JP2011154479A - 画像表示機器の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチパネルに対する入力操作により画像表示機器の姿勢が変化することを抑えることができる画像表示機器の制御装置を提供する。
【解決手段】画面角度検出手段100は画面角度θgを検出し、入力領域決定手段106は、画面角度検出手段100により検出された画面角度θgに基づいて入力許容領域を決定するとともに、入力領域をその入力許容領域内において決定する。従って、画像表示面18上においてスタイラスペン(入力操作子)28による接触箇所が上記画面角度θgに応じて制限され、タッチパネル12に対する入力操作により画像表示機器10の姿勢が変化することを抑えることが可能である。その結果として、例えば、画像表示機器10の姿勢変化による誤入力が発生し難くなる。
【選択図】図10

Description

本発明は、タッチパネルを備えた画像表示機器において、その画像表示面におけるスタイラスペン等による入力を受け付ける入力領域の制御に関する。
筐体とその筐体に対し回動可能に支持された表示装置本体とを備えた画像表示機器が知られている。例えば、特許文献1の情報処置装置がそれである。その特許文献1の情報処置装置では、前記表示装置本体はそれの正面が前記筐体の上面を覆う閉塞位置とその筐体の上面が露出される開放位置との間で回動することができる。そして、前記情報処置装置は、前記筐体の上面を基準面として前記表示装置本体の正面がその基準面に対しなす角度に応じて、その表示装置本体の正面に設けられた表示部に表示される画像イメージの向きを変更する。
特開2005−92702号公報
近年、画像表示機器の表示部として、スタイラスペンの接触等により入力操作可能なタッチパネルがよく用いられる。そして、その画像表示機器としては、利用者が手に持って使用するものもあるが、特許文献1の情報処置装置と同様に机上等に載置して使用するものがよく知られている。また、机上等に載置して使用するタッチパネルを備えた画像表示機器においては、画像表示機器の載置面に対するタッチパネルの傾斜角度が変更可能となっていることがある。そのようなタッチパネルを備えた画像表示機器では、タッチパネルに対する入力操作時に画像表示機器全体がスタイラスペン等の接触により前記載置面に対して姿勢を変える等の場合があり、例えばその場合には誤入力が生じる可能性があった。例えば、タッチパネルの表示面が前記載置面との関係で直立に近付くほど、或いは、スタイラスペン等による接触箇所が上記表示面の上端に近いほど、前記入力操作による画像表示機器全体の姿勢変化は生じ易くなると考えられる。そこで、タッチパネルの入力領域を上記姿勢変化の生じ難いようにタッチパネルの傾斜角度に応じて変更することが考えられる。
しかし、上記のようにタッチパネルの入力領域をタッチパネルの傾斜角度に応じて変更することを、例えば前記特許文献1の情報処置装置を用いて実現しようとしても、そもそも特許文献1の情報処置装置が備える表示装置本体はタッチパネルではないので、これを実現することができなかった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、タッチパネルに対する入力操作により画像表示機器の姿勢が変化することを抑えることができる画像表示機器の制御装置を提供することにある。
かかる目的を達成するため、請求項1に係る発明の要旨とするところは、(a)画像を表示するとともに利用者が操作する入力操作子が画像表示面へ接触したことを検出するタッチパネルと、その画像表示面が載置面に対してなす画面角度を固定し且つそのタッチパネルを支持するタッチパネル支持部とを備えた画像表示機器の制御装置であって、(b)前記画面角度を検出する画面角度検出手段と、(c)その画面角度検出手段により検出されたその画面角度に基づいて前記画像表示面の範囲内で前記入力操作子による入力を受け付ける入力領域を設定可能な入力許容領域を決定するとともに、その入力領域をその入力許容領域内において決定する入力領域決定手段とを、含むことにある。
また、請求項5に係る発明の要旨とするところは、(a)画像を表示するとともに利用者が操作する入力操作子が画像表示面へ接触したことを検出するタッチパネルと、その画像表示面が載置面に対してなす画面角度を固定し且つそのタッチパネルを支持するタッチパネル支持部とを有する画像表示機器に対し、前記画像表示面の範囲内で前記入力操作子による入力を受け付ける入力領域を決定するための画像表示機器制御システムであって、(b)前記画像表示機器は前記画面角度を検出する画面角度検出手段を有するとともに、(c)その画面角度検出手段により検出されたその画面角度に基づいて前記入力領域を設定可能な入力許容領域を決定するとともに、その入力領域をその入力許容領域内において決定する入力領域決定手段を有し且つその決定された入力領域に基づく画像を前記タッチパネルに表示させるサーバを備えることにある。
請求項1に係る発明の画像表示機器の制御装置によれば、前記画面角度検出手段は前記画面角度を検出し、前記入力領域決定手段は、その画面角度検出手段により検出されたその画面角度に基づいて前記入力許容領域を決定するとともに、前記入力領域をその入力許容領域内において決定する。そのため、前記画像表示面上において前記入力操作子による接触箇所が上記画面角度に応じて制限され、タッチパネルに対する入力操作により画像表示機器の姿勢が変化することを抑えることが可能である。その結果として、例えば、前記画像表示機器の姿勢変化による誤入力が発生し難くなる。
ここで、好適には、前記入力領域決定手段は、前記入力領域の上端位置を、予め定められた下限位置を下限として前記画面角度が小さいほど高くする。このようにすれば、タッチパネルに対する入力操作による画像表示機器の姿勢変化は前記画面角度が小さいほど生じ難くなるので、上記姿勢変化を抑えつつ、前記入力領域を広く確保してタッチパネルに対する入力操作を行い易くすることができる。また、前記下限位置が定められているので、前記入力領域がタッチパネルに対する入力操作を行う上で狭くなり過ぎることを回避できる。
また、好適には、前記入力領域決定手段は、前記画面角度が予め定められた画面角度判定値以下である場合には前記入力許容領域の上端位置を前記画像表示面の上端位置とする。このようにすれば、前記画面角度が小さくされて、例えば、タッチパネルに対する入力操作の際に前記入力操作子による接触箇所が前記画像表示面の何れであっても画像表示機器の姿勢変化が生じ難いような場合には、前記入力領域が最大限広く確保される。その結果として、タッチパネルに対する入力操作の際の操作性を向上させることができる。
また、好適には、(a)前記タッチパネル支持部は、前記タッチパネルを備える本体部と前記画面角度に応じた角度で接続され、且つ前記載置面と接触することによりそのタッチパネルを支持するものであり、(b)前記入力領域決定手段は、前記本体部の前記タッチパネル支持部との接続部が前記画面角度の最大時に示す高さ以上に、前記入力許容領域の上端位置を設定する。このようにすれば、前記タッチパネルに対する入力操作により画像表示機器の姿勢が変化することを適度に抑えることが可能である。
また、請求項5に係る発明の画像表示機器制御システムによれば、(a)前記タッチパネルと前記タッチパネル支持部とを有する画像表示機器は、前記画面角度を検出する画面角度検出手段を有するとともに、(b)前記サーバは、その画面角度検出手段により検出されたその画面角度に基づいて前記入力領域を設定可能な入力許容領域を決定するとともに、その入力領域をその入力許容領域内において決定する入力領域決定手段を有し且つその決定された入力領域に基づく画像を前記タッチパネルに表示させるので、前記請求項1に係る発明の画像表示機器の制御装置と同様に、前記画像表示面上において前記入力操作子による接触箇所が上記画面角度に応じて制限され、タッチパネルに対する入力操作により画像表示機器の姿勢が変化することを抑えることが可能である。その結果として、例えば、前記画像表示機器の姿勢変化による誤入力が発生し難くなる。
また、好適には、前記入力領域決定手段は、前記画面角度が小さいほど高く設定される第1高さと予め定められた第2高さとのうち高い方を前記入力許容領域の上端位置とする。例えば、前記タッチパネル支持部は、前記画面角度に応じた角度で前記本体部と接続されることにより前記タッチパネルを支持するものであり、前記入力領域決定手段は、前記タッチパネル支持部の前記タッチパネルから遠い側の先端が前記画像表示機器の載置面に接触する接触点を求め、その接触点を通る前記画像表示面の垂線とその画像表示面との交点が示す高さを前記第1高さとする。このようにすれば、前記画面角度を検出することにより、タッチパネルに対する入力操作を困難にするほど入力領域が縮小されるのを避けつつ、タッチパネルに対する入力操作により画像表示機器の姿勢が変化することを抑えることが可能である。
