JP2011155601A - Adpll、半導体装置及び携帯電話機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズ等によって生じるチャタリングの発生を検知・訂正する機能をADPLLに提供する。
【解決手段】TDC802−2とカウンタ801−1を含むADPLLにおいて、TDCの出力(伝播遅延情報)をエンコードするエンコーダ802−3を用意する。エンコーダ802−3は複数のビットからなる伝播遅延情報を所定の単位に分けて、エンコーダ802−3内の16ビットエンコーダに個々の処理を行わせる。各16ビットエンコーダは、受け取った伝播遅延情報の一部の中に複数の変化点が存在する場合は、最下位ビットに近い変化点のみを残置させる。
【選択図】図1

Description

本発明は携帯電話機などで用いられるPLL回路、特にADPLL(All Degital Phase Lock Loop)のチャタリング対策に関する。
携帯電話、無線LANに使用される高周波アナログ回路であるRFICは依然として高い割合の成長が期待されている。現在、RFICの開発の流れはベースバンドIC(デジタル回路)との1チップ化に進んでいる。
今後、集積度を上げるベースバンドICの要求に従い、微細化プロセスでのRFICの開発が必要である。微細化すると、素子ばらつき、ゲート容量増加の影響でアナログ回路の消費電流の増加、面積増加が問題となる。対策として、アナログ回路をデジタル回路に置き換える事が考えられる。
このアナログ回路をデジタル回路に置き換える対象にはPLL(フェイズロックループ)回路も含まれる。全てデジタル化されたPLL回路を本明細書ではADPLLと称呼する。
ADPLLの主要技術要素としてはDPFD(デジタル・フェイズ・フリクエンシー・ディテクター)及びDPFDに含まれるTDC(タイム・トゥ・デジタルコンバータ)が存在する。
特開2008−131659号公報(特許文献1)には低解像度TDCと高解像度TDCを含む回路を提案する。この回路では低解像度TDCでは第1量子間隔で時間をデジタル化し、高解像度TDCの第1量子間隔より短い第2量子間隔で時間をデジタル化する。これにより測距装置などに対して高い解像度と広い測定範囲の両立を可能ならしめる。
また、 “An All−Digital PLL for Frequency Multiplication by 4 to 1022 With Seven−Cycle Lock Time”(非特許文献1)においては、位相差パルスが「H」のときだけ発振するリングオシレータとカウンタを使用し、位相差パルス幅を測定する方法が開示されている。
特開2008−131659号公報
T.Watanabe, "An All−Digital PLL for Frequency Multiplication by 4 to 1022 With Seven−Cycle Lock Time", IEEE JOURNAL OF SOLID−STATE CIRCUITS, FEB 2003
しかし特許文献1記載の技術では、高解像度TDCを用いるため、微細化に伴いエラー発生率が高くなる。
また非特許文献1記載の技術では、解像度、検出範囲、線形性は良好である。しかしこちらでも微細化に伴い、リングオシレータの遅延がノイズに影響され易くなるためエラー発生率が高くなる。
本発明の目的は、ノイズ等によって生じるチャタリングの発生を検知・訂正する機能をADPLLに提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
本発明の代表的な実施の形態に関わるADPLLは、参照周波数をタイミングとして帰還処理対象信号に由来する第1の信号の伝播遅延情報を出力するタイム・トゥ・デジタルコンバータと、伝播遅延情報をエンコードするエンコーダと、を含み、このタイム・トゥ・デジタルコンバータは、参照周波数の立ち上がりのタイミングで得られた第1の信号の伝播遅延情報を出力し、エンコーダは、伝播遅延情報を所定のビット数に分けて並列に処理することを特徴とする。
このADPLLにおいて、伝播遅延情報の並列処理を2以上の処理単位エンコーダが処理することを特徴としても良い。
このADPLLにおいて、処理単位エンコーダに入力された伝播遅延情報の所定のビット数に複数の変化点が存在する場合、処理単位エンコーダはもっとも小さい変化点のみを残置させ、他の変化点は無いものとして取り扱うことを特徴としても良い。
