JP2010238200A - 状態変化通知プログラム、情報処理装置および状態変化通知方法 - Google Patents

状態変化通知プログラム、情報処理装置および状態変化通知方法 Download PDF

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和浩 中村
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Abstract

【課題】エージェントで発生する状態変化をリアルタイムに検出することを課題とする。
【解決手段】情報処理装置は、当該情報処理装置が有する構成要素の状態変化の検出によってMIB「A」、MIB「B」およびMIB「C」を変更し、変更されたMIBそれぞれを取得して、監視装置へのTRAPの送信タイミングに基づいて、取得されたMIBそれぞれを下位のMIBとして包含する最小単位での上位のMIB「D」をsubtreeとしてsubtreeテーブルに格納するとともに、当該subtreeを含んだTRAPを監視装置に対して送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、状態変化通知プログラム、情報処理装置および状態変化通知方法に関する。
従来より、通信機器やサーバなどの装置をネットワーク経由で監視するために、SNMP(Simple Network Management Protocol)プロトコルが利用されている。SNMPプロトコルを利用した監視システムは、例えば、監視装置であるマネージャと、被監視装置であるエージェントとを有する。
そして、マネージャは、一種のデータベースであるMIB(Management Information Base)に格納された状態値の問合せをエージェントに対して行なう。一方、エージェントは、マネージャにより問い合わせのあった状態値をマネージャに応答する。これらによって、マネージャは、各エージェントの状態を監視する。
一般的に、SNMPで利用されるMIBは、ASN.1(Abstract Syntax Notation One)形式の定義ファイルにより定義される。具体的には、汎用的なMIBは、RFC(Request For Comment)によって発行され、ベンダや装置固有のMIBは、ベンダ毎に作成される。
ここで、図6−1および図6−2を用いて、MIBについて説明する。図6−1は、MIBの構造を説明するための図であり、図6−2は、MIBの関連性を説明するための図である。
例えば、図6−1に示すように、MIBは、オブジェクトIDと呼ばれる数値の並びによって指定され、当該オブジェクトIDの並びによるツリー構造を有する。そして、図6−1において四角で示したMIBは、「1.3.6.1.2.1.5」と表される。また、一般的に、関連性のあるMIB同士は、当該MIBの定義上、特定の部分木(以下、「subtree」と言う)配下に固まる場合が多い。
例えば、図6−2に示すように、「・・・.1」は、所定装置のMIBが格納されるsubtreeであり、「・・・.1.2」は、所定装置のI/F群のMIBが格納されるsubtreeである。また、例えば、「・・・.1.2.1」は、所定装置の特定のI/FのMIBが格納されるsubtreeであり、「・・・.1.2.1.1」は、所定装置の特定のI/Fの特定のプロトコルに関するMIBが格納されるsubtreeである。
次に、図7を用いて、従来技術に係る監視システムの構成を説明する。図7は、従来技術に係る監視システムの構成例を説明するための図である。
例えば、図7に示すように、従来技術に係る監視システムは、監視装置であるマネージャと、被監視装置であるエージェントとを有する。そして、被監視装置は、MIBと、状態変化検出部と、状態値変更部と、状態変化通知部とを有する。このうち、状態変化検出部は、少なくとも一つの状態変化検出部を有し、例えば、状態変化検出部Aと状態変化検出部Bとを有する。
状態変化検出部は、例えば、関連性のあるMIB同士が特定のsubtree配下に固まるということと連動して、装置内において関連性のある構成要素別に状態を監視するために、複数の状態変化検出部を有する。
具体的に説明すると、状態変化検出部Aは、図7の(1)に示すように、被監視装置が有する構成要素の状態変化を検出し、状態変化が検出された構成要素に該当するMIBの変更要求を状態値変更部に対して行なう。そして、状態変化検出部AからMIBの変更要求を受け付けた状態値変更部は、図7の(2)に示すように、該当するMIBの状態値を変更する。
