JP2011161993A - 車両用灯具の洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダに接続されるホースの取り廻し性を高めつつ、ピストンを確実に押し出すことができる車両用灯具の洗浄装置を提供すること。
【解決手段】洗浄液が供給されるシリンダ2と、該シリンダ2内に摺動可能に嵌挿されたピストン3と、該ピストン3をシリンダ2内に引き込む方向に付勢する付勢手段と、洗浄液を車両用灯具に向けて噴射する噴射ノズルと、洗浄液の圧力が所定値以上になると開いて洗浄液を前記噴射ノズルに供給するチェックバルブ機構を備えた車両用灯具の洗浄装置において、前記付勢手段を圧縮バネ10で構成し、洗浄液を前記シリンダ2内に供給するためのホースを接続するプラグ6をシリンダ2の一端中心部に軸方向に沿って形成するとともに、該プラグ6の出口近傍に拡散リブ9を軸直角方向に架設するとともに、前記ピストン3内部の洗浄液通路3aの入口近傍に受圧リブ12を軸直角方向に架設する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ヘッドランプ等の車両用灯具に洗浄液を噴射してそのレンズ面を洗浄するための洗浄装置に関するものである。
車両の例えばヘッドランプのレンズ面が埃や泥等の付着によって汚れると光量不足を招く可能性があるため、必要に応じてヘッドランプに向かって洗浄液を噴射して該ヘッドランプのレンズ面を洗浄するための洗浄装置がフロントバンパの裏側に設置されている。この洗浄装置は、洗浄液が供給されるシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌挿されたピストンと、該ピストンをシリンダ内に引き込む方向に付勢する付勢手段と、洗浄液をヘッドランプに向けて噴射する噴射ノズルと、洗浄液の圧力が所定値以上になると開いて洗浄液を前記噴射ノズルに供給するチェックバルブ機構を備えている。
斯かる洗浄装置においては、非使用時には噴射ノズルがフロントバンパの裏側に格納されており、ヘッドランプを洗浄する際には洗浄液の圧力によってピストンが伸長して噴射ノズルがフロントバンパに形成された開口部から車両前方へと突出し、洗浄液の圧力が所定値以上に高くなると、チェックバルブ機構のバルブが開いて洗浄液が噴射ノズルへと供給され、噴射ノズルに開口する噴射口から洗浄液がヘッドランプに向かって噴射され、ヘッドランプのレンズ面に付着した埃や泥等が除去される。そして、ヘッドランプの洗浄が終了すると、噴射ノズルはスプリング等の付勢手段によってフロントバンパの裏側の格納位置に戻される。尚、噴射ノズルがフロントバンパの裏側に格納されているときには、フロントバンパに形成された開口部は、噴射ノズルの先端に取り付けられたノズルカバーによって覆われて外観性の低下が防がれる。
ところで、斯かる車両用灯具の洗浄装置に関して特許文献1には図8及び図9に示すような構成のものが提案されている。
即ち、図8は従来の洗浄装置の縦断面図、図9は同洗浄装置の側面図であり、図示の洗浄装置101は、シリンダ102の内部に摺動可能に嵌挿されたピストン103の先端にチュックバルブ機構104を介して噴射ノズル105を取り付けて構成されている。この洗浄装置101において、シリンダ102の一端開口部にはジョイント部106が被着されており、円筒状のピストン103の内部は洗浄液通路として構成され、この洗浄液通路には引張バネ107が挿通している。ここで、引張バネ107の一端は前記ジョイント部106に形成されたバネ掛け部106aに係止され、他端はピントン103の先端に架設されたバネ掛けバー108に係止されており、該引張バネ107は、ピストン103をシリンダ102内に引き込む方向に付勢している。従って、車両用灯具の洗浄がなされない状態では、ピストン103は図示のようにシリンダ102内に引き込まれており、その先端に取り付けられた噴射ノズル105は不図示の
フロントバンパの裏側に格納されている。
