JP2011166970A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池が発電できない状況をユーザに適切に通知することで確実に発電を行わせ、二次電池の電池電圧を維持することができる電子機器を提供する。
【解決手段】二次電池45aと、燃料電池45bとを有し、燃料電池45bは、燃料電池セル57と燃料電池セル57に燃料を供給する燃料タンク56とを有し、二次電池45aの電圧が予め設定された発電開始電圧値まで低下した場合にバルブ52を開いて発電を開始させ二次電池45aを充電する燃料電池制御用マイコン51と、燃料電池セル57の温度を計測する温度計55と、供給される燃料の量を測定するための燃料流量計53と、発電量を計測する発電量計測部54とを備え、発電が出来なくなった状況をユーザに通知するための通知制御部59を備えた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、燃料電池の発電により充電可能な二次電池を備えた電子機器に関する。
近年、携帯電話機やカメラなどに代表される電子機器の小型化および高機能化が進んでいる。これと同時に、電子機器の電源となる電池に対してもこれまで以上の小型化および高性能化が要求されるようになってきた。中でも、リチウム電池と比較してエネルギ密度の高い小型の燃料電池が注目を集めており、燃料電池を電源とする電子機器の実用化が進められている。
例えば、特許文献1には燃料電池を駆動電源として備えた携帯端末装置が開示されている。また、特許文献2には、二次電池とこの二次電池を充電するための燃料電池を備えた携帯端末が開示されている。
特開2008−52725号公報 特開2009−296709号公報
特許文献2に開示された携帯端末は、二次電池の電池残量(電池電圧)が低下している場合に自動的に燃料電池を発電させて二次電池を充電するものであった。二次電池の電圧が低下した場合であっても燃料電池から自動的に充電が行われるため、ユーザは電池残量を特に意識することなく電子機器の使用が継続できる点で有効である。
しかし、燃料電池は、使用状態によっては二次電池の電圧が下がっても種々の要因から発電が妨げられる場合がある。要因としては、例えば、燃料切れ、燃料セルへの酸素供給不足、燃料セルの温度上昇に伴う発電効率低下などが該当する。このため燃料電池の発電が行われず、二次電池に加え燃料電池を備えていることに対するユーザの安心感を損なう恐れがあった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、確実に燃料電池に発電を行わせることで、二次電池の電池電圧を維持することができる電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係る電子機器は、上述した課題を解決するために、二次電池と、燃料電池セルと前記燃料電池セルに燃料を供給する燃料タンクとを有し、前記二次電池の電圧が予め設定された発電開始電圧値まで低下した場合に発電を行い前記二次電池を充電する燃料電池と、前記燃料電池の発電量を計測する発電量計測部と、前記発電量が予め設定された発電異常電力量以下である場合、発電が行われていない旨の通知を行う通知制御部とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る電子機器は、二次電池と、燃料電池セルと前記燃料電池セルに燃料を供給する燃料タンクとを有し、前記二次電池の電圧が予め設定された発電開始電圧値まで低下した場合に発電を行い前記二次電池を充電する燃料電池と、前記燃料タンクから前記燃料電池セルに供給される前記燃料を監視する燃料監視部と、前記燃料が前記燃料電池セルに供給されていない場合、燃料が不足している旨の通知を行う通知制御部とを備えたことを特徴とするものである。
さらに、本発明に係る電子機器は、二次電池と、燃料電池セルと前記燃料電池セルに燃料を供給する燃料タンクとを有し、前記二次電池の電圧が予め設定された発電開始電圧値まで低下した場合に発電を行い前記二次電池を充電する燃料電池と、前記燃料電池セルの温度を計測する温度計測部と、前記温度が予め設定された異常温度以上である場合、前記電子機器を温度の低い環境に移動を促す旨の通知を行う通知制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る電子機器は、確実に燃料電池に発電を行わせることで、二次電池の電池電圧を維持することができる。
本発明に係る電子機器の一例である携帯電話機を示す外観図。 本発明に係る電子機器の一例である携帯電話機の主な機能構成を示す概略的な機能ブロック図。 図2のバッテリの構成を説明する主な機能ブロック図。 本実施形態における携帯電話機により実行される燃料電池発電処理を説明するフローチャート。 本実施形態における携帯電話機により実行される発電警告処理を説明するフローチャート。
