JP2011165424A - 固体酸化物型燃料電池用セル及びその製造方法 - Google Patents

固体酸化物型燃料電池用セル及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アパタイト型ケイ酸ランタンを電解質膜として利用し、電解質膜が緻密かつ厚みも薄いSOFC用セル及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】酸化ニッケルとアパタイト型ケイ酸ランタンを含む負極前駆体に、アパタイト型ケイ酸ランタンをプラズマ溶射することによってアパタイト型ケイ酸ランタンの薄膜を形成すれば、緻密で厚みの薄いアパタイト型ケイ酸ランタン薄膜を形成することが可能となる。また、薄膜の反り又は剥がれを防止しうる。
【選択図】図2

Description

本発明は、溶射法によって作製したアパタイト型イオン伝導体の薄膜を電解質として用いる固体酸化物形燃料電池用セル及びその製造方法に関する。
固体酸化物型燃料電池(SOFC)は、(1)作動温度が高く、化学反応を促進することができるために、高効率で貴金属触媒が不要である、(2)燃料選択性が高い、等の優れた特徴を有しており、様々な研究開発が進められている。初期に開発されたSOFCは、電解質として働く酸化物型イオン伝導体にイットリア安定化ジルコニアを用いていたため、運転温度が1000℃付近と高く、耐久性の観点から高温に耐えうる材料を選択する必要があった。
そこで、600〜800℃程度(いわゆる中温度)の運転温度で高いイオン伝導度を示すセリア系(Ce1−xGd2−d又はCe1−xSm2−d)、ランタンガレート系(La1−xSrGa1−yMg3−d)、スカンジウム安定化ジルコニア(Zr1−xSc2−d)等の電解質材料を用いた中温型SOFCが開発されている。
しかし、セリア系酸化物では燃料極側(負極側)の水素による還元(起電力の低下)、ランタンガレート系酸化物では電極材料と電解質との反応(特性の劣化)、スカンジウム安定化ジルコニアでは希少金属(スカンジウム)が必要といった問題がある。このため、新規な中温型SOFC用電解質材料の探索が続けられている。
本発明者等は、中温型SOFC用電解質材料としてアパタイト型結晶構造のケイ酸ランタン(LaSi12+1.5x:x=9.33〜10)について検討し、シリコンの一部をマグネシウム等で置換することによってイオン伝導度を高めることに成功した(特許文献1を参照)。そして、シリコンの一部をマグネシウムで置換したアパタイト型結晶構造のケイ酸ランタンの焼結体を電解質材料として用い、中温度におけるSOFC発電に成功した(非特許文献1を参照)。ケイ酸ランタンは中温度域でイオン伝導度が高く、水素中でも還元されにくく、また資源量も豊富であるために中温度型SOFC用電解質材料として期待できる。
一方、中温度域で固体酸化物型燃料の電池運転を可能にするもうひとつの方法は、電解質の厚みを減らし、実質的なイオン伝導度を向上させることである。電極を支持基板としてその上にゾル・ゲル、スラリーコート、スクリーン印刷、EVD等の様々な方法によって電解質薄膜を形成し、さらに対向電極を形成することにより燃料電池の単セルを作製することが可能である。ケイ酸ランタンについても、ゾル・ゲル法による薄膜化が検討されているが、この方法ではこれまで緻密な膜ができず、イオン伝導性も確認されていない(非特許文献2を参照)。
一方、緻密な薄膜を作製する方法として溶射法が知られている。非特許文献3には、酸化物粉末を原料とし、プラズマ溶射法によって緻密なアパタイト型ケイ酸ランタン薄膜を作製する技術が開示されているが、アパタイト型ケイ酸ランタン薄膜の電気的性質は開示されていない。本発明者等は、プラズマ溶射法によって作製したアパタイト型ケイ酸ランタン薄膜を800〜1000℃に加熱すると、イオン伝導性が示されることを見出している(非特許文献4を参照)。
特開2005−126269号公報