而して、車両用灯具の洗浄を行う場合には、不図示のウォッシャタンクから高圧の洗浄液が洗浄装置11のシリンダ102へと供給される。すると、ピストン103は洗浄液の圧力によって引張バネ107を引っ張りながらシリンダ102内を前方(図8の左方)へと摺動し、その先端に設けられた噴射ノズル105をフロントバンパに形成された開口部(不図示)から車両前方へと押し出す。その後、洗浄液の圧力が所定値を超えるとチェックバルブ機構104のバルブ109が開いて洗浄液が噴射ノズル105から車両用灯具に向かって噴射され、車両用灯具のレンズ面に付着した埃や泥等を洗い流す。そして、ヘッドランプの洗浄が終了してシリンダ102への洗浄液の供給が遮断されると、ピストン103が引張バネ107によってシリンダ102内に引き込まれるため、噴射ノズル105はフロントバンパの裏側の格納位置に戻される。
斯かる洗浄装置101においては、ピストン103をシリンダ102内に引き込むための付勢手段として引張バネ107を使用しているため、該引張バネ107をジョイント部106のバネ掛け部106aとピストン103のバネ掛けバー108に掛ける必要があり、ジョイント部106にバネ掛け部106aを形成するためには、該ジョイント部106に形成されるプラグ110を軸直角方向に折り曲げる必要がある。
ところが、ジョイント部106に軸直角方向に折り曲げられたプラグ110を形成すると、該プラグ110に接続される不図示のホースの取り廻し方向が規制されるという問題があり、この問題を解決するためにはプラグ110の方向が異なる複数種の洗浄装置101を用意しておく必要がある。
そこで、図10の平断面図に示すように、ピストン203をシリンダ202内に引き込むための付勢手段として圧縮バネ210を使用する構成を採用すると、この圧縮バネ210を引っ掛ける必要がないためにシリンダ202の一端中心部にプラグ206を軸方向に沿って形成することができ、該プラグ206に接続されるホースの取り廻しを任意の方向に自由に行うことができる。
特開2006−151150号公報
しかしながら、図10に示すようにシリンダ202の一端中心部にプラグ206を軸方向に沿って形成すると、車両用灯具の洗浄に際してプラグ206に接続された不図示のホースから高圧の洗浄液をシリンダ202内に供給する場合、洗浄液がプラグ206からシリンダ202内にストレートに流入するため、ピストン203を圧縮バネ210の付勢力に抗して押し出す力が弱く、ピストン203が押し出されない可能性がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、シリンダに接続されるホースの取り廻し性を高めつつ、ピストンを確実に押し出すことができる車両用灯具の洗浄装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、洗浄液が供給されるシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌挿されたピストンと、該ピストンをシリンダ内に引き込む方向に付勢する付勢手段と、洗浄液を車両用灯具に向けて噴射する噴射ノズルと、洗浄液の圧力が所定値以上になると開いて洗浄液を前記噴射ノズルに供給するチェックバルブ機構を備えた車両用灯具の洗浄装置において、前記付勢手段を圧縮バネで構成し、洗浄液を前記シリンダ内に供給するためのホースを接続するプラグをシリンダの一端中心部に軸方向に沿って形成するとともに、該プラグの出口近傍に拡散リブを軸直角方向に架設するとともに、前記ピストン内部の洗浄液通路の入口近傍に受圧リブを軸直角方向に架設したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記拡散リブと前記受圧リブを軸方向視で十字形にクロスするよう配置したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ピストンをシリンダ内に引き込むための付勢手段として圧縮バネを使用し、洗浄液をシリンダ内に供給するためのホースを接続するプラグをシリンダの一端中心部に軸方向に沿って形成したため、シリンダに接続されるホースの取り廻し性が高められる。そして、ホースから供給される洗浄液はプラグの出口近傍に軸直角方向に架設された拡散リブによって拡散しながらシリンダ内に流入し、シリンダ内に流入した洗浄液は、ピストン内部の洗浄液通路の入口近傍に軸直角方向に架設された受圧リブに圧力を及ぼすため、ピストンが確実に押し出され、その先端に取り付けられた噴射ノズルが所定の位置まで移動し、該噴射ノズルから洗浄液が車両用灯具に向かって噴射されて該車両用灯具のレンズ面が確実に洗浄される。
請求項2記載の発明によれば、拡散リブと受圧リブを軸方向視で十字形にクロスするよう配置したため、拡散リブによって拡散した洗浄液が受圧リブに効果的に衝突してピストンにこれを押し出す方向の圧力を及ぼし、この結果、ピストンが一層確実に押し出される。
本発明に係る洗浄装置の平面図である。 (a),(b)は本発明に係る洗浄装置の平断面図である。 図2(a)のA部拡大詳細図である。 図3のB−B線断面図である。 (a)はピストンの側面図、(b)は(a)の矢視C方向の図である。 (a)はシリンダの側面図、(b)は(a)のD−D線断面図である。 (a),(b)は本発明に係る洗浄装置のチェックバルブ機構の構成と作用を説明する平断面図である。 従来の洗浄装置の縦断面図である。 従来の洗浄装置の側面図である。 従来の洗浄装置の平断面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る洗浄装置の平面図、図2(a),(b)は同洗浄装置の平断面図、図3は図2(a)のA部拡大詳細図、図4は図3のB−B線断面図、図5(a)はピストンの側面図、図5(b)は図5(a)の矢視C方向の図、図6(a)はシリンダの側面図、図6(b)は図6(a)のD−D線断面図、図7(a),(b)は同洗浄装置のチェックバルブ機構の構成と作用を説明する平断面図である。
本実施の形態に係る洗浄装置1は、不図示の車両のヘッドランプの前面に向かって洗浄液を噴射して該前面を洗浄するための装置であって、不図示のフロントバンパの裏側に配置されている。尚、洗浄装置1は左右のヘッドランプに対してそれぞれ設置されているが、その構成及び作用は同じであるため、以下、一方の洗浄装置のみについて図示及び説明する。
図1及び図2に示す洗浄装置1は、円筒状のシリンダ2の内部に円筒状のピストン3を摺動可能に嵌挿し、該ピストン3の先端部にチェックバルブ機構4を介して噴射ノズル5を取り付けて構成されている。
上記シリンダ2は、不図示のウォッシャタンクから洗浄液の供給を受けるものであって、その後端中心部にはプラグ6が設けられており、シリンダ2の内部はプラグ6に接続された不図示のホースを介してウォッシャタンクに連通している。又、シリンダ2の前端部内周には有底筒状のカバー7が嵌着されており、このカバー7の外周にはブラケット8が取り付けられている。そして、洗浄装置1はブラケット8を介して不図示のフロントバンパの裏側に取り付けられている。
ここで、図3、図4及び図6(b)に示すように、シリンダ2の後端内面のプラグ6の出口近傍には、拡散リブ9がプラグ6の円孔6aを横切るように軸直角方向に架設されており、該拡散リブ9はプラグ6の出口から所定距離だけ離れた状態で設けられている。
又、シリンダ2内のピストン3の外周には、図2に示すように、ピストン3をシリンダ2内に引き込む方向に付勢する付勢手段としての圧縮バネ10が巻装されており、この圧縮バネ10は前記カバー7とシリンダ2との間に縮装されている。
前記ピストン3の大径の後端部はゴム製のシール部材11を介してシリンダ2の内周面に摺接しており、その内部には軸方向に貫通する洗浄液通路3aが形成されている。そして、図3〜図5に示すように、ピストン3の洗浄液通路3aの入口近傍には、受圧リブ12が洗浄液通路3aを横切るように軸直角方向に架設されている。ここで、この受圧リブ12とシリンダ2のプラグ6の出口近傍に形成された前記拡散リブ9とは軸方向視で十字形にクロスするように配置されている。
次に、前記チェックバルブ機構4の構成の詳細を図7に基づいて説明する。
チェックバルブ機構4は、バルブケース13の内部にバルブ14と、該バルブ14を摺動可能に保持するガイド15と、バルブ14を閉じ方向に付勢するバルブスプリング16を収容して構成されており、全体の横断面形状が横方向に扁平な楕円状とされている。
上記バルブケース13は前後に2分割されたケース半体13A, 13B同士を結合一体化して構成されており、一方のケース半体13Aは、小径の円筒部13aと扁平な楕円筒部13bとを組み合わせて構成されており、該ケース半体13Aの円筒部13aと楕円筒部13bとを仕切る壁17の中心部には円筒状の弁座18が形成されている。
又、他方のケース半体13Bは、扁平な楕円筒部13cとその先端に連なる左右の円筒部13dとで構成されており、楕円筒部13dをケース半体13Aの楕円筒部13bの内周に嵌め込んで固定することによってバルブケース13が組み立てられている。尚、ケース半体13A,13Bの嵌め込み部端部はシールリング19によってシールされている。
又、ケース半体13Bの先端部に形成された左右の円筒部13dにはノズルホルダ20の基端部がそれぞれ全方向に回動可能に嵌合保持されており、各ノズルホルダ20の先端上部には、図1に示すように前記噴射ノズル5がそれぞれ嵌合保持されており、各噴射ノズル5には不図示のヘッドランプのレンズ面に向かって開口する噴射口21がそれぞれ形成されている。ここで、図7に示すように、バルブケース13内のバルブ14及びガイド15の左右両側には洗浄液の流路S1,S2がそれぞれ形成されており、左右の前記ノズルホルダ20は左右の各流路S1,S2にそれぞれ開口している。
前記バルブ14は、円板状の弁体14aと該弁体14aの中心から軸直角方向に一体に延びる弁軸14bとで構成されており、弁体14aの弁座18に着座する部分にはリング状のシール部材22が組み付けられている。
又、前記ガイド15は、バルブケース13のケース半体13Bの中心部に円筒状に一体に形成されており、その内部にはバルブ14の弁軸14bが前後方向(図7の左右方向)に摺動可能に嵌合保持されている。従って、バルブ14は、ガイド15によって前後方向(ピストン3の移動方向)に移動可能に支持されており、該バルブ14は、前記バルブスプリング16によって閉じ方向(弁座18に着座する方向)に付勢されている。ここで、バルブスプリング16は、ガイド15の外周に挿通され、バルブ14の弁体14aとガイド15の外周に形成された段部(スプリング受け)15aとの間に縮装されている。尚、バルブスプリング16のバネ定数は前記圧縮バネ10のバネ定数よりも大きく設定されている。
次に、以上のように構成された洗浄装置1の作用について説明する。
本実施の形態に係る洗浄装置1において、ヘッドランプの洗浄が行われない場合には、ピストン3は圧縮バネ10の付勢力によって図1及び図2(a)に示すようにシリンダ2内に引き込まれており、このとき、チェックバルブ機構34バルブ14は図7(a)に示すようにバルブスプリング16によって弁座18に押圧されて閉じ状態にある。又、噴射ノズル5は不図示の車両のフロントバンパの裏側に格納されている。
而して、洗浄装置1によってヘッドランプの洗浄を行う場合には、不図示のウォッシャタンクから不図示のホースを経て高圧の洗浄液が洗浄装置1のシリンダ2へと供給されるが、本実施の形態では、前述のようにシリンダ2のプラグ6の出口近傍に拡散リブ9を形成したため、ホースから供給される洗浄液は拡散リブ9によって拡散しながらシリンダ2内に流入する。
又、本実施の形態では、前述のようにピストン3の洗浄液通路3aの入口近傍に受圧リブ12を形成したため、シリンダ2内に拡散しながら流入した洗浄液は受圧リブ12に圧力を及ぼす。このため、ピストン3が図2(b)に示すように圧縮バネ10を押し縮めながら前方へと確実に押し出される。特に、本実施の形態では、拡散リブ9と受圧リブ12を軸方向視で十字形にクロスするよう配置したため、拡散リブ9によって拡散した洗浄液が受圧リブ12に効果的に衝突してピストン3にこれを押し出す方向の圧力を及ぼし、この結果、ピストン3が一層確実に前方へと押し出される。
以上のようにピストン3が前方へと確実に押し出されると、その先端に設けられた噴射ノズル5がフロントバンパに形成された開口部(不図示)から車両前方へと押し出される。この場合、前述のようにバルブスプリング16のバネ定数は圧縮バネ10のバネ定数よりも大きく設定されているため、チェックバルブ機構4のバルブ14は図7(a)に示すように閉じたままであって、洗浄液は噴射ノズル5には供給されない。