本発明が好適に適用されるタッチパネルを備えた画像表示機器の外観を表す側面図である。 図1においてII方向に見た画像表示機器の正面図である。 図2においてIII−III方向に見た画像表示機器の断面図である。 図1の画像表示機器において、画面角度を検出するための画面角度センサが加速度センサである場合においてその検出原理を説明するための図である。 図4の加速度センサの設置場所を説明するための図である。 図1の画像表示機器において、画面角度を検出するための画面角度センサがポテンショメータである場合においてその検出原理を説明するための図である。 図6のポテンショメータの設置場所を説明するための図である。 図1に示す画像表示機器とは別の画像表示機器の構成を説明するための概略側面図である。 図1の画像表示機器の電気的な構成を例示するブロック図である。 図1の画像表示機器の制御装置であるCPUに備えられた制御機能の要部を説明するための実施例1の機能ブロック線図である。 図1の画像表示機器において、入力許容領域をどのように決定するかを説明するための第1の図であり、画像表示機器の側面図を表している。 図1の画像表示機器において、入力許容領域をどのように決定するかを説明するための第2の図であり、画像表示機器の側面図を表している。 図1の画像表示機器において、入力領域として1つのスタイラス入力領域と2つのアイコン領域とが表示内容に含まれる場合を例として、画面角度に基づいて決定される入力領域の具体例を示した図である。 図1の画像表示機器において、入力領域として1つのスタイラス入力領域と2つのアイコン領域とが表示内容に含まれる場合を例として、画面角度に基づいて決定される入力領域の具体例を示した図であり、図13よりは画面角度が小さい場合を示す図である。 図1の画像表示機器において、入力領域として1つのスタイラス入力領域と2つのアイコン領域とが表示内容に含まれる場合を例として、画面角度に基づいて決定される入力領域の具体例を示した図であり、図14よりは画面角度が小さい場合を示す図である。 図1の画像表示機器において、入力領域として1つのスタイラス入力領域と2つのアイコン領域とが表示内容に含まれる場合を例として、画面角度に基づいて決定される入力領域の具体例を示した図であり、図15よりは画面角度が小さい場合を示す図である。 図1の画像表示機器に備えられたCPUの制御作動の要部、すなわち、タッチパネルの画面角度に応じて表示装置に表示される表示内容が更新される制御作動を説明するための実施例1のフローチャートである。 図17のSA3にて実行される制御作動を説明するためのフローチャートである。 本発明の画像表示機器制御システムの概要を表わす実施例2の図である。 図19のサーバに備えられた制御機能の要部を説明するための実施例2の機能ブロック線図である。 図19の画像表示機器に備えられた制御機能の要部を説明するための実施例2の機能ブロック線図である。 図19の画像表示機器制御システムにおいて、画像表示機器がサーバから2つのリンクがあることを受信しており、1つのスタイラス入力領域である文字入力領域と、2つのリンク領域と、サーバから受信された文字等の情報が表示される非入力表示領域であるブラウザ表示領域とが、画像表示機器の表示装置に表示される表示内容に含まれる場合を例として、画面角度に基づいて決定される入力領域の具体例を示した図である。 図19の画像表示機器制御システムにおいて、画像表示機器がサーバから2つのリンクがあることを受信しており、1つのスタイラス入力領域である文字入力領域と、2つのリンク領域と、サーバから受信された文字等の情報が表示される非入力表示領域であるブラウザ表示領域とが、画像表示機器の表示装置に表示される表示内容に含まれる場合を例として、画面角度に基づいて決定される入力領域の具体例を示した図であり、図22よりは画面角度が小さい場合を示す図である。 図19の画像表示機器制御システムにおいて、画像表示機器がサーバから2つのリンクがあることを受信しており、1つのスタイラス入力領域である文字入力領域と、2つのリンク領域と、サーバから受信された文字等の情報が表示される非入力表示領域であるブラウザ表示領域とが、画像表示機器の表示装置に表示される表示内容に含まれる場合を例として、画面角度に基づいて決定される入力領域の具体例を示した図であり、図23よりは画面角度が小さい場合を示す図である。 図19の画像表示機器制御システムにおいて、画像表示機器がサーバから2つのリンクがあることを受信しており、1つのスタイラス入力領域である文字入力領域と、2つのリンク領域と、サーバから受信された文字等の情報が表示される非入力表示領域であるブラウザ表示領域とが、画像表示機器の表示装置に表示される表示内容に含まれる場合を例として、画面角度に基づいて決定される入力領域の具体例を示した図であり、図24よりは画面角度が小さい場合を示す図である。 図19の画像表示機器制御システムの制御作動の要部、すなわち、タッチパネルの画面角度に応じて画像表示機器に表示される表示内容が更新される制御作動を説明するための実施例2のフローチャートである。 図26のSC10にて実行される制御作動を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明が好適に適用されるタッチパネルを備えた画像表示機器10の外観を表す側面図である。図2は、図1においてII方向に見た画像表示機器10の正面図である。図3は、図2においてIII−III方向に見た画像表示機器10の断面図である。画像表示機器10は、例えば机上等の水平な載置面8に載置してタッチパネル操作により入出力を行う電子機器であり、タッチパネル12を備えた本体部20と、そのタッチパネル12すなわちその本体部20を机上等に載置した場合に支持するタッチパネル支持部22とを備えている。
本体部20は、上記タッチパネル12と、ABS樹脂やアルミ合金などの材質であって本体部20の外形を成し且つタッチパネル12に表示される画像等の表示面18(以下、「画像表示面18」という)を露出するように開口した本体部筐体24と、画像表示面18の外側である本体部20の正面外周部に設けられ機能選択のための所定のメニュー画面をタッチパネル12に表示させるためのメニューボタン26(図2参照)とを備えている。
タッチパネル12は、利用者に対する入出力装置として一般的に知られているタッチパネルディスプレイ装置であり、画像や文字等を表示する表示装置14と、画像表示機器10の利用者が操作する入力操作子としてのスタイラスペン28(図3参照)が画像表示面18に接触したこと及び接触していることを検出する表示面接触検出装置16とを備えている。そして、タッチパネル12は、画像表示面18側から表示面接触検出装置16と表示装置14とが層状に相互に一体となって構成されている。タッチパネル12は、抵抗膜方式、静電容量方式、超音波表面弾性波方式、赤外線遮光方式などの何れの方式でスタイラスペン28の画像表示面18への接触が検出されてもよいが、本実施例では抵抗膜方式が採用されている。
表示装置14は、例えば液晶表示装置や有機ELディスプレイなどであり、入力信号に従って画像や文字等を画像表示面18に向けて表示する。この表示装置14が画像や文字等を表示する最大画像表示範囲は、画像表示面18の範囲すなわち図2に示す画像表示面18の上端32、側端34,38、及び下端36に囲まれた範囲(表示領域)である。
表示面接触検出装置16は、透明な薄いシート状の例えば感圧センサであり、表示装置14の画像等を表示させる側の面の略全体に一体的に貼り付けられている。そして、表示面接触検出装置16は、スタイラスペン28が画像表示面18に接触すると、そのスタイラスペン28の接触を検出し、その接触を検出した画像表示面18上の位置を示すペン接触検出位置信号を出力する。