続いて、状態変化検出部Aは、図7の(3)に示すように、状態変化が検出されたことを状態変化通知部に対して通知する。その後、状態変化通知部は、図7の(4)に示すように、状態変化が検出されたことを示すTRAPを監視装置に対して送信する。
また、被監視装置からTRAPを受信した監視装置は、図7の(5)に示すように、被監視装置が有する全てのMIBの状態値を収集する。そして、監視装置は、当該監視装置で予め保持されるMIBの状態値と、収集されたMIBの状態値とを比較して状態変化のあったMIB、すなわち状態変化のあった構成要素を特定する。なお、上記処理は、状態変化検出部Bによって状態変化が検出された場合でも同様に実施される。
次に、図8を用いて、従来技術に係る監視システムにおける状態変化通知処理を説明する。図8は、従来技術に係る監視システムにおける状態変化通知処理を説明するためのシーケンス図である。
例えば、図8に示すように、被監視装置は、当該被監視装置内の構成要素における状態変化を検出する(ステップS11)。そして、被監視装置は、状態変化が検出された構成要素に対応するMIBの状態値を変更する(ステップS12)。続いて、被監視装置は、状態変化があったことを示すTRAPを監視装置に対して送信する(ステップS13)。
その後、監視装置は、MIBの状態値の問い合わせおよび応答メッセージであるGetRequestとGetResponseとのメッセージを被監視装置と送受信することにより、当該被監視装置が有する全てのMIBの状態値を収集する(ステップS14)。そして、被監視装置は、予め保持されるMIBの状態値と、収集されたMIBの状態値とを比較して状態変化のあったMIBを特定することにより、状態変化のあった構成要素を特定する。なお、従来技術に係る監視システムでは、状態変化が検出される度に上記処理が実施される。
特開2003−150466号公報
しかしながら、上述した従来技術では、エージェントで発生する状態変化をリアルタイムに検出することができないという課題がある。具体的には、MIBは、ルータやスイッチなどのネットワーク機器だけでなく、サーバ装置の監視や制御などにも用いられているため、上述した従来技術では、MIBの増大によって各MIBの取得や状態変化の検出などの処理負荷が増大する。
つまり、上述した従来技術では、MIBの増大に起因した処理負荷の増大によって処理遅延が発生し、エージェント側での状態変化の発生からマネージャ側での状態変化の検出においてタイムラグが発生する。さらには、マネージャ側で状態変化が検出される前に、エージェント側での状態が元に戻ってしまうことも考えられる。そして、これらのことは、状態変化のあったMIBを含んだTRAPを一つ一つ個別にマネージャに送信する場合でも同様に発生する。
そこで、本願に開示する技術は、上記に鑑みてなされたものであって、エージェントで発生する状態変化をリアルタイムに検出することが可能である状態変化通知プログラム、情報処理装置および状態変化通知方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本願に開示する状態変化通知プログラムは、監視対象である被監視装置に含まれる構成要素それぞれの状態情報が階層化されている状態情報データベースにおいて、前記構成要素の状態変化の検出によって前記状態情報が変更された場合に、変更された状態情報を取得する取得手順と、前記被監視装置を監視する監視装置に対して、所定イベントを送信する時機を通知する通知手順と、前記通知手順によって前記所定イベントを送信する時機が通知された場合に、前記取得手順によって取得された前記状態情報を下位の状態情報として包含する最小単位での上位の状態情報の送信を指示する送信指示手順と、前記送信指示手順によって前記上位の状態情報の送信指示を受け付けた場合に、前記上位の状態情報を含んだ前記所定イベントを前記監視装置に対して送信する送信手順と、を実行させる。
本願に開示する状態変化通知プログラム、情報処理装置および状態変化通知方法の一つの様態によれば、エージェントで発生する状態変化をリアルタイムに検出することができるという効果を奏する。
図1は、情報処理装置を含むシステム構成の例について説明するための図である。 図2は、実施例1に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図3−1は、subtreeテーブルに記憶される情報の例を示す図である。 図3−2は、MIBに記憶される情報の例を示す図である。 図4は、実施例1に係る状態変化通知処理の流れを説明するためのシーケンス図である。 図5は、状態変化通知プログラムを実行するコンピュータを示す図である。 図6−1は、MIBの構造を説明するための図である。 図6−2は、MIBの関連性を説明するための図である。 図7は、従来技術に係る監視システムの構成例を説明するための図である。 図8は、従来技術に係る監視システムにおける状態変化通知処理を説明するためのシーケンス図である。
