JP2003270027A - フロート式レベルセンサーおよび圧力容器 - Google Patents
フロート式レベルセンサーおよび圧力容器Info
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- JP2003270027A JP2003270027A JP2002067405A JP2002067405A JP2003270027A JP 2003270027 A JP2003270027 A JP 2003270027A JP 2002067405 A JP2002067405 A JP 2002067405A JP 2002067405 A JP2002067405 A JP 2002067405A JP 2003270027 A JP2003270027 A JP 2003270027A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高圧容器内で、耐圧耐蝕性が求められる雰囲気
における液面レベルを検知できるフロート式レベルセン
サーを簡易な構成で提供する。 【解決手段】フロート本体4に磁石7が設けられたフロ
ートと、前記フロートを昇降自在に支持し、磁石7によ
り作動するリードスイッチ10を備えた支持部材とを有
し、前記フロートが所定の液面レベルに達するとフロー
ト本体4に設けた磁石7により前記支持部材に設けたリ
ードスイッチ10が作動して所定の液面レベルを検知する
フロート式レベルセンサーにおいて、バネ部材5により
前記フロートに対して浮力を補助する補助力を付与し、
前記フロートを液面に応じて昇降可能とする。
における液面レベルを検知できるフロート式レベルセン
サーを簡易な構成で提供する。 【解決手段】フロート本体4に磁石7が設けられたフロ
ートと、前記フロートを昇降自在に支持し、磁石7によ
り作動するリードスイッチ10を備えた支持部材とを有
し、前記フロートが所定の液面レベルに達するとフロー
ト本体4に設けた磁石7により前記支持部材に設けたリ
ードスイッチ10が作動して所定の液面レベルを検知する
フロート式レベルセンサーにおいて、バネ部材5により
前記フロートに対して浮力を補助する補助力を付与し、
前記フロートを液面に応じて昇降可能とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロート式レベル
センサーとこのフロート式レベルセンサーを備えた圧力
容器に係り、特にフロンなどの冷媒を回収して液体状態
で貯蔵する圧力容器において冷媒の液面を検出するフロ
ート式レベルセンサーに関する。
センサーとこのフロート式レベルセンサーを備えた圧力
容器に係り、特にフロンなどの冷媒を回収して液体状態
で貯蔵する圧力容器において冷媒の液面を検出するフロ
ート式レベルセンサーに関する。
【0002】
【従来技術】エアコンの冷媒として用いられていたフロ
ンガスを回収するシステムとしては、コンプレッサーを
用いてエアコン側の冷媒を高圧に加圧し、圧力容器内に
液体状態で貯蔵するようにしている。その際、圧力容器
内に冷媒がどの程度貯蔵しているかは圧力容器を計りに
載せて重量により得ていた。
ンガスを回収するシステムとしては、コンプレッサーを
用いてエアコン側の冷媒を高圧に加圧し、圧力容器内に
液体状態で貯蔵するようにしている。その際、圧力容器
内に冷媒がどの程度貯蔵しているかは圧力容器を計りに
載せて重量により得ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような圧力容器内
に貯蔵されている液体のレベルを検知できれば、貯蔵す
る冷媒の液面が所定レベルに達すると、この検知信号を
用いて加圧用のコンプレッサーの駆動を自動的に停止さ
せることができるが、このような液面レベルの検出をフ
ロート式レベルセンサーを用いて検出しようとすると、
フロートに対して以下のような4つの問題をクリアする
ことが必要となっていた。
に貯蔵されている液体のレベルを検知できれば、貯蔵す
る冷媒の液面が所定レベルに達すると、この検知信号を
用いて加圧用のコンプレッサーの駆動を自動的に停止さ
