JP2011162997A - パワーウインドウスイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パワーウインドウスイッチ装置において、操作性を向上させることで誤操作を抑制することにある。
【解決手段】マニュアルスイッチ10,20が単独で操作されることで、その操作時間に応じた量だけドアウインドウが開閉される。従って、ドアウインドウを所望の量だけ開閉するマニュアル機能を発揮できる。また、両マニュアルスイッチ10,20の何れか一方及びオートスイッチ30が同時に操作されることで、ドアウインドウを全開又は全閉状態とするオート機能が発揮される。このように、オートスイッチ30及び両マニュアルスイッチ10,20の何れか一方が同時に操作された場合にのみ、ドアウインドウが全開又は全閉状態とされる。従って、より確実にマニュアル機能及びオート機能を発揮させる操作を行うことができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、ドアウインドウを開閉させるパワーウインドウスイッチ装置に関する。
従来、パワーウインドウスイッチ装置は、複数のパワーウインドウスイッチを備える。これらパワーウインドウスイッチは、例えば、車両ドアのアームレストに配設される。同スイッチが操作されることにより、車両の各ドアウインドウの開閉が行われる。
例えば、パワーウインドウスイッチ装置として特許文献1に示される構成が知られている。図7に示すように、パワーウインドウスイッチ100は、車両前方に延びる操作部101が上下方向に操作されることで回転軸102を中心に回動する。操作部101が上方向に操作された場合には、ドアウインドウは閉じる方向に移動し、操作部101が下方向に操作された場合には、ドアウインドウは開く方向に移動する。
ここで、同スイッチ100には、上下方向にそれぞれ2段階の節度が設定されている。操作部101が1段階目の節度位置に回動操作される場合、その操作が行われている間だけ、ドアウインドウが開閉する。そして、操作部101への操作力が解除されたときには、操作部101が初期位置に自動的に戻されるとともに、その時点でドアウインドウの開閉は停止する。このいわゆるマニュアルモードにおいては、ドアウインドウを所望の位置に停止させることができる。
操作部101が2段階目の節度位置まで操作された場合、その後に操作部101への操作力が解除されて、操作部101が初期位置に戻されてもドアウインドウは自動で全開状態又は全閉状態となる。このいわゆるオートモードにおいては、一操作でドアウインドウを全開状態又は全閉状態とできるため、利便性が高い。
特開2008−121192号公報
ところで、上記パワーウインドウスイッチ装置では、マニュアルモードでドアウインドウの開閉を行う場合、操作部101を1段目の節度位置に保持すること、換言すれば、1段目の節度を越えないように操作力を調整することは困難である。例えば、ユーザの手ぶれ等により操作部101が2段目の節度位置に到達するおそれがある。このような誤操作により、意図せずドアウインドウが全開又は全閉状態とされるおそれがある。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、操作性を向上させることで誤操作を抑制することができるパワーウインドウスイッチ装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、操作時間に応じた量だけドアウインドウを開閉するマニュアルスイッチと、前記マニュアルスイッチと同時に操作されたとき、ドアウインドウを全開又は全閉状態とするオートスイッチとを備えたことをその要旨としている。
同構成によれば、マニュアルスイッチが単独で操作されることで、その操作時間に応じた量だけドアウインドウが開閉される。すなわち、ドアウインドウを所望の量だけ開閉するマニュアル機能が発揮される。また、マニュアルスイッチ及びオートスイッチが同時に操作されることで、ドアウインドウを全開又は全閉状態とするオート機能が発揮される。従って、例えば、1つのスイッチの操作量に応じてマニュアル機能及びオート機能を切り分けた場合に比べて、確実にマニュアル機能及びオート機能を発揮させる操作を行うことができる。これにより、操作性が向上して誤操作を抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のパワーウインドウスイッチ装置において、前記マニュアルスイッチ及び前記オートスイッチの操作部は、互いに隣接して設けられることをその要旨としている。
