JP2011166991A - 回転電機の冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の回転電機および第2の回転電機に供給される冷却液の総量を増大させずに、第1の回転電機および第2の回転電機に供給される冷却液の量を適切に分配することができ、第1の回転電機および第2の回転電機の冷却効率を向上させることができる回転電機の冷却構造を提供すること。
【解決手段】モータジェネレータMG1、MG2のステータ28、32に供給されるオイルを貯留するオイル貯留部41を有し、このオイル貯留部41が、モータジェネレータMG2のコイルエンド34a、34bにオイルを供給するオイル供給孔48a、48bと、モータジェネレータMG1のコイルエンド30a、30bにオイルを供給するオイル供給孔49a、49bとを有し、オイル供給孔48a、48bとオイル供給孔49a、49bとの高さを異なる高さに設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転電機の冷却構造に関し、特に、第1の回転電機および第2の回転電機のステータを冷却液によって冷却するようにした回転電機の冷却構造に関する。
自動車等の車両に搭載される電動機や発電機等の回転電機は、回転自在なロータと、ロータを取り囲むようにロータの外周部に設けられたステータコアおよびステータコアに巻回されるステータコイルを有するステータとを含んで構成されている。
電動機は、ステータコイルに通電して回転力を得るものであり、発電機は、ロータの回転によりステータコイルに流れる電流を取り出すものである。
そして、ロータの回転時にステータコイルに電流が流れると、ステータコアやステータコイルが発熱する。これらの発熱は、電動機や発電機の内部を貫通する磁束に影響を与え、運転効率(回転効率、発電効率)を低下させてしまう。したがって、運転効率を維持するため、回転電機を冷却する必要がある。
このような回転電機は、ケースで覆われた形で車両に搭載される。したがって、回転電機の冷却には、このケース内にオイルの通路を設け、通路内を通過するオイルによる冷却、すなわち、液冷が適用されることが多い。
従来のこの種の回転電機の冷却構造としては、図7に示すようなものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図7において、車両のトランスアクスルのケース1内には回転電機2が設けられており、この回転電機2は、ロータ3と、ロータ3を取り囲むようにロータ3の外周に設けられたステータ4とを備えている。
ロータ3は、ロータ3の中心線に沿って延びるシャフト5に取付けられており、シャフト5は、ケース1にベアリング1aを介して回転自在に支持されている。
ステータ4は、ステータコア6と、ステータコア6に巻回されたステータコイル7とを備えており、ステータコイル7を通電すると、磁界が発生し、この発生した磁界に基づいて、ロータ3とステータ4との間に磁束の流れが形成されることによって、ロータ3が回転力を得るようになっている。
また、ケース1の内部には回転電機2の上方に位置するようにオイルチューブ8が設けられており、このオイルチューブ8の内部には冷却液であるオイルが流れるようになっている。このオイルチューブ8は、ケース1の下部に設けられたオイルパン9に貯留されたオイルをオイルポンプ10によって吸い上げるようになっている。
また、オイルチューブ8にはステータコア6の軸線方向両端から外方に突出するステータコイル7のコイルエンド7aに対向するようにオイル供給孔8aが形成されており、オイルチューブ8を流れるオイルは、オイル供給孔8aからコイルエンド7aに吐出されるようになっている。
コイルエンド7aに吐出されたオイルは、ステータコイル7の中で最も高温になるコイルエンド7aの周方向に沿ってコイルエンド7aの下部に流れ落ちるようになっており、このオイルがコイルエンド7aを流れ落ちる間に、コイルエンド7aからオイルに熱が伝わり、ステータ4の冷却が行われる。
特開2006−115650号公報
このような従来の回転電機2の冷却構造にあっては、電動機と発電機の2つの回転電機2を冷却する場合には、2つの回転電機2のステータコイル7のコイルエンド7aにオイルを供給して冷却する必要があり、しかも電動機と発電機とは、内燃機関の負荷に応じて冷却に必要なオイル供給量が異なるため、内燃機関の負荷に応じて必要なオイル供給量を適切に分配する必要がある。