このADPLLにおいて、エンコーダは伝播遅延情報の連続するビットを取り扱う第1の処理単位エンコーダと、第2の処理単位エンコーダと、エンコーダ間エラー検出回路と、を含み、第1の処理単位エンコーダと第2の処理単位エンコーダは伝播遅延情報の連続するビットを取り扱い、エンコーダ間エラー検出回路は第1の処理単位エンコーダの所定のビットと第2の処理単位エンコーダの所定のビットで変化点が存在するか確認することを特徴としても良い。
このADPLLにおいて、所定のビット数は第1の信号のパルス幅を表すビット数より少ないことを特徴としても良い。
これらのいずれかに記載のADPLLを含むことを特徴とする半導体装置や、この半導体装置を用いた携帯電話機も本発明の射程に含まれる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下の通りである。
本発明の代表的な実施の形態に関わるADPLLを含む半導体装置によって、TDCで発生したチャタリングの影響をなくすことが可能となる。これにより検出エラーを防ぐことができ、ADPLLの仕様上不可避な位相雑音が改善できる。
従来のADPLLの構成を表す回路図である。 従来のADPLLの動作を説明するための波形図である。 本発明の第1の実施の形態に関わるTDCの構成を表す回路図である。 TDCの出力にエラーが載った際の波形を表す波形図である。 本発明の第1の実施の形態に関わるTDCの出力ビット中でエラーが発生したこと検出する方法を表す概念図である。 本発明の第1の実施の形態に関わるエンコーダの構成を表す概念図である。 本発明の第1の実施の形態に関わるエッジディテクタで参照されるビットと判断の対象となるビットを表す概念図である。 本発明の第1の実施の形態に関わるエンコーダの全体処理の流れを表すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に関わる16ビットエンコーダ代替モジュールの動作を表す概念図である。 本発明の第2の実施の形態にかかわるエンコーダの全体処理の流れを表すフローチャートである。 本発明に関わるADPLLを用いたGSM方式の携帯電話機のブロック図である。 本発明に関わるADPLLを用いたEDGE方式の携帯電話機のブロック図である。
以下、図を用いて本発明の実施の形態について説明する。
(従来の実施の形態)
図1は従来のADPLLの構成を表す回路図である。また、図2はこの従来のADPLLの動作を説明するための波形図である。
このADPLLは、TCXO801、DPFD802、DLF803、DCO804、DIV805を含んで構成される。
TCXO801は、周囲の温度の変化に対して追従して一定の発振出力を維持し続ける温度補償水晶発振器である。TCXO801は周波数26MHzの参照用の周波数信号(参照周波数)VREFを出力する。
DPFD802は、カウンタ802−1、TDC802−2、エンコーダ802−3、乗算器802−4、加算器802−5を含んで構成される。
カウンタ802−1は、DIV805から出力されるVPREで動作するカウンタ回路及びこのカウンタ回路の出力をラッチするラッチ回路1セットを含む回路である。
カウンタ802−1にはTCXO801の出力VREFでラッチする第1のラッチ回路及びDIV805の出力VDIVでラッチする第2のラッチ回路が含まれる。この二つのラッチ回路の差分を取ることで、位相差をVPREの精度で求めることが可能となる。
この際、カウンタ802−1の動作タイミングであるVPREと、第2のラッチ回路のタイミングであるVDIVは同期しているのに対し、VPREとTCXO801の出力であるVREFは非同期である。したがって、カウンタ802−1だけでは約1nsec以下の位相差を求めることはできない(1/10=1nsec:10-9は後述するVPREの周波数に依拠する)。
なお、カウンタ802−1を省略した構成にすることも可能である。
TDC802−2は、アナログ情報を量子化してデジタル出力するコンバータのことである。TDC802−2は、遅延素子を直列に接続した遅延回路群と、遅延を記録するフリップフロップにより構成される。このTDC802−2側で、20psec程度の細かい精度で値を求める。
TDC802−2には、もう一つの出力がある。これはカウンタ802−1の1カウント分にいくつのビットデータが含まれるかを表す第2の出力である。カウンタ802−1の出力と、この第2の出力とカウンタ802−1の出力を乗算器802−4で掛け合わせることで、カウンタ802−1とTDC802−2の出力の次数を調整することが可能となる。
エンコーダ802−3はTDC802−2の出力を取り扱い易いように変換するエンコーダである。このTDC802−2の出力に由来するエンコーダ802−3の出力と乗算器802−4の出力を加算器802−5で足し合わせることで分解能が向上した位相差を求めることができる。
図3は本発明の第1の実施の形態に関わるTDC802−2の構成を表す回路図である。
このTDC802−2にはデータ信号としてVPREが、タイミング信号としてVREFが入力される。
データ信号であるVPREは、多段接続された遅延回路群(Delay Network:DN)に入力される。この遅延回路群DNは遅延時間が同質の遅延素子をn個直列に接続された構成を取る。各遅延素子の出力は、対応するフリップフロップのデータ端子にも入力される。
遅延素子群DNに含まれる遅延素子の数nは、カウンタ802−1の単位時間(上述では約1nsec)と遅延素子群DN内の遅延素子の遅延時間によって決定される。例えばカウンタの位相差が1nsec、個々の遅延素子の遅延量が20psecの場合、50個(=10-9/(20×10-12))の遅延素子が遅延回路群DNに必要となる。
以下では、n=50として説明する。ただし必ずしもこの数に限定されるものではない。例えば、カウンタ802−1を省略して構成した場合には、TDC802−2の遅延回路の数は省略していない場合に比べ相対的に多くなる。また、温度特性の変化、製造段階のロット間誤差の吸収のためにある程度余裕を持った数を設ける場合も想定できよう。この場合、後述する図2(4)TDC出力値の減算対象である(3)TDC最大幅も変化する。
上述の通り、遅延素子群に含まれる遅延素子と同数のフリップフロップがTDC802−2中に含まれる。これらのフリップフロップにはラッチのタイミング信号として、TCXO801の出力である参照周波数VREFが入力される。
TDC802−2に入力されたVPREは遅延素子群DNの各遅延素子を時間の経過に従い伝播していく。この入力からの伝播遅延をVREFのタイミングによってラッチすることで、カウンタ802−1では把握できない粒度の時間(伝播遅延情報)を捉えることが可能となる。
なお、このような構成を取ることから、TDC802−2で遅延を把握するためにVDIVはVREFに対して遅れないように構成する必要がある。この構成の先行技術としては“A Low−Noise Wide−BW 3.6GHz Digital ΔΣ Fractional−N Frequency Sthesizer With a Noise−Shaping Time―to−Digital Converter and Quantization Noise Cancellation”(Author Chun−Ming Hsu,Matthew Z. Straayer, Michael H. Perrott:IEEE JOURNAL OF SOLID−STATE CIRCUITS, VOL.43,No.12,December 2008)などが存在する。
DLF803は、DPFD802の出力から高周波雑音成分を除くためのデジタルローパスフィルタである。
DCO804は、動作周波数レンジが3.4GHz〜4.2GHzのデジタル制御発振器である。DLF803の出力によって、DCO804内の静電容量が制御されることで所望の周波数信号が出力可能となる。
DIV805は、DCO804の出力を4分周したVPREと、26MHzの周波数を有するVDIVを出力する分周回路群である。既述の通り、DCO804の出力がDIV805の入力信号となる。
図3を見ても明らかな通り、DCO804の信号がDIV805で分周された後にTDC802−2及びカウンタ802−1に入力される。すなわちDIV805の出力信号VPRE及びVDIVの元となるDCO804の出力が帰還処理対象信号となる。
VPREはDCO804の出力を4分周した信号である。したがってVPREの周波数レンジは850MHz〜1.05GHzになる。
なお、VPRE及びVDIVは同一の信号(DCO804の出力)を分周している。したがって、VPREとVDIVは同期している(図2のp1参照)。
つぎに、この構成を取るADPLLの全体の動作について説明する。
まず、カウンタ802−1によってVREFとVDIVの大まかな差分を求める。これが図2の(1)カウンタ値であり、カウンタ802−1の出力でもある。このカウンタ802−1の出力に遅延素子の数nを掛けると次数の調整を行うことができる。これが乗算器802−4の出力である。
