JP2011166422A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画素列を有する撮像素子と、前記画素列が有する欠陥画素の位置を予め記憶する欠陥画素記憶手段と、前記欠陥画素を補正する欠陥画素補正手段とを備え、前記画素列は、0,1,…,N+1番目の順で所定の方向に配列されてなる画素を有し、前記欠陥画素記憶手段は、前記画素列のうち1〜N番目の画素を欠陥画素とし、前記画素列のうち0番目の画素及びN+1番目の画素を非欠陥画素として、これらを特定欠陥画素パターンとして記憶し、前記欠陥画素補正手段は、1〜M番目の欠陥画素の画像信号を0番目の非欠陥画素の画像信号で補正し、M+1〜N番目の欠陥画素の画像信号をN+1番目の非欠陥画素の画像信号で補正することを特徴とする。但し、Nは3以上の整数、Mは1以上N−1以下の整数である。
【選択図】図12
Description
しかしながら、製品の歩留まりの観点から、欠陥画素が所定の個数以下である場合には、良品のCCDとしてデジタルスチルカメラ等の商品に使用されることが一般的である。
ところが、かかる技術をもってしても、横4連続以上の欠陥画素や、横3連×縦2連続の欠陥画素など、特定のパターンの欠陥画素は充分に補正をすることができないという問題があり、さらなる欠陥画素補正の高精度化が求められている。また、かかる技術では孤立点とした後の補正には動的欠陥画素補正を用いていることから、例えば横3連続の欠陥画素を補正する場合、中心の欠陥画素は補間による補正が行われることが必然であることなどにより良好な解像度が得られない場合があるため、さらなる欠陥画素補正の高精度化が求められている。
ただし、Nは3以上の整数であり、Mは1以上N−1以下の整数である。
ただし、m=1,2,・・・,N−1である。
ただし、Nは3以上の整数であり、Mは1以上N−1以下の整数である。
ただし、m=1,2,・・・,N−1である。
ただし、Nは3以上の整数であり、Mは1以上N−1以下の整数である。
ただし、Nは3以上の整数であり、Mは1以上N−1以下の整数である。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は以下の説明において本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
先ず、本発明における欠陥画素の補正に関する処理及び構成を説明するに先立ち、本発明に係る撮像装置の一実施の形態としてのデジタルスチルカメラの構成について以下に図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る撮像装置の一実施の形態としてのデジタルスチルカメラ(以下、「デジタルカメラ1」という)を示す説明図であり、(a)は正面図であり、(b)は上面図であり、(c)は背面図である。図2は、図1のデジタルカメラ1のシステム構成の概要を示すブロック図である。
本実施の形態のデジタルカメラ1では、図1に示すように、上面側に、レリーズボタン(シャッタボタン)2、電源ボタン3、撮影・再生切替ダイアル4が設けられ、正面(前面)側に、撮影レンズ系5を有する鏡胴ユニット6、ストロボ発光部(フラッシュ)7、光学ファインダ8が設けられている。
デジタルカメラ1は、図2に示すように、鏡胴ユニット6の撮影レンズ系5を通して入射される被写体画像が受光面上に結像する固体撮像素子としてのCCD(charge coupled device)20、CCD20から出力される電気信号(アナログRGB画像信号)をデジタル信号に処理するアナログフロントエンド部21(以下、「AFE部21」という)、AFE部21から出力されるデジタル信号を処理する信号処理部22、データを一時的に格納するSDRAM23、制御プログラム等が記憶されたROM24、鏡胴ユニット6を駆動するモータドライバ25、後述する制御部28が適宜データを格納および読み出すことが可能とされたメモリとしてのRAM44等を備えている。
次に、前記したデジタルカメラ1のモニタリング動作と静止画撮影動作について説明する。このデジタルカメラ1は、静止画撮影モード時には、以下に説明するようなモニタリング動作を実行しながら静止画撮影動作が行われる。
また、以上のようにしてメモリカード14に記録された画像は、LCD9で再生表示させることができる。