以下に添付図面を参照して、本願に開示する状態変化通知プログラム、情報処理装置および状態変化通知方法の実施例を説明する。なお、以下の実施例により本発明が限定されるものではない。
最初に、図1を用いて、本願に開示する情報処理装置を含むシステム構成について説明する。図1は、情報処理装置を含むシステム構成の例について説明するための図である。
本願に開示する情報処理装置は、図1に示すように、例えば、ルータやスイッチなどのネットワーク機器、或いはサーバ装置などであり、当該情報処理装置を監視する監視装置と接続される。そして、情報処理装置は、当該情報処理装置が有する各構成要素の状態情報をMIBとして有する。また、MIBは、状態情報をデータベース化したものであり、関連性のある構成要素が結び付けられたツリー構造となっている。一方、監視装置は、例えば、SNMPプロトコルを利用したSNMPマネージャである。
上述した構成において、情報処理装置は、図1の(1)に示すように、当該情報処理装置が有する構成要素の状態変化の検出によってMIBが変更された場合に、変更されたMIBを取得する。なお、状態変化のあったMIBは、例えば、MIB「A」、MIB「B」およびMIB「C」とする。
そして、情報処理装置は、構成要素に状態変化があったことを通知するTRAPを監視装置に対して送信するタイミングを通知する。続いて、情報処理装置は、取得されたMIB「A」、MIB「B」およびMIB「C」を下位のMIBとして包含する最小単位での上位のMIB、すなわち、MIB「D」の送信を指示する。
その後、情報処理装置は、図1の(2)に示すように、MIB「D」を含んだTRAPを監視装置に対して送信する。そして、情報処理装置からTRAPを受信した監視装置は、図1の(3)に示すように、MIB「D」を最上位とする下位のMIB、すなわち「E」に含まれるMIBを探索して、状態変化のあった構成要素を特定する。なお、監視装置は、例えば、特定された構成要素を所定の表示部にアラーム表示する。
つまり、情報処理装置は、状態変化が検出された構成要素に該当するMIBを下位のMIBとして包含する最小単位での上位のMIBを、状態変化があったことを通知するTRAPとともに監視装置に送信するので、マネージャが全てのMIBを探索する、或いは一つ一つのMIBをマネージャに送信する従来技術と比較して、エージェントで発生する状態変化をリアルタイムに検出することができる。
[情報処理装置の構成]
次に、図2を用いて、実施例1に係る情報処理装置の構成を説明する。図2は、実施例1に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図2に示すように、情報処理装置100は、記憶部110と、制御部120とを有する。そして、この情報処理装置100は、例えば、ルータやスイッチなどのネットワーク機器、或いはサーバ装置などであり、監視対象である情報処理装置100(エージェント)を監視する監視装置(マネージャ)などと接続される。なお、監視装置は、例えば、SNMPプロトコルを利用した装置である。
記憶部110は、制御部120による各種処理に必要なデータや、制御部120による各種処理結果を記憶し、特に、MIB111を有する。また、記憶部110は、例えば、図3−1に示すように、subtreeテーブルを有する。
記憶部110に記憶されるsubtreeテーブルは、後述する状態情報取得部123によって作成され、接続される監視装置に対して送信されたsubtreeの情報を時系列に記憶する。このsubtreeテーブルは、例えば、「1.3.6.1.1.1.1」や「1.3.6.1.1」などを記憶する。なお、図3−1は、subtreeテーブルに記憶される情報の例を示す図である。
MIB111は、例えば、図3−2に示すように、情報処理装置100が有する構成要素に対応する状態情報、すなわちMIBを記憶する。MIBは、情報処理装置100が有する構成要素に対応した状態情報をデータベース化したものであり、関連性のある構成要素が結び付けられたツリー構造となっている。なお、図3−2は、MIB111に記憶される情報の例を示す図である。
制御部120は、制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有するとともに、特に、状態変化検出部121と、状態値変更部122と、状態情報取得部123と、状態変化通知部124とを有する。