図1に示すように、タッチパネル支持部22は、その一端が、本体部20において画像表示面18側に対する反対側すなわち背面側に設けられた接続部42に接続されている。そして、画像表示機器10を載置面8上(机上等)に載置する際には、タッチパネル支持部22の他端(支持点)44と本体部20の下端とが載置面8に接触して画像表示機器10が載置面8上に載置される。上記接続部42は、タッチパネル支持部22が図1の矢印AR01のように接続部42を通る画像表示面18と平行な水平軸(横軸)まわりに回動可能に接続されている回転支点部(タッチパネル支持部22の回転中心)として機能し、また、ねじ止めやラチェット機構等によってタッチパネル支持部22を本体部20に対し任意の角度で固定できるようになっている。このようにタッチパネル支持部22が接続部42で固定されることにより、タッチパネル支持部22は、画像表示面18が載置面8に対してなす画面角度θgを固定して本体部20(タッチパネル12)を支持することができる。すなわち、図1から判るように、タッチパネル支持部22は、接続部42にて本体部20と上記画面角度θgに応じた角度で接続され固定されることによりタッチパネル12を支持するものである。なお、上記画面角度θgはその調節範囲が予め定められている。
画像表示機器10は前記画面角度θgを検出するための画面角度センサ48を備えている。その画面角度センサ48としては特に限定されないが、例えば、加速度センサ(MEMSセンサ)やポテンショメータ等が考えられる。言い換えれば、加速度センサとポテンショメータとの何れか一方が画面角度センサ48として画像表示機器10に設けられる。図4は、上記画面角度センサ48が加速度センサである場合においてその検出原理を説明するための図であり、図5はその加速度センサの設置場所を説明するための図である。
図4に示すように、鉛直下向きの重力加速度を「g」とすれば、水平面から角度θだけ傾いた面に対して垂直方向に重力が及ぼす加速度は「g×cosθ」となりその面に平行な方向には「g×sinθ」となる。すなわち、加速度を検出することにより上記角度θを検出できる。従って、画面角度センサ48が加速度センサである場合には、画面角度センサ48は、図5にa01として示すように、例えば画像表示面18に対して垂直または平行な方向の加速度を検出するように本体部20に設けられる。また、タッチパネル支持部22が水平面に対してなす支持部角度は画面角度θgと一対一の対応関係にあるので、画面角度センサ(加速度センサ)48は本体部20ではなくタッチパネル支持部22に設けられてもよく(図5のa02参照)、そのようにした場合には上記支持部角度から画面角度θgが算出される。
次に、画面角度センサ48がポテンショメータである場合の例について説明する。図6は、上記画面角度センサ48がポテンショメータである場合においてその検出原理を説明するための図であり、図7はそのポテンショメータの設置場所を説明するための図である。なお、図6(a)は図6(b)において左側から見た左側面図である。
図6に示すように、ポテンショメータである画面角度センサ48は、一軸CL1上に固定子52と、その固定子52に対して回転可能なシャフト54と、そのシャフト54に固定された回転子56とを備えている。ポテンショメータでは、矢印AR02,AR03のように、シャフト54及び回転子56が固定子52に対して回転すると磁界または電気抵抗が変化する。ポテンショメータである画面角度センサ48は、この回転に応じて変化する磁界または電気抵抗から、シャフト54及び回転子56が固定子52に対して回転した角度を検出できる。従って、画面角度センサ48がポテンショメータである場合には、画面角度センサ48は、図6に示すように接続部42に設けられる。そして、その接続部42では、シャフト54がタッチパネル支持部22の回転軸と同軸に配置され、シャフト54と固定子52との一方がタッチパネル支持部22に固定され他方が本体部20に固定される。
前述した図1に示す画像表示機器10では、タッチパネル支持部22が接続部42を回転中心として回動したが、その他の本体部20とタッチパネル支持部22との関係も考え得る。その例を図8に示す。
図8は、図1に示す画像表示機器10とは別の画像表示機器70の構成を説明するための概略側面図である。図8(a)は画面角度θgが予め定められた調節範囲内で最も垂直に近い状態すなわちその画面角度θgの上記調節範囲内での最大時における状態を示しており、図8(b)は、図8(a)よりも画面角度θgが小さくされた状態を示している。図8(a)では、第1タッチパネル支持部71の一端と他端とを通る直線L22が画像表示面18となす角度は直角となる。図8(a)(b)に示すように、画像表示機器70は、本体部20、第1タッチパネル支持部71及び第2タッチパネル支持部78を備えており、第1タッチパネル支持部71及び第2タッチパネル支持部78が本発明のタッチパネル支持部に対応する。
第2タッチパネル支持部78は、載置面8に対し平行に載置される板状部材であり、その一端には本体部20の下端が回動可能に接続されており、他端側には前記第1タッチパネル支持部71の他端72が回動可能に接続されている。
第1タッチパネル支持部71は、その一端が本体部20の背面側に接続されており、その接続部74は、図8(a)の状態から本体部20の背面に沿って上側にずらすことが可能となっている。そして、接続部74は、本体部20背面の任意の位置でねじ止め等により固定可能となっている。すなわち、画像表示機器70は、接続部74を本体部20の背面に沿って図8(a)の状態から上側にずらすほど画面角度θgが小さくなる構造になっている。例えば、図8(a)において矢印AR04のように、第1タッチパネル支持部71を回動させて接続部74を本体部20の背面に沿って上側にずらして固定することで、画像表示機器70は画面角度θgが小さくされた図8(b)の状態になる。この画像表示機器70では、画面角度θgの予め定められた調節範囲内での最大時に接続部74が示す高さは図8(a)に示す「HX」となる。なお、本実施例では、特に断りのない限り、図1に示す画像表示機器10を前提として説明するが、図8の画像表示機器70にも、図10、図17、及び図18等を用いて以下に説明する手法を図1の画像表示機器10と同様に適用できる。
図9は、画像表示機器10の電気的な構成を例示するブロック図である。この図9に示すように、画像表示機器10は、前記タッチパネル12等に加えて、中央演算処理装置であるCPU80と、RAM82と、ROM84と、CD−ROMや磁気ディスクなどの記録媒体からデータやプログラム等を読み込み或いはその記録媒体にデータやプログラム等を書き込む読出書込装置86と、これらの構成要素の相互間でデータ授受を仲介するバス88とを備えている。
CPU80は、画像表示機器10を制御するための制御装置であり、RAM82の一時記憶機能を利用しつつROM84の一部等に予め記憶されたプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂コンピュータの制御部である。例えば、CPU80は、利用者が電源スイッチをONにした場合に画像表示機器10の予め定められた初期画像を表示装置14に表示させたり、画像表示機器10の電子メール機能、ブラウザ機能等の各機能に基づいた所定の画像を表示装置14に表示させたり、表示面接触検出装置16からの前記ペン接触検出位置信号に基づいて所定の機能を実行し表示装置14の表示画像を切り替えたり、タッチパネル12への所謂手書き入力を受け付けその手書き画像を表示装置14に表示させたりする制御を実行する。また、前記プログラムは、それが記録されたCD−ROM等の記録媒体から読出書込装置86により予め読み込まれたものであってもよい。
例えば、CPU80は、表示装置14に画像等を表示させる際には、画像表示面18の範囲内すなわち表示装置14の前記最大画像表示範囲内において、スタイラスペン28による入力を受け付けず画像等を表示する非入力表示領域、及びスタイラスペン28による入力を受け付ける入力領域等を設定し、その非入力表示領域および入力領域に対応した画像等を表示装置14に表示させる。上記非入力表示領域としては、例えば、ブラウザ機能が選択されている場合にはその機能により文字等が表示されるブラウザ表示領域があり、そのブラウザ表示領域には例えばサーバからの情報等が表示される。また、上記入力領域としては、スタイラスペン28の画像表示面18への接触軌跡を表示装置14に表示させるとともにその接触軌跡から文字や図形等を認識しそれを入力として受け付けるスタイラス入力領域(手書き入力領域)、及び、アイコン画像を表示装置14に表示させるとともにそのアイコン画像に対応したそれの表示範囲内でスタイラスペン28の画像表示面18への接触が検出されると所定の機能等が選択されるアイコン領域などがある。
図10は、画像表示機器10の制御装置であるCPU80に備えられた制御機能の要部を説明するための機能ブロック線図である。図10に示すように、CPU80は、画面角度検出手段100と、表示内容更新判断手段102と、表示内容読込手段104と、入力領域決定手段106と、画面表示手段108とを備えている。
