JP2011167377A - 乾燥装置 - Google Patents

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優行 田中
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Abstract

【課題】ヒートポンプ装置の組付けやメンテナンスのため着脱が容易で、部品点数を少なくし、組立て時、メンテナンス時等における作業性を向上させる。
【解決手段】圧縮機20及び放熱器21及び吸熱器23を冷媒が循環するように管路で連結したヒートポンプ装置18と、吸熱器23および放熱器21を収容するダクト装置13を備え、ヒートポンプ装置18を、側面からダクト装置13に着脱する構成とすることにより、乾燥装置1とヒートポンプ装置18が独立して組立てられ、また乾燥装置1を分解することなく独立してヒートポンプ装置18を乾燥装置1より取り外すことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ヒートポンプ装置の熱交換作用を利用して衣類等の乾燥を行う乾燥装置に関するものである。
近年、この種の乾燥装置の一例として洗濯乾燥機が知られている。そして、その洗濯乾燥機の乾燥手段として、従来の電気ヒータに代わり、ヒートポンプ技術を応用した乾燥方式が提案され、注目されている。
ヒートポンプによる乾燥は、洗濯槽内から循環してくる高湿の空気をヒートポンプ装置の吸熱器により除湿し、この後、放熱器により高温、低湿の空気として再び槽内に循環させ、衣類等を乾燥させるものである。
この方式は、従来の電気ヒータによる乾燥よりも、高いエネルギー効率と、より低温、低湿の空気による乾燥であるため、乾燥後における衣類のしわの低減や、生地の傷みが少ない。
そして、従来、この種の洗濯乾燥機は、ヒートポンプ装置の熱交換器と圧縮機を台板上に載置し、一体化している(例えば、特許文献1参照)。
また、槽と取り付ける風路を工夫することにより、洗濯機の背面方向に熱交換風路を引き出せるようにした構成も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図9は、上記特許文献1に記載された従来の洗濯乾燥機を示すものである。
図9に示すように、従来の洗濯乾燥機は、外箱101内に、水槽102を配置し、その下部に、送風機108を組込んだ熱交換風路103が設けられている。そして熱交換風路103内に吸熱器104、放熱器105を配置し、この熱交換風路103と圧縮機106を金属製の台板107に載置した構成となっている。
以上のように構成された洗濯乾燥機は、外箱101内に冷凍サイクルを形成する各部品が全て収納され、熱交換風路103は、送風機108を駆動することにより、水槽102から排出された風を吸熱器104で冷却し、ここで除湿する。そして、除湿後の低湿度の乾燥風を放熱器105にて昇温し、熱交換用風路54から水槽102に供給している。
また、熱交換風路103は、台板107の上に、圧縮機106が載置され、吸熱器104と放熱器105は、熱交換風路103内に設置され、圧縮機106と冷媒を流す管路で連結することにより冷凍サイクルを形成している。
さらに、外箱101内には、ベースに相当する台板107が固定されている。
冷凍サイクルを形成するにあたって、外箱101内に熱交換器や圧縮機106を直接装着する構成は、洗濯機として必要な部品が組付けられている環境でろう付け作業、および真空引き作業を行うこととなり、組立て作業が非効率的である。
このため、冷凍サイクルを構成するのに必要な複数の要素を単独で取扱うことが可能な構成としている。したがって、冷凍サイクルを扱う専門的な組立て工程で組立てることが
できるので、組立てが容易になるばかりでなく、設備等も他の製品の部品組立て等と共用できる。これにより、設備投資等も少なくなり、安くて良い製品を製造することが可能になる。しかも、試験等も確実に行うことができるので、製品の信頼性も高くなる。
特開2006−230887号公報 特開2006−110394号公報