せることができるが、このような液面レベルの検出をフ
ロート式レベルセンサーを用いて検出しようとすると、
フロートに対して以下のような4つの問題をクリアする
ことが必要となっていた。
【0004】
1.軽量であること(冷媒の比重0.9の液体で浮くこ
と) 2.強度があること(耐圧5.0MPa「50kg/cm2」に耐
えること) 3.フロートの外径寸法を小径とすること(容器内にフ
ロート式レベルセンサーを装着するには、容器の上部に
設けた小径の穴部から挿入するために、フロートの外径
寸法も制限される) 4.冷媒液に浸蝕されないこと。
と) 2.強度があること(耐圧5.0MPa「50kg/cm2」に耐
えること) 3.フロートの外径寸法を小径とすること(容器内にフ
ロート式レベルセンサーを装着するには、容器の上部に
設けた小径の穴部から挿入するために、フロートの外径
寸法も制限される) 4.冷媒液に浸蝕されないこと。
【0005】そこで、フロートの材料として金属材料を
検討し、ステンレス(材料比重7.85)、チタン(材料比
重4.45)等を選定したが、製造時において、以下の1〜
5に示すような課題が多いことが判明した。
検討し、ステンレス(材料比重7.85)、チタン(材料比
重4.45)等を選定したが、製造時において、以下の1〜
5に示すような課題が多いことが判明した。
【0006】1.フロート本体を中空とする場合、厚み
を極限にまで薄くしなければならないため、切削加工よ
りプレス型による成形方法となるが、プレス型の製作が
必要となる。
を極限にまで薄くしなければならないため、切削加工よ
りプレス型による成形方法となるが、プレス型の製作が
必要となる。
【0007】2.薄板の溶接となるため、専用の溶接機
が必要となる。
が必要となる。
【0008】3.検査工程(溶接部非破壊試験、耐圧試
験)の時間が増え、製造コストの増加を招く。
験)の時間が増え、製造コストの増加を招く。
【0009】4.ステンレスの場合は、フロートの厚み
が0.2mmとなるため、溶接に熟練が必要となる。
が0.2mmとなるため、溶接に熟練が必要となる。
【0010】5.チタン材の場合、製作は可能であるが
フロートの外径が大きくなり、容器内に挿入することが
できない。
フロートの外径が大きくなり、容器内に挿入することが
できない。
【0011】そこで、本願発明は、このような問題に鑑
みなされたもので、フロートに対して要求される上記し
た4つの課題をクリアでき、しかも簡単な構造なフロー
ト式レベルセンサーおよびこのフロート式レベルセンサ
ーを備えた圧力容器を提供しようとするものである。
みなされたもので、フロートに対して要求される上記し
た4つの課題をクリアでき、しかも簡単な構造なフロー
ト式レベルセンサーおよびこのフロート式レベルセンサ
ーを備えた圧力容器を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した本願発明の目的
を実現するフロート式レベルセンサーの第1の構成は、
フロート本体に磁石が設けられたフロートと、前記フロ
ートを昇降自在に支持し、前記磁石により作動する磁気
検知スイッチを備えた支持部材とを有し、前記フロート
が所定の液面レベルに達すると前記フロート本体に設け
た磁石により前記支持部材に設けた磁気検知スイッチが
作動して所定の液面レベルを検知するフロート式レベル
センサーにおいて、前記フロートに対して浮力を補助す
る補助力を付与し、前記フロートを液面に応じて昇降可
能とするバネ部材を有することを特徴とするものであ
る。上記した本願発明の目的を実現するフロート式レベ
ルセンサーの第2の構成は、上記第1の構成で、前記ば
ね部材は前記支持部材に外装される圧縮コイルバネで形
成されていて、下端位置が前記支持部材に位置決めさ
れ、上端に前記フロートが配置されていることを特徴と
する。上記した本願発明の目的を実現するフロート式レ
ベルセンサーの第3の構成は、上記いずれかの構成で、
前記フロート本体は、フッ素樹脂材を用いて耐圧構造に
形成されていることを特徴とする。
を実現するフロート式レベルセンサーの第1の構成は、
フロート本体に磁石が設けられたフロートと、前記フロ
ートを昇降自在に支持し、前記磁石により作動する磁気
検知スイッチを備えた支持部材とを有し、前記フロート
が所定の液面レベルに達すると前記フロート本体に設け
た磁石により前記支持部材に設けた磁気検知スイッチが
作動して所定の液面レベルを検知するフロート式レベル
センサーにおいて、前記フロートに対して浮力を補助す
る補助力を付与し、前記フロートを液面に応じて昇降可
能とするバネ部材を有することを特徴とするものであ
る。上記した本願発明の目的を実現するフロート式レベ
ルセンサーの第2の構成は、上記第1の構成で、前記ば
ね部材は前記支持部材に外装される圧縮コイルバネで形
成されていて、下端位置が前記支持部材に位置決めさ
れ、上端に前記フロートが配置されていることを特徴と
する。上記した本願発明の目的を実現するフロート式レ
ベルセンサーの第3の構成は、上記いずれかの構成で、
前記フロート本体は、フッ素樹脂材を用いて耐圧構造に
形成されていることを特徴とする。
【0013】上記した本願発明の目的を実現するフロー
ト式レベルセンサーの第4の構成は、上記いずれかの構
成で、前記バネ部材は、冷媒液の液面検出を対象として
前記フロートに対して浮力を補助するようにバネ定数が
設定されていることを特徴とする。上記した本願発明の
目的を実現する圧力容器の構成は、回収した冷媒を液体
状態で貯蔵する圧力容器本体と、前記圧力容器本体内の
冷媒液の液面を検出する上記第4の構成のフロート式レ
ベルセンサーを有することを特徴とする。
ト式レベルセンサーの第4の構成は、上記いずれかの構
成で、前記バネ部材は、冷媒液の液面検出を対象として
前記フロートに対して浮力を補助するようにバネ定数が
設定されていることを特徴とする。上記した本願発明の
目的を実現する圧力容器の構成は、回収した冷媒を液体
状態で貯蔵する圧力容器本体と、前記圧力容器本体内の
冷媒液の液面を検出する上記第4の構成のフロート式レ
ベルセンサーを有することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1から図3は本発明の実施の形
態を示し、図1はフロンガス回収用の圧力容器の縦断面
図、図2は図1のフロート式レベルセンサーの縦断面
図、図3は図2のフロート式レベルセンサーの要部断面
図で、(a)はフロート上昇時、(b)はフロートの下
降時を示している。
態を示し、図1はフロンガス回収用の圧力容器の縦断面
図、図2は図1のフロート式レベルセンサーの縦断面
図、図3は図2のフロート式レベルセンサーの要部断面
図で、(a)はフロート上昇時、(b)はフロートの下
降時を示している。
【0015】図1において、圧力容器21は、容器本体
22の上部にフロンガスを回収するためのバルブ部24
が設けられ、不図示のコンプレッサー等からなるフロン
ガス回収装置に接続されている。
22の上部にフロンガスを回収するためのバルブ部24
が設けられ、不図示のコンプレッサー等からなるフロン
ガス回収装置に接続されている。
【0016】また、容器本体22の上部には、ネックリ
ング23が溶接により固着されており、このネックリン
グ23は内周部にねじが形成されていて、フロート式レ
ベルセンサー11のプラグ1がねじ込まれるようになっ
ている。本実施の形態において、このネックリング23
の内周は、3/4"NPTネジとしており、したがってフロ
ートの外径は22mm以下とする必要がある。
ング23が溶接により固着されており、このネックリン
グ23は内周部にねじが形成されていて、フロート式レ
ベルセンサー11のプラグ1がねじ込まれるようになっ
ている。本実施の形態において、このネックリング23
の内周は、3/4"NPTネジとしており、したがってフロ
ートの外径は22mm以下とする必要がある。
【0017】11はフロート式レベルセンサーで、容器
本体22内に回収された冷媒液の液面が例えば90%と
なると、液面検知信号を前記フロンガス回収装置に出力
し、前記コンプレッサーの駆動等を停止できるようにし
ている。
本体22内に回収された冷媒液の液面が例えば90%と
なると、液面検知信号を前記フロンガス回収装置に出力
し、前記コンプレッサーの駆動等を停止できるようにし
