JP2011166280A - 周波数逓倍器 - Google Patents
周波数逓倍器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011166280A JP2011166280A JP2010024267A JP2010024267A JP2011166280A JP 2011166280 A JP2011166280 A JP 2011166280A JP 2010024267 A JP2010024267 A JP 2010024267A JP 2010024267 A JP2010024267 A JP 2010024267A JP 2011166280 A JP2011166280 A JP 2011166280A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- signal
- multiplier
- fet
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Networks Using Active Elements (AREA)
- Logic Circuits (AREA)
Abstract
【解決手段】周波数逓倍器は、第1の電界効果トランジスタを有し、外部から入力される入力信号に対して正の半波整流をして、該入力信号の周波数成分を逓倍した周波数成分を含む第1の信号を出力する第1の逓倍回路と、第2の電界効果トランジスタを有し、入力信号に対して負の半波整流をして極性を反転し、入力信号の周波数成分を逓倍した周波数成分を含む第2の信号を出力する第2の逓倍回路と、入力信号の電圧に応じて容量が変化する可変容量ダイオードと、第1の逓倍回路から出力される第1の信号と、第2の逓倍回路から出力される第2の信号とが合成された信号を出力する出力部とを備える。
【選択図】図1
Description
入力端子T1は、外部に設けられた回路と接続され、当該回路から基本周波数信号が入力される。この基本周波数信号は、外部に設けられた回路、例えば、発振回路より入力される一定の周波数を有する信号である。
Transistor))121と、抵抗素子122とを有している。FET121は、ゲートが整合回路11と接続され、ドレインが接続点J1を介して整合回路14に接続され、ソースが抵抗素子122を介して接地されている。すなわち、逓倍回路52は、ソース接地の増幅回路である。
逓倍回路53は、FET131と、抵抗素子132とを有している。FET131は、ゲートが接地され、ソースが整合回路11に接続され、ドレインが接続点J1を介して整合回路14に接続されている。抵抗素子132は、一端がFET131のソースに接続され、他端が接地されている。すなわち、逓倍回路53は、ゲート接地の増幅回路である。
これにより、FET121及びFET131のドレイン電流に含まれる入力端子T1から入力された正弦波の周波数、及びその奇数次高調波は、互いに逆相となる。そして、正弦波の周波数、及びその奇数次高調波は、接続点J1において合成されることで互いに弱め合うことで相殺され、整合回路14を介して出力端子T2より出力される。
一方、FET121及びFET131のドレイン電流に含まれる正弦波の周波数の偶数次の高調波は、接続点J1において合成されることで互いに強め合い、整合回路14を介して出力端子T2より出力される。
(2)また、本発明は、上記に記載の発明において、前記可変容量ダイオードのカソードに接続され、電圧を印加する入力部を備えることを特徴とする。
(3)また、本発明は、上記に記載の発明において、前記第1の電界効果トランジスタは、ゲートに入力信号が印加され、ソースが抵抗素子を介して接地され、ドレインから前記第1の信号を出力し、前記第1の低倍回路が有する前記可変容量ダイオードである第1の可変容量ダイオードは、一端が前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続され、他端が接地されていることを特徴とする。
(4)また、本発明は、上記に記載の発明において、前記第2の電界効果トランジスタは、ゲートが接地され、ソースに入力信号が印加され、ドレインから前記第2の信号を出力し、前記第2の逓倍回路が有する前記可変容量ダイオードである第2の可変容量ダイオードは、一端が前記第2の電界効果トランジスタのゲートに接続され、他端には前記入力信号が印加されていることを特徴とする。
図1は、本発明に係る第1実施形態におけるアクティブバランス型の周波数逓倍器1の構成を示す回路図である。同図に示すように、周波数逓倍器1は、入力端子T1と、整合回路11、14と、逓倍回路12、53と、出力端子T2とを備えている。同実施形態の周波数逓倍器1は、図10に示した周波数逓倍器9に対して、逓倍回路12が異なる。なお、図1において、図10と同じ構成に対しては同じ符号を付して、その説明を省略する。
これにより、FET121のドレイン電流に含まれる正弦波の周波数(基本波)の出力レベルと、抑圧量のピーク周波数を変更させて、周波数逓倍器1の出力における不要波に対する抑圧量を制御することができる。すなわち、FET121のゲートに接続したバラクタダイオード123により、周波数逓倍器1の位相特性を制御することができる。
なお、バラクタダイオード123のサイズは、周波数逓倍器1に入力する信号に含まれる周波数に応じてシミュレーションなどにより設定される。
図5は、本発明に係る第2実施形態におけるアクティブバランス型の周波数逓倍器2の構成を示す回路図である。同図に示すように、周波数逓倍器2は、入力端子T1と、整合回路11、14と、逓倍回路22、53と、出力端子T2と、バイアス電圧端子T3(入力部)を備えている。同実施形態の周波数逓倍器2は、第1実施形態の周波数逓倍器1(図1)の逓倍回路12に対して、バイアス電圧端子T3を接続した点が異なる。なお、図5において、図1と同じ構成に対しては同じ符号を付して、その説明を省略する。
これにより、FET121の閾値電圧Vthが設計値と異なる場合においても、バイアス電圧端子T3から印加する電圧に応じて周波数逓倍器2の周波数特性を変更させることにより、不要波の抑圧量を増減させる制御をすることができる。