次に、本発明における欠陥画素の補正に関する処理及び構成を説明する。
・欠陥画素
デジタルカメラ1に使用される撮像素子としてのCCD20には、通常よりレベルが低い信号を出力する黒点欠陥画素や、通常よりレベルが高い信号を出力する輝点欠陥画素がある。また、黒点欠陥画素や輝点欠陥画素とは別に、暗電流特性が悪い欠陥画素(温度キズ)も存在する。これらの欠陥画素は、一般的に300万画素の撮像素子に対して60個程度であり、個々の不良画素のアドレスを当該デジタルカメラ1に記憶しておくことができる。
欠陥画素を備えるCCDを使用するデジタルスチルカメラでは、その欠陥画素のCCD上の縦横座標(アドレス、位置)等の欠陥画素データが、予め当該デジタルスチルカメラに設けられた欠陥画素補正部42の記憶部43に欠陥画素記憶手段によって格納される。この記憶部43に格納された欠陥画素データは、撮影時において欠陥画素補正部42に参照される。
常温で発生する欠陥画素(黒点欠陥画素・輝点欠陥画素)の検出/記憶は、例えば以下の方法で行うことができる。
8bit(256階調)で表現されるYUVデータにおいて、AEの評価値(輝度値)が128程度となる画像全体で均一な被写体(例えばライトボックスを被写体として、デジタルカメラ1側で露光時間やISO感度を調整することでAE評価値を制御する)を撮影した画像から行う。画像を構成する全画素の輝度値について、所定の黒点閾値を下回る画素を黒点欠陥画素、(黒点閾値とは別の)所定の輝点閾値を上回る画素値を持つ画素を輝点欠陥画素と判定する。そして、画像全体から検出された欠陥画素(黒点欠陥画素・輝点欠陥画素)が欠陥画素記憶手段によって記憶部43に記憶される。
また、暗電流特性が悪い欠陥画素(温度キズ)の検出/記憶は、例えば以下の方法で行うことができる。
遮光して撮影した真黒画像に対して行う。特定の閾値を上回る画素値を持つ画素を欠陥画素と判定する。そして、画像全体から検出された欠陥画素(暗電流特性が悪い欠陥画素)が欠陥画素記憶手段によって記憶部43に記憶される。
そして本発明では、連続した欠陥画素を補正することができるものであり、特に、詳細を後述する欠陥画素補正手段により3連続以上あるいは4連続以上の連続した欠陥画素を補正することができる。
ここで本発明では、所定の方向に画素が配列されてなる画素列において、欠陥画素がN連続してなり、その両端に隣接した画素が非欠陥画素であるもの(N+2個の画素のパターン)を、特定欠陥画素パターンとする。ただし、Nは3以上の整数であり、特に従来の欠陥画素補正では適正な補正が行われない4以上の整数であっても構わない。
換言すると、特定欠陥画素パターンとは、3連続以上の欠陥画像が非欠陥画像に挟まれた状態で配列されてなる、画素列の一部または全部におけるパターンである。
なお、画素列は、本実施の形態では図示の例において水平方向に配列してなるものであるが、本発明はかかる形態に限られるものではなく、任意の方向に配列してなる形態であっても良い。説明を簡略化するために水平方向のみの例について述べるが、例えば垂直方向に配列した画素列であっても、本実施の形態と同様の技術的思想により本発明の効果を奏するべく実施できることは言うまでもない。
従って、欠陥画素記憶手段により記憶された欠陥画素データにおけるアドレスを参照することで、特定欠陥画素パターンを判定することができる。
次いで、記憶部43に記憶された欠陥画素データのアドレスに位置する画素データ(画像信号)が、隣接する同じカラーフィルタの画素データ(画像信号)で補正されることで欠陥画素補正処理がなされる。
すなわち欠陥画素は、欠陥画素を予め記憶・格納し、この記憶・格納された欠陥画素に対して撮影毎に詳細を後述する欠陥画素補正手段により、同一の処理を行う、或いは撮影パラメータに応じた所定の処理を行うことで、予め把握された欠陥画素の画像信号を周辺の画素の画像信号で補正することができる(静的欠陥画素補正)。
RGBまたはYUV形式の入力画像信号に対して、欠陥画素補正手段により静的欠陥画素補正を繰り返し行うことで3連続以上の連続した欠陥画素は補正することができる。
図3に単一の欠陥画素における静的欠陥画素補正の一例を説明するための説明図を示す。また、図4に水平方向に2連続した欠陥画素における静的欠陥画素補正の一例を説明するための説明図を示す。