同時にTDC802−2によって、VREFが入力されたときのVPREの遅延を検出する。カウンタの位相差が1nsec、遅延措置の遅延が20psecの場合、VREF1周期(図2の(3)TDC最大幅)は遅延素子の数nに従う。この(3)TDC最大幅から図2の(4)TDC出力値を引けば図2(2)を求めることができる。
この図2の(2)の値と図2(1)カウンタ値を足すと、図2の(5)位相差を求めることが可能となる。この(5)位相差は加算器802−5の出力である。
この従来のADPLLの問題点を述べる。
ADPLLで使用されるTDCは、既述の通り高分解能の位相比較が要求される。図1の例では、カウンタ802−1の動作が1nsecであることから、これよりも小さいことが求められる。
また遅延素子の遅延量は微細化による低電圧化に伴い、電源のノイズに対する感度が高くなる。また電源電圧・温度などの外的要因によってADPLLの特性は大きく変化する。
図4は、TDC802−2の出力にエラーが載った際の波形を表す波形図である。
TDC802−2に入力されるVPREは遅延回路群DN上では周波数の低い情報である。しかし、ノイズ等によって、D23は本来「1」を示すべきところが「0」となっている。このように期待されるような周波数が出ていないものについては、エラーとして排除することも可能である。
しかし、本来変化すべき変化点でこのようなノイズが載ると周波数的に大きく変わることがなく、正常と判断することも考えられる。このような現象をチャタリングと呼ぶ。
本発明はエンコーダに、このチャタリングの発生を検知・訂正する機能を提供する。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図3を見ても明らかな通り、TDC802−2の出力は多くのデータビットが必要になる。このようなデータでは取り扱いづらいため、エンコードをする必要がある。一方で、TDC802−2の出力ビットが多くなるとエンコードにかかる時間も増大する。
図5はTDC802−2の出力ビット中でエラーが発生したこと検出する方法を表す概念図である。また、図6は、図5に記載した、本発明の第1の実施の形態に関わるエンコーダ802−3の構成を表す概念図である。
まずエラーの検出について説明する。
なお、本実施の形態は図1の条件を有するものとする。すなわち遅延回路の遅延量が20psec、カウンタ802−1のカウントタイミング周期が1nsecとする。この条件下では、TDC802−2にはデータとしてVPREが入力されるのは既述の通りである。このVPREは850MHz〜1.05GHz(1.18〜0.95nsec)の信号である。したがって、1つのパルスの表現には26−24個分の遅延素子(ビット)が必要であり、最大でも24ビットに2回を超えて変化点が含まれない。
図5(a)はエラーが存在しないときのデータビットであり、図5(b)は変化点近傍にエラーが存在したときのデータビットである。
本実施の形態では、TDC802−2の出力をエンコーダ802−3に入力するところから検討が始まる。
エンコーダ802−3に入力されると、エンコーダ802−3内の第1の内部バッファにTDC802−2の出力は保存される。その後、TDC802−2の出力を1ビット分シフトさせてエンコーダ802−3内の第2の内部バッファに保存する。
この第1の内部バッファ内のデータと第2の内部バッファ内のデータの排他的論理和(Exclusive OR)を取るとデータの変化点を抽出することができる。
図5(a)のように、抽出した結果が1ビットだけであれば、ノイズの可能性はほぼ無い。前後の変化点との間隔や、TDC802−2の出力あたりの変化点の発生数(変化密度)と言った項目を調べればノイズかどうかの判断ができる。少なくともこのような場合にはチャタリングの発生の可能性はない。
しかし、チャタリングの検出の際には、連続する3ビット以上が「1」になっていれば、チャタリングが発生したことがわかる。これを表すのが図5(b)である。このようにチャタリングが発生すると変化点が連続することとなる。結果、どこが本当の変化点か不明となる。
本実施の形態では、最下位ビットQ0から数えて最初の「1」を変化点として取り扱う。これにより、上述のようなチャタリング時に変化点が連続する場合であっても、その影響を無視することが可能となる。
なお、同一対象のビットシフト後の排他的論理和演算時には演算可能対象は1ビット減少する。すなわち50ビット構成の場合には49ビットの排他的論理和が取得可能である。この取り扱いについては設計事項である。