状態変化検出部121は、状態変化検出部121aや状態変化検出部121bなどの複数の状態変化検出部を有し、監視対象である被監視装置が有する構成要素の状態変化を検出し、状態変化が検出された構成要素に該当する状態情報の変更要求を状態値変更部122に対して行なう。
具体的に説明すると、状態変化検出部121aは、監視対象である情報処理装置100が有する構成要素であるI/Fの特定のプロトコルに関する状態変化を検出し、状態変化が検出された構成要素に該当するMIBの変更要求を状態値変更部122に対して行なう。なお、状態変化検出部121aは、当該状態変化検出部121aの管理下にある構成要素群について状態変化があるか否かを監視する。
また、状態変化検出部121は、監視対象である被監視装置を監視する監視装置に対して、所定イベントを送信する時機を通知する。
上述した例で具体的に説明すると、状態変化検出部121aは、当該状態変化検出部121aの管理下にある構成要素群について、所定の状態変化が検出された場合に、情報処理装置100を監視する監視装置に対するTRAPの送信タイミングを状態情報取得部123に通知する。また、状態変化検出部121aや状態変化検出部121bなどは、関連性のあるMIB同士が特定のsubtree配下に固まるということと連動して、情報処理装置100内において関連性のある構成要素別に状態を監視する。
要するに、状態変化検出部121aによって検出される所定の状態変化とは、関連性のある構成要素群において検出される状態変化のことを指す。換言すると、状態変化検出部121aは、関連性のある構成要素群において予測し得る所定数、所定箇所および所定時間などで状態変化が検出された時点を、TRAPを送信するタイミングであるとしている。なお、状態変化検出部121bによる処理については、状態変化検出部121aとは異なる構成要素群を監視しているものの、当該状態変化検出部121aと同様であるためその説明を省略する。
状態値変更部122は、状態変化検出部121aによって要求された状態情報の状態値を変更する。上述した例で具体的に説明すると、状態値変更部122は、状態変化検出部121aによるI/Fの特定のプロトコルに関するMIBの状態値の変更要求を受け付けると、MIB111に記憶された該当するMIBの状態値を変更する。
状態情報取得部123は、監視対象である被監視装置に含まれる構成要素それぞれの状態情報が階層化されている状態情報データベースにおいて、構成要素の状態変化の検出によって状態情報が変更された場合に、変更された状態情報を取得する。
上述した例で具体的に説明すると、状態情報取得部123は、状態変化検出部121aによる状態変化の検出をトリガとして、状態値変更部122によって変更されたMIBの状態値を取得する。なお、状態情報取得部123によるMIBの状態値の取得では、状態変化が検出される度に取得されることとなる。
また、状態情報取得部123は、状態変化検出部121aによって所定イベントを送信する時機が通知された場合に、取得された状態情報を下位の状態情報として包含する最小単位での上位の状態情報の送信を指示する。
上述した例で具体的に説明すると、状態情報取得部123は、状態変化検出部121aによってTRAPを送信するタイミングが通知された場合に、当該通知のタイミングまでに取得された少なくとも一つのMIBを下位のMIBとして包含する最小単位で上位のMIBの送信を状態変化通知部124に指示する。また、状態情報取得部123は、状態変化通知部124に送信指示する上位のMIBをsubtreeとして、subtreeテーブルに格納する。
ここで、図3−1および図3−2を用いて、状態情報取得部123によるsubtreeテーブル生成処理を説明する。なお、以下では、状態変化検出部121aによってTRAPを送信するタイミングが通知されたこととして説明する。
例えば、状態情報取得部123は、状態変化検出部121aによるTRAP送信タイミングの通知までに、図3−2の(1)に示したMIB「1.3.6.1.1.1.1」に状態変化があった場合に、当該MIBを「subtree1」としてsubtreeテーブル(図3−1参照)に格納する。そして、状態情報取得部123は、subtreeテーブルに格納された「1.3.6.1.1.1.1」を含んだTRAPを監視装置に送信する指示を状態変化通知部124に行なう。
