JP2011158218A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011158218A
JP2011158218A JP2010021921A JP2010021921A JP2011158218A JP 2011158218 A JP2011158218 A JP 2011158218A JP 2010021921 A JP2010021921 A JP 2010021921A JP 2010021921 A JP2010021921 A JP 2010021921A JP 2011158218 A JP2011158218 A JP 2011158218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
float
oil
switch
refrigerant
buoyancy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010021921A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Mihara
一彦 三原
Hidetaka Sasaki
英孝 佐々木
Setsu Hasegawa
説 長谷川
Ken Kawakubo
賢 川久保
Masahisa Otake
雅久 大竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2010021921A priority Critical patent/JP2011158218A/ja
Publication of JP2011158218A publication Critical patent/JP2011158218A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

【課題】高圧下で使用した場合であっても、フロートによりオイルレベルを的確に検知する。
【解決手段】本発明は、圧縮機11と、ガスクーラ46と、電動膨張弁62A、62Bと、蒸発器63A、63Bとから冷媒回路1が構成され、高圧側が超臨界圧力となる冷凍装置Rにおいて、圧縮機11のオイルレベルを検知するためのフロートスイッチ31を備え、フロートスイッチ31は、所定の強度を有し、且つ、中まで詰まっているフロート34と、フロート34の上下動を検出する上限・下限レベルスイッチ50、51と、フロート34の浮力を調整するバネ59とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、圧縮手段と、ガスクーラと、絞り手段及び蒸発器とから冷媒回路が構成され、高圧側が超臨界圧力となる冷凍装置に関するものである。
従来よりこの種冷凍装置は、圧縮手段、ガスクーラ、絞り手段等から冷凍サイクルが構成され、圧縮手段で圧縮された冷媒がガスクーラにて放熱し、絞り手段にて減圧された後、蒸発器にて冷媒を蒸発させて、このときの冷媒の蒸発により周囲の空気を冷却するものとされていた。近年、この種冷凍装置では、自然環境問題などからフロン系冷媒が使用できなくなってきている。このため、フロン冷媒の代替品として自然冷媒である二酸化炭素を使用するものが開発されている。当該二酸化炭素冷媒は、高低圧差の激しい冷媒で、臨界圧力が低く、圧縮により冷媒サイクルの高圧側が超臨界状態となることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、圧縮手段を構成する圧縮機の密閉容器内には摺動部の潤滑と圧縮機構部のシールを行うためにオイルが所定量封入される。このオイルは、圧縮機から冷媒と共に吐出されるため、オイルを密閉容器内に戻すべく、冷媒吐出管の下流側にオイルセパレータを設けていた。このオイルセパレータにはオイル戻し管が取り付けられており、その他端は、密閉容器に接続されている。そして、圧縮機から冷媒と共に吐出されたオイルは、オイルセパレータにて分離され、オイル戻し管を介して密閉容器内に戻されていた。
オイル戻し管から密閉容器内に戻るオイル量が多いと、オイルセパレータ内のオイルが枯渇してしまう。オイルセパレータ内のオイルが枯渇すると、圧縮機からオイルセパレータ内に吐出された冷媒ガスの密閉容器内へ返戻を招き、冷凍サイクル装置の冷凍効率が著しく低下してしまう。他方、密閉容器内のオイルが不足すると摺動部の焼き付きやシール性の低下が発生するようになる。そのため、当該密閉容器内のオイル面高さを検出するオイルレベルスイッチが、密閉容器内又は密閉容器内と連通管を介して配設される容器内に設けられている。
特公平7−18602号公報
従来のオイルレベルスイッチは、密閉容器内又は容器内のオイル面にその浮力によって浮かぶフロートを設け、オイル面の変動によって上下動するフロートに基づき、密閉容器内又は容器内のオイルレベルを制御する。しかし、上述したような圧縮機の密閉容器内又はこれと連通して設けられる容器内の圧力は内部中間圧であっても約8MPaほどに高くなる。また、内部高圧の場合には、12MPa以上にまで上昇することとなる。このような極めて高い圧力条件下で通常のフロートを使用すると、フロートが潰れてしまい、所定の浮力を確保することができず、精度の高いオイルレベル制御を実現することができないこととなる。
本発明は、従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、高圧下で使用した場合であっても、フロートによりオイルレベルを的確に検知することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、圧縮手段と、ガスクーラと、絞り手段と、蒸発器とから冷媒回路が構成され、高圧側が超臨界圧力となる冷凍装置において、圧縮手段のオイルレベルを検知するためのフロートスイッチを備え、このフロートスイッチは、所定の強度を有し、且つ、中まで詰まっているフロートと、このフロートの上下動を検出するスイッチと、前記フロートの浮力を調整する浮力調整手段とを有することを特徴とする。
請求項2の発明は、上記発明において、フロートは、少なくとも8MPa以上の高圧であっても圧壊しない強度を有する樹脂により構成することを特徴とする。
請求項3の発明は、圧縮手段と、ガスクーラと、絞り手段と、蒸発器とから冷媒回路が構成され、高圧側が超臨界圧力となる冷凍装置において、圧縮手段のオイルレベルを検知するためのフロートスイッチを備え、このフロートスイッチは、外殻及び該外殻内に充填されて強度を維持するための充填材から成るフロートと、このフロートの上下動を検出するスイッチと、フロートの浮力を調整する浮力調整手段とを有することを特徴とする。
請求項4の発明は、上記各発明に加えて、浮力調整手段は、フロートを上昇させる方向に付勢するバネであることを特徴とする。
請求項5の発明は、上記請求項1乃至請求項3において、浮力調整手段は、一端にフロートを有し、他端に所定の重量材を有するシーソーであることを特徴とする。
請求項6の発明は、上記各発明において、冷媒として二酸化炭素を使用したことを特徴とする。
本発明によれば、圧縮手段と、ガスクーラと、絞り手段と、蒸発器とから冷媒回路が構成され、高圧側が超臨界圧力となる冷凍装置において、圧縮手段のオイルレベルを検知するためのフロートスイッチを備え、このフロートスイッチは、所定の強度を有し、且つ、中まで詰まっているフロートと、このフロートの上下動を検出するスイッチと、フロートの浮力を調整する浮力調整手段とを有するので、請求項5の発明の如く冷媒として二酸化炭素を使用した場合など容器内が極めて高い圧力となる場合にも、フロートが潰れてしまう不都合を回避でき、的確に圧縮手段内のオイルレベルを検知することが可能となる。
また、フロートの浮力を調整する浮力調整手段を備えているため、フロートの浮力を補助することができ、フロートの的確な上下動を実現することができる。
また、フロートは、請求項2の発明の如く少なくとも8MPa以上の高圧であっても圧壊しない強度を有する樹脂により構成することにより、容易に本願発明を構成することができる。
更に、フロートは、請求項3の発明の如く外殻及び該外殻内に充填されて強度を維持するための充填材から構成した場合であっても、フロートが潰れてしまう不都合を回避でき、的確に圧縮手段内のオイルレベルを検知することが可能となる。
特に、請求項4の発明によれば、上記各発明において、浮力調整手段は、上昇させる方向に付勢するバネにより構成することで、フロートスイッチの小型化を図ることができる。
また、請求項5の発明によれば、上記請求項1乃至請求項3において、浮力調整手段は、一端にフロートを有し、他端に所定の重量材を有するシーソーにより構成することで、当該浮力調整手段による浮力調整を容易なものとすることができる。
本実施例における冷凍装置の冷媒回路図である。 フロートスイッチの内部透視正面図である。 内部透視側面図である。 容器を取り外した状態の一部断面概略構成図である。 容器を取り外した状態の一部断面概略構成図である。 制御装置のブロック図である。 他の実施例としてのフロートスイッチの概略構成図である。 他の実施例としてのフロートスイッチの容器を取り外した状態の一部断面概略構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態にかかる冷凍装置Rの冷媒回路図である。本実施例における冷凍装置Rは、冷凍機ユニット3と複数台のショーケースユニット5A、5Bとを備え、これら冷凍機ユニット3と各ショーケースユニット5A、5Bとが、冷媒配管7及び9により連結されて所定の冷凍サイクルを構成する。
この冷凍サイクルは、高圧側の冷媒圧力(高圧圧力)がその臨界圧力以上(超臨界)となる二酸化炭素を冷媒として用いる。この二酸化炭素冷媒は、地球環境に優しく、可燃性及び毒性等を考慮した自然冷媒である。また、潤滑油としてのオイルは、例えば鉱物油(ミネラルオイル)、アルキルベンゼン油、エーテル油、エステル油、PAG(ポリアルキルグリコール)等、既存のオイルが使用される。
冷凍機ユニット3は、並列に配置された2台の圧縮機11、11を備える。本実施例において、圧縮機11は、内部中間圧型多段圧縮式ロータリ圧縮機であり、鋼板から成る円筒状の密閉容器12と、この密閉容器12の内部空間の上側に配置収納された駆動要素としての電動要素14及びこの電動要素14の下側に配置され、電動要素14の回転軸16により駆動される第1の回転圧縮要素18及び第2の回転圧縮要素20から成る回転圧縮機構部にて構成されている。
第1の回転圧縮要素18は、冷媒配管9を介して冷媒回路1の低圧側から圧縮機11に吸い込まれる低圧冷媒を圧縮して中間圧まで昇圧して吐出し、第2の回転圧縮要素20は、第1の回転圧縮要素20で圧縮されて吐出された中間圧の冷媒を更に吸い込み、圧縮して高圧まで昇圧し、冷媒回路1の高圧側に吐出する。圧縮機11は、周波数可変型の圧縮機であり、電動要素14の運転周波数を変更することで、第1の回転圧縮要素18及び第2の回転圧縮要素20の回転数を制御可能とする。
圧縮機11の密閉容器12の側面には、第1の回転圧縮要素18に連通する低段側吸込口22及び低段側吐出口24と、第2の回転圧縮要素20に連通する高段側吸込口26及び高段側吐出口28が形成されている。各圧縮機11、11の低段側吸込口22、22には、それぞれ冷媒導入管30が接続され、それぞれの上流側で合流し冷媒配管9に接続される。
低段側吸込口22により第1の回転圧縮要素18の低圧部に吸い込まれた低圧(LP:通常運転状態で4MPa程)の冷媒ガスは、当該第1の回転圧縮要素18により中間圧(MP:通常運転状態で8MPa程)に昇圧されて密閉容器12内に吐出される。これにより、密閉容器12内は中間圧(MP)となる。
そして、密閉容器12内の中間圧の冷媒ガスが吐出される各圧縮機11、11の低段側吐出口24、24には、それぞれ中間圧吐出配管36、36が接続され、それぞれの下流側で合流し、インタークーラ38の一端に接続される。このインタークーラ38は、第1の回転圧縮要素18から吐出された中間圧の冷媒を空冷するものであり、当該インタークーラ38の他端には、中間圧吸入管40が接続され、この中間圧吸入管40は2つに分岐した後に各圧縮機11、11の高段側吸込口26、26に接続される。
高段側吸込口26により第2の回転圧縮要素20の中圧部に吸い込まれた中圧(MP)の冷媒ガスは、当該第2の回転圧縮要素20により2段目の圧縮が行われて高温高圧(HP:通常運転状態で12MPa程の超臨界圧力)の冷媒ガスとなる。
そして、各圧縮機11、11の第2の回転圧縮要素20の高圧室側に設けられた高段側吐出口28、28には、それぞれ高圧吐出配管42、42が接続され、それぞれの下流側で合流し、オイルセパレータ44、ガスクーラ46を介して冷媒回路7に接続される。
ガスクーラ46は、圧縮機11から吐出された高圧の吐出冷媒を冷却するものであり、ガスクーラ46の近傍には当該ガスクーラ46を空冷するガスクーラ用送風機47が配設されている。
一方、ショーケースユニット5A、5Bは、それぞれ店舗内等に設置され、冷媒配管7及び9にそれぞれ並列に接続されている。各ショーケースユニット5A、5Bは、冷媒配管7と冷媒配管9とを連結するケース側冷媒配管60A、60Bを有しており、各ケース側冷媒配管60A、60Bには、それぞれストレーナ61A、61Bと、絞り手段としての電動膨張弁62A、62Bと、蒸発器63A、63Bが順次接続されている。各蒸発器63A、63Bには、それぞれ当該蒸発器に送風する図示しない冷気循環用送風機が隣接されている。そして、当該冷媒配管9は、上述したように冷媒導入管30を介して各圧縮機11、11の第1の回転圧縮要素18に連通する低段側吸込口22に接続されている。これにより、本実施例における冷凍装置Rの冷媒回路1が構成される。
他方、上述した如きオイルセパレータ44は、圧縮機11から吐出された高圧の吐出冷媒中に含まれるオイルを冷媒と分離して捕捉するものであり、このオイルセパレータ44には、捕捉したオイルを圧縮機11に戻すオイル戻し回路73が接続されている。このオイル戻し回路73中には、捕捉したオイルを冷却するオイルクーラ74が設けられ、このオイルクーラ74の下流側で、オイル戻し回路73は2系統に分岐され、それぞれストレーナ75及び流量調整弁(電動弁)76を介して圧縮機11の密閉容器12に接続される。圧縮機11の密閉容器12内は、上述のように中間圧に保たれるため、捕捉されたオイルは、オイルセパレータ44内の高圧と密閉容器12内の中間圧との差圧によって当該密閉容器12内に戻される。また、圧縮機11の密閉容器12には、この密閉容器12内に保有するオイルのレベルを検出するフロートスイッチ31が設けられている。
ここで、図2乃至図5を参照してフロートスイッチ31について詳述する。図2はフロートスイッチ31の内部透視正面図、図3は内部透視側面図、図4は容器32を取り外した状態の一部断面概略構成図、図5は同じく容器32を取り外した状態の一部断面概略構成図をそれぞれ示している。
フロートスイッチ31は、容器32内に固定された管状の支柱33と、この支柱33に挿入され上下動するフロート34と、このフロート内に取り付けられた磁石37と、前記支柱33内に設けられたリードスイッチ(スイッチ。図3乃至図5にて取付高さ位置を明示する)50、51と、このリードスイッチ50、51に接続され支柱33の上部から引き出されたリード線53と、前記容器32の下部と対応する圧縮機11の下部を接続する油配管54と、容器32の上部と圧縮機11とを接続する均圧管55とから構成されている。
図4及び図5に示すように、支柱33の下端部には、下ストッパー56が取り付けられており、上部には、容器32の上部開口を閉塞する蓋部57が設けられている。そして、これら下ストッパー56と蓋部57との間には、上ストッパー58が設けられ、当該上ストッパー58との間を上下動可能にフロート34が設けられている。
容器32内のオイルレベルは圧縮機11の容器12内のオイルレベルに応じて変動する。そのため、容器32内に設けられたフロート34は、容器32内のオイルレベルの変動に応じて上下に浮遊し、フロート34の高さ位置が変動することによって、フロート34内に設けられる磁石37の磁力により、上限レベルを検出するスイッチ(上限レベルスイッチ)50の上接点及び下限レベルを検出するスイッチ(下限レベルスイッチ)51の下接点が開閉される。
具体的には、容器32内のオイルレベルが上限レベルHLより上回ると上限レベルスイッチ50の上接点がONし、この上限レベルHLを下回ると上限レベルスイッチ50の上接点がOFFする。そして、容器32内のオイルレベルが下限レベルLLを下回ると下限レベルスイッチ51の下接点がONし、この下限レベルLLを上回ると下接点がOFFする。
本実施例において、フロート34は、所定の強度を有し、且つ、中まで詰まっている固形体70により構成されている。当該固形体70は、内部に空洞や気泡を有しない、中空でない構成とされており、少なくとも8MPa以上、望ましくは、12MPa程度の高圧であっても圧壊しない強度を有し、且つ、超臨界二酸化炭素及び潤滑油に耐性のある材料、例えば、LCP(液晶ポリマー)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンスルフィド)、所謂フッ素樹脂(四フッ化エチレン樹脂)等の樹脂により構成される。
そして、このフロート34の下端部と対向する位置に下ストッパー56が設けられており、当該フロート34と下ストッパー56との間には、フロート34と共に支柱33に挿通されるバネ59が取り付けられている。
このバネ59は、下端が下ストッパー56の上部に保持され、上端がフロート34の下部に保持されて、当該フロート34を上昇させる方向に付勢される。バネ59は、フロート34の浮力を調整する浮力調整手段であり、当該バネ59の付勢力は、フロート34の重量と、冷凍装置Rに採用されるオイルの種類に応じて、当該フロート34の浮力を補助可能な程度に調整される。
一方、冷凍装置Rは、汎用のマイクロコンピュータにより構成される制御装置(制御手段)Cを備えている。当該制御装置Cは、図6に示すように入力側に上述した如きフロートスイッチ31の上限・下限レベルスイッチ50、51及び図示しない圧力センサや温度センサなどの各種センサが接続されている。出力側には、圧縮機11、11、ガスクーラ用送風機47、電動膨張弁62A、62B、流量調整弁(電磁弁)76、76等が接続されている。
以上の構成により、オイルセパレータ44から各圧縮機11、11へのオイル戻し制御について説明する。フロートスイッチ31の容器32内のオイルが適量の場合、即ち、オイルレベルが上限レベルHLより低く下限レベルLLを上回っている場合、上限・下限レベルスイッチ50、51はOFFであるため、制御装置Cに信号を出力しない。
一方、圧縮機11内のオイルが多く、フロートスイッチ31の容器32内のオイルレベルが上限レベルHLを上回っている場合、容器32内のフロート37は、その浮力及び当該浮力を調整するバネ59の付勢力によって上昇し、上側に設けられた上限レベルスイッチ50の上接点がONとなる。これにより、制御装置Cは、当該上限レベルスイッチ50からのON信号により対応する流量調整弁76を閉じる。これにより、オイルセパレータ44から対応する圧縮機11へのオイルの供給はなくなり、圧縮機11内のオイルレベルは適切な高さに維持される。