ている。
【0018】このフロート式レベルセンサー11は、図
2に示すように、プラグ1の下部に適当長さのパイプ2
を溶接により固定し、このパイプ2にフロートを昇降可
能に外装したもので、パイプ2に所定の間隔を有して配
置したeリング3の間にフロート本体4が配置されてい
る。上部のeリング3はフロート本体4の上方位置のス
トッパーとして機能し、また下部のeリング3は後記す
るスプリング5のバネ座をなすと共にフロート本体4の
下方位置を制限するストッパー8が下方に移動しないよ
うに位置決めしている。なお、パイプ2の下端部には閉
止栓9が固定され、容器本体22内の高圧液体がパイプ
2内に入り込まないようにしている。
2に示すように、プラグ1の下部に適当長さのパイプ2
を溶接により固定し、このパイプ2にフロートを昇降可
能に外装したもので、パイプ2に所定の間隔を有して配
置したeリング3の間にフロート本体4が配置されてい
る。上部のeリング3はフロート本体4の上方位置のス
トッパーとして機能し、また下部のeリング3は後記す
るスプリング5のバネ座をなすと共にフロート本体4の
下方位置を制限するストッパー8が下方に移動しないよ
うに位置決めしている。なお、パイプ2の下端部には閉
止栓9が固定され、容器本体22内の高圧液体がパイプ
2内に入り込まないようにしている。
【0019】フロート本体4は、樹脂材により中実の円
柱形状に形成されていて、パイプ2に挿通する中心孔を
中心部に有すると共に、下部には後記するリードスイッ
チ10を動作させる永久磁石7が装着されると共に、後
記するスプリング5の上部が嵌合する凹部が該中心孔の
周囲に形成されている。この永久磁石7はマグネットブ
ッシュ6を介して前記凹部内に固定されている。
柱形状に形成されていて、パイプ2に挿通する中心孔を
中心部に有すると共に、下部には後記するリードスイッ
チ10を動作させる永久磁石7が装着されると共に、後
記するスプリング5の上部が嵌合する凹部が該中心孔の
周囲に形成されている。この永久磁石7はマグネットブ
ッシュ6を介して前記凹部内に固定されている。
【0020】パイプ2には、圧縮コイルバネで構成され
るスプリング5がストッパー8とフロート4の間に配置
され、スプリング5の上端がマグネットブッシュ6に当
接するようにフロート本体4の前記凹部内に嵌り込んで
いる。
るスプリング5がストッパー8とフロート4の間に配置
され、スプリング5の上端がマグネットブッシュ6に当
接するようにフロート本体4の前記凹部内に嵌り込んで
いる。
【0021】一方、パイプ2内には、図3に示すよう
に、下端部にリードスイッチ10を取り付けたガイド部
材10aがプラグ1を通して挿入され、このリードスイ
ッチ10の信号線が前記フロンガス回収装置に接続され
ている。そして、このリードスイッチ10が容器本体の
所定の液面レベルとなる位置に配置されている。
に、下端部にリードスイッチ10を取り付けたガイド部
材10aがプラグ1を通して挿入され、このリードスイ
ッチ10の信号線が前記フロンガス回収装置に接続され
ている。そして、このリードスイッチ10が容器本体の
所定の液面レベルとなる位置に配置されている。
【0022】本実施の形態において、フロート本体4の
樹脂材としては、耐蝕性、加工性、市場性等を考慮し
て、フッソ樹脂(PTFE)を用いている。
樹脂材としては、耐蝕性、加工性、市場性等を考慮し
て、フッソ樹脂(PTFE)を用いている。
【0023】なお、フロート本体4は空間部がない中実
形状であるため、フッソ樹脂を用いても強度的に問題が
ない。また、加工性については金属より容易である。さ
らに、耐蝕性については、冷媒液にふれても吸湿性はな
く、重量変化率も問題ない。
形状であるため、フッソ樹脂を用いても強度的に問題が
ない。また、加工性については金属より容易である。さ
らに、耐蝕性については、冷媒液にふれても吸湿性はな
く、重量変化率も問題ない。
【0024】フロートは容器本体22内の冷媒液に浮か
なければ機能しないが、フロート本体4を中実としてい
ることから十分な浮力が得られないので、スプリング5
のバネ力によりフロートの浮力を補助し、フロートが液
面レベルに応じて昇降できるようにしている。
なければ機能しないが、フロート本体4を中実としてい
ることから十分な浮力が得られないので、スプリング5
のバネ力によりフロートの浮力を補助し、フロートが液
面レベルに応じて昇降できるようにしている。
【0025】本実施の形態において、フロート本体4を
フッソ樹脂からなる中実の円柱形状(前記中心孔及び前
記凹部がないものとする)とした場合、直径を2.26cm、
高さを2.73cmとすると重量は17.8g、永久磁石7(フェ
ライト)の重量が1.8g、マグネットブッシュ6(SUS43
0)の重量が0.1gで、フロートの重量は19.7gとなる。
フッソ樹脂からなる中実の円柱形状(前記中心孔及び前
記凹部がないものとする)とした場合、直径を2.26cm、
高さを2.73cmとすると重量は17.8g、永久磁石7(フェ
ライト)の重量が1.8g、マグネットブッシュ6(SUS43
0)の重量が0.1gで、フロートの重量は19.7gとなる。
【0026】そして、フロートの浮力としては、冷媒と
してR410A(FC3)を例にすると、その比重は、温度50℃
で0.90であるから、この冷媒液にフロートが浮くために
必要な重量は、フロートの断面積(π・2.262/4)×高
さ(2.73)×液比重(0.9)=フロート重量(9.85g)
となる。
してR410A(FC3)を例にすると、その比重は、温度50℃
で0.90であるから、この冷媒液にフロートが浮くために
必要な重量は、フロートの断面積(π・2.262/4)×高
さ(2.73)×液比重(0.9)=フロート重量(9.85g)
となる。
【0027】したがって、超過するフロート重量は、1
9.7−9.85=9.85gとなる。
9.7−9.85=9.85gとなる。
【0028】この状態では、樹脂製フロートは、冷媒液
中に沈んだ状態となる。そこで、この余分な重量(9.85
g)を補助してフロートが浮くための補助力として、ス
プリング5のバネ力を用いている。
中に沈んだ状態となる。そこで、この余分な重量(9.85
g)を補助してフロートが浮くための補助力として、ス
プリング5のバネ力を用いている。
【0029】上記した余分な19.7gの重量がスプリング
5にかかった状態で、スプリング5が全圧縮の状態にな
らない程度にバネ定数を設定する。こうすることによっ
て、冷媒液が下端位置にあるフロートまで満たされた際
にフロートが浮きやすくなる。
5にかかった状態で、スプリング5が全圧縮の状態にな
らない程度にバネ定数を設定する。こうすることによっ
て、冷媒液が下端位置にあるフロートまで満たされた際
にフロートが浮きやすくなる。
【0030】したがって、図3(a)に示すように、フ
ロートがスプリング5のバネ力を補助的に受けて液面の
変動に応じて上昇し、上方のストッパーであるeリング
3にフロート本体4の上端が当接する位置を、例えば9
0%の液面レベルとしておけば、この位置にフロートが
上昇すると永久磁石7によりリードスイッチ10が作動
し、液面検出信号を出力する。また、容器本体22内の
液面レベルが十分に低い場合には、図3(b)に示すよ
うに、フロートはスプリング5を圧縮して下方位置に下
がっている。
ロートがスプリング5のバネ力を補助的に受けて液面の
変動に応じて上昇し、上方のストッパーであるeリング
3にフロート本体4の上端が当接する位置を、例えば9
0%の液面レベルとしておけば、この位置にフロートが
上昇すると永久磁石7によりリードスイッチ10が作動
し、液面検出信号を出力する。また、容器本体22内の
液面レベルが十分に低い場合には、図3(b)に示すよ
うに、フロートはスプリング5を圧縮して下方位置に下
がっている。
【0031】本実施の形態において、スプリング5の仕
様として、スプリングの自由高さ37mm、指定荷重19.7g
(フロート重量)、指定荷重高さ5mm(スプリングが全
圧縮の状態でない)とすると、スプリング5にフロート
が乗った状態でスプリング5は32(37-5)mm圧縮される
が、完全に圧縮されておらず、5mmの高さを有している
ことになる。このような設定において、バネ定数は、 19.7/(37-5)=0.61g/mm となり、バネ定数を0.6g/mmと設定している。
