JP2011156311A - 足(足首・膝関節)ストレッチ機器 - Google Patents

足(足首・膝関節)ストレッチ機器 Download PDF

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Keiko Yamazaki
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【課題】持ち運び容易で、歩行時に使用する筋肉の収縮量と略同じ収縮量のストレッチができ、年齢層ごとに効果的なストレッチ機器を提供する。
【解決手段】略直方体形状の台座と、前記台座の上部に設けたくりぬき部に嵌設した2本の円筒形状のシャフトと、前記シャフトの上部に配設し、下面に円弧状の溝を形成し上面を平面形状とする2つの受け台と、前記受け台の上部に配設し、2つの略直方体形状の踏板とを含む構成からなり、受け台の厚さを可変させることによって足首の最大傾斜角を規制する足(足首・膝関節)ストレッチ機器を提供することによって課題解決できた。
【選択図】図1

Description

本発明は足(足首・膝関節)ストレッチ機器に関する。より詳しくは歩行時に使用される足首の前側の前脛骨筋、足首の後側のヒラメ筋及び腓腹筋などの足首の筋肉の鍛錬を目的とする足(足首・膝関節)ストレッチ機器に関する。
ここ数年の間に壮年期、高齢者などの転倒事故が極端に増加し、日本整形外科学会では、ロコモティブ・シンドローム症候群という表現で、足首の筋肉の硬化によることで発生する転倒事故を回避するために、健康体操、介護予防体操などと称し、多くの人にストレッチ運動や介護予防運動をするよう勧めている。これらを背景として、足又は足首の強化に関する技術が開示されてきた。
例えば、裏面側に幅方向に配置された回転軸を備えた左右一対の踏板と、前記回転軸を介して各踏板の前後両端部が上下動するように当該各踏板を回転可能に支持するための一対一組となって基台に固定された二組の軸受柱とを備え、両足を各踏板に載せて、各踏板をシーソー状に回転させる構成の健康増進器具であって、前記軸受柱には、踏板の回転軸を異なる高さにおいて着脱して支持可能とする複数の軸支持溝部を備えている健康増進器具の技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、左右二個の踏板と該踏板を支持するコ字型支持柱とコ字型クランク状軸とからなり、前記左右の踏板が前記コ字型クランク状軸を介して前後の両端を上下動しうるとともに、前記コ字型クランク状軸が前後にも円弧状に揺動しうるようにしたシーソー型足腰鍛錬器具の技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、ペダルの下部に、球体軸受と球体軸受兼カバーで保持された、あらゆる角度に傾斜可能な球体支持軸は定位置再現用スプリングによってガードされペダルはたえず定位置に位置する足首運動器具の技術が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2009−165813号公報 特開2002−315846号公報 特開2005−312922号公報
特許文献1の技術は、2組の軸受柱が左右一対の踏板より外側に配設され、足の長さより踏板の長さが長いので健康増進器具が大きくなって持ち運びが困難であり、かつ足が軸受柱に引っかかりやすく危険であるという問題があった。
また、身体のバランス感覚の訓練を目的にしていることから歩行時に使われる筋肉の強化には効果が薄いという問題があった。それは、歩行時には図9に示すように、足の前側の前脛骨筋と足の後側のヒラメ筋及び腓腹筋とを交互に収縮させるが、身体のバランス感覚を訓練するときは主に身体全体の筋肉が鍛錬されるからである。
さらに、特許文献1のバランス感覚を目的とせずに足首の強化を目的とした特許文献1記載の[図25]又は[図26]は、一般の大人又は高齢者などの使用者に応じて足首の傾斜角を変えることが効果的な鍛錬になるが、軸受が1箇所で軸受高さの変更ができず踏板の最大傾斜角が一定のため、一般の大人には足首の強化に適していても高齢者には傾斜角が大きくなりすぎて足首を痛めるという問題があった。
特許文献2の技術は、シーソー運動による上下動と、ブランコ運動による前後の振りが複合化された複雑な運動となるので、踏板の足指先部と踵部とを交互に確実に着地させようとしても不安定さがあり無理が生じるため、踏板の傾斜角がバラツキやすい。このため、歩行時に使われる足の前側の前脛骨筋、足の後側のヒラメ筋及び腓腹筋などの足首の筋力強化に対する効果が薄いという問題があった。
また、軸受柱が土台に固定されており踏板の回転軸の高さを可変できない構造なので、足首の傾斜角が一般の大人には足首の強化に向いていても高齢者には傾斜角が大きすぎて足首を痛めるという問題があった。
さらに、踏板の回転軸の軸受柱が踏み板の左右に設置され、前記軸受柱の高さが踏板高さより高いため、足が軸受柱にひっかかるなど安全上の問題があった。
特許文献3の技術は、球体軸受を設置させて踏板があらゆる角度に傾斜可能な構造となっているので、使用者の運動によって足首の捻挫を引き起こす危険性があるという問題があった。
また、ペダル下部は不安定な球体軸受構造であるためシーソー運動となりにくい。このため、歩行時に使われる足の前側の前脛骨筋、足の後側のヒラメ筋及び腓腹筋などの足首の筋力強化に対する効果が薄いという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑み創案されたもので、安全に使用でき、コンパクトかつ軽量で持ち運びが容易で、歩行時に使われる足の前側の前脛骨筋、足の後側のヒラメ筋及び腓腹筋などの足首の筋肉の収縮量及び弛緩量を歩行時と略同じ量を鍛錬でき、異なる年齢層や異なる身体状況にそれぞれ適応させて鍛錬できる足(足首・膝関節)ストレッチ機器を提供することを課題とする。
請求項1に記載の足(足首・膝関節)ストレッチ機器1は、上面に略半円筒形状の溝部を形成する略直方体形状の台座2と、前記溝部の内周面に着接させて左右方向に直列状に横設させた2本の円筒形状のシャフト3と、前記左右の2本のシャフト3のそれぞれの上面に少なくとも1つ配設した、下面に前記シャフト3外周面と接する円弧状の溝を凹設し上面が平面形状の受け台4と、前記受け台4の上面に着接させ、前記左右のシャフト3に対応させて左右に配設した2つの略直方体形状の踏板5とを含む構造からなり、前記シャフト3、前記受け台4及び前記踏板5が左右それぞれ締結され、前記左右2つのシャフト3が前記台座2に着接させて回転可能に設置され、前記踏板5の下面前後端を前記台座2の上面に当てることにより前記踏板5の最大傾斜角αを規制することを特徴とする。
請求項2に記載の足(足首・膝関節)ストレッチ機器1は、上面に略半円筒形状の溝部を形成する略直方体形状の台座2と、前記溝部の内周面に着接させて左右方向に横設させた1本の円筒形状のシャフト3と、前記シャフト3の上面に少なくとも1つ配設した、下面に前記シャフト3外周面と接する円弧状の溝を凹設し上面が平面形状の受け台4と、前記受け台4の上面に着接させて配設した略直方体形状の踏板5とを含む構造からなり、前記シャフト3、前記受け台4及び前記踏板5が締結され、前記シャフト3が前記台座2に着接させて回転可能に設置され、前記踏板5の下面前後端を前記台座2の上面に当てることにより前記踏板5の最大傾斜角αを規制することを特徴とする。
請求項3に記載の足(足首・膝関節)ストレッチ機器1は、請求項1または2において、前記受け台4の厚みを変更することにより、前記踏板5の最大傾斜角を調整可能とすることを特徴とする。
請求項4に記載の足(足首・膝関節)ストレッチ機器1は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記踏板5の前後方向の断面形状が、略直方体形状で上部前後部が円弧状の断面形状、略直方体形状で上面形状が前後方向で一つの円弧形状を形成する断面形状、略直方体形状で前上部に突起形状を有する断面形状、略直方体形状で上部全面に小さい突起形状を多数有する断面形状、略直方体形状で上面に溝を形成した断面形状、略直方体形状で全長が足の長さと略同一から足の長さの約半分までの長さのうちから選択した長さである断面形状などのうち、少なくとも1つ以上を組み合わせた断面形状からなることを特徴とする。
請求項5に記載の足(足首・膝関節)ストレッチ機器1は、請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記踏板5の上面に、磁力線を発する磁石、遠赤外線を放射するセラミック粉末などの発生体、または磁力線を発する磁石及び遠赤外線を放射するセラミック粉末などの発生体を組み込んだことを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、踏板5とシャフト3との間に受け台4を介装させたことと、シャフト3を台座2のくりぬき部に載置させたのでシャフト3の直径を大きくできたことによって、踏板5上面中心位置とシャフト3の回転中心との間隔を長くすることができ、踏板5上面中心位置の回転軌道上の移動距離を長くすることができた。これによって、踏板5をシーソー運動させ足指側を下方に押下げた場合には足の前後方向の中心位置が前方に移動しながら傾斜し、踵側を下方に押下げた場合には足の前後方向の中心位置が後方に移動しながら傾斜するので、踏板5上面中心位置と軸の回転中心との間隔が短い機器に比べて、足の前脛骨筋21、腓腹筋22及びヒラメ筋23を充分に伸ばすことができるという効果がある。
足の前脛骨筋21、腓腹筋22及びヒラメ筋23を充分に伸ばすことができることによって、加齢による運動器機能低下となるロコモティブ・シンドローム症候群、長時間座った姿勢を続けたときに起こりやすいエコノミック症候群、近年特に女性に多く増え続けている外反母趾などに対して予防効果またはリハビリ効果がある。
使用姿勢によっては、図7に示すように立位で使用する場合には、特に腓腹筋22及びヒラメ筋23に対しての収縮と弛緩効果を高めることができストレッチ運動や介護予防運動に適しており、図8に示すように座位で使用する場合には、膝関節に対して無理のない状態で使用でき、特に前脛骨筋21に対する収縮と弛緩効果を高めることができ、変形性膝関節症などの膝に問題を抱えている人には効果的であるなど介護予防運動やリハビリ運動を行うのにも適している。
また、シーソー運動時に踏板5の前後端を台座2上面に当てることによって、踏板5の最大傾斜角αを規制でき、使用者がシーソー運動を繰り返しても一定の傾斜角を維持しやすいので、足の前脛骨筋21、腓腹筋22及びヒラメ筋23を効果的に強化できるという効果を奏する。
また、踏板5回転用の軸の軸受を台座2のくりぬき部としたので部品としての軸受柱を不要とし、かつシーソー運動時に踏板5を当てる部位を台座2上面としたので部品としてのストッパー部材を不要としたことによって、部品点数を減じることができ、コンパクト化及び軽量化ができ、製造コストの低減化ができるという効果が生じる。
足(足首・膝関節)ストレッチ機器1をコンパクト化及び軽量化することができたことによって、持ち運びしやすくなり、室内の移動だけでなく旅行などに出かけるときに鞄の中に入れて持ち運びができるなど、利便性を大幅に向上させたという効果が生じた。
さらに、踏板5回転用のシャフト3の軸受部を台座2に形成した円弧状のくりぬき部としたことによって、部品としての軸受柱がなくなったので、足が引っかかるなどの危険性がなくなり安全性が高まったという効果がある。
シャフト3を台座2のくりぬき部に載置させるのでシャフト3の直径を大きくすることができ、これにより体重の重い人が踏板5上に立って使用しても破損しにくく、耐久性が向上するという効果がある。
請求項2の発明は、請求項1と同じ効果を有する。さらに、足(足首・膝関節)ストレッチ機器1の左右の大きさを片足のみが使用できる大きさにした場合には、前記足(足首・膝関節)ストレッチ機器1が両足用よりもコンパクト化及び軽量化するので鞄に入れて持ち運びやすくなるという効果を奏する。したがって、旅行や外出のときに持参し座位や立位の姿勢で極めて容易に使用できる。
