JP2011167391A - 医療用トレイ載置具、医療用トレイ載置具セット、および医療用トレイ - Google Patents

医療用トレイ載置具、医療用トレイ載置具セット、および医療用トレイ Download PDF

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繁樹 沼田
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Abstract

【課題】術者が手を汚染することなく自在に医療用トレイを移動できる医療用トレイ載置具、医療用トレイ載置具セット、および医療用トレイを提供する。
【解決手段】医療用トレイ載置具120は、医療用トレイ110と係合可能な係合部130と、係合部をベッド上で移動自在に支持する支持部140と、を有し、係合部は、医療用トレイを係合した係合状態で、少なくとも一部が医療用トレイによって覆い隠されるとともに、医療用トレイの前記一部が把持されて医療用トレイが動かされるときに係合状態を維持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、主にカテーテル類を用いた診断、検査および治療を実施する際に術者の作業性改善を図り得る医療用トレイ載置具、医療用トレイ載置具セット、および医療用トレイに関する。
カテーテル類を用いる診断、検査および治療等の施術では、一般に、滅菌された医療用トレイ内に器具類が事前に収納され、ドレープによって被覆されたテーブル上に医療用トレイが置かれる。医療用トレイを置いたテーブルは、ベッド脇からベッド上に配置される病室で用いられる食事用のテーブル等(例えば特許文献1参照。)と用途が異なり、慣例として、患者が横たわるベッドの近傍で術者の背中側に配置される。そして施術の際、術者は医療用トレイから必要な器具を取り出したり使用した器具を一時保管したりする都度、体を反転させて医療用トレイの方に向く。このため、器具の出し入れは術者に大きな負担を与えるとともに施術時間の延長を招き、手技に集中して効率的な施術を行うことを困難にしていた。また、例えば特許文献2に記載されているように、手術自体の補助によって術者の負担軽減を図るものはあったが、このような従来の技術は、器具の出し入れに伴う負担を軽減するものではなかった。
特開2006−61257号公報 特開2003−284726号公報
そのため、術者が体を反転させることなく医療器具を取り出せ、取り出した後は施術の邪魔にならない位置へ手の汚染を防止して自在に医療用トレイを移動できる技術が要望されていた。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、術者が手の汚染を防止して自在に医療用トレイを移動できる医療用トレイ載置具、医療用トレイ載置具セット、および医療用トレイを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の医療用トレイ載置具は、医療用トレイと係合可能な係合部と、前記係合部をベッド上で移動自在に支持する支持部と、を有し、前記係合部は、前記医療用トレイを係合した係合状態で、少なくとも一部が前記医療用トレイによって覆い隠されるとともに、前記医療用トレイの前記一部が把持されて前記医療用トレイが動かされるときに前記係合状態を維持する。
上記目的を達成するための本発明の医療用トレイ載置具セットは、医療用トレイと、前記医療用トレイと係合可能な係合部と、前記係合部をベッド上で移動自在に支持する支持部と、を有し、前記係合部は、前記医療用トレイを係合した係合状態で、少なくとも一部が前記医療用トレイによって覆い隠されるとともに、前記医療用トレイの前記一部が把持されて前記医療用トレイが動かされるときに前記係合状態を維持する。
上記目的を達成するための本発明の医療用トレイは、ベッド上で移動自在に支持された係合部を有する医療用トレイ載置具の前記係合部に対して係合可能な医療用トレイであって、前記係合部に対して係合したときに前記係合部の少なくとも一部を覆い隠す遮蔽部を有し、前記遮蔽部が把持されて動かされるときに前記係合部との係合状態を維持する。
上記のように構成した本発明の医療用トレイ載置具を用いれば、術者は汚染部分との接触を防止して医療器具類が収納された医療用トレイを自在に移動でき、ひいては看護師等の補助が不要なワンマン手技の実現を図り得る。また、医療用トレイを施術野の近傍に設置できるため、施術時間の短縮および術者の負担軽減を図り得る。
前記係合部が、前記医療用トレイを嵌め込みおよび抜き取りが自在な開口部を備える枠形状であるようにすれば、術者は汚染部分との接触を防止して医療用トレイを自在に移動できる。また、医療用トレイを施術野の近傍に設置できるため、施術時間の短縮および術者の負担軽減を図り得る。