様として、スプリングの自由高さ37mm、指定荷重19.7g
(フロート重量)、指定荷重高さ5mm(スプリングが全
圧縮の状態でない)とすると、スプリング5にフロート
が乗った状態でスプリング5は32(37-5)mm圧縮される
が、完全に圧縮されておらず、5mmの高さを有している
ことになる。このような設定において、バネ定数は、 19.7/(37-5)=0.61g/mm となり、バネ定数を0.6g/mmと設定している。
【0032】したがって、フロートを金属により中空で
形成するのではなく、耐圧性及び耐蝕性を考慮してフロ
ート本体を樹脂材により中実に形成して十分な浮力が得
られない場合でも、フロートの超過した重量をスプリン
グのバネ力により押し上げて見かけ上フロートに十分な
浮力を与えることができることになる。
形成するのではなく、耐圧性及び耐蝕性を考慮してフロ
ート本体を樹脂材により中実に形成して十分な浮力が得
られない場合でも、フロートの超過した重量をスプリン
グのバネ力により押し上げて見かけ上フロートに十分な
浮力を与えることができることになる。
【0033】なお、上記した実施の形態は、冷媒として
R410Aを用い、その比重が温度50℃で0.90の場合を例に
しているが、他の冷媒に適用することができるものであ
ることはいうまでもなく、またフロンなどの冷媒に限ら
ず、耐圧、耐蝕性が求められる雰囲気での液面検出にも
用いることができる。
R410Aを用い、その比重が温度50℃で0.90の場合を例に
しているが、他の冷媒に適用することができるものであ
ることはいうまでもなく、またフロンなどの冷媒に限ら
ず、耐圧、耐蝕性が求められる雰囲気での液面検出にも
用いることができる。
【0034】また、リードスイッチは1ヶ所にのみ用い
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、上下方
向に複数箇所設け、液面レベルを計測できるようにして
も良い。
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、上下方
向に複数箇所設け、液面レベルを計測できるようにして
も良い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高圧容器内で、耐圧耐蝕性が求められる雰囲気における
液面レベルを検知できるフロート式レベルセンサーを簡
易な構成で提供することができる。
高圧容器内で、耐圧耐蝕性が求められる雰囲気における
液面レベルを検知できるフロート式レベルセンサーを簡
易な構成で提供することができる。
【0036】また、本発明の圧力容器によれば、圧力容
器内に回収される冷媒液の液面を検出できるので、この
圧力容器に冷媒を供給する冷媒液回収装置の自動停止動
作を行なわせることができる。
器内に回収される冷媒液の液面を検出できるので、この
圧力容器に冷媒を供給する冷媒液回収装置の自動停止動
作を行なわせることができる。
【図1】本発明の実施の形態を示す圧力容器の縦断面
図。
図。
【図2】図1のフロート式レベルセンサーの縦断面図。
【図3】図2のフロート部分の拡大図で、(a)はフロ
ート上昇時、(b)はフロートの下降時を示している。
ート上昇時、(b)はフロートの下降時を示している。
1 プラグ
2 パイプ(支持部材)
3 eリング
4 フロート本体
5 スプリング
6 マグネットブッシュ
7 永久磁石
8 ストッパー
9 閉止栓
10 リードスイッチ
11 フロート式レベルセンサー
21 圧力容器
22 容器本体
23 ネックリング
24 バルブ部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月18日(2002.3.1
8)
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】そして、フロートの浮力としては、冷媒と
してR410Aを例にすると、その比重は、温度50℃で0.90
であるから、この冷媒液にフロートが浮くために必要な
重量は、フロートの断面積(π・2.262/4)×高さ(2.
