JP2011154344A - 走査型画像表示装置、携帯電話、携帯型情報処理装置、携帯型撮影装置 - Google Patents

走査型画像表示装置、携帯電話、携帯型情報処理装置、携帯型撮影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011154344A
JP2011154344A JP2010238200A JP2010238200A JP2011154344A JP 2011154344 A JP2011154344 A JP 2011154344A JP 2010238200 A JP2010238200 A JP 2010238200A JP 2010238200 A JP2010238200 A JP 2010238200A JP 2011154344 A JP2011154344 A JP 2011154344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning
image display
deflection mirror
mirror
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010238200A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5652124B2 (ja
Inventor
Ikuo Maeda
育夫 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010238200A priority Critical patent/JP5652124B2/ja
Priority to US12/958,056 priority patent/US8432595B2/en
Priority to EP10196019.3A priority patent/EP2339855B1/en
Priority to CN201010623683.8A priority patent/CN102109675B/zh
Publication of JP2011154344A publication Critical patent/JP2011154344A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5652124B2 publication Critical patent/JP5652124B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3129Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] scanning a light beam on the display screen

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

【課題】偏向ミラー部分の厚みを半分程度に減じることにより薄型化を達成し、携帯電話等への搭載の可能性を大きく進めることができる走査型画像表示装置を実現する。
【解決手段】ビーム供給部10から出射されたビームをビーム走査部11の偏向ミラーで偏向走査して被投射面に投射し画像情報に対応してビームの光強度を制御することにより画像を形成する走査型画像表示装置において、偏向ミラーのミラー部12Mが形成された基板12の平面を、ビーム供給部から出射されるビームの光軸と平行あるいは略平行に配置すると共に、偏向ミラーの前段に、ビーム供給部から出射されるビームを偏向ミラーの方向へ偏向してミラー部に斜め入射させる少なくとも1面の反射面を有する光学素子13を設け、かつ光学素子の反射面は、偏向ミラーで偏向走査された走査光がかからない位置に配置した。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクタ、携帯型プロジェクタ等に応用される走査型画像表示装置に関し、特にレーザビームを微小な偏向ミラーで走査して被投射面に画像を表示する超小型な走査型画像表示装置に関する。さらに本発明は、その走査型画像表示装置を搭載した携帯電話、携帯型情報処理装置(ノートパソコン、ミニノートパソン、モバイルパソコン等)、携帯型撮影装置(デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ)に関する。
近年、レーザビームを微小な偏向ミラーで上下左右に振って偏向走査し、同時にレーザの発光パワーをコントロールすることにより画像を表示する、小型な走査型画像表示装置(所謂レーザプロジェクタ)の開発が盛んである。このレーザプロジェクタは、従来の光源と画像表示パネルと投射レンズを備えるプロジェクタに比べて極めて小さなサイズでできるため、携帯電話や携帯型情報処理装置(ノートパソコン、ミニノートパソン、モバイルパソコン等)、携帯型撮影装置(デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ)等への搭載が期待されている。
しかしながら、小さいとは言っても、実際に搭載しようとすると、その大きさはまだまだ大きく(現状ではOPTモジュール4〜6CC程度)、特に携帯電話に載せようとするとその厚み(現状で7mm程度)が大きな障害になっている。
<従来技術とその問題点>
レーザプロジェクタの光路構成は様々な特許文献に示されている。
例えば特許文献1(特許第4174420号公報)の図14には、レーザプロジェクタの基本的な光路構成が示されている。この従来技術では、レーザ光源から出たビームは主走査方向の偏向をつかさどる第1のミラーと副走査方向の偏向をつかさどる第2のミラーを介してスクリーン上に投影され画像を形成する。ここではレーザは単色光源でありカラー化に対応していない。
特許文献2(特開2008−275930号公報)の図1では、偏向ミラーの前段でダイクロイックプリズムによる色合成が行なわれている。この従来技術では、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)の基本3原色の他にW(白色)も加えられているが、Wは必須ではない。また、RGBとWをダイクロイックプリズムで合成することはなかなか困難である。
特許文献3(特開2009−003429号公報)の図22には、色合成をXプリズムで行い、偏向ミラーも2次元タイプのものにした構成が示されている。この従来技術では、プリズムをXプリズムにしたことと、偏向ミラーを2次元タイプにしたことでかなりの小型化が達成されている。
特許文献4(特開2009−122455号公報)の図3には、RGの2色のレーザ光源を1CANに収めた構成が示されている。この従来技術では、3色のレーザ光源を別々のCANに収めたものよりも光路の短縮化が図れる。なお、同図中Gレーザは赤外レーザと二次高調波を発生させるSHGの組み合わせで得るようになっているが、これは現状ではプロジェクタ用途に適するG発振のLDが得られていないためであり、将来的にはGのLDに置き換わるものと考えられる。また偏向ミラーの後段に集光レンズが配してあるが、これは必須ではない。
特許文献5(特開2006−186243号公報)の図3には1CAN内にRGB3色のレーザ光源を収めた1CAN3LDタイプの光源を備えた構成が見られる。これは言ってみれば究極の小型化を目指したもので、一つの光源(1CAN3LD)、一つの集光レンズ(CL)、一つの2次元偏向ミラーのみからなっている。これは極めて簡易な構成ではあるが、1CAN3LD等、実現の難しい技術も含まれている。