前記係合部が、前記医療用トレイの底部に設けられた差込口に差し込みおよび抜き取りが自在なプレート形状であるようにすれば、術者は汚染部分との接触を防止して医療用トレイを自在に移動できる。また、医療用トレイを施術野の近傍に設置できるため、施術時間の短縮および術者の負担軽減を図り得る。
前記係合部が、前記医療用トレイの前記差込口からの抜けを防止するストッパをさらに備えるようにすれば、医療用トレイが係合部から外れ難い。
上記のように構成した本発明の医療用トレイ載置具セットを用いれば、術者は汚染部分との接触を防止して医療器具類が収納された医療用トレイを自在に移動でき、ひいては看護師等の補助が不要なワンマン手技の実現を図り得る。また、医療用トレイを施術野の近傍に設置できるため、施術時間の短縮および術者の負担軽減を図り得る。
上記のように構成した本発明の医療用トレイを用いれば、術者は汚染部分との接触を防止して医療器具類が収納された医療用トレイを自在に移動でき、ひいては看護師等の補助が不要なワンマン手技の実現を図り得る。また、医療用トレイを施術野の近傍に設置できるため、施術時間の短縮および術者の負担軽減を図り得る。
前記係合部が、開口部を備える枠形状であり、前記遮蔽部を前記開口部に嵌め込むことによって係合するようにすれば、術者は汚染部分との接触を防止して医療用トレイを自在に移動できる。また、医療用トレイを施術野の近傍に設置できるため、施術時間の短縮および術者の負担軽減を図り得る。
前記遮蔽部が、側壁を外側に折り返して形成されたフランジで構成されているようにすれば、術者は汚染部分との接触を防止して医療用トレイを自在に移動できる。また、医療用トレイを施術野の近傍に設置できるため、施術時間の短縮および術者の負担軽減を図り得る。
前記遮蔽部が、前記医療用トレイの底部に設けられ、前記係合部に対して係合する差込口と、前記差込口を前記係合部に対して係合したときに把持可能な把持部とを有し、前記係合部は、プレート形状であり、前記差込口に前記係合部が差し込まれることによって係合するようにすれば、術者は汚染部分との接触を防止して医療用トレイを自在に移動できる。また、医療用トレイを施術野の近傍に設置できるため、施術時間の短縮および術者の負担軽減を図り得る。
前記差込口からの前記係合部の抜けを防止するストッパをさらに備えるようにすれば、医療用トレイが係合部から外れ難い。
第1実施形態に係る医療用トレイ載置具、医療用トレイ載置具セット、および医療用トレイの概略構成を示す斜視図である。 第1実施形態に係る医療用トレイ載置具セットをベッドに固定して示す側面図である。 第1実施形態に係る医療用トレイ載置具セットをベッドに固定して示す平面図である。 第1実施形態に係る医療用トレイの斜視図である。 第1実施形態に係る医療用トレイを係合部に係合して示す側面図である。 図5の6−6線に沿う断面図である。 第2実施形態に係る医療用トレイ載置具、医療用トレイ載置具セット、および医療用トレイの概略構成を示す斜視図である。 第2実施形態に係る医療用トレイおよび係合部を拡大して示す斜視図である。 (A)医療用トレイおよび係合部の他の例を分離して示す斜視図、(B)医療用トレイおよび係合部の他の例を係合して示す斜視図、(C)(B)の9−9線に沿う断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、以下で説明する実施形態において、各実施形態で共通する機能を有する部材については、類似の符号を付し、また、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
図1において概説すると、第1実施形態に係る医療用トレイ載置具セット100は、カテーテル類を用いる診断、検査および治療等の施術で用いられるものであり、カテーテル類を収納する医療用トレイ110と、医療用トレイ110をベッド上で移動自在に支持する医療用トレイ載置具120と、を有する。
医療用トレイ載置具120は、医療用トレイ110と係合可能な係合部130と、係合部130をベッド上で移動自在に支持する支持部140と、を有する。
係合部130は、医療用トレイ110の嵌め込みおよび抜き取りが自在な開口部を備える枠形状を有し、医療用トレイ110を開口部に嵌め込んで係合させることによって医療用トレイ110と係合する。係合部130は、医療用トレイ110を係合した係合状態で、医療用トレイ110によって覆い隠されるとともに、医療用トレイ110を把持可能に露出させる。係合部130はまた、露出した医療用トレイ110が把持されて医療用トレイ110が動かされるときに医療用トレイ110との係合状態を維持する。
図2、図3において説明すると、支持部140は、係合部130をベッド20に沿って進退移動自在に支持するアーム150と、アーム150を支持し、ベッド20に対するアーム150の高さを調整可能なポール160と、ポール160を固定可能な固定具170と、を有する。