Hideki Yoshioka, Shigeo Tanase, Magnesium doped lanthanum silicate with apatite-type structure as an electrolyte for intermediate temperature solid oxide fuel cells, Solid State Ionics, 2005, Vol. 176, pp. 2395-2398 Yuji Masubuchi, Mikio Higuchi, Takashi Takeda, Shinichi Kikkawa, Preparation of apatite-type La9.33(SiO4)6O2 oxide ion conductor by alcoxide-hydrolysis, Journal of Alloys and Compounds, 2006, Vol. 408-412, pp. 641-644 Wei Gao, Han-Lin Liao, Christian Coddet, Plasma spray synthesis of La10(SiO4)6O3as a new electrolyte for intermediate temperature solid oxide fuel cells, Journal of Power Sources , 2008, Vol.179, pp.739-744 Hideki Yoshioka, Fabrication and ionic conductivity of apatite-type Mg-doped Lanthanum silicate films by DC plasma spraying, Journal of the Ceramic Society of Japan, 2009, Vol.117, pp.99-101
アパタイト型ケイ酸ランタンを固体電解質薄膜として利用し、SOFC用セルを製造しようとした場合、非特許文献2に開示されているゾル・ゲル法では均質な薄膜化が困難である。また、本発明者等がゾル・ゲル化法以外の方法によってアパタイト型ケイ酸ランタン薄膜の形成方法について検討したところ、緻密な薄膜を得るために薄膜及び基板を高温にまで加熱すると、薄膜と基板との熱膨張率の差及び界面反応により、薄膜の反り又は剥がれが生じやすくなる現象が認められた。
本発明は、アパタイト型ケイ酸ランタンを電解質膜として利用し、電解質膜が緻密かつ厚みも薄いSOFC用セル及びその製造方法の提供を目的とする。
本発明者等は、反り又は剥がれを抑制しつつ、アパタイト型ケイ酸ランタンの均質な薄膜を製造し、その薄膜を備えるSOFC用セルを製造するための方法について鋭意検討した。その結果、酸化ニッケルとアパタイト型ケイ酸ランタンを含む負極前駆体に、アパタイト型ケイ酸ランタンをプラズマ溶射することによってアパタイト型ケイ酸ランタンの薄膜を形成すれば、緻密で厚みの薄いアパタイト型ケイ酸ランタン薄膜を形成することが可能であり、しかも薄膜の反り又は剥がれをも防止しうることを見出し、本発明を完成させるに至った。
具体的に、本発明は、
酸化ニッケルとアパタイト型ケイ酸ランタンを含む負極前駆体を形成する負極前駆体形成工程と、
アパタイト型ケイ酸ランタンをプラズマ溶射法によって前記負極前駆体の片面に溶射することにより固体電解質薄膜を形成する薄膜形成工程と、
前記固体電解質薄膜上に正極を形成する正極形成工程と、
前記負極前駆体を還元状態で加熱処理することによって、前記負極前駆体中の酸化ニッケルをニッケルに還元する還元工程と、
を有する固体酸化物型燃料電池用セルの製造方法に関する。
また、本発明は、
負極と、正極と、負極及び正極に挟持される固体電解質薄膜とを備える固体酸化物型燃料電池用セルであって、
前記固体電解質薄膜はアパタイト型ケイ酸ランタンをプラズマ溶射法によって、酸化ニッケルとアパタイト型ケイ酸ランタンを含む負極前駆体の片面に溶射することにより形成されたものであり、