しかしながら、従来の回転電機の冷却構造にあっては、電動機と発電機との冷却に必要なオイル供給量を適切に分配する構造となっていないため、電動機と発電機との冷却に必要なオイル供給量を適切に分配することができない。
すなわち、ハイブリッド車両等にあっては、内燃機関の負荷が小さい状態、すなわち、エンジン回転数が低い領域では、電動機が発電機の発電エネルギにより回転駆動されて走行用駆動力源として機能し、エンジン回転数が高い領域では、電動機がエンジンによって回転駆動されることにより発電機として機能する。
ここで、図8に示すように回転電機を発電機2aおよび電動機2bとから構成し、オイルチューブ8A、8Bを発電機2aおよび電動機2bの上方にそれぞれ設け、オイルポンプ10からオイルチューブ8A、8Bを通して発電機2aと電動機2bとにオイルを同じ比率で分配する場合を考える。
エンジン回転数が低い領域では、電動機2bが走行用駆動力源として機能するため、主に電動機2bのステータコイル7の発熱量が増大し、エンジン回転数が高い領域では、主に発電機2aのステータコイル7の発熱量が増大することになる。
このため、図9に示すように、エンジン回転数が低い領域では、発電機2aよりも電動機2bにより多くのオイルを供給して電動機2bを積極的に冷却したいのにもかかわらず、電動機2bと同じ量のオイルが発電機2aに供給されてしまう。すなわち、図9に示すように発電機2aに不要なオイル量(a)が分配されて電動機2bに必要なオイル量が供給されなくなってしまい、電動機2bの冷却効率が低下してしまう。
一方、エンジン回転数が高い領域では、電動機2bよりも発電機2aにより多くのオイルを供給して発電機2aを積極的に冷却したいのにもかかわらず、発電機2aと同じ量のオイルが電動機2bに供給されてしまう。すなわち、図9に示すように、電動機2bに不要なオイル量(b)が供給されてしまい、発電機2aの冷却効率が低下してしまう。
したがって、エンジン回転数が高い領域において発電機2aの冷却効率が低下しないようにするためには、電動機2bに供給されるオイル量を補う分だけのオイルをオイルポンプ10から吐出して発電機2aに供給しなければならない。
このため、発電機2aと電動機2bに供給されるオイルの総量が増大してしまい、オイルポンプ10が大型化してしまう。この結果、オイルポンプ10の製造コストおよび重量が増大してしまうとともに、大型のオイルポンプを駆動するためにエンジンの燃費が悪化してしまうことになる。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、第1の回転電機および第2の回転電機に供給される冷却液の総量を増大させずに、第1の回転電機および第2の回転電機に供給される冷却液量を適切に分配することができ、第1の回転電機および第2の回転電機の冷却効率を向上させることができる回転電機の冷却構造を提供することを目的とする。
本発明に係る回転電機の冷却構造は、上記目的を達成するため、(1)回転自在なロータと、前記ロータを取り囲むように前記ロータの外周部に設けられたステータコアおよび前記ステータコアに巻回されるステータコイルを有するステータとを含んでそれぞれが構成される第1の回転電機および第2の回転電機を冷却する回転電機の冷却構造であって、前記第1の回転電機および前記第2の回転電機を収容するケースと、前記第1の回転電機および前記第2の回転電機の上部に位置するとともに前記第1の回転電機および前記第2の回転電機の上部に亘って延在するようにして前記ケース内に設けられ、冷却液が貯留される冷却液貯留部と、前記冷却液貯留部に冷却液を供給する冷却液供給手段とを備え、前記冷却液貯留部が、前記第1の回転電機の前記ステータに冷却液を供給する第1の冷却液供給孔と、前記第2の回転電機の前記ステータに冷却液を供給する第2の冷却液供給孔とを備え、前記第1の冷却液供給孔と前記第2の冷却液供給孔との高さが異なる高さに設定されるものから構成されている。
この回転電機の冷却構造は、第1の回転電機および第2の回転電機のステータに供給される冷却液が貯留される冷却液貯留部が、第1の回転電機のステータに冷却液を供給する第1の冷却液供給孔と、第2の回転電機のステータに第2の回転電機に冷却液を供給する第2の冷却液供給孔とを備え、第1の冷却液供給孔と第2の冷却液供給孔との高さが異なる高さに設定されるので、第1の回転電機および第2の回転電機に供給される冷却液量が異なる領域において、適切に冷却液量を分配することができる。