しかしながら、上記従来の構成は、圧縮機106と放熱器105と絞り手段(図示せず)と吸熱器104とを、銅管等の管路で連結したヒートポンプ装置と、吸熱器104及び放熱器105に風を流すための送風機108を組込んだ熱交換風路103等を必要とし、これらの部品を一体化しているが、ヒートポンプ装置と風路を一体化するために、洗濯機の底面と同じぐらいの面積の台板107を必要とし、洗濯機を組立てる際には、外箱101や水槽102等を順番に組み付ける必要がある。また、冷凍サイクル部で故障が生じたときには、洗濯機全体を分解する必要があり、さらに、取出し方向等を工夫して、冷凍サイクル部分を取り出すことが可能になったとしても、熱交換風路ごと取り出すので、分解が複雑になり部品点数も多く、構成が複雑になるという問題があった。
本発明は、ヒートポンプ装置を、循環風路を形成するダクト装置の風路壁面の一部を形成する構成とすることにより、組立て、メンテナンス等の作業性の向上をはかることを目的とするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の乾燥装置は、乾燥空間内の空気を吸込み、再び乾燥空間内へ吹出す循環風路を形成するダクト装置の一面に、ヒートポンプ装置の吸熱器と放熱器を挿入する開口部を設け、前記ヒートポンプ装置を、前記吸熱器と放熱器が並設され、この並設された吸熱器、放熱器から離れて前記圧縮機が位置する配置構成とし、さらに、前記吸熱器、放熱器と前記圧縮機の間に、前記ダクト装置に設けた前記開口部の周縁部に当接して該開口部を閉塞する閉塞部材を設けるとともに、前記吸熱器、放熱器の少なくとも一方を、両端に端板を具備するフィンチューブ型熱交換器とし、前記閉塞部材は、前記端板を兼ねる構成とし、前記閉塞部材および前記ダクト装置の開口部の当接面を非平面とし、前記開口部もしくは閉塞部材のいずれか一方に設けた凹溝と、残る他方に設けた凸部と、前記凹部に貼付したシール材とよりなり、前記凹溝と前記凸部を勘合し、突合せ形状としたとしたものである。
かかる構成により、ヒートポンプ装置を単独ユニットとして取り扱うことが可能となり、その結果、ヒートポンプ装置のダクト装置からの取り外しが容易となり、また、乾燥装置本体、あるいはダクト装置を分解する必要もないため、ヒートポンプ装置のメンテナンス作業が容易となる。
本発明の乾燥装置は、ヒートポンプ装置が、ユニット化された構成に併せてダクト装置の側面を形成する組込み形態となるため、ヒートポンプ装置のメンテナンスにおいてヒートポンプ装置のみを取り外すことができ、メンテナンス、部品交換等の作業性を向上することができる。
また、ヒートポンプ装置の組込み時は、閉塞部材および前記ダクト装置の開口部の当接
面を非平面とし、前記開口部もしくは閉塞部材のいずれか一方に設けた凹溝と、残る他方に設けた凸部と、前記凹部に貼付したシール材とよりなり、前記凹溝と前記凸部を勘合し、突合せ形状とした構成であるため、シール材によるシール性の飛躍的な向上が図れ、前記吸熱器、放熱器を通過する風が外に漏れることが無くなり、ヒートポンプとしての性能を劣化させることを防止できるため、メンテナンス作業性を一層向上することができる。
本発明の実施の形態1における乾燥装置のヒートポンプ装置の組込み状態を示す点検パネルを外した状態の斜視図 同実施の形態の乾燥装置におけるヒートポンプ装置の組込み前の状態を示す点検パネルを外した状態の斜視図 同実施の形態の乾燥装置における図1のA−A線による縦断面図 同実施の形態の乾燥装置における図1のB−B線による横断面でダクト装置の一部を切欠いた平面図 同実施の形態の乾燥装置におけるヒートポンプ装置のダクト装置への組込み状態を示す要部を拡大した一部切欠き平面図 同実施の形態の乾燥装置におけるヒートポンプ装置の正面図 同実施の形態の乾燥装置におけるヒートポンプ装置の平面図 同実施の形態の乾燥装置におけるヒートポンプ装置の側面図 従来の洗濯乾燥機の縦断面図
