JP2011154856A - 放電ランプ用給電装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】定格電力値に維持されるように定電力制御によって放電ランプ8を点灯させるフル点灯モードと、定格電力値の50%より小さい電力値に維持されるように定電力制御によって放電ランプ8を点灯させるエコ点灯モードを切替え可能に駆動できる放電ランプ用給電装置において、エコ点灯モードは、放電ランプ8が点灯を維持できる最低電流値を基準としたエコ点灯用基準電力値が設定されるとともに、放電ランプ8の物理的変化に伴って、前記エコ点灯用基準電力値を上昇させることを特徴とする放電ランプ用給電装置である。
【選択図】図1
Description
第1の手段は、定格電力値に維持されるように定電力制御によって放電ランプを点灯させるフル点灯モードと、定格電力値の50%より小さい電力値に維持されるように定電力制御によって放電ランプを点灯させるエコ点灯モードを切替え可能に駆動できる放電ランプ用給電装置において、前記エコ点灯モードは、放電ランプが点灯を維持できる最低電流値を基準としたエコ点灯用基準電力値が設定されるとともに、前記放電ランプの物理的変化に伴って、前記エコ点灯用基準電力値を上昇させることを特徴とする放電ランプ用給電装置である。
第2の手段は、第1の手段において、前記放電ランプの物理的変化に伴う前記エコ点灯用基準電力値の上昇は、前記エコ点灯モードにおけるランプ電圧の変動に基づいて行うことを特徴とする放電ランプ用給電装置である。
第3の手段は、第1の手段において、前記放電ランプの物理的変化に伴う前記エコ点灯用基準電力値の上昇は、前記エコ点灯モードにおけるランプ電流の変動に基づいて行うことを特徴とする放電ランプ用給電装置である。
第4の手段は、第1の手段において、前記放電ランプの物理的変化に伴う前記エコ点灯用基準電力値の上昇は、前記放電ランプの累積点灯時間に基づいて行うことを特徴とする放電ランプ用給電装置である。
第5の手段は、第1の手段において、前記放電ランプの物理的変化に伴う前記エコ点灯用基準電力値の上昇は、ランプ電圧またはランプ電流のアークの不安定に伴う変動を所定時間測定したことに基づいて行うことを特徴とする放電ランプ用給電装置である。
図1は、本実施形態に係る放電ランプ用給電装置の構成を示す図である。
同図に示すように、この放電ランプ用給電装置は、商用電源1から供給された電流は、全波整流回路2とコンデンサC1から構成される整流平滑回路3により整流・平滑される。整流平滑回路3から得られる直流電圧は、スイッチング素子Tr1〜Tr4から構成されるフルブリッジ型スイッチング回路4に供給される。スイッチング回路4の各スイッチング素子Tr1〜Tr4のベースはPWM制御部5の出力に接続されており、PWM制御部5の出力によりスイッチング素子Tr1〜Tr4がオン/オフし、スイッチング回路4から高周波出力を発生する。スイッチング回路4の出力はトランスTにより昇圧されて、ダイオードD1、D2、インダクタンスL1、コンデンサC2から構成される整流平滑回路6により直流電圧に変換される。さらに、抵抗R1、R2、R3、起動器7を介して、放電ランプ8に供給される。
まず、照射装置制御部16からの指令により切換部15がフル点灯モード基準電力発生部13側に切り換えられて、フル点灯モードが選択された場合、電力測定部11で算出されたランプ電力信号に基づき、ランプ電力が一定値になるように、いわゆる定電力制御が行なわれる。具体的には、電力測定部11の出力信号とフル点灯モード基準電力発生部13の出力信号が、比較器12にて比較され、その差異に応じて、PWM制御部5は各スイッチング素子Tr1〜Tr4のオン時間とオフ時間の比率(デューティ比)を制御する。例えば、ランプ電力信号がフル点灯モード基準電力発生部13の出力信号より大きい場合は、PWM制御部5は、ランプ電力が設定値よりも高いと判断して、ランプ電力が小さくなるように、すなわち、各スイッチング素子Tr1〜Tr4のオフ時間がオン時間に比べて長くなるよう調整する。このようにして、放電ランプ8のランプ電力は、常に、基準電力値に一致するよう制御される。
例えば、フル点灯モードで点灯する場合、放電ランプのランプ電圧が20V、定格電力値(フル点灯モードの電力値)が250Wの場合を例に説明すると、ランプ電流は12.5Aを基準として、250Wが維持されるようにランプ電圧の変動に応じてランプ電流も追随する。一方、この放電ランプをエコ点灯モードする場合、ランプが点灯を維持できる最低電流値が4Aとすれば、基準電力値は80W(4A×20V)が設定される。従って、本事例の場合、フル点灯モードが選択された場合は250Wを維持する定電力制御が行なわれ、エコ点灯モードが選択された場合は80Wを維持する定電力制御が行なわれる。なお、実際には、エコ点灯モードのランプ電圧はフル点灯モードのランプ電圧より低くなるが、ここでは説明の便宜上同じとしている。
放電ランプは、点灯時間の経過に伴い、電極が磨耗して電極間距離は長くなる。そのため、ランプ電圧も上昇する。本発明は、このような点灯時間の経過に伴う放電ランプそのものの変化を検知して、エコ点灯基準電力値を変更する。
上述の例で説明すると、点灯初期の設定値は、ランプ電圧が20V、フル点灯モードの定格電力値は250W、エコ点灯モードの定格電力値は100Wである。いまここで、長時間の点灯により、ランプ電圧が23V(+3V)に上昇した場合を想定する。この場合、フル点灯モードでは基準電力値を250Wとする定電力制御を維持させても基本的に問題はない。ランプ電圧の上昇に応じてランプ電流が実用上問題ない範囲で減少するだけだからである。
同図に示すように、フル点灯状態の基準電力値250Wを、エコ点灯状態の基準電力値100Wから経時的に変化させて125Wまで上昇させた場合を示している。なお、エコ点灯状態の基準電力値が125Wに達した場合は、放電ランプは寿命がきたとして新たな放電ランプと交換する。
同図において、ステップS1において、エコ点灯モードかを判定し、エコ点灯モードでない場合は、フル点灯モードの処理を行う。エコ点灯モードの場合は、ステップS2において、ランプ電圧Vが、所定時間、所定の電圧範囲V0≦V<V1、例えば、20V以上23V未満かを判定する。所定の電圧範囲にある場合は、ステップS3において、エコ点灯基準電力値Wを、所定のエコ点灯基準電力値W0、例えば、100Wに設定する。所定の範囲にない場合は、ステップS4において、所定時間、所定の電圧範囲V1≦V<V2にあるかを判定する。所定の電圧範囲V1≦V<V2にある場合は、ステップS5において、エコ点灯基準電力値Wを所定のエコ点灯基準電力値W1に設定する。所定の電圧範囲V1≦V<V2にない場合は、ステップS6において、ランプ電圧Vが、所定時間、所定の電圧範囲V2≦V<V3にあるかを判定する。所定の電圧範囲V2≦V<V3にある場合は、ステップS7において、エコ点灯基準電力値Wを所定のエコ点灯基準電力値W2に設定する。所定の電圧範囲V2≦V<V3にない場合は、先と同様の処理を行い、ステップS8において、ランプ電圧Vが、所定時間、所定の電圧範囲Vn−1≦V<Vnにあるかを判定する。所定の電圧範囲Vn−1≦V<Vnにある場合は、ステップS9において、エコ点灯基準電力値Wを許容される最大のエコ点灯基準電力値Wmax、例えば、125Wに設定する。所定の電圧範囲Vn−1≦V<Vnにない場合は、ステップS10において、ランプ電圧VがVnより大きいと判定されるので、放電ランプは正常な使用に耐えないものとして、ランプ交換信号を出力する。なお、ステップS3、5、7、9の処理後は、ステップS1からの処理を繰り返す。
図4は、本実施形態に係る放電ランプ用給電装置の構成を示す図である。
同図に示すように、本実施形態の放電ランプ用給電装置は、図1に記載の放電ランプ用給電装置と比べて、電圧検知部9からの出力を基準電力変換部18に入力されているのに代えて、電流検知部10からの出力が基準電力変換部18に入力されている点で相違しており、エコ点灯モードにおいて、ランプ電流を検出し、ランプ電流が減少している場合、基準電力値を上昇させるものである。なお、その他の構成は、図1に示した同符号の構成に対応するので説明を省略する。
同図において、ステップS1において、エコ点灯モードかを判定し、エコ点灯モードでない場合は、フル点灯モードの処理を行う。エコ点灯モードの場合は、ステップS2において、ランプ電流Iが、所定時間、所定の電流範囲I1<I≦I0、例えば、5A以下4.34(100W/23V)より大きいかを判定する。所定の電圧範囲にある場合は、ステップS3において、エコ点灯基準電力値Wを、所定のエコ点灯基準電力値W0、例えば、100Wに設定する。所定の範囲にない場合は、ステップS4において、所定時間、所定の電圧範囲I2<I≦I1にあるかを判定する。所定の電流範囲I2<I≦I1にある場合は、ステップS5において、エコ点灯基準電力値Wを所定のエコ点灯基準電力値W1に設定する。所定の電流範囲I2<I≦I1にない場合は、ステップS6において、ランプ電流Iが、所定時間、所定の電流範囲I3<I≦I2にあるかを判定する。所定の電流範囲I3<I≦I2にある場合は、ステップS7において、エコ点灯基準電力値Wを所定のエコ点灯基準電力値W2に設定する。所定の電流範囲I3<I≦I2にない場合は、先と同様の処理を行い、ステップS8において、ランプ電流Iが、所定時間、所定の電流範囲In<I≦In−1にあるかを判定する。所定の電流範囲In<I≦In−1にある場合は、ステップS9において、エコ点灯基準電力値Wを許容される最大のエコ点灯基準電力値Wmax、例えば、125Wに設定する。所定の電流範囲In<I≦In−1にない場合は、ステップS10において、ランプ電流IがInより小さいと判定されるので、放電ランプは正常な使用に耐えないものとして、ランプ交換信号を出力する。なお、ステップS3、5、7、9の処理後は、ステップS1からの処理を繰り返す。
図6は、本実施形態に係る放電ランプ用給電装置の構成を示す図である。
同図に示すように、本実施形態の放電ランプ用給電装置は、図1に記載の放電ランプ用給電装置と比べて、電圧検知部9からの出力を基準電力変換部18に入力されているのに代えて、ランプ累積点灯時間測定部19からの出力を基準電力変換部18に入力している点で相違しており、エコ点灯モードにおいて、フル点灯時間とエコ点灯時間を加えたランプ累積点灯時間を検出し、ランプ累積点灯時間の経過に伴って、基準電力値を上昇させるものである。なお、その他の構成は、図1に示した同符号の構成に対応するので説明を省略する。
同図において、ステップS1において、エコ点灯モードかを判定し、エコ点灯モードでない場合は、フル点灯モードの処理を行う。エコ点灯モードの場合は、ステップS2において、ランプ累積点灯時間Tが、所定のランプ累積点灯時間範囲0≦T<T1かを判定する。所定のランプ累積点灯時間の範囲にある場合は、ステップS3において、エコ点灯基準電力値Wを、所定のエコ点灯基準電力値W0、例えば、100Wに設定する。所定の範囲にない場合は、ステップS4において、所定のランプ累積点灯時間範囲T1≦T<T2にあるかを判定する。所定のランプ累積点灯時間範囲T1≦T<T2にある場合は、ステップS5において、エコ点灯基準電力値Wを所定のエコ点灯基準電力値W1に設定する。所定のランプ累積点灯時間範囲T1≦T<T2にない場合は、ステップS6において、ランプ累積点灯時間が、所定のランプ累積点灯時間範囲T2≦T<T3にあるかを判定する。所定のランプ累積点灯時間範囲T2≦T<T3にある場合は、ステップS7において、エコ点灯基準電力値Wを所定のエコ点灯基準電力値W2に設定する。所定のランプ累積点灯時間範囲T2≦T<T3にない場合は、先と同様の処理を行い、ステップS8において、ランプ累積点灯時間が、所定のランプ累積点灯時間範囲Tn−1≦T<Tnにあるかを判定する。所定のランプ累積点灯時間範囲Tn−1≦T<Tnにある場合は、ステップS9において、エコ点灯基準電力値Wを許容される最大のエコ点灯基準電力値Wmax、例えば、125Wに設定する。所定のランプ累積点灯時間範囲Tn−1≦T<Tnにない場合は、ステップS10において、ランプ累積点灯時間TがTnを経過していると判定されるので、放電ランプは正常な使用に耐えないものとして、ランプ交換信号を出力する。なお、ステップS3、5、7、9の処理後は、ステップS1からの処理を繰り返す。
図8は、本実施形態に係る放電ランプ用給電装置の構成を示す図である。
同図に示すように、本実施形態の放電ランプ用給電装置は、図1に記載の放電ランプ用給電装置と比べて、基準電力値変換部20が、図1に示した基準電力値変換部18と機能が相違しており、エコ点灯モードにおいて、ランプ電圧を検知し、点灯経過時間に伴うランプの物理的変化に起因するアークの不安定性を検知し、基準電力値を上昇させるものである。なお、その他の構成は、図1に示した同符号の構成に対応するので説明を省略する。
同図において、ステップS1において、エコ点灯モードかを判定し、エコ点灯モードでない場合は、フル点灯モードの処理を行う。エコ点灯モードの場合は、ステップS2において、エコ点灯基準電力値Wが、所定のエコ点灯基準電力値W0、例えば、100W未満かを判定する。エコ点灯基準電力値W<W0の場合は、ステップS3において、エコ点灯基準電力値Wを、所定のエコ点灯基準電力値W0に設定する。エコ点灯基準電力値W<W0でない場合は、ステップS4において、所定のエコ点灯基準電力値範囲W0≦W<W1にあるかを判定する。所定のエコ点灯基準電力値範囲W0≦W<W1にある場合は、ステップS5において、ランプ電圧の不安定な振動電圧を検出するために、ランプ電圧の微分値を所定時間、例えば、5秒間継続して積分した値αが所定値βより小さいか否かを判定する。小さい場合は、ランプ電圧の不安定さがない、またはランプの不安定さが一時的なものとして格別の処理を行わない。小さくない場合は、放電ランプの電極消耗などの物理的変化が生じてランプ電圧の不安定さが発生したとして、ステップS6において、エコ点灯基準電力値Wを所定のエコ点灯基準電力値W1に設定する。ステップS4において、エコ点灯基準電力値範囲W0≦W<W1にない場合は、ステップS7において、エコ点灯基準電力値Wが、所定のエコ点灯基準電力値範囲W1≦W<W2にあるかを判定する。所定のエコ点灯基準電力値範囲W1≦W<W2にある場合は、ステップS8において、ステップS5と同様に、ランプ電圧の微分値を所定時間積分した値αが所定値βより小さいかを判定する。小さい場合は、ランプ電圧の不安定さがない、またはランプの不安定さが一時的なものとして処理を行わない。小さくない場合は、放電ランプの電極消耗などの物理的変化が生じてランプ電圧の不安定さが発生したとして、ステップS9において、エコ点灯基準電力値Wを所定のエコ点灯基準電力値W2に設定する。所定のエコ点灯基準電力値範囲W1≦W<W2にない場合は、先と同様の処理を行い、ステップS10において、エコ点灯基準電力値Wが、所定のエコ点灯基準電力値範囲Wn−1≦W<Wn(=Wmax)にあるかを判定する。所定のエコ点灯基準電力値範囲Wn−1≦W<Wn(=Wmax)にある場合は、ステップS11において、ステップS5と同様に、ランプ電圧の微分値を所定時間積分した値αが所定値βより小さいかを判定する。小さい場合は、ランプ電圧の不安定さがない、またはランプの不安定さが一時的なものとして処理を行わない。小さくない場合は、放電ランプの電極消耗などの物理的変化が生じてランプ電圧の不安定さが発生したとして、ステップS12において、エコ点灯基準電力値Wを最大のエコ点灯基準電力値Wmaxに設定する。ステップS13において、ステップS5と同様に、ランプ電圧の微分値を所定時間積分した値αが所定値βより小さいかを判定する。小さい場合は、ランプ電圧の不安定さがない、またはランプの不安定さが一時的なものとして処理を行わない。小さくない場合は、ステップS14において、放電ランプは寿命がきているとしてランプ交換信号を出力する。なお、ステップS3、5、6,8、9、10、11、13の処理後は、ステップS1からの処理を繰り返す。
同図に示すように、放電ランプ8は全体が石英ガラス製の発光部81と封止部82から構成される。発光部81には陰極83Aと陽極83Bが対向配置しており、それぞれ電極軸84A、84Bに保持される。電極軸84A、84Bの根元は封止部82内にそれぞれ埋設される。なお、電極の形態はこれに限定されるものではなく、例えば、同一径のまま1本棒のように延びるものであってもよい。陰極83Aはタングステン(W)からなり、その先端にバリウム(Ba)、トリウム(Th)、ランタン(La)などのエミッタ物質が含まれる。一方、陽極83Bもタングステンから構成される。陽極83Bの電極軸84Bにはゲータとしてタンタルワイヤ85が巻きつけられている。陰極83Aの陽極側先端は電子放射の容易性から円錐形状に形成されているが、陽極83Bの陰極側先端は平面形状に形成されている。
同図に示すように、紫外線照射装置は、ケーシング21の内部に、光学系22と、光学系22を構成する放電ランプ8を制御する放電ランプ用給電装置23が設けられている。光学系22は、ショートアーク型の放電ランプ8と、放電ランプ8から放射される光を反射する楕円反射鏡24を備えている。放電ランプ8のアーク中心が楕円反射鏡24の第1焦点F1に一致するように、放電ランプ8と楕円反射鏡24がケーシング21に固定されている。放電ランプ8の放射光は、楕円反射鏡24によって、楕円反射鏡24の第2焦点F2に集光される。楕円反射鏡24の第2焦点F2には導光ファイバ25を配置し、導光ファイバ25によって、放電ランプ8の放射光を微小域に照射することができる。楕円反射鏡24と導光ファイバ25の間にはシャッター26が配置される。シャッター26はシャッター駆動機構27により開閉制御されるものであり、「閉じる」の信号が入力されたときは、シャッター26は図示の状態となり、放電ランプ8の放射光は導光ファイバ25には導かれない。一方、シャッター駆動機構27により「開く」の信号が入力されたときには、シャッター26は矢印aの方向に退避し、放電ランプ8の放射光が導光ファイバ25に導かれる。図1において説明したように、シャッター駆動機構27は放電ランプ用給電装置23と連携しており、放電ランプ8の点灯モードとの関係で開閉制御される。具体的には、放電ランプ8がフル点灯モードのときは、シャッター26は開いて放電ランプ8の放射光が導光ファイバ25に導かれ、放電ランプ8がエコ点灯モードのときは、シャッター26は閉じて放電ランプ8の放射光は導光ファイバ25には導かれない。導光ファイバ25の出射端から出射した放射光は、接着剤、塗料、インク、レジストなどに照射され、これらを硬化あるいは乾燥させることに利用される。
2 全波整流回路
3 整流平滑回路
4 スイッチング回路
5 PWM制御部
6 整流平滑回路
7 起動器
8 放電ランプ
81 発光部
82 封止部
83A 陰極
83B 陽極
84A、84B 電極軸
85 タンタルワイヤ
9 電圧検知部
10 電流検知部
11 電力測定部
12 比較器
13 フル点灯モード基準電力発生部
14 エコ点灯モード基準電力発生部
15 切換部
16 照射装置制御部
17 遮光手段
18 基準電力値変換部
19 ランプ累積点灯時間測定部
20 基準電力値変換部
21 ケーシング
22 光学系
23 放電ランプ用給電装置
24 楕円反射鏡
25 導光ファイバ
26 シャッター
27 シャッター駆動機構
C1 コンデンサ
Tr1〜Tr4 スイッチング素子
T トランス
D1、D2 ダイオード
L1 インダクタンス
C2 コンデンサ
R1、R2、R3 抵抗
Claims (5)
- 定格電力値に維持されるように定電力制御によって放電ランプを点灯させるフル点灯モードと、定格電力値の50%より小さい電力値に維持されるように定電力制御によって放電ランプを点灯させるエコ点灯モードを切替え可能に駆動できる放電ランプ用給電装置において、
前記エコ点灯モードは、放電ランプが点灯を維持できる最低電流値を基準としたエコ点灯用基準電力値が設定されるとともに、
前記放電ランプの物理的変化に伴って、前記エコ点灯用基準電力値を上昇させることを特徴とする放電ランプ用給電装置。 - 前記放電ランプの物理的変化に伴う前記エコ点灯用基準電力値の上昇は、前記エコ点灯モードにおけるランプ電圧の変動に基づいて行うことを特徴とする請求項1の放電ランプ用給電装置。
- 前記放電ランプの物理的変化に伴う前記エコ点灯用基準電力値の上昇は、前記エコ点灯モードにおけるランプ電流の変動に基づいて行うことを特徴とする請求項1の放電ランプ用給電装置。
- 前記放電ランプの物理的変化に伴う前記エコ点灯用基準電力値の上昇は、前記放電ランプの累積点灯時間に基づいて行うことを特徴とする請求項1の放電ランプ用給電装置。
- 前記放電ランプの物理的変化に伴う前記エコ点灯用基準電力値の上昇は、ランプ電圧またはランプ電流のアークの不安定に伴う変動を所定時間測定したことに基づいて行うことを特徴とする請求項1の放電ランプ用給電装置。
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