図6は、本実施形態における周波数逓倍器2の周波数特性の一例を示すグラフである。同図において、横軸は周波数逓倍器2に入力する信号の周波数を示し、縦軸は周波数逓倍器2から出力される信号に含まれる2倍波と、基本波及び3倍波(不要波)との出力レベルを示している。図6には、バイアス電圧端子T3に0.5[v]の電圧を印加した場合(Vb=0.5V)と、1[v]の電圧を印加した場合(Vb=1V)とそれぞれの場合における基本波(×1out)、2倍波(×2out)、及び3倍波(×3out)の出力レベルが示されている。
本実施形態では、図10の周波数逓倍器9の逓倍回路52を、図5に示すように逓倍回路22に変更する場合と同様に、図10の周波数逓倍器9の逓倍回路53を変更する場合について説明する。
図7は、本発明に係る第3実施形態におけるアクティブバランス型の周波数逓倍器3の構成を示す回路図である。同図に示すように、周波数逓倍器3は、入力端子T1と、整合回路11、14と、逓倍回路52、33と、出力端子T2と、バイアス電圧端子T4(入力部)とを備えている。本実施形態の周波数逓倍器3は、図10に示す周波数逓倍器9の構成に対して逓倍回路33を備える点と、バイアス電圧端子T4を備える点とが異なる。おな、図7において、図10と同じ構成に対しては同じ符号を付して、その説明を省略する。
バイアス電圧端子T4は、バラクタダイオード133のカソードと、FET132のソースとの接続点に接続されている。
また、FET131の閾値電圧Vthが設計値と異なる場合においても、閾値電圧Vthのずれに応じた電圧をバイアス電圧端子T4に印加することにより、不要波に対して所望の抑圧量が得られるようにすることができる。このとき、バイアス電圧端子T4に印加する電圧は、周波数逓倍器3に入力する信号の周波数に応じたシミュレーションなどにより求める。
図8は、本実施形態における周波数逓倍器3の周波数特性の一例を示すグラフである。同図において、横軸は周波数逓倍器3に入力する信号の周波数を示し、縦軸は周波数逓倍器3から出力される信号に含まれる2倍波と、基本波及び3倍波(不要波)との出力レベルを示している。図8には、バイアス電圧端子T3に0.5[v]の電圧を印加した場合(Vb=0.5V)と、1[v]の電圧を印加した場合(Vb=1V)とそれぞれの場合における基本波(×1out)、2倍波(×2out)、及び3倍波(×3out)の出力レベルが示されている。
また、このとき、第2実施形態の周波数逓倍器2、及び第3実施形態の周波数逓倍器3と同様に、バラクタダイオードに対してバイアス電圧を印加してバラクタダイオードの容量を変化させることにより逓倍回路の周波数特性を変更させるようにしてもよい。
11、14…整合回路
12、22、33、43、52、53…逓倍回路
121、131…FET
122、132…抵抗素子
123、133…バラクタダイオード
J1…接続点
T1…入力端子
T2…出力端子
T3、T4…バイアス電圧端子
Claims (4)
- 第1の電界効果トランジスタを有し、外部から入力される入力信号に対して正の半波整流をして、該入力信号の周波数成分を逓倍した周波数成分を含む第1の信号を出力する第1の逓倍回路と、
第2の電界効果トランジスタを有し、前記入力信号に対して負の半波整流をして極性を反転し、前記入力信号の周波数成分を逓倍した周波数成分を含む第2の信号を出力する第2の逓倍回路と、
前記入力信号の電圧に応じて容量が変化する可変容量ダイオードと、
前記第1の逓倍回路から出力される第1の信号と、第2の逓倍回路から出力される第2の信号とが合成された信号を出力する出力部と
を備えることを特徴とする周波数逓倍器。 - 前記可変容量ダイオードのカソードに接続され、電圧を印加する入力部
を備えることを特徴とする請求項1に記載の周波数逓倍回路。 - 前記第1の電界効果トランジスタは、ゲートに入力信号が印加され、ソースが抵抗素子を介して接地され、ドレインから前記第1の信号を出力し、
前記第1の低倍回路が有する前記可変容量ダイオードである第1の可変容量ダイオードは、一端が前記第1の電界効果トランジスタのゲートに接続され、他端が接地されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の周波数逓倍器。 - 前記第2の電界効果トランジスタは、ゲートが接地され、ソースに入力信号が印加され、ドレインから前記第2の信号を出力し、
前記第2の逓倍回路が有する前記可変容量ダイオードである第2の可変容量ダイオードは、一端が前記第2の電界効果トランジスタのゲートに接続され、他端には前記入力信号が印加されている
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の周波数逓倍回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010024267A JP5562671B2 (ja) | 2010-02-05 | 2010-02-05 | 周波数逓倍器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010024267A JP5562671B2 (ja) | 2010-02-05 | 2010-02-05 | 周波数逓倍器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011166280A true JP2011166280A (ja) | 2011-08-25 |
JP5562671B2 JP5562671B2 (ja) | 2014-07-30 |
Family