静的欠陥画素の補正は、単一の欠陥画素N1の補正の場合、水平方向に隣接した非欠陥画素(正常な画素)N0,N2を参照画素として画像信号を補間または置換することで行う(図3;但し、図示の例は補間である)。
また、水平方向に2連続する欠陥画素N1,N2の補正の場合、水平方向に隣接した非欠陥画素(正常な画素)N0,N3を参照画素として、画像信号を置換することで行う(図4)。
なお、水平方向に非欠陥画素と欠陥画素とが連続した場合における静的欠陥画素補正について述べたが、これは単なる一例であり水平方向に限られるものではない。即ち、任意の方向に非欠陥画素と欠陥画素とが連続した場合においても同様の手法により静的欠陥画素補正を行うことができる。なお、以下に示す3連続以上の欠陥画素の例においても同様である。
図4に示す例では、2連続する欠陥画素N1,N2に対して、これを挟む位置に非欠陥画素N0,N3が配置されてなるので、2連続する欠陥画素N1,N2のそれぞれが隣接する非欠陥画素N0,N3のうちの一方の画像信号を置換することにより補正する。(欠陥画素N1には非欠陥画素N0の画像信号を、欠陥画素N2には非欠陥画素N3の画像信号を置換する。)
このとき、置換による補正に換えて補間による補正を行った場合、例えば欠陥画素N1は、非欠陥画素N0と欠陥画素N2との補間による補正が行われるため、好ましくない。
図5に水平方向に3連続した欠陥画素における静的欠陥画素補正の一例を説明するための説明図を示す。
例えば、図5では、従来における静的欠陥画素補正では可能な2連続した欠陥画素の補正、従来における静的欠陥画素補正では不可能な3連続した欠陥画素の補正を考える。
先ず、最初の補正処理時に、左側の2連続した欠陥画素(N1,N2)を補正対象画素登録部により登録(補正対象画素と)する。すると、欠陥画素N1はその左に隣接する非欠陥画素N0の画像信号で置換され、欠陥画素N2は欠陥画素N3の画像信号で置換される(step5−1)。
次に、2回目の補正処理時に、残る2連続欠陥画素を補正対象画素登録部により登録(補正対象画素と)する。すると、欠陥画素N2(既に欠陥画素N3で置換されている)はその左に隣接する画素(非欠陥画素N0で補正された欠陥画素N1)の画像信号で置換され、欠陥画素N3はその右に隣接する非欠陥画素N4の画像信号で置換される(step5−2)。
このように、同色3連続した欠陥画素(N1〜N3)に対して、2連続の欠陥画素補正処理(置換)を2回行うことによって、3連続した欠陥画素の補正を実現する。
同じ3連続した欠陥画素の補正でも、図6の順番で補正対象画素を登録する方法もあり、補正結果も異なるので、結果の解像度を意識してどちらかの補正手法を選ぶこともできる。
この補正対象画素を登録する順番は、N0〜N4の欠陥画素を備える画素列に対して図5,図6に示す方向における上下に配置されてなる別の画素列の輝度値を参照して選択することが好ましく、選択の如何により静的画像欠陥補正処理後の画像の解像度が変化する。
次に、図7に水平方向に4連続した欠陥画素における静的欠陥画素補正の一例を説明するための説明図を示す。
図7では、先ず、4連続した欠陥画素(N1,N2,N3,N4)のうち、左側の2つの欠陥画素(N1,N2)を補正対象画素登録部により登録(補正対象画素と)する。
すると、第1の欠陥画素補正処理によって、欠陥画素N1はその左に隣接する非欠陥画素N0の画像信号で置換され、欠陥画素N2は欠陥画素N3の画像信号で置換される(step7−1)。
第1の欠陥画素補正処理後には3連続の欠陥画素(N2,N3,N4)が残る。残った3連続した欠陥画素(N2,N3,N4)については、前述の3連続した欠陥画素の補正方法を適応すれば良い(step7−2,step7−3)。
図7と比較するとわかるように、4連続した欠陥画素を補正する際、補正対象画素登録部により登録する補正対象画素の順番を変えることによって、補正結果を変えることができる。
図7に示す例では、欠陥画素N1〜N3が非欠陥画素N0で置換され、欠陥画素N4が非欠陥画素N5で置換されてなるのに対して、図8に示す例では、欠陥画素N1が非欠陥画素N0で置換され、欠陥画素N2〜N4が非欠陥画素N5で置換されてなり、図9に示す例では、欠陥画素N1、N2が非欠陥画素N0で置換され、欠陥画素N3、N4が非欠陥画素N5で置換されてなる。
連続した欠陥画素の補正時に、各ステップで登録する欠陥画素の順番を制御することで、補正後の画像の解像度をある程度調整することも可能である。解像度には輝度値を参照することが好ましいことは、上述した3連続した欠陥画素における静的欠陥画素補正処理の場合と同様である。
次に、図10に水平方向に5連続した欠陥画素における静的欠陥画素補正の一例を説明するための説明図を示す。
図10では、先ず、5連続した欠陥画素(N1,N2,N3,N4,N5)のうち、左側の2つの欠陥画素(N1,N2)を補正対象画素登録部により登録(補正対象画素と)する。
すると、第1の欠陥画素補正処理によって、欠陥画素N1はその左に隣接する非欠陥画素N0の画像信号で置換され、欠陥画素N2は欠陥画素N3の画像信号で置換される(step10−1)。
第1の欠陥画素補正処理後には4連続の欠陥画素(N2,N3,N4,N5)が残る。残った4連続した欠陥画素(N2,N3,N4,N5)については、前述の4連続した欠陥画素の補正方法を適応すれば良い(step10−2,step10−3,step10−4)。
5連続(あるいは5連続以上の場合も同様)の欠陥画素の場合は、第1の欠陥画素補正時に、5連続の欠陥画素の左側の2連続した欠陥画素(N1,N2)と右側の2連続した欠陥画素(N4,N5)とのいずれも一括して補正対象画素登録部により登録(補正対象画素と)することができる(図11 step11−1)。
すると、第1の欠陥画素補正処理によって、欠陥画素N1はその左に隣接する非欠陥画素N0の画像信号で置換され、欠陥画素N2は欠陥画素N3の画像信号で置換されると共に、欠陥画素N5はその右に隣接する非欠陥画素N6の画像信号で置換され、欠陥画素N4は欠陥画素N3の画像信号で置換される(step11−1)。この結果、3連続した欠陥画素(N2,N3,N4)が残る。残った3連続した欠陥画素(N2,N3,N4)については、前述の3連続した欠陥画素の補正方法を適応すれば良い(step11−2,step11−3)。
図10に示した例と比べて、1ステップ少ない処理で5連続した欠陥画素(N1,N2,N3,N4,N5)の補正が可能である。
また、5連続した欠陥画素の場合も、3連続した欠陥画素の補正、4連続した欠陥画素の補正と同様に、登録の順番を変えることによって補正結果の解像度を制御することができる。
また、同様の処理の繰り返しで6連続以上の連続欠陥画素の補正も可能である。
即ち、N連続した欠陥画素と一般化した場合について以下に述べる。ただし、Nは3以上の整数であり、従来の欠陥画素補正では適正な補正が行われない4以上の整数であっても良い。
即ち、Mは1以上N−1以下の整数の中のいずれかであるに対して、mは1乃至N−1の整数の全てを表すものである。従って、欠陥画素補正手段は、m=1の場合,m=2の場合,…,m=Mの場合,…,m=N−1の場合何れについても補正を行うものである。
このとき、本発明の効果を奏するべく、mは1から順に1ずつ増やしながら補正処理を行うと共に、N−1から順に1ずつ減らしながら補正処理を行うものであることは言うまでもない。従って、補正対象画素として登録した2連続の欠陥画素のいずれも欠陥画素で置換する処理は行われず、また、非欠陥画素を補正対象画素として登録する処理も行われない。
図12に連続欠陥画素の補正のフローチャートを示す。
説明を簡単にするために、4連続した欠陥画素を補正する場合を考える。
先ず、検出時(欠陥画素パターン判定時)に保持(記憶)していた連続欠陥画素の連続数、ここでは「4連続」を取得する(S1)。次に、登録(補正)する座標(補正対象画素の位置)を取得する(S2)。前述した通り、登録する座標の順番により補正後の画像の解像度を制御できるので、ここでは目的とする補正結果に基づいて補正対象画素登録部により登録する座標を取得する。そして、取得した登録座標に基づき補正対象画素を補正し(S3)、S1で取得した連続数に基づき、連続欠陥画素中の全ての欠陥画素が補正されたかを判定する(4連続した欠陥画素の補正は、図7,図8及び図9に示すように、最低でも3ステップの補正処理が必要となる)(S4)。補正が完了していない場合は、登録座標を変えて補正を行うという処理を、全ての欠陥画素が補正されるまで行う。
なお、本実施の形態では上述した静的欠陥画素補正に加えて、動的欠陥画素補正を備えるものとしても良い。
暗電流特性が悪い欠陥画素の補正については次のように動的に検出/登録(記憶)した後、補正する方法もある。