また、足(足首・膝関節)ストレッチ機器1の左右の大きさを両足が同時に使用できる大きさにした場合には、片足が不自由な人が両足を前記踏板5に載せ、不自由でない方の片足をシーソー運動させることによって、不自由な方の片足を踏板5のシーソー運動によって鍛錬するという効果を奏する。
請求項3の発明は請求項1または2と同じ効果を奏する。さらに、受け台4の厚みを変えることによって踏板5の最大傾斜角αを変更することができる。これにより、足首の筋肉の収縮量または弛緩量を調整することができるので、子供、高齢者、一般的な身体能力を有する大人、またはスポーツ愛好者などのそれぞれの人の年齢や身体状況に応じて、あるいはストレッチ運動、介護予防運動、またはリハビリ運動などの使用目的に応じて筋肉の収縮量や弛緩量の最適化ができるという効果がある。
ストレッチ運動の場合で説明すると、例えば幼児の場合、近年の生活環境で、幼児にとって日本式便器での排泄が出来ないという状況がある。これは足首を構成している筋肉の部分で、腓腹筋22とヒラメ筋23の柔軟性が乏しく、しゃがみこむ姿勢が困難になっていることであるから、幼児が使用する場合には鍛錬すれば筋肉に柔軟性が回復するので最大傾斜角αを前後方向とも35°に規制する厚みを有する受け台4を選択して取り付ける。このことによって、幼児の腓腹筋22とヒラメ筋23の柔軟性を高めるという効果が生じる。
また、介護予防運動の場合で説明すると、壮年期や高齢者の場合、ちょっとした段差でつまづいたり転倒したりして大怪我や、ときによっては死亡事故に至る事態になることがある。これは前脛骨筋21、腓腹筋22やヒラメ筋23、靭帯などが萎縮しているためであるが筋肉の柔軟性が低下しているので、最大傾斜角αを前後方向とも20°になる厚みの受け台を選択して取り付ける。これによって高齢者も無理なく訓練することができ、前脛骨筋21、腓腹筋22やヒラメ筋23、靭帯などを伸ばして柔軟な足首を保つことができるという効果を奏する。
次にリハビリ運動の場合で説明すると、身体状況によって踏板5の最大傾斜角αを決めてこれに対応した厚みの受け台4を選択する。そして、椅子に座って使用することで、前脛骨筋21、腓腹筋22やヒラメ筋23、靭帯などの筋肉のストレッチ運動のみでなく、膝関節にまでストレッチ運動が及ぶという効果が得られる。
請求項4の発明は請求項1乃至3のいずれかと同じ効果を奏する。さらに、使用目的に応じて踏板5表面形状を変えて前記使用目的を満足させる効果を得ることができる。例えば、足の冷え症や冷え症からくる腰の痛みなどを緩和させたい場合には血流の流れを末端の毛細血管までよくなるように足裏を刺激するために小さい突起形状を多数形成した表面形状にし、偏平足を直す訓練をしたい場合には踏板5の長さを短くする。
請求項5の発明は請求項1乃至4のいずれかと同じ効果を奏する。さらに、足部の血行を促進させ足部を暖め、血行障害が原因となっている症状を緩和させるという効果を奏する。
踏板が左右2つの場合の足(足首・膝関節)ストレッチ機器の正面概略図である。 踏板が左右2つの場合の足(足首・膝関節)ストレッチ機器の平面概略図である。 踏板水平時の足(足首・膝関節)ストレッチ機器の側面概略図である。 踏板傾斜時の足(足首・膝関節)ストレッチ機器の側面概略図である。 受け台部に係るA−A断面図である。 シャフトと台座の結紐状態を示すB−B断面図である。 立位で使用する状態図である。 座位で使用する状態図である。 足の筋肉を示す説明図である。 一般の大人の歩行時の足首の筋肉の筋電図である。 本発明に係る足(足首・膝関節)ストレッチ機器を使用したときの足首の筋肉の筋電図である。 踏板が1つの場合の足(足首・膝関節)ストレッチ機器の正面概略図である。
以下、本発明の実施の形態と作用について説明する。