画面角度検出手段100は、画面角度センサ48の信号から画面角度θgを検出する。そして、画面角度θgはタッチパネル支持部22が本体部20に対して回動させられる等して変更されることがあるので、画面角度検出手段100は、画面角度変更判断手段として機能して、その画面角度θgの変更が行われたか否かの判断も行う。
表示内容更新判断手段102は、表示装置14に表示されている表示内容の更新が行われるか否かを判断する。例えば、前記アイコン領域内で画像表示面18への接触が検出されると表示内容が切り替えられることになるので、そのときには、表示内容更新判断手段102は、表示装置14に表示されている表示内容の更新が行われると判断する。
表示内容読込手段104は、表示装置14に表示させる表示内容を読み込む。例えば、ROM84やハードディスクなどから読み込む。例えば、表示内容読込手段104は、画像表示機器10の電源が投入されたときには、機器起動当初に表示させるよう予め設定された初期画面用の表示内容を読み込む。また、表示内容読込手段104は、表示内容更新判断手段102により前記表示内容の更新が行われると判断された場合には、その更新後の表示内容を読み込む。例えば、表示内容読込手段104が読み込む前記表示内容としては、前記非入力表示領域の位置と大きさと表示させる画像、及び、前記入力領域の位置と大きさと表示させる画像などがある。
また、表示内容読込手段104は入力領域存在判断手段110を備えており、その入力領域存在判断手段110は、読み込まれた表示内容に前記入力領域が存在するか否か、言い換えると、その表示内容に前記入力領域が含まれているか否かを判断する。すなわち、画像表示面18上に前記入力領域が存在することになるか否かを判断する。
入力領域決定手段106は、画面角度検出手段100により検出された画面角度θgに基づいて前記入力領域を決定する。詳細には、入力領域決定手段106は、その画面角度θgに基づいて画像表示面18の範囲内で前記入力領域を設定可能な入力許容領域を決定し、それとともにその入力領域をその入力許容領域内において決定する。入力領域決定手段106は、入力領域を決定するために、後述する入力許容領域決定手段112と入力領域縮小判断手段114とを備えている。具体的に、上記入力領域を決定することとは、表示内容読込手段104により読み込まれた前記表示内容に含まれる前記入力領域の位置と大きさとを決定すること等である。入力領域決定手段106は、入力領域存在判断手段110により前記表示内容に前記入力領域が存在すると判断された場合に、入力許容領域決定手段112が前記入力許容領域を決定するとともに、前記入力領域を決定する。そして、入力領域決定手段106は、上記読み込まれた表示内容に前記非入力表示領域が含まれている場合には、上記入力領域の決定の際に、その非入力表示領域を画像表示面18の範囲内で確保した上で、その非入力表示領域の範囲外に上記入力領域を配置する。なお、入力領域決定手段106は、表示内容読込手段104が表示装置14に表示させる表示内容を新たに読み込んだ場合または画面角度検出手段100が画面角度θgの変更が行われたと判断した場合に、前記入力領域を決定するのが好ましい。
前記入力許容領域を決定することについて図11および図12を用いて説明する。その入力許容領域は、前述したように前記入力領域を設定可能な領域であるが、入力許容領域内でのスタイラスペン28等の画像表示面18への接触であれば画像表示機器10が姿勢変化を生じにくく安定した入力操作が可能であると考えられる安定入力領域であるとして決定されるものである。入力許容領域決定手段112は、前記画面角度θgに基づいて画像表示面18の範囲内で前記入力許容領域を決定する。具体的には、図11に示すように、入力許容領域決定手段112は、タッチパネル支持部22の前記他端(支持点)44すなわちタッチパネル支持部22の載置面8に対する接触点から画像表示面18に対して垂線を引いたときのその垂線と画像表示面18との交点P01を求め、その交点P01が示す第1高さHPを算出する。その第1高さHPは、図11から判るように画面角度θgの関数として算出できる。そして、入力許容領域決定手段112は、画像表示機器10の入力操作時における姿勢変化が生じにくくその入力操作が困難とならないように予め実験的に設定された前記入力許容領域の最低上端高さ(第2高さ)HXを記憶しており、前記第1高さHPとその第2高さHXとを比較する。例えば、本実施例では、図12に示すように、前記第2高さHXは、画面角度θgの予め定められた調節範囲内での最大時に接続部42(タッチパネル支持部22の回転中心)が示す高さとされている。入力許容領域決定手段112は、第1高さHPと第2高さHXとを比較した結果、第1高さHPと第2高さHXとのうち高い方の位置を前記入力許容領域の上端位置として設定する。すなわち、入力許容領域決定手段112は、第1高さHPと第2高さHXとのうち高い方の位置を上端位置としてその上端位置の下側にある画像表示面18の範囲を前記入力許容領域として決定する。このように上記入力許容領域が決定されるので、その入力許容領域の上端位置は前記第2高さHXより低く設定されることはなく、すなわち、入力許容領域決定手段112は、前記第2高さHX以上に入力許容領域の上端位置を設定すると言える。なお、図11及び図12では、第1高さHPおよび第2高さHXは何れも載置面8からの高さとして図示されているが、両者HP,HXの基準となる位置が共通していれば載置面8からの高さでなくても差し支えない。
入力許容領域決定手段112は、基本的には上述したように第1高さHPおよび第2高さHXから前記入力許容領域を決定するが、画面角度θgがある程度小さくなると、画像表示面18の範囲内の何れの位置でスタイラスペン28等が接触しても画像表示機器10は姿勢変化を生じにくくなる。そこで、入力許容領域決定手段112は、前記画面角度θgが予め定められた画面角度判定値θ1g以下である場合には、前記入力許容領域の上端位置を画像表示面18の上端位置(上端32の位置)とする。すなわち、上記入力許容領域を、表示装置14の前記最大画像表示範囲、言い換えれば表示装置14の全表示領域とする。上記画面角度判定値θ1gは、図11に示す前記交点P01が上記画像表示面18の上端位置と一致するときの画面角度θgであってもよいし、画像表示面18の上端位置でスタイラスペン28等が入力操作により接触しても画像表示機器10の姿勢変化が生じにくいと判断できる実験的に求められた画面角度θgでもよい。
入力領域決定手段106は、上述のように入力許容領域決定手段112が前記入力許容領域を決定した後に、入力許容領域内に入力領域が収まるように必要に応じて予め定められた基準サイズから入力領域を縮小して決定する。そのために、先ず、入力領域縮小判断手段114は、前記入力許容領域内に上記入力領域を収めるために入力領域を上記基準サイズから縮小する必要がないか否かを判断する。すなわち、前記入力許容領域が前記基準サイズの入力領域よりも大きいか否かを判断する。もし、表示内容読込手段104によって読み込まれた前記表示内容に前記入力領域が複数存在する場合には、画像表示面18の範囲内に配置される複数の入力領域全体よりも前記入力許容領域が大きいか否かを判断する。ここで、前記入力領域の基準サイズとは、上記入力許容領域内に収めるという制限が無ければその入力領域の大きさが基準サイズとされて入力領域が決定されるという入力領域の大きさであり、例えば個々の入力領域に対して入力操作上最も適切な大きさに実験的に設定されている。言い換えれば、上記入力領域の基準サイズとは、入力領域決定手段106が決定する入力領域の最大の大きさである。
入力領域決定手段106は、入力領域縮小判断手段114によって前記入力許容領域が前記基準サイズの入力領域よりも大きいと判断された場合には、その入力領域を前記基準サイズから縮小する必要がないので、前記入力許容領域内において上記入力領域を前記基準サイズのまま配置し決定する。前記入力許容領域が前記基準サイズの入力領域と同じ大きさである場合も同様である。上記入力領域の配置は、例えば、表示内容読込手段104によって読み込まれた前記表示内容に従う。
一方、入力領域決定手段106は、入力領域縮小判断手段114によって前記入力許容領域が前記基準サイズの入力領域よりも小さいと判断された場合には、前記入力許容領域内に入力領域が収まるように入力領域を前記基準サイズから縮小して配置し決定する。すなわち、上記入力許容領域の上端位置は、前記図11及び図12で説明したように、前記第2高さHXを下限として画面角度θgが小さいほど高く設定されるので、入力領域決定手段106は、前記入力領域の上端位置を、予め定められた下限位置(第2高さHX)を下限として画面角度θgが小さいほど高くすることになる。入力領域決定手段106が前記入力領域を縮小する際において、例えば、入力領域が複数存在する場合には、表示内容読込手段104によって読み込まれた前記表示内容に含まれる前記基準サイズの入力領域同士の相互間隔も同率で縮小される。また、前記入力許容領域は前記入力領域の画像表示面18上での高さを制限するものであるので、例えば、入力領域決定手段106は、入力領域を縮小する際には、その入力領域の高さ方向寸法だけを縮小してもよいし、入力領域を縦横同一比率で縮小してもよい。