前記負極は、前記負極前駆体を還元状態で加熱処理し、酸化ニッケルをニッケルに還元することにより得られたものである、固体酸化物型燃料電池用セルに関する。
プラズマ溶射法によってアパタイト型ケイ酸ランタンの薄膜を形成すれば、アパタイト型ケイ酸ランタン溶融物をプラズマガスで高速に加速し、基板である負極に衝突させて薄膜を堆積させることが可能であり、基板を高温に加熱することなく緻密な膜を形成することができる。一方、ゾル・ゲル法、スラリーコート法、スクリーン印刷法では、アパタイト型ケイ酸ランタンを塗布した後、1600℃以上に加熱しないと緻密な膜が得られない。
本発明者等は、まず、通常SOFCの負極として使用される酸化ニッケル、酸化ニッケル−ジルコニア、酸化ニッケル−セリア等の表面に、アパタイト型ケイ酸ランタンの薄膜をプラズマ溶射法によって形成させることを試みた。しかし、薄膜形成後に焼成すると、アパタイト型ケイ酸ランタンの薄膜に反りが生じる現象が確認された。また、形成させたアパタイト型ケイ酸ランタンの薄膜が負極表面から剥離する現象も確認された。
そこで、本発明者等は、負極の材質等について引き続き検討した。その結果、酸化ニッケルとアパタイト型ケイ酸ランタンを含む負極前駆体をまず形成し、その負極前駆体表面にプラズマ溶射法によってアパタイト型ケイ酸ランタンを溶射すれば、薄膜形成後に焼成処理を行っても反りが生じず、負極表面からの剥離も起こらない緻密なアパタイト型ケイ酸ランタン薄膜を形成しうることが確認された。
負極前駆体を構成する酸化ニッケルは、還元状態で加熱処理することによってニッケルへと還元され、負極が得られる。この還元状態における加熱処理は、負極前駆体表面に形成させたアパタイト型ケイ酸ランタン薄膜上に、さらに正極を形成させた後でもよい。また、負極前駆体表面にアパタイト型ケイ酸ランタン薄膜を形成させた後、正極を形成させる前であってもよい。
なお、負極前駆体を構成する酸化ニッケルは、ジルコニア、セリア、鉄等、ニッケル以外の金属酸化物を含んでもよい。
本発明では、負極前駆体及び負極がアパタイト型ケイ酸ランタンを含んでいるため、薄膜形成後に加熱処理を行っても、負極と薄膜との結合力が強く、加熱による膨張差が少ない。その結果、薄膜の反り又は負極表面からの薄膜の剥離が少ない。さらに、負極前駆体がアパタイト型ケイ酸ランタンを含むことにより、負極を溶射に適した硬さに調節することができる。
前記負極前駆体における酸化ニッケルとアパタイト型ケイ酸ランタンとの重量比は、2:8〜8:2の範囲内であることが好ましく、4:6〜6:4の範囲内であることがより好ましい。
負極前駆体を形成した後、還元状態で加熱処理することにより酸化ニッケルがニッケルに還元される。酸化ニッケルの重量比が小さすぎると、負極前駆体の還元処理後のニッケルの重量比も小さくなり、負極としての機能を発揮できなくなる。一方、アパタイト型ケイ酸ランタンの重量比が小さすぎると、負極前駆体(及び負極)と薄膜との結合力が弱くなり、薄膜の反り又は剥離を防止することができなくなる。
アパタイト型ケイ酸ランタンにおけるランタンとケイ素とのモル比は、9:6〜11:6の範囲内であることが好ましい。
この範囲をはずれると、アパタイト相以外の不純物相が生成し、イオン伝導度が低下するためである。
なお、アパタイト型ケイ酸ランタンのLa及びSiを他の陽イオンで置換することも可能である。特に、Siの一部をMgやAlで置換するとイオン伝導度が高くなるので好ましい。
前記固体電解質薄膜の膜厚は、10μm以上200μm以下とすることが好ましい。
膜厚が10μm未満では燃料ガスの透過により起電力が低下する。一方、200μm超では電解質膜の抵抗が増大する。なお、膜厚は20μm以上120μm以下とすることが発電電力の点でより好ましい。