すなわち、例えば、冷却構造がハイブリッド車両に設けられた場合には、内燃機関の低回転域において、冷却液貯留部に貯留された冷却液を第1の冷却液供給孔のみから第1の回転電機に供給することにより、第1の回転電機を積極的に冷却することができ、第1の回転電機の冷却効率を向上させることができる。
また、内燃機関の回転数が増大するのに伴って冷却液貯留部に貯留される冷却液量が増大すると、第1の冷却液供給孔と第2の冷却液供給孔とから第1の回転電機および第2の回転電機に冷却液を分配することができる。
このとき、第1の冷却液供給孔から第1の回転電機に供給される冷却液を増大させずに第2の冷却液供給孔から第2の回転電機に供給される冷却液を増大させることができるため、冷却液供給手段から冷却液貯留部に供給される冷却液の総量を増大させることなく、第2の回転電機を効率よく冷却することができる。
上記(1)に記載の回転電機の冷却構造において、(2)前記冷却液貯留部は、前記第1の回転電機の前記ステータに対向する第1の底面と前記第2の回転電機の前記ステータに対向する第2の底面とが段差を介して異なる高さに設定され、前記第1の冷却液供給孔が前記第1の底面に形成されるとともに、前記第2の冷却液供給孔が前記第2の底面に形成されるものから構成されている。
この回転電機の冷却構造の冷却液貯留部は、第1の回転電機のステータに対向する第1の底面と第2の回転電機のステータに対向する第2の底面とが段差を介して異なる高さに設定され、第1の冷却液供給孔が第1の底面に形成されるとともに、第2の冷却液供給孔が第2の底面に形成されるので、例えば、冷却構造がハイブリッド車両に設けられた場合には、内燃機関の低回転域において、冷却液貯留部の第1の底面上に貯留された冷却液を第1の冷却液供給孔のみから第1の回転電機に供給することにより、第1の回転電機を積極的に冷却することができる。
また、第1の底面よりも第2の底面の高さを高くすることにより、内燃機関の回転数が増大するのに伴って冷却液貯留部に貯留される冷却液量が増大すると、第1の底面に加えて第2の底面上に冷却液が貯留され、第2の底面に貯留された冷却液を第2の冷却液供給孔から第2の回転電機に冷却液を供給することができる。
このように冷却液貯留部の第1の底面および第2の底面の高さを異ならせることにより、第1の回転電機および第2の回転電機に供給される冷却液を適切に分配することができるため、冷却構造を簡素化することができる。
上記(1)または(2)に記載の回転電機の冷却構造において、(3)前記第1の冷却液供給孔および前記第2の冷却液供給孔が、前記第1の回転電機および前記第2の回転電機の前記ステータコアの軸線方向両端から外方に突出する前記ステータコイルのコイルエンドに対向して複数個設けられるものから構成されている。
この回転電機の冷却構造は、供給孔を、ステータコアの軸線方向両端から外方に突出するステータコイルのコイルエンドに対向させることができるため、最も高温となるコイルエンドに充分な量の冷却液を供給することができ、第1の回転電機および第2の回転電機の冷却性能を向上させることができる。
上記(1)ないし(3)に記載の回転電機の冷却構造において、(4)前記冷却液供給手段が、内燃機関によって駆動され、前記内燃機関の回転数に比例した量の冷却液を前記冷却液貯留部に供給する冷却液ポンプを有するものから構成されている。
この回転電機の冷却構造は、冷却液供給手段が、内燃機関によって駆動され、内燃機関の回転数に比例した量の冷却液を冷却液貯留部に供給する冷却液ポンプを有するので、第1の回転電機および第2の回転電機に供給される冷却液の総量を増大させずに、第1の回転電機および第2の回転電機に供給される冷却液量を適切に分配することができる。
このように、第1の回転電機および第2の回転電機に供給されるオイルの総量を増大させるのを不要にできるため、冷却液の吐出容量が大きい冷却液ポンプを不要にして、冷却液ポンプの重量および製造コストが増大するのを防止することができるとともに、冷却液ポンプを駆動するために内燃機関の燃費が悪化するのを防止することができる。