同構成によれば、マニュアルスイッチ及びオートスイッチは、それらの操作部が互いに隣接する位置に設けられる。よって、オート機能を発揮するべく、マニュアルスイッチ及びオートスイッチを同時に操作する場合、手指等で両操作部間を操作すればよい。このように、1本の指で同時操作を行うことも可能になるので、パワーウインドウスイッチ装置の操作性が向上するとともに、より誤操作を抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のパワーウインドウスイッチ装置において、前記オートスイッチは、複数のドアウインドウに対応して設けられる前記ドアウインドウと同数の前記マニュアルスイッチ間に設けられることをその要旨としている。
同構成によれば、複数のマニュアルスイッチ間にオートスイッチが設けられることで、複数のマニュアルスイッチ間でオートスイッチを共有することができる。例えば、第1のマニュアルスイッチに対応するドアウインドウを全開又は全閉状態にしたい場合、同マニュアルスイッチとオートスイッチを同時に操作すればよい。また、第2のマニュアルスイッチに対応するドアウインドウを全開又は全閉状態にしたい場合、同マニュアルスイッチと前記オートスイッチを同時に操作すればよい。このように、オートスイッチを共有することで、パワーウインドウスイッチ装置をよりコンパクトに構成することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のパワーウインドウスイッチ装置において、前記オートスイッチ及び前記マニュアルスイッチの両操作部間には、同両操作部の操作面に対して凹部又は凸部が形成されることをその要旨としている。
同構成によれば、両スイッチの操作部間には凹部又は凸部が形成されている。よって、ユーザはオートスイッチ及びマニュアルスイッチを同時に操作する場合、手指が凹部又は凸部に触れている位置で操作すればよい。これにより、同時操作が容易となることで操作性が向上するため、いっそう誤操作を抑制できる。
本発明によれば、パワーウインドウスイッチ装置において、操作性を向上させることで誤操作を抑制することができる。
本実施形態におけるパワーウインドウスイッチ装置の上面図。 図1のA−A線断面図。 図1のB−B線断面図。 単独操作される図1のB−B線断面図。 同時操作される図1のB−B線断面図。 パワーウインドウスイッチ装置の電気的構成を示したブロック図。 従来におけるパワーウインドウスイッチ装置の断面図。
以下、本発明にかかるパワーウインドウスイッチ装置を具体化した一実施形態について図1〜図6を参照して説明する。本例のパワーウインドウスイッチ装置は、運転席側の車両ドアのアームレストに設けられるとともに、運転席及び助手席側のドアウインドウを開閉する際に操作される。
図1に示すように、パワーウインドウスイッチ装置は、前記アームレストに取り付けられるスイッチベゼル8を備え、このスイッチベゼル8には、一対のマニュアルスイッチ10,20と、オートスイッチ30とが配設されている。各スイッチ10,20,30及びスイッチベゼル8は何れも樹脂で形成されている。
スイッチベゼル8には上方に開口した設置穴8aが形成されている。設置穴8a内には、マニュアルスイッチ10,20及びオートスイッチ30が車両前後方向に対して直交する方向へ隣接して配設されている。オートスイッチ30は、マニュアルスイッチ10,20間に設けられている。すなわち、設置穴8a内において、運転席側から第1のマニュアルスイッチ10、オートスイッチ30及び第2のマニュアルスイッチ20の順番で配列されている。
図2に示すように、第1のマニュアルスイッチ10は、設置穴8aの内部に回転可能に支持される回動部12と、回動部12から車両前方へ延びる操作部11とを備えている。第2のマニュアルスイッチ20及びオートスイッチ30にも、第1のマニュアルスイッチ10と同様に、操作部21,31及び回動部22,32が形成されている。各回動部12,22,32には、その軸中心に円棒状の軸部7が挿通されている。この軸部7の両端部は、図1に示すように、設置穴8aの車両前後方向に延びる2つの内側面に挿通された状態で固定されている。スイッチベゼル8の設置穴8a内には、回動部12,22,32を回転可能に保持する円柱状の摺動穴8bが形成されている。各スイッチ10,20,30は、軸部7に支持された状態にて同一高さの上面を有している。