アーム150は、長尺状の2つの板材152、154を有し、板材152の一端と板材154の一端とを回転可能に接続した構成を有する。板材152と板材154とは、ねじ山を有するハンドル155およびダブルナット153によって回転可能に接続している。なお、ダブルナットの代わりに、割りピン、ネジロック材等を用いてもよい。ハンドル155を緩めることによって板材152と板材154とをハンドル155まわりで回転自在な状態にすることができ、ハンドル155を締めることによってロックできる。
板材152は係合部130に接続し、板材154はポール160に接続している。係合部130は板材152の他端に回転可能に接続している。板材152の下面に係合部130をロックするハンドル151が設けられており、ハンドル151を緩めることによって係合部130が回転自在となる。板材154の面に対して略直角に突出した円柱状の突部156が板材154の他端に設けられ、突部156がポール160の端部に嵌合されることによって、板材154とポール160とが略直角に接続している。ポール160は、突部156が挿入される凹部に連通するねじ孔を有し、そこにねじ山を有するハンドル161が締結されている。ハンドル161を緩めることによってアーム150をポール160まわりで回転自在な状態にすることができ、ハンドル161を締めることによってアーム150をロックできる。
固定具170はポール160をベッド20に固定する。ポール160は、固定具170に通され、六角穴付止めねじ172によって止められる。六角穴付止めねじ172が緩められることによって、ポール160が固定具170と摺動自在となり、アーム150の高さが調整される。
固定具170は、ベッド20の側面に設けられたレール22に引っ掛ける爪部171を有する。固定具170を貫通し、ねじ山を有するハンドル173、および爪部171によってレール22が挟まれる。ハンドル173が締められることによって、固定具170はレール22に固定され、ハンドル173が緩められることによって、固定具170はレール22に沿って移動自在となる。レール22はベッド20の長手方向に沿って延びる。
施術前、固定具170をレール22に沿って移動させることによって、ポール160の位置が調整され、また、固定具170に対してポール160を摺動させることによってアーム150の高さが調整される。アーム150の高さ、およびポール160の固定位置を調整することによって、各術者の作業に適したベッド上の位置で医療用トレイ110を移動自在に支持できる。
図4に示すように、医療用トレイ110は、底板112、底板112の外周に沿って設けられた側壁114、および側壁114を外側に折り返して形成されたフランジ116(遮蔽部)を有する。底板112、側壁114、およびフランジ116は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂シートから真空成形等によって一体的に形成されている。医療用トレイ110は、カテーテル、およびガイドワイヤの他、シリンジ、ダイレータ、はさみ類、ピンセット、脱脂綿類、および使い捨ての不織布(ドレープ)等の医療器具を収納できる。
図5、図6で示すように、医療用トレイ110は、フランジ116を係合部130の開口部に嵌め込むことによって係合し、術者がフランジ116を把持して動かすとき、係合部130との係合状態を維持する。フランジ116は、係合部130に対して係合したときに係合部130の上面131、外周側面133、及び内周側面132を覆い隠す。
施術の際、術者は、フランジ116を掴んで施術野近傍まで医療用トレイ110を引き寄せ、医療用トレイ110に収納された医療器具のうち必要なものを取り出した後、フランジ116を押して医療用トレイ110を施術の障害とならない位置へ移動し、施術を行う。
施術中に医療器具が必要となった場合、又は使用済みの医療器具が生じた場合、再度フランジ116を掴んで施術野近傍に引き寄せ、必要な医療器具を取り出したり、不要となった医療器具を医療用トレイ110に戻したりする。施術の間、これらの動作を繰り返して施術を終了する。なお、施術の間、ベッド20の近傍に設置された造影装置およびモニタ(不図示)によって、術者は、体腔内に挿入された医療器具の位置、および医療器具を介して血管内に注入された造影剤等を観察する。
医療用トレイ載置具120は、施術前や施術後の使用しない間、カバー等によって覆われ、汚染防止が図られる。しかし、施術前に滅菌処理が施される医療用トレイ110に比べ汚染されており、術者は、汚染部分としての医療用トレイ載置具120、特に医療用トレイ110を把持する際に接触し易い係合部130に触れないことが好ましい。これに対し本実施形態では、フランジ116を把持することによって、術者は汚染部分との接触を防止して医療器具類が収納された医療用トレイ110を自在に移動できる。また、このように手の汚染を防止して医療用トレイ110を自在に移動できるため、看護師等の補助が不要なワンマン手技の実現を図り得る。また、医療用トレイ110を施術野の近傍に設置できるため、施術時間の短縮および術者の負担軽減を図り得る。