このように、従来から様々な光路構成が考えられているが、共通していることは、偏向ミラーがビーム光軸に対して斜めに配されていることである。これはビームを反射させるのであたりまえのようではあるが、装置の薄型化ということを考えたときには、大きな障壁となる。
走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の小型化を考えたとき、特許文献1、2のように単一偏向の偏向ミラーを2つ備えることは著しく不利であり、小型化を狙ったレーザプロジェクタでは2次元駆動の偏向ミラーが用いられることは確実である。そこで2次元駆動の偏向ミラーについて見てみる。
図11に、2次元駆動偏向ミラーの原理的な構成例を示す。
偏向ミラー基板12上には、外側から順に、副走査動力発生部12d、副走査回転軸12b、主走査動力発生部12c、主走査回転軸12aがつながり、中央に偏向ミラー部12Mが配置されている。動力発生部は、電磁方式、ピエゾ方式等があるが、いずれにしろ、それなりの大きさの領域は必要であり、回転軸部12a,12bは、回転角度や回転速度にもよるが、やはりそれなりの長さが必要である。
光学的に必要なのは中央の偏向ミラー部12Mだけであるが、それを2次元に回転駆動するためには、偏向ミラー基板12は、偏向ミラー部12Mの数倍の大きさが必要である。偏向ミラーに求められる性能にもよるが、偏向ミラー基板12は、主走査方向に偏向ミラー部12Mの5倍程度、副走査方向に偏向ミラー部12Mの4倍程度は最低でも必要になる。このサイズが、走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)全体の厚みに大きく関与し、薄型化の障壁になっている。
レーザプロジェクタを薄くするためには、2次元駆動偏向ミラーを厚みを抑える方向に配したい。しかしながら、厚みを抑える方向に2次元駆動偏向ミラーを配置すると、2次元駆動偏向ミラーの反射面と、光源からのレーザビームの光軸が平行になってしまい、レーザビームが2次元駆動偏向ミラーの反射面に入っていかない。
そこで、レーザビームと反射面が平行な場合には、図16(a)]に示すようにビームスプリッタを用いるのが一般的である。ビームスプリッタを用いれば、図16(a)に示すようにビームスプリッタの分離面(45°面)でレーザビームを直角にまげて反射面に導き、反射後のレーザビームは分離面を透過させて取り出すことができる。
このようにビームスプリッタを用いる場合には、ビームスプリッタの分離面は透過と反射の両機能を備える必要があるため、簡易的にはハーフミラーでよいが、光量損失を嫌う場合には分離面を偏光分離膜とした所謂偏光ビームスプリッタが用いられる。この場合はλ/4板等を組み合わせて光路の往きと還りで偏光の状態を変える必要がある。
さて、このようなビームスプリッタを用いればビームを直角に曲げて2次元駆動偏向ミラーに導けるので、2次元駆動偏向ミラーを光軸と平行に配置することが可能となり、レーザプロジェクタの薄型化が可能になるように思われるが、実際にはうまく行かない。何故ならレーザプロジェクタでは2次元駆動偏向ミラーによってレーザビームが振られるためである。
図13(a)に示すように、レーザビームがミラーで振られない場合は、ビームスプリッタは、ビーム径+αの大きさで済むものが、レーザプロジェクタの場合は、ビームが振られることにより、図13(b)や同図(c)に示すように、2次元駆動偏向ミラーにより振られたレーザビームが全てビームスプリッタ内に納まるような大きさにする必要があり、横幅ばかりでなく厚み方向にもサイズが大きく広がってしまう。したがって、ビームスプリッタを用いてもレーザプロジェクタの厚みは薄くできない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、従来技術の問題を解決するために、偏向ミラー部分の厚みを半分程度に減じることにより薄型化を達成し、携帯電話等への搭載の可能性を大きく進めることができる走査型画像表示装置を提供することを目的とする。
さらに本発明では、その薄型の走査型画像表示装置を搭載した携帯電話、携帯型情報処理装置、携帯型撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では以下のような解決手段を採っている。
本発明の第1の解決手段は、レーザビームを出射するビーム供給部と、該ビーム供給部から出射されたレーザビームを主走査方向と副走査方向の2方向に偏向走査する微小な2次元駆動偏向ミラーを有するビーム走査部とを備え、前記ビーム供給部から出射されたレーザビームを、前記ビーム走査部の前記2次元駆動偏向ミラーで偏向走査して被投射面に投射し、画像情報に対応してレーザビームの光強度を制御することにより画像を形成する走査型画像表示装置において、前記2次元駆動偏向ミラーのミラー部が形成された基板平面を、前記ビーム供給部から出射されるレーザビームの光軸と平行あるいは略平行に配置すると共に、前記2次元駆動偏向ミラーの前段に、前記ビーム供給部から出射されるレーザビームを前記2次元駆動偏向ミラーの方向へ偏向してミラー部に斜め入射させる少なくとも1面の反射面を有する光学素子を設け、かつ前記光学素子の反射面は、前記2次元駆動偏向ミラーで偏向走査された走査光がかからない位置に配置した(請求項1)。
本発明の第2の解決手段は、第1の解決手段の走査型画像表示装置において、前記ビーム供給部は、少なくとも1つのレーザ光源と、少なくとも1つのカップリングレンズを有する光学系により構成され、前記レーザ光源より発光したレーザビームを前記光学系により略平行なレーザビームとして出射することを特徴とする(請求項2)。
本発明の第3の解決手段は、第1または第2の解決手段の走査型画像表示装置において、前記2次元駆動偏向ミラーの前段に配置される光学素子は、平面ミラーであることを特徴とする(請求項3)。
また、本発明の第4の解決手段は、第1または第2の解決手段の走査型画像表示装置において、前記2次元駆動偏向ミラーの前段に配置される光学素子は、三角プリズムであることを特徴とする(請求項4)。
本発明の第5の解決手段は、第1または第2の解決手段の走査型画像表示装置において、前記2次元駆動偏向ミラーの後段に、該2次元駆動偏向ミラーによるレーザビームの偏向をさらに増大させるような曲面を備えた光学素子を配置したことを特徴とする(請求項5)。
また、本発明の第6の解決手段は、第5の解決手段の走査型画像表示装置において、前記2次元駆動偏向ミラーの前段の反射面と、前記2次元駆動偏向ミラーの後段の曲面とが、一つの光学素子に一体的に形成されるようにしたことを特徴とする(請求項6)。
本発明の第7の解決手段は、携帯電話であって、第1〜第6のいずれか一つの解決手段の走査型画像表示装置を搭載したことを特徴とする(請求項7)。
また、本発明の第9の解決手段は、携帯型情報処理装置であって、第1〜第6のいずれか一つの解決手段の走査型画像表示装置を搭載したことを特徴とする(請求項8)。
また、本発明の第9の解決手段は、携帯型撮影装置であって、第1〜第6のいずれか一つの解決手段の走査型画像表示装置を搭載したことを特徴とする(請求項9)。
