11 口部
11A 開口端
14 蛇腹状部
15 フランジ
16 易破断部
17 切除予定部
20 キャップ取付筒
30 ポンプキャップ
40 ヒンジキャップ

Claims (4)

  1. 容器本体をブロー成形してなるプラスチック製容器であって、
    容器本体の口部近傍に位置する蛇腹状部が短縮されることにより形成されるフランジと、
    容器本体の口部の周囲で上記フランジの下部に嵌め込まれたキャップ取付筒と、
    容器本体の口部を上記フランジの上部から覆うようにキャップ取付筒に取着されたキャップ部とを備え、
    キャップ部とキャップ取付筒により容器本体の上記フランジを挟持してなるプラスチック製容器。
  2. 前記キャップ取付筒が、筒の周方向の一部を該周方向で切離したC字状をなす請求項1に記載のプラスチック製容器。
  3. 請求項1又は2に記載のプラスチック製容器の製造方法であって、
    口部と、該口部の先端に設けられる蛇腹状部と、該蛇腹状部に易破断部を介して接続される切除予定部とを有する容器本体をブロー成形し、
    容器本体の易破断部の破断によって切除予定部を切除し、容器本体の口部の開口端に位置することになる蛇腹状部によりフランジを形成するプラスチック製容器の製造方法。
  4. 請求項1に記載のプラスチック製容器の製造方法であって、
    キャップ取付筒としてその筒の周方向で連続するものを用い、
    容器本体の口部の蛇腹状部を軸方向に伸長させることにより縮径し、
    キャップ取付筒をこの縮径した蛇腹状部の周囲から下部にまで通し、
    この蛇腹状部が軸方向に短縮されることにより拡径されて形成されるフランジの下部にキャップ取付筒を嵌め込むプラスチック製容器の製造方法。
JP2010031828A 2010-02-16 2010-02-16 プラスチック製容器 Expired - Fee Related JP5448906B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010031828A JP5448906B2 (ja) 2010-02-16 2010-02-16 プラスチック製容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010031828A JP5448906B2 (ja) 2010-02-16 2010-02-16 プラスチック製容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011168284A true JP2011168284A (ja) 2011-09-01
JP5448906B2 JP5448906B2 (ja) 2014-03-19

Family

ID=44682828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010031828A Expired - Fee Related JP5448906B2 (ja) 2010-02-16 2010-02-16 プラスチック製容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5448906B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2578105A1 (en) 2011-08-01 2013-04-10 Nifco Inc. Buckle
JP2018177327A (ja) * 2017-04-17 2018-11-15 凸版印刷株式会社 液体用紙容器、およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2578105A1 (en) 2011-08-01 2013-04-10 Nifco Inc. Buckle
JP2018177327A (ja) * 2017-04-17 2018-11-15 凸版印刷株式会社 液体用紙容器、およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5448906B2 (ja) 2014-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2996208C (en) Closure system for container
US7249690B2 (en) Independent off-bottle dispensing closure
JP2022110142A (ja) 吐出容器
JP2016030630A (ja) 積層剥離容器
JP5448906B2 (ja) プラスチック製容器
JP2020090297A (ja) プリフォーム、及び合成樹脂製容器
JP2008162595A (ja) 詰め替え用容器
JP6704655B2 (ja) 吐出容器
JP2006327616A (ja) 合成樹脂製のブロー成形容器
JP2005067705A (ja) パウチの代替に適したブロー成形スタンディング薄肉容器
JP7246822B2 (ja) 合成樹脂製容器、合成樹脂製容器の製造方法、及び積層プリフォーム
JP6942419B2 (ja) 詰替え用容器及びその製造方法
JP5968746B2 (ja) 二重容器の気体充填防止用リングキャップ及び、それを備える二重容器
JP6716167B2 (ja) 合成樹脂製のプリフォーム及び内容物入り容器
JP7282465B2 (ja) 合成樹脂製容器、合成樹脂製容器の製造方法、及び積層プリフォーム
JP5070035B2 (ja) 液剤供給用容器
JP5723506B2 (ja) 容器
JP7214323B2 (ja) 吐出容器
JP7305275B2 (ja) プリフォーム組立体、積層剥離容器、及び積層剥離容器の製造方法
JP5825592B2 (ja) カップ状容器の容器本体の成形方法
JP7123485B2 (ja) 積層剥離容器、プリフォーム組立体、及び積層剥離容器の製造方法
JP2010126165A (ja) 液体注出容器
JP5290839B2 (ja) ブロー成形薄肉ボトル
JP2024052113A (ja) 詰め替え容器及びプリフォーム
JP6055178B2 (ja) 詰め替え容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5448906

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees