JP2011155167A - ガントリー型xyステージ - Google Patents

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直志 鈴木
Masanori Toshimi
昌紀 利見
Tomoyuki Kowada
智之 小和田
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Abstract

【課題】 ビームに歪みが発生せず、ビームが軽量で安価に製作できるガントリー型XYステージを提供する。
【解決手段】 ガントリー型XYステージは、鋼製の架台と、この架台に設けた互いに平行な一対のY軸リニアガイドに案内されて架台の上面と平行な方向であるY軸方向に移動可能な一対のY軸可動体と、これら一対のY軸可動体間に架け渡して設けられてY軸方向と直交する方向であるX軸方向に長いビーム10と、このビーム10に設けたX軸リニアガイド11,12に案内されてX軸方向に移動可能なX軸可動体13とを備える。ビーム10を、複数本の鋼製角パイプ10a,10b,10cをそれぞれの長手方向が平行になるように組み合わせて構成する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、主として、液晶式ディスプレイやプラズマ式ディスプレイ、太陽電池パネル等の平面状処理対象物に対して、リペア、欠陥検査、パターニング等の局所的な処理を施す装置に使用されるガントリー型XYステージに関する。
例えば、液晶式ディスプレイのガラス基板に対してレーザでリペア処理を行うレーザリペア装置は、主要な構成ユニットとしてガントリー型XYステージを有する。ガントリー型XYステージは、固定部分である架台と、この架台上に設けられた可動部分であるガントリー部とで構成されている。架台には、上面に水平なステージ面が形成された定盤が設けられている。ガントリー部には、互いに平行な一対のY軸リニアガイドに案内されて水平方向であるY軸方向に移動可能な一対のY軸可動体と、これら一対のY軸可動体間に架け渡して設けられてY軸方向と直交する方向であるX軸方向に長いビームと、このビームに設けたX軸リニアガイドに案内されてX軸方向に移動可能なX軸可動体とが設けられている。
レーザリペア装置の場合、X軸可動体にレーザ加工ユニットが搭載される。レーザリペア装置の使用に際しては、前記定盤上に処理対象物としての液晶用ガラス基板を載置し、ガントリー部によりレーザ加工ユニットをY軸方向およびX軸方向に移動させて、レーザ加工ユニットを液晶用ガラス基板の欠陥箇所の真上に位置させる。そして、レーザ加工ユニットにより液晶用ガラス基板の欠陥箇所に対してレーザ光を照射して、欠陥箇所のリペア(修理)を行う。
上記ガントリー型XYステージにおいては、加工時間や検査時間の短縮化のため、Y軸およびX軸可動体の移動速度の高速化が求められている。一方で、近年、液晶用ガラス基板が大型化しており、それに伴いビームが長大化して重量が増大するとともに、その移動距離も長くなっている。その結果、大重量のビームを高速で動かす必要が生じている。
しかし、大重量のビームを高速で動かすと、ビームの移動によるモーメントの変化により架台の定盤が揺れる。定盤の揺れはガントリー部に搭載されたレーザ加工ユニットに伝わり、レーザ加工ユニットに設けた処理対象物観察用のカメラの画像に揺れが生じる。この揺れが収まるまでリペア処理を施せないため、基板1枚当たりの処理時間が長くなってしまう。ビームを低速で動かせば、上記揺れの発生を抑制することができるが、その場合、レーザ加工ユニットの位置決めに時間がかかるので、やはり基板1枚当たりの処理時間が長くなることに変わりはない。
上記問題の対策として、ビームを複合材料からなる中空体とする提案(特許文献1)や、ビームをアルミ材料の押し出し加工による中空体とする提案(特許文献2)がなされている。これらの提案によれば、ビームが軽量化され、前記画像の揺れが収まるまでの時間を短縮することができる。
特開2006−49384号公報 特開2008−36811号公報
上記各提案では、ビームの材料として、標準品以外の現在市販されていない材料が用いられる。そのため、ビーム用材料から新たに製作する必要がある。大型のガントリー型XYステージの場合、同寸法の製品が多量に製作されることは少ないので、ビーム用材料のみを同時に多量生産することはできない。多量の在庫を保有するのは、メーカーにとって財務上の負担となるからである。かといって、ユーザーからの注文に応じて、その都度、ビームの仕様に対応してビーム材料を製作すると、非常に高価なものとなる。
また、架台は、強度、剛性、価格等の面から、一般に鋼製とされている。そのため、上記各提案のようにビームを複合材料やアルミ等で製作すると、架台とビームとの熱膨張差が生じ、ビームに歪みが発生する。ビームが長い場合、歪みは大きなものとなる。ビームが歪むと、ビームに設けられたX軸可動体の真直度が悪化し、レーザ加工ユニット等の処理ユニットの処理精度が低下する。
この発明の目的は、ビームに歪みが発生せず、ビームが軽量で安価に製作できるガントリー型XYステージを提供することである。
この発明のガントリー型XYステージは、鋼製の架台と、この架台に設けた互いに平行な一対のY軸リニアガイドに案内されて架台の上面と平行な方向であるY軸方向に移動可能な一対のY軸可動体と、これら一対のY軸可動体間に架け渡して設けられて前記Y軸方向と直交する方向であるX軸方向に長いビームと、このビームに設けたX軸リニアガイドに案内されて前記X軸方向に移動可能なX軸可動体とを備え、前記ビームを、複数本の鋼製角パイプをそれぞれの長手方向が平行になるように重ね合わせて構成したことを特徴とする。
この構成によれば、前記ビームを、内部が中空状である複数本の鋼製角パイプをそれぞれの長手方向が平行になるように組み合わせて構成したことにより、適正な剛性を保持しつつ、ビームを軽量化することができる。それにより、ビームの移動速度の高速化を図ることができる。また、ビームが軽量であれば、ビームの移動により生じる架台の揺れが少ない。そのため、X軸可動体に搭載した処理装置に処理対象物観察用のカメラが設けられている場合、このカメラの画像の揺れを少なくでき、かつ揺れが収まるまでの時間を短縮することができる。これらのことから、処理対象物1個当たりの処理時間を短縮できる。
複数本の鋼製角パイプを組み合わせることで、長大なビームについても、剛性の保持と軽量化に対応できる。鋼製角パイプは標準品として市販されているため、入手が容易であり、余分な在庫を抱えておく必要がなく、しかも安価である。鋼製角パイプを用いるため、薄肉化しても剛性が確保でき、薄肉化によってより一層の軽量化が図れる。このような薄肉の角パイプについても、標準品として市販されている。
また、架台は鋼製であり、ビームも鋼製であるため、架台とビームとの熱膨張差に起因するビームの歪みが無い。そのため、処理ユニットが搭載されるX軸可動体の真直度が、ビームのどの位置にある場合でも常に正常に保たれる。
前記ビームは、複数本の鋼製角パイプを鉛直方向に重ね合わせて構成したものとすることができる。
ビームには、鉛直方向の荷重やモーメントが作用する。複数本の鋼製角パイプを鉛直方向に重ね合わせることで、鉛直方向の荷重やモーメントに対する剛性を高めることができる。
前記鋼製角パイプの本数が3本であって良い。例えば、前記ビームの長さが2500〜5000mm、前記X軸可動体およびこのX軸可動体に搭載される処理ユニットの総重量が200〜500kgである場合、前記ビームを構成する前記3本の鋼製角パイプはいずれも肉厚が4.5mmで、上段の鋼製角パイプは横幅が150mmかつ縦幅が200mmで、中段および下段の鋼製角パイプは横幅が150mmかつ縦幅が75mmとすることができる。
ビームが鉛直方向に重ね合わせた3本の鋼製角パイプで構成され、ビームの長さおよび処理ユニット等の総重量を上記値とした場合、ビームをできるだけ軽量で、かつ必要な剛性を保持させるには、コンピュータによる構造解析の結果、各鋼製角パイプを上記寸法の標準品とするのが良いことが分かった。
この発明において、前記Y軸リニアガイドは、前記Y軸方向に延びるY軸レールおよびこのY軸レールに沿って移動可能な可動部からなり、この可動部に前記Y軸可動体が取付けられ、かつ前記X軸リニアガイドは、前記X軸方向に延びるX軸レールおよびこのX軸レールに沿って移動可能な可動部からなり、この可動部に前記X軸可動体が取付けられていてもよい。
Y軸リニアガイドおよびX軸リニアガイドを上記構成とすることにより、Y軸可動体のY軸方向の移動およびX軸可動体のX軸方向の移動を円滑に行わせることができる。
X軸リニアガイドが上記構成である場合、前記複数本の鋼製角パイプのうちの少なくとも1本における断面形状長方形の角部の近傍位置に取付部材を設け、この取付部材に前記X軸レールを固定状態に取付けるのが良い。
取付部材を介して鋼製角パイプにX軸レールを取付けることで、肉厚の薄い鋼製角パイプへのX軸レールの取付けが容易になる。また、鋼製角パイプは、断面形状長方形の各部のうち角部付近が他の箇所に比べて剛性が高い。そのため、X軸可動体からの荷重が作用するX軸レールを鋼製角パイプの角部の近傍位置に設けることにより、鋼製角パイプの肉厚をできるだけ薄くしつつ、必要な剛性を保持させることができる。
また、前記複数本の鋼製角パイプのうちの少なくとも1本に取付部材を設け、この取付部材に前記X軸レールを固定状態に取付けたものであり、前記取付部材は前記X軸レールの取付面に開口するねじ孔を有し、かつ前記X軸レールは前記ねじ孔と同心の貫通孔であるねじ挿入孔を有し、このねじ挿入孔に取付部材と反対側から挿入したねじ部材の先端が前記ねじ孔にねじ込まれていてもよい。
前記同様、取付部材を介して鋼製角パイプにX軸レールを取付けることで、肉厚の薄い鋼製角パイプへのX軸レールの取付けが容易になる。上記のようにねじ部材で取付部材にX軸レールを固定状態に取付ければ、X軸レールの取付構造を簡素にできる。
上記X軸レールの取付構造とする場合、前記ねじ孔は貫通孔であり、前記鋼製角パイプにおける前記ねじ孔と対応する位置にこのねじ孔よりも内径が大きい連通孔を有し、前記取付部材は、溶接により前記鋼製角パイプに固定された後、前記連通孔に挿通したタップにより前記ねじ孔を加工したものとするのが良い。
このように、取付部材を鋼製角パイプに固定した後、取付部材にねじ孔を加工すれば、鋼製角パイプに対して正確な位置にねじ孔を設けることができる。鋼製角パイプの連通孔と取付部材のねじ孔を同時に加工すると、加工時に鋼製角パイプが歪んで、両孔の軸心がずれたり、ねじ孔のねじピッチが不均一となったりする不具合が起きる可能性があるが、事前に鋼製角パイプに連通孔を形成しておくことで上記不具合を回避することができる。
さらに、前記ビームは、前記取付部材を前記鋼製角パイプに固定した後、前記Y軸リニアガイドの可動部に対する姿勢を最終組付け時と同じに保った状態で、前記取付部材に前記ねじ孔を加工したものであっても良い。
Y軸リニアガイドの可動部に対するビームの姿勢を最終組付け時と同じに保った状態で、取付部材にねじ孔を加工すれば、最終組付け時におけるビームに対するX軸レールの取付精度が向上する。
また、前記X軸可動体は、前記取付部材を前記鋼製角パイプに固定した後、前記Y軸リニアガイドの可動部に対する前記ビームの姿勢を最終組付け時と同じに保った状態で、このX軸可動体に搭載される処理ユニットの取付面を機械加工により形成したものであっても良い。
ビームのY軸リニアガイドの可動部に対する姿勢を最終組付け時と同じに保った状態で、X軸可動体に処理ユニットの取付面を機械加工により形成すれば、最終組付け時におけるX軸可動体に対する処理ユニットの取付精度が向上する。
この発明において、前記各鋼製角パイプの中空部に発泡性樹脂を充填するのが良い。前記発泡性樹脂は2液性の軟質性ウレタンとするのが好ましい。
各鋼製角パイプの中空部に発泡性樹脂を充填すれば、ビームの移動に伴う中空部への空気の出入りがなく、風切り音を低減することができる。また、ガントリー型XYステージ各部の動作音が前記中空部内の空気で反響して増幅されることがない。そのため、Y軸可動体が高速で移動しても、騒音が発生しない。
この発明のガントリー型XYステージは、鋼製の架台と、この架台に設けた互いに平行な一対のY軸リニアガイドに案内されて架台の上面と平行な方向であるY軸方向に移動可能な一対のY軸可動体と、これら一対のY軸可動体間に架け渡して設けられて前記Y軸方向と直交する方向であるX軸方向に長いビームと、このビームに設けたX軸リニアガイドに案内されて前記X軸方向に移動可能なX軸可動体とを備え、前記ビームを、複数本の鋼製角パイプをそれぞれの長手方向が平行になるように重ね合わせて構成したため、ビームに歪みが発生せず、ビームが軽量で安価に製作できる。
この発明の実施形態にかかるガントリー型XYステージの平面図である。 同ガントリー型XYステージの正面図である。 同ガントリー型XYステージのY軸リニアガイドの拡大正面図である。 図1のIV−IV断面図である。 同ガントリー型XYステージの上側X軸レールの取付部の断面図である。
以下、この発明の一実施形態について図面を参照にして具体的に説明する。図1、図2の全体平面図および正面図に示すように、このガントリー型XYステージは、従来のものと同様、固定部分である架台1と、この架台1上に設けられた可動部分であるガントリー部2とで構成される。
架台1は鋼製であって、上面には水平状の鋼板3が設置されている。さらに、鋼板3の中央部には、上面が高精度に水平なステージ面として形成された定盤4が、複数本の支柱5に支えられて設置されている。
ガントリー部2は、架台1の鋼板3上の左右両側部にそれぞれ設けられた互いに平行な一対のY軸リニアガイド6を備え、各Y軸リニアガイド6に案内されて一対のY軸可動体7が前後方向であるY軸方向に移動可能である。図3に示すように、Y軸リニアガイド6は、Y軸方向に延びるY軸レール6aおよびこのY軸レール6aに沿って移動可能な可動部6bからなり、可動部6bにY軸可動体7が取付けられている。例えば、Y軸リニアガイド6は、リニアボールベアリング等の転がり形式のリニア軸受とされる。滑り形式のリニア軸受としてもよい。後記X軸リニアガイド11,12も、同様のリニア軸受とされる。
図1、図2において、各Y軸可動体7は、それぞれY軸リニアモータ8により移動させられる。Y軸可動体7の移動位置は、Y軸リニアスケール(図示せず)により検知される。Y軸リニアスケールは、Y軸可動体7の移動範囲の長さを有するY軸被検出部と、このY軸被検出部の目盛りを読み取る検出部とでなる。
前記一対のY軸可動体7間に架け渡して、左右方向であるX軸方向に長いビーム10が設けられている。このビーム10の前面に上下一対のX軸リニアガイド11が、上面に一つのX軸リニアガイド12がそれぞれ設けられており、これらX軸リニアガイド11,12に案内されてX軸可動体13がX軸方向に移動可能である。図4に示すように、X軸リニアガイド11,12は、X軸方向に延びるX軸レール11a,12aおよびこのX軸レール11a,12aに沿って移動可能な可動部11b,12bからなり、可動部11b,12bにX軸可動体13が取付けられている。
図1、図2において、X軸可動体13は、X軸リニアモータ14より移動させられる。X軸可動体13の移動位置は、X軸リニアスケール15により検知される。図4に示すように、X軸リニアスケール15は、ビーム10に設けられX軸可動体7の移動範囲の長さを有するX軸被検出部15aと、X軸可動体13に設けられ前記X軸被検出部15aの目盛りを読み取る検出部15bとでなる。
図4は、図1のIV−IV断面図である。図示のように、前記ビーム10は、3本の鋼製角パイプ10a,10b,10cをそれぞれの長手方向が平行になるように上下に重ね合わせて構成されている。下段の鋼製角パイプ10cの下面の左右両端には、左右一対の下部ベース板16がそれぞれ固定して設けられている。各下部ベース板16はY軸可動体7の上面にそれぞれ固定され、それによりY軸可動体7と一体にビーム10が動作する。上記鋼製角パイプ10a,10b,10cとしては、標準品として市販されているものが用いられる。図例では、各鋼製角パイプ10a,10b,10cの横幅は同じで、上段の鋼製角パイプ10aの縦幅は広く、中、下段の鋼製角パイプ10b,10cの縦幅は狭い。これは、ビーム10に取付けられるX軸レール11a、X軸被検出部15a、および後記取付板32の配置を考慮してのものである。
上記X軸レール11a、X軸被検出部15a、および取付板32の配置を考慮した上で、ビーム10をできるだけ軽量で、かつ必要な剛性を保持させるために、コンピュータによる構造解析を行った。それにより、例えば、ビーム10の左右長さが2500〜5000mm、X軸可動体13およびこのX軸可動体13に搭載される処理ユニット(図示せず)の総重量が200〜500kgである場合、各鋼製角パイプ10a,10b,10cはいずれも肉厚が4.5mmで、上段の鋼製角パイプ10aは横幅が150mmかつ縦幅が200mmで、中段および下段の鋼製角パイプ10b,10cは横幅が150mmかつ縦幅が75mmとするのが良いことが分かった。この寸法の鋼製角パイプは、標準品として現在市販されている。
X軸可動体13は、上水平板部13aと下垂直板部13bをL型に組み合わせ、下垂直板部13bの背面側にコ字形(C形)の下部部材13cを固定した構造である。上水平板部13aと下垂直板部13bの結合部には、補強部材13dが取付けられている。上水平板部13aの上面および下垂直板部13bの前面が処理ユニット取付面17,18とされ、これら処理ユニット取付面17,18に処理ユニット(図示せず)が取付けられる。
上下一対のX軸リニアガイド11のX軸レール11aは、上段の鋼製角パイプ10aおよび下段の鋼製角パイプ10cの各前面にそれぞれ取付部材21を介して取付けられ、X軸リニアガイド12のX軸レール12aは、上段の鋼製角パイプ10aの上面に取付部材22を介して取付けられる。また、X軸リニアスケール15のX軸被検出部15aは、下段の鋼製角パイプ10cの前面に取付部材23を介して取付けられる。
鋼製角パイプ10a,10cに対するX軸レール11a,12aの取付位置、ならびに鋼製角パイプ10cに対するX軸被検出部15aの取付位置は、鋼製角パイプ10a,10cにおける断面形状長方形の角部の近傍位置とされている。その理由は、鋼製角パイプ10a,10cは角部付近が他の箇所に比べて剛性が高いからである。X軸可動体13からの荷重が作用するX軸レール11a,12aおよびX軸被検出部15aを鋼製角パイプ10a,10cの角部の近傍位置に設けることにより、鋼製角パイプ10a,10cの肉厚をできるだけ薄くしつつ、必要な剛性を保持させることができる。
鋼製角パイプ10a,10cに対するX軸レール11a,12aおよびX軸被検出部15aの取付構造を、図5と共に説明する。図5は上側X軸レール11aの取付部を示すが、下側X軸レール11aの取付部、X軸レール12aの取付部、およびX軸被検出部15aの取付部も基本的に同じ構造である。そのため、上側X軸レール11aの取付部を例にとって説明し、下側X軸レール11aの取付部およびX軸被検出部15aの取付部については説明を省略する。
図5において、取付部材21は、X軸レール取付面24と交差する方向に貫通するねじ孔25を有する。また、X軸レール11aは、前記ねじ孔25と同心の貫通孔であるねじ挿入孔26を有する。ねじ挿入孔26は、取付部材21と反対側の端部に大径部26aが形成された段付きの孔である。図例では、ねじ挿入孔26の大径部26a以外の箇所の内周に、ねじ孔25のねじピッチと同ピッチでねじ山が形成されているが、ねじ山は形成されていなくてもよい。ねじ挿入孔26に取付部材21と反対側からねじ部材27を螺入し、そのねじ部材27の先端をねじ孔25にねじ込むことで、X軸レール11aが鋼製角パイプ10aに取付けられる。この取付状態では、ねじ部材27の頭部27aは、ねじ挿入孔26の大径部26a内に位置し、大径部26aの段面に係合している。このようにねじ部材27で取付部材21にX軸レール11aを固定状態に取付ければ、X軸レール11aの取付構造を簡素なものにできる。
また、鋼製角パイプ10aにおける前記ねじ孔25と対応する位置に、ねじ孔25よりも内径が大きい連通孔28が設けられている。この連通孔28は、ねじ孔25を加工するためのものである。すなわち、取付部材21は、溶接により溶接箇所29で鋼製角パイプ10aに固定された後、前記連通孔28に挿通したタップ(図示せず)によりねじ孔25が加工される。このように、取付部材21を鋼製角パイプ10aに固定した後、取付部材21にねじ孔25を加工すれば、鋼製角パイプ10aに対して正確な位置にねじ孔25を設けることができる。なお、鋼製角パイプ10aの連通孔28と取付部材21のねじ孔25を同時に加工すると、加工時に鋼製角パイプ10aが歪んで、両孔25,28の軸心がずれたり、ねじ孔25のねじピッチが不均一となったりする不具合が起きる可能性があるが、事前に鋼製角パイプ10aに連通孔28を形成しておくことで上記不具合を回避することができる。
上記ねじ孔25の加工は、Y軸リニアガイド6の可動部6bに対するビーム10の姿勢を最終組付け時と同じに保った状態で行う。それにより、最終組付け時におけるビーム10に対するX軸レール11a,12aおよびX軸被検出部15aの取付精度が向上する。
また、図4において、X軸可動体13の前記処理ユニット取付面17,18は、取付部材21,22,23を鋼製角パイプ10a,10cに固定した後、Y軸リニアガイド6の可動部6bに対するビーム10の姿勢を最終組付け時と同じに保った状態で、機械加工により形成される。それにより、最終組付け時におけるX軸可動体13に対する処理ユニットの取付精度が向上する。
X軸リニアモータ14は、X軸方向に長いビーム10側の固定子30と、この固定子30の凹部30a内を移動するX軸可動体13側の可動子31とで構成される。固定子30は、鋼製角パイプ10aの前面に固定した取付板32に取付けられている。また、可動子31は、下部部材13cの背面に固定した取付台33の上に取付けられている。
各鋼製角パイプ10a,10b,10cの中空部には、騒音抑制用の発泡性樹脂35が充填されている。発泡性樹脂35としては、例えば2液性の軟質性ウレタンが用いられる。2液性の軟質性ウレタンは、1液性のように液が空気と十分接触する必要がなく、液が空気と接触し難くても良好に発泡するため、細長い鋼製角パイプ10a,10b,10cの中空部の隅々まで発泡性樹脂35を充填させることができる。
X軸可動体13には、リペア、欠陥検査、パターニング等の処理を施す処理ユニットが搭載される。ガントリー型XYステージと処理ユニットとで、処理装置が構成される。処理装置の運転に際しては、Y軸リニアモータ8によりY軸可動体7をY軸方向に移動させると共に、X軸リニアモータ14によりX軸可動体13をX軸方向に移動させることにより、処理ユニットを任意のXY座標上に位置させる。そして、定盤4のステージ面上に載置された液晶式ディスプレイ、プラズマ式ディスプレイ、太陽電池パネル等の処理対象物(図示せず)に対し、処理ユニットが所定の処理を施す。処理ユニットは処理対象物観察用のカメラ(図示せず)を備え、このカメラで撮られた画像が操作管理者の観る画面(図示せず)に映し出される。
上記処理装置の運転時、Y軸可動体7の移動位置がY軸リニアスケール(図示せず)により検知され、かつX軸可動体13の移動位置がX軸リニアスケール15により検知される。各リニアスケールに検知された位置データは、Y軸リニアモータ8およびX軸リニアモータ14の各制御部(図示せず)にフィードバックされ、それに基づき各制御部がY軸リニアモータ8およびX軸リニアモータ14に対し駆動指令を出力することで、処理ユニットを精度良く移動させる。
この構成のガントリー型XYステージは、ビーム10を、内部が中空状である複数本の鋼製角パイプ10a,10b,10cをそれぞれの長手方向が平行になるように組み合わせて構成したことにより、適正な剛性を確保しつつ、ビーム10を軽量化することができる。特に、各鋼製角パイプ10a,10b,10cを鉛直方向に重ね合わせることで、鉛直方向の荷重やモーメントに対する剛性が高い構造となっている。
ビーム10が軽量化されたことにより、ビーム10の移動速度の高速化を図ることができ、かつビーム10の移動により生じる処理対象物観察用カメラの画像の揺れが収まるまでの時間を短縮することができる。そのため、処理対象物1個当たりの処理時間を短縮できる。また、複数本の鋼製角パイプ10a,10b,10cを組み合わせることで、長大なビーム10にも対応できる。ビーム10の材料は標準品として市販されている鋼製角パイプ10a,10b,10cであるため、入手が容易で、余分な在庫を抱えておく必要がなく、しかも価格も安価である。
架台1およびビーム10が共に鋼製であるため、温度変化があっても、架台1とビーム10との熱膨張差に起因する歪みがビーム10に発生しない。そのため、ビーム10に設けられたX軸可動体13の真直度を悪化させることがなく、処理ユニットにより精度良く処理を行うことができる。
ビーム10を構成する各鋼製角パイプ10a,10b,10cの中空部に発泡性樹脂35が充填されているため、ビーム10の移動に伴う前記中空部への空気の出入りがなく、風切り音を無くすことができる。また、ガントリー型XYステージ各部の動作音が前記中空部内の空気で反響して増幅されることがない。そのため、Y軸可動体7が高速で移動しても、騒音が発生しない。
1…架台
2…ガントリー部
6…Y軸リニアガイド
7…Y軸可動体
7a…Y軸レール
7b…可動部
10…ビーム
10a,10b,10c…鋼製角パイプ
