JP2011161576A - 往復動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】一の着脱機構で複数のブレードを装着可能なブレード着脱機構を備えた往復動工具の提供。
【解決手段】第一ホルダ12と、第一ホルダ12との間に隙間11aを空けて配置される第二ホルダ13と、を有し、第一ホルダ12には、隙間11aにおいて第二ホルダ13に対向する対向面12Bに第一ブレードの装着部が収容される第一収容空間12aが形成され、第二ブレード6の装着部6Aが収容される第二収容空間11aが対向面12Bを底面として第一ホルダ12と第二ホルダ13との間に形成されているブレード着脱機構10を備えた往復動工具を提供する。
【選択図】図5

Description

本発明は往復動工具に関し、特に複数のブレードを着脱可能なブレード着脱機構を備えた往復動工具に関する。
木材や鋼材、パイプ等の材料を切断する往復動工具である電動のジグソーやセーバソーは、材料に適したブレードを作業者が選択して使用するため、頻繁にブレードの着脱を行っている。このため、例えば特許文献1に示されるように、従来からセーバソーやジグソー各々に工具を用いずに容易に交換ができるブレードの着脱機構が知られていた。
特開2003−205423号公報
上述のように、ジグソーやセーバソーにおいては形状の異なるブレードをそれぞれ装着することがあるため、それぞれのブレードに応じた着脱機構を備えたジグソーやセーバソーを用意する必要があった。よって形状の異なるブレードに対応したジグソーやセーバソーを用意するか、若しくはジグソーやセーバソーにおいて着脱機構を変更する必要があり、煩わしかった。よって本発明は、一つの着脱機構で複数のブレードを装着可能なブレード着脱機構を備えた往復動工具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、原動機と、該原動機により往復駆動され、少なくとも第一ブレードと第二ブレードとが夫々着脱可能なブレード着脱機構と、を備え、該ブレード着脱機構は第一ホルダと、該第一ホルダとの間に隙間を空けて配置される第二ホルダと、を有し、該第一ホルダには、該隙間において該第二ホルダに対向する対向面に該第一ブレードの装着部が収容される第一収容空間が形成され、該第二ブレードの装着部が収容される第二収容空間が該対向面を底面として該第一ホルダと該第二ホルダとの間に形成されている往復動工具を提供する。
上記構成の往復動工具において、該第一ブレードの装着部は、該第一収容空間の底面に当接して該第一収容空間に収容され、該第二ブレードの装着部は、該対向面に当接して該第二収容空間に収容されることが好ましい。
これらの様な構成によると、一つのブレード着脱機構で少なくとも第一ブレードと第二ブレードとを着脱することができる。
また該第一ホルダ及び該第二ホルダの一方には、該隙間に突出する係止部材と、該係止部材を該隙間内において該第一ホルダ及び該第二ホルダの他方に向けて付勢する付勢機構とが設けられ、該係止部材が該第一ブレードの装着部及び第二ブレードの装着部に当接して、該第一ブレードの装着部及び該第二ブレードの装着部をそれぞれ該第一収容空間及び該第二収容空間に保持することが好ましい。
この様な構成によると、付勢機構により容易に第一ブレード及び第二ブレードを保持することができる。
また該第一ブレードの装着部と該第二ブレードの装着部とにおいて、少なくとも該第二ブレードの装着部には孔が形成され、該係止部材はピン状に構成され、該ピンが該孔に係合して該第二ブレードの装着部が該第二収容空間から脱落不能に保持されると共に、該ピンが該第一ブレードの装着部を押圧して該第一ブレードの装着部が該第一収容空間から脱落不能に保持されることが好ましい。
この様な構成によると、第一ブレード及び第二ブレードが第一収容空間及び第二収容空間から脱落することを確実に抑制することができる。
また該係止部材は、一端が該隙間内に突出して該第一ブレード若しくは該第二ブレードに当接すると共に、他端が該第二ホルダの反隙間側の側面から突出し、該付勢機構は、該第二ホルダの反隙間側の該側面に配置され該係止部材の付勢される方向と直交する方向に移動するノブと、該係止部材を遮る様に該ノブを付勢する第一弾性部材とを含んで構成され、該ノブと該係止部材とのいずれか一方若しくは両方には、該ノブが該係止部材と接触する位置に、該係止部材の移動方向に延びる軸と交差する斜面が形成されていることが好ましい。
この様な構成によると、簡易な構成で付勢機構により係止部材を付勢することができる。
また該第一ホルダ若しくは該第二ホルダには該ノブを覆うホルダカバーが設けられ、該ノブは、該中心軸と略平行に該第二ホルダから離間する方向に突出する突出部を有し、該ホルダカバーには、該突出部が貫通する貫通孔が形成され、該貫通孔内で該突出部が該中心軸と直交する方向に移動できる範囲を該ノブが該第二ホルダに対して移動できる範囲としていることが好ましい。
この様な構成によるとホルダカバーによりノブや第一ホルダ、第二ホルダを保護することができる。またノブの可動範囲を規定することができる。
また該突出部において先端部分には、着脱可能なノブカバーが装着され、該ノブカバーは、該突出部に装着された状態で、該貫通孔を覆うフランジ部を有していることが好ましい。
