JP5056939B2 - 放電ランプ点灯装置 - Google Patents
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Description
而して、最近においては、使用環境の明るさや投影する画像の種類に応じて画面の明るさを調整することが可能な調光機能を有するプロジェクタ装置が開発され、かかるプロジェクタ装置に用いられる放電ランプ点灯装置としては、放電ランプに定格電力を供給する定格電力点灯モードと、放電ランプに定格電力より低い電力、例えば定格電力の80%の電力を供給する低電力点灯モードとを切り替えて放電ランプを点灯する給電装置を具えてなるものが知られている(特許文献1参照。)。
このように低電力点灯モードにおいて、放電ランプに電極の先端の損耗およびフリッカが発生する理由は、以下のように考えられる。
然るに、低電力点灯モードによって放電ランプを点灯させたときには、電極周辺に存在する蒸発した電極物質の量が著しく減少することにより、電極に対する電極物質の堆積が十分に行われないため、電極からの電極物質の蒸発が進行する結果、電極の先端が損耗してフリッカが発生する。
前記給電装置は、前記放電ランプに定格電力を供給する定格電力点灯モードと、前記放電ランプに定格電力より低い電力を供給する低電力点灯モードとを切り替えて前記放電ランプを点灯する機能を有し、前記低電力点灯モードにおいて、前記放電ランプに対して、所定の電力値の基本交流電力を連続して供給すると共に、この基本交流電力に重畳される重畳電力を周期的に供給し、かつ、当該放電ランプの点灯電圧の測定値に応じて、重畳電力の供給時期、重畳電力の電力値若しくは重畳電力の供給時間を制御するものであることを特徴とする。
載の放電ランプ点灯装置。
また、前記給電装置は、前記低電力点灯モードにおいて、前記放電ランプの点灯電圧の測定値が所定の基準値より高いときには、当該測定値が所定の基準値より低いときよりも高い電力値で前記重畳電力を前記放電ランプに供給するよう、前記重畳電力の電力値を制御するものであることが好ましい。
また、前記給電装置は、前記低電力点灯モードにおいて、前記放電ランプの点灯電圧の測定値が所定の基準値より高いときには、当該測定値が所定の基準値より低いときよりも長い時間で前記重畳電力を前記放電ランプに供給するよう、前記重畳電力の供給時間を制御するものであることが好ましい。
また、前記放電ランプの点灯電圧の測定値が、前記重畳電力が供給されていないときに測定されたものであっても、前記重畳電力が供給されているときに測定されたものであってもよい。
本発明の放電ランプ点灯装置は、例えば調光機能を有するプロジェクタ装置に内蔵されるものであって、放電ランプと、この放電ランプに交流電力を供給する給電装置とを具えてなるものである。
この放電ランプ10の発光管11は、内部に放電空間Sを形成する外形が略楕円球状の発光部12と、この発光部12の両端の各々に一体に連設された、管軸に沿って外方に伸びるロッド状の封止部13とを有し、この発光管11における発光部12内には、それぞれタングステンよりなる一対の電極14,15が互いに対向するよう配置されている。具体的に説明すると、一対の電極14,15の各々は、発光管11の管軸方向に沿って伸びる棒状の軸部14b,15bと、この軸部14b,15bの各々の先端に連続して形成された、先端に突起p1が形成された略球状の頭部14a,15aと、頭部14a,15aの後端部分および軸部14b,15bの先端部分に巻き回されたコイル部14c,15cとにより構成されており、それぞれの頭部14a,15aが互いに対向するよう配置されると共に、各軸部14b,15bの基端部分が封止部13の各々に埋設されることによって保持されている。
発光管11における封止部13の各々の内部には、モリブデンよりなる金属箔16,17が気密に埋設され、金属箔16,17の各々の一端には、一対の電極14,15の各々における軸部14b,15bの基端が溶接されて電気的に接続されており、一方、金属箔16,17の他端には、封止部13の外端から外方に突出する外部リード18,19が溶接されて電気的に接続されている。
発光部12内に封入される水銀は、必要な可視光波長、例えば波長360〜780nmの放射光を得るためのものであり、点灯時に例えば150気圧以上の高い水銀蒸気圧を確保するために、その封入量が0.15mg/mm3 以上とされており、この水銀の封入量を増加することにより、点灯時に200気圧以上、または300気圧以上の高い水銀蒸気圧を得ることができ、プロジェクタ装置に適した光源を実現することができる。
発光部12内に封入される希ガスは、点灯始動性を改善するためのものであり、その封入圧は、静圧で例えば10〜26kPaである。また、希ガスとしては、アルゴンガスを好適に用いることができる。
発光部12内に封入されるハロゲンは、発光部12内においてハロゲンサイクルを形成すると共に、これにより、電極物質であるタングステンが発光部12の内壁に付着することを抑制するためのものであり、水銀その他の金属との化合物の形態で封入される。ハロゲンの封入量は、例えば1×10-6〜1×10-2μmol/mm3 である。また、ハロゲンとしては、沃素、臭素、塩素などを用いることができる。
また、発光部12内には、更に他の放電媒体としてハロゲン化金属を封入することもできる。
また、放電ランプ10においては、その点灯中に発光管11における発光部12内の水銀蒸気圧が例えば150気圧以上となり、また、放電ランプ点灯装置が内蔵されるプロジェクタ装置においては、装置全体の小型化が図られる一方、高い光量が要求されることから、放電ランプ10の発光管11における発光部12内の熱的条件は極めて厳しいものであり、例えばランプの管壁負荷値は0.8〜3.0W/mm2 、より具体的には2.0W/mm2 である。
このような高い水銀蒸気圧や管壁負荷値を有することにより、プロジェクタ装置の光源として用いられる場合に演色性の良好な放射光を得ることができる。
ここで、低電力点灯モードにおける基本交流電力の電力値は、定格電力の値より低いものであれば特に制限されないが、通常、定格電力の40〜80%の範囲で選択される。
放電ランプ10に供給される交流電力の電流波形の一例を図2に示す。この図において、縦軸は放電ランプ10に供給される電力の電流値を示し、横軸は放電ランプ10の点灯時間を示す。この電流波形においては、基本周波数成分F1中に、当該基本周波数成分より低い周波数の低周波数成分F2が周期的にされている。
基本周波数成分F1の周波数は、例えば60〜1000Hzの範囲から選択される。一方、低周波数成分F2の周波数は、基本周波数成分F1の周波数より低い周波数であって、例えば5〜200Hzの範囲から選択される。
また、低周波数成分は、半サイクルの長さのものであってもよく、低周波数成分の挿入間隔(或る低周波数成分が挿入されてから次の低周波数成分が挿入されるまでの時間の間隔)は、120秒間以下が好ましく、より好ましくは0.01〜120秒間である。
基本周波数成分F1および低周波数成分F2の具体的な周波数、低周波数成分F2の挿入間隔、低周波数成分F2の振幅は、用いられる放電ランプ10の設計、特に電極14,15の熱的な設計との関係や、各点灯モードによる電力の値などを考慮して適宜選定される。
また、低電力点灯モードにおける重畳電力の低周波数成分は、定格電力点灯モードの低周波数成分よりも低い周波数であることが好ましく、例えば定格電力の低周波数成分の周波数の10〜95%であることが好ましい。
具体的な例を挙げると、放電ランプ10の定格電力が230W、低電力点灯モードによる基本交流電力が定格電力の75%である場合には、定格電圧点灯モードにおける交流電流の基本周波数成分が370Hz、低周波数成分が46.25Hz、低電力点灯モードにおける基本交流電力の基本周波数成分が518Hz、重畳電力の低周波数成分が37Hzである。
この例の給電装置は、低電力点灯モードにおいて、放電ランプ10の点灯電圧の測定値に応じて重畳電力の供給時期を制御するものである。具体的に説明すると、放電ランプ10の点灯電圧の測定値が所定の基準値V0 より低いときには、当該放電ランプ10には、電力値P1 の基本交流電力が供給されると共に、電力値P2 の重畳電力が所定の供給時間Tおよび所定の時間間隔t1 で基本交流電力に周期的に重畳されて供給されている。そして、放電ランプ10の点灯電圧の測定値が基準値V0 より高くなったときには、放電ランプ10に電力値P2 の重畳電力が所定の供給時間Tおよび時間間隔t1 より短い所定の時間間隔t2 で基本交流電力に周期的に重畳されて供給される、すなわち重畳電力の時間間隔がt1 からそれより短いt2 に変更される。また、放電ランプ10の点灯電圧の測定値が所定の基準値V0 より再び低くなったときには、放電ランプ10に電力値P2 の重畳電力が所定の供給時間Tおよび所定の時間間隔t1 で基本交流電力に周期的に重畳されて供給される、すなわち重畳電力の時間間隔がt2 からt1 に変更される。
また、点灯電圧が基準値V0 より低いときの重畳電力の時間間隔t1 は、基本交流電力P1 、重畳電力の電圧値P2 、重畳電力の供給時間Tなどにもよるが、例えば1〜60分間の範囲で設定されることが好ましい。
また、点灯電圧が基準値V0 より高いときの重畳電力の時間間隔t2 は、時間間隔t1 より短ければよく、基本交流電力の電力値P1 、重畳電力の電力値P2 、重畳電力の供給時間T、点灯電圧の基準値V0 などを考慮して適宜設定される。例えば点灯電圧の基準値V0 の設定を大きくするに従って、重畳電力の時間間隔t2 の設定を短くすることが好ましい。
また、重畳電力の供給時間Tは、基本交流電力の電力値P1 、重畳電力の電力値P2 、重畳電力の時間間隔t1 などにもよるが、例えば1〜10分間の範囲で選定されることが好ましい。
また、重畳電力の電力値P2 は、基本交流電力の電力値P1 、重畳電力の供給時間T、重畳電力の時間間隔t1 などにもよるが、例えば定格電力の65〜120%の範囲で設定されることが好ましい。
さらに具体的な例を挙げると、以下の通りである。
定格電力点灯モードにおける供給電力230Wおよび低電力点灯モードにおける供給電力138Wに重畳電力173Wを供給し、いずれかのモードにおけるランプ電圧に従って、低電力点灯モードにおける供給電力および重畳電力のパラメータを設定する。
ランプ電圧が点灯電圧の基準値より低いときには重畳電力の時間間隔を長くし、ランプ電圧が上記基準値より高いときには重畳電力の時間間隔を短くする。例えば、
ランプ電圧が基準値100V未満のときには、重畳電力の時間間隔を15分間とし、
ランプ電圧が基準値100V以上のときには、重畳電力の時間間隔を5分間とする。
なお、このときいずれも重畳電力の供給時間は2分間である。
または、ランプ電圧が点灯電圧の基準値より低いときには重畳電力の供給時間を短くし、基準値より高いときには重畳電力の供給時間を長くする。例えば、
ランプ電圧が基準値100V未満のときには、重畳電力の供給時間を2分間とし、
ランプ電圧が基準値100V以上のときには、重畳電力の供給時間を4分間とする。
なお、このときいずれも重畳電力の時間間隔は15分間である。
この例の給電装置は、低電力点灯モードにおいて、放電ランプ10の点灯電圧の測定値に応じて重畳電力の電力値を制御するものである。具体的に説明すると、放電ランプ10の点灯電圧の測定値が所定の基準値V0 より低いときには、当該放電ランプ10には、電力値P1 の基本交流電力が供給されると共に、電力値P2 の重畳電力が所定の供給時間Tおよび所定の時間間隔tで基本交流電力に周期的に重畳されて供給されている。そして、放電ランプ10の点灯電圧の測定値が所定の基準値V0 より高くなったときには、放電ランプ10に電力値P2 より高い所定の電力値P3 の重畳電力が所定の供給時間Tおよび時間間隔tで基本交流電力に周期的に重畳されて供給される、すなわち重畳電力の電力値がP2 からそれより高いP3 に変更される。また、放電ランプ10の点灯電圧の測定値が所定の基準値V0 より再び低くなったときには、放電ランプ10に所定の電力値P2 の重畳電力が所定の供給時間Tおよび時間間隔tで基本交流電力に周期的に重畳されて供給される、すなわち重畳電力の電力値がP3 からP2 に変更される。
この例の給電装置は、低電力点灯モードにおいて、放電ランプ10の点灯電圧の測定値に応じて重畳電力の供給時間を制御するものである。具体的に説明すると、放電ランプ10の点灯電圧の測定値が所定の基準値V0 より低いときには、当該放電ランプ10には、電力値P1 の基本交流電力が供給されると共に、電力値P2 の重畳電力が所定の供給時間T1 および所定の時間間隔tで基本交流電力に周期的に重畳されて供給されている。そして、放電ランプ10の点灯電圧の測定値が所定の基準値V0 より高くなったときには、放電ランプ10に電力値P2 の重畳電力が供給時間T1 より長い所定の供給時間T2 および時間間隔tで基本交流電力に周期的に重畳されて供給される、すなわち重畳電力の供給時間がT1 からそれより長いT2 に変更される。また、放電ランプ10の点灯電圧の測定値が所定の基準値V0 より再び低くなったときには、放電ランプ10に所定の電力値P2 の重畳電力が所定の供給時間T1 および時間間隔tで基本交流電力に周期的に重畳されて供給される、すなわち重畳電力の供給時間がT2 からT1 に変更される。
上記の実施の形態における給電装置は、いずれも放電ランプ10の点灯電圧の測定値に応じて、重畳電力の供給時期、重畳電力の電力値および重畳電力の供給時間のうち一つを制御するものであるが、重畳電力の供給時期、重畳電力の電力値および重畳電力の供給時間のうち二つを制御するものであっても、重畳電力の供給時期、重畳電力の電力値および重畳電力の供給時間の全てを制御するものであってもよい。
また、給電装置は、放電ランプ10の点灯電圧の基準値が二つ以上設定され、それぞれの基準値に基づいて、重畳電力の供給時期、重畳電力の電力値若しくは重畳電力の供給時間を制御するものであってよい。
また、給電装置は、放電ランプの点灯電圧の測定値が所定の基準値より低いときには、重畳電力の供給が0(重畳電力が供給されない状態)に設定されたものであってもよい。 また、放電ランプの電極の形態は、図1に示すものに限定されず、例えば円錐台状の頭部を有するものであってもよい。
図1に示す構成に従い、下記の仕様の放電ランプ(A)を作製した。
・発光管は石英ガラス製で、発光部の最大外径が10mm、発光部の内容積が65mm3 である。
・電極の各々はタングステン製で、電極間距離が1.0mmである。
・発光管内には、0.3mg/mm3 の水銀、静圧で13kPaのアルゴンガス、および4.0×10-4μmol/mm3 のハロゲン(Br)が封入されている。
・放電ランプ(A)の定格電力は230W、定格電圧は80V、管壁負荷値は2.5W/mm2 である。
放電ランプ(A)に、基本交流電力および重畳電力を下記の条件に従って供給することによって、当該放電ランプ(A)を200時間点灯させた後に、放電ランプ(A)から放射される光を目視で観察したところ、フリッカの発生は認められず、また、放電ランプ(A)の電極を観察したところ、異常は認められなかった。
・電流周波数:740Hz
・電力値:138W(定格電力値の60%)
[重畳電力]
・電流周波数:518Hz
・重畳電力値:35W(基本交流電力および重畳電力の合計が173W)
・供給時間:2分間
・時間間隔:
重畳電力が供給されているときの点灯電圧の測定値が80V以下のとき;15分間
重畳電力が供給されているときの点灯電圧の測定値が80Vを超えるとき;5分間
放電ランプ(A)に、基本交流電力および重畳電力を下記の条件に従って供給することによって、当該放電ランプ(A)を200時間点灯させた後に、放電ランプ(A)から放射される光を目視で観察したところ、フリッカの発生は認められず、また、放電ランプ(A)の電極を観察したところ、異常は認められなかった。