他方、圧縮機11内のオイルが少なく、フロートスイッチ31の容器32内のオイルレベルが下限レベルLLを下回っている場合、容器32内のフロート37は、オイルレベルに応じて降下し、下側に設けられた下限レベルスイッチ51の下接点がONとなる。これにより、制御装置Cは、当該下限レベルスイッチ51からのON信号により対応する流量調整弁76を開く。これにより、オイルセパレータ44から対応する圧縮機11へオイルが供給され、圧縮機11内のオイルレベルは適切な高さに維持される。
制御装置Cは、容器32内のオイルレベルが上昇し、フロート34が下限レベルスイッチ51の下接点をOFFとした時点で、流量調整弁76を閉じ、これにより、オイルの供給が停止される。これにより、圧縮機11内のオイルレベルは適量に維持される。
ここで、フロートスイッチ31は、フロート34が所定の強度を有する中まで詰まっている固形体70により構成されているため、本実施例の如く冷媒として二酸化炭素を使用した場合など容器32内が極めて高い圧力(例えば、12MPa)となる場合にも、フロート34が潰れてしまう不都合を回避でき、的確に圧縮機11内のオイルレベルを検知することが可能となる。また、固形体70は、内部に空洞や気泡を有しない構成とされていることから、内部に冷媒が内部で膨張するなどの不具合を回避することができる。尚、固形体70は、無垢材料にて構成されていても良く、固形体を複数接合して構成されたものであっても良い。
更に、フロート34は、上昇させる方向に付勢するバネ59により浮力を調整しているため、フロート34の浮力を当該バネ59の付勢力によって補助することができ、フロート34の的確な上下動を実現することができる。従って、固形体70により構成されることで、浮力が小さくなったフロート34であっても、その浮力をバネ59によって調整することができ、フロート34の圧壊を回避しつつ的確なオイルレベル検知を可能とする。
特に、本実施例では、フロート34を上昇させる方向に付勢するバネ48によって浮力調整手段を構成しているため、フロートスイッチ31自体の小型化を図ることができる。
尚、浮力調整手段は、当該バネ48に限定されるものではなく、一端に上記フロート34を有し、他端に所定の重量材を有するシーソーにより構成しても良い。即ち、図7に示すフロートスイッチ64は、容器65内に支柱66が設けられ、当該支柱66に作用辺67が支点67Aを中心として回動自在に設けられる。そして、この作用辺67の一端に上記フロート34を設け、他端に重量材68を設けることで当該フロート34の浮力調整手段が構成される。容器65内には、オイルレベルによって上下動するフロート34により接点が開閉される上限・下限レベルスイッチ50、51が設けられる。これによっても、容器65内のオイルレベルによって上下動するフロート34によって上限・下限レベルスイッチ50、51の接点を開閉することで、上記同様、フロート34の圧壊を回避しつつ的確なオイルレベル検知を可能とする。
この場合、重量材68又はフロート34の作用辺67への取付位置を調整することによって、若しくは、重量材68の重量を調整することによって、当該浮力調整手段による浮力調整を容易なものとすることができる。
また、上記実施例では、フロート34を上述したような固形体70により構成しているが、これに限定されるものではなく、例えば、図8に示すようにアルミニウム若しくはマグネシウム等の軽金属から成る内部中空状の外殻71と、当該外殻71内に充填されて、当該フロート34自体の強度を維持するための充填材72とから構成してもよい。なお、当該充填材72は、上記固形体70と同様に樹脂により構成される。
高圧となる容器32内であっても、フロート34は、外殻71及びこの外殻71内に充填されて強度を維持するための充填材72により構成されているため、フロート34が潰れてしまう不都合を回避でき、的確に圧縮機11内のオイルレベルを検知することが可能となる。
R 冷凍装置
C 制御装置(制御手段)
1 冷媒回路
3 冷凍機ユニット
5A、5B ショーケースユニット
7、9 冷媒配管
11 圧縮機
31、64 フロートスイッチ
32、65 容器
33 支柱
34 フロート
37 磁石
44 オイルセパレータ
50 上限レベルスイッチ
51 下限レベルスイッチ
54 油配管
55 均圧管
56 下ストッパー
58 上ストッパー
59 バネ(浮力調整手段)
66 支柱
67 作用辺
67A 支点
68 重量材
70 固形体
71 外殻
72 充填材
73 オイル戻し回路
76 流量調整弁(電動弁)

Claims (6)

  1. 圧縮手段と、ガスクーラと、絞り手段と、蒸発器とから冷媒回路が構成され、高圧側が超臨界圧力となる冷凍装置において、
    前記圧縮手段のオイルレベルを検知するためのフロートスイッチを備え、
    該フロートスイッチは、所定の強度を有し、且つ、中まで詰まっているフロートと、該フロートの上下動を検出するスイッチと、前記フロートの浮力を調整する浮力調整手段とを有することを特徴とする冷凍装置。