次に、状態情報取得部123は、状態変化検出部121aによるTRAP送信タイミングの通知までに、図3−2の(1)〜(3)に示したMIB「1.3.6.1.1.1.1」、「1.3.6.1.1.5.1」および「1.3.6.1.1.4.2」に状態変化があった場合に、これらのMIBを包含する最小単位での上位のMIB、すなわち「1.3.6.1.1」を「subtree2」としてsubtreeテーブル(図3−1参照)に格納する。そして、状態情報取得部123は、subtreeテーブルに格納された「1.3.6.1.1」を含んだTRAPを監視装置に送信する指示を状態変化通知部124に行なう。
なお、subtreeの決定では、例えば、取得された「1.3.6.1.1.1.1」、「1.3.6.1.1.5.1」および「1.3.6.1.1.4.2」を、左から見て最長の一致部、つまり「1.3.6.1.1」に決定される。
さらに、状態情報取得部123は、状態変化検出部121aによるTRAP送信タイミングの通知までに、図3−2の(1)〜(4)に示したMIB「1.3.6.1.1.1.1」、「1.3.6.1.1.5.1」、「1.3.6.1.1.4.2」および「1.3.6.2.1.1.1」に状態変化があった場合に、これらのMIBを包含する最小単位での上位のMIB、すなわち「1.3.6」を「subtree3」としてsubtreeテーブル(図3−1参照)に格納する。そして、状態情報取得部123は、subtreeテーブルに格納された「1.3.6」を含んだTRAPを監視装置に送信する指示を状態変化通知部124に行なう。
なお、subtreeの決定では、例えば、取得された「1.3.6.1.1.1.1」、「1.3.6.1.1.5.1」、「1.3.6.1.1.4.2」および「1.3.6.2.1.1.1」を、左から見て最長の一致部、つまり「1.3.6」に決定される。
図2の説明に戻り、状態変化通知部124は、上位の状態情報の送信指示を受け付けた場合に、上位の状態情報を含んだ所定イベントを監視装置に対して送信する。
上述した例で具体的に説明すると、状態変化通知部124は、「subtree1」、「subtree2」若しくは「subtree3」などの送信指示を受け付けた場合に、これらのsubtreeを含んだTRAPを監視装置に対して送信する。
[状態変化通知処理]
次に、図4を用いて、実施例1に係る状態変化通知処理の流れを説明する。図4は、実施例1に係る状態変化通知処理の流れを説明するためのシーケンス図である。
例えば、図4に示すように、情報処理装置100は、当該情報処理装置100が有する構成要素の状態変化を検出する(ステップS101)。そして、情報処理装置100は、状態変化が検出された構成要素に該当するMIBの状態値を変更する(ステップS102)。
続いて、情報処理装置100は、変更されたMIBの状態値を取得する(ステップS103)。その後、情報処理装置100は、監視装置に対するTRAPの送信タイミングに基づいて、取得されたMIBを下位のMIBとして包含する最小単位での上位のMIBをsubtreeとして含んだTRAPの送信を指示する(ステップS104)。なお、TRAPの送信を指示する際には、上位のMIBをsubtreeとして、subtreeテーブルに格納する。
そして、情報処理装置100は、上位のMIBを含んだTRAPを監視装置に対して送信する(ステップS105)。また、情報処理装置100からTRAPを受信した監視装置は、TRAPに含まれるMIB、すなわちsubtree配下の全てのMIBを探索して、状態変化のあったMIBを特定する(ステップS106)。なお、MIBの探索については、GetRequestおよびGetResponseなどのメッセージを監視装置と情報処理装置100との間で送受信することにより実施される。また、本監視システムにおいては、TRAPの送信タイミングの通知の度に、上記処理が繰り返し行われることとなる。
なお、MIBの状態値の問い合わせとしては、上記のGetRequestだけではなく、GetNextRequestやGetBulkRequestなどを利用することとしても良い。
[実施例1による効果]
上述したように、情報処理装置100は、当該情報処理装置100が有する構成要素における状態変化によりMIBの状態値が変更された場合に、変更されたMIBを取得し、監視装置に対するTRAPの送信タイミングに基づいて、取得されたMIBを下位のMIBとして包含する最小単位での上位のMIBをsubtreeとしてsubtreeテーブルに格納しつつ、当該subtreeのオブジェクトIDを含んだTRAPを監視装置に対して送信するので、エージェントで発生する状態変化をリアルタイムに検出することができる。
また、情報処理装置100は、監視装置に対してTRAPを送信する度に、TRAPに含まれるsubtreeのオブジェクトIDをsubtreeテーブルに格納するので、何らかの原因によりTRAPが消失した場合であっても、subtreeテーブルに格納されたオブジェクトIDを送信して、エージェントで発生する状態変化をリアルタイムに検出することができる。