請求項1に記載の発明は、一面に開閉可能な扉を具備した本体内に、前記本体内を乾燥空間と風路空間に仕切る仕切り部材と、前記乾燥空間に配置され、かつ前記扉と対向した開口部を有する乾燥容器と、前記風路空間に配置され、一端が前記乾燥空間に開口し、他端が前記開口と異なる位置に開口したダクト装置と、前記ダクト装置に組込まれ、前記一方の開口から乾燥空間内の空気を吸い込み、他方の開口から乾燥空間内へ吹出す循環風路を形成する送風装置と、冷媒循環回路を形成する圧縮機、減圧装置、放熱器、吸熱器を基板上に配置したヒートポンプ装置を具備する乾燥装置であって、前記ダクト装置の一面に、前記ヒートポンプ装置の吸熱器と放熱器を挿入する開口部を設け、前記ヒートポンプ装置を、前記吸熱器と放熱器が並設され、この並設された吸熱器、放熱器から離れて前記圧縮機が位置する配置構成とし、さらに、前記吸熱器、放熱器と前記圧縮機の間に、前記ダクト装置に設けた前記開口部の周縁部に当接して該開口部を閉塞する閉塞部材を設けるとともに、前記吸熱器、放熱器の少なくとも一方を、両端に端板を具備するフィンチューブ型熱交換器とし、前記閉塞部材は、前記端板を兼ねる構成とし、前記閉塞部材および前記ダクト装置の開口部の当接面を非平面とし、前記開口部もしくは閉塞部材のいずれか一方に設けた凹溝と、残る他方に設けた凸部と、前記凹部に貼付したシール材とよりなり、前記凹溝と前記凸部を勘合し、突合せ形状としたものである。
かかる構成とすることにより、ヒートポンプ装置は、ユニット化された構成に併せてダクト装置の側面を形成する組込み形態となるため、ヒートポンプ装置のメンテナンス等において乾燥装置本体、あるいはダクト装置を分解することなくヒートポンプ装置のみを取り外すことができ、メンテナンス、部品交換等の作業性が向上する。
また、ヒートポンプ装置の組込み時は、閉塞部材および前記ダクト装置の開口部の当接面を非平面とし、前記開口部もしくは閉塞部材のいずれか一方に設けた凹溝と、残る他方に設けた凸部と、前記凹部に貼付したシール材とよりなり、前記凹溝と前記凸部を勘合し、突合せ形状とした構成であるため、シール材によるシール性の向上が図れ、前記吸熱器、放熱器を通過する風が外に漏れることが無くなり、ヒートポンプとしての性能を劣化させることを防止できるため、メンテナンス作業性を一層向上することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記開口部もしくは閉塞部材のいずれか一方に設けた凹溝と、残る他方に設けられ、前記凹溝に嵌合する凸状の突合せ形状を、前記開口部の両側に設けたものである。
かかる構成とすることにより、特にヒートポンプ装置のダクト装置への組込みにおいて、両側に設けた凹凸部の当接面が拡大することによってヒートポンプ装置の位置合わせが強制され、閉塞部材による閉塞をより確実なものとすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記開口部もしくは閉塞部材のいずれか一方に設けた凹溝と、残る他方に設けられ、前記凹溝に嵌合する凸状の突合せ形状を、前記開口部の全周に設けたものである。
かかる構成とすることにより、特にヒートポンプ装置のダクト装置への組込みにおいて、全周に設けた凹凸部の当接面が拡大することによってヒートポンプ装置の位置合わせが強制され、閉塞部材による閉塞をより確実なものとすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、前記開口部と閉塞部材の当接面に、前記凹溝および前記凸状の突合せ部を複数対形成したものである。
かかる構成とすることにより、特にヒートポンプ装置のダクト装置への組込みにおいて、複数対形成した凹凸部の当接面が拡大することによってヒートポンプ装置の位置合わせが強制され、閉塞部材による閉塞をより確実なものとすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、前記吸熱器および放熱器を、両端に配管が突出するフィンチューブ型熱交換器とし、前記ダクト装置における開口部と対向する側壁に、前記突出した配管を収容する収容空間を設けたものである。