この様な構成によると、ノブの操作性を増すと共に、ノブ周辺に切り屑等が侵入することを抑制することができる。
また該第二ホルダには、該係止部材が移動する方向と平行な方向に延びるピン部材が設けられ、該ノブは、該ピン部材に回転可能に軸支されて該係止部材の付勢される方向と直交する方向に回転移動することが好ましい。
また該第一弾性体は、コイル部と該コイル部の両端から延出される一対の腕部とを有する捩りコイルバネから構成され、該捩りコイルバネは、該ピン部材に該コイル部が装着され、一方の該腕部が該第二ホルダに装着され、他方の該腕部が該ノブに装着されて、該ノブに付勢力を付加していることが好ましい。
これらの様な構成によると、ノブ及び捩りコイルバネが、ブレード着脱機構の動作する方向と直交する軸周りに作用するため、ブレード着脱機構の動作に基づく慣性力の影響を受けにくくなることができる。
また該捩りコイルバネは、該第二ホルダと該ノブとの間に介在し、該ノブにより覆われていることが好ましい。
この様な構成によると、ノブが露出することが抑制され、捩りコイルバネの防塵性を向上させることができる。
また該斜面は、該ノブが移動する軌跡と平行な平面に対して、第一の角度で傾斜する第一傾斜面と、該第一傾斜面より浅い角度で傾斜する第二傾斜面とを有し、該第一傾斜面と該第二傾斜面とは、該第一弾性体が該ノブを付勢し、該ノブと該係止部材とが当接した際に、最初に第一傾斜面が当接するように配置されていてもよい。
この様な構成によると、係止部材の移動量を大きく採ることができると共に、ノブの操作性を増すことができる。
また該第二ホルダと該係止部材との間には、該付勢機構による付勢の方向と反対方向に該係止部材を付勢する第二弾性体を有し、該第二弾性体による付勢力は、該付勢機構による付勢力より弱いことが好ましい。
この様な構成によると、付勢機構により係止部材が付勢されていない場合には、係止部材が付勢部材により付勢される方向と反対の方向に移動することができる。
また該第一ブレードの装着部は、該第一ブレードの動作方向と略直交する方向に突出する突起部を有し、該第一ホルダは、該第一収容空間の輪郭が該該第一ブレードの装着部の輪郭と略同形状に形成されるように構成されていることが好ましい。
この様な構成によると、第一ブレードが第一収容空間から抜けることが抑制される。
また該第一ホルダ及び該第二ホルダは、先端面と、該先端面に接続される第一面と、該先端面に接続されると共に該第一面の反対に位置する第二面とを有し、該隙間は、該先端面から後端に向かって入り該第一面及び該第二面にも開口するスリット状に形成されていることが好ましい。
また該第一ホルダ若しくは該第二ホルダには、該隙間において該第一面及び該第二面での開口を塞ぐと共に該第一収容空間を画成するホルダカバーが設けられ、該ホルダカバーは、該第一面側から該第二面側までの距離が、該第二ブレードが装着された状態における該第二ブレードの装着部の該第一面側から該第二面側までの距離と等しくなるように構成されていることが好ましい。
この様な構成によると、ホルダカバーにより第一、第二ブレードが装着される箇所を保護することができると共に、第一ホルダ、第二ホルダと協働してホルダカバーにより、第二ブレードが保持される第二収容空間を画成することができる。
更に、本発明は、電動機と、該原動機により往復駆動され、少なくとも第一ブレードと第二ブレードとが夫々着脱可能なブレード着脱機構と、を備え、該第一ブレードと該第二ブレードとは、該ブレード着脱機構に保持される保持部の形状が異なると共に、該ブレード着脱機構は、該第一ブレード及び該第二ブレードの該保持部の夫々を別々に受ける受け部を有し、該受け部に対して該保持部を押圧する押圧手段を有する往復動工具を提供する。
この様な構成によると、一つのブレード着脱機構で形状が異なる複数のブレードを装着可能となる。
本発明の往復動工具によれば、一つのブレード着脱機構で複数のブレードを装着可能になる。
本発明の実施の形態に係るセーバソーの側面断面図。 本発明の実施の形態に係るセーバソーに装着されるセーバソー用ブレードの側面図。 本発明の実施の形態に係るセーバソーに装着されるジグソー用ブレードの側面図。 本発明の実施の形態に係るセーバソー用ブレードを装着した状態でのブレード着脱機構の側面図。 図4のV-V線に沿った断面図。 図4のVI-VI線に沿った断面図。 本発明の実施の形態に係るブレード着脱機構の側面図。 図7のVIII-VIII線に沿った断面図。 図7のIX-IX線に沿った断面図。 図8のX-X線に沿った断面図。 本発明の実施の形態に係るブレード着脱機構におけるノブの(a)側面図、(b)側面図のb−b線に沿った断面図。 本発明の実施の形態に係るブレード着脱機構におけるノブとホルダカバーとの関係を示す側面図。 本発明の実施の形態に係るブレード着脱機構の側面図(ノブを引き下げた状態)。 図5のXIV-XIV線に沿った断面図。 図4のV-V線に沿った断面図であって、ブレードが装着されていない状態における断面図。 図6のXVI-XVI線に沿った断面図。 図13のXVII-XVII線に沿った断面図。 図13のXVIII-XVIII線に沿った断面図。 本発明の実施の形態に係るジグソー用ブレードを装着した状態でのブレード着脱機構の側面図。 図19のXX-XX線に沿った断面図。 図20のXXI-XXI線に沿った断面図。 本発明の実施の形態に係るブレード着脱機構におけるノブの変形例に係る(a)側面図、(b)側面図のb−b線に沿った断面図。 本発明の実施の形態に係るセーバソーに装着されるジグソー用ブレードの変形例に係る側面図。 変形例に係るジグソー用ブレードを装着した状態での図20のXXI-XXI線に沿った断面図。 変形例に係るジグソー用ブレードを装着した状態での図19のXX-XX線に沿った断面図。