本発明によれば、第1の回転電機および第2の回転電機に供給される冷却液の総量を増大させずに、第1の回転電機および第2の回転電機に供給される冷却液量を適切に分配することができ、第1の回転電機および第2の回転電機の冷却効率を向上させることができる回転電機の冷却構造を提供することができる。
本発明に係る回転電機の冷却構造の一実施の形態を示す図であり、ハイブリッド車両のトランスアクスルの概略構成図である。 本発明に係る回転電機の冷却構造の一実施の形態を示す図であり、回転電機の冷却構造を備えたトランスアクスルの要部概略断面図である。 本発明に係る回転電機の冷却構造の一実施の形態を示す図であり、モータジェネレータMG1、MG2に供給されるオイルを分配する手順を示す図である。 本発明に係る回転電機の冷却構造の一実施の形態を示す図であり、分配オイル量とエンジン回転数との関係を示す図である。 本発明に係る回転電機の冷却構造の一実施の形態を示す図であり、他の形状の回転電機の冷却構造を備えたトランスアクスルの要部概略断面図である。 本発明に係る回転電機の冷却構造の一実施の形態を示す図であり、他の形状の回転電機の冷却構造を備えたトランスアクスルの要部概略断面図である。 従来の1つの回転電機の冷却構造を備えたトランスアクスルの要部概略断面図である。 従来の2つの回転電機の冷却構造を備えたトランスアクスルの要部概略断面図である。 従来の分配オイル量とエンジン回転数との関係を示す図である。
以下、本発明に係る回転電機の冷却構造の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図6は、本発明に係る回転電機の冷却構造の一実施の形態を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1において、自動車等の車両の駆動装置を構成するトランスアクスル11は、第1の回転電機としてのモータジェネレータMG2と、モータジェネレータMG2の回転軸12に接続される減速機13と、減速機13で減速された回転軸12の回転に応じて回転し、車輪に接続される車軸14と、内燃機関としてのエンジン15と、第2の回転電機としてのモータジェネレータMG1と、減速機13とエンジン15とモータジェネレータMG1との間で動力分配を行う動力分配機構16とを備えている。
減速機13は、モータジェネレータMG2から動力分配機構16への減速比が、例えば、2倍以上である。また、エンジン15のクランクシャフト17とモータジェネレータMG1のロータ18とモータジェネレータMG2のロータ19とは、同じ軸を中心に回転するようになっている。
動力分配機構16は、プラネタリギヤから構成されており、クランクシャフト17に軸中心を貫通された中空のサンギヤ軸20に結合されたサンギヤ21と、クランクシャフト17と同軸上に回転可能に支持されているリングギヤ22と、サンギヤ21とリングギヤ22との間に配置され、サンギヤ21の外周を自転しながら公転するピニオンギヤ23と、クランクシャフト17の端部に結合され、各ピニオンギヤ23の回転軸を支持するプラネタリキャリア24とを含んで構成されている。
動力分配機構16は、サンギヤ21に結合されたサンギヤ軸20と、リングギヤ22に結合されたリングギヤケース16aおよびプラネタリキャリア24に結合されたクランクシャフト17の3軸が動力の入出力軸とされる。
そして、この3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力が決定されると、残りの1軸に入出力される動力は、他の2軸に入出力される動力に基づいて定まる。
リングギヤケース16aには動力の取出し用のカウンタドライブギヤ25が取付けられており、このカウンタドライブギヤ25は、リングギヤ22と一体的に回転するようになっている。カウンタドライブギヤ25は、動力伝達減速ギヤ26に接続されており、カウンタドライブギヤ25と動力伝達減速ギヤ26との間で動力の伝達が行われるようになっている。
すなわち、動力伝達減速ギヤ26は、カウンタドライブギヤ25に接続されるカウンタドリブンギヤ39と、カウンタドリブンギヤ39に接続されるファイナルドライブギヤ40とから構成されている。