次に、エンコーダ802−3の構成について説明する。
上述の通り、VPREのパルス幅は最大26ビット、最小24ビットである。よって、24ビット未満を一つの単位として取り扱えば、変化点が1箇所を超えて存在することはなくなる。
図6では、16ビット単位でTDC802−2の出力を取り扱うエンコーダ802―3の構成の一部を表している。なお、前段の排他的論理和の取得については図5で説明済みであるので省略する。
この構成では、16ビットエンコーダ#0、#1、#2を含む。なお、実際には1ビット端数が発生するがこの取り扱いは設計事項である。
各16ビットエンコーダには16ビットのデータが入力される。16ビットエンコーダ#0には排他的論理和の0ビットから15ビットが、16ビットエンコーダ#1には16ビットから31ビットが、16ビットエンコーダ#2には32ビットから47ビットがそれぞれ入力される。
各16ビットエンコーダは、低位のビットから「1」が立っているかをスキャンする。「1」が立っているビットを発見した場合には、16ビットエンコーダはそのビットが立っているビットナンバーを4ビット形式で出力する。例えば図6の16ビットエンコーダ#0では、8ビット目に「1」が立っているため、2進数で「0111」を出力する。同様に16ビットエンコーダ#1は2進数「1111」を、16ビットエンコーダ#2は2進数「0001」をそれぞれ出力する(図6参照)。これにより16ビット長を4ビット長に圧縮することが可能となる。
このままで処理すると、図6のError2のように2つの16ビットエンコーダにまたがって生じたチャタリングを誤って認識することとなる。これを防ぐために、各エンコーダの間に前段の16ビットエンコーダの上位側8ビット及び後段の16ビットエンコーダの下位側8ビットの合計16ビットで互いにエッジの有無を検出する。この検出を行うのがエンコーダ間エラー検出回路#11、#12である。
各エンコーダ間エラー検出回路は、二つのORゲートと1つのANDゲートから構成される。ANDゲートは二つのORゲートの出力の論理積を取る2端子ANDゲートである。一方、一つのORゲートには前段の16ビットエンコーダの上位側8ビットが入力され、他方のORゲートには後段の16ビットエンコーダの下位側8ビットが入力される。
図6を用いて具体的に説明する。16ビットエンコーダ#0の8ビットから15ビット、及び16ビットエンコーダ#1の16ビットから23ビットについて、それぞれ変化点が存在するかをエンコーダ間エラー検出回路#11が検出する。これは各ビットの論理和(OR)を取れば簡単に求められる。
図6では16ビットエンコーダ#0の8ビットから15ビットには変化点が存在するが、16ビットエンコーダ#1の16ビットから23ビットに変化点は存在しない。したがって、16ビットエンコーダ#0側からは「1」が、16ビットエンコーダ#1側からは「0」が出力される。エンコーダ間エラー検出回路#11内のANDゲートに入力され、ANDゲートは「0」を出力する。
このANDゲートの出力は複数ビットから構成されるチャタリングが16ビットエンコーダ間にまたいで存在していないことを表す。このANDゲートの出力が、後段の16ビットエンコーダ#1の出力を制御するスイッチ回路に入力される。
一方、16ビットエンコーダ#1と16ビットエンコーダ#2との間のエンコーダ間エラー検出回路#12について検証する。16ビットエンコーダ#1の24ビットから31ビット、及び16ビットエンコーダ#2の32ビットから39ビットについて、それぞれ変化点が存在するかをエンコーダ間エラー検出回路#12が検出する。
図6からも明らかな通り、チャタリングの存在により、エンコーダ間エラー検出回路#12の2つのORゲートはそれぞれ「1」を出力することとなる。したがってエンコーダ間エラー検出回路#12のANDゲートは「1」を出力する。
エンコーダ間エラー検出回路#11の出力はスイッチ#21に、エンコーダ間エラー検出回路#12の出力はスイッチ#22にそれぞれ出力される。
スイッチ#21、#22は、対応する16ビットエンコーダの出力をそのまま通すかどうかを決定する関門の役割を果たす。
エンコーダ間エラー検出回路から「0」が入力されるとチャタリングと関係が無いとして、対応する16ビットエンコーダの出力をそのまま通す。一方エンコーダ間エラー検出回路から「1」が入力されるとチャタリングと関係するものとして、16ビットエンコーダからの入力を無視しスイッチは4ビットの「0」を出力する。図6は、この動作の相違を表すものである。
