JP2011159873A - 半導体集積回路及びそれを備えた電圧制御装置 - Google Patents

半導体集積回路及びそれを備えた電圧制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来技術の半導体集積回路では、チップの特性を精度良く検出できないという問題があった。
【解決手段】本発明にかかる半導体集積回路は、モニタ回路12_1と、連続するM(Mは2以上の整数)個のパルスからなるクロックパルス信号EN_PULSEを生成し、モニタ回路12_1に対して出力する制御回路13と、を備える。また、モニタ回路12は、クロックパルス信号EN_PULSEをM分周し、イネーブル信号ENとして生成する分周器121と、イネーブル信号ENに基づいて設定された期間に発振信号をモニタ出力値として生成するリングオシレータ122と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路及びそれを備えた電圧制御装置に関し、特にチップの特性を検出する半導体集積回路に関する。
CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)論理ゲートを用いた半導体集積回路の消費電力を低減するための方式の一つに、DVFS(Dynamic Voltage and frequency Scaling)がある。DVFSは、要求される動作速度に応じて電源電圧を制御する方式である。さらに、DVFSを実現するための方式の一つに、遅延モニタを用いた方式がある。遅延モニタは、チップの動作速度が基準値に達しているかどうかを検出するモニタである。したがって、遅延モニタは、プロセス水準、温度および電源電圧に依存するチップの特性を精度よく検出することが必要である。
遅延モニタを用いた半導体集積回路が特許文献1に開示されている。遅延モニタは、例えば、リングオシレータを備え、所定の期間内におけるリングオシレータの発振回数をカウントする。それにより、従来技術の半導体集積回路は、温度センサや電圧センサを用いずに、遅延モニタによってゲート遅延を検出することができる。つまり、従来技術の半導体集積回路は、遅延モニタによってチップ内の素子の特性ばらつきを検出することができる。
その他、特許文献2及び特許文献3にも、モニタ回路又は速度モニタ回路を用いた半導体集積回路が開示されている。
特開2008−180635号公報 特開2002−100967号公報 特開2005−045172号公報
従来技術では、例えば、チップ内に複数の遅延モニタ(モニタ回路)を配置して、それらの出力結果(カウント値)の平均値を求めることにより、チップ内の素子の特性ばらつきを平均化して出力する。特に、従来技術では、遅延モニタからデジタル値の結果(カウント値)が出力されるため、チップの特性を容易に検出することができる。
なお、チップの特性を精度良く検出可能にするために、各遅延モニタでは、同じ実行時間のカウント動作が行われる必要がある。つまり、各遅延モニタでは、リングオシレータが同じ発振時間にて発振する必要がある。そのため、各遅延モニタに供給されリングオシレータの発振時間を制御する制御信号(オシレータイネーブル)は、それぞれオン期間を一致させる必要がある。そこで、従来技術では、制御信号の立ち上がり及び立ち下がりのスキューの影響を排除するために、基準クロックの1クロック周期をオン期間としている。
ここで、従来技術の場合、基準クロックと計測開始信号とに基づいて、制御信号のオン期間を決定している。具体的には、従来技術の場合、フリップフロップが、基準クロックに同期してハイレベルの計測開始信号を検出することにより、オン状態の制御信号(オシレータイネーブル)を生成している。このように、従来技術の場合、各遅延モニタにおいて、制御信号を生成するために基準クロックと計測開始信号との2本の信号配線が用いられる。そのため、基準クロックと計測開始信号との間のスキューが大きい場合、各遅延モニタに供給される制御信号のオン期間が異なってしまう可能性があった。それにより、従来技術では、チップの特性を精度良く検出することができないという問題があった。
本発明にかかる半導体集積回路は、第1のモニタ回路と、連続するM(Mは2以上の整数)個のパルスからなる制御信号を生成し、前記第1のモニタ回路に対して出力する制御回路と、を備え、前記第1のモニタ回路は、前記制御信号をM分周し、イネーブル信号として生成する分周回路と、前記イネーブル信号に基づいて設定された期間に、発振信号をモニタ出力値として生成する発振回路と、を備える。
上述のような回路構成により、チップの特性を精度良く検出することができる。
本発明により、チップの特性を精度良く検出することが可能な半導体集積回路を提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかる半導体集積回路を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる制御回路を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるモニタ回路を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる集計回路を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態1にかかる半導体集積回路を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるモニタ回路を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態1にかかるモニタ回路を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態1にかかる半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2にかかる半導体集積回路を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかるモニタ回路を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態3にかかる半導体集積回路を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかるモニタ回路を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる集計回路を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態4にかかる半導体集積回路を示す図である。 本発明の実施の形態4にかかるモニタ回路を示す図である。 本発明の実施の形態4にかかる集計回路を示す図である。 本発明の実施の形態4にかかる半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態4にかかるモニタ回路を示す図である。 本発明の実施の形態5にかかるモニタ回路を示す図である。 本発明の実施の形態6にかかる半導体集積回路を示す図である。 本発明の実施の形態6にかかる電圧制御回路を示す図である。 本発明の実施の形態7にかかる半導体集積回路を示す図である。 本発明の実施の形態7にかかる電圧制御回路を示す図である。 本発明の実施の形態7にかかる半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
実施の形態1
図1に、本発明の実施の形態1にかかる半導体集積回路11のブロック図を示す。図1に示す回路は、モニタ回路12_1〜12_Nと、制御回路13と、集計回路14と、を備える。なお、Nは、2のk乗(kは0以上の整数)に等しい値である。
制御回路13では、クロック信号CLK0及び制御信号RCTRLが入力され、リセット信号RE及びクロックパルス信号EN_PULSEをモニタ回路12_1〜12_Nに対して出力する。モニタ回路12_1〜12_Nは、対応するカウント値C_1〜C_Nを集計回路14に対して出力する。そして、集計回路14は、カウント値C_1〜C_Nの平均値であるカウント値CAVEを出力する。なお、モニタ回路12_1〜12_Nは、プロセス水準、温度及び電源電圧に依存するチップの特性を検出するための回路である。
図2に、制御回路13の回路構成を示す。制御回路13は、分周器131と、カウンタ132と、論理回路133と、を有する。分周器131は、周期T0のクロック信号CLK0をn分周したクロック信号CLK1を、カウンタ132に対して出力する。分周比nは、制御信号RCTRLによって制御可能である。なお、nは1以上の整数であり、CLK1の周期はn×T0である。
カウンタ132は、クロック信号CLK1の検出エッジ(例えば、立ち上がりエッジ)をカウントし、カウント値を論理回路133に対して出力する。論理回路133は、カウント値に基づいてリセット信号RE及びクロックパルス信号EN_PULSEを生成し、各モニタ回路12_1〜12_N(図1参照)に対して出力する。なお、制御回路13は、2つのパルス信号からなるクロックパルス信号(制御信号)EN_PULSEを出力する。
図3に、モニタ回路12_iの回路構成を示す。ここで、iは1からNまでの整数である。また、N個のモニタ回路12_1〜12_Nは、すべて同じ回路構成である。モニタ回路12_iは、分周器(分周回路)121と、リングオシレータ122と、カウンタ123と、を有する。また、リングオシレータ122は、遅延ゲート124と、NAND論理ゲート(以下、単にNANDと称す)125と、を有する。
分周器121は、クロックパルス信号EN_PULSEを2分周して、イネーブル信号ENとしてリングオシレータ122に対して出力する。
リングオシレータ122は、イネーブル信号ENがハイレベル(="1")の期間Tだけ発振し、発振信号ROOUTを出力する。具体的には、リングオシレータ122において、NAND125の一方の入力端子には、イネーブル信号ENが入力される。NAND125の他方の入力端子には、NAND125の出力信号が遅延ゲート124を介して入力される。そして、リングオシレータ122は、遅延ゲート124の出力信号を、発振信号ROOUTとして、カウンタ123に対して出力する。なお、遅延ゲート124は、例えば直列接続された複数のインバータによって構成される。ここで、遅延ゲート124では、各インバータの特性のランダムばらつきが遅延時間に与える影響を十分に小さくする必要がある。そのため、遅延ゲート124を構成するインバータの段数は、当該遅延時間に影響を与えない程度まで制限されている。
カウンタ123は、イネーブル信号ENが"1"になる前に、リセット信号REによってカウント値0に初期化される。その後、カウンタ123は、イネーブル信号ENが"1"の期間Tにおける発振信号ROOUTの発振回数(パルス数)をカウントし、カウント値C_iを出力する。
前述のように、図1において、各モニタ回路12_1〜12_Nは、対応するカウント値C_1〜C_Nを集計回路14に対して出力する。そして、集計回路14は、カウント値C_1〜C_Nの平均値である平均カウント値CAVEを出力する。なお、本実施の形態では、カウント値C_1〜C_N及び平均カウント値CAVEは、それぞれmビットの2進数値である。なお、mは自然数である。
図4に、モニタ回路12_1〜12_Nの個数Nが2のk乗である場合の集計回路14の回路構成を示す。なお、kは0以上の整数である。集計回路14は、ツリー状に接続された加算器14_1〜14_N−1と、平均化回路142と、を有する。具体的には、加算器14_1は、カウント値C_1,C_2を加算して出力する。同様にして、加算器14_(N/2)は、カウント値C_N−1,C_Nを加算して出力する。次段では、加算器14_(N/2+1)は、加算器14_1,14_2の出力結果を加算して出力する。このようにして、最終段では、加算器14_N−1は、加算器14_N−3,14_N−2の出力結果を加算して出力する。
平均化回路142は、最終段の加算器14_N−1の出力結果のうち、下位k+1ビット目からk+mビット目までを出力する。
次に、本実施の形態にかかる半導体集積回路11の動作について、図5に示すタイミングチャートを用いて説明する。モニタ回路12_iにおいて、初期状態t0では、リセット信号RE=0、クロックパルス信号EN_PULSE=0である。次に、リセット信号RE=1となることにより、カウンタ123が初期化される(期間t1〜t2)。その後、クロックパルス信号EN_PULSEの1つ目のパルス信号が立ち上がる(時刻t3)。その後、クロックパルス信号EN_PULSEの2つ目のパルス信号が立ち上がる(時刻t4)。クロックパルス信号EN_PULSEが立ち上がってから次に立ち上がるまでの間(期間t3〜t4;期間T)、分周器121は、イネーブル信号EN=1を出力する。リングオシレータ122は、期間Tにおいて発振し、発振信号ROOUTをカウンタ123に対して出力する。
カウンタ123は、期間Tにおける発振信号ROOUTの発振回数をカウントし、カウント値C_iを出力する。ここで、カウント値C_iは、リングオシレータ122の発振周期TROSCに応じたカウント値T/TROSCを示す(時刻t4)。
このように、モニタ回路12_1〜12_Nは、それぞれ対応するカウント値C_1〜C_Nを集計回路14に対して出力する。集計回路14は、カウント値C_1〜C_Nを平均した値(C_1+C_2+・・・+C_N)/Nをカウント値CAVEとして出力する。
以上のように、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、チップ内に複数箇所設置したモニタ回路によってチップ内の特性ばらつきを平均化した値を検出することができる。ここで、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、各モニタ回路に設けられたリングオシレータの発振時間をクロックパルス信号EN_PULSEのみで制御する。したがって、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、従来技術と異なり、2つの制御信号(例えば、従来技術における基準クロックと計測開始信号)の間のスキューが大きいことによる、リングオシレータの発振時間のずれが生じない。つまり、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、各モニタ回路に設けられたリングオシレータの発振時間を精度良く一致させることができる。そのため、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、チップの性能を高精度にモニタすることができる。
また、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、制御回路13に設けられた分周器131を用いることにより、クロック信号CLK0の周期T0の分周比nを制御することができる。したがって、クロック信号CLK0の周期T0に関係なく、各モニタ回路に設けられたリングオシレータ122の発振時間を常に所望の範囲内に設定することが可能である。それにより、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、様々な動作周波数のチップに対して同じ回路構成のモニタ回路を用いてチップ性能の評価をすることができる。
なお、本実施の形態では、Nが2のk乗である場合を例に説明したが、これに限られず、Nは任意の自然数であっても良い。なお、Nが2のk乗以外の他の自然数である場合、集計回路14は除数Nの除算器をさらに備える必要があるため、回路構成は複雑になるが、モニタ回路としての汎用性は大きくなる。また、N=1の場合、集計回路14は不要となるため、図6に示すような集計回路14を有しない回路構成でよい。この場合、モニタ回路12_1は、カウント値C_1を最終的なモニタ出力値(平均カウント値CAVE)として出力する。
また、本実施の形態では、図3に示すモニタ回路12_iを用いた場合を例に説明したが、これに限られない。例えば、図7に示すモニタ回路12b_i(iは1からNまでの整数)を用いた回路構成にも適宜変更可能である。図7に示す回路は、図3に示す回路と比較して、m個のAND論理ゲート(以下、単にANDと称す)からなるゲーティング回路126をさらに有する。m個のANDの一方の端子には、イネーブル信号ENの反転信号が入力される。また、m個のANDの他方の端子には、カウンタ123の対応するビット線の出力信号が入力される。なお、カウンタ123の出力信号はmビット幅を有する。
モニタ回路12b_iは、イネーブル信号EN=1の間、カウンタ123によるカウント値をカウント値C_iとして出力せず、"0"を出力する。そして、モニタ回路12b_iは、イネーブル信号ENが"1"から"0"に変化すると、カウンタ123による最終的なカウント値をカウント値C_iとして出力する。このような回路構成により、図8に示すように、リングオシレータ122の発振中(期間T)のカウント値C_iが出力されない。それにより、モニタ回路12b_iと集計回路14との間の配線のスイッチング回数を低減することができ、ノイズ及び消費電力を低減することができる。
また、本実施の形態では、分周器121がクロックパルス信号EN_PULSEを2分周してイネーブル信号ENを生成しているが、これに限られない。分周器121の分周比をR(Rは自然数)とし、クロックパルス信号EN_PULSEをパルス数Rだけ入力してイネーブル信号ENを生成する回路構成にも適宜変更可能である。
また、本実施の形態では、制御回路13が、各モニタ回路12_1〜12_Nに対して同一のクロックパルス信号EN_PULSEを出力した場合を例に説明したが、これに限られない。制御回路13が、各モニタ回路12_1〜12_Nに対してそれぞれ異なるクロックパルス信号EN_PULSE_i(iは1からNまでの整数)を出力する回路構成にも適宜変更可能である。このとき、各モニタ回路12_1〜12_Nに設けられたリングオシレータ122の発振時期が重ならないようにクロックパルス信号EN_PULSE_iを生成することにより、より長いサンプリング期間における平均カウント値CAVEを検出することができる。つまり、より長いサンプリング期間におけるチップの特性を検出することができる。
また、本実施の形態では、図3に示すモニタ回路12_iを用いた場合を例に説明したが、これに限られない。例えば、図9に示すモニタ回路12c_i(iは1からNまでの整数)を用いた回路構成にも適宜変更可能である。図9に示す回路は、図3に示す回路と比較して、リングオシレータ122とカウンタ123との間に分周器127をさらに有する。分周器127は、発振信号ROOUTを分周比a(aは自然数)で分周した分周信号DIVOUTをカウンタ123に対して出力する。
このような回路構成により、リングオシレータ122の発振周波数が高い場合でも、分周信号DIVOUTの周波数を所望の周波数まで下げることができる。それにより、カウンタ123では、カウント値の上限を下げることができるため、出力信号のビット幅を小さくすることができる。言い換えると、カウンタ123に必要な桁数を小さく抑えることができる。さらに、クロック信号CLK0の周期T0が大きすぎる場合でも、分周比aを大きくすることにより、カウンタ123の出力信号のビット幅を小さくすることができる。言い換えると、カウンタ123に必要な桁数を小さく抑えることができる。
例えば、クロック信号CLK0の周期T0が小さい場合には、図10に示すように分周器131の分周比nを大きく設定するとともに、分周器127の分周比aを小さく設定する。一方、クロック信号CLK0の周期T0が大きい場合には、図11に示すように分周器131の分周比nを小さく設定するとともに、分周器127の分周比aを大きく設定する。それにより、カウンタ123の出力信号のビット幅を小さくすることができる。同時に、クロック信号CLK0の周期T0に関わらず、モニタ回路12_iのカウント値C_iを所望の範囲内に収めることができる。つまり、クロック信号CLK0の周期T0に関わらず、カウンタ123に必要な桁数を同等程度の範囲に収めることができる。それにより、様々な動作周波数のチップに対して同じ回路構成のモニタ回路を用いてチップ性能の評価をすることができる。
実施の形態2
図12に、本発明の実施の形態2にかかる半導体集積回路21のブロック図を示す。図12に示す回路は、モニタ回路22_1〜22_Nと、制御回路23と、集計回路24と、を備える。また、集計回路24は平均化回路242を有する。なお、Nは2のk乗(kは0以上の整数)に等しい値である。
制御回路23では、クロック信号CLK0及び制御信号RCTRLが入力され、リセット信号RE_1〜RE_N及びクロックパルス信号EN_PULSE_1〜EN_PULSE_Nを対応するモニタ回路22_1〜22_Nに対して出力する。モニタ回路22_1は、カウント値C2_1をモニタ回路22_2に対して出力する。モニタ回路22_2は、カウント値C2_2をモニタ回路22_3に対して出力する。このようにして、モニタ回路22_1〜22_N−1は、それぞれ後段のモニタ回路22_2〜22_Nに対してカウント値C2_1〜C2_N−1を出力する。そして、モニタ回路22_Nは、カウント値C2_Nを平均化回路242に対して出力する。平均化回路242は、カウント値C2_1〜C2_Nの平均値である平均カウント値C2AVEを出力する。なお、モニタ回路22_1〜22_Nは、プロセス水準、温度及び電源電圧に依存するチップの特性を検出するための回路である。
制御回路23は、モニタ回路22_1〜22_Nに対してそれぞれ異なるリセット信号RE_1〜RE_N及びクロックパルス信号EN_PULSE_1〜EN_PULSE_Nを出力する以外は、制御回路13と同様の回路構成であるため、詳細な説明を省略する。なお、制御回路23は、2つのパルス信号からなるクロックパルス信号EN_PULSE_1〜EN_PULSEをそれぞれ出力する。
図13に、モニタ回路22_iの回路構成を示す。ここで、iは1からNまでの整数である。また、N個のモニタ回路22_1〜22_Nは、すべて同じ回路構成である。モニタ回路22_iは、分周器221と、リングオシレータ222と、カウンタ223と、を有する。また、リングオシレータ222は、遅延ゲート224と、NAND225と、を有する。
分周器221は、クロックパルス信号EN_PULSE_iを2分周して、イネーブル信号ENとしてリングオシレータ222に対して出力する。
リングオシレータ222は、イネーブル信号ENがハイレベル(="1")の期間Tだけ発振し、発振信号ROOUTを出力する。リングオシレータ222は、実施の形態1におけるリングオシレータ122の回路構成と同じであるため、詳細な説明を省略する。なお、NAND225はNAND125に対応し、遅延ゲート224は遅延ゲート124に対応する。
カウンタ223は、イネーブル信号ENが"1"になる前に、リセット信号RE_iによって、前段のモニタ回路22_i―1のカウント値C2_i−1にセットされる。なお、モニタ回路22_1の場合(i=1の場合)、イネーブル信号ENが"1"になる前に、リセット信号RE_1によってカウント値0に初期化される。その後、カウンタ223は、イネーブル信号ENが"1"の期間Tにおける発振信号ROOUTの発振回数(パルス数)をカウントし、当該カウント値とカウント値C2_iとの合計値をカウント値C2_iとして出力する。
モニタ回路22_Nは、モニタ回路22_1〜22_Nの合計カウント値をカウント値C2_Nとして平均化回路242に対して出力する。平均化回路242は、カウント値C2_NをNで割った値を平均カウント値C2AVEとして出力する。ここで、カウント値C2_N,C2AVEはそれぞれ2進数値である。モニタ回路の個数Nが2のk乗に等しい場合、平均化回路242はカウント値C2_Nを下位側にkビットシフトし、下位k+1ビット目及びそれより上位ビットを出力するシフタである。
次に、本実施の形態にかかる半導体集積回路21の動作について、図14に示すタイミングチャートを用いて説明する。なお、初期状態t0では、リセット信号RE=0、クロックパルス信号EN_PULSE_i=0である。
まず、モニタ回路22_1の動作について、図14に示すタイミングチャートを用いて説明する。リセット信号RE_1=1となることにより、カウンタ223が初期化される(期間t1〜t2)。その後、クロックパルス信号EN_PULSE_1の1つ目のパルス信号が立ち上がる(時刻t3)。その後、クロックパルス信号EN_PULSE_1の2つ目のパルス信号が立ち上がる(時刻t4)。クロックパルス信号EN_PULSE_1が立ち上がってから次に立ち上がるまでの間(期間t3〜t4;期間T)、分周器221は、イネーブル信号EN=1を出力する。リングオシレータ222は、期間Tにおいて発振し、発振信号ROOUTをカウンタ223に対して出力する。カウンタ223は、期間Tにおける発振信号ROOUTの発振回数をカウントし、カウント値C2_1を出力する。ここで、カウント値C2_1は、リングオシレータ222の発振周期TROSC1に応じたカウント値T/TROSC1を示す(時刻t4)。以下では、カウント値C2_1が、2進数表記の(00001001)である場合を例に説明する。
次に、モニタ回路22_2の動作について、図14に示すタイミングチャートを用いて説明する。リセット信号RE_2=1となることにより、カウンタ223がモニタ回路22_1のカウント値C2_1(=T/TROSC1)にセットされる(期間t5〜t6)。その後、クロックパルス信号EN_PULSE_2の1つ目のパルス信号が立ち上がる(時刻t7)。このとき、カウント値C2_2は、カウント値C2_1と同じ(00001001)である。その後、クロックパルス信号EN_PULSE_2の2つ目のパルス信号が立ち上がる(時刻t8)。クロックパルス信号EN_PULSE_2が立ち上がってから次に立ち上がるまでの間(期間t7〜t8;期間T)、分周器221は、イネーブル信号EN=1を出力する。リングオシレータ222は、期間Tにおいて発振し、発振信号ROOUTをカウンタ223に対して出力する。カウンタ223は、期間Tにおける発振信号ROOUTの発振回数をカウントし、当該カウント値とカウント値C2_1との合計値をカウント値C2_2として出力する。ここで、カウント値C2_2は、リングオシレータ222の発振周期TROSC2に応じたカウント値T/TROSC2とカウント値C2_1との合計値を示す(時刻t8)。例えば、T/TROSC2が(00001011)である場合を例に説明する。この場合、時刻t8におけるカウント値C2_2は、T/TROSC1+T/TROSC2であるため、(00010100)を示す。
以降、モニタ回路22_i(i=3,4,…,N)において、モニタ回路22_2と同様の動作が行われる。ここで、リセット信号RE_i=1の場合に、モニタ回路22_iのカウンタ223にセットされる値はカウント値C2_i−1である。なお、モニタ回路22_iのカウント完了後のカウント値C2_iは次式で表される。
Figure 2011159873
モニタ回路22_Nは、カウント完了後(時刻te)、カウント値C2_Nを平均化回路242に対して出力する。平均化回路242は、カウント値C2_NをNで割った値C2_N/Nを平均カウント値C2AVEとして出力する。つまり、平均化回路242は、カウント値C2_NをNで割った値C2_N/Nを最終的なモニタ出力値として出力する。
以上のように、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、チップ内に複数箇所設置したモニタ回路によってチップ内の特性ばらつきを平均化した値を検出することができる。ここで、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、各モニタ回路に設けられたリングオシレータの発振時間をそれぞれ対応するクロックパルス信号EN_PULSEのみで制御する。したがって、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、実施の形態1の場合と同様に、各モニタ回路に設けられたリングオシレータの発振時間を精度良く一致させることができる。そのため、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、チップの性能を高精度にモニタすることができる。また、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、各モニタ回路の出力をすべて集計回路24に接続する必要がなく、近接するモニタ回路へと接続するだけでよい。そのため、全体の配線長を短くすることができる。
なお、本実施の形態では、集計回路24において、カウント値C2_NをNで割った値C2_N/Nをモニタ出力値として出力しているが、これに限られない。カウント値C2_N/Nの代わりにカウント値C2_Nをモニタ出力値として出力する回路構成にも適宜変更可能である。その場合、平均化回路242は不要である。
実施の形態3
図15に、本発明の実施の形態3にかかる半導体集積回路31のブロック図を示す。図15に示す回路は、モニタ回路32_1〜32_Nと、制御回路33と、集計回路34と、を備える。なお、Nは2のk乗(kは0以上の整数)に等しい値である。
制御回路33では、クロック信号CLK0及び制御信号RCTRLが入力され、リセット信号RE及びsビットのセレクト信号SELを集計回路34に対して出力するとともに、クロックパルス信号EN_PULSEをモニタ回路32_1〜32_Nに対して出力する。なお、2^(s−1)<N<2^sである。モニタ回路32_1〜32_Nは、対応する発振信号C3_1〜C3_Nを集計回路34に対して出力する。そして、集計回路34は、発振信号C3_1〜C3_Nに基づいて平均カウント値C3AVEを出力する。なお、モニタ回路32_1〜32_Nは、プロセス水準、温度及び電源電圧に依存するチップの特性を検出するための回路である。
制御回路33は、sビットのセレクト信号SELを出力する以外は、制御回路13と同様の回路構成であるため、詳細な説明を省略する。なお、制御回路33は、セレクト信号SELの値が変化するごとに、2つのパルス信号からなるクロックパルス信号EN_PULSEを出力する。
図16に、モニタ回路32_iの回路構成を示す。ここで、iは1からNまでの整数である。また、N個のモニタ回路32_1〜32_Nは、すべて同じ回路構成である。モニタ回路32_iは、分周器321と、リングオシレータ322と、出力バッファ326と、を有する。また、リングオシレータ322は、遅延ゲート324と、NAND325と、を有する。
分周器321は、クロックパルス信号EN_PULSEを2分周して、イネーブル信号ENとしてリングオシレータ322に対して出力する。
リングオシレータ322は、イネーブル信号ENがハイレベル(="1")の期間Tだけ発振し、発振信号ROOUTを出力する。リングオシレータ322は、実施の形態1におけるリングオシレータ122の回路構成と同じであるため、詳細な説明を省略する。なお、NAND325はNAND125に対応し、遅延ゲート324は遅延ゲート124に対応する。出力バッファ326は、発振信号ROOUTを駆動して発振信号C3_iとして出力する。
図17に、集計回路34の回路構成を示す。集計回路34は、セレクタ341と、カウンタ342と、平均化回路343と、を有する。セレクタ341は、セレクト信号SELに基づいて発振信号C3_1〜C3_Nを順に選択し、カウンタ342に対して出力する。カウンタ342は、セレクタ341によって選択されている発振信号C3_iの発振回数(パルス数)をカウントし、カウント値CNT_iを出力する。その後、セレクタ341は、次の発振信号C3_iに切り替えて、カウンタ342に対して出力する。このようにして、カウンタ342は、すべての発振信号C3_1〜C3_Nの発振回数をカウントする。
平均化回路343は、発振信号C3_1〜C3_Nの合計発振回数をNで割った値を平均カウント値C3AVEとして出力する。言い換えると、平均化回路343は、カウント値CNT_NをNで割った値を平均カウント値C3AVEとして出力する。ここで、CNT_i,C3AVEは、それぞれ2進数値である。モニタ回路の個数Nが2のk乗に等しい場合、平均化回路343はカウント値CNT_iを下位側にkビットシフトし、下位k+1ビット目及びそれより上位ビットを出力するシフタである。
次に、本実施の形態にかかる半導体集積回路31の動作について、図18に示すタイミングチャートを用いて説明する。なお、初期状態t0では、リセット信号RE=0、クロックパルス信号EN_PULSE=0である。また、セレクタ341は、セレクト信号SELによって発振信号C3_1を選択した状態である。
モニタ回路32_1において、まず、リセット信号RE=1となることにより、カウンタ342が初期化される(期間t1〜t2)。その後、クロックパルス信号EN_PULSEの1つ目のパルス信号が立ち上がる(時刻t3)。その後、クロックパルス信号EN_PULSEの2つ目のパルス信号が立ち上がる(時刻t4)。モニタ回路32_1において、クロックパルス信号EN_PULSEが立ち上がってから次に立ち上がるまでの間(期間t3〜t4;期間T)、分周器321は、イネーブル信号EN=1を出力する。リングオシレータ222は、期間Tにおいて発振し、発振信号ROOUTを出力バッファ326に対して出力する。出力バッファ326は、発振信号ROOUTを駆動して発振信号C3_1として出力する。集計回路34に設けられたカウンタ342は、期間Tにおける発振信号C3_1の発振回数をカウントし、カウント値CNT_1を出力する。ここで、カウント値CNT_1は、モニタ回路32_1に設けられたリングオシレータ222の発振周期TROSC1に応じたカウント値T/TROSC1を示す(時刻t4)。
次に、セレクト信号SELの値が切り替わる(時刻t5)。それにより、セレクタ341は、発振信号C3_2を選択してカウンタ342に対して出力する。セレクト信号SELの切り替え後において、クロックパルス信号EN_PULSEの1つ目のパルス信号が立ち上がる(時刻t6)。その後、クロックパルス信号EN_PULSEの2つ目のパルス信号が立ち上がる(時刻t7)。モニタ回路32_2は、期間t6〜t7(期間T)の間、発振信号C3_2を出力する。集計回路34に設けられたカウンタ342は、期間Tにおける発振信号C3_2の発振回数をカウントし、当該カウント値とカウント値CNT_1との合計値をカウント値CNT_2として出力する。このようにして、カウンタ342は、すべての発振信号C3_1〜C3_Nの発振回数をカウントし、カウント値CNT_Nとして出力する(時刻te)。
カウンタ342が発振信号C3_iまでのカウント動作を完了した場合、カウント値CNT_iは、次式のように表すことができる。
Figure 2011159873
平均化回路343は、発振信号C3_1〜C3_Nの発振回数の合計カウント値CNT_NをNで割った値CNT_N/Nを平均カウント値C3AVEとして出力する。つまり、平均化回路343は、カウント値CNT_NをNで割った値CNT_N/Nを最終的なモニタ出力値として出力する。
以上のように、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、チップ内に複数箇所設置したモニタ回路によってチップ内の特性ばらつきを平均化した値を検出することができる。ここで、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、各モニタ回路に設けられたリングオシレータの発振時間をクロックパルス信号EN_PULSEのみで制御する。したがって、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、実施の形態1の場合と同様に、各モニタ回路に設けられたリングオシレータの発振時間を精度良く一致させることができる。そのため、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、チップの性能を高精度にモニタすることができる。また、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、各モニタ回路にカウンタを設けないため、面積を小さくすることができる。
なお、本実施の形態では、集計回路34において、カウント値CNT_NをNで割った値CNT_N/Nをモニタ出力値として出力しているが、これに限られない。カウント値CNT_N/Nの代わりにカウント値CNT_Nをモニタ出力値として出力する回路構成にも適宜変更可能である。その場合、平均化回路343は不要である。
実施の形態4
図19に、本発明の実施の形態4にかかる半導体集積回路41のブロック図を示す。図19に示す回路は、モニタ回路42_1〜42_Nと、制御回路43と、集計回路44と、を備える。なお、Nは2のk乗(kは0以上の整数)に等しい値である。
制御回路43には、クロック信号CLK0及び制御信号RCTRLが入力される。そして、制御回路43は、シフトパルス信号SHIFT_PULSE及び制御信号MODEをモニタ回路42_1〜42_N及び集計回路44に対して出力する。さらに、制御回路43は、リセット信号RE及びクロックパルス信号EN_PULSEをモニタ回路42_1〜42_Nに対して出力する。モニタ回路42_1は、レジスタ値REG_1をモニタ回路42_2に対して出力する。モニタ回路42_2は、レジスタ値REG_2をモニタ回路42_3に対して出力する。このようにして、モニタ回路42_1〜42_N−1は、それぞれ後段のモニタ回路42_2〜42_Nに対してレジスタ値REG_1〜REG_N−1を出力する。そして、モニタ回路42_Nは、レジスタ値REG_Nを集計回路44に対して出力する。集計回路44は、レジスタ値REG_1〜REG_Nに基づいて平均カウント値C4AVEを出力する。なお、モニタ回路42_1〜42_Nは、プロセス水準、温度及び電源電圧に依存するチップの特性を検出するための回路である。
制御回路43は、シフトパルス信号SHIFT_PULSE及び制御信号MODEを出力する以外は、制御回路13と同様の回路構成であるため、詳細な説明を省略する。なお、制御回路43は、2つのパルス信号からなるクロックパルス信号EN_PULSEを出力する。
図20に、モニタ回路42_iの回路構成を示す。ここで、iは1からNまでの整数である。また、N個のモニタ回路42_1〜42_Nは、すべて同じ回路構成である。モニタ回路42_iは、分周器441と、リングオシレータ422と、カウンタ423と、を有する。また、リングオシレータ422は、遅延ゲート424と、NAND425と、を有する。
分周器421は、クロックパルス信号EN_PULSEを2分周して、イネーブル信号ENとしてリングオシレータ422に対して出力する。
リングオシレータ422は、イネーブル信号ENがハイレベル(="1")の期間Tだけ発振し、発振信号ROOUTを出力する。リングオシレータ422は、実施の形態1におけるリングオシレータ122の回路構成と同じであるため、詳細な説明を省略する。なお、NAND425はNAND125に対応し、遅延ゲート424は遅延ゲート124に対応する。
カウンタ423は、同期式カウンタであって、出力信号のビット幅(例えば、mビット)に応じた複数(例えば、m個)のフリップフロップ(不図示)を備える。まず、カウンタ423は、イネーブル信号ENが"1"になる前に、リセット信号REによってカウント値0に初期化される。次に、制御信号MODE=0(カウントモード)の場合、カウンタ423は、発振信号ROOUTの発振回数をカウントする。具体的には、カウンタ423は、イネーブル信号ENが"1"の期間Tにおける発振信号ROOUTの発振回数(パルス数)をカウントし、カウント値C4_iを内部の各フリップフロップに保持する。なお、各フリップフロップに保持された値をレジスタ値REG_iと称す。したがって、カウントモードでは、レジスタ値REG_iは、カウント値C4_iを示す。一方、制御信号MODE=1(シフトモード)の場合、各フリップフロップは、前段のモニタ回路42_i−1の対応するフリップフロップに保持された値をシフトパルス信号SHIFT_PULSEに同期して取り込む。具体的には、j(jは1からmまでの整数)番目のフリップフロップは、前段のモニタ回路42_i−1に設けられたj番目のフリップフロップに保持された値を、シフトパルス信号SHIFT_PULSEに同期して取り込む。
つまり、制御信号MODE=1の場合、モニタ回路42_iは、前段のモニタ回路42_i−1から出力されたレジスタ値REG_i−1を、シフトパルス信号SHIFT_PULSEに同期して取り込み、モニタ回路42_i+1に対してレジスタ値REG_iとして出力する。なお、制御信号MODE=1の場合、モニタ回路42_Nは、レジスタ値REG_Nを集計回路44に対して出力する。このように、モニタ回路42_1〜42_Nは、制御信号MODEに応じてカウントモードとシフトモードとが切り替わる。
図21に、集計回路44の回路構成を示す。集計回路44は、加算器441と、フリップフロップ442と、平均化回路443と、を有する。加算器441は、モニタ回路42_Nから出力されたレジスタ値REG_Nと、フリップフロップ442の出力信号と、を加算し、フリップフロップ442に対して出力する。制御信号MODE=0の場合、フリップフロップ442は、カウント値CNT=0を出力する。一方、制御信号MODE=1の場合、フリップフロップ442は、加算器441の出力信号をシフトパルス信号SHIFT_PULSEに同期して取り込み、カウント値CNT_iとして出力する。
平均化回路443は、カウント値CNT_NをNで割った値CNT_N/Nを平均カウント値C4AVEとして出力する。モニタ回路の個数Nが2のk乗に等しい場合、平均化回路443はカウント値CNT_Nを下位側にkビットシフトし、下位k+1ビット目及びそれより上位ビットを出力するシフタである。
次に、本実施の形態にかかる半導体集積回路41の動作について、図22に示すタイミングチャートを用いて説明する。なお、初期状態t0では、リセット信号RE=0、クロックパルス信号EN_PULSE=0、制御信号MODE=0である。
モニタ回路42_iにおいて、まず、リセット信号RE=1となることにより、カウンタ423が初期化される(期間t1〜t2)。その後、クロックパルス信号EN_PULSEの1つ目のパルス信号が立ち上がる(時刻t3)。その後、クロックパルス信号EN_PULSEの2つ目のパルス信号が立ち上がる(時刻t4)。モニタ回路42_iにおいて、クロックパルス信号EN_PULSEが立ち上がってから次に立ち上がるまでの間(期間t3〜t4;期間T)、分周器421は、イネーブル信号EN=1を出力する。リングオシレータ422は、期間Tにおいて発振し、発振信号ROOUTをカウンタ423に対して出力する。カウンタ423は、期間Tにおける発振信号ROOUTの発振回数をカウントし、カウント値C4_iを保持する。ここで、レジスタ値C4_iは、リングオシレータ422の発振周期TROSC1に応じた値T/TROSC1を示す(時刻t4)。
次に、制御信号MODEの値が0から1に切り替わる(時刻t5)。つまり、カウントモードからシフトモードに切り替わる。それにより、モニタ回路42_1〜42_Nは、カウンタ423同士がシリアルに接続され、Nビットのシフトレジスタを構成した状態となる。なお、レジスタ値REG_iがmビット幅を有する場合、モニタ回路42_1〜42_Nに設けられたフリップフロップのうち、それぞれ対応するビットのフリップフロップ同士がシリアルに接続され、Nビットのシフトレジスタを構成する。
時刻t5以降、モニタ回路42_iは、前段のモニタ回路42_i−1から出力されたレジスタ値REG_i−1を、シフトパルス信号SHIFT_PULSEに同期して取り込み、モニタ回路42_i+1に対してレジスタ値REG_iとして出力する。なお、モニタ回路42_Nは、レジスタ値REG_Nを集計回路44に対して出力する。
集計回路44に設けられた加算器441は、モニタ回路42_Nから出力されたレジスタ値REG_Nと、フリップフロップ442の出力信号と、を加算して、フリップフロップ442に対して出力する。フリップフロップ442は、加算器441から出力された信号を、シフトパルス信号SHIFT_PULSEに同期して取り込み、カウント値CNT_Nとして出力する。具体的には、フリップフロップ442は、シフトパルス信号SHIFT_PULSEがN回立ち上がった後に、モニタ回路42_1〜42_Nの合計カウント値CNT_Nを出力する。
Figure 2011159873
平均化回路443は、カウント値CNT_NをNで割った値CNT_N/Nを平均カウント値C4AVEとして出力する。つまり、平均化回路443は、カウント値CNT_NをNで割った値CNT_N/Nを最終的なモニタ出力値として出力する。
以上のように、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、チップ内に複数箇所設置したモニタ回路によってチップ内の特性ばらつきを平均化した値を検出することができる。ここで、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、各モニタ回路に設けられたリングオシレータの発振時間をクロックパルス信号EN_PULSEのみで制御する。したがって、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、実施の形態1の場合と同様に、各モニタ回路に設けられたリングオシレータの発振時間を精度良く一致させることができる。そのため、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、チップの性能を高精度にモニタすることができる。また、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、各モニタ回路の出力をすべて集計回路44に接続する必要がなく、近接するモニタ回路へと接続するだけでよい。そのため、全体の配線長を短くすることができる。
なお、本実施の形態では、集計回路44において、カウント値CNT_NをNで割った値CNT_N/Nをモニタ出力値として出力しているが、これに限られない。カウント値CNT_N/Nの代わりにカウント値CNT_Nをモニタ出力値として出力する回路構成にも適宜変更可能である。その場合、平均化回路443は不要である。
また、本実施の形態では、制御信号MODEによって接続関係が切り替わるカウンタ423を備えた場合を例に説明したが、これに限られない。図23に示すように、カウンタ423の代わりに、カウンタ426及びレジスタ427を備えた回路構成にも適宜変更可能である。カウンタ426は、発振信号ROOUTの発振回数をカウントし、カウント値C4_iをレジスタ427に対して出力する。制御信号MODE=0(カウントモード)の場合、レジスタ427は、カウント値C4_iを取り込む。制御信号MODE=1(シフトモード)の場合、レジスタ427は、カウント値C4_i又は前段のモニタ回路から出力されたレジスタ値REG_i−1を後段のモニタ回路に対して出力する。つまり、図23に示す回路は、カウンタ423の内部に設けられていたフリップフロップを、カウンタ423の外部にレジスタ427として備える。この場合、カウンタ426内部のクリティカルパス上に、モードに応じて接続を切り替えるためのセレクタを設ける必要がないため、カウンタ426の速度性能を向上させることができる。つまり、タイミング調整が容易になる。また、この場合、カウンタ423のような同期式カウンタを用いる必要がなく、任意のカウンタを用いることができる。
実施の形態5
本発明の実施の形態5にかかる半導体集積回路51について説明する。半導体集積回路51は、実施の形態1の半導体集積回路11と比較して、制御回路13の代わりに制御回路53を備え、モニタ回路12_1〜12_Nの代わりに、モニタ回路52_1〜52_Nを備える。なお、Nは2のk乗(kは0以上の整数)に等しい値である。それ以外の回路構成については、実施の形態1の場合と同様であるため、説明を省略する。
制御回路53は、リセット信号RE及びクロックパルス信号EN_PULSEに加え、セレクト信号SELをさらに出力する。それ以外は、制御回路13と同様の回路構成であるため、説明を省略する。なお、制御回路53は、2つのパルス信号からなるクロックパルス信号EN_PULSEを出力する。
図24に、モニタ回路52_iの回路構成を示す。ここで、iは1からNまでの整数である。また、N個のモニタ回路52_1〜52_Nは、すべて同じ回路構成である。モニタ回路52_iは、分周器521と、リングオシレータ522A,522Bと、カウンタ523と、セレクタ526と、を有する。また、リングオシレータ522Aは、遅延ゲート524Aと、NAND525Aと、を有する。リングオシレータ522Bは、遅延ゲート524Bと、NAND525Bと、を有する。
分周器521は、クロックパルス信号EN_PULSEを2分周して、イネーブル信号ENとしてリングオシレータ522A,522Bに対して出力する。
リングオシレータ522Aに設けられたNAND525Aには、セレクト信号SELの反転信号が入力される。リングオシレータ522Bに設けられたNAND525Bには、セレクト信号SELが入力される。つまり、リングオシレータ522A及びリングオシレータ522Bのうちセレクト信号SELによって選択された一方が、イネーブル信号EN=1の期間(期間T)において発振し、発振信号ROOUTを出力する。リングオシレータ522A,522Bは、実施の形態1におけるリングオシレータ122の回路構成と同じであるため、詳細な説明を省略する。なお、NAND525A,525BはNAND125に対応し、遅延ゲート524A,524Bは遅延ゲート124に対応する。また、遅延ゲート524A,524Bを構成する構成素子(例えば、インバータ)の段数は、それぞれ遅延時間に影響を与えない必要最小限の段数にまで制限されている。
セレクタ526は、セレクト信号SELによって選択されているリングオシレータの発振信号ROOUTを選択し、カウンタ523に対して出力する。カウンタ523は、イネーブル信号ENが"1"になる前に、リセット信号REによってカウント値0に初期化される。その後、カウンタ523は、発振信号ROOUTの発振回数(パルス数)をカウントし、カウント値C5_iとして出力する。
ここで、遅延ゲート524A及び遅延ゲート524Bは、それぞれ構成素子(例えば、インバータ)のしきい値電圧が異なる。そのため、例えば、セレクト信号SEL=0の場合、カウンタ523は、リングオシレータ522Aの発振周期TROSCAに応じたカウント値T/TROSCAをカウント値C5_iとして出力する。一方、セレクト信号SEL=1の場合、カウンタ523は、リングオシレータ522Bの発振周期TROSCBに応じたカウント値T/TROSCBをカウント値C5_iとして出力する。
以上のように、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、チップ内に複数箇所設置したモニタ回路によってチップ内の特性ばらつきを平均化した値を検出することができる。ここで、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、各モニタ回路に設けられたリングオシレータの発振時間をクロックパルス信号EN_PULSEのみで制御する。したがって、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、実施の形態1の場合と同様に、各モニタ回路に設けられたリングオシレータの発振時間を精度良く一致させることができる。そのため、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、チップの性能を高精度にモニタすることができる。また、各モニタ回路は、しきい値の異なる構成素子からなる複数のリングオシレータを備える。それにより、チップ内に異なるしきい電圧の素子が混載されている場合でも、それぞれの特性ばらつきを精度良く検出することができる。この場合、各モニタ回路における面積の増加分は、リングオシレータ1個分とセレクタ526とのみである。したがって、面積の増大を最小限に抑制することができる。
なお、本実施の形態では、各モニタ回路がリングオシレータを2つ備えた場合を例に説明したが、これに限られない。各モニタ回路がリングオシレータを任意の数だけ備えた回路構成にも適宜変更可能である。その場合、制御回路が生成するセレクタ信号もリングオシレータの個数に応じて複数準備する必要がある。
また、本実施の形態では、遅延ゲート524を構成する構成素子(例えば、インバータ)の段数が、遅延時間に影響を与えない必要最小限の段数にまで制限された場合を例に説明したが、これに限られない。遅延ゲート524を構成する構成素子(例えば、インバータ)の段数が、遅延時間に影響を与えない程度の任意の段数であっても良い。
実施の形態6
図25に、本発明の実施の形態6にかかる半導体集積回路61を含む半導体集積回路(電圧制御装置)100のブロック図を示す。図25に示す回路は、チップの特性ばらつきを検出するための半導体集積回路61と、半導体集積回路100に対して電源電圧VDDを供給する電圧供給回路66と、周辺回路(不図示)と、を備える。半導体集積回路61は、モニタ回路62_1〜62_Nと、制御回路63と、集計回路64と、電圧制御回路65と、を有する。なお、半導体集積回路61は、実施の形態1における半導体集積回路11と比較して、さらに電圧制御回路65を備える。それ以外の回路構成は、半導体集積回路11と同様であるため、説明を省略する。
図26に、電圧制御回路65の回路構成を示す。電圧制御回路65は、比較回路651と、レジスタ(第3のレジスタ)652と、を有する。レジスタ652にはモニタ出力値(チップの特性ばらつきの検出結果)のターゲット値(第1の基準値)が格納されている。ターゲット値は、例えばモニタ回路を搭載したチップのプロセス、電圧および温度が特定の条件である場合に、集計回路64が出力するべき値である。
電圧制御回路65に設けられた比較回路651は、集計回路64から出力された平均カウント値C6AVEと、ターゲット値と、を比較する。平均カウント値C6AVEがターゲット値よりも大きい場合、比較回路651は、電圧供給回路66に対して電源電圧VDDを下げるように制御信号(電圧制御信号)を出力する。一方、平均カウント値C6AVEがターゲット値よりも小さい場合、比較回路651は、電圧供給回路66に対して電源電圧VDDを上げるように制御信号を出力する。
電圧供給回路66は、比較回路651から出力された制御出力に応じて電源電圧VDDを変化させる。このように、半導体集積回路61によるモニタ動作(チップの特性ばらつきの検出動作)と、電圧供給回路66による電源電圧VDDの制御動作を繰り返すことにより、最終的に集計回路64の出力値(平均カウント値C6AVE)はターゲット値に収束する。
以上のように、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、チップ内に複数箇所設置したモニタ回路によってチップ内の特性ばらつきを平均化した値を検出することができる。ここで、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、各モニタ回路に設けられたリングオシレータの発振時間をクロックパルス信号EN_PULSEのみで制御する。したがって、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、実施の形態1の場合と同様に、各モニタ回路に設けられたリングオシレータの発振時間を精度良く一致させることができる。そのため、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、チップの性能を高精度にモニタすることができる。さらに、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、電圧制御回路65をさらに備えることにより、モニタ出力値に応じた電源電圧VDDの制御をすることができる。それにより、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、チップの性能を精度良く目標値に近づけることができる。
なお、本実施の形態では、比較回路651が1つのターゲット値とモニタ出力値との比較を行った場合を例に説明したが、これに限られない。レジスタ652が最大ターゲット値(第1の基準値)MAXと最小ターゲット値(第1の基準値)MINを格納し、比較回路651がそれぞれのターゲット値とモニタ出力値との比較を行う回路構成にも適宜変更可能である。ここで、モニタ出力値がMAXより大きい場合、比較回路651は、電圧供給回路66に対して電源電圧VDDを下げるように制御信号を出力する。一方、モニタ出力値がMINより小さい場合、比較回路651は、電圧供給回路66に対して電源電圧VDDを上げるように制御信号を出力する。それにより、モニタ出力値は、最終的にMAXとMINの間の数値を示す。このような回路構成により、モニタ出力値が所定の範囲内に収まった時点で電源電圧VDDの制御動作は止まるため、モニタ出力値の微小な変化による電源電圧VDDの変動を防ぐことができる。
また、本実施の形態では、各モニタ回路に設けられたカウンタを用いて任意の数までカウント可能であることを前提としているが、最大ターゲット値MAXまでカウント可能であれば必要最小限の桁数のカウンタを用いてもよい。この場合、例えば桁溢れを検知した場合にはモニタ出力値がターゲット値より大きいと判断する。それにより、本実施の形態と同様に電源電圧の制御を行うことができる。同時に、カウンタの面積を小さくすることができる。
また、本実施の形態では、電圧制御回路65がモニタ出力値に応じて半導体集積回路100の電源電圧VDDを制御する場合を例に説明したが、これに限られない。電圧制御回路65が基板バイアスを制御する回路構成にも適宜変更可能である。この場合、電圧供給回路66は、半導体集積回路100に基板バイアスを供給する。ここで、モニタ出力値がターゲット値より大きい場合、比較回路651は、電圧供給回路66に対して基板バイアスを深くするように制御信号を出力する。一方、モニタ出力値がターゲット値より小さい場合、比較回路651は、電圧供給回路66に対して基板バイアスを浅くするように制御信号を出力する。このような回路構成により、電源電圧VDDは常に一定に保たれているため、他のチップとの間で信号の送受信を行う場合でもレベルシフタを用いる必要がない。
また、本実施の形態では、ターゲット値として、モニタ回路を搭載したチップのプロセス、電圧および温度が特定の条件である場合にモニタ回路が出力するべき値を用いているが、設計あるいは実チップのテストの結果に基づいて定めた任意の値でもよい。
また、電圧制御回路65が半導体集積回路61の内部に設けられた場合を例に説明したが、これに限られない。電圧制御回路65が半導体集積回路61の外部に設けられた回路構成にも適宜変更可能である。
実施の形態7
図27に、本発明の実施の形態7にかかる半導体集積回路71を含む半導体集積回路(電圧制御装置)101のブロック図を示す。図27に示す回路は、チップの特性ばらつきを検出するための半導体集積回路71と、半導体集積回路101に対して電源電圧VDDを供給する電圧供給回路76と、周辺回路(不図示)と、を備える。半導体集積回路71は、モニタ回路72_1〜72_Nと、制御回路73と、集計回路74と、電圧制御回路75と、を有する。なお、モニタ回路72_1〜72_Nは、実施の形態5と同様の回路構成であるため、説明を省略する。なお、以下の説明では、分周器721が分周器521に対応し、リングオシレータ722Aがリングオシレータ522Aに対応し、リングオシレータ722Bがリングオシレータ522Bに対応し、セレクタ726がセレクタ526に対応し、カウンタ723がカウンタ523に対応する。
制御回路73は、制御回路63と比較して、セレクト信号SELをモニタ回路72_1〜72_Nに対してさらに出力し、セレクト信号SEL及びトリガ信号TRIGを電圧制御回路75に対してさらに出力する。
図28に、電圧制御回路75の回路構成を示す。電圧制御回路75は、比較回路751と、レジスタ752と、ラッチ回路753A,753Bと、AND755A,755Bと、論理回路754と、を有する。レジスタ752には、各モニタ回路72_1〜72_Nに設けられたリングオシレータに対応する数のターゲット値が格納されている。つまり、本実施の形態の場合、モニタ回路72_iには、実施の形態5の場合と同様に2つのリングオシレータが設けられている。そのため、レジスタ752には、2つのターゲット値が格納されている。なお、ターゲット値は、例えばモニタ回路を搭載したチップのプロセス、電圧および温度が特定の条件である場合に、集計回路74が出力するべき値である。
セレクト信号SEL=0の場合、ラッチ回路753Aは、比較回路751の比較結果をトリガ信号TRIGに同期して取り込み、論理回路754に対して出力する。一方、セレクト信号=1の場合、ラッチ回路753Bは、比較回路751の比較結果をトリガ信号TRIGに同期して取り込み、論理回路754に対して出力する。論理回路754は、ラッチ回路753A及びラッチ回路753Bの出力信号に基づいて制御信号を生成し、電圧供給回路76に対して出力する。
次に、本実施の形態にかかる半導体集積回路101の動作について、図29に示すタイミングチャートを用いて説明する。なお、初期状態t0では、リセット信号RE=0、クロックパルス信号EN_PULSE=0、セレクト信号SEL=0である。
モニタ回路72_iにおいて、まず、リセット信号RE=1となることにより、カウンタ723が初期化される(期間t1〜t2)。その後、クロックパルス信号EN_PULSEの1つ目のパルス信号が立ち上がる(時刻t3)。その後、クロックパルス信号EN_PULSEの2つ目のパルス信号が立ち上がる(時刻t4)。モニタ回路72_iにおいて、クロックパルス信号EN_PULSEが立ち上がってから次に立ち上がるまでの間(期間t3〜t4;期間T)、分周器721は、イネーブル信号EN=1を出力する。リングオシレータ722Aは、期間Tにおいて発振し、発振信号ROOUTAを、セレクタ726を介してカウンタ723に対して出力する。カウンタ723は、期間Tにおける発振信号ROOUTAの発振回数をカウントし、カウント値C7_iとして出力する。ここで、カウント値C7_iは、リングオシレータ722Aの発振周期TROSCiに応じた値T/TROSCiを示す(時刻t4)。
集計回路74は、カウント値C7_1〜C7_NをNで割った値を平均カウント値C7AVEとして出力する。比較回路751は、モニタ出力値である平均カウント値C7AVEと、対応するターゲット値と、を比較し、比較結果を出力する。ラッチ回路753Aは、当該比較結果をトリガ信号TRIGに同期して取り込み、論理回路754に対して出力する(時刻t5)。
その後、セレクト信号SELが0から1に切り替わる(時刻t6)。時刻t6以降は時刻t1〜t5と同様の動作が繰り返される。ただし、モニタ回路72_iでは、リングオシレータ722Bが、期間Tにおいて発振し、発振信号ROOUTBを出力する。また、比較回路751は、各モニタ回路72_1〜72_Nのリングオシレータ722Bを用いて算出された平均カウント値C7AVEと、対応するターゲット値と、を比較し、比較結果を出力する。ラッチ回路753Bは、当該比較結果をトリガ信号TRIGに同期して取り込み、論理回路754に対して出力する(時刻t7)。論理回路754は、ラッチ回路753A及びラッチ回路753Bの出力結果が確定した後に、それぞれの出力結果に基づいて、電圧供給回路66に対して制御信号を出力する(時刻t7)。
例えば、リングオシレータ722A,722Bを用いたモニタ出力値のうち、いずれか一方でも対応するターゲット値より小さい場合には、電圧制御回路75は、電圧供給回路76に対して電源電圧を上げるように制御信号を出力する。また、リングオシレータ722A,722Bを用いたモニタ出力値のいずれもが、対応するターゲット値より大きい場合には、電圧制御回路75は、電圧供給回路76に対して電源電圧を下げるように制御信号を出力する。電圧供給回路76は、電圧制御回路75から出力された制御信号に応じて電源電圧VDDを変化させる。このように、半導体集積回路71によるモニタ動作と、電圧供給回路76による電源電圧VDDの制御動作と、を繰り返すことにより、最終的に集計回路74の出力値(平均カウント値C7AVE)はターゲット値に収束する。
以上のように、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、チップ内に複数箇所設置したモニタ回路によってチップ内の特性ばらつきを平均化した値を検出することができる。ここで、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、各モニタ回路に設けられたリングオシレータの発振時間をクロックパルス信号EN_PULSEのみで制御する。したがって、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、実施の形態1の場合と同様に、各モニタ回路に設けられたリングオシレータの発振時間を精度良く一致させることができる。そのため、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、チップの性能を高精度にモニタすることができる。さらに、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、電圧制御回路75をさらに備えることにより、モニタ出力値に応じた電源電圧VDDの制御をすることができる。それにより、本実施の形態にかかる半導体集積回路は、チップの性能を精度良く目標値に近づけることができる。また、チップ内に複数のしきい電圧の素子が混載されている場合でも、それぞれのばらつきに応じて電源電圧を制御することができる。
なお、本実施の形態では、リングオシレータに設けられた遅延ゲートを構成する構成素子(例えば、インバータ)の段数が、遅延時間に影響を与えない程度の段数にまで制限された場合を例に説明したが、これに限られない。さらに、各リングオシレータ722A,722Bの発振周期が等しくなるようにゲート段数を設定してもよい。このような回路構成により、リングオシレータごとにターゲット値を用意する必要がなくなり、1つのターゲット値だけで各リングオシレータを用いたモニタ出力値との比較を行うことができる。
また、電圧制御回路75が半導体集積回路71の内部に設けられた場合を例に説明したが、これに限られない。電圧制御回路75が半導体集積回路71の外部に設けられた回路構成にも適宜変更可能である。
ここで、特許文献2に開示された関連する技術と、本発明と、の違いについて説明する。特許文献2に開示された関連する技術は、「2つのパルス信号の間隔」と「モニタ回路内の遅延時間」とが一致するように電圧制御するための回路構成を有している。一方、本発明は、「2つのパルス信号の間隔(例えば、時間T)」を「モニタ回路内の遅延時間(例えば、TROSC)」で割った値をモニタ出力値として出力する回路構成を有している。両者共に本質的には「2つのパルス信号の間隔」と「モニタ回路内の遅延時間」とを比較するための構成である。ここで、「モニタ回路内の遅延時間」とは、特許文献2では332(特許文献2の図16参照)や335(特許文献2の図16参照)の遅延基準素子の特性で決まる遅延時間のことであり、本発明ではモニタ回路に設けられたリングオシレータの特性で決まる遅延時間のことである。
まず、特許文献2では、パルス発生回路32(特許文献2の図15参照)がパルス信号S32を発生し、モニタ回路33(特許文献2の図15参照)及び遅延検出回路34(特許文献2の図15参照)に対して出力する。つまり、パルス発生回路32は、「モニタ回路内の遅延時間」の計測を開始するパルス信号をモニタ回路33に対して出力し、「モニタ回路内の遅延時間」の計測を終了するパルス信号を遅延検出回路34に対して出力する。したがって、それぞれのパルス信号は信号経路が異なる。そして、「モニタ回路内の遅延時間」は、モニタ回路33に入力されるパルス信号S32と、遅延検出回路34に入力されるパルス信号S33と、の時間差として検出される。このとき、下記(1)(2)の要素が「モニタ回路内の遅延時間」として加算されてしまう。
(1)モニタ回路と遅延検出回路とのレイアウト上の距離が大きい場合の配線遅延
(2)モニタ回路内における信号の入出力に関する処理に要する遅延(例えばバッファリングや、カウンタにおけるクロック入力から出力確定までの時間)
これに対して、本発明では、モニタ回路が分周器(例えば、図3参照)を備え、当該分周器に計測開始と計測終了とを決める2つのパルスからなるクロックパルス信号EN_PULSEが供給される。つまり、同じ信号経路を介して計測開始と計測終了とを決めるパルス信号が供給される。そのため、本発明は、上記(1)(2)のような要因に依存することなく、「モニタ回路内の遅延時間」と「2つのパルス信号の間隔」を精度よく比較することができる。このことは、特許文献3に開示された関連する技術と、本発明との間でも同様のことがいえる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。上記実施の形態では、モニタ回路がリングオシレータを備えた場合を例に説明したが、これに限られない。リングオシレータ以外の発振回路を用いた回路構成に適宜変更可能である。
100,101 半導体集積回路(電圧制御装置)
11,21,31,41,51,61,71 半導体集積回路
12_1〜12_N,22_1〜22_N,32_1〜32_N,42_1〜42_N,52_1〜52_N,62_1〜62_N,72_1〜72_N モニタ回路
12b_1〜12b_N,12c_1〜12c_N モニタ回路
13,23,33,43,53,63,73 制御回路
14,24,34,44,54,64,74 集計回路
14_1〜14_N−1,441 加算器
65,75 電圧制御回路
66,76 電圧供給回路
121,221,321,421,521 分周器
122,222,322,422,522A,522B リングオシレータ
123,223,423,523 カウンタ
124,224,324,424,524A,524B 遅延ゲート
125,225,325,425,525A,525B NAND
126 ゲーティング回路
127,131 分周器
132,342,426 カウンタ
133,754 論理回路
142,242,343,443 平均化回路
326 出力バッファ
341,526 セレクタ
427,652,752 レジスタ
442 フリップフロップ
651,751 比較回路
753A,753B ラッチ回路
755A,755B AND

Claims (17)

  1. 第1のモニタ回路と、
    連続するM(Mは2以上の整数)個のパルスからなる制御信号を生成し、前記第1のモニタ回路に対して出力する制御回路と、を備え、
    前記第1のモニタ回路は、
    前記制御信号をM分周し、イネーブル信号として生成する分周回路と、
    前記イネーブル信号に基づいて設定された期間に、発振信号をモニタ出力値として生成する発振回路と、を備えた半導体集積回路。
  2. 前記制御回路は、
    入力されたクロック信号の周期に比例した周期の前記制御信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記第1のモニタ回路と同じ回路構成の第2のモニタ回路をさらに備え、
    前記制御回路は、
    前記第1及び前記第2のモニタ回路に対して前記制御信号を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路。
  4. 前記第1のモニタ回路に設けられた発振回路の発振回数と、前記第2のモニタ回路に設けられた発振回路の発振回数と、を平均して平均モニタ出力値を生成する集計回路をさらに備えた請求項3に記載の半導体集積回路。
  5. 前記第1のモニタ回路は、
    前記発振回路の発振回数をカウントし、カウント結果を前記発振信号に代えてモニタ出力値として生成するカウンタをさらに備えた請求項1又は2に記載の半導体集積回路。
  6. 前記第1及び前記第2のモニタ回路は、
    前記発振回路の発振回数をそれぞれカウントし、カウント結果を前記発振信号に代えてモニタ出力値として生成するカウンタをさらに備え、
    前記集計回路は、
    前記第1及び前記第2のモニタ回路から生成されたそれぞれのモニタ出力値に基づいて前記平均モニタ出力値を生成することを特徴とする請求項4に記載の半導体集積回路。
  7. 前記第1及び前記第2のモニタ回路は、
    前記発振回路の発振回数をそれぞれカウントし、カウント結果を前記発振信号に代えてモニタ出力値として生成するカウンタをさらに備え、
    前記第2のモニタ回路は、
    当該第2のモニタ回路に設けられた前記発振回路の発振回数に加え、さらに前記第1のモニタ回路から生成されたモニタ出力値に基づいてモニタ出力値を生成し、
    前記集計回路は、
    前記第2のモニタ回路から生成された前記モニタ出力値に基づいて前記平均モニタ出力値を生成することを特徴とする請求項4に記載の半導体集積回路。
  8. 前記制御回路は、
    前記第1のモニタ回路に対して前記制御信号を出力した後、前記第2のモニタ回路に対してさらに前記制御信号を出力することを特徴とする請求項7に記載の半導体集積回路。
  9. 前記第1のモニタ回路は、第1のレジスタをさらに備え、
    前記第2のモニタ回路は、第2のレジスタをさらに備え、
    前記制御回路は、前記第1及び第2のレジスタを駆動するトリガ信号をさらに生成し、
    カウントモードの場合、
    前記第1のレジスタは、前記第1のモニタ回路に設けられた発振回路の発振回数を前記トリガ信号に同期して保持し、
    前記第2のレジスタは、前記第2のモニタ回路に設けられた発振回路の発振回数を前記トリガ信号に同期して保持し、
    シフトモードの場合、
    前記第1のレジスタは、保持している値を前記トリガ信号に同期して前記第2のレジスタに対して出力し、
    前記第2のレジスタは、保持している値を前記トリガ信号に同期して前記集計回路に対して出力することを特徴とする請求項7に記載の半導体集積回路。
  10. 前記集計回路は、
    前記第1及び前記第2のモニタ回路に設けられた発振回路のそれぞれの発振信号を順に選択して出力するセレクタと、
    前記セレクタによって選択されている発振信号の発振回数をカウントするカウンタと、
    前記カウンタのカウント値に基づいて前記平均モニタ出力値を生成する平均化回路と、を備えた請求項4に記載の半導体集積回路。
  11. 前記発振回路は、
    リングオシレータであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の半導体集積回路。
  12. 前記第1のモニタ回路は、
    前記リングオシレータを複数備え、
    複数の前記リングオシレータは、
    それぞれ構成素子のしきい値電圧が異なることを特徴とする請求項11に記載の半導体集積回路。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の半導体集積回路と、
    前記半導体集積回路のモニタ出力値に応じた電圧制御信号を生成する電圧制御回路と、
    前記半導体集積回路に供給する電圧を前記電圧制御信号に基づいて制御する電圧供給回路と、を備えた電圧制御装置。
  14. 前記電圧制御回路は、
    第1の基準値を保持する第3のレジスタと、
    前記第1の基準値と前記モニタ出力値とを比較して前記電圧制御信号を生成する比較回路と、を備えた請求項13に記載の電圧制御装置。
  15. 前記第3のレジスタは、
    第1の基準値に加え、さらに第2の基準値を保持し、
    前記比較回路は、
    前記モニタ出力値が前記第1及び前記第2の基準値の範囲内を示すように前記電圧制御信号を生成することを特徴とする請求項14に記載の電圧制御装置。
  16. 前記電圧供給回路が供給する電圧は電源電圧であることを特徴とする請求項13〜15のいずれか一項に記載の電圧制御装置。
  17. 前記電圧供給回路が供給する電圧は基板バイアスであることを特徴とする請求項13〜15のいずれか一項に記載の電圧制御装置。
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