操作部11,21,31と、設置穴8aの前方の内側面との間には、手指を挿入可能とする隙間が形成されている。そして、この隙間を介して手指を操作部11,21,31に掛けて各操作部11,21,31が上方向に操作されることで、軸部7を中心に回動部12,22,32が摺動穴8b内を時計回転方向に回転する。また、各操作部11,21,31の上面を通じて下方向に押圧操作されることで、軸部7を中心に回動部12,22,32が摺動穴8b内を反時計回転方向に回転する。
また、各スイッチ10,20,30は、例えば、ばねからなる図示しない復帰機構を備える。各操作部11,21,31が図2に示される初期位置から上下方向に回動操作された後、この操作力が解除されると、各操作部11,21,31は前記復帰機構のばねの弾性力により、初期位置に戻される。
次に、パワーウインドウスイッチ装置の電気的構成について、図6を参照しつつ説明する。
同図に示すように、制御装置9は、各スイッチ10,20,30からの操作信号に基づき、各モータ5,6を制御する。第1のモータ5は運転席側のドアに内蔵され、第2のモータ6は助手席側のドアに内蔵される。各モータ5,6の駆動により、各ドアウインドウは開閉方向に移動する。
マニュアルスイッチ10,20が操作された場合、マニュアルスイッチ10,20はマニュアル操作信号を制御装置9に出力する。ここで、両マニュアルスイッチ10,20間では異なるマニュアル操作信号が出力される。また、オートスイッチ30が操作された場合、オートスイッチ30はオート操作信号を制御装置9に出力する。さらに、各スイッチ10,20,30の各操作部11,21,31が上側に操作された場合と、下側に操作された場合とでは、異なる操作信号が出力される。このため、制御装置9は、操作信号に基づき、何れのスイッチが何れの操作方向で操作されたかを認識できる。
制御装置9は、操作部11が上側に操作された旨のマニュアル操作信号を受信したとき、その受信期間に亘って、第1のモータ5を所定方向に駆動させる。これにより、操作部11が上側に操作されているときには運転席側のドアウインドウは閉じる方向に移動する。
これと同様に、制御装置9は、操作部11が下側に操作された旨のマニュアル操作信号を受信したとき、その受信期間に亘って、第1のモータ5を前記所定方向の反対方向に駆動させる。これにより、操作部11が下側に操作されているときには運転席側のドアウインドウは開く方向に移動する。
上記同様に、制御装置9は、操作部21が上側又は下側に操作された旨のマニュアル操作信号を受信したとき、その受信期間に亘って、第2のモータ6を所定方向又はその反対方向に駆動する。これにより、操作部21が上側又は下側に操作されているときには、助手席側のドアウインドウが閉方向又は開方向に移動する。このようなマニュアルスイッチ10,20(操作部11,21)の単独での操作においては、マニュアル操作信号が出力されているとき、換言すると、操作部11,21が操作されているときにのみ、ドアウインドウが開閉し、その操作力が解除されると、マニュアル操作信号の出力の停止に伴いドアウインドウはそのときの位置で停止する。
また、第1のマニュアルスイッチ10及びオートスイッチ30の両操作部11,31が同時に上側に操作されると、マニュアル操作信号及びオート操作信号が制御装置9に出力される。制御装置9は、マニュアル操作信号及びオート操作信号を同時に受信したとき、第1のモータ5を通じて、運転席側のドアウインドウを全閉状態とする。これと同様に、両操作部11,31が同時に下側に操作されると、第1のモータ5を通じて、運転席側のドアウインドウを全開状態とする。また、第2のマニュアルスイッチ20及びオートスイッチ30の両操作部21,31が同時に上側又は下側に操作されると、第2のモータ6を通じて、助手席側のドアウインドウが全閉又は全開状態とされる。このように、制御装置9は、マニュアル操作信号及びオート操作信号の受信期間に関わらず、一度でも両信号を同時に受信すれば、その後、操作力が解除されてもドアウインドウは全開又は全閉状態とされる。なお、制御装置9はオート操作信号を単独で受信しても各モータ5,6を駆動させることはない。