RGBまたはYUV形式の入力画像信号に対して、周辺の輝度値と比較して、レベルが高い、もしくは低い非連続で単一の画素(以下、孤立点とも称する。)を検出し、水平方向と垂直方向にそれぞれ隣接する画素を参照画素とし、これらの輝度値から補間をして補正を行う。
一方、閾値を高くすることによって過補正による画質の低下を防ぐことができるが、欠陥画素の影響で発生した孤立点を充分に検出することができずに、補正不足による画質の低下などが懸念される。
したがって、最終的に孤立点の検出の閾値をどの程度に設定するかは慎重に決定する必要がある。
次に、本発明に係る撮像装置の第2の実施の形態について説明する。なお、以下に述べる特定欠陥画素パターンに対する補正の要否を判定する形態以外は上述した第1の実施の形態と説明が重複するため省略する。
一方、前述した特定欠陥画素パターンに対する補正(連続欠陥画素の補正)は通常より欠陥画素補正処理を多く実行(繰り返し実行)するので、その分処理時間が余分に必要となる(10M画像で約70ms)。
即ち、撮影条件(ISO感度や長秒時設定)を参照し、特定欠陥画素パターンの判定を行い、特定欠陥画素パターンがないと判定した場合、特定欠陥画素パターンに対する補正(繰り返し置換を行う静的欠陥画素補正処理)は行わないものとする。
次に、本発明に係る撮像装置の第3の実施の形態について説明する。なお、以下に述べる特定欠陥画素パターンに対する補正における画像ブロックの切り出しにかかる形態以外は上述した第1の実施の形態と説明が重複するため省略する。
これまで、特定欠陥画素パターンに対する補正には同一画像に対して複数回の静的欠陥画素補正処理を行う形態について述べたが、かかる形態で懸念されるのが処理時間である。欠陥画素補正部に2枚分の画像データを入力することを考えた場合、3連続した欠陥画素を補正する際は、補正しないときと比較して単純に約2倍の処理時間が必要となることが容易に考えられる(図13)。
本実施の形態の場合、補正処理に時間を要しないため、連写撮影においても対応可能である。
21 アナログフロントエンド部
22 信号処理部
23 SDRAM
24 ROM
28 制御部
42 欠陥画素補正部
43 記憶部
44 RAM
Claims (14)
- 画素列を有する撮像素子と、
前記画素列が有する欠陥画素の位置を予め記憶する欠陥画素記憶手段と、
前記欠陥画素を補正する欠陥画素補正手段と、を備え、
前記画素列は、少なくとも、0番目,1番目,・・・,N−1番目,N番目,N+1番目の順で所定の方向に配列されてなる画素を有し、
前記欠陥画素記憶手段は、前記画素列のうち1乃至N番目の画素を欠陥画素とし、前記画素列のうち0番目の画素及びN+1番目の画素を非欠陥画素として、これらを特定欠陥画素パターンとして記憶し、
前記欠陥画素補正手段は、前記特定欠陥画素パターンに対して、1乃至N番目の欠陥画素のうち1乃至M番目の欠陥画素の画像信号を前記0番目の非欠陥画素の画像信号で補正し、M+1乃至N番目の欠陥画素の画像信号を前記N+1番目の非欠陥画素の画像信号で補正することを特徴とする撮像装置。
ただし、Nは3以上の整数であり、Mは1以上N−1以下の整数である。 - 前記欠陥画素補正手段は、m番目の画素及びm+1番目の欠陥画素を補正対象画素として登録する補正対象画素登録部を有し、且つ、前記m番目の欠陥画素の画像信号をm−1番目の画素の画像信号で補正し、前記m+1番目の欠陥画素の画像信号をm+2番目の画素の画像信号で補正することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
ただし、m=1,2,・・・,N−1である。 - 前記補正対象画素登録部は、1乃至N番目の欠陥画素において、0番目の非欠陥画素の画像信号またはN+1番目の非欠陥画素の画像信号で補正されていない欠陥画素の中で、当該補正されていない欠陥画素の配列方向両端それぞれに配置されてなる2連続の欠陥画素を補正対象画素として登録し、