動力伝達減速ギヤ26のファイナルドライブギヤ40は、ディファレンシャルギヤ27に接続されており、動力伝達減速ギヤ26は、ディファレンシャルギヤ27に動力を伝達するようになっている。また、下り坂等では車輪の回転がディファレンシャルギヤ27に伝達されるようになっており、動力伝達減速ギヤ26はディファレンシャルギヤ27によって駆動される。
一方、モータジェネレータMG1は、複数個の永久磁石が埋め込まれているロータ18と、ロータ18を取り囲むようにロータ18の外周部に設けられ、回転磁界を形成するステータ28とを含んで構成されており、ステータ28は、ステータコア29と、ステータコア29に巻回されるステータコイルとしての三相コイル30とを含んで構成される。
ロータ18は、動力分配機構16のサンギヤ21と一体的に回転するサンギヤ軸20に結合されており、ステータコア29は、電磁鋼板の薄板を積層して形成され、図示しないボルト等の固定手段によってケース31(図2参照)に固定されている。また、クランクシャフト17およびサンギヤ軸20は、図示しないベアリングを介してケース31(図2参照)に回転自在に支持されている。
モータジェネレータMG1は、ロータ18に埋め込まれた永久磁石による磁界と三相コイル30によって形成される磁界との相互作用によりロータ18を回転駆動する電動機として動作する。また、モータジェネレータMG1は、永久磁石による磁界とロータ18の回転との相互作用により、三相コイル30の両端に起電力を生じさせる発電機としても動作する。
モータジェネレータMG2は、複数個の永久磁石が埋め込まれたロータ19と、ロータ19を取り囲むようにロータ19の外周部に設けられ、回転磁界を形成するステータ32とを含んで構成されており、ステータ32は、ステータコア33と、ステータコア33に巻回されるステータコアとしての三相コイル34とを含んで構成されている。
ロータ19は、動力分配機構16のリングギヤ22と一体的に回転するリングギヤケース16aに減速機13によって結合されている。また、ステータコア33は、例えば、電磁鋼板の薄板を積層して形成されており、図示しないボルト等の固定手段によってケース31(図2参照)に固定されている。
モータジェネレータMG2は、永久磁石による磁界とロータ19の回転との相互作用により三相コイル34の両端に起電力を生じさせる発電機としても動作する。また、モータジェネレータMG2は、永久磁石による磁界と三相コイル34によって形成される磁界との相互作用によりロータ19を回転駆動する電動機として動作する。本実施の形態では、モータジェネレータMG1が主に発電機として機能し、モータジェネレータMG2が主に電動機として機能する。
減速機13は、プラネタリギヤの回転要素の一つであるプラネタリキャリア35がトランスアクスル11のケース31に固定された構造により減速を行う。すなわち、減速機13は、ロータ19のシャフトに結合されたサンギヤ36と、リングギヤ22と一体的に回転するリングギヤ37と、リングギヤ37およびサンギヤ36に噛み合いサンギヤ36の回転をリングギヤ37に伝達するピニオンギヤ38とを含んで構成されている。
減速機13は、例えば、サンギヤ36の歯数に対しリングギヤ37の歯数を2倍以上にすることにより、減速比を2倍以上にすることができる。
図2は、モータジェネレータMG1、MG2の冷却構造の概略構成図である。モータジェネレータMG1、MG2は、ケース31に収納されており、このモータジェネレータMG1、G2の上方には冷却液としてのオイルが貯留される冷却液貯留部としてのオイル貯留部41が設けられている。
このオイル貯留部41は、モータジェネレータMG1、MG2の上部に亘って設けられており、底面42と、底面42を取り囲むようにして底面42から立設された周壁43とを備えている。なお、周壁43の一部は、ケース31の一部から構成されている。
また、ケース31の底面にはオイルパン44が取付けられており、このオイルパン44にはオイルOが充填されている。このオイルOは、オイル供給パイプ45を通して冷却液ポンプとしてのオイルポンプ46によって吸い上げられるようになっており、オイルポンプ46によって吸い上げられたオイルは、オイル供給パイプ45からオイル貯留部41に供給されるようになっている。なお、本実施の形態では、オイル供給パイプ45およびオイルポンプ46がオイル供給手段を構成している。
また、オイルポンプ46は、エンジン15によって駆動されるようになっており、エンジン15の回転数に比例した量、すなわち、エンジン15の回転数が増大するのに伴ってオイルをオイル貯留部41に供給するオイル量を増大するようになっている。
