JP2011160869A - 音響療法用ベッド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ベッド本体100の内側にはバッフル板のサウンドホールを挟んでスピーカが設けられる。バッフル板の上側にはゴムクッション200が配置される。このゴムクッション200は多数の六角形状の孔部によるハニカム構造を有する。サウンドホールを通過する音波はサウンドホールおよひバッフル板の共振効果により振動波が加えられる。音波および振動波を含む音響が人体を振動させるため、人体の体温が上昇する。また音楽によりリラックス効果が与えられる。
【選択図】図1
Description
(1)音波について
耳で聞く音波は縦波で、空気密度の高い部分と低い部分を伝わり、衝撃波として鼓膜を響かせるが、縦波の音波では背骨や脊髄を震わすことはできず、身体を温めることはできない。スピーカから発生する音波は、縦波であり、スピーカのみでは身体を温めることはできない。
一方、振動波は弦の響きに見られる横波が主体であり、この振動波は、背骨・脊髄や身体の水分と共鳴し身体を温める。弦の響きは水が伝える波状の横波であり、身体を温めるためには横波が必要である。
なお、振動波のみでは音波による音楽等が含まれないこととなり、音波と振動波とが両方必要である。
特許文献1では低周波の振動波を自由振動マットを通じて人体に伝達するというものであるが、自由振動マットや体感音響マットの存在により振動波が減衰されるため、十分な振動波を得られない点で問題があった。また、外部に露出する低周波発信器に人が直接触れるおそれがあり、破壊等のおそれがあることからも好ましいものではなかった。
上面にバッフル板を有するベッド本体と、
バッフル板に設けられるサウンドホールと、
バッフル板を挟んでサウンドホールの下側かつベッド本体の内側に設けられるスピーカと、
を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の音響療法用ベッドにおいて、
前記サウンドホールおよび前記スピーカは直線状となるように複数配置されることを特徴とする。
請求項2に記載の音響療法用ベッドにおいて、
前記ベッド本体は4個の分割体を組み合わせて形成されることを特徴とする。
請求項3に記載の音響療法用ベッドにおいて、
前記サウンドホールは4個の分割体が接する交点に近接するように一列で設けられており、4個の分割体の組み付け時に二列のサウンドホールが中寄りに形成されることを特徴とする。
請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の音響療法用ベッドにおいて、
多数の孔部が設けられ、前記バッフル板の上側に配置されるゴムパッドを備え、
このゴムパッドは、バッフル板のサウンドホールからの音を多数の孔部を通じて通過させて人体を直接振動させることを特徴とする。
請求項5に記載の音響療法用ベッドにおいて、
前記ゴムパッドの孔部を六角形状とし、ハニカム構造(六角形多孔式拡張性構造)のゴムパッドとすることを特徴とする。
サウンドホール31は更に図4で示すような二個の第1のサウンドホール31aおよび図5で示すような二個の第2のサウンドホール31bにより構成される。他のサウンドホール32、33、34でも同様に二個の第1のサウンドホール32a,33a,34aおよび二個の第2のサウンドホール32b,33b,34bを備える。このような構成であるため、サウンドホール31を説明することとし他のサウンドホール32、33、34は同じ構成であるとして重複する説明を省略する。
音響療法用ベッド1は、特に分割体11,12,13,14を4個組み合わせて人体が載置できるような十分な大きさを確保してる。分割体11,12,13,14を4個組み合わせたとき、音響療法用ベッド1には左右に8個ずつ縦に二列並んでいるトーンゾイレ方式によるスピーカ41,42,43,44が中央寄りで構成される。人体とバッフル板21,22,23,24との間にゴムパッド200が位置する。このゴムパッド200は、六角形多孔式拡張性構造による適度な柔軟性を持つ。
また、スピーカはバッフル板の内側にあるため誤ってスピーカに触れるようなことはなく、人は安心して横になる(場合によっては眠る)ことができ、この点でもリラックス効果は高い。
なお、ゴムパッド200を取り去って使用しても本発明の効果が見込めるが、上記したような特有の利点を有するゴムパッド200の存在により治療効果を高めることができるため、ゴムパッド200の使用が好ましい。
音響療法を受けた前後でそれぞれサーモグラフィー検査(検体:男性)を行い、両者の結果比較を行った。音楽を1時間聴く音響療法を受けた後では、体の温度が上昇しており、身体を温める効果が見込める。体温の上昇により臓器を活性させ、血液を温め、血流を改善し、体温を上昇させる。このように音楽によるリラックス効果とともに体温上昇による治療効果が見込める。
本発明による音響療法用ベッドでは、音楽の波動のエネルギーにより脊髄を軸として全身を発熱させ、血液と血管を温め、血流を活性させる。血液は、体内に張り巡らされた血管を循環しながら「栄養」、「酸素」、「熱」を運んで私たちの生命を維持するものであり、音響療法の血流活性効果により全ての細胞に「栄養」、「酸素」、「熱」を活発に送り届けることができるようになる。
100:ベッド本体
11,12,13,14:分割体
21,22,23,24:バッフル板
31,32,33,34:サウンドホール
31a,32a,33a,34a:第1のサウンドホール
31b,32b,33b,34b:第2のサウンドホール
41,42,43,44:スピーカ
200:ゴムパッド
51:孔部
52:分割パッド
Claims (6)
- 上面にバッフル板を有するベッド本体と、
バッフル板に設けられるサウンドホールと、
バッフル板を挟んでサウンドホールの下側かつベッド本体の内側に設けられるスピーカと、
を備えることを特徴とする音響療法用ベッド。 - 請求項1に記載の音響療法用ベッドにおいて、
前記サウンドホールおよび前記スピーカは直線状となるように複数配置されることを特徴とする音響療法用ベッド。 - 請求項2に記載の音響療法用ベッドにおいて、
前記ベッド本体は4個の分割体を組み合わせて形成されることを特徴とする音響療法用ベッド。 - 請求項3に記載の音響療法用ベッドにおいて、
前記サウンドホールは4個の分割体が接する交点に近接するように一列で設けられており、4個の分割体の組み付け時に二列のサウンドホールが中寄りに形成されることを特徴とする音響療法用ベッド。 - 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の音響療法用ベッドにおいて、
多数の孔部が設けられており、前記バッフル板の上側に配置されるゴムパッドを備え、
このゴムパッドは、バッフル板のサウンドホールからの音を多数の孔部を通じて通過させて人体を直接振動させることを特徴とする音響療法用ベッド。 - 請求項5に記載の音響療法用ベッドにおいて、
前記ゴムパッドの孔部を六角形状とし、ハニカム構造(六角形多孔式拡張性構造)のゴムパッドとすることを特徴とする音響療法用ベッド。
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