本発明に係る電子機器の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る電子機器の一例である携帯電話機1を示す外観図である。
図1(A)は、折り畳み式の携帯電話機1を約180度に開いた開状態のときの正面から見た外観の構成を示す図である。図1(B)は、図1(A)の携帯電話機1を閉状態にした際の裏面(矢印X方向に折りたたんで見える面と逆面)から見た外観の構成を示す図である。
携帯電話機1は、中央のヒンジ部11を境に第一の筐体12と第二の筐体13とがヒンジ結合されている。第一の筐体12と第二の筐体13とは、ヒンジ部11を介して矢印X方向に折り畳み可能に形成される。携帯電話機1の内部の所定の位置には、送受信用のアンテナ(図2のアンテナ31)が設けられる。携帯電話機1は、この内蔵されたアンテナを介して基地局(図示せず)との間で電波を送受信する。
第一の筐体12には、その表面に操作キー14が設けられる。操作キー14は、数字キー15、十字キー16、確定キー17などの複数のキーを備える。
数字キー15は、「0」から「9」の数字や「あ行」から「わ行」のかな文字、「A」から「Z」のアルファベットの入力の受け付けが可能なキーである。十字キー16は、上下左右方向に操作されることにより、メインディスプレイ20に表示されたカーソルなどを上下左右方向に移動させる操作などを受け付ける。また、確定キー17は、押下されることにより、種々の処理の確定操作などを受け付ける。
第一の筐体12の側面には、サイドキー18が設けられる。サイドキー18は、携帯電話機1の開閉状態に関わらず操作可能で、押下されることによって所定の処理の指示を受け付ける。
第一の筐体12には、操作キー14の下部にマイクロフォン21が設けられており、ユーザの音声はマイクロフォン21によって集音される。
第二の筐体13には、メインディスプレイ20が設けられている。メインディスプレイ20は、電波の受信状態および電池残量を示すピクトアイコンや現在日時の他、電子メールの内容、簡易ホームページなどを表示することができる。なお、メインディスプレイ20は、例えばLCD(LiquidCrystalDisplay)、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイにより構成されるディスプレイである。
また、第二の筐体13のメインディスプレイ20の上部の所定の位置にはスピーカ(受話器)22が設けられ、通話相手の音声はスピーカ22から出力される。
一方、第一の筐体12の裏面側には、図3で詳述されるバッテリを収容するためのバッテリ収容部が設けられている。このバッテリ収容部はバッテリ収容部蓋23によって覆われており、また、バッテリ収容部蓋23には燃料電池の発電時に用いられる酸素を吸入するための酸素吸入口24が設けられている。
図2は、本発明に係る電子機器の一例である携帯電話機1の主な機能構成を示す概略的な機能ブロック図である。
携帯電話機1は、W−CDMA方式、GSM方式、cdma2000 1x RTT方式、EVDO方式、および3.9世代のLTEシステムの無線アクセスであるE−UTRA方式などの無線通信方式によって音声通信やデータ通信を行う通信機能を備える。また、アンテナ31、無線送受信部32、信号処理部33はこれらの方式に対応する。
アンテナ31は、移動通信網に収容される基地局から所定の通信処理システムで送信される無線信号を空間から受信する。また、アンテナ31は、所定の通信処理システムで無線通信できるように空間に所定のアクセス方式の無線信号を放射する。
無線送受信部32は、アンテナ31を介して、移動通信網に収容される基地局との間で所定の通信処理方式で無線通信する。無線送受信部32は、信号処理部33にて生成された変調信号に基づいて、制御部39から指示されるキャリア周波数の無線信号を生成する。また、無線送受信部32は、制御部39から指示されるキャリア周波数の無線信号を受信し、周波数シンセサイザから出力された局部発振信号とミキシングして中間周波数信号に周波数変換(ダウンコンバート)する。そして、無線送受信部32は、このダウンコンバートされた中間周波数信号を直交復調して受信ベースバンド信号を出力する。この受信結果は、信号処理部33と制御部39に出力される。
信号処理部33は、DSP(Digital Signal Processor)などにより構成され、受信ベースバンド信号に所定の信号処理を施し、所定の伝送フォーマットのパケットデータを抽出し、さらにこのパケットデータに含まれるデータを復調および復号することでディジタル音声データなどを得る。このディジタル音声データは、PCMコーデック34に供給されてアナログ音声データに変換され、受話増幅器35で増幅された後、スピーカ22から出力される。
