JP2011154289A - 聴衆に唱和をうながす気分を楽しむカラオケ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】マイクロホンは細長い棒状の形態をしており姿勢センサを含む。姿勢センサは、マイクロホンの向きが水平を中心として上下に所定の狭い角度範囲に収まっているか否かに対応した検出信号を出力する。制御手段は、演奏手段が唱和フレーズの演奏を開始する直前において姿勢センサの検出信号をサンプリングし、マイクロホンの向きが前記角度範囲に収まっている場合には唱和フレーズにおける聴衆の唱和の歌声データを再生させ、収まっていない場合には再生させない。
【選択図】 図3
Description
カラオケ装置に付属の操作手段からの入力に応答して拍手や掛け声を発生させ、カラオケ宴会の雰囲気を盛り上げる。カラオケ曲の難易度・テンポ・ジャンルなどに応じて拍手や掛け声の発生態様を変化させる。
カラオケ装置で楽曲を演奏する直前に自動的にナレーションを再生してカラオケ宴会の雰囲気を盛り上げる。演奏しようとする楽曲データに付加された汎用パラメータに基づいて演奏内容を分析し、ナレーションデータベースから最適なナレーションデータを抽出して再生する。
カラオケ装置付属のマイクロホンに効果音選択用スイッチ群が設けられている。歌い手がこのマイクロホンを持って歌いつつ、これらスイッチをタイミングを見計らって選択的に操作する。すると「アンコール」「社長」「ヨイショ」などといった人声による効果音や、タンバリンなどの楽器による効果音などが再生され、カラオケ宴会の雰囲気を盛り上げる。
カラオケ装置付属のマイクロホンに傾きセンサを設けている。この傾きセンサの出力からは、マイクロホンが水平方向から所定角度以上に立てられた姿勢(人がマイクロホンを手持ちして口吻前にかまえた姿勢)になっているか、マイクロホンがテーブルなど寝かし置かれて水平に近い姿勢になっているのかを判別することができる。水平に近い姿勢になっていてカラオケ演奏が行われていない場合、マイクロホンを自動的にスイッチオフにして電池消耗を防いだりハウリングを防ぐ(段落0102〜0107および図9)。
バックコーラスの複数パートの再生音量を個別に制御できる。カラオケに合わせてバックコーラスのあるパートを歌っていることをカラオケ装置が認知すると、そのパートのバックコーラス再生音量を小さくし、バックコーラス付きの楽曲を合唱する際にバランスのよい自然なハーモニーを醸し出せる。
カラオケ装置を使って歌う人がプロ歌手のように観衆の前で歌うのと同様な疑似体験をすることができる。歌手がステージで歌ったときの観衆の反応を撮影した3D立体映像を大画面ディスプレイで再生する。
第1の発明に係るカラオケ装置は、分説すると、つぎの事項(11)〜(17)により特定されるものである。
(11)演奏手段と制御手段を備え、カラオケデータに基づいて伴奏音楽を演奏してマイクロホンからの歌声とともに拡声するカラオケ装置であること
(12)カラオケデータは、楽曲進行時間軸上で識別可能な唱和フレーズを含むこと
(13)唱和フレーズは、メインボーカルの歌声とは異なる聴衆の唱和の歌声データを含むこと
(14)演奏手段は、制御手段の制御に従い、唱和フレーズにおける聴衆の唱和の歌声データを再生または非再生とすること
(15)マイクロホンは、細長い棒状の形態をしており、姿勢センサを含むこと
(16)姿勢センサは、マイクロホンの向きが水平を中心として上下に所定の狭い角度範囲に収まっているか否かに対応した検出信号を出力すること
(17)制御手段は、演奏手段が唱和フレーズの演奏を開始する直前において姿勢センサの検出信号をサンプリングし、マイクロホンの向きが前記角度範囲に収まっている場合には唱和フレーズにおける聴衆の唱和の歌声データを再生させ、収まっていない場合には再生させないこと
第2の発明に係るカラオケ装置は、分説すると、つぎの事項(21)〜(27)により特定されるものである。
(21)演奏手段と制御手段を備え、カラオケデータに基づいて伴奏音楽を演奏してマイクロホンからの歌声とともに拡声するカラオケ装置であること
(22)カラオケデータは、楽曲進行時間軸上で識別可能な唱和フレーズを含むこと
(23)唱和フレーズは、メインボーカルの歌声とは異なる聴衆の唱和の歌声データを含むこと
(24)演奏手段は、制御手段の制御に従い、唱和フレーズにおける聴衆の唱和の歌声データの再生音量を独立して制御可能であること
(25)マイクロホンは、細長い棒状の形態をしており、姿勢センサを含むこと
(26)姿勢センサは、マイクロホンの向きが水平を中心として上下に所定の狭い角度範囲に収まっているか否かに対応した検出信号を出力すること
(27)制御手段は、演奏手段が唱和フレーズの演奏を開始する直前において姿勢センサの検出信号をサンプリングし、マイクロホンの向きが前記角度範囲に収まっている場合には唱和フレーズにおける聴衆の唱和の歌声データの再生音量を大きくさせ、収まっていない場合には再生音量を小さくさせること