図1または図2で説明する。本発明である足(足首・膝関節)ストレッチ機器1は、略直方体形状の台座2と、前記台座2の上部に設けたくりぬき部に嵌設した2本の円筒形状のシャフト3と、前記シャフト3の上部に配設し、下面に円弧状の溝を形成し上面を平面形状とする2つの受け台4と、前記受け台4の上部に配設し、2つの略直方体形状の踏板5とを含む構成からなる。この構成の場合には、1つの台座2に2つの踏板5を設置しているので両足用として使用できる。
そして、前記2本のシャフト3と前記2つの受け台4と前記2つの踏板5とを左右それぞれボルト6で締結し、前記左右2つのシャフト3を前記台座2に着接させてシャフト3と台座2とを帯類7で結紐して回転可能に設置し、前記踏板5の下面前後端を前記台座2の上面に当てることにより前記踏板2の最大傾斜角αを規制する構成となっている。
また、本発明である足(足首・膝関節)ストレッチ機器1は、図12に示すように、略直方体形状の台座2と、1本の円筒形状のシャフト3と、下面に円弧状の溝を凹設し上面を平面形状とする少なくとも1つの受け台4と、1つの略直方体形状の踏板5とを含む構成としてもよい。この構成の場合には、1つの台座2に1つの踏板5を設置しており、前記踏板5の大きさによって両足用または片足用として使用できる。したがって、両足用の場合には片足が不自由な人にとって不自由な片足の鍛錬ができるという効果があり、一方片足用の場合には両足用よりも約半分の大きさになるので鞄などに入れて持ち運ぶことがより容易にかつ楽になるという効果がある。
図1、図2または図6で台座2を説明する。台座2は、左右方向に長い略直方体形状であって、シャフト3を嵌合させるための2つの略半円筒形状のくりぬき部を左右方向に直列的に配設し、かつシャフト3の左右方向の略中心であってシャフト3前後の近傍位置にシャフト3を回転可能状態で結紐する帯類7などを挿通させる孔8を2つ穿孔している。
前記シャフト3嵌設用のくりぬき部を、シャフト3左右それぞれ用に直列的に2箇所配設してもよく、シャフト3左右両方を嵌入させられる一つのくりぬき部にしてもよい。くりぬき部を左右のシャフト3用に別々に設けた方が、嵌設したシャフト3の横揺れ防止に効果がある。
前記台座2の前後方向の長さは、図4に示すように踏板5の前後端がシーソー運動時に台座2に当るよう設定する。この構成によって、図4に示す踏板5の最大傾斜角αを規制するという作用効果が生じる。
図1または図5でシャフト3を説明する。シャフト3は円柱型であり、左右2箇所に受け台4と踏板5と一体として締結させるためのボルト6挿入用の孔9が穿孔されている。
シャフト3の軸受部を台座2に設けたくりぬき部とすることによって、軸受柱を不要とする効果が生じる。
また、シャフト3を台座2に直接載置させるので直径を大きくすることができることから、体重の重い人が立って使用しても折損しにくく、使用耐用年数を延長できるという効果が生じる。
図3または図5で受け台4を説明する。受け台4は、薄肉の円筒形状であって、下部にシャフト3の外周に密着させて周設させるための下向きの円弧状の凹部を形成し、上部は踏板5の下面と密着させるために平面を形成している。前記踏板5と前記受け台4との密着面積を確保することによって、踏板5の材質が木質の場合でも割れにくくするという作用効果がある。
そして、受け台4の平面視における中央部にはボルト貫通用孔10が穿孔されている。
図1、図2、図3または図5で踏板5を説明する。踏板5は、受け台4の上部に配設され、略直方体状であり、前記踏板5の下面と受け台4の上面とは密着し、踏板5の中央部にはボルト6を螺合させる雌ねじ11が螺刻されている。
踏板5の上部の形状は足裏に対する作用に応じて設定する。例えば、略直方体形状で上部前後部が円弧状の断面形状や略直方体形状で上面形状が前後方向で円弧形状を形成する断面形状の場合には足を乗せたときにバランスが取れやすく、角が尖がっていないので痛くないという作用効果があり、略直方体形状で前上部に突起形状を有する断面形状または略直方体形状で上部全面に小さい突起形状を多数有する断面形状の場合にはツボを刺激させ血流を良くする作用効果があり、略直方体形状で上面に溝を形成した断面形状の場合は滑りにくくする作用効果がある。