また、情報処理装置100は、状態変化のあったMIBを下位のMIBとして包含する最小単位での上位のMIBをsubtreeとして監視装置に送信するので、状態変化のあったMIBを一つ一つ監視装置に送信する、或いは全てのMIBを探索する従来技術と比較して、監視システムにおける処理負荷を軽減することができる。
さて、これまで本願に開示する情報処理装置の実施例について説明したが、上述した実施例以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、(1)構成要素群での同期、(2)情報処理装置の構成、(3)プログラム、において異なる実施例を説明する。
(1)構成要素群での同期
上記実施例1では、各状態変化検出部の管理下にある構成要素群内において状態変化のあったMIBを下位のMIBとして包含する最小単位での上位のMIBを監視装置に通知する場合を説明したが、各状態変化検出部で同期をとり、複数の構成要素群における上位のMIBをまとめて監視装置に通知することもできる。
例えば、情報処理装置100は、状態変化検出部121aおよび状態変化検出部121bにおいて同期をとり、状態変化検出部121aの管理下である構成要素群と、状態変化検出部121bの管理下である構成要素群とで所定の状態変化が検出された場合に、状態情報取得部123に対してTRAPの送信タイミングを通知する。また、監視装置に対して送信されるTRAPは、上記2つの状態変化検出部において検出されたMIBを下位のMIBとして包含する最小単位での上位のMIBをsubtreeとして含む。
つまり、情報処理装置100は、監視装置に対して送信するTRAPを最小限に抑えることができるので、監視システムにかかる処理負荷をさらに軽減することができる。なお、複数の状態変化検出部による同期は、各状態変化検出部の管理下にある構成要素群がある程度関連性の高い構成要素である方が好ましい。
(2)情報処理装置の構成
また、上記文書中や図面中などで示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメタなどを含む情報(例えば、「状態変化検出部121」が有する検出部の数や監視する構成要素など)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は、図示のものに限られず、例えば、状態情報取得部123と状態変化通知部124とを、MIBの取得と通知とを行なう「状態情報処理部」に統合するなど、その全部または一部を各種の負担や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合することができる。さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、或いは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(3)プログラム
ところで、上記実施例では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしても良い。そこで、以下では、図5を用いて、上記実施例に示した情報処理装置100と同様の機能を有する状態変化通知プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図5は、状態変化通知プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
図5に示すように、情報処理装置100としてのコンピュータ11は、バス18で接続されるHDD13、CPU14、ROM15およびRAM16などを有する。
ROM15には、上記実施例1に示した情報処理装置100と同様の機能を発揮する状態変化通知プログラム、つまり、図5に示すように、取得プログラム15aと、通知プログラム15bと、送信指示プログラム15cと、送信プログラム15dとが、予め記憶されている。なお、これらのプログラム15a〜プログラム15dについては、図2に示した情報処理装置100の各構成要素と同様、適宜統合または分散しても良い。
そして、CPU14がこれらのプログラム15a〜プログラム15dをROM15から読み出して実行することで、図5に示すように、プログラム15a〜プログラム15dは、取得プロセス14aと、通知プロセス14bと、送信指示プロセス14cと、送信プロセス14dとして機能するようになる。なお、プロセス14a〜プロセス14dは、図2に示した、状態変化検出部121と、状態情報取得部123と、状態変化通知部124とに対応する。