但し、上記のように入力領域決定手段106は前記入力領域を前記入力許容領域内に収まるように縮小するが、その入力領域には予め定められた最小サイズが設けられており、入力領域決定手段106は、前記入力領域を上記最小サイズより小さくは縮小しない。そのために、入力領域決定手段106は、前記入力許容領域内に入力領域が収まるように入力領域を前記基準サイズから縮小し、その縮小した入力領域が前記最小サイズよりも小さいか否かを判断する。そして、その縮小した入力領域が前記最小サイズよりも小さくなければ、その縮小した入力領域を前記入力許容領域内において配置し決定する。一方で、その縮小した入力領域が前記最小サイズよりも小さい場合がある。例えば、前記表示内容に含まれる入力領域が複数存在する場合には、その縮小した入力領域が前記最小サイズよりも小さくなることがある。入力領域決定手段106は、その縮小した入力領域が前記最小サイズよりも小さい場合には、前記入力許容領域内において入力領域をその縮小した大きさではなく前記最小サイズで可能なだけ配置し決定する。そのとき、配置できない入力領域が発生するので、入力領域決定手段106は、上記最小サイズの入力領域とともに、画像表示面18上で配置される入力領域と配置されない入力領域とを入れ替えるための入力領域である並替ボタン領域も前記入力許容領域内に配置する。その並替ボタン領域では、それに対応する並替ボタンの画像が表示され、スタイラスペン28の接触が検出されると画像表示面18上で表示中の入力領域が非表示の入力領域に順に入れ替えられる。なお、前記入力領域の最小サイズは、例えば個々の入力領域に対して入力操作が困難にならない程度の最小の大きさに実験的に設定される。
以上のようにして入力領域決定手段106が前記入力領域を決定すると、画面表示手段108は、入力領域決定手段106によって決定された前記入力領域たとえば縮小された入力領域に対応する画像、言い換えれば、その入力領域に基づく画像を表示装置14に表示させる。例えば、入力領域に対応する画像とは、その入力領域が前記アイコン領域であれば前記アイコン画像であり、また、その入力領域が前記スタイラス入力領域(手書き入力領域)であればその領域を示す外枠等の画像である。
また、画面表示手段108は、表示内容読込手段104によって読み込まれた前記表示内容に前記非入力表示領域が含まれていれば、前記入力領域に対応する画像とともに、上記非入力表示領域に対応する画像も表示装置14に表示させる。例えば、上記非入力表示領域に対応する画像とは、その非入力表示領域に表示される文字、図形等である。
図13〜図16は、前記入力領域として1つの前記スタイラス入力領域と2つの前記アイコン領域とが前記表示内容に含まれる場合を例として、それぞれの画面角度θgで決定される入力領域の具体例を示した図である。図13から図16に向けて順に、画面角度θgは小さくなっている。また、図13〜図16において、破線L01は前記第1高さHP(図11参照)を示しており、実線L02は前記第2高さHX(図12参照)を示している。また、「ICN1,ICN2」は、前記アイコン領域を示しており、「Ain」は前記スタイラス入力領域を示しており、「BNc」は前記並替ボタン領域を示している。なお、図13〜図16において、(a)図は(b)図において左水平方向から見た左側視図である。
図13に示す場合では、前記第2高さHX(実線L02)の方が前記第1高さHP(破線L01)よりも高いので、第2高さHXが前記入力許容領域の上端位置となる。そして、その入力許容領域内に入力領域(アイコン領域ICN1,ICN2)が収まるようにその入力領域を縮小するとそのアイコン領域ICN1,ICN2に対し予め定められている前記最小サイズよりも小さくなるので、一方のアイコン領域ICN1が例えば最小サイズに縮小されて前記入力許容領域内に配置される。それとともに、前記スタイラス入力領域Ainが上記入力許容領域内に基準サイズから縮小されて配置され、前記並替ボタン領域BNcも上記入力許容領域内に配置される。
図14に示す場合では、図13に示す場合よりも前記入力許容領域が拡大しており、第1高さHP(破線L01)の方が第2高さHX(実線L02)よりも高いので、第1高さHPが前記入力許容領域の上端位置となる。そして、入力領域(アイコン領域ICN1,ICN2)は、上記入力許容領域内に収まるように前記基準サイズから縮小して配置される。また、前記スタイラス入力領域Ainが上記入力許容領域内に基準サイズから縮小されて配置される。なお、この図14に示す場合では、上記入力許容領域内に入力領域(アイコン領域ICN1,ICN2)が収まるようにその入力領域を縮小してもそのアイコン領域ICN1,ICN2は前記最小サイズよりも小さくはならない。従って、前記並替ボタン領域BNcは上記入力許容領域内に配置されない。
図15に示す場合では、図14に示す場合よりも前記入力許容領域が拡大しており、第1高さHP(破線L01)の方が第2高さHX(実線L02)よりも高いので、第1高さHPが前記入力許容領域の上端位置となる。そして、全ての入力領域であるアイコン領域ICN1,ICN2及びスタイラス入力領域Ainをそれぞれの基準サイズで前記入力許容領域の範囲内に配置してもその入力許容領域の範囲内に収まるので、すなわち、複数の入力領域ICN1,ICN2,Ain全体よりも前記入力許容領域が大きいので、全ての入力領域ICN1,ICN2,Ainは前記入力許容領域内において基準サイズのまま配置される。
図16に示す場合では、図15に示す場合よりも前記画面角度θgが小さくなっており、上記画面角度θgが前記画面角度判定値θ1g以下である。そのため、前記入力許容領域は表示装置14の前記最大画像表示範囲とされる。従って、全ての入力領域ICN1,ICN2,Ainは何れも入力許容領域によって縮小されることはなく、それぞれの基準サイズで画像表示面18の範囲(最大画像表示範囲)内に配置される。
図17は、CPU80の制御作動の要部、すなわち、タッチパネル12の画面角度θgに応じて表示装置14に表示される表示内容が更新される制御作動を説明するためのフローチャートである。この図17に示す制御作動は、単独で或いは他の制御作動と並列的に実行される。例えば、図17のフローチャートは、画像表示機器10の電源がオンにされて画像表示機器10が起動された場合に開始される。また、図18は、図17のSA3にて実行される制御作動を説明するためのフローチャートである。
先ず、表示内容読込手段104に対応するステップ(以下、「ステップ」を省略する)SA1においては、表示装置14に表示させる表示内容が読み込まれる。
入力領域存在判断手段110に対応するSA2においては、SA1にて読み込まれた表示内容から、画像表示面18上に前記入力領域が存在するか否かが判断される。すなわち、その表示内容に前記入力領域が含まれているか否かが判断される。このSA2の判断が肯定された場合、すなわち、前記入力領域が存在する場合には、SA3へ移る。一方、このSA2の判断が否定された場合には、SA4へ移る。
SA3においては、前記入力領域の画像表示面18上の配置と大きさとが前記画面角度θgに応じて変更される。具体的には、図18のフローチャートが実行される。
図18のSB1においては、画面角度センサ48の信号から画面角度(画面表示角度)θgが検出される。このSB1は画面角度検出手段100に対応する。
入力許容領域決定手段112に対応するSB2においては、SB1で検出された画面角度θgに基づいて前記入力許容領域が決定される。具体的には、画面角度θgに基づいて算出された第1高さHP(図11参照)と予め定められた第2高さHX(図12参照)とのうち高い方の位置が前記入力許容領域の上端位置として設定される。但し、前記画面角度θgが前記画面角度判定値θ1g以下である場合には、前記入力許容領域の上端位置は画像表示面18の上端位置(上端32の位置)とされる。すなわち、その場合には上記入力許容領域は表示装置14の前記最大画像表示範囲とされる。
入力領域縮小判断手段114に対応するSB3においては、前記入力許容領域内に前記入力領域を収めるために入力領域を前記基準サイズから縮小する必要がないか否かが判断される。すなわち、前記入力許容領域が前記基準サイズの入力領域よりも大きいか否かが判断される。このSB3の判断が肯定された場合、すなわち、前記入力許容領域が前記基準サイズの入力領域よりも大きい場合には、SB7へ移る。一方、このSB3の判断が否定された場合には、SB4へ移る。
SB4においては、前記入力領域が前記入力許容領域内に収まるように前記基準サイズから縮小される。その縮小の際、前記読み込まれた表示内容に前記非入力表示領域が含まれている場合には、その非入力表示領域の範囲外において上記入力領域が縮小される。なお、このSB4では未だ、入力領域の大きさは確定していない。
SB5においては、SB4にて縮小された入力領域が前記最小サイズよりも小さくなるか否かが判断される。例えば、図17のSA1にて読み込まれた前記表示内容に含まれる入力領域が複数存在する場合には、上記縮小された入力領域が前記最小サイズよりも小さくなることがある。このSB5の判断が肯定された場合、すなわち、前記入力領域が前記最小サイズよりも小さくなる場合には、SB6へ移る。一方、このSB5の判断が否定された場合には、入力領域の大きさがSB4にて縮小された大きさに確定し、SB7へ移る。
SB6においては、前記入力領域が、SB4にて縮小された大きさではなく例えば前記最小サイズで前記入力許容領域内において可能なだけ配置され決定される。そのとき、配置できない入力領域が発生するので、その配置されなかった入力領域と配置された入力領域とを相互に配置交換可能な表示設定が行われる。具体的には、上記最小サイズで配置された入力領域ともに、前記並替ボタン領域も前記入力許容領域内に配置される(図13参照)。なお、前記読み込まれた表示内容に前記非入力表示領域が含まれている場合には、その非入力表示領域が画像表示面18の範囲内で確保された上で、その非入力表示領域の範囲外において上記入力領域が配置される。これは後述のSB7でも同様である。
SB7においては、前記入力領域が前記入力許容領域内において配置され決定される。このSB7では、SB6とは異なり、前記並替ボタン領域は配置されない。具体的に、このSB7では、前記SB3の判断が肯定されてSB7に至った場合には、前記入力領域の大きさは縮小されずに前記基準サイズのままとされる一方で、前記SB5の判断が否定されてSB7に至った場合には、前記入力領域の大きさは前記SB4にて縮小された大きさとされる。なお、SB4〜SB7は入力領域決定手段106に対応する。
図17に戻り、画面表示手段108に対応するSA4においては、図18のSB6またはSB7にて決定された前記入力領域たとえば縮小された入力領域に対応する画像が表示装置14に表示される。また、前記SA1にて読み込まれた前記表示内容に前記非入力表示領域が含まれていれば、前記入力領域に対応する画像とともに、上記非入力表示領域に対応する画像も表示装置14に表示される。
SA5においては、画像表示機器10の使用が終了するか否かが判断される。例えば、画像表示機器10の電源をオフにする操作がなされた場合には、画像表示機器10の使用が終了する。このSA5の判断が肯定された場合、すなわち、画像表示機器10の使用が終了する場合には、本フローチャートは終了する。一方、このSA5の判断が否定された場合には、SA6へ移る。
表示内容更新判断手段102に対応するSA6においては、表示装置14に表示されている表示内容の更新が行われるか否かが判断される。このSA6の判断が肯定された場合、すなわち、上記表示内容の更新が行われる場合には、SA1に移る。一方、このSA6の判断が否定された場合には、SA7へ移る。
画面角度検出手段100に対応するSA7においては、画面角度センサ48の信号から画面角度θgの変更が行われたか否かが判断される。このSA7の判断が肯定された場合、すなわち、画面角度θgの変更が行われた場合には、SA2に移る。一方、このSA7の判断が否定された場合には、SA5へ移る。
本実施例によれば、画面角度検出手段100は前記画面角度θgを検出し、入力領域決定手段106は、画面角度検出手段100により検出された画面角度θgに基づいて前記入力許容領域を決定するとともに、前記入力領域をその入力許容領域内において決定する。従って、画像表示面18上においてスタイラスペン(入力操作子)28による接触箇所が上記画面角度θgに応じて制限され、タッチパネル12に対する入力操作により画像表示機器10の姿勢が変化することを抑えることが可能である。その結果として、例えば、画像表示機器10の姿勢変化による誤入力が発生し難くなる。
また、本実施例によれば、入力領域決定手段106は、前記入力領域の上端位置を、予め定められた下限位置(第2高さHX)を下限として画面角度θgが小さいほど高くする。従って、このようにすれば、タッチパネル12に対する入力操作による画像表示機器10の姿勢変化は前記画面角度θgが小さいほど生じ難くなるので、上記姿勢変化を抑えつつ、前記入力領域を広く確保してタッチパネル12に対する入力操作を行い易くすることができる。また、前記下限位置(第2高さHX)が定められているので、前記入力領域がタッチパネル12に対する入力操作を行う上で狭くなり過ぎることを回避できる。
また、本実施例によれば、入力領域決定手段106は、前記画面角度θgが予め定められた前記画面角度判定値θ1g以下である場合には前記入力許容領域の上端位置を画像表示面18の上端位置(上端32の位置)とする。従って、上記画面角度θgが小さくされて、例えば、タッチパネル12に対する入力操作の際にスタイラスペン28による接触箇所が画像表示面18の何れであっても画像表示機器10の姿勢変化が生じ難いような場合には、前記入力領域が最大限広く確保される。その結果として、タッチパネル12に対する入力操作の際の操作性を向上させることができる。
また、本実施例によれば、タッチパネル支持部22は、タッチパネル12を備える本体部20と前記画面角度θgに応じた角度で接続されることによりそのタッチパネル12を支持するものであり、入力領域決定手段106は、前記画面角度θgの予め定められた調節範囲内での最大時に本体部20のタッチパネル支持部22との接続部42が示す高さHX以上に、前記入力許容領域の上端位置を設定する。従って、タッチパネル12に対する入力操作により画像表示機器10の姿勢が変化することを適度に抑えることが可能である。
また、本実施例によれば、入力領域決定手段106は、前記画面角度θgが小さいほど高く設定される第1高さHPと予め定められた第2高さHXとのうち高い方を前記入力許容領域の上端位置とする。例えば、入力領域決定手段106は、タッチパネル支持部22のタッチパネル12から遠い側の先端(他端44)が載置面8に接触する接触点(支持点)を求め、その接触点を通る画像表示面18の垂線とその画像表示面18との交点P01(図11参照)が示す高さを第1高さHPとする。従って、前記画面角度θgを検出することにより、タッチパネル12に対する入力操作を困難にするほど前記入力領域が縮小されるのを避けつつ、タッチパネル12に対する入力操作により画像表示機器10の姿勢が変化することを抑えることが可能である。
続いて、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説明において実施例相互に共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
前述の実施例1では、前記入力領域は画像表示機器10のCPU80によって決定されていたが、本実施例では、サーバ200が画像表示機器10と相互に情報通信可能に接続されており、そのサーバ200が上記入力領域を決定し、画像表示機器10の表示装置14にその入力領域に対応する画像を表示させる。以下、実施例1と異なる点を主として説明する。
図19は、本発明の画像表示機器制御システム198の概要を表わす図である。図19において画像表示機器制御システム198は、画像表示機器制御システム198の端末装置(端末)に相当する画像表示機器10と、その画像表示機器10と例えば通信ケーブル202で接続されるなどにより情報通信可能とされたサーバ200とを含んで構成されている。そのサーバ200は、例えば、CPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、サーバ200のCPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより、必要な演算などを実行するようになっている。
図20は、サーバ200に備えられた制御機能の要部を説明するための機能ブロック線図である。また、図21は、本実施例の画像表示機器10に備えられた制御機能の要部を説明するための機能ブロック線図である。