一方、マイクロフォン21に入力された話者のアナログ音声データは、送話増幅器37により適正レベルまで増幅された後、PCMコーデック34でディジタル音声データに変換され、信号処理部33に入力される。信号処理部33は、このディジタル音声データを符号化して音声データを求める。その後、信号処理部33は、この音声データをパケット化することでパケットデータを求め、さらに変調処理することで変調信号に変換し、この変調信号を無線送受信部32に出力する。
制御部39は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などからなる。CPUは、ROMに記憶されているプログラムまたは記憶部43からRAMにロードされた、オペレーティングシステム(OS)を含む各種のアプリケーションプログラムや制御プログラムに従って各種の処理を実行する。また、CPUは、種々の制御信号を生成し、各部に供給することにより携帯電話機1を統括的に制御する。また、RAMは、CPUが各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶する。
記憶部43は、例えば、電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ素子やHDD(Hard Disc Drive)などからなる。記憶部43は、制御部39のCPUより実行される種々のアプリケーションプログラムや種々のデータ群、携帯電話機1の制御プログラムや制御データを格納する。この他にも、記憶部43は、例えば連絡先情報が登録された電話帳データや、データ通信により取得したデータやダウンロードしたデータなどを適宜記憶する。
電源回路44は、バッテリ45の出力を基に所定の動作電源電圧Vccを生成して各回路部に供給する。バッテリ45は、例えばリチウムイオン電池などの二次電池45aと燃料電池45bとから構成され、二次電池45aは、図示しないコネクタ部で接続されたACアダプタや燃料電池45bより供給された電力を蓄電するようになっている。また、電源回路44は、二次電池45aの電池残量(電池電圧)を検出し、制御部39に通知を行う。
時計回路(タイマ)46は、現在の時刻や一定の時間を測定する。
図3は、図2のバッテリ45の構成を説明するためのブロック図である。
燃料電池45bは、例えばメタノールを燃料としたダイレクトメタノール形燃料電池(DMFC)であり、発電された電力を二次電池45aに供給する電力源である。
燃料電池制御用マイコン51は、燃料電池45bを統括的に制御し、発電された電力を二次電池45aに供給させる。燃料電池制御用マイコン51は、バルブ52の開閉制御、燃料流量計53、電力計54、温度計55から出力された各測定結果に基づいた所定の制御を行う。また、燃料電池制御用マイコン51は、通信制御部59を介して制御部39との間で制御信号の送受信を行う。
燃料タンク56は、燃料電池セル57に供給する燃料を蓄える。燃料は、バルブ52が燃料電池制御用マイコン51の開閉制御に伴い燃料電池セル57に供給されるようになっている。
燃料電池セル57は、主にアノード(燃料極)、カソード(空気極)および電解質層からなるセルがスタック状に構成されており、燃料および酸素吸入口24(図1)より空気中の酸素Oが吸入されて化学反応を行うことにより発電を行う。
DC/DCコンバータ58は、燃料電池セル57において発電された電力の出力を昇圧し、二次電池45aに供給する。
燃料を監視する燃料監視部としての燃料流量計53は、バルブ52の開状態に伴い供給された燃料の流量を計測する。燃料電池セルの温度を計測する温度計測部としての温度計55は、燃料電池セル57の温度を計測する。また、燃料電池の発電量を計測する発電量計測部としての電力計54は、DC/DCコンバータ58において昇圧された電力の電力量を計測する。計測された燃料流量、温度、電力量は、それぞれ燃料電池制御用マイコン51に出力される。
次に、燃料電池45bの発電に伴い二次電池45aの充電を行う際の処理について説明する。
図4は、本実施形態における携帯電話機1により実行される燃料電池発電処理を説明するフローチャートである。
ステップS1において、燃料電池45bは発電停止状態である。
ステップS2において燃料電池制御用マイコン51は、二次電池45aの電池残量(電池電圧)が発電開始電圧値としての所定値V1より小さいか否かの判定を行う。このとき燃料電池制御用マイコン51は、通信制御部59を介し、制御部39より二次電池45aの電池電圧を取得し、この電池電圧が所定値V1より小さいか否かの判定を行う。所定値V1は、予め設定された値またはユーザ任意に設定された電圧値(例えば3.8V)であり、燃料電池45bの発電による充電の開始を判断するために設定された値である。燃料電池制御用マイコン51は、二次電池45aの電池電圧が所定値V1以上であると判定した場合、電池電圧が所定値V1より小さくなるまで待機する。