そして、CPU14はRAM16に記録されたデータに基づいて状態変化通知プログラムを実行する。
なお、上記各プログラム15a〜プログラム15dについては、必ずしも最初からROM15に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ11に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、またはコンピュータ11の内外に備えられるHDDなどの「固定用の物理媒体」、さらには公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ11に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ11がこれから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
100 情報処理装置
110 記憶部
111 MIB
120 制御部
121、121a、121b 状態変化検出部
122 状態値変更部
123 状態情報取得部
124 状態変化通知部

Claims (5)

  1. 監視対象である被監視装置に含まれる構成要素それぞれの状態情報が階層化されている状態情報データベースにおいて、前記構成要素の状態変化の検出によって前記状態情報が変更された場合に、変更された状態情報を取得する取得手順と、
    前記被監視装置を監視する監視装置に対して、所定イベントを送信する時機を通知する通知手順と、
    前記通知手順によって前記所定イベントを送信する時機が通知された場合に、前記取得手順によって取得された前記状態情報を下位の状態情報として包含する最小単位での上位の状態情報の送信を指示する送信指示手順と、
    前記送信指示手順によって前記上位の状態情報の送信指示を受け付けた場合に、前記上位の状態情報を含んだ前記所定イベントを前記監視装置に対して送信する送信手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする状態変化通知プログラム。
  2. 前記状態変化の検出は、前記構成要素のグループ単位で検出されるものであって、
    前記通知手順は、前記状態情報の送信を前記グループ内に限定して、前記所定イベントを送信する時機を通知することを特徴とする請求項1に記載の状態変化通知プログラム。
  3. 前記通知手順は、前記状態情報の送信を前記グループ間で同期をとりつつ、前記所定イベントを送信する時機を通知することを特徴とする請求項2に記載の状態変化通知プログラム。
  4. 監視対象である自装置に含まれる構成要素それぞれの状態情報が階層化されている状態情報データベースにおいて、前記構成要素の状態変化の検出によって前記状態情報が変更された場合に、変更された状態情報を取得する取得手段と、
    前記自装置を監視する監視装置に対して、所定イベントを送信する時機を通知する通知手段と、
    前記通知手段によって前記所定イベントを送信する時機が通知された場合に、前記取得手段によって取得された前記状態情報を下位の状態情報として包含する最小単位での上位の状態情報の送信を指示する送信指示手段と、
    前記送信指示手段によって前記上位の状態情報の送信指示を受け付けた場合に、前記上位の状態情報を含んだ前記所定イベントを前記監視装置に対して送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  5. 監視対象である被監視装置に含まれる構成要素それぞれの状態情報が階層化されている状態情報データベースにおいて、前記構成要素の状態変化の検出によって前記状態情報が変更された場合に、変更された状態情報を取得する取得工程と、
    前記被監視装置を監視する監視装置に対して、所定イベントを送信する時機を通知する通知工程と、
    前記通知工程によって前記所定イベントを送信する時機が通知された場合に、前記取得工程によって取得された前記状態情報を下位の状態情報として包含する最小単位での上位の状態情報の送信を指示する送信指示工程と、
    前記送信指示工程によって前記上位の状態情報の送信指示を受け付けた場合に、前記上位の状態情報を含んだ前記所定イベントを前記監視装置に対して送信する送信工程と、
    を含んだことを特徴とする状態変化通知方法。
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