図20及び図21に示すように、画像表示機器10は、実施例1で説明した画面角度検出手段100と表示内容更新判断手段102と画面表示手段108とを備えており、サーバ200は、表示内容読込手段104と入力領域決定手段106とを備えている。更に、画像表示機器10は、通信ケーブル202により接続されたサーバ200と情報通信を行なうための通信インタフェース204を備えており、また、サーバ200は、通信ケーブル202により接続された画像表示機器10と情報通信を行なうための通信インタフェース206を備えている。
画面角度検出手段100、表示内容更新判断手段102、画面表示手段108、表示内容読込手段104、及び入力領域決定手段106は何れも、実施例1のそれらと同一の機能であるので、実施例1と同様にして前記入力領域は決定されるが、画像表示機器10がブラウザとして機能する場合を例に、上記入力領域がどのように決定されるかを図22〜図25を用いて具体的に説明する。
図22〜図25は、画像表示機器10がサーバ200から2つのリンクがあることを受信しており、1つの前記スタイラス入力領域である文字入力領域と、2つのリンク領域と、サーバ200から受信された文字等の情報が表示される前記非入力表示領域であるブラウザ表示領域とが、表示装置14に表示される表示内容に含まれる場合を例として、それぞれの画面角度θgで決定される入力領域の具体例を示した図である。上記文字入力領域およびリンク領域は前記入力領域の一種である。上記リンク領域とは、リンク先を示す文字や画像等が表示されるとともに、そのリンク領域内でのスタイラスペン28の接触によって上記リンク先の情報に従った表示内容に切り替えるための領域である。
図22〜図25は、実施例1の図13〜図16と対応しており、その図13〜図16と同様に、図22から図25に向けて順に、画面角度θgは小さくなっている。また、図22〜図25において、破線L01は前記第1高さHP(図11参照)を示しており、実線L02は前記第2高さHX(図12参照)を示している。また、「LK1,LK2」は前記リンク領域を示しており、「A1in」は前記文字入力領域を示しており、「A2br」は前記ブラウザ表示領域を示しており、「BNc」は実施例1と同様に前記並替ボタン領域を示している。なお、図22〜図25において、何れの図でも前記ブラウザ表示領域は同一である。また、前記基準サイズの前記文字入力領域の上端位置は前記第2高さHXよりも低いので、その文字入力領域は基準サイズのままであり縮小されず、何れの図でも同一である。従って、前記リンク領域の決定について以下に説明する。なお、図22〜図25において、(a)図は(b)図において左水平方向から見た左側視図である。
図22に示す場合では、実施例1の図13と同様に、前記第2高さHX(実線L02)の方が前記第1高さHP(破線L01)よりも高いので、第2高さHXが前記入力許容領域の上端位置となる。そして、その入力許容領域内に入力領域(リンク領域LK1,LK2)が収まるようにその入力領域を縮小するとそのリンク領域LK1,LK2に対し予め定められている前記最小サイズよりも小さくなるので、一方のリンク領域LK1が例えば最小サイズに縮小されて前記入力許容領域内に配置される。それとともに、前記並替ボタン領域BNcも上記入力許容領域内に配置される。
図23に示す場合では、図22に示す場合よりも前記入力許容領域が拡大しており、実施例1の図14と同様に、第1高さHP(破線L01)の方が第2高さHX(実線L02)よりも高いので、第1高さHPが前記入力許容領域の上端位置となる。そして、入力領域(リンク領域LK1,LK2)は、上記入力許容領域内に収まるように前記基準サイズから縮小して配置される。なお、この図23に示す場合では、上記入力許容領域内に入力領域(リンク領域LK1,LK2)が収まるようにその入力領域を縮小してもそのリンク領域LK1,LK2は前記最小サイズよりも小さくはならない。従って、前記並替ボタン領域BNcは上記入力許容領域内に配置されない。
図24に示す場合では、図23に示す場合よりも前記入力許容領域が拡大しており、実施例1の図15と同様に、第1高さHP(破線L01)の方が第2高さHX(実線L02)よりも高いので、第1高さHPが前記入力許容領域の上端位置となる。そして、リンク領域LK1,LK2をそれぞれの基準サイズで前記入力許容領域の範囲内に配置してもその入力許容領域の範囲内に収まるので、そのリンク領域LK1,LK2は前記入力許容領域内において基準サイズのまま配置される。
図25に示す場合では、図24に示す場合よりも前記画面角度θgが小さくなっており、実施例1の図16と同様に、上記画面角度θgが前記画面角度判定値θ1g以下である。そのため、前記入力許容領域は表示装置14の前記最大画像表示範囲とされる。従って、リンク領域LK1,LK2は何れも入力許容領域によって縮小されることはなく、それぞれの基準サイズで画像表示面18の範囲(最大画像表示範囲)内に配置される。
図26は、画像表示機器制御システム198の制御作動の要部、すなわち、タッチパネル12の画面角度θgに応じて画像表示機器10に表示される表示内容が更新される制御作動を説明するためのフローチャートである。また、図27は、図26のSC10にて実行される制御作動を説明するためのフローチャートである。図26及び図27については、画像表示機器10がブラウザとして機能する場合を例として説明する。
例えば、端末装置である画像表示機器10の電源がオンにされるとSC1が実行される。そのSC1においては、サーバ200との通信接続のための専用ブラウザが起動する。そして、画像表示面18の範囲内に予め定められた表示領域が取得される。例えば、その表示領域として前記リンク領域等が確保されてそのリンク領域内でスタイラスペン28を接触させることでサーバ200にアクセスする。
SC2においては、図18のSB1と同様に、画面角度センサ48の信号から画面角度θgが検出される。このSC2は画面角度検出手段100に対応する。
通信インタフェース204などに対応するSC3においては、サーバ200へアクセスする。すなわち、サーバ200に対して画像表示機器10から情報が送信される。例えば、前記リンク領域内でスタイラスペン28が接触される等された場合にはそのリンク領域に対応したリンク先を指定する情報がサーバ200へ送信される。また、前記SC2にて検出された画面角度θgがサーバ200へ送信される。
SC4においては、サーバ200を終了するか否かが判断される。例えば、サーバ200の電源をオフにする操作がなされた場合には、サーバ200は終了する。このSC4の判断が肯定された場合には、サーバ200は電源がオフにされ終了する。一方、このSC4の判断が否定された場合、すなわち、サーバ200を終了しない場合にはSC5へ移る。
SC5においては、画像表示機器(端末)10からのアクセスがあるか否かが判断される。言い換えれば、画像表示機器10から情報が送信されたか否かが判断される。このSC5の判断が肯定された場合、すなわち、画像表示機器(端末)10からのアクセスがある場合には、SC6へ移る。一方、このSC5の判断が否定された場合には、SC4へ移る。
SC6においては、画像表示機器10からサーバ200へ送信された情報が読み込まれる。
表示内容読込手段104に対応するSC7においては、画像表示機器(端末)10へ出力する情報(出力情報)が設定される。例えば、前記SC6にて読み込まれた情報がリンク先を指定する情報であれば、そのリンク先に対応した表示装置14に表示させる表示内容(出力情報)が読み込まれる。すなわち、SC7では、図17のSA1と同様のことが行われる。
入力領域存在判断手段110に対応するSC8においては、図17のSA2と同様であり、SC7にて設定された画像表示機器(端末)10への出力情報から、画像表示面18上に前記入力領域が存在するか否かが判断される。すなわち、その出力情報に前記入力領域が含まれているか否かが判断される。このSC8の判断が肯定された場合、すなわち、前記入力領域が存在する場合には、SC9へ移る。一方、このSC8の判断が否定された場合には、SC11へ移る。
入力領域決定手段106に対応するSC9においては、前記ブラウザ表示領域外に前記入力領域を配置するために、前記SC7の出力情報等に基づいてブラウザ表示領域が画像表示面18の範囲内に確保される。
SC10においては、前記入力領域の画像表示面18上の配置と大きさとが前記画面角度θgに応じて変更される。具体的には、図27のフローチャートが実行される。なお、図27のSD1〜SD6はそれぞれ図18のSB2〜SB7と同一である。そのため、SD1〜SD6の説明は省略する。