・電流周波数:740Hz
・電力値:138W(定格電力値の60%)
[重畳電力]
・電流周波数:518Hz
・重畳電力値:35W(基本交流電力および重畳電力の合計が173W)
・供給時間:2分間
・時間間隔:
重畳電力が供給されているときの点灯電圧の測定値が80V未満のとき;15分間
重畳電力が供給されているときの点灯電圧の測定値が80V以上で100V未満のとき;10分間
重畳電力が供給されているときの点灯電圧の測定値が100V以上のとき;5分間
放電ランプ(A)に、基本交流電力および重畳電力を下記の条件に従って供給することによって、当該放電ランプ(A)を200時間点灯させた後に、放電ランプ(A)から放射される光を目視で観察したところ、フリッカの発生は認められず、また、放電ランプ(A)の電極を観察したところ、異常は認められなかった。
・電流周波数:740Hz
・電力値:138W(定格電力値の60%)
[重畳電力]
・電流周波数:518Hz
・重畳電力値:35W(基本交流電力および重畳電力の合計が173W)
・時間間隔:
重畳電力が供給されていないときの点灯電圧の測定値が75V未満のとき;5分間
重畳電力が供給されていないときの点灯電圧の測定値が75V以上のとき;15分間
・供給時間:2分間
放電ランプ(A)に、基本交流電力および重畳電力を下記の条件に従って供給することによって、当該放電ランプ(A)を200時間点灯させた後に、放電ランプ(A)から放射される光を目視で観察したところ、フリッカの発生は認められず、また、放電ランプ(A)の電極を観察したところ、異常は認められなかった。
・電流周波数:740Hz
・電力値:138W(定格電力値の60%)
[重畳電力]
・電流周波数:518Hz
・重畳電力値:35W(基本交流電力および重畳電力の合計が173W)
・供給時間:
重畳電力が供給されていないときの点灯電圧の測定値が70V未満のとき;2分間
重畳電力が供給されていないときの点灯電圧の測定値が70V以上のとき;4分間
・時間間隔:15分間
放電ランプ(A)に、基本交流電力および重畳電力を下記の条件に従って供給することによって、当該放電ランプ(A)を200時間点灯させた後に、放電ランプ(A)から放射される光を目視で観察したところ、フリッカの発生は認められず、また、放電ランプ(A)の電極を観察したところ、異常は認められなかった。
・電流周波数:740Hz
・電力値:138W(定格電力値の60%)
[重畳電力]
・電流周波数:518Hz
・重畳電力値:
重畳電力が供給されていないときの点灯電圧の測定値が70V以下のとき;35V(基本交流電力および重畳電力の合計が173W)
重畳電力が供給されていないときの点灯電圧の測定値が70Vを超えるとき;92V(基本交流電力および重畳電力の合計が230W)
・時間間隔:15分間
・供給時間:2分間
放電ランプ(A)に、基本交流電力および重畳電力を下記の条件に従って供給することによって、当該放電ランプ(A)を200時間点灯させた後に、放電ランプ(A)から放射される光を目視で観察したところ、フリッカの発生は認められず、また、放電ランプ(A)の電極を観察したところ、異常は認められなかった。
・電流周波数:740Hz
・電力値:138W(定格電力値の60%)
[重畳電力]
・電流周波数:518Hz
・重畳電力値:
重畳電力が供給されていないときの点灯電圧の測定値が70V以下のとき;35V(基本交流電力および重畳電力の合計が173W)
重畳電力が供給されていないときの点灯電圧の測定値が70Vを超えるとき;92V(基本交流電力および重畳電力の合計が230W)
・時間間隔:15分間
・供給時間:2分間
重畳電力が供給されていないときの点灯電圧の測定値が70V以下のとき;3分間
重畳電力が供給されていないときの点灯電圧の測定値が70Vを超えるとき;4分間