一方、燃料電池制御用マイコン51は、電池電圧が所定値V1より小さいと判定した場合、ステップS3において、バルブ52を制御し開状態とすることにより燃料電池セル57に発電を開始させる。
ステップS4において、燃料電池制御用マイコン51は、温度計55より出力された燃料電池セル57の温度が予め設定された異常温度としての所定値Tより大きいか否かの判定を行う。所定値Tは、例えば燃料電池セル57が正常に動作する温度範囲や、燃料電池45b自身が発生させた熱でユーザに火傷を負わせないための上限温度(例えば55℃)として設定される。燃料電池制御用マイコン51は、燃料電池セル57の温度が所定値T以下であると判定した場合、ステップS9へ進む。
一方、燃料電池制御用マイコン51は、燃料電池セル57の温度が所定値Tより大きいと判定した場合、ステップS5において、バルブ52を制御し閉状態とすることにより燃料電池セル57の発電を停止させる。また、ステップS6において、燃料電池制御用マイコン51は、燃料電池セル57が温度異常である旨を制御部39に通知する。制御部39は、例えば携帯電話機1を温度の低い場所に移動させる旨の通知をメインディスプレイ20に表示させたり、スピーカ22よりアラーム音を出力させたりする。
ステップS7において、通知を受けたユーザにより温度の低い場所に移動されるなどしての携帯電話機1の温度環境が改善されると、燃料電池制御用マイコン51は、ステップS8において発電を再開する操作を受け付ける。なお、発電の再開は、操作キー14を介して受け付けたユーザ操作により行ってもよいし、温度計55から出力された温度が所定値T以下となった場合に燃料電池制御用マイコン51の判断により再開してもよい。以下に説明するステップS8の処理においても同様である。
燃料電池制御用マイコン51は、発電を再開する操作を受け付けると、発電開始ステップS3に戻り再度バルブ52を開状態として発電を再開させる。
一方、温度判定ステップS4において燃料電池セル57の温度が所定値T以下であると判定した場合、ステップS9において、燃料電池制御用マイコン51は、燃料流量計53より出力された燃料流量に基づいて、燃料タンク56より燃料が供給されているか否か(燃料流量≒0ml/分であるか否か)の判定を行う。燃料電池制御用マイコン51は、燃料が供給されていると判定した場合、ステップS13へ進む。
一方、燃料電池制御用マイコン51は、燃料タンク56より燃料が供給されていないと判定した場合、ステップS10において、バルブ52を制御し閉状態とすることにより燃料電池セル57の発電を停止させる。また、ステップS11において、燃料電池制御用マイコン51は、燃料タンク56が燃料切れである旨を、通信制御部59を介して制御部39に通知する。制御部39は、例えばメインディスプレイ20に燃料が不足している旨の通知や燃料の補給を促す旨の通知を表示させたり、スピーカ22よりアラーム音を出力させたりする。
ステップS12において通知を受け付けたユーザにより燃料タンク56に燃料が補給された後、燃料電池制御用マイコン51は、ステップS8に進みユーザより発電を再開する操作を受け付ける。燃料電池制御用マイコン51は、発電を再開する操作を受け付けると、ステップS3に戻り再度バルブ52を開状態として発電を再開させる。
一方、燃料電池制御用マイコン51は、流量判定ステップS9において燃料タンク56より燃料が供給されていると判定した場合、ステップS13において、電力計54より出力された電力量が予め設定された発電異常電力量としての所定値Wより小さいか否かの判定を行う。所定値Wは、例えば燃料電池セル57における発電が正常であるか否かが判定可能な数値に設定される。燃料電池制御用マイコン51は、電力量が所定値W以上であると判定した場合、すなわち正常に発電が行われていると判定した場合、ステップS17へ進む。
一方、燃料電池制御用マイコン51は、電力計54より出力された電力量が所定値Wより小さいと判定した場合、ステップS14において、バルブ52を制御し閉状態とすることにより燃料電池セル57の発電を停止させる。また、ステップS15において、燃料電池制御用マイコン51は、燃料が燃料電池セル57に供給されているにも係わらず発電量が所定値W以下であるため、酸素吸入口24より取り込まれる酸素Oが不足していると判定する。燃料電池制御用マイコン51は、酸素供給不足である旨を、通信制御部59を介して制御部39に通知する。制御部39は、例えばメインディスプレイ20に酸素の供給不足であるため酸素吸入口の開放を促す旨の通知を表示させたり、スピーカ22よりアラーム音を出力させたりする。