かかる構成により、ダクト装置内において、循環空気の突出した配管側への迂回を抑制することができ、吸熱器、放熱器による熱交換効率の向上がはかれ、乾燥効率の低下を抑制することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、この実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における乾燥装置のヒートポンプ装置の組込み状態を示す点検パネルを外した状態の斜視図である。図2は、同実施の形態の乾燥装置におけるヒートポンプ装置の組込み前の状態を示す点検パネルを外した状態の斜視図である。図3は、同実施の形態の乾燥装置における図1のA−A線による縦断面図である。図4は、同実施の形態の乾燥装置における図1のB−B線による横断面でダクト装置の一部を切欠いた平面図である。図5は、同実施の形態の乾燥装置におけるヒートポンプ装置のダクト装置への組込み状態を示す要部を拡大した一部切欠き平面図である。図6は、同実施の形態の乾燥装置におけるヒートポンプ装置の正面図である。図7は、同実施の形態の乾燥装置におけるヒートポンプ装置の平面図である。図8は、同実施の形態の乾燥装置におけるヒートポンプ装置の側面図である。
図1乃至図3において、乾燥装置本体(以下、本体と称す)1は、正面に設けた被乾燥
物取出し口(図示せず)を開閉する扉2と、内部空間を乾燥空間3と風路空間4に仕切る仕切りケース5と、底面を形成する基台6と、一側面に設けたメンテナンス用の開口7と、この開口7を閉塞する閉塞板7aを具備している。
仕切りケース5は、円筒型に形成され、一面には前記被乾燥物取出し口と対向して開口部(図示せず)が設けられており、内部には、円筒型の乾燥容器8が配置されている。
乾燥容器8は、一面に前記被乾燥物取出し口と対向して開口部9が設けられており、また開口部9と対向する周壁には、多数の小孔(図示せず)が設けられている。この乾燥容器8は、モータ10によって回転する構成となっている。
したがって、仕切りケース5と乾燥容器8の間には、所定の空間が形成され、また、乾燥容器8の軸方向における前後には、乾燥容器8の円筒壁面と仕切りケース5の円筒壁面に設けられた突起によってラビリンスシール11、12が形成されている。このラビリンスシール11、12は、軸方向の前後に必要とするものではなく、少なくとも開口部9側(図3中左側)のみに設ける構成としてもよい。その場合、乾燥容器8に設ける小孔は、円周側面に亘って設けることができる。
また、風路空間4には、ダクト装置13が設けられている。このダクト装置13には、その一端が、仕切りケース5の開口側(前面側)に設けた吸入口14と連通し、他端が、仕切りケース5の後部側に設けた吹出し口15に連通する如く、吸入ダクト13aと吹出しダクト13bが設けられている。
さらに、ダクト装置13には、送風機25が組込まれており、この送風機25によって乾燥容器8内の空気は、吸入口14から吸入され、吹出し口15から仕切りケース5内へ吹出され、乾燥容器8に設けた小孔を通過して再び乾燥容器8内へ吹出され、以下循環する構成となっている。
また、ダクト装置13の一側面には、図2に示す如く開口部16が設けられ、この開口部16を有する側面と隣合う底面を形成する基台6には、所定幅の凹部17がダクト装置13の通風路13cを横断するように設けられている。
ヒートポンプ装置18は、開口部16からダクト装置13内に挿入されるもので、基台6に設けられた凹部17に嵌まり込んでダクト装置13内を流れる気流に対して直角方向に移動を可能とする基板19と、この基板19上に搭載された圧縮機20、放熱器21、キャピラリチューブ等の減圧装置22、吸熱器23を具備した構成となっている。
圧縮機20、放熱器21、減圧装置22、吸熱器23は、周知の冷凍サイクル(冷媒循環回路)を構成するもので、ヒートポンプ装置18は、ダクト装置13内への挿入状態において、放熱器21と吸熱器22がダクト装置13の通風路13c内に配置され、圧縮機20はダクト装置13の外側に位置した配置となる。
さらに、放熱器21と吸熱器23は、風上側に吸熱器23が、この吸熱器23と所定間隔介して風下側に放熱器21がそれぞれ位置する如く配置されている。