図6の場合では、16ビットエンコーダ#2の出力がどんなものであってもスイッチ#22は「0」を出力する。これにより、チャタリング誤検出のおそれを封じることが可能となる。結果として、該排他的論理和のデータ中16ビットエンコーダ#0の8ビット目及び16ビットエンコーダ#1の16ビット目という2つの変化点を検出することが可能となる。
以上のように各16ビットエンコーダでチャタリングを排除した結果、エッジが検出可能になる。このチャタリング排除及び4ビット短縮後の該排他的論理和のデータを用いて、エッジディテクタ#31が変化点を検出する。
エッジディテクタ#31は、16ビットエンコーダ#1、スイッチ#21、#22の出力から変化点を検出するための回路である。
上記の例では、各16ビットレジスタは以下のデータをエッジディテクタ#31に出力している(全て2進数4ビット)。
16ビットエンコーダ#1 : 0111
スイッチ#21 : 1111
スイッチ#22 : 0000
図6の出力は変化点のみを表したデータである。したがって、VPREが「H」であるか「L」であるかという情報は存在しない。この処理について説明する。
図7は本発明の第1の実施の形態にかかわるエッジディテクタ#31で参照されるビットと判断の対象となるビットを表す概念図である。
エッジディテクタ#31は変化点を捜索する。この際、必ず最下位ビットから上位ビットへの方向に検索する。各16ビットエンコーダ及び各スイッチによって、16ビット単位では1つの変化点しか存在しないことは保証されている。しかし、16ビットエンコーダ#0の出力、スイッチ#21の出力、スイッチ#22の出力、という風に、エッジディテクタ#31の変化点捜索は、下位ビット側から上位ビット側という流れになる。
ここで着目されるのは、第1の内部バッファ内に記録されたTDC802−2の最下位ビットであるQ0に相当するデータである。Q0が「0」であれば、次の変化点で「L」から「H」に変化する。一方、Q0が「1」であれば、次の変化点で「H」から「L」に変化する。
このようにTDC802−2の最下位ビットの値に基づき、VPREの電位の「H」「L」の情報を取得する。この処理を行うのがエッジディテクタ#31である。
図8は本発明の第1の実施の形態にかかわるエンコーダ802−3の全体処理の流れを表すフローチャートである。
まず、エンコーダ802−3は排他的論理和演算により変化点を導出する(ステップS1001)。これは図5で説明した処理である。
次に各16ビットエンコーダにより、各16ビットエンコーダに入力された最初の変化点を求め、チャタリングを排除する(ステップS1002)。これはエンコーダ間エラー検出回路#11、#12及びスイッチ#21、#22に関わる処理である。
各16ビットエンコーダがチャタリング排除後に変化点をみつければ、該16ビットエンコーダの出力の該当変化点はエッジディテクタ#31でエッジとして取り扱われる(ステップS1003)。一方、各16ビットエンコーダがチャタリング排除後に変化点をみつけなければ、該16ビットエンコーダの出力はエッジとして取り扱われない(ステップS1004)。
そしてエッジディテクタ#31は最初の立ち上がりエッジのビット番号を導出する(ステップS1005)。そして、50からそのビット番号を引いた値を導出する(ステップS1006)。これは図2の(2)の処理に当たり、VPREの分解能以下のVDIVとVREFの差分となる。
そして、この図2の(2)の処理結果を加算器802−5に出力することで、エンコーダ802−3の処理は終了する(ステップS1007)。
このように16ビットエンコーダを並列的に用いることでエンコードの処理時間を短縮する。また、並列する各16ビットエンコーダ間でエッジ検出ビットを比較することで、チャタリング発生によって生じた不要な変化点をハードウェア的に除去することを可能にする。
なお、上記では16ビットエンコーダを複数並列に用いるとしたが、これは必ずしも16ビット単位で処理を行わなくても良い。取り扱う信号、実装する装置などに最適化されたとしても問題は無い。その意味では上記の「16ビットエンコーダ」は「処理単位エンコーダ」と解釈するべきである。
また上記のエンコーダ間エラー検出回路は、取り扱う対象の2つの16ビットエンコーダから同数の信号線を入力してチャタリングの有無を判断した。しかし、必ずしも同数にすることには拘らない。一方は多いビット数を、他方は少ないビット数として処理を行っても良い。