  2. 前記フロートは、少なくとも8MPa以上の高圧であっても圧壊しない強度を有する樹脂により構成することを特徴とする請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 圧縮手段と、ガスクーラと、絞り手段と、蒸発器とから冷媒回路が構成され、高圧側が超臨界圧力となる冷凍装置において、
    前記圧縮手段のオイルレベルを検知するためのフロートスイッチを備え、
    該フロートスイッチは、外殻及び該外殻内に充填されて強度を維持するための充填材から成るフロートと、該フロートの上下動を検出するスイッチと、前記フロートの浮力を調整する浮力調整手段とを有することを特徴とする冷凍装置。
  4. 前記浮力調整手段は、前記フロートを上昇させる方向に付勢するバネであることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の冷凍装置。
  5. 前記浮力調整手段は、一端に前記フロートを有し、他端に所定の重量材を有するシーソーであることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の冷凍装置。
  6. 前記冷媒として二酸化炭素を使用したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちの何れかに記載の冷凍装置。
JP2010021921A 2010-02-03 2010-02-03 冷凍装置 Pending JP2011158218A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010021921A JP2011158218A (ja) 2010-02-03 2010-02-03 冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010021921A JP2011158218A (ja) 2010-02-03 2010-02-03 冷凍装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011158218A true JP2011158218A (ja) 2011-08-18

Family

ID=44590313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010021921A Pending JP2011158218A (ja) 2010-02-03 2010-02-03 冷凍装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011158218A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109578347A (zh) * 2019-01-02 2019-04-05 山东大学 一种深海浮标液压系统
FR3124554A1 (fr) * 2021-06-23 2022-12-30 Danfoss Commercial Compressors Compresseur frigorifique comportant un agencement de capteur de niveau d'huile

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6027324U (ja) * 1983-08-01 1985-02-23 株式会社ボッシュオートモーティブ システム 液レベル検出装置
JPH05126419A (ja) * 1991-11-06 1993-05-21 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置の油面制御装置
JPH08144955A (ja) * 1994-11-21 1996-06-04 Sanyo Electric Co Ltd 密閉電動型圧縮機
JP2002098573A (ja) * 2000-09-25 2002-04-05 Teikoku Electric Mfg Co Ltd 液面検出装置
JP2002156274A (ja) * 2000-11-17 2002-05-31 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置用タンクの液面位置検知機構
JP2003270027A (ja) * 2002-03-12 2003-09-25 Bunka Boeki Kogyo Kk フロート式レベルセンサーおよび圧力容器
JP2003269673A (ja) * 2002-03-14 2003-09-25 Nichias Corp チューブ継手
JP2009079820A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍サイクル装置
JP2009109448A (ja) * 2007-11-01 2009-05-21 Towa Environment Science Co Ltd ダブルフロート式水位計

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6027324U (ja) * 1983-08-01 1985-02-23 株式会社ボッシュオートモーティブ システム 液レベル検出装置
JPH05126419A (ja) * 1991-11-06 1993-05-21 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置の油面制御装置
JPH08144955A (ja) * 1994-11-21 1996-06-04 Sanyo Electric Co Ltd 密閉電動型圧縮機
JP2002098573A (ja) * 2000-09-25 2002-04-05 Teikoku Electric Mfg Co Ltd 液面検出装置
JP2002156274A (ja) * 2000-11-17 2002-05-31 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置用タンクの液面位置検知機構
JP2003270027A (ja) * 2002-03-12 2003-09-25 Bunka Boeki Kogyo Kk フロート式レベルセンサーおよび圧力容器
JP2003269673A (ja) * 2002-03-14 2003-09-25 Nichias Corp チューブ継手
JP2009079820A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍サイクル装置
JP2009109448A (ja) * 2007-11-01 2009-05-21 Towa Environment Science Co Ltd ダブルフロート式水位計

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109578347A (zh) * 2019-01-02 2019-04-05 山东大学 一种深海浮标液压系统
CN109578347B (zh) * 2019-01-02 2024-04-19 山东大学 一种深海浮标液压系统
FR3124554A1 (fr) * 2021-06-23 2022-12-30 Danfoss Commercial Compressors Compresseur frigorifique comportant un agencement de capteur de niveau d'huile

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013073063A1 (ja) 冷凍装置
CN103968588B (zh) 制冷机及使用该制冷机的制冷设备
JP5410114B2 (ja) 冷凍装置
JP5878046B2 (ja) ターボ冷凍機及びその制御方法
JP2008267787A5 (ja)
JP2013257121A (ja) 冷凍装置
WO2015025514A1 (ja) 冷凍装置
JP2007315227A (ja) 膨張機一体型圧縮機および冷凍サイクル装置
JP6814974B2 (ja) 冷凍装置
JP2011133209A (ja) 冷凍装置
JP5783783B2 (ja) 熱源側ユニット及び冷凍サイクル装置
JP2014089021A (ja) 冷凍装置
JP6829664B2 (ja) 圧縮式冷凍機
JP2015038406A (ja) 冷凍装置
KR102170528B1 (ko) 공조기
KR20140048620A (ko) 터보 냉동기
JP2011158218A (ja) 冷凍装置
JP5914806B2 (ja) 冷凍装置
JP6456089B2 (ja) オイルセパレータおよび冷凍サイクル装置
JP4832544B2 (ja) 冷凍サイクル装置
KR101268207B1 (ko) 냉동장치
JP6972304B2 (ja) 冷凍装置
JP6695447B2 (ja) 流路切替装置、冷凍サイクル回路及び冷蔵庫
CN106524545B (zh) 冷冻装置
JP6385002B2 (ja) 冷凍装置の油分離装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130108

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131022

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140513

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140916