本発明の実施の形態によるブレード着脱機構10を備えた往復動工具であるセーバソー1について図1に基づき説明する。なお図1において、セーバソー1に対して後述のセーバソー用ブレード6の位置を前方とし、前方の反対側を後方とする。また図1の紙面上において前後方向と直交する方向を上下方向とし、前後方向及び上下方向と直交する方向を左右方向として説明する。
セーバソー1は、樹脂製のハウジング2を外郭としており、ハウジング2内に、モータ3と、クランク機構4と、プランジャ5と、が主に内蔵されて構成されている。ハウジング2の後端部分には脱着可能でモータ3に電力を供給する電池2Aが装着されており、ハウジング2内において電池2Aとモータ3との間には、スイッチ機構2Bが配置されると共に、作業者がスイッチ機構2Bを動作させてモータ3への電力供給を制御するトリガ2Cが設けられている。またハウジング2の前端部分には、切断作業時にセーバソー1を被切断材に対して安定させるベース2Dが取付けられている。
原動機であるモータ3は回転駆動される出力軸部3Aを有しており、出力軸部3Aの軸方向を前後方向とし前側に出力軸部3Aが位置するようにハウジング2内に配置されている。クランク機構4はモータ3の前側に配置されて、出力軸部3Aと接続され、出力軸部3Aの回転運動を前後方向の往復運動に変換している。プランジャ5は、クランク機構4に接続されると共にクランク機構4の前側に配置され、モータ3の回転運動が往復運動に変換されて伝達されている。ブレード着脱機構10は、プランジャ5の前端部分に配置されている。
ブレード着脱機構10は、図2に示されるセーバソー用ブレード6と図3に示されるジグソー用ブレード7との両方が装着可能に構成されている。セーバソー用ブレード6は第二ブレードであり、ブレード着脱機構10で保持される保持部6Aを有し、保持部6Aには貫通孔6aが穿設されている。また保持部6Aは、その幅がZとなるように構成されている。
ジグソー用ブレード7は第一ブレードであり、ブレード着脱機構10で保持される保持部7Aを有し、保持部7Aには前後方向と直交する方向に突出する一対の凸部7Bが設けられている。以下ブレード着脱機構10の詳細な構成について図4〜図18に基づき説明する。
ブレード着脱機構10は、図4〜図6に示されるように、ブレード装着部11と、係止ピン14(押圧手段)と、ノブ15と、ホルダカバー19とから主に構成されている。
ブレード装着部11は、図7及び図8に示されるように、いずれも鋼材製の第一ホルダ12と第二ホルダ13とから構成され、図9に示されるように、第一ホルダ12と第二ホルダ13とが組み合わされた状態で、前後方向と直交する断面が、上下方向の距離をX、左右方向の距離をYとする略四角形になるように構成されている。また上下方向の距離Xは、保持部6Aの幅Zと同等あるいは僅かに小さくなるように構成されている。また図8に示されるようにブレード装着部11の前端部分には、セーバソー用ブレード6、ジグソー用ブレード7を収容可能な第二収容空間である隙間11aが、左右方向で第一ホルダ12と第二ホルダ13との間の位置に前端部分から後方に向かってスリット状に形成されている。
この隙間11aの左右方向の幅は、セーバソー用ブレード6、ジグソー用ブレード7それぞれの厚さより大きくなるように構成されている。
第一ホルダ12は、図8に示されるように、後端側に位置してプランジャ5(図1)に接続される接続部12Aと、先端側に位置して第二収容空間である隙間11aを画成する第一対向面12Bと、第一対向面12Bと接続部12Aとの間に位置して、第二ホルダ13が装着される装着部12Cとから主に構成されている。
接続部12Aには、図8に示されるように、ブレード着脱機構10をプランジャ5に装着するためのネジが貫通する貫通孔が一対形成されている。第一対向面12Bは、図8に示されるように装着部12Cの第二ホルダ13と接合する面より凹んだ位置に配置されており、図10に示されるように、ジグソー用ブレード7の保持部7Aの輪郭と略同一輪郭を有する第一収容空間12aが形成されている。また第一ホルダ12において第一対向面12Bが設けられている部分には、図8に示されるように、第一収容空間12a内に開口して左右方向に貫通する小径孔12bが形成されている。この小径孔12bの口径は、セーバソー用ブレード6の貫通孔6aの口径と同一径、若しくは僅かに大径に構成されている。
装着部12Cには、第一ホルダ12に第二ホルダ13を固定するネジ11Aが貫通する孔が形成されると共に、後述の締結ボルト16が貫通する貫通孔12cが左右方向に貫通して形成されている。
第二ホルダ13は、図8に示されるように、前端側に配置され第一対向面12Bと協働して隙間11aを画成する隙間画成部13Aと、後端側に配置され装着部12Cと接合される被装着部13Bとから主に構成されている。隙間画成部13Aには、図8及び図9に示されるように、左右方向に貫通する段付孔13aが形成されている。段付孔13aは、第二ホルダ13が第一ホルダ12に装着された状態で小径孔12bと同軸であると共に小径孔12bより大径であって隙間11a内に開口する中径孔13bと、小径孔12b及び中径孔13bと同軸であると共に中径孔13bより大径であって反隙間11a側に開口する大径孔13cとから構成されている。段付孔13a内周であって中径孔13bと大径孔13cとの間には、段差面13Cが規定されている。
被装着部13Bには、図8に示されるようにネジ11Aと螺合するネジ穴が形成されると共に、第二ホルダ13が第一ホルダ12に装着された状態で貫通孔12cと連通し後述の締結ボルト16が貫通する貫通孔13dが形成されている。また被装着部13Bにおいては、第一ホルダ12に接触する面の反対面であって上述のネジ穴が形成される付近に、後述の捩りコイルバネ17が掛止される掛止部13D(図4)が設けられている。
係止ピン14は、図6に示されるように、第二ホルダ13において段付孔13a内に左右方向に移動可能に配置されており、図5に示されるように隙間11a内に露出する先端部分である第一円柱部14Aと、第一円柱部に連なる第二円柱部14Bと、第二円柱部14Bに連なる第三円柱部14Cとから主に構成され、第三円柱部14Cの反第一円柱部14A側の端部には、ノブ15と当接可能な斜面部14Dが構成されている。
第一円柱部14Aは、その径がセーバソー用ブレード6の貫通孔6a内に挿入可能な径に構成されている。第二円柱部14Bは、その径が中径孔13bの内径と略同一になるように構成されており、第一円柱部14Aとの境界に位置する端面14Fを有している。また第三円柱部14Cは、その径が大径孔13cの内径と略同一になるように構成されている。また係止ピン14と第二ホルダ13との間には、コイルバネ14Eが介在している。コイルバネ14Eは、その内径及び外径が第二円柱部14Bより僅かに大きく、第三円柱部14Cより小さくなるように構成されて、第二円柱部14Bに装着されている。よってコイルバネ14Eが装着された状態で係止ピン14を段付孔13a内に配置すると、コイルバネ14Eが段差面13Cと第三円柱部14Cとで挟持される状態を取り、このコイルバネ14Eにより係止ピン14に第一円柱部14Aが隙間11aから排出される方向への付勢力が付加される。
ノブ15は、図5に示されるように、係止ピン14の軸方向と平行な方向を軸方向とする締結ボルト16によりブレード装着部11に回動可能に装着されると共に、第一弾性部材である捩りコイルバネ17により締結ボルト16の軸方向周りに回転付勢され、図11(a)に示されるように、主に回動基端部15Aと、回動操作部15Bと係止ピン押圧部15Cとから構成されている。回動基端部15Aには、締結ボルト16の後述の第二軸部16Bが貫通する貫通孔15aが形成されていると共に、貫通孔15a周囲であって、ブレード装着部11と対向する面に、捩りコイルバネ17を収容可能な、収容空間15bが形成されている。収容空間15bは、貫通孔15aから離間する方向に延びて捩りコイルバネ17の一端が収容されるバネ係止溝15cを有している。回動基端部15Aが締結ボルト16により保持されることにより、ノブ15が締結ボルト16の軸方向と直交する方向、即ち係止ピン14の軸方向と直交する方向に回動することができる。
回動操作部15Bは、貫通孔15aから最も離れた端部に位置しており、図5及び図12に示されるように、締結ボルト16の軸方向と平行な方向であってブレード装着部11から離間する方向に延びる突起部15Dを有している。突起部15Dは、ホルダカバー19を貫通して突出しており、図5及び図13に示されるように、その先端に着脱可能なノブカバー18が装着されている。
係止ピン押圧部15Cは、回動操作部15Bと回動基端部15Aとの間に位置しており、図11(b)に示されるように、断面がくさび形形状を採り、係止ピン14の軸方向に対して斜めに交差する傾斜面15Eを有している。傾斜面15Eは、図6に示されるように、斜面部14Dに添うように係止ピン14に当接しているため、ノブ15が係止ピン14の軸方向と直交する方向に、係止ピン14を遮るように移動(ノブ15が上方に移動)することにより、係止ピン14との間にくさび効果が発生し、第一円柱部14Aが隙間11a内に突出するように、係止ピン14を付勢することができる。
締結ボルト16は、図5に示されるように、先端にネジ部が形成され貫通孔12c、貫通孔12dの口径より僅かに小径の第一軸部16Aと、貫通孔12c、貫通孔13dよりも大径の第二軸部16Bとから構成されている。第一軸部16Aは、貫通孔12c、貫通孔13d内に挿通され、先端のネジ部が、ホルダカバー19の後述の雌ネジ部19cと螺合している。第二軸部16Bには、ノブ15及び捩りコイルバネ17が回転可能に装着されていると共に、第一軸部16A側の端面が第二ホルダ13と当接して、第二軸部16Bと雌ネジ部19cが設けられたホルダカバー19とによりブレード装着部11を挟持する構成を採ることができる。
捩りコイルバネ17は、既知の捩りコイルバネであり、コイル部分とコイル部分の両端からそれぞれ延びる一対の腕部分とを備えており、図14に示されるように、コイル部分が第二軸部16Bに装着され、一方の腕部がバネ係止溝15cに挿入され、他方の腕部が掛止部13Dに掛止されている。この様な構成を採ることにより、捩りコイルバネ17は、ブレード装着部11に対してノブ15に、係止ピン14を遮る方向への回転力を付加することができる。尚、上述のように係止ピン14にもコイルバネ14Eが装着されており、コイルバネ14Eは、捩りコイルバネ17及びノブ15により係止ピン14を付勢する方向と反対の方向に係止ピン14を付勢している。これに対して捩りコイルバネ17により係止ピン14に加えられる付勢力を、コイルバネ14Eによって係止ピン14に加えられる付勢力より大きくすることにより、ノブ15を操作しない限り係止ピン14の先端である第一円柱部14Aを隙間11a内に突出する構成を採ることができる。
尚、捩りコイルバネ17は、ブレード着脱機構10の往復方向(前後方向)と直交する軸周りに付勢力を付加するように構成されているため、切断作業時の高速往復運動に起因して発生する慣性力による影響は少なく、安定してノブ15を付勢することができる。この捩りコイルバネ17及びノブ15から付勢機構が提供される。
ノブカバー18は、ノブ15よりも熱伝達率が低く変形可能な樹脂等の弾性材料から構成されると共に、図13に示されるように、後述の円弧状スロット19d(図12)を覆うフランジ部を備えて構成されている。
ホルダカバー19は、鋼材等の高強度材から一体に構成されており、図5、及び図6に示されるように、ブレード装着部11の外周において、上下及び左右位置に配置される上壁19A、下壁19B、第一側壁19C、第二側壁19Dと、前端位置に配置される前壁19Eとを主に備えている。
上壁19A及び下壁19Bは、図6に示されるように、ブレード装着部11の上面及び下面に当接すると共に、隙間11aの上方及び下方に位置して隙間11aの上方及び下方を塞いでおり、かつ上壁19Aから下壁19Bまでの距離Z1が、セーバソー用ブレード6の保持部6Aの幅Zと略等しくなるように構成されている。よってセーバソー用ブレード6が隙間11a内に収容された状態で、上壁19A及び下壁19Bにより保持部6Aにより掛けられる加重を支えることができ、隙間11a内に保持部6Aを保持することができる。
第一側壁19Cは、第一ホルダ12に当接して配置され、締結ボルト16のネジ部が螺合する雌ネジ部19cを有している。この雌ネジ部19cに締結ボルト16が螺合することにより、上述のように、ホルダカバー19と第二軸部16Bとによりブレード装着部11を挟持する構成を採っている。また上述のようにホルダカバー19は上壁19A及び下壁19Bがブレード装着部11に当接する構成を採っているため、締結ボルト16によってホルダカバー19とブレード装着部11とが圧着する構成を採ることにより、ホルダカバー19がブレード装着部11に確実に固定される。
図6に示されるように、第二側壁19Dは、第二ホルダ13との間に空間を空けて配置され、この空間内に、図5に示されるように、ノブ15の回動操作部15B及び係止ピン押圧部15Cが配置される。また図12に示されるように、第二側壁19Dにおいて回動操作部15Bに近接する位置には、締結ボルト16の中心軸を中心とした円弧状を採る円弧状スロット19dが形成されており、この円弧状スロット19dを貫通して突起部15Dがホルダカバー19外に突出している。円弧状スロット19d内に突起部15Dが貫通することにより、円弧状スロット19d内における突起部15Dの可動範囲をノブ15の回動範囲として規定することが可能になっている。
前壁19Eは、ブレード装着部11の前側を塞ぐと共に、隙間11aと対応した隙間19eが形成されている。よってブレード着脱機構10にセーバソー用ブレード6、ジグソー用ブレード7を装着する際には、隙間19eから隙間11a内にそれぞれの保持部6A、7Aを挿入する。
ブレード着脱機構10は、図1に示されるように被切断材に最も近接する位置に配置されているため、作業時に被切断材に当接することや切り屑等の被害を受けやすい。しかしブレード着脱機構10において被切断材側の前側にホルダカバー19が配置されているため、ブレード装着部11に被切断材が食い込んだり、ブレード装着機構10とノブ15との間に切り屑が侵入することを抑制する防塵機能を発揮することができる。
以下、セーバソー用ブレード6の装着について説明する。セーバソー用ブレード6が装着されていない状態では、図15に示されるように、ノブ15による付勢力により係止ピン14が隙間11a内に突出し、第一円柱部14Aが小径孔12bに係合する状態を採っている。この状態では、ブレード6の保持部6Aを隙間11a内に完全に収容することができないため、図13に示されるように、ノブカバー18を把持して下側へとスライドさせて係止ピン押圧部15Cの斜面部14Dへの係合が解かれる方向へと移動させ、ノブ15と係止ピン14との間のクサビ効果を小さくする。クサビ効果が小さくなることにより、コイルバネ14Eの付勢力で係止ピン14が移動し、図16、図17に示されるように隙間11a内に保持部6Aを挿入することができる。
その後に、ノブカバー18を戻すことにより、図6に示されるように係止ピン押圧部15Cが上方へと移動して、傾斜面15Eと斜面14Fとの当接により、係止ピン14が付勢される。この付勢力により、図5に示されるように第一円柱部14Aが小径孔12b内に挿入されると共に、端面14Fが保持部6Aを左右方向から第一対向面12Bを底面として押圧することができる。上述のように、保持部6Aはホルダカバー19の上壁19A及び下壁19Bにより掛かる加重を保持され、上下方向への移動を規制されている。第一円柱部14Aが小径孔12b内に挿入されることにより、隙間11aから抜けることが防がれ、前後方向への移動を規制されている。更に、第一円柱部14Aがブレード6の貫通穴6aに挿入されることにより確実にブレード6が隙間11aから抜けることを抑制することができる。また端面14Fにより保持部6Aが第一対向面12Bに押し付けられているため、端面14Fが付勢する方向、即ち左右方向への移動も規制され、その保持される位置も第一対向面12Bに添った位置に正確に規定される。故に保持部6Aは、第二収容空間である隙間11a内において保持され、図4に示されるように、セーバソー用ブレード6がブレード着脱機構10に装着される。
次に、図19に示されるようにブレード着脱機構10へのジグソー用ブレード7の装着について説明する。ノブカバー18を把持して下側へとスライドさせて係止ピン押圧部15Cの斜面部14Dへの係合が解かれる方向へと移動させる手順については、セーバソー用ブレード6の装着と同様に行う。隙間11a内から係止ピン14が退出した状態で、ブレード7の保持部7Aを隙間11a内に挿入し、図21に示されるように第一収容空間12a内に保持部7Aを収容する。この状態でノブカバー18を戻すことにより、図20に示されるように、左右方向から第一円柱部14の先端で保持部7Aを第一収容空間12a底面に押圧することができる。保持部7Aが第一収容空間12a内に収容されることにより、保持部7Aのブレード装着部11に対する上下方向及び前後方向への移動が規制される。また第一円柱部14の先端により保持部7Aが第一収容空間12aの底面に押し付けられているため、第一円柱部14が付勢する方向、即ち左右方向への移動も規制され、その保持される位置も第一収容空間12a内に正確に規定される。故に保持部7Aは、第一収容空間12a内において保持され、図19に示されるようにジグソー用ブレード7がブレード着脱機構10に装着される。
セーバソー用ブレード6及びジグソー用ブレード7をブレード着脱機構10から外す場合には、それぞれノブカバー18を把持して下側へと最大限スライドさせる。これにより、ノブ15と係止ピン14との間のクサビ効果を小さくし、係止ピン14を隙間11aから排出される方向に移動させる。係止ピン14の移動により、セーバソー用ブレード6及びジグソー用ブレード7への付勢状態が解かれるため、隙間11aからセーバソー用ブレード6及びジグソー用ブレード7を外すことができる。
上記の構成において、ノブカバー18は突起部15Dよりも外形が大きいので、突起部15Dを直接つかむことに比べてノブ15の操作性を向上することができる。また、切断作業により、ブレードに発生した摩擦熱が金属製のノブ15にも伝達されるが、熱伝達率の低いノブカバー18が突起部15Dに被冠されているので、ノブ15操作時に高温になったノブ15に直接触れることがない。更に、フランジ部によって円弧状スロット19d内に切削屑等の粉塵が入り込むのを防止できる。またノブカバー18は突起部15Dに着脱可能であるので、ノブカバー18を突起部15Dから取外して円弧状スロット19d内を掃除することができる。更にフランジ部によって、ノブカバー18全体のサイズが大きくなるので、高温となった部材への使用者の指などが接触してしまう可能性を一層減らすことができる。
ノブカバー18を下側に回動操作する場合に、図5に示されるように、締結ボルト16の軸心から回動操作部15Bまでの距離pは、締結ボルト16の軸心から係止ピン14までの距離qよりも大きく設定されている。よってノブカバー18に下向きの荷重F1(作業者がノブカバー18を押し下げる力)を作用させると、軸心から距離qにある係止ピン14に作用する力を荷重F2とすれば、てこの原理より、F1×p=F2×qの関係式が成立する。荷重F2はF2=p/q×F1であるから、p>qとしたことにより、F1<F2となる。即ち少ない操作力F1で、係止ピン14に大きな力を作用させることができ、操作性を向上させることができる。
またノブ15の係止ピン14に当接する係止ピン押圧部15Cは、上述のように傾斜する傾斜面15Eを有しているので、係止ピン14との関係でクサビ効果が発揮され、ノブ15の回動操作による傾斜面15Eの移動によって、より確実に係止ピン14に押圧力を作用することができる。また、図11(b)に示される傾斜面15Eの傾斜角度θを適宜変更すれば、ノブ15の回動量に対応する係止ピン14の変位量を簡単に変更することができる。
この係止ピン押圧部15Cの変形例としては、図22(a)(b)に示されるように、くさび形形状の先端に急な角度θ1を有する第一傾斜面15Fを備え、くさび形形状において第一傾斜面15Fの後方に角度θ1より浅い角度θ2を採る第二斜面面15Gを備える構成を採ってもよい。
異なる角度の傾斜面とすることで、係止ピン押圧部15Cの先端を傾斜角度の大きい第一傾斜面15Fとすることで、係止ピン14に作用することによりノブ18の少ない回動量でブレード2取外し時の係止ピン14の後退量を大きく設定でき、操作性が向上する。またセーバソー用ブレード6、ジグソー用ブレード7との固定のためには、傾斜角度の小さい第二傾斜面15Gにより行うことで、捩りコイルバネ17のノブ15を付勢する力を、効率よく係止ピン14に伝達することができる。故に捩りコイルバネ17のバネ加重を小さくしても、係止ピン14によりセーバソー用ブレード6、ジグソー用ブレード7を好適に保持することができるので、ノブ15の操作性が向上する。なお、2つの傾斜面とすることに代えて、係止ピン押圧部15Cの係止ピン14と当接する面を曲面から構成することや、互いに傾斜角度を異なるより多数の傾斜面を形成することによっても、係止ピン14の軸方向の移動の態様を適宜設定できる。
また本実施の形態のブレード着脱機構10によれば、図3に示されるジグソー用ブレード7の他にも、図23に示されるような、ジグソー用ブレード8を保持することも可能である。ジグソー用ブレード8は保持部8Aを有し、保持部8Aは、ジグソー用ブレード7から凸部7Bを除くと共に、セーバソー用ブレード6の貫通孔6aと同様の貫通孔8aが形成された構成を採っている。よって図24に示されるように、第一収容空間12a内に配置することができ、また図25に示されるように、係止ピン14の第一円柱部14Aが貫通孔8a内に挿入されて保持される。
本実施の形態のブレード着脱機構10を備えたセーバソー1によれば、一つのブレード着脱機構により複数のブレードをそれぞれ装着することができる。また隙間11a内に挿入可能であれば、種々の厚さや形状のブレードを装着することができる。また第二ホルダ12の第一収容空間12a底面、若しくは隙間11aを画成している第一対向面12Bにジグソー用ブレード7等を押し付けた状態により固定しているため、ブレード着脱機構10に対する左右方向の位置は、第一収容空間12a底面若しくは第一対向面12Bで定められる。故に摩耗等してジグソー用ブレード7等を取り替えたとしても、常に一定の位置に配置することができ、精度の高い切断を行うことができる。
1・・セーバソー 2・・ハウジング 2A・・電池 2B・・スイッチ機構
2C・・トリガ 2D・・ベース 3・・モータ 3A・・出力軸部
4・・クランク機構 5・・プランジャ 6・・セーバソー用ブレード 6A・・保持部
6a・・貫通孔 7・・ジグソー用ブレード 7A・・保持部 7B・・凸部
10・・ブレード着脱機構 11・・ブレード装着部 11A・・ネジ 11a・・隙間
12・・第一ホルダ 12A・・接続部 12B・・第一対向面 12C・・装着部
12a・・第一収容空間 12b・・小径孔 12c・・貫通孔 13d・・貫通孔
13・・第二ホルダ 13A・・隙間画成部 13B・・被装着部 13C・・段差面
13D・・掛止部 13a・・段付孔 13b・・中径孔 13c・・大径孔
13d・・貫通孔 14・・係止ピン 14A・・第一円柱部 14B・・第二円柱部
14C・・第三円柱部 14D・・斜面部 14E・・コイルバネ 14F・・端面
15・・ノブ 15A・・回動基端部 15B・・回動操作部
15C・・係止ピン押圧部 15D・・突起部 15E・・傾斜面 15a・・貫通孔
15b・・収容空間 15c・・バネ係止溝 16・・締結ボルト 16A・・第一軸部
16B・・第二軸部 17・・捩りコイルバネ 18・・ノブカバー
19・・ホルダカバー 19A・・上壁 19B・・下壁 19C・・第一側壁
19D・・第二側壁 19E・・前壁 19c・・雌ネジ部 19d・・円弧状スロット
19e・・隙間

Claims (16)

  1. 原動機と、
    該原動機により往復駆動され、少なくとも第一ブレードと第二ブレードとが夫々着脱可能なブレード着脱機構と、を備え、
    該ブレード着脱機構は、第一ホルダと、該第一ホルダとの間に隙間を空けて配置される第二ホルダと、を有し、
    該第一ホルダには、該隙間において該第二ホルダに対向する対向面に該第一ブレードの装着部が収容される第一収容空間が形成され、該第二ブレードの装着部が収容される第二収容空間が該対向面を底面として該第一ホルダと該第二ホルダとの間に形成されていることを特徴とする往復動工具。
  2. 該第一ブレードの装着部は、該第一収容空間の底面に当接して該第一収容空間に収容され、
    該第二ブレードの装着部は、該対向面に当接して該第二収容空間に収容されることを特徴とする請求項1に記載の往復動工具。
  3. 該第一ホルダ及び該第二ホルダの一方には、該隙間に突出する係止部材と、該係止部材を該隙間内において該第一ホルダ及び該第二ホルダの他方に向けて付勢する付勢機構とが設けられ、該係止部材が該第一ブレードの装着部及び第二ブレードの装着部に当接して、該第一ブレードの装着部及び該第二ブレードの装着部をそれぞれ該第一収容空間及び該第二収容空間に保持することを特徴とする請求項2に記載の往復動工具。
  4. 該第一ブレードの装着部と該第二ブレードの装着部とにおいて、少なくとも該第二ブレードの装着部には孔が形成され、
    該係止部材はピン状に構成され、該ピンが該孔に係合して該第二ブレードの装着部が該第二収容空間から脱落不能に保持されると共に、該ピンが該第一ブレードの装着部を押圧して該第一ブレードの装着部が該第一収容空間から脱落不能に保持されることを特徴とする請求項3に記載の往復動工具。
  5. 該係止部材は、一端が該隙間内に突出して該第一ブレード若しくは該第二ブレードに当接すると共に、他端が該第二ホルダの反隙間側の側面から突出し、
    該付勢機構は、該第二ホルダの反隙間側の該側面に配置され該係止部材の付勢される方向と直交する方向に移動するノブと、該係止部材を遮る様に該ノブを付勢する第一弾性部材とを含んで構成され、
    該ノブと該係止部材とのいずれか一方若しくは両方には、該ノブが該係止部材と接触する位置に、該係止部材の移動方向に延びる軸と交差する斜面が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の往復動工具。
  6. 該第一ホルダ若しくは該第二ホルダには該ノブを覆うホルダカバーが設けられ、
    該ノブは、該中心軸と略平行に該第二ホルダから離間する方向に突出する突出部を有し、
    該ホルダカバーには、該突出部が貫通する貫通孔が形成され、該貫通孔内で該突出部が該中心軸と直交する方向に移動できる範囲を該ノブが該第二ホルダに対して移動できる範囲としていることを特徴とする請求項5に記載の往復動工具。
  7. 該突出部において先端部分には、着脱可能なノブカバーが装着され、
    該ノブカバーは、該突出部に装着された状態で、該貫通孔を覆うフランジ部を有していることを特徴とする請求項6に記載の往復動工具。
  8. 該第二ホルダには、該係止部材が移動する方向と平行な方向に延びるピン部材が設けられ、
    該ノブは、該ピン部材に回転可能に軸支されて該係止部材の付勢される方向と直交する方向に回転移動することを特徴とする請求項5に記載の往復動工具。
  9. 該第一弾性体は、コイル部と該コイル部の両端から延出される一対の腕部とを有する捩りコイルバネから構成され、
    該捩りコイルバネは、該ピン部材に該コイル部が装着され、一方の該腕部が該第二ホルダに装着され、他方の該腕部が該ノブに装着されて、該ノブに付勢力を付加していることを特徴とする請求項8に記載の往復動工具。
  10. 該捩りコイルバネは、該第二ホルダと該ノブとの間に介在し、該ノブにより覆われていることを特徴とする請求項9に記載の往復動工具。
  11. 該斜面は、該ノブが移動する軌跡と平行な平面に対して、第一の角度で傾斜する第一傾斜面と、該第一傾斜面より浅い角度で傾斜する第二傾斜面とを有し、該第一傾斜面と該第二傾斜面とは、該第一弾性体が該ノブを付勢し、該ノブと該係止部材とが当接した際に、最初に第一傾斜面が当接するように配置されていることを特徴とする請求項5に記載の往復動工具。
  12. 該第二ホルダと該係止部材との間には、該付勢機構による付勢の方向と反対方向に該係止部材を付勢する第二弾性体を有し、
    該第二弾性体による付勢力は、該付勢機構による付勢力より弱いことを特徴とする請求項3に記載の往復動工具。
  13. 該第一ブレードの装着部は、該第一ブレードの動作方向と略直交する方向に突出する突起部を有し、
    該第一ホルダは、該第一収容空間の輪郭が該該第一ブレードの装着部の輪郭と略同形状に形成されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の往復動工具。
  14. 該第一ホルダ及び該第二ホルダは、先端面と、該先端面に接続される第一面と、該先端面に接続されると共に該第一面の反対に位置する第二面とを有し、
    該隙間は、該先端面から後端に向かって入り該第一面及び該第二面にも開口するスリット状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の往復動工具。
  15. 該第一ホルダ若しくは該第二ホルダには、該隙間において該第一面及び該第二面での開口を塞ぐと共に該第一収容空間を画成するホルダカバーが設けられ、
    該ホルダカバーは、該第一面側から該第二面側までの距離が、該第二ブレードが装着された状態における該第二ブレードの装着部の該第一面側から該第二面側までの距離と等しくなるように構成されていることを特徴とする請求項14に記載の往復動工具。
  16. 原動機と、
    該原動機により往復駆動され、少なくとも第一ブレードと第二ブレードとが夫々着脱可能なブレード着脱機構と、を備え、
    該第一ブレードと該第二ブレードとは、該ブレード着脱機構に保持される保持部の形状が互いに異なると共に、
    該ブレード着脱機構は、該第一ブレード及び該第二ブレードの該保持部の夫々を別々に受ける受け部を有し、
    該受け部に対して該保持部を押圧する押圧手段を有することを特徴とする往復動工具。
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