上述のようにピストン3が洗浄液の圧力によって前進した後、洗浄液の圧力が所定値を超えて上昇し、チェックバルブ機構4のバルブ14に作用する洗浄液の圧力に基づく力がバルブスプリング16の付勢力よりも大きくなると、バルブ14は図3(b)に示すようにガイド15に沿って前方へと移動して弁座18から離れるため、該バルブ14が図示のように開く。すると、洗浄液は、図7(b)に矢印にて示すように、方向を大きく変えることなく左右に分かれてバルブケース13内の左右の各流路S1,S2を真っ直ぐと前方に向かってスムーズに流れ、その後、合流及び分岐することなく左右のノズルホルダ20を経てそのまま各噴射ノズル5へと供給される。
上述のように左右の噴射ノズル5へと供給された洗浄液は、各噴射ノズル5にそれぞれ開口する噴射口21(図1参照)から不図示のヘッドランプのレンズ面に向かって噴射され、該ヘッドランプのレンズ面に付着した埃や泥等を洗い流す。そして、ヘッドランプの洗浄が終了してシリンダ2への洗浄液の供給が遮断されると、ピストン3が圧縮バネ10の付勢力によって図1及び図2(a)に示すようにシリンダ2内に引き込まれるため、噴射ノズル5はフロントバンパの裏側の格納位置に戻され、チェックバルブ機構4のバルブ14は図7(a)に示すように再び閉じられる。
以上のように、本実施の形態に係る洗浄装置1においては、ピストン3をシリンダ2内に引き込むための付勢手段として圧縮バネ10を使用し、洗浄液をシリンダ2内に供給するためのホースを接続するプラグ6をシリンダ2の後端中心部に軸方向に沿って形成したため、シリンダ2に接続されるホースの取り廻し性が高められる。
そして、ホースから供給される洗浄液はプラグ6の出口近傍に軸直角方向に架設された拡散リブ9によって拡散しながらシリンダ2内に流入し、シリンダ2内に流入した洗浄液は、ピストン3内部の洗浄液通路3aの入口近傍に軸直角方向に架設された受圧リブ12に圧力を及ぼすため、ピストン3が確実に押し出され、その先端に取り付けられた噴射ノズル5が所定の位置まで移動し、該噴射ノズル5から洗浄液がヘッドランプに向かって噴射されて該ヘッドランプのレンズ面が確実に洗浄される。
尚、以上は本発明をヘッドランプの洗浄に供される洗浄装置に適用した形態について説明したが、本発明は、ヘッドランプ以外の他の任意の車両用灯具の洗浄に供される洗浄装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1 洗浄装置
2 シリンダ
3 ピストン
3a ピストンの洗浄液通路
4 チェックバルブ機構
5 噴射ノズル
6 プラグ
6a プラグの円孔
7 カバー
8 ブラケット
9 拡散リブ
10 圧縮バネ(付勢手段)
11 シール部材
12 受圧リブ
13 バルブケース
13A,13B ケース半体
13a ケース半体の円筒部
13b,13c ケース半体の楕円筒部
13d ケース半体の円筒部
14 バルブ
14a バルブの弁体
14b バルブの弁軸
15 ガイド
15a ガイドの段部(スプリング受け)
16 バルブスプリング
17 バルブケースの壁
18 弁座
19 シールリング
20 ノズルホルダ
21 噴射ノズルの噴射口
22 シール部材
S1,S2 洗浄液の流路

Claims (2)

  1. 洗浄液が供給されるシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌挿されたピストンと、該ピストンをシリンダ内に引き込む方向に付勢する付勢手段と、洗浄液を車両用灯具に向けて噴射する噴射ノズルと、洗浄液の圧力が所定値以上になると開いて洗浄液を前記噴射ノズルに供給するチェックバルブ機構を備えた車両用灯具の洗浄装置において、
    前記付勢手段を圧縮バネで構成し、洗浄液を前記シリンダ内に供給するホースを接続するためのプラグをシリンダの一端中心部に軸方向に沿って形成するとともに、該プラグの出口近傍に拡散リブを軸直角方向に架設するとともに、前記ピストン内部の洗浄液通路の入口近傍に受圧リブを軸直角方向に架設したことを特徴とする車両用灯具の洗浄装置。
  2. 前記拡散リブと前記受圧リブを軸方向視で十字形にクロスするよう配置したことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具の洗浄装置。
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