本発明のSOFC用セルによると、中温域で高いイオン伝導度示すアパタイト型ケイ酸ランタンを固体電解質薄膜として用いるため、高い出力を示す中温型SOFCが作製可能となる。また、固体電解質薄膜の作製方法としてプラズマ溶射法を用いるため、緻密な薄膜を大面積に低コストで作製することも可能となる。さらに、負極がアパタイト型ケイ酸ランタンを含んでいるため、固体電解質薄膜の反り又は剥がれが起こりにくい。
本発明のSOFC用セルの単セル構造を説明する図である。 本発明のSOFC用セルの単セルの製造方法の一例を説明する工程図である。 本発明のSOFC用セルの単セルの製造方法の別の一例を説明する工程図である。 実施例の単セルの発電特性評価に用いた装置の概念図である。 実施例1の単セルの発電特性を表すグラフである。 実施例2の単セルの発電特性を表すグラフである。 実施例3の単セルの発電特性を表すグラフである。
本発明の実施の形態について、適宜図面を参酌しながら説明する。なお、本発明は以下に限定されない。
<SOFC用セルの構造>
図1は、本発明のSOFC用セルの単セル構造を示す。負極1は、ニッケル及びアパタイト型ケイ酸ランタンを含む。正極3は、ランタン・ストロンチウム・マンガン酸化物(LSM)、白金等、SOFC用正極として常用される材質を使用しうる。負極1と正極3との間には、固体電解質薄膜2(アパタイト型ケイ酸ランタン薄膜)が挟持されている。
<SOFC用セルの製造方法1>
図2は、本発明のSOFC用セルの単セルの製造方法の一例を示す。なお、図2において、酸化ニッケルはNiO、アパタイト型ケイ酸ランタンはAP、正極はC、ニッケルはNiで表している。
(負極前駆体形成工程)
まず、酸化ニッケルとアパタイト型ケイ酸ランタンを重量比で2:8〜8:2、より好ましくは4:6〜6:4の範囲となるように混合し、所定形状に成形する。その後、1000〜1500℃、より好ましくは1300〜1400℃の温度範囲で焼成し、負極前駆体を形成する。この焼成温度であれば、焼成体は負極前駆体として十分な強度を持つとともに、後述する還元工程後は多孔質となり、燃料ガスが拡散できる微細な流路を十分確保することができる。
(薄膜形成工程)
次に、アパタイト型ケイ酸ランタンをプラズマ溶射法によって負極前駆体の片面に溶射し、固体電解質薄膜を形成する。原料となるアパタイト型ケイ酸ランタンは、La、Si、ドーパントとなるMg、Alの酸化物を混合して用いる。これら原料酸化物を粒度調整し、秤量してそのままプラズマ溶射用粉末として用いることもできるが、原料酸化物をいったん1600℃以上で焼結後、粉砕し、粒度の調整を行った粉末を用いることがより好ましい。
粒度の調整は、粉末供給装置からプラズマ銃に原料酸化物の粉末がスムーズに供給できるように粉砕とふるい分けを行うものである。好ましい粒度は使用するプラズマ溶射装置によって異なるが、篩により10〜45μmの粉末を選択して用いる。
アルゴン、アルゴン−水素、アルゴン−ヘリウム等をプラズマガスとする直流プラズマ溶射はプラズマ温度が高く、供給したアパタイト型ケイ酸ランタン粉末がプラズマガス中で溶解し、基板上に緻密な薄膜を形成できる。このため、薄膜形成工程においては、このようなプラズマ溶射を行うプラズマ溶射装置を使用することが好ましい。
このとき、固体電解質薄膜の膜厚は10μm以上200μm以下に調整することが好ましく、20μm以上120μm以下に調整することがより好ましい。
プラズマ溶射法によって形成された固体電解質薄膜は、多くの場合アパタイト型相とアモルファス相との混合物であるため、900℃以上1100℃以下で加熱処理を行い、アモルファス相を結晶化させることが好ましい。アモルファス相が結晶化することにより、固体電解質薄膜がより高いイオン伝導性を示すようになるためである。
(正極形成工程)
次に、固体電解質薄膜上に、正極を形成する。正極材料としては、ランタン・ストロンチウム・マンガン酸化物(LSM)、ランタン・ストロンチウム・コバルト酸化物(LSC)、ランタン・ストロンチウム・鉄酸化物(LSF)、ランタン・ストロンチウム・コバルト・鉄酸化物(LSCF)のようなペロブスカイト型酸化物、金、白金、銀のような貴金属等、SOFCに常用される材料を用いることができるが、中温でも高い活性をもつLSCやLSCFが特に好ましい。