また、オイル貯留部41の底面42は、段差47を介して高さの異なる第1の底面48および第2の底面49から構成されており、第1の底面48は、モータジェネレータMG2に対向するとともに、第2の底面49は、モータジェネレータMG1に対向している。
また、第1の底面48および第2の底面49にはそれぞれ第1の冷却液供給孔としてのオイル供給孔48a、48bおよび第2の冷却液供給孔としてのオイル供給孔49a、49bが設けられており、オイル供給孔48a、48b、49a、49bは、ステータコア29、33の軸線方向両端から外方に突出して最も高温となる三相コイル30、34のコイルエンド30a、30b、34a、34bに対向して設けられ、コイルエンド30a、30b、34a、34bにオイルを吐出(供給)するようになっている。
また、第1の底面48は、第2の底面49に対して下方に設けられており、オイル供給孔48a、48bは、オイル供給孔49a、49bに対して下方に位置している。すなわち、本実施の形態のオイル供給孔48a、48bとオイル供給孔49a、49bとは、異なる高さに設定されている。
次に、作用を説明する。
本実施の形態では、モータジェネレータMG1が発電機として機能し、モータジェネレータMG2が電動機として機能するため、エンジン15の負荷が小さい領域、すなわち、エンジン15の回転数が低い領域では、主にモータジェネレータMG2によって車軸14を介して車輪が駆動される。
また、エンジン15の負荷が大きい領域、すなわち、エンジン15の回転数が大きい領域では、エンジン15によって車軸14を介して車輪が駆動され、このときには、モータジェネレータMG1がエンジン15によって回転駆動されることにより発電機として機能する。
また、エンジン15が駆動されると、オイルポンプ46がオイル供給パイプ45を通してオイルパン44のオイルOを吸い上げ、オイル供給パイプ45を通してオイル貯留部41にオイルを供給する。
エンジン15の回転数が低い領域では、オイル貯留部41に供給されるオイル量が少ないため、図3(a)に示すようにオイル貯留部41に貯留されるオイルOは、第1の底面48の上部のみに貯留される。
このため、オイル供給孔48a、48bからモータジェネレータMG2のコイルエンド34a、34bにオイルが供給される。コイルエンド34a、34bに供給されたオイルは、コイルエンド34a、34bの周方向に沿ってコイルエンド34a、34bの下部に流れ落ち、このオイルがコイルエンド34a、34bを流れ落ちる間に、コイルエンド34a、34bからオイルに熱が伝わり、ステータ32の冷却が行われる。
すなわち、エンジン15の回転数が低い領域では、オイル貯留部41に貯留されるオイルがモータジェネレータMG2のみに分配される。
また、エンジン15の回転が高くなるのに伴ってオイルポンプ46からオイル貯留部41に供給されるオイル量が増大する。図3(b)に示すように、このオイルが段差47の頂点aを乗り越えて第2の底面49に到達すると、オイル貯留部41に貯留されるオイルOは、第2のオイル供給孔49a、49bからモータジェネレータMG1のコイルエンド30a、30bに必要なオイル量(c)が供給される(図4参照)。
コイルエンド30a、30bに吐出されたオイルは、コイルエンド30a、30bの周方向に沿ってコイルエンド30a、30bの下部に流れ落ち、このオイルがコイルエンド30a、30bを流れ落ちる間に、コイルエンド30a、30bからオイルに熱が伝わり、ステータ32の冷却が行われる。
すなわち、オイル貯留部41に貯留されるオイルが段差47の頂点aを乗り越えて第2の底面49に到達すると、図4のA1点を境にオイル貯留部41に貯留されるオイルOが、オイル供給孔48a、48bおよび第2のオイル供給孔49a、49bによってモータジェネレータMG1、MG2に分配される。
また、図3(c)に示すように、エンジン15の回転数がさらに増大するに従ってオイルポンプ46からオイル貯留部41に供給されるオイル量がさらに増大すると、オイルOは、第1の底面48の上部に加えて第2の底面49の上部に貯留され、オイル供給孔49a、49bから吐出されるオイル量は、エンジン15の回転が増大するに従って増大する。
