JP2011151650A - リセット装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来より安価で簡単な回路構成で、確実に制御手段にリセット動作を実行させることができるリセット装置を提供する。
【解決手段】 制御手段にリセット信号を供給するリセット装置であって、ユーザによって操作可能である第1操作部及び第2操作部と、該第1操作部及び第2操作部が所定時間以上継続して同時に操作されているか否かを検出する検出部と、リセット信号を該制御手段に供給するリセット信号生成部とを備え、該第1操作部及び第2操作部が所定時間以上継続して同時に操作され、その後、同時に操作されなくなったときに、該リセット信号生成部がリセット信号を該制御手段に供給する。
【選択図】 図2
【解決手段】 制御手段にリセット信号を供給するリセット装置であって、ユーザによって操作可能である第1操作部及び第2操作部と、該第1操作部及び第2操作部が所定時間以上継続して同時に操作されているか否かを検出する検出部と、リセット信号を該制御手段に供給するリセット信号生成部とを備え、該第1操作部及び第2操作部が所定時間以上継続して同時に操作され、その後、同時に操作されなくなったときに、該リセット信号生成部がリセット信号を該制御手段に供給する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、制御手段が暴走した際に、制御手段をユーザ操作によって強制的にリセット動作させるリセット装置に関する。
各種の電子機器に使用されるマイコンやCPU等の制御手段がプログラムの異常によって暴走した際には、ユーザ操作によって、制御手段をリセット動作させることで暴走状態から正常状態に復帰させる必要がある。従来は、主電源スイッチをオフしたり、AC電源コードを抜いたりして、電子機器の1次電源を一旦オフすることで、マイコンをリセット動作させて正常動作に復帰させる等の方法がある。しかし、フロント部に主電源スイッチを搭載していない場合、セッティング済みの電子機器では、背面部のAC電源コードを抜き差しするのは非常に手間である。そこで、ユーザ操作で制御手段にリセット動作させることが望ましい。しかし、そのための操作キーを追加することで電子機器のデザインへの影響や、コストアップはできる限り避けるべきである。また、ユーザの誤操作によって容易にリセット操作ができるのも好ましくない。例えば、ユーザ操作によって電源キースイッチが所定時間以上継続して押下された際に、制御手段がリセット動作を実行する。しかし、ユーザは制御手段を強制リセットする意思がないにもかかわらず、誤操作によって電源キースイッチを所定時間以上継続して押下してしまった場合には、制御手段が誤ってリセット動作を実行してしまう。
下記特許文献1に記載のリセット装置は、電源KEY01がユーザから押下されることによりONになると、電源KEY01における信号(電位)はLowになり、カウンタ12が分周クロック14に同期してカウントを開始する。この分周クロック14は、Clock15が分周回路19により遅いクロックとされたものである。ここで、パルス幅設定値03に予め格納されたカウント値を“n”とすると、カウンタ12でのカウント値が“n”になったときに比較器11がカウント値の一致を検知し、Lowパルス(リセット信号)を発生させ、CPU06はリセットされる。この場合、ユーザの誤操作によって電源キースイッチを所定時間以上押下してしまった場合には、マイコンが誤ってリセット動作してしまう。
また、下記特許文献2に記載のリセット装置は、スイッチ同時押圧時間検出回路(OR,TE)を設け、スイッチ同時押圧時間検出回路で、電源スイッチ(S1)と、少なくとももう1個のスイッチ(S2)とが所定時間以上同時に押圧されたことを検出した時に、スイッチ同時押圧時間検出回路からリセット信号(/RST)をCPUのリセット入力端子に出力して、CPUをリセットする。この場合、充放電回路(積分回路TE)の出力をそのままリセット信号としているため、所定時間でCPUがリセットされない場合がある。例えば、電源スイッチ(S1)ともう1個のスイッチ(S2)とが長押しされ、その後スイッチ(S2)が押しなおされた場合、充放電回路が放電しきらない間にスイッチ(S2)が押しなおされたのであれば、押しなおしてから所定時間未満でCPUがリセットされてしまう。
本発明は、上記の従来技術が有する問題を解決するためになされたものであり、その目的は、従来より安価で簡単な回路構成で、確実に制御手段にリセット動作を実行させることができるリセット装置を提供することである。