本発明の走査型画像表示装置では、2次元駆動偏向ミラーのミラー部が形成された基板平面を、ビーム供給部から出射されるレーザビームの光軸と平行あるいは略平行に配置すると共に、前記2次元駆動偏向ミラーの前段に、ビーム供給部から出射されるレーザビームを2次元駆動偏向ミラーの方向へ偏向してミラー部に斜め入射させる少なくとも1面の反射面を有する光学素子を設け、かつ光学素子の反射面は、2次元駆動偏向ミラーで偏向走査された走査光がかからない位置に配置したことにより、2次元駆動偏向ミラーで偏向走査された走査光が光学素子の反射面に戻らないようにすることができ、かつ走査型画像表示装置全体の厚みを薄くすることが可能となり、極めて薄い走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)を実現することができる。
そして、この薄型の走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)は、薄いがゆえに当然容積も減るので、携帯電話のカバー部や本体への搭載が容易になる。
また、この薄型の走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)は、携帯型情報処理装置(ノートパソコン、ミニノートパソン、モバイルパソコン等)、携帯型撮影装置(デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ)などへの搭載も容易である。
本発明に係る走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の基本的な一実施例を示す図であり、(a)は走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の上面図であり、(b)は走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の側面図である。 本発明の別の実施例を示す走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の側面図である。 本発明の別の実施例を示す走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の側面図である。 本発明の別の実施例を示す走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の側面図である。 本発明の別の実施例を示す走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の側面図である。 本発明の別の実施例を示す走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の側面図である。 本発明の別の実施例を示す走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の側面図である。 本発明の別の実施例を示す走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の側面図である。 本発明の別の実施例を示す走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の側面図である。 本発明の走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)に用いる半導体レーザのCAN形状の例を示す図である。 2次元駆動偏向ミラーの原理的な構成例を示す平面図である。 本発明の走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)を携帯電話のカバーの外壁に設置した例を示す図である。 本発明の走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)を携帯電話のカバーの内壁に設置した例を示す図である。 本発明の走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)を携帯電話の本体側に設置した例を示す図である。 (a)は本発明の走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)を携帯電話の本体側に設置し、サイド方向に投射するように構成した例を示す図であり、(b)は、本発明の走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)を携帯電話の本体内に設置し、使用時のみ本体から引き出すように構成した例を示す図である。 レーザビームの光軸に対して平行に配置されたミラーまたは偏向ミラーに対して、従来のビームスプリッタを用いてレーザビームを入射させた場合の説明図である。
本発明の走査型画像表示装置では、2次元駆動偏向ミラーのミラー部が形成された基板平面を、ビーム供給部から出射されるレーザビームの光軸と平行あるいは略平行に配置すると共に、2次元駆動偏向ミラーの前段に、ビーム供給部から出射されるレーザビームを2次元駆動偏向ミラーの方向へ偏向してミラー部に斜め入射させる少なくとも1面の反射面を有する光学素子を設け、かつ光学素子の反射面は、2次元駆動偏向ミラーで偏向走査された走査光がかからない位置に配置した構成としたものであり、これにより、2次元駆動偏向ミラーで偏向走査された走査光が光学素子の反射面に戻らないようにし、かつ走査型画像表示装置全体の厚みを薄くして、極めて薄い走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)を実現するものである。
以下、本発明の実施形態について、図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
図1は本発明に係る走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の基本的な一実施例を示す図であり、(a)は走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の上面図であり、(b)は走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の側面図である。
図1(a),(b)において、走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)は、光源及び光学系を有しレーザビームを出射するビーム供給部10(図の左側の破線で囲まれた部分)と、該ビーム供給部10から出射されたレーザビームを主走査方向と副走査方向の2方向に偏向走査する微小な2次元駆動偏向ミラーを有するビーム走査部11(図の右側の破線の外の部分)とを備え、ビーム供給部10とビーム走査部11はハウジング14内に収納されている。そして、ビーム供給部10から出射されたレーザビームを、ビーム走査部11の2次元駆動偏向ミラー部12Mで偏向走査して被投射面(図示せず)に投射し、画像情報に対応してレーザビームの光強度を制御することにより画像を形成する構成となっている。
より具体的に説明すると、ビーム供給部10は3個の半導体レーザ(LD)(一般的にはR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の光の3原色に対応する波長のLD)1,2,3と、各々のLDに対応したカップリングレンズ(CL)4,5,6と、ダイクロイックミラー7,8と、集光レンズ(DL)9により構成されている。
各波長の半導体レーザ(LD)1,2,3から放射されたレーザビームは各カップリングレンズ(CL)4,5,6で略平行ビーム化され、ダイクロイックミラー7,8により色合成され、集光レンズ(DL)9により図示しない被投射面(スクリーン等)上で適正なサイズのスポットを得るようなビームとなってビーム走査部11に送られる。
ビーム走査部11は、偏向ミラー部12Mが設けられたミラー基板12の平面が、ビーム供給部10からのレーザビームの光軸に平行(または略平行)になるように配置された2次元駆動偏向ミラーにより構成されており、その2次元駆動偏向ミラーの構造は図11と同様である。
この2次元駆動偏向ミラーは、ミラー基板12をMEMS(micro electro mechanical systems)プロセスによって加工することで、偏向ミラー部12M、主走査回転軸12a、副走査回転軸12b、主走査動力発生部12cの駆動梁、副走査動力発生部12dの駆動梁を一体で形成している。また、偏向ミラー部12Mは、シリコン(Si)基板の表面にアルミニウムなどの金属の薄膜を形成することによって反射面を形成している。主走査動力発生部12cや副走査動力発生部12dの駆動梁は平板状のユニモルフ構造となっており、駆動梁の片面に電磁方式、ピエゾ方式等の駆動源となる部材(例えば圧電部材等)が積層されている。
図1において、ビーム走査部11の2次元駆動偏向ミラーの前段(ビーム供給部10から出射されたレーザビームが入射する側)には、ビーム供給部10から出射されるレーザビームを2次元駆動偏向ミラーのミラー部12Mの方向へ偏向して斜め入射させる少なくとも1面の反射面を有する光学素子(図示の例では平面ミラー)13を設け、かつ光学素子13の反射面は、2次元駆動偏向ミラーのミラー部12Mで偏向走査された走査光がかからない位置に配置した構成としており、ビーム供給部10よりビーム走査部11に送られてきたレーザビームは、平面ミラー13により、偏向ミラー部12Mに対して斜め入射するように偏向され、偏向ミラー部12Mで主走査方向と副走査方向の2方向に2次元走査され、外部の図示しないスクリーン等の被投射面上に投射される。そして画像情報に対応してビーム供給部10のレーザビームの光強度を制御することにより、スクリーン等の被投射面上で画像を形成する。
上記の構成中、本発明の骨子はビーム走査部11の構成にあり、2次元駆動偏向ミラーの偏向ミラー部12Mが設けられた基板平面を、ビーム供給部10から供給されるレーザビームの光軸に平行に配置し、その前段に、ビーム供給部10から出射されるレーザビームを2次元駆動偏向ミラーのミラー部12Mの方向へ偏向して斜め入射させる少なくとも1面の反射面を有する光学素子(平面ミラー13)を設け、かつ平面ミラー13の反射面は、2次元駆動偏向ミラーのミラー部12Mで偏向走査された走査光がかからない位置に配置した構成としたことである。すなわち、この構成の場合、平面ミラー13の反射面は、該反射面で偏向されたレーザビームの偏向ミラー部12Mへの斜め入射角が略30°程度となるような角度で、かつ2次元駆動偏向ミラーのミラー部12Mによる偏向走査光の最大振れ角(振れ幅)の範囲にかからない位置に配置されている。これにより、2次元駆動偏向ミラーのミラー部12Mで偏向走査された走査光が平面ミラー13の反射面に戻ることがなく、反射面でビームが蹴られることがないので、ビーム供給部10からのレーザビームを効率よく投射でき、かつ走査型画像表示装置全体の厚みも薄くすることができる。
なお、ビーム供給部10は、図1の構成に限るものではなく、従来技術に見られた構成、あるいはそれらを組み合わせた構成、または更に別の構成のいずれでもよい。
[実施例2]
図2は本発明の別の実施例を示す走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の側面図である。なお、図中の破線で囲んだビーム供給部10の構成は実施例1と同様であるので、ここでは説明を省略する。
この実施例では、2次元駆動偏向ミラーの偏向ミラー部12Mが形成された基板12の平面を、ビーム供給部10から出射されるレーザビームの光軸と平行あるいは略平行に配置すると共に、2次元駆動偏向ミラーの前段(ビーム供給部から出射されたビームが入射する側)に、ビーム供給部10から出射されるレーザビームを2次元駆動偏向ミラーのミラー部12Mの方向へ偏向して斜め入射させる少なくとも1面の反射面を有する光学素子として三角プリズム15を設け、かつ三角プリズム15の2面の反射面は、2次元駆動偏向ミラーのミラー部12Mで偏向走査された走査光がかからない位置に配置した構成としたものである。また、この構成の場合も、三角プリズム15の2つの反射面は、該反射面で偏向されたレーザビームの偏向ミラー部12Mへの斜め入射角が略30°程度となるような角度で設定され、かつ2次元駆動偏向ミラーのミラー部12Mによる偏向走査光の最大振れ角(振れ幅)の範囲にかからない位置に配置されている。
この構成により、ビーム供給部10から送られてきたビームは、三角プリズム15の一面に垂直入射し、一つ目の反射面である斜めの面で全反射し、二つ目の反射面である下面(ミラー面)で反射し、斜めの面を垂直に抜けて2次元駆動偏向ミラーの偏向ミラー部12Mに達する。そして偏向ミラー部12Mで主走査方向と副走査方向の2方向に2次元走査され、外部の図示しないスクリーン等の被投射面上に投射され、画像情報に対応してビーム供給部10のレーザビームの光強度を制御することにより、スクリーン等の被投射面上で画像を形成する。
図2のように三角プリズム15を用いた構成は、図1の平面ミラー13を用いた構成と比べると、若干コスト高になるきらいはあるが、図3のごとく、2次元駆動偏向ミラーの後段(偏向ミラー部12Mで偏向されたビームの出射側)にレンズ等を配してビームを走査しようとする場合には有効な手段となる。
ここで、図3は、図2の構成における2次元駆動偏向ミラーの後段に、2次元駆動偏向ミラーの偏向ミラー部12Mによるレーザビームの偏向をさらに増大させるような曲面を備えた光学素子(例えば凹レンズ)16を配置した実施例である。
この凹レンズ16は偏向ミラー部12Mによるレーザビームの偏向角を拡大する作用をもち、同じ振れ角なら画像を大きくでき、逆に同じ大きさの画像を得ようとすれば偏向ミラー部12Mの触れ角が少なくて済むような効果を生む。
なお、図3は凹レンズ16を配置したものであるが、非球面レンズを配置して収差を減じる等、用途に応じて色々な光学素子を配置することができる。
[実施例3]
図4は本発明の別の実施例を示す走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の側面図である。なお、図中の破線で囲んだビーム供給部10の構成は実施例1と同様であるので、ここでは説明を省略する。
この実施例では、2次元駆動偏向ミラーの偏向ミラー部12Mが形成された基板12の平面を、ビーム供給部10から出射されるレーザビームの光軸と平行あるいは略平行に配置すると共に、2次元駆動偏向ミラーの前段(ビーム供給部から出射されたビームが入射する側)に、ビーム供給部10から出射されるレーザビームを2次元駆動偏向ミラーのミラー部12Mの方向へ偏向して斜め入射させる反射面を設け、該反射面は、2次元駆動偏向ミラーのミラー部12Mで偏向走査された走査光がかからない位置に配置し、かつ2次元駆動偏向ミラーの後段に、該2次元駆動偏向ミラーによるレーザビームの偏向をさらに増大させるような曲面を配置し、2次元駆動偏向ミラーの前段の反射面と、2次元駆動偏向ミラーの後段の曲面とが、一つの光学素子17に一体的に形成されるようにしたものである。
ここで、図4は光学素子としてプリズム17を用い、このプリズム17の1面を、図1の平面ミラーと同様の機能を持つ反射面にした実施例であり、ビーム供給部10からのビームはプリズム17に垂直入射し、反射面で反射して2次元駆動偏向ミラーの偏向ミラー部12Mに斜め入射する。そして偏向ミラー部12Mで主走査方向と副走査方向の2方向に2次元走査され、プリズム17を透過して外部の図示しないスクリーン等の被投射面上に投射され、画像情報に対応してビーム供給部10のレーザビームの光強度を制御することにより、スクリーン等の被投射面上で画像を形成する。
図4のプリズム17を用いた構成は、図1の平面ミラー13を用いた構成と比べると、若干コスト高になるきらいはあるが、図5〜図7に示す別の実施例のごとく、プリズムを加工して、反射面以外の面にパワーをもたせた光学素子18〜20とすることにより、一つのプリズムに様々な機能を持たせることが可能となる。
[実施例4]
図5は本発明の別の実施例を示す走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の側面図であり、ビーム走査部11のプリズム18の出射面に凹レンズ形状を構成したものである。この構成では、一つの光学素子に図3と同様の機能を持たせたものであり、偏向ミラー部12Mの偏向角の増大効果を狙ったものである。
図6は本発明の別の実施例を示す走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の側面図であり、ビーム走査部11のビーム供給部10からのビームが入射するプリズム19のビーム入射面に凸レンズ形状を構成したものである。この構成では、ビーム走査部11の光学素子(プリズム)19に集光機能を持たせたので、ビーム供給部10にあった集光レンズ(DL)9を廃することができる。
図7は本発明の別の実施例を示す走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)の側面図であり、図5と図6のプリズムの機能を合わせた構成の光学素子20になっている。
このように、プリズムの形状を加工して用いると、一つの光学素子に複合的に機能を持たせることが可能となる。
この他、2次元駆動偏向ミラーの前段に配する、反射面を備えた光学素子としては、図8のように、複数の平面ミラー13a,13bを組み合わせたものや、図9のような多角形形状のプリズム21等、様々なものが考えられるが、コスト面やサイズ面、性能面を考慮して最善のものを用いればよい。
いずれにしても、2次元駆動偏向ミラーの偏向ミラー部12Mが形成された基板12の平面を、ビーム供給部10から出射されるレーザビームの光軸と平行あるいは略平行に配置すると共に、2次元駆動偏向ミラーの前段に、ビーム供給部10から出射されるレーザビームを2次元駆動偏向ミラーの方向へ偏向して斜め入射させる少なくとも1面の反射面を有する光学素子を設け、かつ光学素子の反射面は、2次元駆動偏向ミラーで偏向走査された走査光がかからない位置に配置した構成とすることにより、2次元駆動偏向ミラーで偏向走査された走査光が光学素子の反射面に戻らないようにしてレーザビームの利用効率を向上でき、かつ走査型画像表示装置全体の厚みを薄くして、極めて薄い走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)を構成することができる。
また、その薄さの限界は「ビーム径+2次元駆動偏向ミラーの厚み+α」(αはハウジング14の壁やパーツの取付け代等)である。
但し、プロジェクタが薄くなってくると、光源である半導体レーザ(LD)のCAN径が厚みに対して支配的になってくるので、図10(a),(b)のごとく、LDのCAN形状を小判型形状にする等の処置が必要となってくる。
なお、2次元駆動偏向ミラーの偏向ミラー部12Mへのビームの入射角に関しては、概ね30°程度が構成しやすいが、これに限るものではなく、適宜な角度が採れる。
また、2次元駆動偏向ミラーの偏向ミラー部12Mが形成された基板12の平面を、ビーム供給部10から出射されるレーザビームの光軸と平行にする場合が最も薄くできるが、厚さの仕様が許せば、その範囲内で2次元駆動偏向ミラーの基板平面を傾けることは一向に差し支えない。
[実施例5]
次に本発明の薄型の走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)を搭載した機器の実施例について説明する。
図12〜15は、本発明の走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)を携帯電話へ搭載した様々な例を示している。
図12は、本発明のレーザプロジェクタ110を携帯電話100のカバー100bの外壁に設置した例である。
ここで、図12(a)は、レーザプロジェクタ110をカバー100bの外壁上部に設置し、ビーム投射部を上部側に位置させた例であり、同図(b)は、レーザプロジェクタ110をカバー100bの外壁上部に設置し、ビーム投射部を中央側に位置させた例であり、同図(c)は、レーザプロジェクタ110をカバー100bの外壁下部に設置し、ビーム投射部を中央側に位置させた例であり、同図(d)は、レーザプロジェクタ110をカバー100bの外壁下部に設置し、ビーム投射部を下部側に位置させた例である。
このように、レーザプロジェクタ110を携帯電話100のカバー100bの外壁に設置した場合、カバー110bの開閉角を変えることにより投射角度を自由に設定でき、図示のように画像表示範囲の大きさを自由に変えることができる。
図13は、本発明のレーザプロジェクタ110を携帯電話100のカバー100bの内壁に設置した例である。
ここで、図13(a)は、レーザプロジェクタ110をカバー100bの内壁上部に設置し、ビーム投射部を上部側に位置させた例であり、同図(b)は、レーザプロジェクタ110をカバー100bの内壁上部に設置し、ビーム投射部を中央側に位置させた例であり、同図(c)は、レーザプロジェクタ110をカバー100bの内壁下部に設置し、ビーム投射部を中央側に位置させた例であり、同図(d)は、レーザプロジェクタ110をカバー100bの内壁下部に設置し、ビーム投射部を下部側に位置させた例である。
このように、レーザプロジェクタ110を携帯電話100のカバー100bの内壁に設置した場合にも、カバー110bの開閉角を変えることにより投射角度を自由に設定でき、図示のように画像表示範囲の大きさを自由に変えることができる。
図14は、本発明のレーザプロジェクタ110を携帯電話100の本体100a側に設置した例である。
ここで、図14(a)は、携帯電話100のカバー100bを閉じた状態を示しているが、カバー100bを閉じたときは、カバー100bに設けた微小な窓100cを通して投射するようにすれば良く、また、カバー100bを135°以上開けば、カバーに干渉されずに投射することができる。また、同図(b)のように、レーザプロジェクタ110が本体100aとカバー100bを連結するヒンジ側に設置されている場合、カバー100bを90°以下の範囲で開いた状態では、投射するのに大きな窓100cが必要となるが、同図(c)のように、投射方向をカバー100bが開く方向と逆の方向にすれば、カバーに干渉されずに投射することができる。
図15(a)は、本発明のレーザプロジェクタ110を携帯電話100の本体100a側に設置し、サイド方向に投射するように構成した例である。このようにサイド方向に投射するようにすると、カバー100bを90°開いた状態でも干渉しない。
また、図15(b)は、本発明のレーザプロジェクタ110を携帯電話100の本体100a内に設置し、使用時のみ本体100aからレーザプロジェクタ110を引き出すように構成した例であり、このように本体100aからレーザプロジェクタ110を引き出して使用するようにすれば、カバー100bと干渉しにくくなる。
以上のように、本発明のレーザプロジェクタ110は極めて薄く形成できるので、携帯電話100の本体100aやカバー100bにも容易に搭載することができる。
また、本発明のレーザプロジェクタ110は、携帯電話と同等か、より大きな機器への搭載がもちろん可能であり、図示を省略するが、ノートパソコン、ミニノートパソン、モバイルパソコン等の携帯型情報処理装置や、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等の携帯型撮影装置などへの搭載も容易である。
1,2,3:半導体レーザ(LD)
4,5,6:カップリングレンズ(CL)
7,8:ダイクロイックミラー
9:集光レンズ(DL)
10:ビーム供給部
11:ビーム走査部
12:偏向ミラー基板
12a:主走査回転軸
12b:副走査回転軸
12c:主走査動力発生部
12d:副走査動力発生部
12M:偏向ミラー部
13:平面ミラー
14:ハウジング
15:三角プリズム
16:凹レンズ
17:プリズム
18,19,20:プリズムを加工した光学素子
100:携帯電話
100a:本体
100b:カバー
110:走査型画像表示装置(レーザプロジェクタ)
特許第4174420号 特開2008−275930 特開2009−003429 特開2009−122455 特開2006−186243

Claims (9)

  1. レーザビームを出射するビーム供給部と、該ビーム供給部から出射されたレーザビームを主走査方向と副走査方向の2方向に偏向走査する微小な2次元駆動偏向ミラーを有するビーム走査部とを備え、
    前記ビーム供給部から出射されたレーザビームを、前記ビーム走査部の前記2次元駆動偏向ミラーで偏向走査して被投射面に投射し、画像情報に対応してレーザビームの光強度を制御することにより画像を形成する走査型画像表示装置において、
    前記2次元駆動偏向ミラーのミラー部が形成された基板平面を、前記ビーム供給部から出射されるレーザビームの光軸と平行あるいは略平行に配置すると共に、前記2次元駆動偏向ミラーの前段に、前記ビーム供給部から出射されるレーザビームを前記2次元駆動偏向ミラーの方向へ偏向してミラー部に斜め入射させる少なくとも1面の反射面を有する光学素子を設け、かつ前記光学素子の反射面は、前記2次元駆動偏向ミラーで偏向走査された走査光がかからない位置に配置したことを特徴とする走査型画像表示装置。
  2. 請求項1記載の走査型画像表示装置において、
    前記ビーム供給部は、少なくとも1つのレーザ光源と、少なくとも1つのカップリングレンズを有する光学系により構成され、前記レーザ光源より発光したレーザビームを前記光学系により略平行なレーザビームとして出射することを特徴とする走査型画像表示装置。
  3. 請求項1または2記載の走査型画像表示装置において、
    前記2次元駆動偏向ミラーの前段に配置される光学素子は、平面ミラーであることを特徴とする走査型画像表示装置。
  4. 請求項1または2記載の走査型画像表示装置において、
    前記2次元駆動偏向ミラーの前段に配置される光学素子は、三角プリズムであることを特徴とする走査型画像表示装置。
  5. 請求項1または2記載の走査型画像表示装置において、
    前記2次元駆動偏向ミラーの後段に、該2次元駆動偏向ミラーによるレーザビームの偏向をさらに増大させるような曲面を備えた光学素子を配置したことを特徴とする走査型画像表示装置。
  6. 請求項5記載の走査型画像表示装置において、
    前記2次元駆動偏向ミラーの前段の反射面と、前記2次元駆動偏向ミラーの後段の曲面とが、一つの光学素子に一体的に形成されるようにしたことを特徴とする走査型画像表示装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一つに記載の走査型画像表示装置を搭載したことを特徴とする携帯電話。
  8. 請求項1〜6のいずれか一つに記載の走査型画像表示装置を搭載したことを特徴とする携帯型情報処理装置。
  9. 請求項1〜6のいずれか一つに記載の走査型画像表示装置を搭載したことを特徴とする携帯型撮影装置。
JP2010238200A 2009-12-28 2010-10-25 走査型画像表示装置、携帯電話、携帯型情報処理装置、携帯型撮影装置 Active JP5652124B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010238200A JP5652124B2 (ja) 2009-12-28 2010-10-25 走査型画像表示装置、携帯電話、携帯型情報処理装置、携帯型撮影装置
US12/958,056 US8432595B2 (en) 2009-12-28 2010-12-01 Scanning image displayer, mobile phone, mobile information processor, and mobile imager
EP10196019.3A EP2339855B1 (en) 2009-12-28 2010-12-20 Scanning image displayer, mobile phone, mobile information processor, and mobile imager
CN201010623683.8A CN102109675B (zh) 2009-12-28 2010-12-27 图像显示装置、以及手机、信息处理装置、摄影装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009297341 2009-12-28
JP2009297341 2009-12-28
JP2010238200A JP5652124B2 (ja) 2009-12-28 2010-10-25 走査型画像表示装置、携帯電話、携帯型情報処理装置、携帯型撮影装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011154344A true JP2011154344A (ja) 2011-08-11
JP5652124B2 JP5652124B2 (ja) 2015-01-14

Family

ID=43587646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010238200A Active JP5652124B2 (ja) 2009-12-28 2010-10-25 走査型画像表示装置、携帯電話、携帯型情報処理装置、携帯型撮影装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8432595B2 (ja)
EP (1) EP2339855B1 (ja)
JP (1) JP5652124B2 (ja)
CN (1) CN102109675B (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2011102360A1 (ja) * 2010-02-18 2013-06-17 コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 画像投影機能を備えた電子機器
EP2672308A2 (en) 2012-06-04 2013-12-11 Seiko Epson Corporation Image display apparatus and head-mounted display