図1に示すように、軸部7の軸方向におけるオートスイッチ30の操作部31の大きさは、マニュアルスイッチ10,20の操作部11,21に比べて小さく形成されている。ここで、軸部7の軸方向における両マニュアルスイッチ10,20の操作部11,21の大きさは等しい。例えば、図3に示すように、マニュアルスイッチ10、20の操作部11,21は、指の幅より大きく形成される。それらは単独で操作され得るからである。一方、オートスイッチ30の操作部31は、単独で操作されることはないので、指の幅と同等若しくはそれより小さく形成される。
図1に示すように、第1のマニュアルスイッチ10及びオートスイッチ30の両操作部11,31の前方向の端部間には、凹状の切欠部13が形成されている。この切欠部13は、初期位置における両操作部11,31にて形成される。切欠部13は、車両上下方向に沿って貫通して形成されている。切欠部13と同様に、第2のマニュアルスイッチ20及びオートスイッチ30の両操作部21,31間の操作面にも切欠部23が形成されている。
また、図3に示すように、両操作部11,31の上面間には凹部14が形成されている。この凹部14は、初期位置における両操作部11,31にて形成される。凹部14は、操作部11,31の境界付近において、車両前後方向に延びる態様で形成されている。凹部14と同様に、両操作部21,31間の操作面にも凹部24が形成されている。なお、両切欠部13,23及び両凹部14,24は凹部又は凸部に相当する。
次に、上記のように構成されるパワーウインドウスイッチ装置の操作及びそれに伴うドアウインドウの開閉態様について説明する。
第1のマニュアルスイッチ10を単独で操作することで、運転席側のドアウインドウを所望の位置まで開閉することができる。具体的には、図4に示すように、第1のマニュアルスイッチ10の操作部11の上面に手指を置き、操作部11を下側に操作することで、その操作時間に限り運転席側のドアウインドウが開かれる。同様に、操作部11の下面に手指を潜り込ませて、図4の2点鎖線で示されるように、操作部11を上側に操作することで、その操作時間に限り運転席側のドアウインドウが閉じられる。すなわち、操作部11への操作力が解除された時点でドアウインドウは停止する。第2のマニュアルスイッチ20も上記同様に、操作部21を単独で操作することで、助手席側のドアウインドウを所望の量だけ開閉することができる。このように、ドアウインドウを所望の量だけ開閉するマニュアル機能を発揮することができる。
また、第1のマニュアルスイッチ10及びオートスイッチ30が同時に操作されることで、1操作で運転席側のドアウインドウを全開又は全閉状態とすることができる。具体的には、図3に示すように、ウインドウを全開にする場合、ユーザは、切欠部13や凹部14の形状を手指の感触で知覚することで、両操作部11,31の上面間に手指を置く。そして、図5に示すように、両操作部11,31を同時に下側に操作することで、その後操作力が解除されても運転席側のドアウインドウの開方向(下方向)への移動が全開状態となるまで継続される。同様に、第1のマニュアルスイッチ10及びオートスイッチ30の両操作部11,31の背面側に手指を潜り込ませて、両操作部11,31を上側に操作することで、運転席側のドアウインドウが全閉状態とされる。上記同様に、操作部31,21を同時に操作することで、助手席側のドアウインドウを全開又は全閉状態とすることができる。このように、1操作でドアウインドウを全開又は全閉状態とするオート機能が発揮される。なお、オートスイッチ30が単独で操作されても、ドアウインドウが開閉されることはない。
上記構成によれば、マニュアルスイッチ10,20が単独で操作された場合、その操作力を維持することでマニュアル機能により所望の位置までドアウインドウが開閉される。また、第1のマニュアルスイッチ10及びオートスイッチ30若しくは第2のマニュアルスイッチ20及びオートスイッチ30が同時操作されることで、1操作でオート機能によりドアウインドウを全開又は全閉状態とすることができる。このように、同時操作をオート機能の実行の条件とすることで、ドアウインドウを少しだけ開閉したいのにも関わらず、誤操作に伴うオート機能の実行によりドアウインドウが全閉又は全開状態とされることが抑制される。具体的には、上記背景技術で示したスイッチの回動操作量に応じてマニュアル機能及びオート機能が切り分けられている場合と異なり、微妙な操作力の調整が不要となるので、確実に所望の機能にて操作を行うことができる。また、操作部11,21,31は、単独で操作される場合も、組合わせて操作される場合も操作段数は1つであるため、上記背景技術で説明したスイッチに2段階の節度を付与する節度機構が不要となる。よって、パワーウインドウスイッチ装置をよりコンパクトに構成できる。