また、図4に示すように、A1点を境にしてオイル供給孔48a、48bからモータジェネレータMG2に供給されるオイル量が略一定となるのに対して、オイル供給孔49a、49bからモータジェネレータMG1に供給されるオイルが増大するため、モータジェネレータMG2に必要以上のオイルが供給されることがなく、モータジェネレータMG1に必要なオイル量(d)が供給される。
このように本実施の形態では、モータジェネレータMG1、MG2のステータ28、32に供給されるオイルを貯留するオイル貯留部41を有し、このオイル貯留部41が、モータジェネレータMG2のコイルエンド34a、34bにオイルを供給するオイル供給孔48a、48bと、モータジェネレータMG1のコイルエンド30a、30bにオイルを供給するオイル供給孔49a、49bとを有し、オイル供給孔48a、48bとオイル供給孔49a、49bとの高さを異なる高さに設定したので、エンジン15の低回転域において、オイル貯留部41に貯留されたオイルをオイル供給孔48a、48bからモータジェネレータMG2のみに分配して供給することにより、モータジェネレータMG2を積極的に冷却することができ、モータジェネレータMG2の冷却効率を向上させることができる。
また、エンジン15の回転数が増大するのに伴ってオイル貯留部41に貯留されるオイル量が増大すると、オイル供給孔48a、48bからモータジェネレータMG2に供給されるオイルを増大させずにオイル供給孔49a、49bからモータジェネレータMG1に供給されるオイルを増大させることができるため、オイルポンプ46からオイル貯留部41に供給されるオイルの総量を増大させることなく、モータジェネレータMG1を効率よく冷却することができる。
すなわち、本実施の形態では、モータジェネレータMG1、MG2に供給されるオイル量を、モータジェネレータMG1、MG2の最適な要求冷却量に分配することができるため、図4の破線Bで示すように、従来のようにモータジェネレータMG1、MG2に供給されるオイルの総量に比べて、実線B1で示すように、モータジェネレータMG1、MG2に供給されるオイルの総量を少なくして、モータジェネレータMG1を効率よく冷却することができる。このため、オイルの吐出容量が大きいオイルポンプ46を不要にできる。
このため、オイルポンプ46の重量および製造コストが増大するのを防止することができるとともに、オイルポンプ46を駆動するためにエンジン15の燃費が悪化するのを防止することができる。
また、本実施の形態のオイル貯留部41は、モータジェネレータMG2のステータ32に対向する第1の底面48と、モータジェネレータMG1のステータ28に対向する第2の底面49とが段差47を介して異なる高さに設定され、オイル供給孔48a、48bを第1の底面48に形成するとともに、オイル供給孔49a、49bを第2の底面49に形成したので、オイル貯留部41の第1の底面48および第2の底面49の高さを異ならせるだけの簡単な構成によってモータジェネレータMG1、MG2に供給されるオイルを適切に分配することができ、冷却構造を簡素化することができる。
また、本実施の形態では、オイル供給孔48a、48b、49a、49bを、モータジェネレータMG1、MG2のステータコア29、33の軸線方向両端から外方に突出する三相コイル30、34のコイルエンド30a、30b、34a、34bに対向して設けたので、最も高温となるコイルエンド30a、30b、34a、34bに充分な量のオイルを供給することができ、モータジェネレータMG1、MG2の冷却性能を向上させることができる。
また、本実施の形態では、オイル貯留部41の底面42を、段差47を介して高さの異なる第1の底面48および第2の底面49から構成し、第1の底面48および第2の底面49にはオイル供給孔48a、48b、49a、49bを形成しているが、図5に示すように、オイル貯留部41の底面50を平面にし、周壁43に高さの異なる第1の冷却液供給孔としてのオイル供給孔51a、51bおよび第2の冷却液供給孔としてのオイル供給孔52a、52bを形成してもよい。
この場合には、コイルエンド30a、30b、34a、34bにオイルを確実に供給できるようにするために、周壁43の前壁43aをロータ18、19の回転中心軸上に位置させることが好ましい。