通信インタフェース206などに対応するSC11においては、画像表示機器(端末)10に情報が発信される。例えば、前記SC10で決定された前記入力領域に関する情報(位置、大きさ、表示画像等)、及び、前記SC7にて読み込まれた前記表示内容(出力情報)に含まれる前記ブラウザ表示領域に関する情報(位置、大きさ、表示画像等)等が画像表示機器(端末)10に発信される。
SC12においては、前記SC3にてサーバ200へのアクセスが実行されてから予め定められた一定時間内にサーバ200からの情報の送信があったか否かが判断される。上記一定時間は、サーバ200と画像表示機器10との間の通信経路の故障を判断するために実験的に定められた時間である。このSC12の判断が肯定された場合、すなわち、サーバ200からの情報の送信があった場合には、SC14へ移る。一方、このSC12の判断が否定された場合には上記通信経路が故障していると考えられるので、SC13において、そのための対応がなされる。例えば、通信エラーを示すメッセージを表示装置14に表示させる。
画面表示手段108に対応するSC14においては、前記SC11にてサーバ200から発信された情報に従って、その情報に含まれる画像等が表示装置14に表示される。例えば、図27のSD5またはSD6にて決定された前記入力領域に対応する画像が表示装置14に表示される。また、上記情報に前記ブラウザ表示領域(非入力表示領域)が含まれていれば、前記入力領域に対応する画像とともに、上記ブラウザ表示領域に対応する画像も表示装置14に表示される。すなわち、SC14では、図17のSA4と同様のことが行われる。
SC15においては、画像表示機器10の使用を終了するか否か、すなわち、ブラウザ機能を終了するか否かが判断される。例えば、画像表示機器10の電源をオフにする操作がなされた場合には、画像表示機器10の使用が終了する。このSC15の判断が肯定された場合、すなわち、画像表示機器10の使用を終了する場合には、画像表示機器10は電源がオフにされ終了する。一方、このSC15の判断が否定された場合には、SC16へ移る。
画面角度検出手段100に対応するSC16においては、図17のSA7と同様に、画面角度θgの変更(調整)が行われたか否かが判断される。このSC16の判断が肯定された場合、すなわち、画面角度θgの変更が行われた場合には、SC2に移る。一方、このSC16の判断が否定された場合には、SC17へ移る。
表示内容更新判断手段102に対応するSC17においては、図17のSA6と同様に、表示装置14に表示されている表示内容の更新が行われるか否かが判断される。すなわち、画像表示機器10はブラウザとして機能しているので、ブラウザの内容が更新されるか否かが判断される。このSC17の判断が肯定された場合、すなわち、上記表示内容の更新が行われる場合には、SC3に移る。一方、このSC17の判断が否定された場合には、SC15へ移る。
本実施例によれば、タッチパネル12とタッチパネル支持部22とを有する画像表示機器10は、前記画面角度θgを検出する画面角度検出手段100を有しており、サーバ200は、その画面角度検出手段100により検出されたその画面角度θgに基づいて前記入力許容領域を決定するとともに、前記入力領域をその入力許容領域内において決定する入力領域決定手段106を有し且つその決定された入力領域に基づく画像をタッチパネル12(表示装置14)に表示させるので、前述の実施例1と同様の効果を有する。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、さらに別の態様においても実施される。
たとえば、前述の実施例1においては、本体部20にメニューボタン26が設けられているが、このメニューボタン26は無くてもよい。
また、前述の実施例1,2のフローチャート(図17,図18,図26,図27)では、画面角度θgが変更された場合、または表示装置14に表示されている表示内容の更新が行われる場合に、画面角度θgに基づいて前記入力領域が決定されるが、例えばその入力領域が逐次決定される制御も考え得る。
また、前述の実施例1,2においては、タッチパネル12に対する入力操作子としてスタイラスペン28が示されているが、その入力操作子は利用者自身の指でもよい。
また、前述の実施例1,2のタッチパネル12においては、スタイラスペン28の画像表示面18への接触が検出されるが、その接触の検出方式によっては、スタイラスペン28が画像表示面18へ接触する間際まで接近した場合に、スタイラスペン28が画像表示面18へ接触したものと認識されるものもあるので、そのような場合には、上記のスタイラスペン28が画像表示面18へ接触する間際までの接近が、上記スタイラスペン28の画像表示面18への接触に含まれるものとする。
8:載置面
10:画像表示機器
12:タッチパネル
18:画像表示面
20:本体部
22:タッチパネル支持部
28:スタイラスペン(入力操作子)
42:接続部
71:第1タッチパネル支持部(タッチパネル支持部)
78:第2タッチパネル支持部(タッチパネル支持部)
80:CPU(制御装置)
100:画面角度検出手段
106:入力領域決定手段
198:画像表示機器制御システム
200:サーバ

Claims (5)

  1. 画像を表示するとともに利用者が操作する入力操作子が画像表示面へ接触したことを検出するタッチパネルと、該画像表示面が載置面に対してなす画面角度を固定し且つ該タッチパネルを支持するタッチパネル支持部とを備えた画像表示機器の制御装置であって、
    前記画面角度を検出する画面角度検出手段と、
    該画面角度検出手段により検出された該画面角度に基づいて前記画像表示面の範囲内で前記入力操作子による入力を受け付ける入力領域を設定可能な入力許容領域を決定するとともに、該入力領域を該入力許容領域内において決定する入力領域決定手段と
    を、含むことを特徴とする画像表示機器の制御装置。
  2. 前記入力領域決定手段は、前記入力領域の上端位置を、予め定められた下限位置を下限として前記画面角度が小さいほど高くする
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示機器の制御装置。
  3. 前記入力領域決定手段は、前記画面角度が予め定められた画面角度判定値以下である場合には前記入力許容領域の上端位置を前記画像表示面の上端位置とする
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示機器の制御装置。
  4. 前記タッチパネル支持部は、前記タッチパネルを備える本体部と前記画面角度に応じた角度で接続され、且つ前記載置面と接触することにより該タッチパネルを支持するものであり、
    前記入力領域決定手段は、前記本体部の前記タッチパネル支持部との接続部が前記画面角度の最大時に示す高さ以上に、前記入力許容領域の上端位置を設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像表示機器の制御装置。
  5. 画像を表示するとともに利用者が操作する入力操作子が画像表示面へ接触したことを検出するタッチパネルと、該画像表示面が載置面に対してなす画面角度を固定し且つ該タッチパネルを支持するタッチパネル支持部とを有する画像表示機器に対し、前記画像表示面の範囲内で前記入力操作子による入力を受け付ける入力領域を決定するための画像表示機器制御システムであって、
    前記画像表示機器は前記画面角度を検出する画面角度検出手段を有するとともに、
    該画面角度検出手段により検出された該画面角度に基づいて前記入力領域を設定可能な入力許容領域を決定するとともに、該入力領域を該入力許容領域内において決定する入力領域決定手段を有し且つ該決定された入力領域に基づく画像を前記タッチパネルに表示させるサーバを備える
    ことを特徴とする画像表示機器制御システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011242416A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Nikon Corp 電子機器
JP2014106721A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Toshiba Corp 電子機器
JP2015043233A (ja) * 2014-10-27 2015-03-05 株式会社ニコン 表示装置、プログラム及び表示方法

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