JP2013250537A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Seiko Epson Corp 画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
JP2014142423A (ja) * 2013-01-22 2014-08-07 Denso Corp ヘッドアップディスプレイ装置
US9182600B2 (en) 2012-06-04 2015-11-10 Seiko Epson Corporation Image display apparatus and head-mounted display
US9223130B2 (en) 2013-02-05 2015-12-29 Seiko Epson Corporation Light scanner, image display device, head-mounted display, and method of manufacturing light scanner

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014078987A1 (zh) * 2012-11-20 2014-05-30 神画科技(深圳)有限公司 一种互动手机
USD726185S1 (en) * 2013-05-23 2015-04-07 Bluebird Inc. Data scan device
CN103428414A (zh) * 2013-07-31 2013-12-04 三星半导体(中国)研究开发有限公司 用于便携式终端的摄像装置
CN105334913B (zh) * 2014-08-05 2019-02-05 联想(北京)有限公司 一种电子设备
DE102016207644A1 (de) * 2016-05-03 2017-11-09 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung zum Aussenden eines Laserstrahls und entsprechendes Herstellungsverfahren
US10848721B2 (en) * 2017-03-07 2020-11-24 Goertek Inc. Laser projection device and laser projection system

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002196277A (ja) * 2000-12-26 2002-07-12 Canon Inc 画像表示装置および画像表示システム
JP2004061127A (ja) * 2002-07-24 2004-02-26 Olympus Corp 偏向角検出装置
JP2004138719A (ja) * 2002-10-16 2004-05-13 Canon Inc 2次元走査装置及び画像表示装置
JP2004138822A (ja) * 2002-10-17 2004-05-13 Canon Inc 網膜走査型表示装置
JP2006162878A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Nec Viewtechnology Ltd 投写型表示装置の光学系および投写型表示装置
JP2009533715A (ja) * 2006-04-11 2009-09-17 マイクロビジョン,インク. 統合型および統合型フォトニクスモジュールを用いたデバイス
JP2009294606A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Canon Inc 光走査装置
WO2009154134A1 (ja) * 2008-06-18 2009-12-23 株式会社日立製作所 光ビーム走査型画像投影装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4564681B2 (ja) 2001-03-30 2010-10-20 株式会社リコー レーザ光走査型リアプロジェクタ装置およびその安全装置
JP4174420B2 (ja) 2003-12-15 2008-10-29 キヤノン株式会社 光偏向器
JP2006186243A (ja) 2004-12-28 2006-07-13 Fuji Photo Film Co Ltd レーザー光源、色光源およびこれを用いた光走査型カラープロジェクター装置
US7529029B2 (en) 2005-07-29 2009-05-05 3M Innovative Properties Company Polarizing beam splitter
US7362507B2 (en) * 2005-07-29 2008-04-22 3M Innovative Properties Company Polarizing beam splitter
WO2007067720A2 (en) * 2005-12-06 2007-06-14 Microvision, Inc. Projection display with motion compensation
US20080037090A1 (en) * 2006-04-11 2008-02-14 Microvision, Inc. Mems-based projector suitable for inclusion in portable user devices
US7845801B2 (en) * 2007-02-28 2010-12-07 Symbol Technologies, Inc. Multiple control data interface between different hosts and controller for an image projection arrangement
JP2008275930A (ja) 2007-04-27 2008-11-13 Sanyo Electric Co Ltd 投写型映像表示装置
JP2009003429A (ja) 2007-05-18 2009-01-08 Panasonic Corp アクチュエータ
JP2009122455A (ja) 2007-11-15 2009-06-04 Funai Electric Co Ltd 画像表示装置
US20100322272A1 (en) 2007-12-31 2010-12-23 Martin Hai Hu Minimizing power variations in laser sources
JP5669343B2 (ja) 2008-06-16 2015-02-12 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置
JP2010238200A (ja) 2009-03-31 2010-10-21 Fujitsu Ltd 状態変化通知プログラム、情報処理装置および状態変化通知方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002196277A (ja) * 2000-12-26 2002-07-12 Canon Inc 画像表示装置および画像表示システム