また、前記踏板5の長さは、使用者の身体状況に応じて、略直方体形状で全長が足の長さと略同一の長さでもいいし、略直方体形状で全長を足の長さより約半分の長さまで短くしてもよい。例えば子供の偏平足を直す目的の場合は全長が足の長さより短いのが適している。
前記踏板の上面に、磁力線を発する磁石、遠赤外線を放射するセラミック粉末などの発生体、または磁力線を発する磁石及び遠赤外線を放射するセラミック粉末などの発生体を組み込むこともできる。この場合には、血行促進効果や温熱効果が生じる。
図5に示すように、前記踏板5と前記受け台4と前記シャフト3は左右別々の組み合わせでボルト6による締結によって一体化、固定化される。これによって、踏板5はシャフト3と一体となって回転運動をすることができる。
足を踏板5に乗せシーソー運動したときの足の前脛骨筋21、腓腹筋22及びヒラメ筋23の筋肉の収縮量は最大傾斜角αによって変化させることができる。足(足首・膝関節)ストレッチ機器1でシーソー運動したときの前脛骨筋21、腓腹筋22及びヒラメ筋23の筋肉の収縮量を、歩行時に発生する前脛骨筋21、腓腹筋22及びヒラメ筋23の筋肉の収縮量と略同一量にすることによって足首の筋肉強化が効果的に図れる。
ここで、図10は筋肉の収縮とともに発生する活動電位を波形として観測、記録する装置である電位計測装置(商品名ProComp カナダPHOUGHP TOUGHT TEC製)を使用して測定した、一般の大人の歩行時の足の筋肉の筋電図である。図10において縦軸が電位の高さを横軸が時間を表示し、筋肉が強く収縮すると電位が上がるので、前記筋電図の波形に近似した波形をもたらすように最大傾斜角αを設定するようにすれば歩行時と略同一の筋肉の運動をさせることができる。
最大傾斜角αは、踏板5の長さを一定にした場合、シャフト3の直径、受け台4の厚み及び踏板5の厚みによって決まる。したがって、使用者によって最大傾斜角αを設定し、踏板5の長さと厚み、及びシャフト3の直径を設定すると、受け台4の厚みを可変させることによって最大傾斜角αを可変させることができる。
歩行時と略同一の筋電図となる最大傾斜角αは、例えば一般の大人であれば30°近傍、スポーツ愛好者であれば35°近傍、子供であれば35°近傍、高齢者であれば20°近傍が最適である。
足(足首・膝関節)ストレッチ機器1の使用姿勢は図7に示す立位と図8に示す座位とがあり、特に座位の姿勢において膝関節までストレッチ運動の作用効果がある。
前記踏板5と前記受け台4と固定化された前記シャフト3は回転可能状態を維持できるようにして帯類7によって台座2に結紐される。これによって、シャフト3の外周面を台座2に接触させた状態で回転させることができる。
以上の構成により、足(足首・膝関節)ストレッチ機器1の踏板5に足を載せ足指と踵を交互に押下げることによって前記踏板5はシーソー運動をする。
次に、使用例を挙げて本発明を説明する。
本発明である足(足首・膝関節)ストレッチ機器1を床などの平坦部に置き、使用する姿勢としては、図7に示すような立位または図8に示すような座位で使用する。
足裏を踏板5に着けた状態で、図4に示すように踏板5の前端が台座2上面に当るまで足首の後側の腓腹筋22とヒラメ筋23を収縮させたり、踏板5の後端が台座2上面に当るまで足首の前側の前脛骨筋21を収縮させるという足の運動を繰り返す。この踏板5を台座2に当てながらシーソー運動することによって足首の筋肉の収縮量を歩行時と略同一にすることができ適切なストレッチ運動が行われる。
本発明の足(足首・膝関節)ストレッチ機器1の最大傾斜角αを35°にした場合における筋電図を図11に示す。
図11における足(足首・膝関節)ストレッチ機器使用による前脛骨筋21、腓腹筋22及びヒラメ筋23の筋電図の波形が、図10における歩行時の前脛骨筋21、腓腹筋22及びヒラメ筋23の筋電図の波形と略同一である。これによって、歩行時に使用する筋肉の収縮量と略同一の筋肉の収縮量を本発明の足(足首・膝関節)ストレッチ機器1使用によって得られることがわかる。