また、第1実施形態の医療用トレイ載置具120は、常時、係合部130の上面131を略水平状態を維持するように構成されているので、術者が誤って医療用トレイ110を傾け、医療用トレイ110内に収納されているカテーテル、ガイドワイヤ、シリンジ等を医療用トレイ110内から床等に落下させてしまうことを抑制又は防止できる。
<第2実施形態>
図7、図8に示すように、第2実施形態に係る医療用トレイ載置具セット200は第1実施形態と略同様であるが、医療用トレイ210および係合部230が、第1実施形態に係る医療用トレイ110および係合部130と異なる。第2実施形態の支持部240は第1実施形態の支持部140と同様であるため、説明を省略する。
係合部230は、医療用トレイ210の底板212(底部)に設けられた差込口219に差し込みおよび抜き取りが自在なプレート234を有する。係合部230は、差込口219にプレート234が差し込まれることによって係合する。係合部230はまた、医療用トレイ210の差込口219からの抜けを防止するストッパ235を備える。
プレート234は、支持部240に接続する基端部に向かって緩やかに広がるテーパー状である。プレート234の基端部は支持部240に回転自在に接続している。プレート234の厚さは、先細りとなる先端部側から基端部側に向かって厚くなる。ストッパ235は、プレート234の面に対して略直角に立った壁状の部材であり、プレート234の基端部側の縁に設けられている。
医療用トレイ210は、底板212(遮蔽部)、底板212に設けられた差込口219(遮蔽部)、および底板212の外周に沿って設けられた側壁214(遮蔽部、把持部)を有する。医療用トレイ210はまた、差込口219からの係合部230の抜けを防止するストッパ218を有する。これらは真空成形等によって一体的に形成されている。
底板212は中空で、差込口219からの奥行がプレート234の先端部から基端部までの長さより若干長い。そして差込口219は、基端部におけるプレート234の幅および厚みより狭い幅および低い高さを有する細長い隙間である。差込口219は、プレート234が差し込まれると、プレート234と係合し、そして差込口219および底板212がプレート234全体を覆い隠す。
術者が医療用トレイ210を引き寄せたり邪魔にならない位置へ移動させたりする際、術者は、把持可能に露出した側壁214を把持して医療用トレイ210を移動させる。側壁214が把持されて動かされるとき、差込口219はプレート234との係合状態を維持する。
ストッパ218は、側壁214に設けられ、外側に折り返したフランジである。ストッパ218は、弾性変形でき、係合部230のストッパ235を折り返しの内側に入れる。
ストッパ218はストッパ235を覆い、側壁214とともにストッパ235を隠す。
本実施形態では、側壁214を把持することによって、術者は汚染部分との接触を防止して医療器具類が収納された医療用トレイ210を自在に移動できる。また、このように手の汚染を防止して医療用トレイ210を自在に移動できるため、看護師等の補助が不要なワンマン手技の実現を図り得る。また、医療用トレイ210を施術野の近傍に設置できるため、施術時間の短縮および術者の負担軽減を図り得る。また、ストッパ218とストッパ235とが引っ掛かり、医療用トレイ210を把持して動かした際に医療用トレイ210が係合部230から外れ難い。
また、第2実施形態の医療用トレイ載置具220は、常時、係合部230のプレート234を略水平状態を維持するように構成されているので、術者が誤って医療用トレイ210を傾け、医療用トレイ210内に収納されているカテーテル、ガイドワイヤ、シリンジ等を医療用トレイ210内から床等に落下させてしまうことを抑制又は防止できる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改変できる。
本発明は、医療用トレイを掴み、手の汚染を防止して係合部とともに医療用トレイを自在に移動できればよく、例えば図9に示すように、係合部は、底板336及び側壁337を有する載置トレイ330であってもよい。この場合、載置トレイ330から露出するフランジ316又は側壁314を術者が把持して医療用トレイ310を動かすと、側壁314および側壁337が互いに接し、医療用トレイ310が載置トレイ330から外れず留まり(係合状態を維持)、医療用トレイ310は載置トレイ330とともに移動する。側壁337が低いと医療用トレイ310が載置トレイ330から外れ易くなるため、側壁337はある程度の高さを有することが望ましい。また、汚染部分である載置トレイ330との接触を防止するため、フランジ316によって側壁337を覆い隠すようにしてもよい。
図9に示す医療用トレイ載置具においても、常時、係合部(載置トレイ)330の底板336を略水平状態を維持するように構成されているので、術者が誤って医療用トレイ310を傾け、医療用トレイ310内に収納されているカテーテル、ガイドワイヤ、シリンジ等を医療用トレイ310内から床等に落下させてしまうことを抑制又は防止できる。