73)×液比重(0.9)=フロート重量(9.85g)とな
る。
してR410Aを例にすると、その比重は、温度50℃で0.90
であるから、この冷媒液にフロートが浮くために必要な
重量は、フロートの断面積(π・2.262/4)×高さ(2.
73)×液比重(0.9)=フロート重量(9.85g)とな
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 フロート本体に磁石が設けられたフロー
トと、前記フロートを昇降自在に支持し、前記磁石によ
り作動する磁気検知スイッチを備えた支持部材とを有
し、前記フロートが所定の液面レベルに達すると前記フ
ロート本体に設けた磁石により前記支持部材に設けた磁
気検知スイッチが作動して所定の液面レベルを検知する
フロート式レベルセンサーにおいて、 前記フロートに対して浮力を補助する補助力を付与し、
前記フロートを液面に応じて昇降可能とするバネ部材を
有することを特徴とするフロート式レベルセンサー。 - 【請求項2】 前記ばね部材は前記支持部材に外装され
る圧縮コイルバネで形成されていて、下端位置が前記支
持部材に位置決めされ、上端に前記フロートが配置され
ていることを特徴とする請求項1に記載のフロート式レ
ベルセンサー。 - 【請求項3】 前記フロート本体は、フッ素樹脂材を用
いて耐圧構造に形成されていることを特徴とする請求項
1または2に記載のフロート式レベルセンサー。 - 【請求項4】 前記バネ部材は、冷媒液の液面検出を対
象として前記フロートに対して浮力を補助するようにバ
ネ定数が設定されていることを特徴とする請求項1ない
し3のいずれかに記載のフロート式レベルセンサー。 - 【請求項5】 回収した冷媒を液体状態で貯蔵する圧力
容器本体と、前記圧力容器本体内の冷媒液の液面を検出
する請求項4に記載のフロート式レベルセンサーとを有
することを特徴とする圧力容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002067405A JP2003270027A (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | フロート式レベルセンサーおよび圧力容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002067405A JP2003270027A (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | フロート式レベルセンサーおよび圧力容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003270027A true JP2003270027A (ja) | 2003-09-25 |
Family
ID=29198808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002067405A Pending JP2003270027A (ja) | 2002-03-12 | 2002-03-12 | フロート式レベルセンサーおよび圧力容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003270027A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011158218A (ja) * | 2010-02-03 | 2011-08-18 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷凍装置 |
JP2014020956A (ja) * | 2012-07-19 | 2014-02-03 | Fujitakkusu:Kk | フロート式液面レベル検出装置 |
-
2002
- 2002-03-12 JP JP2002067405A patent/JP2003270027A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011158218A (ja) * | 2010-02-03 | 2011-08-18 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷凍装置 |
JP2014020956A (ja) * | 2012-07-19 | 2014-02-03 | Fujitakkusu:Kk | フロート式液面レベル検出装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040525 |