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態について図を用いて説明する。
第1の実施の形態では、並列に16ビットエンコーダを並べて、変化点を導出した。これに対し、本実施の形態では、排他的論理和演算後の変化点の導出を一括してLSBからMSBまで順に行うことを特徴とする。なお、図5までの処理は、第1の実施の形態と同様であるので省略する。まず、図5(b)のチャタリングが発生したデータ、すなわち変化点が連続して存在するデータを用いて説明する。
第1の実施の形態では、パルス幅の理論的な値よりも小さいデータ幅の16ビットエンコーダを複数用意し、これらで図5のEXOR出力の処理を行った。これに対し、本実施の形態では、図5のEXOR出力全体(図5の例であれば50ビット)を一括して処理する点に特徴がある。
図9は、本実施の形態の16ビットエンコーダ代替モジュールの動作を表す概念図である。なおここで取り扱われているデータは図5(b)のエラー発生時のEXOR出力である。
本実施の形態でも、EXOR出力を用いて最下位のビットから変化点を導出する点では変わりない。また、Duty50%の際にパルス幅が25ビット長になる点についても第1の実施の形態同様である。
ただし、第1の実施の形態のように、16ビットエンコーダなどの出力中に変化点が一つしか存在しないような保証はなされていない。したがってEXOR出力をビット単位で精査する必要がある。
まず、最初に最下位のビットから変化点を導出する。図9ではビットQ7が最初に現れる変化点となるのでここを指すポインタOUT0にQ7をセットする。
Q7からは連続して2ビット分(Q8及びQ9)にも変化点が存在する。しかしOUT0の値からこれらのビットはあまりにも近く、Duty50%の際にパルス幅には遠く及ばない。したがって、これらのビットの変化点はチャタリングの発生によるものとして無視される。
ここで、「Duty50%の際にパルス幅には遠く及ばない」とした。これはDutyが変化することによってパルス幅が長短するため、閾値が必ずしも25ビット幅を要求されるものではないことを意味する。基準をどこに置くかは設計事項であるが、第1の実施の形態に準拠するのであれば、エンコーダ間エラー検出回路の幅である16ビットになる。これ以下の場合に「Duty50%の際にパルス幅には遠く及ばない」とし、該変化点を無視することとなる。
さらに変化点の有無を検出すると、ビットQ32に変化点が現れる。この変化点はOUT0から25ビットと離れている。そこで2番目の変化点を表すポインタOUT1にこのビットQ32をセットする。以降連続するビットQ34及びビットQ34はあまりにもポインタOUT1に近いため、チャタリングの発生によるものとして無視される。
このようにEXOR出力からチャタリング由来の変化点を排除すれば、後は図7同様に、第1の内部バッファ内のTDC出力値のビットQ0を参照すればよい。そしてVPREの波形が決定されることとなる。
このようにEXOR出力を一括して取り扱う場合であっても、処理スレッドが一つになることによる処理時間の遅延のおそれ以外には問題は生じない。
最後に、本発明の第2の実施の形態についての処理について説明する。
図10は本発明の第2の実施の形態にかかわるエンコーダ802−3の全体処理の流れを表すフローチャートである。これは図9の処理を体系化したものである。
まず、排他的論理和による変化点の導出を行う(ステップS2001)。これは第1の実施の形態のステップS1001同様である。
次に、16ビットエンコーダ代替モジュールによる最初の変化点の検出を行う(ステップS2002)。図9では、最下位ビットから変化点を検出し、ビットQ7が最初に現れる変化点であると特定する箇所がこのステップS2002に当たる。
この最初に検出した変化点をポインタであるOUT0にセットする(ステップS2003)。
更に、16ビットエンコーダ代替モジュールは続く変化点を検出する(ステップS2004)。変化点が存在する場合には(ステップS2005:Yes)、直前の変化点と検出した変化点との間隔が所定の閾値を越えているかを確認する(ステップS2006)。この間隔が閾値を越えていない場合には(ステップS2006:No)、ステップ2004に戻って、次の変化点を検出する。閾値を越えている場合には(ステップS2006:Yes)、次のポインタに検出した変化点のビットを記録する(ステップS2007)。
この閾値が図9における「Duty50%の際にパルス幅には遠く及ばない」について議論した閾値である。