ステップS16において通知を受け付けたユーザにより酸素吸入口が開放され後、燃料電池制御用マイコン51は、ステップS8に進みユーザより発電を再開する操作を受け付ける。燃料電池制御用マイコン51は、発電を再開する操作を受け付けると、ステップS3に戻り再度バルブ52を開状態として発電を再開させる。
一方、燃料電池制御用マイコン51は、発電量判定ステップS13において電力計より出力される電力量が所定値W以上であると判定した場合、ステップS17において、二次電池45aの電圧が所定値V2より小さいか否かの判定を行う。所定値V2は、例えば二次電池45aが満充電されたか否かを判定可能な電圧値(例えば4.2V)に設定される。燃料電池制御用マイコン51は、二次電池45aの電圧値が所定値V2より小さいと判定した場合、ステップS18において、燃料電池セル57による発電が正常に行われている状態であると判断し温度判定ステップS4に戻り、二次電池45aの電圧値が所定値V2以上となるまで(満充電となるまで)ステップS4〜ステップS17の処理を繰り返す。
一方、燃料電池制御用マイコン51は、二次電池45aの電圧値が所定値V2以上であると判定した場合、ステップS19において、二次電池45aの満充電を検出する。ステップS20において、燃料電池制御用マイコン51は、バルブ52を制御し閉状態とすることにより燃料電池セル57の発電を停止させた後、発電停止状態ステップS1に戻る。
この携帯電話機1によれば、二次電池45aの充電を自動的に行う際に燃料電池セル57の発電が行われない外的要因を特定し、好適にユーザに通知することができる。また、ユーザは発電が行われていないこと、および発電を妨げる要因を認識することができ、その要因を解消することができる。
この結果、携帯電話機1は、確実に燃料電池セル57に発電を行わせることができ、二次電池45aの電池電圧を好適に維持することができる。
なお、図4の燃料電池発電処理においては、温度計55から出力された燃料電池セル57の温度を判定する温度判定ステップS4、燃料流量計53から出力された燃料流量を判定する流量判定ステップS9、電力計54から出力された発電電力量を判定する電力量判定ステップS13の順に行われる処理を例に説明した。しかし、これらの判定ステップは個別に行ってもよいし、異なる順序で行ってもよい。また、いずれかの数値異常が検出された場合には、単に発電が正常に行われていない旨をユーザに通知することにより注意喚起を行ってもよい。
携帯電話機1は、二次電池45aの電池電圧が所定値V1まで低下すると自動的に燃料電池45bによる発電を行い、二次電池45a充電を行う例を説明した。しかし燃料電池セル57を自動的に発電させないようなユーザ設定を行わせてもよい。以下、燃料電池セル57の発電に伴う自動による二次電池45aの充電を停止する設定がなされていた場合の通知処理について説明する。
図5は、本実施形態における携帯電話機1により実行される発電警告処理を説明するフローチャートである。
ステップS21において、燃料電池45bは発電停止状態である。
ステップS22において、燃料電池制御用マイコン51は、二次電池45aの電池残量(電池電圧)が予め設定された警告電圧値としての所定値V3より小さいか否かの判定を行う。このとき燃料電池制御用マイコン51は、制御部39より二次電池45aの電池電圧を取得し、所定値V3より小さいか否かの判定を行う。所定値V3は、予め設定された値またはユーザ任意に設定された電圧値(例えば3.4V)であり、図4の燃料電池発電処理の電圧値判定ステップS2において発電開始の判定に用いられる電圧値V1(発電開始電圧値)よりも小さい値が設定される。ユーザにより発電を禁止する設定が行われているため、自動的に発電が許可されている場合よりも小さい値に設定されることがユーザの意図に合致するためである。燃料電池制御用マイコン51は、二次電池45aの電池電圧が所定値V3以上であると判定した場合、電池電圧が所定値V3より小さくなるまで待機する。
一方、燃料電池制御用マイコン51は、電池電圧が所定値V3より小さいと判定した場合、ステップS23において、発電停止中において二次電池45aの電池電圧がV3より小さくなった旨を、通信制御部59を介して制御部39に通知する。このとき制御部39は、例えばメインディスプレイ20に燃料電池45bによる発電が停止中である旨の警告を表示させたり、スピーカ22よりアラーム音を出力させたりする。ステップS24において、燃料電池制御用マイコン51は発電を開始する操作を受け付けると、図4の燃料電池発電処理に進み、燃料電池セル57の発電による二次電池45aの充電を行う。