ID=44596488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010024267A Expired - Fee Related JP5562671B2 (ja) | 2010-02-05 | 2010-02-05 | 周波数逓倍器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5562671B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016149708A (ja) * | 2015-02-13 | 2016-08-18 | 三菱電機株式会社 | 周波数逓倍器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03158008A (ja) * | 1989-11-15 | 1991-07-08 | A T R Koudenpa Tsushin Kenkyusho:Kk | マイクロ波周波数逓倍器 |
JP2010016532A (ja) * | 2008-07-02 | 2010-01-21 | Japan Radio Co Ltd | 周波数逓倍器 |
-
2010
- 2010-02-05 JP JP2010024267A patent/JP5562671B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03158008A (ja) * | 1989-11-15 | 1991-07-08 | A T R Koudenpa Tsushin Kenkyusho:Kk | マイクロ波周波数逓倍器 |
JP2010016532A (ja) * | 2008-07-02 | 2010-01-21 | Japan Radio Co Ltd | 周波数逓倍器 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016149708A (ja) * | 2015-02-13 | 2016-08-18 | 三菱電機株式会社 | 周波数逓倍器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5562671B2 (ja) | 2014-07-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20090280762A1 (en) | High-order harmonic rejection mixer using current steering technique | |
US10505525B2 (en) | Series-resonance oscillator | |
JP5995208B2 (ja) | 自己混合を利用する周波数逓倍 | |
JP2019537384A5 (ja) | ||
US8953346B2 (en) | Converting circuit for converting input voltage into output current | |
JP2010267068A (ja) | 電源回路 | |
US8610486B1 (en) | Current-mode analog computational circuit | |
JP2011239359A (ja) | 二重正帰還電圧制御発振器 | |
JP6428341B2 (ja) | 周波数逓倍器 | |
JP5562671B2 (ja) | 周波数逓倍器 | |
US9396362B2 (en) | Analog multiplier circuit, variable gain amplifier, detector circuit, and physical quantity sensor | |
US9130610B1 (en) | Transmission apparatus and transmission method | |
WO2016041575A1 (en) | A power efficient frequency multiplier | |
JP6155636B2 (ja) | 無線通信装置、信号調整回路、及び信号調整方法 | |
Pandey et al. | Multiphase sinusoidal oscillators using operational trans-resistance amplifier | |
RU2419189C1 (ru) | Аналоговый перемножитель напряжений с низковольтным питанием | |
KR101004672B1 (ko) | 무선통신용 주파수 체배기 및 이의 구동방법 | |
TWI790325B (zh) | 自偏壓放大器 | |
TWI524660B (zh) | 主動式混頻器與主動式混頻方法 | |
WO2015001924A1 (ja) | 周波数変換器 | |
JP5204902B2 (ja) | トランスファーゲート回路ならびにそれを用いた電力合成回路,電力増幅回路,送信装置および通信装置 | |
JP6771852B2 (ja) | 周波数変換器 | |
RU2419188C1 (ru) | Аналоговый перемножитель напряжений с низковольтным питанием | |
JP2003078351A (ja) | 擬似三次関数発生回路 | |
JP2010113483A (ja) | 加算器並びにそれを用いた電力合成器、直交変調器、直交復調器、電力増幅器、送信機、及び無線通信機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140225 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140428 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20140428 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140527 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140611 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5562671 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |