JP2011159376A - 光学ドライブ装置 - Google Patents

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    • G11B7/00745Sectoring or header formats within a track

Abstract

【課題】プリピットが形成された光ディスクに記録マークを記録する場合であっても、光ディスクの構造を簡素にできる光学ドライブ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明は、光ディスクに情報を記録することが可能な光学ドライブ装置であって、光ディスクは、トラック上に複数のプリピット2が形成された基板と、基板に支持される記録膜とを有する。この光学ドライブ装置は、光ピックアップと、トラック上において複数のプリピット2に重なる位置で記録マーク3を形成するよう光ピックアップを制御し、記録膜に記録用の光を照射させる記録制御部とを備える。記録制御部は、光ディスクの半径方向に隣接する記録マーク3の間隔を、記録用の光のパワーに応じて変化させる。
【選択図】図6A

Description

本発明は、光ディスクに情報を記録することが可能な光学ドライブ装置に関する。
光ディスクに記録されているデータは、比較的弱い一定強度の光ビームを回転する光ディスクに照射し、光ディスクによって変調された反射光を検出することによって再生される。再生専用の光ディスクには、光ディスクの製造段階でプリピットによる情報が予め同心円またはスパイラル状に記録されている。これに対して、書き換え可能な光ディスクでは、同心円またはスパイラル状のグルーブが形成された基板に、光学的にデータの記録/再生が可能な記録材料膜が蒸着等の方法によって堆積されている。書き換え可能な光ディスクにデータを記録する場合は、記録すべきデータに応じて光パワーを変調したパルス状の光ビームを光ディスクに照射し、それによって記録材料膜の特性を局所的に変化させることによってデータの書き込みを行う。
記録可能な光ディスク又は書き換え可能な光ディスクでは、記録材料膜にデータを記録するとき、上述のように光パワーを変調した光ビームを記録材料膜に照射することより、結晶質の記録材料膜に非晶質の記録マークを形成する。この非晶質の記録マークは、記録用光ビームの照射を受けた記録材料膜の一部が融点以上の温度に上昇した後、急速に冷却されることによって形成される。光ビームを記録マークに照射するときの光パワーを低めに設定すると、光ビームが照射された記録マークの温度は融点を超えず、急冷後に結晶質に戻る(記録マークの消去)。こうして、記録マークの書き換えを何度も行うことが可能になる。データを記録するときの光ビームの光パワーの大きさが不適切であると、記録マークの形状が歪み、データを再生することが難しくなることがある。
光ディスクに記録されているデータを再生するとき、または、記録可能な光ディスクにデータを記録するとき、光ビームが目標トラック上で常に所定の集束状態となる必要がある。このためには、「フォーカス制御」および「トラッキング制御」が必要となる。「フォーカス制御」は、光ビームの焦点(集束点)の位置が常に目標トラック上に位置するように対物レンズの位置をディスク表面の法線方向(以下、「光ディスクの深さ方向」と称する場合がある。)に制御することである。一方、トラッキング制御とは、光ビームのスポットが所定のトラック上に位置するように対物レンズの位置を光ディスクの半径方向(以下、「ディスク径方向」と称する。)に制御することである。
上述したフォーカス制御およびトラッキング制御を行うためには、光ディスクから反射される光に基づいて、フォーカスずれやトラックずれを検知し、そのずれを縮小するように光ビームスポットの位置を調整することが必要である。フォーカスずれおよびトラックずれの大きさは、それぞれ、光ディスクからの反射光に基づいて生成される「フォーカス誤差(FE)信号」および「トラッキング誤差(TE)信号」によって示される。
特許文献1および特許文献2は、プリピットが形成された再生専用層(ROM層)と記録マークが形成される書き換え可能層とを備える光ディスクを開示している。これらの文献に開示された光ディスクでは、ディスク表面(光入射側の面)から各層までの深さが大きく異なる。このため、再生専用層からデータを読み出すときは、再生専用層に光ビームをフォーカスさせ、書き換え可能層からデータを読み出したり、書き換え可能層にデータを書き込んだりするときは、書き換え可能層に光ビームをフォーカスさせる。
特許文献3および4は、光ディスクのプリピットが形成された層に記録マークを形成する技術が開示されている。
特開平9−106546号公報 特開2000−186543号公報 国際公開第2002−039434号 特開2003−317318号公報
プリピットは、光ディスクの物理的な構造であり、光ディスクの製造時に形成される。また、記録マークは、通常、光学ドライブ装置内で光ビームを光ディスクに照射し、光ディスクの記録材料膜に光学的な構造の変化を引き起こすことにより形成される。つまり、プリピットと記録マークは、記録方法に違いがある。
特許文献1および特許文献2に開示されている技術によれば、再生専用層および書き換え可能層の各々からデータを再生するため、各層に別々にフォーカス制御およびトラッキング制御を行う必要がある。また、再生専用層か書き換え可能層かに応じて異なる種類のトラッキングエラー(TE)信号を生成する必要もある。書き換え可能層にはトラッキングのための案内溝が形成されるため、光ディスクの構造は複雑であり、製造が容易ではない。
特許文献3に開示されている技術は、プリピットからの信号と記録マークからの信号とを分離する方法として、光の偏光方向の差異(磁気異方性)を用いている。偏光方向の差異を検出する光学系が必要であるため、光ピックアップの構造が複雑になる。
特許文献4に開示されている技術は、プリピットが形成された面上における反射膜の一部に強い光を照射して追記録を行う。追記録された情報を読み出すには、反射率の僅かな変化を検出する必要がある(特許文献4の段落[0038]および図6)。反射率が変化した追記録部分の長さは、プリピットの長さよりも短いため、追記録情報を適切に読み出すことが困難である。
本発明は、プリピットが形成された光ディスクに記録マークを記録する場合であっても、光ディスクの構造を簡素にできる光学ドライブ装置を提供することを目的とする。
本発明の光学ドライブ装置は、光ディスクに情報を記録することが可能な光学ドライブ装置であって、前記光ディスクは、トラック上に複数のプリピットが形成された基板と、前記基板に支持される記録膜とを有し、前記光学ドライブ装置は、光ピックアップと、前記トラック上において前記複数のプリピットに重なる位置で記録マークを形成するよう前記光ピックアップを制御し、前記光ディスクの半径方向に隣接する記録マークの中心線間隔が少なくとも2トラックピッチとなるように前記記録膜に記録用の光を照射させる記録制御部とを備える。
ある実施形態において、前記記録制御部は、前記光ディスクの半径方向に隣接する記録マークの中心線間隔を、前記記録用の光のパワーに応じて変化させる。
ある実施形態において、少なくとも10個のプリピットとオーバーラップする長さを有するように前記記録マークを形成する。
ある実施形態において、前記記録マークが形成される内周側のトラックと前記記録マークが形成される外周側のトラックと間には、前記記録マークが全く形成されないトラックが配置される。
ある実施形態において、前記記録マークが形成される内周側のトラックと前記記録マークが形成される外周側のトラックと間に配置される、前記記録マークが全く形成されないトラックの本数は、前記記録用の光のパワーに応じて変化する。
ある実施形態において、隣接する2つのトラックに記録される記録マークは、半径方向に隣接しない位置に形成される。
ある実施形態において、前記記録制御部は、前記記録マークを形成している間、前記光ピックアップから前記記録用の光を連続的に前記記録膜に照射させる。
ある実施形態において、前記光学ドライブ装置は、前記光ピックアップで検出された反射光を示す信号に含まれる前記プリピットの情報に基づいて、トラッキング制御を行なうトラッキング制御部を備える。
ある実施形態において、前記光学ドライブ装置は、前記記録制御部によって前記プリピットと重なる位置に記録マークが形成された光ディスクから、前記光ピックアップを用いて情報を読み出す再生制御部をさらに備え、前記再生制御部は、前記光ピックアップで検出された反射光を示す信号のジッタ特性に基づいて、前記記録制御部によって前記記録マークが記録された箇所を検知する。
ある実施形態において、前記光学ドライブ装置は、前記記録制御部によって前記プリピットと重なる位置に記録マークが記録された光ディスクから、前記光ピックアップを用いて情報を読み出す再生制御部をさらに備え、前記再生制御部は、前記光ピックアップで検出された反射光を示す信号の振幅に基づいて、前記記録制御部によって前記記録マークが記録された箇所を検知する。
本発明によれば、プリピットが形成された光ディスクに記録マークを記録する場合であっても、光ディスクの構造を簡素にできる。
本発明の実施形態1に係る光学ドライブ装置の構成図 実施形態1に係る光ディスクの断面図 実施形態1に係る光ディスクのプリピットを示す斜視図 実施形態1に係る光ディスク(記録マーク3の形成前)の平面図 実施形態1に係る光ディスク(記録マーク3の形成後)の平面図 実施形態1に係るプリピットと記録マークのビット列を示す図 実施形態1に係る光ディスク上の記録マークの位置を示す図 比較例に係る光ディスク上の記録マークの位置を示す図 溝が形成された光ディスク上の記録マークの位置を示す図 実施形態1における記録動作(追記動作)の一例を示すフローチャート 実施形態1に係る記録マーク記録中のRF信号を示す図 実施形態1に係る記録マーク記録後のRF信号を示す図 実施形態1に係るRF信号の分離(プリピット信号及び記録マーク信号)を説明するための図 本実施形態1に係る光ディスク上のRF信号の波形の一例(記録マーク形成後)を示す図 本実施形態1に係る光ディスク上のRF信号の波形の他の例(記録マーク形成後)を示す図 実施形態1に係る光ディスク上のDPD信号の波形(TE制御ON時)を示す図 実施形態1に係る光ディスク上のDPD信号の波形(TE制御OFF時)を示す図 他の実施形態に係る記録マーク記録中のTE信号を示す図 他の実施形態に係るトラックにおける記録マーク位置の検知を説明するための図 他の実施形態に係る光ディスク上の記録マークの位置を示す図 記録パワーと記録禁止トラックの本数との関係の例を示し表 記録パワーを1mW、記録禁止トラックの本数を0本に設定したときに形成した2つの隣接する記録マーク3を模式的に示す図 記録パワーを2mW、記録禁止トラックの本数を1本に設定したときに形成した2つの隣接する記録マーク3を模式的に示す図 記録パワーを3mW、記録禁止トラックの本数を2本に設定したときに形成した2つの隣接する記録マーク3を模式的に示す図 記録パワーを4mW、記録禁止トラックの本数を3本に設定したときに形成した2つの隣接する記録マーク3を模式的に示す図
(実施形態1)
以下、本発明による光学ドライブ装置の実施形態を説明する。
<1.本実施形態の構成>
<1.1 光学ドライブの構成(図1)>
図1を参照しながら、本実施形態における光学ドライブ500の構成例を説明する。光学ドライブ500は、パーソナルコンピューター、光ディスクプレーヤー、光ディスクレコーダー等に用いることができる。
図1は、光学ドライブ500の構成例を示すブロック図である。光学ドライブ500は、光ピックアップ501と、光ディスク1を回転させるスピンドルモータ503と、光ピックアップ501の位置を制御する移送モータ502と、これらの動作を制御するシステムコントローラ505と、不揮発性メモリ506と、を備えている。
光ディスク1から光学的に読み出されるデータは、光ピックアップ501の受光素子(図示せず)で電気信号に変換され、システムコントローラ505に入力される。光ピックアップ501は、光ビームを放射する光源(半導体レーザ)と、光ビームを集光して光スポットを光ディスク1上に形成するための対物レンズ504と、対物レンズ504を駆動するアクチュエータなどの公知の構成要素を備えている。
システムコントローラ505は、光ピックアップ501から得た電気信号に基づいて、フォーカスエラー(FE)信号およびトラッキングエラー(TE)信号を含むサーボ信号の生成、ならび再生信号の波形等価、2値化スライス、同期データなどのアナログ信号処理を行う。
システムコントローラ505は、生成されたサーボ信号により、光ピックアップ501が光ディスク1上に形成する光スポットを、回転する光ディスク1の目標トラックに追従させる。システムコントローラ505は、光ピックアップ501が備える対物レンズ504のフォーカス制御およびトラッキング制御、光ピックアップ501の移送制御、スピンドルモータ制御など一連の制御をデジタルサーボで実現する。すなわち、システムコントローラ505の働きにより、対物レンズ504のアクチュエータ(図示せず)の駆動のほか、光ピックアップ501を光ディスク1の内周や外周へ移送させる移送モータ502の駆動や、光ディスク1を回転させるスピンドルモータ503の駆動が適切に行われる。なお、システムコントローラ505は、半導体ICで実現可能である。
不揮発性メモリ506には、システムコントローラ505で実行されるソフトウェア及び各種パラメータ等が記憶されている。不揮発性メモリ506には、光ディスク1において、記録マーク3を記録すべき箇所を示した情報が含まれている。
<1.2光ディスクの構成(図2、図3、図4)>
図2、3、4を参照しながら、光ディスク1の構成を説明する。
図2は、光ディスク1の断面の一部を模式的に示す図である。光ディスク1は、プリピット2が主面に形成された基板101と、基板101の主面に支持された積層構造とを備えている。本実施形態における積層構造は、基板101の側から積層された記録膜102と保護膜103とハードコート104とを有している。
図1の光学ドライブ装置500は、データを光ディスク1に追記するとき、光ピックアップ501によってハードコート104の側から記録膜102に光を照射して、記録膜102に記録マーク3を形成する。
基板101は、光ディスク1の基礎となる部材である。図2では、1つのプリピット2が記載されているが、現実の基板101の主面には、記録膜102側に、多数のプリピット2が形成されている。プリピット2は、基板101の主面における物理的な凹凸であり、光ディスク1の製造時に基板101の成型工程で作られる。プリピット2を表面に有する基板101は、例えばBD−ROMを製造する公知の方法によって作製され得る。
プリピット2の深さは、照射する光ビームの波長をλとするとき、例えばλ/7〜λ/4の範囲内の大きさに設定される。例えばλ=約405nmのとき、プリピット2の深さの典型例は、約60〜100nm(0.06〜0.1μm)に設定され得る。プリピット2のトラック方向における長さは、例えば0.15μmから、その数倍までの範囲内に設定され得る。
本実施形態では、図3に示すように、「In−Pit」で光ディスク1にプリピット2が形成されている。「In−Pit」とは、光入射面に対して、凹部の形状を有するプリピットをいう。一方、「On−Pit」とは、光入射面に対して、凸部の形状を有するプリピットをいう。図2、3に示す例では、プリピット2は基板101の光入射側面に形成された凹部であるが、他の例において、プリピット2は凸部であってもよい。
基板101は、例えばポリカーボネート材料から形成され得る。プリピット2は、同心円またはスパイラル状に配列され、トラックを形成する。すなわち、トラック上にプリピット2の列が形成されている。プリピット2により、基板101には作製時から書き換え不能のデータを記録される。プリピット2が形成されている基板101の主面は、読み出し専用の情報記録面(ROM面)として機能する。本実施形態で使用する光ディスク1は、このROM面に接する記録膜102をも有している。
光ディスク1が図1の光学ドライブ装置に装填され、動作するとき、記録膜102は、光ピックアップ501から出射された光によって照射される。光は、対物レンズ504を介して記録膜102上に集光され、記録膜102上に光スポットを形成する。光ディスク1の回転に伴って光スポットは、光ディスク上をその周方向に移動することになる。記録膜102に情報の追記がなされるとき、記録膜102は十分に強い光で照射され、その結果、照射部分における記録膜102の反射率、透過率、位相差等の光学特性が変化する。
記録膜102のうち、記録用の光の照射によって光学特性が変化した部分が「記録マーク3」として機能する。トラックに沿って複数の記録マーク3を形成することにより、記録膜102に情報(追記データ)を書き込むことができる。同一トラック上において、隣接する記録マーク3と記録マーク3との間の部分を「スペース」と呼ぶことにする。記録マーク3およびスペースの長さは、記録すべき情報に応じて決定される。言い換えると、記録マーク3は、異なる複数の長さから選択された長さを有している。記録マーク3およびスペースが存在するトラックを読み出しのための光で走査すると、反射光(再生光)の強度が記録マーク3とスペースとの間で変化する。再生光の強度を検出することにより、記録膜102に記録された情報(追記情報)を読み出すことができる。再生光の強度変化は、高い周波数で生じるため、再生信号は「RF信号」と称されている。
記録膜102に追記された情報を読み出すとき、記録膜102は光ピックアップから出射された比較的弱い光で照射される。本実施形態で好適に用いられる記録膜102は、特別に反射層を有していなくとも、前記光を反射することができる。つまり、記録膜102は、記録膜及び反射膜として作用する。記録膜102は、例えば、Ge、Sb、Te、In、Ag等による相変化材料から形成され得る。相変化材料から形成された記録膜102を用いると、記録マークの書き換えを行うことができる。また、記録膜102は、Te、Pd、O、Cu、Ge、Bi、N等の無機あるいは有機材料から形成され得る。このような材料からなる記録膜102に形成した記録マークは書き換えることはできない。記録膜102は、例えばAlやAgから形成した金属膜であってもよい。このような金属膜に強い光を照射すると、金属膜に開口部を形成することが可能である。この開口部が「記録マーク」に相当する。
保護膜103は、記録膜102を保護する。例えば、保護膜103は、樹脂材料から形成され得る。ハードコート104は、記録膜102や保護膜103の外側からの傷や汚れを軽減する。例えば、ハードコート104は、SiO2粒子と潤滑剤から形成され得る。
本実施形態における記録膜102は、基板101のプリピット2が形成された面(主面)に接触しているが、基板101の主面と記録膜102との間には、他の膜または層が存在していてもよい。ただし、光ピックアップからの光ビームを記録膜102上にフォーカスしているときに得られる反射光の強度がプリピット2の有無によって変化するように光ディスク1が設計されていることが好ましい。本発明の好ましい実施形態において、重要な点は、記録膜102に記録マーク3で情報を書き込むとき、あるいは、記録膜102に形成された記録マーク3の情報を読み出すとき、プリピット2によるトラッキングエラー信号を生成する必要がある。このため、基板101の主面と記録膜102との間に配置される膜または層の厚さは、0.5μm以下であることが好ましい。
本実施形態によれば、光ディスク1からプリピット2の情報を読み出すときに必要なトラッキング制御と、記録マーク3の情報を光ディスク1に追記するとき、および記録マーク3の情報を光ディスク1から読み出すときに必要なトラッキング制御の両方が、同一のトラッキングエラー信号に基づいて実行できる。このため、トラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー信号生成部の構成が著しく簡単になる。トラッキングエラー信号生成部は、一組の四分割光検出器を使って実現できるため、本実施形態の構成には、光ピックアップを低コストで製造できる利点がある。
次に、図4Aおよび図4Bを参照して、記録マーク3を形成する前の光ディスク1と、記録マーク3を形成した後の光ディスク1を説明する。
図4Aは、記録マーク3を形成する前の光ディスク1aの平面図である。光ディスク1aには、基板101上にプリピット2が同心円状またはスパイラル状に内周から外周まで刻まれている。図4Bは、記録マーク3を形成した後の光ディスク1bの平面図である。光ディスク1bでは、記録マーク3がプリピット2に重なるように記録膜102に形成されている。記録マーク3の長さ(トラックに沿って計測されるサイズ)は、各記録マーク3が少なくとも10個のプリピット2とオーバーラップするように設定されている。図4Bに記載されている記録マーク3は、トラック上に直列的に配列された3つのプリピットとオーバーラップしているが、実際の記録マークは、10個を超える個数のプリピット2とオーバーラップしている。記録マークの長さは、プリピットの最短長の10倍以上であり、好ましくはプリピットの最短長の50倍以上である。例えば1−7変調方式で変調されたデータがプリピット2によって形成される場合、チャネルクロックの周期をTとすると、プリッピット2の最小長さは2Tであり、最大長さは8Tである。記録マーク3の長さは、例えば80T以上に設定される。プリピット2は、記録マーク3が形成された後も、光学ドライブ装置500で読み取り可能である。プリピット2が読み取り可能な理由については後述する。
<2.光学ドライブの動作>
<2.1システムコントローラ505の記録制御>
次に、システムコントローラ505による記録マーク3の記録制御を説明する。以下では、システムコントローラ505の記録前の制御及び記録中の制御を説明する。なお、システムコントローラ505は、外部機器からの指示を受け付けると、記録マークを光ディスクに記録するよう動作する。
<2.1.1 記録前の制御>
システムコントローラ505は、光ディスク1に記録する記録マーク3を決定する。ここで不揮発性メモリ506には、記録マーク3の1ビットの記録長が予め記録されている。前述したように、記録マーク3の1ビットの記録長は、光ディスク1に形成されたプリピット2の長さよりも長いマークになるよう決められている。例えば、図5に示すように、多数のプリピット2が128ビットのデータを示すように形成されているところに、1ビットの記録マーク3が形成されるよう決められている。図5では、プリピット2および記録マーク3を模式的に示す図が信号波形とともに記載されている。この図におけるプリピット2の位置は、模式的な例に過ぎず、図示されているプリピット信号の波形とは厳密には対応していない。
図5の例では、記録マーク3が形成されている部分が「1」、記録マーク3が形成されていない部分が「0」を示す。1ビット分の記録マーク3の長さは、典型的には、同一トラック上で一定である。例えば2つの「1」が連続している部分は、2ビット分の長さを持ち、連続する2つの記録マーク3によって構成されていると解釈できる。一方、各プリピット2の長さは、BD−ROMのように情報に応じて変調されており、一定ではない。
1つの記録マーク3の長さ(追記データの1ビットの記録長)が、プリピット2によって記録されているROMデータの何ビット分に対応するかは、あらかじめ図1の不揮発性メモリ506内に記録されている。本実施形態では、追記データの1ビットの記録長は、ROMデータの128ビットの長さに相当しているが、本発明は、このような例に限定されない。後述するように、本発明によれば、追記データとROMデータとが重畳したRF信号が再生されるため、これらのデータを識別するため、RF信号における各データの周波数を1桁以上異なるようにすることが好ましい。
システムコントローラ505は、不揮発性メモリ506に記録された記録マーク3の1ビットの記録長を用いて、記録マーク3の長さを決定する。これによって、システムコントローラ505は、光ディスク1に記録するための記録マーク3の制御信号を生成する。
次に、図6Aおよび図6Bを参照しながら、記録マーク3の形成位置を説明する。図6Aは、本実施形態における記録マーク3の形成位置の例を示す図である。図6Bは、比較例における記録マーク3の形成位置の例を示す図である。
本実施形態では、システムコントローラ505が、各トラックに形成する記録マーク3が、隣接するトラックに形成されている記録マーク3との間で影響し合わないように、記録マーク3の形成位置を調整する。図6Aに示す例では、第1の記録マーク3aがトラックt7に形成され、第2の記録マーク3bがトラックt3に形成されている。図6Bに示す比較例では、第2の記録マーク3bがトラックt3ではなく、トラックt6に形成されている。比較例では、例えばトラックt7から追記情報を読み出そうとするとき、隣接するトラックt6に形成された第2の記録マーク3bの影響を受ける結果、第1の記録マーク3aが形成されてない領域に第1の記録マーク3aが形成されているとの誤検出を行う可能性がある。
本実施形態で使用する光ディスクには、案内溝が存在せず、また、長い記録マーク3を形成するため、光ビームの照射によって発生した熱が光ディスクの半径方向(トラックに垂直な方向)に拡散しやすい。特に、本実施形態では、記録マーク3を形成するとき、光源をマルチパルス状に発光させるのではなく、連続的に発光させる。このため、記録マーク3の幅は、トラックピッチ程度、または、それ以上に大きくなりやすい。記録マーク3の幅は、記録マーク形成のために照射する光ビームのパワーが大きいほど、広くなりやすい。このため、記録マーク3を形成するトラックと、記録マーク3を形成しないトラックとを決める。
図6Cは、プリピット間に溝を設けた光ディスク上の記録マークの形成位置を示している。プリピットから得られるトラッキングエラー信号(好ましくはDPD信号)を用いてトラッキング制御を行う場合、トラッキングのための案内溝は不要である。しかし、溝をトラック間に形成すると、熱の拡散が溝によって阻止されるため、記録マークの幅の拡大を抑制する効果が得られる。このため、溝をトラック間に形成してもよい。溝の深さは、トラッキングエラー信号の生成とは無関係に設定され、任意である。
本明細書では、記録マーク3が形成され得るトラックを「記録領域トラック」、記録マークを形成しないトラックを「記録禁止トラック」と称することとする。記録禁止トラックの本数が1本の場合、その記録禁止トラックを挟む2つの記録領域トラックに形成される記録マークのうち、光ディスクの半径方向に隣接する記録マークの中心線間隔は、少なくとも2トラックピッチである。
記録マーク形成のために照射する光ビームのパワーは、光学ドライブ装置に装填される光ディスクによって異なる値に最適化され得る。このため、記録マーク3の幅は、光学ドライブ装置に装填される光ディスクの種類によって変化し得る。
光ディスクが光学ドライブ装置に装填された後、光ビームのパワーを決定するための学習動作を実行することが好ましい。この学習動作は、テスト記録のステップと再生信号の評価ステップとを含む。具体的には、まず、異なる大きさの記録パワーで光ビームを光ディスクに照射して複数の記録マークを形成した後、これらの記録マークに再生用の光ビームを照射して再生信号の質を評価する。再生信号の質は、信号波形の形状やジッタによって評価され得る。質の最も高い再生信号が得られる記録パワーを選択することが好ましい。
2つの記録領域トラックの間に何本の記録禁止トラックを配置するかは、記録マークの現実の幅に基づいて決定する必要はなく、上記の学習動作によって決定した記録パワーに基づいて決定してもよい。記録マークの幅が充分に小さいとき、2つの記録領域トラックの間に記録禁止トラックを1本も配置しなくてもよい。システムコントローラ505は、記録パワーの大きさとは無関係に光ディスク上のトラックを「記録領域トラック」と「記録禁止トラック」とに分けてもよい。
本発明の好ましい実施形態では、複数の「記録パワー」と、各記録パワーに対応する「記録禁止トラック」との関係を規定する情報を決定した後、この情報を光ディスク装置のメモリに格納する。「記録パワー」と「記録禁止トラック」の関係を規定する情報は、例えば図16に示されるように、記録パワーの値と、その記録パワーで記録を行うときの「記録禁止トラック」の本数とを関連づけたものである。この情報は、例えばテーブルの形態で不揮発性メモリ506に格納される。
上記の情報における「記録パワー」の値は、記録パワーを連続的または段階的に変えて光ディスク1に光ビームを照射するときの記録パワーの値である。この記録パワーの値は、記録パワーの学習時において設定される記録パワーの値と一致することが好ましい。
図16に示すようなテーブルが不揮発性メモリ506に格納されている場合、好ましい例では、そのテーブルにおける「記録パワー」の値の中から、実際の記録動作を行うときの記録パワーが選択され得る。ただし、実際の記録動作を行うときの記録パワーが、テーブルにおける「記録パワー」の値と異なるときは、実際の記録動作を行うときの記録パワーよりも大きく、かつ、その記録パワーに最も近い記録パワーをテーブルから選択し、選択された記録パワーに対応する「記録禁止トラック」の本数を選択することが好ましい。例えば、現実の記録パワーが2.3mWの場合、図16に例示されるテーブルでは、3mWの記録パワーを選択し、これに対応する「記録禁止トラック」の本数を2本に設定することが好ましい。
図17Aは、記録パワーを1mW、記録禁止トラックの本数を0本に設定したときに形成した2つの隣接する記録マーク3を模式的に示している。この例では、記録マーク3の幅が小さく、隣接するトラックにおいて、記録マーク3を光ディスクの半径方向に隣接するように形成しても、クロストーク(再生する際に隣の記録マークを読み出す)やクロスイレース(記録する際に既に記録されている隣の記録マークを消してしまう)を防止できる。
最適な記録パワーと「記録禁止トラック」の本数との関係は、種々の方法で設定可能である。例えば、複数の異なる記録パワーで形成された記録マーク3を再生し、再生された信号の振幅やジッタ等の信号品質が、記録禁止トラックの本数に依存してどのよう変化するかを測定することにより、記録禁止トラックの本数を決定してもよい。また、記録マークの情報をデコードする際のエラーレートが記録禁止トラックの本数に依存してどのように変化するかを求め、「記録禁止トラック」の本数を決定してもよい。
図17Bは、記録パワーを2mW、記録禁止トラックの本数を1本に設定したときに形成した2つの隣接する記録マーク3を模式的に示している。この例では、記録マーク3の幅がやや広がっている。このため、図17Aに示すように隣接するトラックにおいて、記録マーク3を光ディスクの半径方向に隣接するように形成すると、クロストークやクロスイレースを十分に防止できない。したがって、この例では、記録パワーを2mWに設定するとき、光ディスクの半径方向に隣接する記録マーク3の間に1本の記録禁止トラックを配置する。その結果、クロストークやクロスイレースを防止することができる。
図17Cは、記録パワーを3mW、記録禁止トラックの本数を2本に設定したときに形成した2つの隣接する記録マーク3を模式的に示している。図17Dは、記録パワーを4mW、記録禁止トラックの本数を3本に設定したときに形成した2つの隣接する記録マーク3を模式的に示している。
図17Cおよび図17Dに示す例では、記録マーク3の一部が隣接する「記録禁止トラック」の少なくとも一部を覆っている。記録禁止トラックには、記録マーク3が形成されず、したがって、記録マーク3の中心が記録禁止トラック上に位置することはない。しかし、記録マーク3の幅が拡大した結果、記録マーク3の一部が記録禁止トラック上にはみ出すことは許容される。記録禁止トラックとは、そのトラック中心上に記録マーク3の中心が位置することが禁止されるトラックであり、他のトラック上に記録された記録マーク3が延びてきて一部が覆われてもよい。
図17Dの例における「記録領域トラック」は、トラックt3、t7であり、「記録禁止トラック」は、トラックt4、t5、t6である。「記録領域トラック」であるトラックt3に形成した記録マーク3の一部は、「記録禁止トラック」であるトラックt4を覆っている。このような場合でも、「隣接する2つの記録マークの間に、3つの記録禁止トラックが配置されている」と言える。
図17A、図17B、図17C、図17Dに示すように、記録パワーを上昇させていくと、記録マーク3の幅(光ディスクの半径方向のサイズ)が広がるため、その度合いに応じて「記録領域トラック」と「記録領域トラック」の間に挟まれる「記録禁止トラック」の本数を適切に設定し、不揮発性メモリ506内に保持させておくことが望ましい。
なお、記録パワー学習で設定する最も高い記録パワーにおいてもトラック方向に位置する記録マーク同士がお互いにクロストークやクロスイレースの影響を及ぼさない「記録禁止トラック」の本数を固定値で設定しても良い。
図17A、図17B、図17C、図17Dを参照しながら説明したことは、図16の表に示す例に対応しているが、記録パワーと記録禁止トラックの本数との関係は、図16および図17Aから図17Dに示す例に限定されない。
次に、図7を参照して、追記動作の一例を説明する。図7は、追記動作の一例を示すフローチャートである。
まず、追記を開始するに先立ち、システムコントローラ505は、不揮発性メモリ506から記録パワー学習時の情報を読み出す(ステップS1)。記録パワー学習時の情報は、「記録領域トラック」に隣接する「記録禁止トラック」の本数を示す前述の情報を含む。この情報の例は、図16を参照して説明した情報であり、テーブルの形態で不揮発性メモリ506に格納される。
次に、不揮発性メモリ506からの情報に基づき、光ディスク1上の記録パワー学習領域において、システムコントローラ505により記録パワー学習が実施される(ステップS2)。記録パワー学習は、図16に示す記録パワー1mWで特定のトラックに記録し、記録パワー2mWで1トラック離したトラックに記録する。また、記録パワー3mWで2トラック離したトラックに記録する。更に、記録パワー4mWで3トラック離したトラックに記録する。更に、記録パワー5mWで4トラック離したトラックに記録する。本実施形態では、この5通りの記録条件で記録したデータを再生し、信号品質などに基づいて、記録特性の最適な記録条件を選択する。最適な記録条件が決定されると、その記録パワーと「記録禁止トラック」の本数が決まる。
記録パワー学習領域は、光ディスク側で固定された領域である必要はない。不揮発性メモリ506の情報に基づき、光学ドライブ装置が光ディスクから任意に領域を選択し、その領域を記録パワー学習に使用してもよい。
なお、起動時ではなく、光ディスクの再生中に、光ディスクの記録パワー学習領域内の未記録箇所を選択し、その選択された箇所で記録パワー学習を実行してもよい。このようにして選択される箇所は、光ディスクに記録されていた情報を読み出し、その情報によって指定された箇所であってもよい。
次にステップS2で決定された記録条件を用いて、記録領域に実際のデータを記録する(ステップS3)。データの記録領域は、記録パワー学習領域と同様に、光ディスク側で固定して決められる必要はなく、不揮発性メモリ506の情報に基づき、光学ドライブ装置側が任意に設定可能である。また、光ディスクを再生して指定された、記録パワー学習領域内の未記録箇所を選択して記録を実施する。
「記録領域トラック」の本数、位置、または配置関係を決定した後、システムコントローラ505は、スピンドルモータ503の回転速度を決定する。記録マーク3を形成するために光ビームを光ディスク1に照射するとき、この光ビームのパワーが高すぎると、図2に示す基板101の一部が熱によって変形してプリピット2の形状が変化する可能性がある。プリピット2の情報が消えてしまわないように、光ピックアップ501の光源のパワーを設定することが好ましい。
システムコントローラ505は、上記条件が決まると、光ピックアップ501、スピンドルモータ503等を制御する。つまり、光ピックアップ501による記録マーク3の記録が開始される。
<2.1.2 記録中の制御>
光ピックアップ501から出射された光ビームが、光ディスク1上のプリピット2にフォーカスし、目標とするトラック上のプリピット2を追従するようにフォーカス制御およびトラッキング制御が実行される。ここで光学ドライブ装置500は、光ディスク1の反射光から得られる非点収差情報に基づき、フォーカス制御を実行する。また、光学ドライブ装置500は、光ディスク1の反射光に含まれる、プリピット2からの位相差情報(Differential Phase Detection 以下、「DPD」)に基づき、トラッキング制御を実行する。DPD信号は、RF信号の振幅を十分に大きくするような深さを有するプリピット2の列にトラッキングするために好適に用いることのできるトラッキングエラー信号である。プッシュプル方式のトラッキングエラー信号の振幅は、プリピット2の深さがλ/8のときに最も大きくなるが、深さがλ/8のプリピット2から得られるRF信号の振幅はゼロになってしまう。逆に深さがλ/4のプリピット2から得られるRF信号の振幅は最大化されるが、深さがλ/4のプリピット2からは、プッシュプル方式のトラッキングエラー信号の振幅がゼロになってしまう。このため、プリピット2の列に対してトラッキング制御を行うには、プッシュプル方式のトラッキングエラー信号を用いるのではなく、DPD方式のトラッキングエラー信号を用いることが好ましい。
なお、プリピット2の両側に、プリピット2の深さ(例えばλ/4)とは異なる深さ(例えばλ/8)を有するグルーブ(案内溝)を形成した場合、この案内溝を利用してプッシュプル方式のトラッキングエラー信号を生成することが可能である。本実施形態では、DPD方式のトラッキングエラー信号を用いるため、このようなグルーブは不要である。
ここで、図8Aを参照して、記録マーク形成中のトラッキング制御を説明する。本実施形態では、ディスク表面の法線方向から光ディスク1を見たときの記録マーク3を形成する箇所に、プリピットが存在している。したがって、光学ドライブ装置500は、案内溝がないトラックにおいて、記録マーク3を形成する場合であっても、光ディスク1からの反射光に含まれるプリピット信号を用いてDPDトラッキング制御を行なうことが可能である。記録マーク3を形成しないときは、トラッキング制御に必要なDPD信号を得るために必要なパワーで光ビームを照射するが、記録マーク3を形成するとき、その光ビームのパワーを一時的に高める。パワーを高められた光ビームの照射を受けた記録膜102の光学的性質が局所的に変化し、記録マーク3が形成される。本実施形態では、プリピット2に比べて格段に長い記録マーク3を形成している間、前述したように、光源をマルチパルス状に発光させるのではなく、連続的に発光させる。ここで、記録マーク3を形成するために必要な光パワーをPhigh、記録マーク3を形成しないがDPD信号を得るために必要な光パワーをPlowとする。この場合、光パワーをPlowからPhighに上昇させているとき、記録マーク3が形成される。このため、光パワーをPlowからPhighに上昇させている時間に比例した長さを記録マーク3が形成される。
従来、記録用の光ビームを光ディスク1の目標トラックに照射しながら、トラッキングエラー信号を得るための光ビーム(サブビーム)を目標トラックに隣接するトラックに照射する技術が存在する。本実施形態では、1本のビームでトラッキングエラー信号(DPD信号)を生成しながら、長い記録マーク3をトラック上に正しく形成することができる。
図8Aに示す例では、記録マーク3を形成しているとき、光ビームのパワーが高いため、その反射光の強度を示すRF信号のレベルも全体として高くなっている。RF信号上の相対的に高い周波数の波形は、例えば図6Aに示す複数のプリピット2によるものである。図6Aに示すように、1つの記録マーク3が多数のプリピット2とオーバーラップしているため、記録マーク3を形成しているときの反射光の強度も、図8Aに示すように、多数のプリピット2による高周波信号が重畳される。図8Aでは、プリピット2の信号は模式的に記載されており、現実の反射光には、図示されているよりも高周波のプリピット信号が重畳される。
図8Aに示すように、記録マーク3の形成中において、光ディスク1の反射光から、プリピット信号を分離して読み出すことが可能である。これは、プリピット2の長さに比べて記録マーク3の記録長が充分に長いからである。また、プリピット2の反射光が光ピックアップ501の受光素子で飽和しないように光ピックアップ501の光源の光量を調整したためである。
このように、システムコントローラ505は、記録マーク3の形成中において、プリピット2からの信号を得ることができる。言い換えると、記録マーク3を形成している最中も、DPD信号を得ることができる。このため、光学ドライブ装置500は、DPDトラッキング制御を行った上で記録マーク3を形成できる。
加えて、記録開始直前のプリピット2の情報を読み取りながらPLL制御を安定にかけてクロック信号を生成できる。そのクロック信号を基準に記録タイミングを生成し、さらに、記録マーク3の形成中もプリピット2の情報を読み取り、クロックの生成が可能である。このため、記録マークを形成するために必要な高いパワーで発光するタイミングを正確に制御でき、結果としてジッタの少ない記録マーク3を作成できる。
前述したように、本実施形態では、記録マーク3の形成中もマルチパルスではなく連続的な光の照射を行うため、その間にトラッキングエラー信号およびクロック信号の生成が可能になる。特に本実施形態では、非常に長い記録マーク3を形成するため、その最中にトラッキングエラー信号およびクロック信号を継続的に生成できることは品質の高い記録マークの形成を行う上で有益である。
ここで、DPDトラッキング制御を使うメリットを説明する。通常の記録用の光ピックアップでは、往路で3ビームに分割し、4分割の光検出器を3組用意して、DPPトラッキング制御を行う。これにより、光ディスク1の偏芯に対物レンズが追従することにより発生するTEオフセットをキャンセルし、光ディスクの案内溝に安定に追従する。
一方、本実施形態では、記録中にもDPDトラッキングでトラッキング制御が可能である。そのため、光検出器は、4分割の光検出器が1組で良い。つまり、光検出器のサイズが小さくなり、光ディスク1のサイズを小型化、低価格化することが可能となる。また、3ビームに分割する必要がないので、往路の回折格子が不要になる。そのため、同様に光ディスク1のサイズを小型化、低価格化に寄与する。さらに、3ビームに分割しないので、光源の利用効率が良くなり、消費電力が減少する。加えて、3ビームに分割しないので、光源の利用可能時間が増大し、低発光パワーの光源が利用可能となる。
なお、本実施形態では、記録マーク3の記録長をプリピット2よりも十分長くした。そのため、光ピックアップ501の光源の光量の切替を少なくすることができる。このため、安価なレーザー制御回路を利用することができる。
<2.2システムコントローラ505の再生制御>
次に、図8Bから図12を参照して、システムコントローラ505による光ディスク1の再生制御を説明する。光ディスク1には、プリピット2上に記録マーク3が記録されているものとする。
図8Bは、1ビットの記録マークが形成されている部分、および、その前後に位置する未記録部分から得られるRF信号の波形例を示している。記録マークが形成されている部分から得られるRF信号のレベルは、未記録部分から得られるRF信号のレベルよりも低い。図8Aでは、記録マークを形成するとき、光ビームのパワーが高くなるため、記録マークの反射率が未記録部分の反射率よりも低下したとしても、記録マーク形成中に得られるRF信号のレベルは高くなる。しかし、データ再生時には、比較的低い一定のパワーの光ビームで光ディスク1を照射するため、図8Bに示すように、反射率が低下した記録マークから得られるRF信号のレベルが低下することになる。記録マークと未記録部分との間には、このようにRF信号のレベルに差異があるため、これを検知すれば、記録マークを検出することができる。
本実施形態におけるシステムコントローラ505は、光ピックアップ501を制御し、プリピット2上に記録マーク3が記録された光ディスク1から情報を読み出すことが可能である。より詳細には、システムコントローラ505は、光ディスク1に記録された記録マーク3及びプリピット2を両方検出可能である。これは、記録マーク3の記録長がプリピット2に対して格段に長く、それぞれの信号周波数が異なるため、RF信号から2種類の信号を容易に周波数で分割できるためである。図9は、RF信号を受け取り、その中から相対的に周波数が高いプリピット信号を選択的に通過させるハイパスフィルタ(HPF)と、同様にRF信号を受け取り、その中から相対的に周波数が低い記録マーク信号を選択的に通過させるローパスフィルタ(LPF)とを備えるフィルタ回路の構成例を示している。システムコントローラ505は、図9に示すようなフィルタ回路を含むことにより、図8Bに示すようなRF信号からプリピット信号と記録マーク信号とを分離することができる。
また、システムコントローラ505は、プリピット2上に記録マーク3が記録されたとしても、プリピット2の信号を用いて、トラッキング制御可能である。例えば、図8Bに示すように、記録マーク3記録後においても、プリピット2の信号光(高周波の波形)を取得できる。また、プリピット2によるDPD信号を得ることもできる。これは、プリピット2の情報を潰さない(消してしまわない)ように記録マーク3の情報を記録したためである。上述したように、記録マーク3とプリピット2の信号周波数帯域が十分に離れていることにより、それぞれの情報を反射光からフィルタ回路で分離することが可能になる。なお、プリピット2の最長ピットより記録マーク3の最短マーク長が10倍以上と長ければ、フィルタ回路の特性上、容易に分離することが可能になる。
光ディスク1の反射光に基づいて記録マーク3による情報を読み出す方法は、上記の方法に限定されない。図10Aおよび図10Bを参照して、記録マーク3による情報を読み出す方法の他の例を説明する。
図10Aは、記録マークからの反射光強度が未記録部分からの反射光(RF信号)強度よりも低い場合の反射光の波形例を示す。一方、図10Bは、記録マークからの反射光強度の平均値が未記録部分からの反射光強度の平均よりも高い場合の反射光の波形例を示している。図10Aおよび図10Bの横軸は時間である。
前述したように、図9に示すフィルタ回路を用いることにより、RF信号から記録マーク3による情報を取り出すことができるが、RF信号の平均値12および/またはエンベロープに基づいて記録マーク3による情報を取り出すこともできる。図10Aおよび図10Bには、RF信号の平均値12を示す破線、ならびに、RF信号の上エンベロープ14および下エンベロープ16を示す実線が示される。図10Aに示す波形の例では、RF信号の平均値12、上エンベロープ14、および下エンベロープ16のいずれもが、記録マークと未記録部との間で異なるレベルにある。このため、例えばRF信号の平均値12を求め、この平均値12が相対的に低下したとき、光ビームが記録マーク3の上を通過していると判定することができる。同様に、RF信号の上エンベロープ14または下エンベロープ16を求め、それが相対的に低下したとき、光ビームが記録マーク3の上を通過していると判定してもよい。
図10Bに示す例では、RF信号の上エンベロープ14が記録マークと未記録部分との間で変化していない。このような波形は、例えば、記録マークを形成するときの光ビームのパワーが小さいために記録膜の光学特性がほとんど変化しなかったのに、プリピット2の形状が熱によって変化した場合に生じ得る。このような現象は、プリピット2の形状が熱で変化し、それによってプリピット2の深さがλ/4から変化したとき、プリピット2からの反射光の強度が高まることによって生じ得る。図10Bに示すような場合、RF信号の平均値12または下エンベロープ16を求め、それが相対的に上昇したとき、光ビームが記録マーク3の上を通過していると判定すればよい。
上述したように、本発明によれば、「記録マーク」は、必ずしも記録膜中に形成されるとは限られない。記録膜において記録マークが形成された領域の光学特性(反射率など)が未記録部分に比べて変化していない場合でも、基板表面の物理的状態を未記録部分の物理的状態から変化させることにより記録マークを形成することができる(図10B)。言い換えると、本発明における記録マークは、記録膜または基板表面に形成され得る。
なお、図10Bに示すようなRF信号の波形は、例えば、次のような場合にも得られる。すなわち、記録マークを形成するときの光ビームのパワーが小さいために記録膜の光学特性が、全体としては、ほとんど変化しなかったのに、プリピット2の凹部に熱が蓄積され、その結果、記録膜のうち、プリピット2の凹部に位置する部分の光学特性が局所的に変化すると、図10Bに示すようなRF信号が得られることがある。
システムコントローラ505は、プリピット2上に記録マーク3が形成されたとしても、DPD信号に基づくトラッキング制御を行うことができる。これは、プリピット2を潰さない(プリピット2による情報を消してしまわない)ように記録マーク3の情報を記録したためである。図10Aおよび図10Bに示す例でも、記録マーク3を形成した領域でも、プリピット2の情報は消去されず、RF信号に残っている。
次に、図11および図12を参照する。図11は、追記情報を記録した後の光ディスクから得られるDPD信号の波形を示している。トラッキング制御はオン状態にある。DPD信号がゼロレベル(GND)に維持されるようにトラッキングが実行されている。図11の波形は、未記録部でも記録マーク部でも安定にTE制御が行われていることを示している。
図12は、追記情報を記録した後の光ディスクから得られるDPD信号の波形を示している。トラッキング制御はオフ状態にある。DPD信号のレベルは、光ビームがトラックを横切るごとに増減し、三角波状の波形を示している。
このように、DPD信号は、記録マークの形成中も、記録マークを形成した後も適正に得られる。もしも、記録マークを形成した領域からトラッキングエラー信号を得ることができない場合は、記録マークの長さを十分に短縮し、記録マーク形成時にトラッキングホールドを行えばよい。しかしながら、記録マークが長い場合にトラッキングホールドを行うと、トラッキングが外れてしまうことになる。本発明によれば、記録マークがプリピット上に存在してもDPD信号が得られるため、このDPD信号を用いてトラッキング制御を行えば、トラッキングホールドを行った場合にトラッキングが外れてしまうような長い記録マークを作成することが可能である。
(他の実施形態)
図13を参照して、トラッキングホールドを行う例を説明する。図13は、記録マークの形成中に、反射光の強度が光検出器の検出レンジを越えて飽和するときのRF信号の波形例を示している。図13に示すように、記録中にRF信号振幅が大きく、光検出器の検出レンジを越えて飽和してしまう場合であっても、より安定して記録マークを形成できる。また、光源のパワー(光量)によって反射膜の反射率が下がり、DPD信号の検出精度が下がってしまう場合も、記録マーク形成領域からは適正なトラッキングエラー信号を得ることが困難になる。このような場合も、記録マークが形成されている領域ではトラッキングホールドを行うことが有効であり得る。
上記の実施形態では、記録マーク3の記録動作中に、DPDトラッキング制御を行なうようにした。しかし、これに限られず、記録マーク3の記録動作中に、プッシュプル信号を用いてトラッキング制御を行っても良い。プリピット2の再生信号の周波数帯域が、DPDトラッキング制御の位相差検出回路の信号帯域を外れるような場合(光ディスクを極端に遅く、あるいは速く回転させた場合に該当)、DPDトラッキング制御を安定に行うことができない場合がある。このような場合、プッシュプル信号の方がより安定にトラッキング制御を行うことができる。
上記の実施形態では、図10Aなどに示すようなRF信号の振幅を用いて記録マーク3を検知するようにした。しかし、これに限られず、図14に示すRF信号の信号品質(ジッタ特性等)に基づいて記録マーク3を検知するようにしてもよい。記録マーク3が記録された箇所にプリピットが形成されているため、記録マークの記録部と未記録部との間でRF信号の振幅に差異が無い場合においても、双方のプリピットによる再生ジッタに差異があり得る。このような再生ジッタの差異に基づいて、どの部分に記録マークが記録されているかを検知することができる。
本実施形態では、図6Aに示すように、複数の記録マーク3を形成する際、第1の記録マーク3aと第2の記録マーク3bが隣接するトラックに記録されないようにした。しかし、これに限られず、例えば、図15に示すように、光ディスクの半径方向において、記録マーク3が隣接しないようにしてもよい。この場合においても、光ディスクの半径方向に隣接する記録マークの中心線間隔は、2トラックピッチ以上である。
In−Pitで形成した場合、以下のメリットがある。つまり、プリピットの凹んでいる部分が記録膜に断熱効果を与え、記録マーク3の記録が容易になる場合がある。その際、光ピックアップ501の光源のパワーを弱くできる。
プリピットは、記録マークが記録された後に、読み取り不可能であってもかまわない。つまり、本実施形態では、プリピット上に記録マークが記録できれば、どのような構成であってもよい。
本発明は、光ディスクに情報を記録することが可能な光学ドライブ装置などに適用可能である。
1 光ディスク
2 プリピット
3 記録マーク
3a 第1の記録マーク
3b 第2の記録マーク
4 溝
101 基板
102 記録膜
103 保護膜
104 ハードコート
500 光学ドライブ装置
501 光ピックアップ
502 移送モータ
503 スピンドルモータ
505 システムコントローラ
506 不揮発性メモリ

Claims (10)

  1. 光ディスクに情報を記録することが可能な光学ドライブ装置であって、
    前記光ディスクは、トラック上に複数のプリピットが形成された基板と、前記基板に支持される記録膜とを有し、
    前記光学ドライブ装置は、
    光ピックアップと、
    前記トラック上において前記複数のプリピットに重なる位置で記録マークを形成するよう前記光ピックアップを制御し、前記光ディスクの半径方向に隣接する記録マークの中心線間隔が少なくとも2トラックピッチとなるように前記記録膜に記録用の光を照射させる記録制御部と、
    を備える光学ドライブ装置。
  2. 前記記録制御部は、前記光ディスクの半径方向に隣接する記録マークの中心線間隔を、前記記録用の光のパワーに応じて変化させる、請求項1に記載の光学ドライブ装置。
  3. 少なくとも10個のプリピットとオーバーラップする長さを有するように前記記録マークを形成する、請求項1または2に記載の光学ドライブ装置。
  4. 前記記録マークが形成される内周側のトラックと前記記録マークが形成される外周側のトラックと間には、前記記録マークが全く形成されないトラックが配置される、請求項1から3のいずれかに記載の光学ドライブ装置。
  5. 前記記録マークが形成される内周側のトラックと前記記録マークが形成される外周側のトラックと間に配置される、前記記録マークが全く形成されないトラックの本数は、前記記録用の光のパワーに応じて変化する、請求項4に記載の光学ドライブ装置。
  6. 隣接する2つのトラックに記録される記録マークは、半径方向に隣接しない位置に形成される、請求項1から3のいずれかに記載の光学ドライブ装置。
  7. 前記記録制御部は、前記記録マークを形成している間、前記光ピックアップから前記記録用の光を連続的に前記記録膜に照射させる、請求項1に記載の光学ドライブ装置。
  8. 前記光ピックアップで検出された反射光を示す信号に含まれる前記プリピットの情報に基づいて、トラッキング制御を行なうトラッキング制御部を備える、請求項1に記載の光学ドライブ装置。
  9. 前記記録制御部によって前記プリピットと重なる位置に記録マークが形成された光ディスクから、前記光ピックアップを用いて情報を読み出す再生制御部をさらに備え、
    前記再生制御部は、前記光ピックアップで検出された反射光を示す信号のジッタ特性に基づいて、前記記録制御部によって前記記録マークが記録された箇所を検知する、請求項1に記載の光学ドライブ装置。
  10. 前記記録制御部によって前記プリピットと重なる位置に記録マークが記録された光ディスクから、前記光ピックアップを用いて情報を読み出す再生制御部をさらに備え、
    前記再生制御部は、前記光ピックアップで検出された反射光を示す信号の振幅に基づいて、前記記録制御部によって前記記録マークが記録された箇所を検知する、請求項1に記載の光学ドライブ装置。
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