また、本実施の形態では、オイル供給孔48a、48b、49a、49bを、モータジェネレータMG1、MG2の三相コイル30、34のコイルエンド30a、30b、34a、34bに対向して設けているが、図6に示すように第1の冷却液供給孔としてのオイル供給孔53および第2の冷却液供給孔としてのオイル供給孔54をステータコア29、33の軸線方向中央部の直上に設けてもよい。
なお、本実施の形態の冷却構造は、ハイブリッド車両に適用しているが、2つの回転電機に供給されるオイルを最適な要求冷却量に分配することができるものであれば、その他の装置に適用してもよい。
また、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であってこの実施の形態に制限されるものではない。本発明の範囲は、上記した実施の形態のみの説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以上のように、本発明に係る回転電機の冷却構造は、第1の回転電機および第2の回転電機に供給される冷却液の総量を増大させずに、第1の回転電機および第2の回転電機に供給される冷却液量を適切に分配することができ、第1の回転電機および第2の回転電機の冷却効率を向上させることができるという効果を有し、第1の回転電機および第2の回転電機のステータを冷却液によって冷却するようにした回転電機の冷却構造等として有用である。
15 エンジン(内燃機関)
18、19 ロータ
28、32 ステータ
29 33 ステータコア
30、34 三相コイル(ステータコイル)
30a、30b、34a、34b コイルエンド
41 オイル貯留部(冷却液貯留部)
45 オイル供給パイプ(冷却液供給手段)
46 オイルポンプ(冷却液供給手段)
47 段差
48 第1の底面
48a、48b、51a、51b、53 オイル供給孔(第1の冷却液供給孔)
49 第2の底面
49a、49b、52a、52b、54 オイル供給孔(第2の冷却液供給孔)
MG1 モータジェネレータ(第2の回転電機)
MG2 モータジェネレータ(第1の回転電機)

Claims (4)

  1. 回転自在なロータと、前記ロータを取り囲むように前記ロータの外周部に設けられたステータコアおよび前記ステータコアに巻回されるステータコイルを有するステータとを含んでそれぞれが構成される第1の回転電機および第2の回転電機を冷却する回転電機の冷却構造であって、
    前記第1の回転電機および前記第2の回転電機を収容するケースと、前記第1の回転電機および前記第2の回転電機の上部に位置するとともに前記第1の回転電機および前記第2の回転電機の上部に亘って延在するようにして前記ケース内に設けられ、冷却液が貯留される冷却液貯留部と、前記冷却液貯留部に冷却液を供給する冷却液供給手段とを備え、
    前記冷却液貯留部が、前記第1の回転電機の前記ステータに冷却液を供給する第1の冷却液供給孔と、前記第2の回転電機の前記ステータに冷却液を供給する第2の冷却液供給孔とを備え、
    前記第1の冷却液供給孔と前記第2の冷却液供給孔との高さが異なる高さに設定されることを特徴とする回転電機の冷却構造。
  2. 前記冷却液貯留部は、前記第1の回転電機の前記ステータに対向する第1の底面と前記第2の回転電機の前記ステータに対向する第2の底面とが段差を介して異なる高さに設定され、
    前記第1の冷却液供給孔が前記第1の底面に形成されるとともに、前記第2の冷却液供給孔が前記第2の底面に形成されることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の冷却構造。
  3. 前記第1の冷却液供給孔および前記第2の冷却液供給孔が、前記第1の回転電機および前記第2の回転電機の前記ステータコアの軸線方向両端から外方に突出する前記ステータコイルのコイルエンドに対向して複数個設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機の冷却構造。
  4. 前記冷却液供給手段が、内燃機関によって駆動され、前記内燃機関の回転数に比例した量の冷却液を前記冷却液貯留部に供給する冷却液ポンプを有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1の請求項に記載の回転電機の冷却構造。
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