JP2004061127A (ja) * 2002-07-24 2004-02-26 Olympus Corp 偏向角検出装置
JP2004138719A (ja) * 2002-10-16 2004-05-13 Canon Inc 2次元走査装置及び画像表示装置
JP2004138822A (ja) * 2002-10-17 2004-05-13 Canon Inc 網膜走査型表示装置
JP2006162878A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Nec Viewtechnology Ltd 投写型表示装置の光学系および投写型表示装置
JP2009533715A (ja) * 2006-04-11 2009-09-17 マイクロビジョン,インク. 統合型および統合型フォトニクスモジュールを用いたデバイス
JP2009294606A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Canon Inc 光走査装置
WO2009154134A1 (ja) * 2008-06-18 2009-12-23 株式会社日立製作所 光ビーム走査型画像投影装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2011102360A1 (ja) * 2010-02-18 2013-06-17 コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 画像投影機能を備えた電子機器
EP2672308A2 (en) 2012-06-04 2013-12-11 Seiko Epson Corporation Image display apparatus and head-mounted display
JP2013250537A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Seiko Epson Corp 画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
EP2733516A1 (en) 2012-06-04 2014-05-21 Seiko Epson Corporation Image display apparatus and head-mounted display
US9170422B2 (en) 2012-06-04 2015-10-27 Seiko Epson Corporation Image display apparatus and head-mounted display
US9182600B2 (en) 2012-06-04 2015-11-10 Seiko Epson Corporation Image display apparatus and head-mounted display
US9229224B2 (en) 2012-06-04 2016-01-05 Seiko Epson Corporation Image display apparatus and head-mounted display
US9405121B2 (en) 2012-06-04 2016-08-02 Seiko Epson Corporation Image display apparatus and head-mounted display
JP2014142423A (ja) * 2013-01-22 2014-08-07 Denso Corp ヘッドアップディスプレイ装置
US9223130B2 (en) 2013-02-05 2015-12-29 Seiko Epson Corporation Light scanner, image display device, head-mounted display, and method of manufacturing light scanner

Also Published As

Publication number Publication date
CN102109675B (zh) 2014-11-05
CN102109675A (zh) 2011-06-29
US20110157668A1 (en) 2011-06-30
US8432595B2 (en) 2013-04-30
JP5652124B2 (ja) 2015-01-14
EP2339855B1 (en) 2018-10-31
EP2339855A1 (en) 2011-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5652124B2 (ja) 走査型画像表示装置、携帯電話、携帯型情報処理装置、携帯型撮影装置
KR101193524B1 (ko) 광 주사 유닛, 이를 포함하는 화상 투영 장치, 차량 헤드업 디스플레이 장치 및 휴대 전화기
US20090128782A1 (en) MEMS Based Projector
JP2013061554A (ja) 画像形成装置、画像形成装置を搭載した車両
JP2001201716A (ja) 反射型プロジェクター
US20080174740A1 (en) Projector
JP2013041182A (ja) 光走査装置、画像形成装置、画像形成装置を搭載した車両
JP2007047245A (ja) 光源装置、光走査装置及び画像表示装置
JP2005234157A (ja) 2次元走査装置及びそれを用いた走査型画像表示装置
WO2010122853A1 (ja) 走査光学系およびそれを備えたプロジェクタ
JP2017142509A (ja) 画像形成装置、画像形成装置を搭載した車両
JP5321216B2 (ja) 走査光学系およびそれを備えたプロジェクタ
JP4095428B2 (ja) 光走査光学系、画像投影装置、画像表示システム
JP6107996B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置を搭載した車両
JP2023544093A (ja) 複合導光光学要素
JP4802915B2 (ja) 背面投影型表示装置
WO2011114941A1 (ja) 走査光学系およびそれを備えたプロジェクタ
JP5440355B2 (ja) 光路合成装置、照明装置、投影型画像表示装置及び電子機器
JP4174288B2 (ja) 2次元走査装置及び走査型画像表示装置
JP2007058072A (ja) 光走査装置、画像表示装置及び網膜走査型画像表示装置
WO2011102360A1 (ja) 画像投影機能を備えた電子機器
JP2022116690A (ja) 表示装置および表示システム
KR101169275B1 (ko) 휴대가능한 프로젝터
JP2011197085A (ja) 走査光学系およびそれを備えたプロジェクタ
JP2006106426A (ja) 画像表示装置及びそれを有する撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141021

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141103

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5652124

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250