1 足(足首・膝関節)ストレッチ機器
2 台座
3 シャフト
4 受け台
5 踏板
6 ボルト
7 帯類
8 孔
9 孔
10 雌ねじ
21 前脛骨筋
22 腓腹筋
23 ヒラメ筋
α 最大傾斜角

Claims (5)

  1. 上面に略半円筒形状の溝部を形成する略直方体形状の台座と、前記溝部の内周面に着接させて左右方向に直列状に横設させた2本の円筒形状のシャフトと、前記左右の2本のシャフトのそれぞれの上面に少なくとも1つ配設した、下面に前記シャフト外周面と接する円弧状の溝を凹設し上面が平面形状の受け台と、前記受け台の上面に着接させ、前記左右のシャフトに対応させて左右に配設した2つの略直方体形状の踏板とを含む構造からなり、前記シャフト、前記受け台及び前記踏板が左右それぞれ締結され、前記左右2つのシャフトが前記台座に着接させて回転可能に設置され、前記踏板の下面前後端を前記台座の上面に当てることにより前記踏板の最大傾斜角を規制することを特徴とする足(足首・膝関節)ストレッチ機器。
  2. 上面に略半円筒形状の溝部を形成する略直方体形状の台座と、前記溝部の内周面に着接させて左右方向に横設させた1本の円筒形状のシャフトと、前記シャフトの上面に少なくとも1つ配設した、下面に前記シャフト外周面と接する円弧状の溝を凹設し上面が平面形状の受け台と、前記受け台の上面に着接させて配設した略直方体形状の踏板とを含む構造からなり、前記シャフト、前記受け台及び前記踏板が締結され、前記シャフトが前記台座に着接させて回転可能に設置され、前記踏板の下面前後端を前記台座の上面に当てることにより前記踏板の最大傾斜角を規制することを特徴とする足(足首・膝関節)ストレッチ機器。
  3. 前記受け台の厚みを変更することにより、前記踏板の最大傾斜角を調整可能とすることを特徴とする請求項1または2に記載の足(足首・膝関節)ストレッチ機器。
  4. 前記踏板の前後方向の断面形状が、略直方体形状で上部前後部が円弧状の断面形状、略直方体形状で上面形状が前後方向で一つの円弧形状を形成する断面形状、略直方体形状で前上部に突起形状を有する断面形状、略直方体形状で上部全面に小さい突起形状を多数有する断面形状、略直方体形状で上面に溝を形成した断面形状、略直方体形状で全長が足の長さと略同一から足の長さの約半分までの長さのうちから選択した長さである断面形状などのうち、少なくとも1つ以上を組み合わせた断面形状からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の足(足首・膝関節)ストレッチ機器。
  5. 前記踏板の上面に、磁力線を発する磁石、遠赤外線を放射するセラミック粉末などの発生体、または磁力線を発する磁石及び遠赤外線を放射するセラミック粉末などの発生体を組み込んだことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の足(足首・膝関節)ストレッチ機器。
JP2010022808A 2010-02-04 2010-02-04 足(足首・膝関節)ストレッチ機器 Pending JP2011156311A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108014454A (zh) * 2018-01-12 2018-05-11 时新(上海)产品设计有限公司 猪鼻子健身瘦腿垫结构及其使用方法
JP2020513293A (ja) * 2016-12-09 2020-05-14 プローバン・フィットネス・ソリューションズ・エルエルシーProven Fitness Solutions, Llc 運動補助装置
RU220924U1 (ru) * 2023-07-11 2023-10-11 Петр Петрович Голумбевский Тренажер для тренировки мышц ног и ягодиц

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