11,12…X軸リニアガイド
11a,12a…X軸レール
11b,12b…可動部
13…X軸可動体
17,18…処理ユニット取付面
21,22,23…取付部材
24…X軸レール取付面
25…ねじ孔
26…ねじ挿入孔
27…ねじ部材
28…連通孔
29…溶接箇所
35…発泡性樹脂

Claims (12)

  1. 鋼製の架台と、この架台に設けた互いに平行な一対のY軸リニアガイドに案内されて架台の上面と平行な方向であるY軸方向に移動可能な一対のY軸可動体と、これら一対のY軸可動体間に架け渡して設けられて前記Y軸方向と直交する方向であるX軸方向に長いビームと、このビームに設けたX軸リニアガイドに案内されて前記X軸方向に移動可能なX軸可動体とを備えたガントリー型XYステージにおいて、
    前記ビームを、複数本の鋼製角パイプをそれぞれの長手方向が平行になるように組み合わせて構成したことを特徴とするガントリー型XYステージ。
  2. 請求項1において、前記ビームは、複数本の鋼製角パイプを鉛直方向に重ね合わせて構成されているガントリー型XYステージ。
  3. 請求項2において、前記鋼製角パイプの本数が3本であるガントリー型XYステージ。
  4. 請求項3において、前記ビームの長さが2500〜5000mm、前記X軸可動体およびこのX軸可動体に搭載される処理ユニットの総重量が200〜500kgであり、前記ビームを構成する3本の鋼製角パイプはいずれも肉厚が4.5mmで、上段の鋼製角パイプは横幅が150mmかつ縦幅が200mmで、中段および下段の鋼製角パイプは横幅が150mmかつ縦幅が75mmであるガントリー型XYステージ。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記Y軸リニアガイドは、前記Y軸方向に延びるY軸レールおよびこのY軸レールに沿って移動可能な可動部からなり、この可動部に前記Y軸可動体が取付けられ、かつ前記X軸リニアガイドは、前記X軸方向に延びるX軸レールおよびこのX軸レールに沿って移動可能な可動部からなり、この可動部に前記X軸可動体が取付けられているガントリー型XYステージ。
  6. 請求項5において、前記複数本の鋼製角パイプのうちの少なくとも1本における断面形状長方形の角部の近傍位置に取付部材を設け、この取付部材に前記X軸レールを固定状態に取付けたガントリー型XYステージ。
  7. 請求項5または請求項6において、前記複数本の鋼製角パイプのうちの少なくとも1本に取付部材を設け、この取付部材に前記X軸レールを固定状態に取付けたものであり、前記取付部材は前記X軸レールの取付面に開口するねじ孔を有し、かつ前記X軸レールは前記ねじ孔と同心の貫通孔であるねじ挿入孔を有し、このねじ挿入孔に取付部材と反対側から挿入したねじ部材の先端が前記ねじ孔にねじ込まれているガントリー型XYステージ。
  8. 請求項7において、前記ねじ孔は貫通孔であり、前記鋼製角パイプにおける前記ねじ孔と対応する位置にこのねじ孔よりも内径が大きい連通孔を有し、前記取付部材は、溶接により前記鋼製角パイプに固定された後、前記連通孔に挿通したタップにより前記ねじ孔を加工したものであるガントリー型XYステージ。
  9. 請求項8において、前記ビームは、前記取付部材を前記鋼製角パイプに固定した後、前記Y軸リニアガイドの可動部に対する姿勢を最終組付け時と同じに保った状態で、前記取付部材に前記ねじ孔を加工したものであるガントリー型XYステージ。
  10. 請求項6ないし請求項9のいずれか1項において、前記X軸可動体は、前記取付部材を前記鋼製角パイプに固定した後、前記Y軸リニアガイドの可動部に対する前記ビームの姿勢を最終組付け時と同じに保った状態で、このX軸可動体に搭載される処理ユニットの取付面を機械加工により形成したものであるガントリー型XYステージ。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか1項において、前記各鋼製角パイプの中空部に発泡性樹脂を充填したガントリー型XYステージ。
  12. 請求項11において、前記発泡性樹脂は2液性の軟質性ウレタンであるガントリー型XYステージ。
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