放電ランプ(A)に、基本交流電力および重畳電力を下記の条件に従って供給することによって、当該放電ランプ(A)を200時間点灯させた後に、放電ランプ(A)から放射される光を目視で観察したところ、フリッカの発生は認められず、また、放電ランプ(A)の電極を観察したところ、異常は認められなかった。
・電流周波数:740Hz
・電力値:138W(定格電力値の60%)
[重畳電力]
・電流周波数:518Hz
・重畳電力値:35V
・時間間隔:最短で5分間
・供給時間:
重畳電力が供給されていないときの点灯電圧の測定値が70V以下のとき;0分間
重畳電力が供給されていないときの点灯電圧の測定値が70Vを超えるとき;2分間
放電ランプ(A)に、電流周波数が740Hzで電力値が138W(定格電力値の60%)の交流電力を供給することによって、当該放電ランプ(A)を200時間点灯させた後に、放電ランプ(A)から放射される光を目視で観察したところ、フリッカの発生が認められた。また、放電ランプ(A)の電極を観察したところ、先端が損耗していることが認められた。
11 発光管
12 発光部
13 封止部
14,15 電極
14a,15a 頭部
14b,15b 軸部
14c,15c コイル部
16,17 金属箔
18,19 外部リード
p1 突起
S 放電空間
Claims (6)
- 放電ランプと、この放電ランプに交流電力を供給する給電装置とを具えてなる放電ランプ点灯装置において、
前記給電装置は、前記放電ランプに定格電力を供給する定格電力点灯モードと、前記放電ランプに定格電力より低い電力を供給する低電力点灯モードとを切り替えて前記放電ランプを点灯する機能を有し、前記低電力点灯モードにおいて、前記放電ランプに対して、所定の電力値の基本交流電力を連続して供給すると共に、この基本交流電力に重畳される重畳電力を周期的に供給し、かつ、当該放電ランプの点灯電圧の測定値に応じて、重畳電力の供給時期、重畳電力の電力値若しくは重畳電力の供給時間を制御するものであることを特徴とする放電ランプ点灯装置。 - 前記給電装置は、前記低電力点灯モードにおいて、前記放電ランプの点灯電圧の測定値が所定の基準値より高いときには、当該測定値が所定の基準値より低いときよりも短い時間間隔で前記重畳電力を前記放電ランプに供給するよう、前記重畳電力の供給時期を制御するものであることを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ点灯装置。
- 前記給電装置は、前記低電力点灯モードにおいて、前記放電ランプの点灯電圧の測定値が所定の基準値より高いときには、当該測定値が所定の基準値より低いときよりも高い電力値で前記重畳電力を前記放電ランプに供給するよう、前記重畳電力の電力値を制御するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の放電ランプ点灯装置。
- 前記給電装置は、前記低電力点灯モードにおいて、前記放電ランプの点灯電圧の測定値が所定の基準値より高いときには、当該測定値が所定の基準値より低いときよりも長い時間で前記重畳電力を前記放電ランプに供給するよう、前記重畳電力の供給時間を制御するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の放電ランプ点灯装置。
- 前記放電ランプの点灯電圧の測定値が、前記重畳電力が供給されていないときに測定されたものであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の放電ランプ点灯装置。
- 前記放電ランプの点灯電圧の測定値が、前記重畳電力が供給されているときに測定されたものであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の放電ランプ点灯装置。
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