正極は、固体電解質薄膜上に正極材料を含むペーストを塗布するによって形成する。ペーストは、正極材料の他、有機溶剤、バインダ等を適度な粘性を有するように混合して作製する。ペーストの塗布は、スラリーコート法、スクリーン印刷法、刷毛塗り等の公知の方法で行うことが可能であるが、薄く均一に塗布できるスクリーン印刷法が特に好ましい。
(還元工程)
次に、負極前駆体、固体電解質薄膜及び正極の積層体を600℃以上1100℃以下に加熱処理する。このとき、負極前駆体を還元状態、正極を酸化状態に維持することが好ましい。例えば、後述する図4に示す発電測定評価装置を用いることにより、負極前駆体を還元状態、正極を酸化状態に維持して、負極前駆体及び正極を同時に加熱処理することが可能となる。このような加熱処理によって、負極前駆体中の酸化ニッケル等がニッケル等に還元されるとともに、負極内部(負極前駆体内部)に微細な孔が生成する。SOFC運転時には、燃料ガスがこの微細孔を通って固体電解質薄膜に到達し、酸化物イオンと反応して電流を生じて発電する。
負極前駆体のアパタイト型ケイ酸ランタンは、酸化ニッケルがニッケルに還元された後も、負極前駆体内でネットワークを形成し、負極前駆体及び負極の強度を維持するとともに、負極前駆体内に酸化物イオンが移動できる伝導パスを形成し、酸化物イオンと燃料ガスとの反応を起こりやすくしている。
負極前駆体の酸化ニッケルがニッケルに還元されることにより、負極と正極との間に固体電解質薄膜が挟持されることとなり、SOFC用セル(単セル)が得られる。
なお、還元工程における加熱処理によって、固体電解質薄膜上に塗布された正極材料を含むペーストから、有機溶剤及びバインダが除去され、ペーストが正極として固体電解質薄膜と固着する。このとき、負極及び固体電解質薄膜の両方にアパタイト型ケイ酸ランタンが含まれていることにより、負極及び固体電解質薄膜が強固に固着しており、熱膨張差も少ないため、固体電解質薄膜の反り又は負極からの剥離が起こりにくい。
<SOFC用セルの製造方法2>
図3は、本発明のSOFC用セルの単セルの製造方法の別の一例を示す。なお、図3において、酸化ニッケルはNiO、アパタイト型ケイ酸ランタンはAP、正極はC、ニッケルはNiで表している。
(負極前駆体形成工程及び薄膜形成工程)
負極前駆体形成工程及び薄膜形成工程は、図2に示される<SOFC用セルの製造方法1>と同じである。
(還元工程)
薄膜形成工程後、負極前駆体及び固体電解質薄膜の積層体を、900℃以上1100℃以下に加熱処理する。この加熱処理によって、負極前駆体中の酸化ニッケルがニッケルに還元されるとともに、負極内部(負極前駆体内部)に微細な孔が生成する。このとき、固体電解質薄膜は、アモルファス相が結晶化し、アパタイト相となる。
(正極形成工程)
次に、固体電解質薄膜上に正極を形成する。正極形成工程は、図2に示される<SOFC用セルの製造方法1>と同じであるが、正極材料を含むペーストを固体電解質上に塗布した後、600℃以上800℃以下に加熱処理し、ペーストに含まれる有機溶剤及びバインダを除去し、ペーストを正極として固体電解質薄膜と固着させる。このときの加熱処理は、還元状態である必要はない。
図3に示される<SOFC用セルの製造方法2>では、負極及び固体電解質を形成してから正極を形成し、600℃以上800℃以下に加熱処理するが、負極及び固体電解質薄膜の両方にアパタイト型ケイ酸ランタンが含まれていることにより、負極及び固体電解質薄膜が強固に固着しており、熱膨張差も少ないため、固体電解質薄膜の反り又は負極からの剥離が起こりにくい。
[実施例]
以下、本発明の実施例について、さらに詳細に説明する。
[実施例1/製造方法1]
(溶射用アパタイト型ケイ酸ランタン粉末の作製)
La、SiO、MgOを乾燥、秤量し、ボールミルでよく混合した。1700℃で焼成した後、粉砕し、10〜45μmの粒度の粉末をふるい分けして、溶射用アパタイト型ケイ酸ランタン粉末とした。