また、第1実施形態、および第2実施形態では、係合部130の上面131、外周側面133、および内周側面132の全体、ならびにプレート234の全体が覆い隠されたが、本発明はこれに限定されず、これらの一部を覆うものを含む。ただし、係合部において、図3のようにベッドの上から見た平面視で視認できる上部(第1実施形態では上面131に相当する)、および平面視に直交する側面視で視認できる側部(第1実施形態では外周側面133に相当する)は、手が接触し易い箇所であるため、これらを覆い隠すことによって、係合部との接触を防いで手の汚染を効果的に防止できる。
上述の実施形態では、直接、係合部130、230、330に医療用トレイ110、210、310を係合しているが、通常、使用前の医療用トレイ110、210、310は、覆布(又はドレープ)によって覆われているので、覆布に覆われた状態の医療用トレイ110、210、310を係合部130、230、330に係合し、係合後、覆布を広げて使用してもよい。
また、上述の実施形態では、医療用トレイがベッドに沿って進退移動自在に支持されたが、ベッドに対し昇降移動自在に支持されてもよい。
また、上述の実施形態では、医療用トレイ載置具はベッドに固定されるが、本発明はこれに限定されず、ベッドまわりの他の器具、または床に固定されるものを含む。
20 ベッド、
100、200 医療用トレイ載置具セット、
110、210、310 医療用トレイ、
112 底板、
114 側壁、
116 フランジ(遮蔽部)、
120、220 医療用トレイ載置具、
130、230、330 係合部、
140、240 支持部、
150 アーム、
160 ポール、
170 固定具、
212 底板(遮蔽部)、
214 側壁(遮蔽部、把持部)、
218 ストッパ、
219 差込口(遮蔽部)、
234 プレート、
235 ストッパ。

Claims (10)

  1. 医療用トレイと係合可能な係合部と、
    前記係合部をベッド上で移動自在に支持する支持部と、を有し、
    前記係合部は、前記医療用トレイを係合した係合状態で、少なくとも一部が前記医療用トレイによって覆い隠されるとともに、前記医療用トレイの前記一部が把持されて前記医療用トレイが動かされるときに前記係合状態を維持する、医療用トレイ載置具。
  2. 前記係合部は、前記医療用トレイを嵌め込みおよび抜き取りが自在な開口部を備える枠形状である、請求項1に記載の医療用トレイ載置具。
  3. 前記係合部は、前記医療用トレイの底部に設けられた差込口に差し込みおよび抜き取りが自在なプレート形状である、請求項1に記載の医療用トレイ載置具。
  4. 前記係合部は、前記医療用トレイの前記差込口からの抜けを防止するストッパをさらに備える、請求項3に記載の医療用トレイ載置具。
  5. 医療用トレイと、
    前記医療用トレイと係合可能な係合部と、
    前記係合部をベッド上で移動自在に支持する支持部と、を有し、
    前記係合部は、前記医療用トレイを係合した係合状態で、少なくとも一部が前記医療用トレイによって覆い隠されるとともに、前記医療用トレイの前記一部が把持されて前記医療用トレイが動かされるときに前記係合状態を維持する、医療用トレイ載置具セット。
  6. ベッド上で移動自在に支持された係合部を有する医療用トレイ載置具の前記係合部に対して係合可能な医療用トレイであって、
    前記係合部に対して係合したときに前記係合部の少なくとも一部を覆い隠す遮蔽部を有し、
    前記遮蔽部が把持されて動かされるときに前記係合部との係合状態を維持する、医療用トレイ。
  7. 前記係合部は、開口部を備える枠形状であり、前記遮蔽部を前記開口部に嵌め込むことによって係合する、請求項6に記載の医療用トレイ。
  8. 前記遮蔽部は、側壁を外側に折り返して形成されたフランジで構成されている、請求項7に記載の医療用トレイ。
  9. 前記遮蔽部は、前記医療用トレイの底部に設けられ、前記係合部に対して係合する差込口と、前記差込口を前記係合部に対して係合したときに把持可能な把持部とを有し、
    前記係合部は、プレート形状であり、前記差込口に前記係合部が差し込まれることによって係合する、請求項6に記載の医療用トレイ。
  10. 前記差込口からの前記係合部の抜けを防止するストッパをさらに備える、請求項9に記載の医療用トレイ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016501073A (ja) * 2012-11-16 2016-01-18 ゴーシュ,クリシュナン・ケイ 外科用システム
US10265135B2 (en) 2012-11-16 2019-04-23 Krishnan K. Ghosh Surgical system

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