周知のように、ロック系のアーティストのコンサートにおいては、つぎのような場面がしばしば見られる。マイクロホンを手で持って歌っているボーカリストが、あるフレーズを自分で歌唱してから、そのマイクロホンを会場の聴衆に向ける仕草を大げさに行い、聴衆にそのフレーズを唱和するようにうながす。すると聴衆の大合唱がおき、コンサートは大いに盛り上がる。
この発明におけるマイクロホン8の外観例を図1に示している。マイクロホン8はごく普通の細長い棒状の形態をしており、さきに説明した特開2000−20054号公報に記載されている傾きセンサに相当する、姿勢センサ9を内蔵している。姿勢センサ9としては、MEMS加速度センサとセンサ信号の前処理回路とを一体化した半導体装置を用いるのがよい。姿勢センサ9は、マイクロホン8の向きが水平を中心として上下に約30度の範囲に収まっているか否かに対応した検出信号を出力する。検出信号は、マイクロホン8が縦姿勢になっているのか横姿勢になっているのかを示すものとする。
図2はこの発明の実施例に係るカラオケ装置の概略構成を示す。以下では、説明の冗長性を排除するために、カラオケ装置の標準的な周知慣用技術に関する叙述は最小限にとどめる。メインコンピュータ1はカラオケ装置の全体的な制御とデータ処理を統括する。記憶システム2はハードディスク装置を含み、プログラムやデータベースや各種データ等を格納する。
周知のとおり、楽曲ごとに構成されたカラオケデータは、音楽生成データと、字幕データとに大別される。この発明においては、音楽生成データは、複数の楽器パートからなるMIDIデータと、バックコーラスの歌声データと、聴衆の唱和の歌声データを含んでおり、これらが統一された楽曲進行時間軸により管理される周知の構造となっている。
音響システム6は、メインコンピュータ1の制御に従って音楽生成データを再生処理することで、MIDIシンセサイザーによる器楽伴奏と、音声データによるバックコーラスや聴衆の唱和の歌声により構成されるカラオケ伴奏音楽を音響出力する。さきに説明した特許第4068069号公報にも記載されているように、カラオケ装置の音響システム6は、メインコンピュータ1の制御に従い、カラオケ伴奏音楽を構成する特定のパートの音量を他のパートとは独立して制御できるように構成されており、特定パートだけ再生しないことも可能となっている。
この発明は上記した唱和フレーズの再生処理において特徴的である。メインコンピュータ1は、ある楽曲のカラオケデータを再生処理させているプロセスにおいて、前述したように唱和フレーズの再生直前のタイミングになった際、ワイヤレスマイク受信装置7にアクセスしてマイクロホン内蔵の姿勢センサ9の検出信号の状態をチェックする。
Claims (3)
- 演奏手段と制御手段を備え、カラオケデータに基づいて伴奏音楽を演奏してマイクロホンからの歌声とともに拡声するカラオケ装置であって、
カラオケデータは、楽曲進行時間軸上で識別可能な唱和フレーズを含み、
唱和フレーズは、メインボーカルの歌声とは異なる聴衆の唱和の歌声データを含み、
演奏手段は、制御手段の制御に従い、唱和フレーズにおける聴衆の唱和の歌声データを再生または非再生とし、
マイクロホンは、細長い棒状の形態をしており、姿勢センサを含み、
姿勢センサは、マイクロホンの向きが水平を中心として上下に所定の狭い角度範囲に収まっているか否かに対応した検出信号を出力し、
制御手段は、演奏手段が唱和フレーズの演奏を開始する直前において姿勢センサの検出信号をサンプリングし、マイクロホンの向きが前記角度範囲に収まっている場合には唱和フレーズにおける聴衆の唱和の歌声データを再生させ、収まっていない場合には再生させない
カラオケ装置。 - 演奏手段と制御手段を備え、カラオケデータに基づいて伴奏音楽を演奏してマイクロホンからの歌声とともに拡声するカラオケ装置であって、
カラオケデータは、楽曲進行時間軸上で識別可能な唱和フレーズを含み、
唱和フレーズは、メインボーカルの歌声とは異なる聴衆の唱和の歌声データを含み、
演奏手段は、制御手段の制御に従い、唱和フレーズにおける聴衆の唱和の歌声データの再生音量を独立して制御可能であり、
マイクロホンは、細長い棒状の形態をしており、姿勢センサを含み、
姿勢センサは、マイクロホンの向きが水平を中心として上下に所定の狭い角度範囲に収まっているか否かに対応した検出信号を出力し、
制御手段は、演奏手段が唱和フレーズの演奏を開始する直前において姿勢センサの検出信号をサンプリングし、マイクロホンの向きが前記角度範囲に収まっている場合には唱和フレーズにおける聴衆の唱和の歌声データの再生音量を大きくさせ、収まっていない場合には再生音量を小さくさせる
カラオケ装置。 - マイクロホンは、音声信号の出力系に姿勢センサの検出信号を多重化して出力する
請求項1または2に記載のカラオケ装置。
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WO2012053371A1 (ja) * | 2010-10-20 | 2012-04-26 | 株式会社メガチップス | アミューズメントシステム |
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