このように、ヒートポンプ装置18は、放熱器21と吸熱器23がダクト装置13内に配置される関係から、通風路13cを流れる風が、吸熱器23および放熱器21を漏れが無いように通過するように配慮し、また、ダクト装置13から通風路13cを流れる風の漏れを抑制する構成を必要とする。
その構成として、吸熱器23と放熱器21は、図5乃至図7に示す如く、両端に端板23a、23b、21a、21bを有するフィンプレート型の熱交換器が採用され、吸熱器23の端板23a、23bと放熱器21の端板21a、21bは、その一部を重合し、側面における吸熱器23を通過した空気が漏れずに放熱器21を通過するように構成している。
また、吸熱器23と放熱器21の天面には、両者の天面を覆う天面カバー24が設けられ、吸熱器23を通過した空気が天面側から漏れずに放熱器21を通過するように構成している。
さらに、吸熱器23、放熱器21の端板23a、23b、21a、21bには、ダクト装置13の通風路13cを流れる風と直交する方向に延出する延出片23c、23d、21c、21dがそれぞれ設けられ、圧縮機20側に位置する延出片23c、21cは、ダクト装置13の面に対し凹凸面としている。
また、ダクト装置13は、開口部16と対向する側面に、後述する吸熱器23、放熱器21の湾曲配管部23f、21fを収納するために、外側へ突出する突出部13dが設けられ、開口部16の周縁には、延出片23c、21cの凹凸形状に合わせた突出片13eが通風路13cの外側に突出して設けられ、シール材13fは、延出片23c、21cの凹部に貼付されている。
なお、必要に応じて、開口部16の天辺での空気漏れを抑制する構成として、図6の破線で示す如く、吸熱器23、放熱器21の各端板の天辺に、ダクト装置13の側面に当接する延出片23e(21e)を設けた構成を採用することもできる。
本実施の形態1においては、開口部16の天辺部の気密性は、適宜設けたシール部材(図示せず)にて空気漏れを抑制する構成としている。
次に、上記構成からなるヒートポンプ装置18の本体1への装着および取出しについて説明する。
ヒートポンプ装置18を本体1へ装着する場合は、閉塞板7aが外されたメンテナンス用の開口7より並設された吸熱器23と放熱器21側が先端となる状態で、ダクト装置13に設けられた開口部16より挿入する。
その場合、ヒートポンプ装置18の基板19を、基台6に設けた凹部17内に載置し、その状態で基板19を、吸熱器23、放熱器21の端板23の延出片23c、21cがダクト装置13の開口部16の突出片13eに当接するまで押し込むことにより、ヒートポンプ装置18の装着を行うことができる。このとき、必要に応じてヒートポンプ装置18が抜け出さないように適宜手段にて固定することが好ましい。
そして、閉塞板7aにより、開口7を閉塞することにより、ヒートポンプ装置18の本体1への装着が完了する。本実施の形態1においては、この閉塞板7aの取付けにより、閉塞板7aが前述のヒートポンプ装置18の抜け止めを行う手段としている。
したがって、ヒートポンプ装置18は、基板19が凹部17によって挿入方向が規制され、正規の位置に案内されるため、位置ずれを生じることなく装着される。
さらに、ダクト装置13の通風路13c内において、吸熱器23と放熱器21側は、その突出した配管部である湾曲配管部23f、21fが、図5に示す如くダクト装置13の
側面に形成された突出部13d内に嵌まり込んでいるため、通風路13cを流れる風は、端板23b、21bの内側を流れるように流れが規制される。
一方、圧縮機20側においては、ダクト装置13の開口部16に設けた突出片13eと、吸熱器23、放熱器21の端板23a、21aに設けた延出片23c、21cの当接により、シール性が確保され、しかも突出片13eと延出片23c、21cの凹凸部の当接によって開口部16と基板19における中心の位置合わせが行えるため、この当接部からの風の漏れ抑制を一層確実なものとすることができる。