また、オートスイッチの単独操作でオート機能を発揮させる構成も考えられる。しかし、この構成では、目視せずにマニュアルスイッチ及びオートスイッチの何れのスイッチであるかを判別するのは困難であり、誤操作の原因となる。この点、本実施形態では、マニュアルスイッチ及びオートスイッチを隣接して設けた上で、同時操作及び単独操作の何れかで実行される機能を切り分けているため、そのような誤操作を抑制できる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)マニュアルスイッチ10,20が単独で操作されることで、その操作時間に応じた量だけドアウインドウが開閉される。従って、ドアウインドウを所望の量だけ開閉するマニュアル機能を発揮できる。また、両マニュアルスイッチ10,20の何れか一方及びオートスイッチ30が同時に操作されることで、ドアウインドウを全開又は全閉状態とするオート機能が発揮される。このように、オートスイッチ30及び両マニュアルスイッチ10,20の何れか一方が同時に操作された場合にのみ、ドアウインドウが全開又は全閉状態とされる。従って、例えば、1つのスイッチの操作量に応じてマニュアル機能及びオート機能を切り分けた場合に比べて、確実にマニュアル機能及びオート機能を発揮させる操作を行うことができる。これにより、操作性が向上して誤操作を抑制することができる。
(2)第1のマニュアルスイッチ10及びオートスイッチ30並びに第2のマニュアルスイッチ20及びオートスイッチ30は、互いに隣接して設けられている。よって、1本の手指で同時操作を行うことができる。これにより、パワーウインドウスイッチ装置の操作性が向上するとともに、より誤操作を抑制することができる。
(3)両マニュアルスイッチ10,20のオートスイッチ30は共有されている。これにより、パワーウインドウスイッチ装置をよりコンパクトに構成することができる。
(4)軸部7の軸方向におけるオートスイッチ30の操作部31の大きさは、マニュアルスイッチ10,20の操作部11,21に比べて小さく形成されている。これにより、オートスイッチ30の単独操作が困難となるため、オートスイッチ30が単独操作される誤操作を抑制できる。また、マニュアルスイッチ10,20及びオートスイッチ30間のサイズの違いにより、手指の感触又は目視を通じてそれらの識別が容易となる。従って、マニュアルスイッチ10,20及びオートスイッチ30を混同して操作されることが抑制される。これにより、さらに誤操作が抑制される。
(5)切欠部13,23及び凹部14,24が形成されることで、ユーザは各スイッチ10,20,30を目視することなく、手指の感触を通じて同時操作が可能な位置を知覚することができる。これにより、操作性が向上するため、いっそう誤操作を抑制できる。
また、各スイッチ10,20,30は同一材質で形成され、同一の上面を有する。このため、目視での各スイッチ10,20,30の識別が困難な場合がある。この点、各スイッチ10,20,30間に切欠部13,23及び凹部14,24が形成されることで、目視での各スイッチ10,20,30の識別も容易となる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態においては、各スイッチ10,20,30の操作により運転席及び助手席側のドアウインドウを開閉することができた。しかし、パワーウインドウスイッチ装置の操作対象となるドアウインドウはこれに限らず、後部座席の両ドアウインドウであってもよい。また、パワーウインドウスイッチ装置を運転席及び助手席側のドアウインドウに加えて後部座席の両ドアウインドウを操作可能に構成してもよい。この場合、パワーウインドウスイッチ装置は2対のマニュアルスイッチを備え、対をなすマニュアルスイッチ間にオートスイッチが設けられる。
・上記実施形態においては、オートスイッチ30の操作部31の大きさは、マニュアルスイッチ10,20の操作部11,21に比べて小さく形成されていた。しかし、各スイッチ10,20,30を同じ大きさとしてもよい。この場合であっても、切欠部13,23及び凹部14,24等によって、目視することなく同時操作が可能である。