排他的論理和の最後のビットまで変化点を導出することができなかった場合には(ステップS2005:No)、エッジディテクタは最初の立ち上がりエッジのビット番号を導出する(ステップS2008)。そして、「50」(遅延素子の数)からステップS2008で導出したビット番号を引いた数を導出する(ステップS2009)。これがVPREの分解能以下のVDIVとVREFの差分となる。この求めた値を加算器802−5に出力することで、エンコーダ802−3の処理は終了する(ステップS2010)。
これらのステップS2008−S2010は第1の実施の形態のステップS1005―S1007の処理に対応する。
以上のように、EXOR出力を一括して処理する場合でも、本発明の目的であるチャタリングの排除を行うことが可能となる。
最後に第1の実施の形態及び第2の実施の形態に関するADPLLの適用事例について説明する。
図11は本発明に関わるADPLLを用いたGSM方式の携帯電話機のブロック図である。また、図12は本発明に関わるADPLLを用いたEDGE方式の携帯電話機のブロック図である。
図11では図面の中ほどにADPLLSynthesizer8001に適用されている。また図12でも、ADPLLSynthesizer8002の中のADPLLに含まれている。
このように、従来ではアナログ方式のPLLを用いた箇所にADPLLを適用することが考えられる。そして、このADPLLに本発明を適用することが可能である。
なお、上記では一部の方式の携帯電話機について説明したがこれに拘るものではない。LTEや今後に開発される方式であっても、PLLを使用する限りは適用の余地がある。
また携帯電話機に限らず、パーソナルコンピュータ、形態情報端末、プリンタ、ファクシミリなど高周波信号を要し、PLLを用いる機器に対して本発明を適用することが可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは言うまでもない。
801…TCXO、802…DPFD、
802−1…カウンタ、802−2…TDC、802−3…エンコーダ、
802−4…乗算器、802−5…加算器、
803…DLF、804…DCO、805…DIV、
#0、#1、#2…16ビットエンコーダ、
#11、#12…エンコーダ間エラー検出回路、
#21、#22…スイッチ。

Claims (7)

  1. 参照周波数をタイミングとして帰還処理対象信号に由来する第1の信号の伝播遅延情報を出力するタイム・トゥ・デジタルコンバータと、前記伝播遅延情報をエンコードするエンコーダと、を含むADPLLであって、
    前記タイム・トゥ・デジタルコンバータは、前記参照周波数の立ち上がりのタイミングで得られた前記第1の信号の伝播遅延情報を出力し、
    前記エンコーダは、前記伝播遅延情報を所定のビット数に分けて並列に処理することを特徴とするADPLL。
  2. 請求項1記載のADPLLにおいて、前記伝播遅延情報の並列処理を2以上の処理単位エンコーダが処理することを特徴とするADPLL。
  3. 請求項2記載のADPLLにおいて、前記処理単位エンコーダに入力された前記伝播遅延情報の所定のビット数に複数の変化点が存在する場合、前記処理単位エンコーダはもっとも小さいビット番号の変化点のみを残置させ、他の変化点は無いものとして取り扱うことを特徴とするADPLL。
  4. 請求項1記載のADPLLにおいて、前記エンコーダは前記伝播遅延情報の連続するビットを取り扱う第1の処理単位エンコーダと、第2の処理単位エンコーダと、エンコーダ間エラー検出回路と、を含み、
    前記第1の処理単位エンコーダと前記第2の処理単位エンコーダは前記伝播遅延情報の連続するビットを取り扱い、
    前記エンコーダ間エラー検出回路は前記第1の処理単位エンコーダの所定のビットと前記第2の処理単位エンコーダの所定のビットで変化点が存在するか確認することを特徴とするADPLL。
  5. 請求項1記載のADPLLにおいて、前記所定のビット数は前記第1の信号のパルス幅を表すビット数より少ないことを特徴とするADPLL。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のADPLLを含むことを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項6の半導体装置を含むことを特徴とする携帯電話機。
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