(負極前駆体形成工程)
酸化ニッケル(NiO)粉末と上記アパタイト型Mg添加ケイ酸ランタン(La9.8Si5.7Mg0.326.4)粉末を重量比5:5でよく混合し、直径約13mm、厚さ約1mmのディスク状に成型し、大気中1400℃で4時間焼成して負極前駆体を作製した。
(薄膜形成工程)
スルザーメテコ社製大気圧プラズマ溶射装置に、プラズマガスとしてアルゴン(流量30.7L/min)及び水素(流量3.9L/min)を流し、電極間に電圧17V、電流350Aをかけてプラズマを発生させた。上記アパタイト型Mg添加ケイ酸ランタン粉末をプラズマ中に投入し、対向して置かれた負極前駆体の片面上に膜厚120μmの薄膜(固体電解質薄膜)を形成した。
(正極形成工程)
ランタン・ストロンチウム・コバルト・鉄酸化物(LSCF6428:La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.83−d)を、グリセリン系溶媒を用いてペースト状にし、固体電解質膜の中央付近に直径7mm(電極面積0.38cm)の円形に塗布した。その後、空気中1100℃で1時間加熱処理を行い、正極を形成した。正極の厚みは、約20μmであった。
<発電特性の評価>
図4に示すような発電特性評価装置に正極形成工程後の積層体を取り付け、800℃まで加熱した後、負極側(負極前駆体側)には50%水素−50%アルゴン混合ガス、正極側には酸素を流しながら7.5時間保持した(還元工程)。負極前駆体の酸化ニッケルがニッケルに還元されると、正極−負極間に起電力が発生した。
SOFC用単セルから一定の電流を取り出しながら電圧の降下を測定し、電流−電圧特性(発電特性)を調べた。次に、温度を700℃又は600℃に下げて同様に電流−電圧特性を調べた。図5は、その結果を示すグラフである。なお、図5の横軸は定電流源の電流値を電極面積で割った電流密度である。また、左側の縦軸は電流を取り出した時の電圧、右側の縦軸は電力密度=電流密度×電圧を示している。
図5より、実施例1のSOFC用単セルは、測定温度800℃の時、電流密度159mAcm−2で最大電力密度67mWcm−2を発揮できることが確認された。
[実施例2/製造方法2]
負極前駆体形成工程及び薄膜形成工程は、実施例1と同様に行った。
(還元工程)
薄膜形成工程後、負極前駆体及び固体電解質膜の積層体を、水素6v/v%を含んだ窒素気流中1000℃で2時間加熱処理した。
(正極形成工程)
還元工程後の固体電解質膜の中央付近に、直径6mm(電極面積0.28cm)の円形に白金ペーストを塗布した後、空気中600℃で正極の焼き付けを行い、白金正極を形成した。白金正極の厚みは、約40μmであった。
<発電特性の評価>
上記製造方法によって得られた実施例2のSOFC用単セルを、発電特性評価用の試料とした。図4に示すような発電特性評価装置にこの試料を取り付け、800℃まで加熱した後、負極側には30%水素−70%窒素混合ガス、正極側には空気を流すと、正極−負極間に起電力が発生した。
実施例1と同様にして電流−電圧特性(発電特性)を調べた。その結果を、図6に示す。図6より、実施例2のSOFC用単セルは、測定温度800℃の時、電流密度140mAcm−2で最大電力密度57mWcm−2を発揮できることが確認された。
[実施例3/製造方法1]
負極前駆体形成工程において酸化ニッケルとMg添加ケイ酸ランタンの混合を重量比で6:4とし、正極形成工程で塗布する正極材料をLSCF6482:La0.6Sr0.4Co0.8Fe0.23−dとした以外、すべて実施例1と同様にSOFC用単セルを作製した。また、実施例1と同様の方法で、その発電特性を調べた。その結果を図7に示す。
図7より、実施例3のSOFC用単セルは、測定温度800℃の時、電流密度179mAcm−2で最大電力密度80mWcm−2を発揮できることが確認された。
[比較例1]
(負極前駆体の作製)