上記の如く、ヒートポンプ装置18を装着した状態で、乾燥装置の運転を開始すると、モータ10の回転により乾燥容器8が回転し、乾燥容器8内にある衣類等の被乾燥物(図示せず)が攪拌される。
また、同時に送風機25が回転し、乾燥容器8内の高湿空気を吸込口14から吸込み、ダクト装置13の通風路13cへ導く。
通風路13cには、ヒートポンプ装置18の吸熱器23と放熱器21が配置されているため、通風路13cを通過する高湿空気は、まず吸熱器23によってその水分を吸熱器23に結露させ、次に放熱器21を通過する際に昇温され、湿度が下がった状態となって送風機25を通過し、吹出し口15から仕切りケース5によって仕切られた乾燥空間3へ吹出される。
そして、吹出された乾燥空間3内の空気は、乾燥容器8の壁面に設けられた小孔から乾燥容器8内へ流入し、以下、図3の矢印で示す如く循環を繰り返し、乾燥容器8内で攪拌されている被乾燥物の乾燥を行う。
ヒートポンプ装置13の通風路13cを流れる気流において、吸熱器23を通過しようとする風は、吸熱器23と放熱器21の端板23b、21bに設けた延出片23d、21dのダクト装置13に設けた突出部13dへの嵌まり込み構造、および吸熱器23と放熱器21の端板23a、21aに設けた延出片23c、21cと突出片13eの当接構造によって端板23a、21a、23b、21bを迂回して通過することが抑制され、また吸熱器23と放熱器21の天面については、天面カバー24が設けられているため、吸熱器23を通過した気流は、放熱器21へ流れるように導かれる。
したがって、吸熱器23を通過した気流と迂回した気流の混合によるダクト装置13への結露が抑制でき、また効率よく乾燥気流を生成でき、その乾燥気流を乾燥空間3内へ供給することができる。
次に、ヒートポンプ装置18を取出す場合は、装着時と逆の作業を行えばよい。すなわち、閉塞板7aを取外し、露出している部分をもって基板19を引出すことにより、ヒートポンプ装置18の取出しを終了する。
そして、ヒートポンプ装置18のメンテナンス、部品交換等の必要な作業を行い、前述の装着作業を行うことにより、乾燥装置の使用が可能となる。
上述の如く、本実施の形態1における乾燥装置は、ヒートポンプ装置18をユニット化し、そのヒートポンプ装置18をダクト装置13の側面を形成するように組込む形態としているため、ヒートポンプ装置18と本体1をそれぞれ独立して組立てることができ、組立て作業性がよいものとなり、さらに、ヒートポンプ装置18のメンテナンス等において本体1、あるいはダクト装置13を分解することなくヒートポンプ装置18のみを取り外
すことができ、メンテナンス、部品交換等の作業性を向上することができるものである。
また、ヒートポンプ装置18の組込み時は、閉塞部材である吸熱器23、放熱器21の端板23a、21aがダクト装置13の開口部16を閉塞する構成であるため、ダクト装置13からの循環空気の漏れが抑制でき、しかもヒートポンプ装置18の組み込みと同時に開口部16の閉塞が行えるため、組立て、およびメンテナンス等の作業性を極めて向上することができる。
さらに、ヒートポンプ装置18の基板19が嵌合し、ヒートポンプ装置18を挿入方向へ案内する案内構成として、基台6に凹部17を設けたことにより、ヒートポンプ装置18の装着、取出し時は、凹部17により、ヒートポンプ装置18の移動方向を規制することができ、その結果、ヒートポンプ装置18の挿入が正確かつ円滑に行え、さらに、吸熱器23、放熱器21の端板23a、21aによる開口部16の閉塞をより確実なものとすることができる。
また、吸熱器23、放熱器21の端板23a、21aに、開口部16の閉塞機能を付加しているため、吸熱器23あるいは放熱器21のフィンの変形保護、あるいは取付けの容易化等の機能を果たす端板機能を損なうこともなく、開口部16の閉塞に部品数の削減と構成の簡素化をはかることができるものである。
特に、開口部16の周縁に設けた、内側もしくは外側に傾斜する突出片13eに、吸熱器21、放熱器23それぞれに設けた延出片23c、21cを当接する構成であるため、ヒートポンプ装置18のダクト装置13への組込みにおいて、相互の傾斜面の当接によってヒートポンプ装置18の位置合わせが強制され、開口部16の閉塞をより確実なものとすることができる。