本発明の好ましい実施形態によるリセット装置は、制御手段にリセット信号を供給するリセット装置であって、ユーザによって操作可能である第1操作部及び第2操作部と、該第1操作部及び第2操作部が所定時間以上継続して同時に操作されているか否かを検出する検出部と、リセット信号を該制御手段に供給するリセット信号生成部とを備え、該第1操作部及び第2操作部が所定時間以上継続して同時に操作され、その後、該第1操作部又は第2操作部のうち少なくとも一方が操作されなくなったときに、該リセット信号生成部がリセット信号を該制御手段に供給する。
本発明によれば、ユーザ操作によって、第1操作部及び第2操作部が所定時間継続して操作され、その後、第1操作部又は第2操作部のうち少なくとも一方が操作されなくなったときに初めて制御手段にリセット信号が供給されるので、ユーザの誤操作による制御手段のリセット動作をより確実に防止することができる。また、ユーザによる第1操作部及び第2操作部の同時操作をやめるアクションと制御手段のリセット処理のタイミングとが揃うため、ユーザは制御手段がリセット動作を実行するタイミングを直感的に認識することができる。
さらに好ましい実施形態においては、上記検出部が、上記第1操作部及び第2操作部が同時に操作されているか否かを検出するOR回路と、該第1操作部及び第2操作部が同時に操作されているときに充電され、該第1操作部又は第2操作部のうち少なくとも一方が操作されていないときに放電する充放電回路と、該充放電回路の充電電圧が所定電圧以上であるとき、第1レベルの生成出力信号を上記リセット信号生成部へ出力し、該充放電回路の充電電圧が所定電圧未満であるとき、第2レベルの生成信号を該リセット信号生成部へ出力するNOT回路とを有し;上記リセット信号生成部が、該NOT回路から出力される生成信号が第1レベルから第2レベルになったときに、リセットパルスを該制御手段に供給する。
この構成によると、第1操作部及び第2操作部が同時に操作されているとき、充放電回路が充電され、充放電回路の充電電圧が所定電圧以上であるとき、NOT回路がローレベルの生成信号をリセット信号生成部へ出力する。そして、第1操作部及び第2操作部のうち少なくとも一方が操作されなくなったとき、充放電回路が放電され、充放電回路の充電電圧が所定電圧未満になったとき、NOT回路から出力される生成信号がローレベルからハイレベルにかわる。このとき、リセット信号生成部がリセットパルスを該制御手段に供給する。これによって、第1操作部及び第2操作部が所定時間継続して操作され、その後、第1操作部又は第2操作部のうち少なくとも一方が操作されなくなったときに、制御手段へリセットパルスをリセット信号として供給することができる。
さらに好ましい実施形態においては、上記第1レベルがローレベルであり;上記第2レベルがハイレベルであり;上記OR回路が第1〜3NAND回路を含み、該第1NAND回路の第1及び第2入力端子が上記第1操作部と接続され、該第2NAND回路の第1及び第2入力端子が上記第2操作部と接続され、該第3NAND回路の第1入力端子が第1NAND回路の出力端子と接続され、該第3NAND回路の第2入力端子が第2NAND回路の出力端子と接続され、該第3NAND回路の出力端子が上記トランジスタのベースと接続され;上記NOT回路が第4NAND回路を含み、該第4NAND回路の第1及び第2入力端子が上記充放電回路に接続され、該第4NAND回路の出力端子が上記リセット信号生成部5へ接続される。
OR回路が3つのNAND回路で構成され、NOT回路が1つのNAND回路で構成される。これによって、安価で入手しやすい、NAND回路4回路入りのロジックIC1つだけでOR回路とNOT回路を構成することができ、リセット装置の回路構成を安価で簡単なものとすることができでる。
本発明によれば、ユーザ操作によって、第1操作部及び第2操作部が所定時間継続して操作され、その後、第1操作部又は第2操作部のうち少なくとも一方が操作されなくなったときに初めて制御手段にリセット信号が供給されるので、ユーザの誤操作による制御手段のリセット動作をより確実に防止することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明を援用する。図1は、本発明の好ましい実施形態によるリセット装置1の概念図である。リセット装置1は、第1操作部2と、第2操作部3と、検出部4と、リセット信号生成部5と、制御部6とを備えている。
リセット装置1は、ユーザ操作によって第1操作部2及び第2操作部3が同時に所定時間以上継続して操作され、その後、第1操作部2又は第2操作部3のうち少なくとも一方が操作されなくなったときに、制御部6(例えばマイコン)にリセット信号を供給する。
第1操作部2は、ユーザによって操作されるものであり、操作されていないときはハイレベルの操作信号(電圧)を検出部4に供給し、操作されているときはローレベルの操作信号(電圧)を検出部4に供給する。第2操作部3も、ユーザによって操作されるものであり、操作されていないときはハイレベルの操作信号(電圧)を検出部4に供給し、操作されているときはローレベルの操作信号(電圧)を検出部4に供給する。