酸化ニッケルとガドリニウム添加酸化セリウム(CGO)とを重量比2:1でよく混合し、直径約13mm厚さ約1mmのディスク状に成型し、大気中1400℃で4時間焼成して負極前駆体とした。
実施例1と同様にして、負極前駆体上にアパタイト型ケイ酸ランタンの薄膜を形成させようと試みたが、負極前駆体上に薄膜がほとんど付着しなかった。酸化ニッケルとガドリニウム添加酸化セリウムの混合焼成体は、酸化ニッケルとアパタイト型ケイ酸ランタンの混合焼成体より硬いため、プラズマ銃からきた粒子が跳ね返され膜が付着しなかったと推察された。
[比較例2]
酸化ニッケルとガドリニウム添加酸化セリウム(CGO)とを重量比8:2で混合した以外、すべて比較例1と同様の操作を行った。比較例1と異なり、負極前駆体上に固体電解質薄膜が付着した。しかし、その後、負極前駆体及び固体電解質薄膜を、水素6v/v%を含んだ窒素気流中1000℃で2時間熱処理を行ったところ、固体電解質膜が負極から剥がれてしまった。この現象は、負極支持基板とアパタイト溶射膜の熱膨張率差が大きいことが原因と推察された。
実施例1〜3及び比較例1〜2のSOFC用セルの作製条件及び結果を、表1に示す。負極前駆体として、酸化ニッケルとMg添加ケイ酸ランタンの混合焼成体を用いた時には負極前駆体上に良好なアパタイト型ケイ酸ランタンの薄膜(固体電解質薄膜)が形成され、600〜800℃の中温度域で燃料電池発電が可能であることが示された。
Figure 2011165424
本発明のSOFC用セル及びその製造方法は、燃料電池分野において有用である。
1:負極
2:固体電解質薄膜
3:正極
4:白金メッシュ

Claims (8)

  1. 酸化ニッケルとアパタイト型ケイ酸ランタンを含む負極前駆体を形成する負極前駆体形成工程と、
    アパタイト型ケイ酸ランタンをプラズマ溶射法によって前記負極前駆体の片面に溶射することにより固体電解質薄膜を形成する薄膜形成工程と、
    前記固体電解質薄膜上に正極を形成する正極形成工程と、
    前記負極前駆体を還元状態で加熱処理することによって、前記負極前駆体中の酸化ニッケルをニッケルに還元し、前記負極前駆体を負極とする還元工程と、
    を有する固体酸化物型燃料電池用セルの製造方法。
  2. 前記負極前駆体における酸化ニッケルとアパタイト型ケイ酸ランタンとの重量比が2:8〜8:2の範囲内である請求項1に記載の固体酸化物型燃料電池用セルの製造方法。
  3. アパタイト型ケイ酸ランタンにおけるランタンとケイ素とのモル比が9:6〜11:6の範囲内である請求項1又は2に記載の固体酸化物型燃料電池用セルの製造方法。
  4. 前記固体電解質薄膜の膜厚が10μm以上200μm以下である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の固体酸化物型燃料電池の製造方法。
  5. 負極と、正極と、負極及び正極に挟持される固体電解質薄膜とを備える固体酸化物型燃料電池用セルであって、
    前記固体電解質薄膜はアパタイト型ケイ酸ランタンをプラズマ溶射法によって、酸化ニッケルとアパタイト型ケイ酸ランタンを含む負極前駆体の片面に溶射することにより形成されたものであり、
    前記負極は、前記負極前駆体を還元状態で加熱処理し、酸化ニッケルをニッケルに還元することにより得られたものである、
    固体酸化物型燃料電池用セル。
  6. 前記負極前駆体における酸化ニッケルとアパタイト型ケイ酸ランタンとの重量比が2:8〜8:2の範囲内である請求項5に記載の固体酸化物型燃料電池用セル。
  7. アパタイト型ケイ酸ランタンにおけるランタンとケイ素とのモル比が9:6〜11:6の範囲内である請求項5又は6に記載の固体酸化物型燃料電池用セル。
  8. 前記固体電解質薄膜の膜厚が10μm以上200μm以下である請求項5乃至7のいずれか1項に記載の固体酸化物型燃料電池用セル。
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