また、フィンチューブ型熱交換器である吸熱器23および放熱器21の突出した配管である湾曲配管部23f、21fは、ダクト装置13に設けた開口部16と対向する側壁に設けた突出部13dに収容する構成としているため、ダクト装置13内において、通風路13c内を流れる気流の突出した配管側への迂回を抑制することができ、その結果、吸熱器21を通過した低温の気流と迂回した気流の混合によるダクト装置13への結露を抑制し、さらに、吸熱器23、放熱器21による熱交換効率の向上がはかれ、乾燥効率の低下を抑制することができる。
本発明の乾燥装置は、ヒートポンプ装置と本体を独立した構成とし、ヒートポンプ装置を本体のダクト装置へ挿入により装着する構成であるため、ダクト装置を介して乾燥空気を循環させる構成を具備した乾燥装置、あるいは家庭用の洗濯乾燥機等において利用できるものである。
1 乾燥装置本体
3 乾燥空間
4 風路空間
5 仕切りケース(仕切り部材)
6 基台
8 乾燥容器
13 ダクト装置
13c 通風路
13d 突出部(収容空間)
13e 傾斜片(傾斜面)
13f シール材
14 吸入口(一方の開口)
15 吹出し口(他方の開口)
16 開口部
17 凹部(案内構成)
18 ヒートポンプ装置
19 基板
20 圧縮機
21 放熱器
21a 端板(閉塞部材)
21b 端板
21c 延出片(傾斜面)
21d 延出片
21f 湾曲配管部(突出した配管)
22 減圧装置
23 吸熱器
23a 端板(閉塞部材)
23b 端板
23c 延出片(傾斜面)
23d 延出片
23f 湾曲配管部(突出した配管)
25 送風機(送付装置)

Claims (5)

  1. 一面に開閉可能な扉を具備した本体内に、前記本体内を乾燥空間と風路空間に仕切る仕切り部材と、前記乾燥空間に配置され、かつ前記扉と対向した開口部を有する乾燥容器と、前記風路空間に配置され、一端が前記乾燥空間に開口し、他端が前記開口と異なる位置に開口したダクト装置と、前記ダクト装置に組込まれ、前記一方の開口から乾燥空間内の空気を吸い込み、他方の開口から乾燥空間内へ吹出す循環風路を形成する送風装置と、冷媒循環回路を形成する圧縮機、減圧装置、放熱器、吸熱器を基板上に配置したヒートポンプ装置を具備する乾燥装置であって、前記ダクト装置の一面に、前記ヒートポンプ装置の吸熱器と放熱器を挿入する開口部を設け、前記ヒートポンプ装置を、前記吸熱器と放熱器が並設され、この並設された吸熱器、放熱器から離れて前記圧縮機が位置する配置構成とし、さらに、前記吸熱器、放熱器と前記圧縮機の間に、前記ダクト装置に設けた前記開口部の周縁部に当接して該開口部を閉塞する閉塞部材を設けるとともに、前記吸熱器、放熱器の少なくとも一方を、両端に端板を具備するフィンチューブ型熱交換器とし、前記閉塞部材は、前記端板を兼ねる構成とし、前記閉塞部材および前記ダクト装置の開口部の当接面を非平面とし、前記開口部もしくは閉塞部材のいずれか一方に設けた凹溝と、残る他方に設けた凸部と、前記凹部に貼付したシール材とよりなり、前記凹溝と前記凸部を勘合し、突合せ形状とした乾燥装置。
  2. 前記開口部もしくは閉塞部材のいずれか一方に設けた凹溝と、残る他方に設けられ、前記凹溝に嵌合する凸状の突合せ形状を、前記開口部の両側に設けた請求項1に記載の乾燥装置。
  3. 前記開口部もしくは閉塞部材のいずれか一方に設けた凹溝と、残る他方に設けられ、前記凹溝に嵌合する凸状の突合せ形状を、前記開口部の全周に設けた請求項1に記載の乾燥装置。
  4. 前記開口部と閉塞部材の当接面に、前記凹溝および前記凸状の突合せ部を複数対形成した請求項1から3に記載の乾燥装置。
  5. 前記吸熱器および放熱器を、両端に配管が突出するフィンチューブ型熱交換器とし、前記ダクト装置における開口部と対向する側壁に、前記突出した配管を収容する収容空間を設けた請求項1から4のいずれか一項に記載の乾燥装置。
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