この携帯電話機1は、発電停止中であっても二次電池45aの電池電圧低下時においてはユーザに対する警告を行うことにより、発電を任意に停止したユーザであっても二次電池45aの電池切れを認識することができる。このため、二次電池45aの電池電圧を極端に低下させることなく維持することができる。
なお、本発明に係る電子機器は、携帯電話機1のみならず例えばPDA(PersonalDigitalAssistant)、パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム機、携帯型音楽再生機、携帯型動画再生機、その他の電子機器に適用することができる。
また、本発明の実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
さらに、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
1 携帯電話機
14 操作キー
20 メインディスプレイ
22 スピーカ
23 バッテリ収容部蓋
24 酸素吸入口
39 制御部
44 電源回路
45 バッテリ
45a 二次電池
45b 燃料電池
51 燃料電池制御用マイコン
52 バルブ
53 燃料流量計
54 電力計
55 温度計
56 燃料タンク
57 燃料電池セル
58 DC/DCコンバータ
59 通信制御部

Claims (7)

  1. 二次電池と、
    燃料電池セルと前記燃料電池セルに燃料を供給する燃料タンクとを有し、前記二次電池の電圧が予め設定された発電開始電圧値まで低下した場合に発電を行い、前記二次電池を充電する燃料電池と、
    前記燃料電池の発電量を計測する発電量計測部と、
    前記発電量が予め設定された発電異常電力量以下である場合、発電が行われていない旨の通知を行う通知制御部を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記燃料タンクから前記燃料電池セルに供給される前記燃料を監視する燃料監視部をさらに備え、
    前記通知制御部は、前記燃料が前記燃料電池セルに供給されていない場合、燃料が不足している旨の通知を行う請求項1記載の電子機器。
  3. 前記燃料電池の発電時に用いられる酸素を吸入する酸素吸入口をさらに備え、
    前記通知制御部は、前記燃料が前記燃料電池セルに供給されているにも係わらず前記発電量が前記発電異常電力量以下である場合、前記酸素取入口の開放を促す旨の通知を行う請求項2記載の電子機器。
  4. 前記燃料電池セルの温度を計測する温度計測部をさらに備え、
    前記通知制御部は、前記温度が予め設定された異常温度以上である場合、前記電子機器を温度の低い環境に移動を促す旨の通知を行う請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記燃料電池の発電による前記二次電池の充電を停止する設定を受け付ける設定受付部をさらに備え、
    前記通知制御部は、前記二次電池の充電停止の設定中に前記二次電池の電圧が前記発電開始電圧値よりも小さい予め設定された警告電圧値まで低下した場合、前記二次電池の電圧が低下した旨の通知を行う請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 二次電池と、
    燃料電池セルと前記燃料電池セルに燃料を供給する燃料タンクとを有し、前記二次電池の電圧が予め設定された発電開始電圧値まで低下した場合に発電を行い、前記二次電池を充電する燃料電池と、
    前記燃料タンクから前記燃料電池セルに供給される前記燃料を監視する燃料監視部と、
    前記燃料が前記燃料電池セルに供給されていない場合、燃料が不足している旨の通知を行う通知制御部を備えたことを特徴とする電子機器。
  7. 二次電池と、
    燃料電池セルと前記燃料電池セルに燃料を供給する燃料タンクとを有し、前記二次電池の電圧が予め設定された発電開始電圧値まで低下した場合に発電を行い、前記二次電池を充電する燃料電池と、
    前記燃料電池セルの温度を計測する温度計測部と、
    前記温度が予め設定された異常温度以上である場合、前記電子機器を温度の低い環境に移動を促す旨の通知を行う通知制御部を備えたことを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014171375A (ja) * 2013-03-05 2014-09-18 Tokyo Gas Co Ltd 給電システム、給電プログラムおよび給電方法
WO2022091626A1 (ja) * 2020-10-28 2022-05-05 京セラ株式会社 燃料電池装置

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