前記欠陥画素補正手段は、一方の端部に配置されてなる2連続の欠陥画素を補正すると同時に、他方の端部に配置されてなる2連続の欠陥画素を補正することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。 - 前記欠陥画素補正手段は1番目の画素の画像信号から順にM番目の画素の画像信号まで繰り返して補正すると共に、N番目の画素の画像信号から順にM+1番目の画素の画像信号まで繰り返して補正することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記欠陥画素補正手段は、前記画素列の画像信号のうち、前記特定欠陥画素パターンの画像信号を切り出して画像ブロックとし、該画像ブロックに対して補正を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記撮像素子は、複数の画素列を有し、
前記欠陥画素補正手段は、前記特定欠陥画素パターンを有する画素列に隣接する他の画素列を参照して前記Mを決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 周辺の画素と比較して輝度値の差が所定の閾値以上であり、単一画素からなる非連続の孤立点を検出し、該孤立点を当該孤立点の周辺の画素で補間して補正を行う動的欠陥画素補正手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 撮像素子を備える撮像装置を用いた撮像方法であって、
前記撮像素子は、画素列を有し、
該画素列は、少なくとも、0番目,1番目,・・・,N−1番目,N番目,N+1番目の順で所定の方向に配列されてなる画素を含み、
前記画素列が有する欠陥画素の位置を予め記憶する欠陥画素記憶工程と、
前記欠陥画素を補正する欠陥画素補正工程と、を備え、
前記欠陥画素記憶工程は、前記画素列のうち1乃至N番目の画素を欠陥画素とし、前記画素列のうち0番目の画素及びN+1番目の画素を非欠陥画素として、これらを特定欠陥画素パターンとして記憶し、
前記欠陥画素補正工程は、前記特定欠陥画素パターンに対して、1乃至N番目の欠陥画素のうち1乃至M番目の欠陥画素の画像信号を前記0番目の非欠陥画素の画像信号で補正し、M+1乃至N番目の欠陥画素の画像信号を前記N+1番目の非欠陥画素の画像信号で補正することを特徴とする撮像方法。
ただし、Nは3以上の整数であり、Mは1以上N−1以下の整数である。 - 前記欠陥画素補正工程は、m番目の画素及びm+1番目の欠陥画素を補正対象画素として登録する補正対象画素登録ステップと、前記m番目の欠陥画素の画像信号をm−1番目の画素の画像信号で補正し、前記m+1番目の欠陥画素の画像信号をm+2番目の画素の画像信号で補正する対象画素補正ステップと、を有することを特徴とする請求項8に記載の撮像方法。
ただし、m=1,2,・・・,N−1である。 - 前記補正対象画素登録ステップは、1乃至N番目の欠陥画素において、0番目の非欠陥画素の画像信号またはN+1番目の非欠陥画素の画像信号で補正されていない欠陥画素の中で、当該補正されていない欠陥画素の配列方向両端それぞれに配置されてなる2連続の欠陥画素を補正対象画素として登録し、
前記対象画素補正ステップは、一方の端部に配置されてなる2連続の欠陥画素を補正すると同時に、他方の端部に配置されてなる2連続の欠陥画素を補正することを特徴とする請求項9に記載の撮像方法。 - 前記欠陥画素補正工程は、1番目の画素の画像信号から順にM番目の画素の画像信号まで繰り返して補正すると共に、N番目の画素の画像信号から順にM+1番目の画素の画像信号まで繰り返して補正することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の撮像方法。
- 前記欠陥画素補正工程は、前記画素列の画像信号のうち、前記特定欠陥画素パターンの画像信号を切り出して画像ブロックとし、該画像ブロックに対して補正を行うことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の撮像方法。
- 前記撮像素子は、複数の画素列を有し、
前記欠陥画素補正工程は、前記特定欠陥画素パターンを有する画素列に隣接する他の画素列を参照して前記Mを決定することを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 周辺の画素と比較して輝度値の差が所定の閾値以上であり、単一画素からなる非連続の孤立点を検出し、該孤立点を当該孤立点の周辺の画素で補間して補正を行う動的欠陥画素補正工程をさらに備えることを特徴とする請求項8乃至13のいずれか1項に記載の撮像装置。
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