・上記実施形態においては、操作部11,21,31の上面に凹部14,24が形成されていた。しかし、凹部14,24が操作部11,21,31の下面(背面)に形成されていてもよい。これにより、ユーザが操作部11,21,31を上方向に操作する場合にも、操作部11,31又は操作部31,21の同時操作が可能位置をいっそう容易に認識できる。
・上記実施形態においては、操作部11,31の境界部分、及び操作部31,21の境界部分には、凹状の切欠部13,23及び凹部14,24が形成されていた。しかし、切欠部13,23及び凹部14,24はユーザが感触でその位置を認識可能であれば、凸状に形成されていてもよい。また、切欠部13,23及び凹部14,24を省略してもよい。
・上記実施形態においては、オートスイッチ30は、マニュアルスイッチ10,20と同様のタイプのスイッチであった。しかし、オートスイッチ30をダイヤル、スライド式等のその他形式のスイッチとして構成してもよい。また、両マニュアルスイッチ10,20も同様にその他形式のスイッチであってもよい。
・上記実施形態においては、両マニュアルスイッチ10,20のオートスイッチ30は共有されていた。しかし、各マニュアルスイッチ10,20に対応してオートスイッチ30が設けられていてもよい。例えば、運転席以外の助手席側等に設けられるパワーウインドウスイッチ装置は、助手席側のドアウインドウを開閉するマニュアルスイッチと、同スイッチに対応したオートスイッチとを備え、オートスイッチは共有されない。
・上記実施形態においては、両マニュアルスイッチ10,20間にオートスイッチ30が設けられていた。しかし、オートスイッチ30が設置される位置は、これに限定されず、両マニュアルスイッチ10,20と離れた位置に存在してもよい。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想をその効果と共に記載する。
(イ)請求項2〜4のいずれか一項に記載のパワーウインドウスイッチ装置において、
前記マニュアルスイッチ及び前記オートスイッチは、同一回転軸を中心として回動可能に設けられ、前記マニュアルスイッチ及び前記オートスイッチの両操作部に形成される車両の進行方向における同一側に延びる指掛部を備えたパワーウインドウスイッチ装置。
同構成によれば、マニュアルスイッチ及びオートスイッチは指掛部を介して上下方向に操作される。よって、マニュアルスイッチ及びオートスイッチを同時操作する際には、両スイッチの境界部分における指掛部を上下方向にすればよく、同時操作が容易となる。なお、指掛部は、上記実施形態においては、操作部11,21,31に相当する。
(ロ)請求項2〜4、上記項(イ)のいずれか一項に記載のパワーウインドウスイッチ装置において、前記オートスイッチの操作部は、前記マニュアルスイッチの操作部に比べて小さく形成されたパワーウインドウスイッチ装置。
同構成によれば、オートスイッチが回転軸方向において小さく形成される。これにより、オートスイッチの単独操作が困難となるため、オートスイッチがマニュアルスイッチと誤認され、単独操作されることを抑制できる。また、オートスイッチとマニュアルスイッチとのサイズを変えることで、両スイッチを混同して操作されることが抑制される。よって、さらに誤操作が抑制される。
10…第1のマニュアルスイッチ、11,21,31…操作部、12,22,32…回動部、13,23…切欠部、14,24…凹部、20…第2のマニュアルスイッチ、30…オートスイッチ。

Claims (4)

  1. 操作時間に応じた量だけドアウインドウを開閉するマニュアルスイッチと、
    前記マニュアルスイッチと同時に操作されたとき、ドアウインドウを全開又は全閉状態とするオートスイッチとを備えたパワーウインドウスイッチ装置。
  2. 請求項1に記載のパワーウインドウスイッチ装置において、
    前記マニュアルスイッチ及び前記オートスイッチの操作部は、互いに隣接して設けられるパワーウインドウスイッチ装置。
  3. 請求項2に記載のパワーウインドウスイッチ装置において、
    前記オートスイッチは、複数のドアウインドウに対応して設けられる前記ドアウインドウと同数の前記マニュアルスイッチ間に設けられるパワーウインドウスイッチ装置。
  4. 請求項2又は3に記載のパワーウインドウスイッチ装置において、
    前記オートスイッチ及び前記マニュアルスイッチの両操作部間には、同両操作部の操作面に対して凹部又は凸部が形成されるパワーウインドウスイッチ装置。
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