検出部4は、第1操作部2及び第2操作部3が所定時間以上継続して同時に操作されているか否かを検出する。具体的には、検出部4は、第1操作部2又は第2操作部3のいずれかからハイレベルの操作信号が供給されているとき、又は、第1操作部2及び第2操作部3の同時操作がまだ所定時間以上継続されていないときに、第1操作部2及び第2操作部3が所定時間以上継続して同時に操作されていないことを検出し、リセット信号生成部5にハイレベルの生成信号(電圧)を供給する。また、検出部4は、第1操作部2及び第2操作部3からローレベルの操作信号が所定時間以上継続して供給されたとき、第1操作部2及び第2操作部3が所定時間以上継続して同時に操作されていることを検出し、その後、第1操作部2又は第2操作部3のいずれか一方からハイレベルの信号が供給されるまで、リセット信号生成部5にローレベルの生成信号(電圧)を供給する。
リセット信号生成部5は、供給される生成信号がローレベルからハイレベルに変わったとき(すなわち、同時操作されていた第1操作部2又は第2操作部3のうち少なくとも一方が操作されなくなったとき)、リセット信号を生成して制御部6のリセット端子RESETに供給する。制御部6は、リセット信号生成部5からリセット信号が供給されると、リセット動作を実行する。
以上のように、ユーザ操作によって、第1操作部及び第2操作部が所定時間以上継続して同時に操作され、その後、第1操作部又は第2操作部のうち少なくとも一方が操作されなくなったときに初めて制御手段にリセット信号が供給されるので、ユーザの誤操作による制御手段のリセット動作をより確実に防止することができる。また、ユーザによる第1操作部及び第2操作部の同時操作をやめるアクションと制御手段のリセット処理のタイミングとが揃うため、ユーザは制御手段がリセット動作を実行するタイミングを直感的に認識することができる。
次に、本発明の好ましい実施形態によるリセット装置1について詳細に説明する。図2は、リセット装置1の詳細を示す回路図である。なお、本実施例では制御部6としてマイコンを用いて説明する。
第1操作部2は、キースイッチS1を含む。キースイッチS1の一端は接地電位に接続され、その他端は後述するNAND回路Q3aと、ADコンバータ(図示せず)を介してマイコン6の割り込み端子(図示せず)とに接続されている。また、キースイッチS1の他端は、抵抗R1を介して電源電圧VDDが供給されている。キースイッチS1が押下されていないときには、NAND回路Q3aにハイレベルの操作信号(電源電圧VDD)が供給され、キースイッチS1が押下されているときには、NAND回路Q3aにローレベルの操作信号(接地電位)が供給される。
第2操作部3は、キースイッチS2を含む。キースイッチS2の一端は接地電位に接続され、その他端は後述するNAND回路Q3bと、ADコンバータ(図示せず)を介してマイコン6の割り込み端子(図示せず)とに接続されている。また、キースイッチS2の他端は、抵抗R2を介して電源電圧VDDが供給されている。キースイッチS2が押下されていないときには、NAND回路Q3bにハイレベルの操作信号(電源電圧VDD)が供給され、キースイッチS2が押下されているときには、NAND回路Q3bにローレベルの操作信号(接地電位)が供給される。
検出部4は、OR回路41と、充放電回路42と、NOT回路43とを備える。OR回路41は3つのNAND回路Q3a、Q3b、Q3cを含む。NAND回路Q3aの2つの入力端子はともに抵抗R1とキースイッチS1との接続ノードに接続され、NAND回路Q3bの2つの入力端子はともに抵抗R2とキースイッチS2との接続ノードに接続される。NAND回路Q3cは、一方の入力端子がNAND回路Q3aの出力端子と接続され、他方の入力端子がNAND回路Q3bの出力端子に接続される。NAND回路Q3cの出力端子は充電回路42のトランジスタQ1のベースに接続される。従って、キースイッチS1かつS2が押下されている場合、すなわち、NAND回路Q3a、Q3bにローレベルの操作信号が入力さている場合、OR回路41は、ローレベルの出力信号を充電回路42のトランジスタQ1のベースに出力してトランジスタQ1をオフ状態にし、それ以外の場合はハイレベルの出力信号をトランジスタQ1のベースに出力してトランジスタQ1をオン状態にする。
充放電回路42は、トランジスタQ1と、コンデンサC1と、抵抗R3、R4、R5とを含む。トランジスタQ1のベースはOR回路41のNANDQ3cの出力端子と接続される。トランジスタQ1のエミッタは接地され、コレクタは抵抗R5を介して抵抗R3とコンデンサC1との接続ノードに接続される。抵抗R3及び抵抗R4は直接接続される。コンデンサC1は抵抗R4と並列接続され、一端が抵抗R3及び抵抗R4の接続ノードとNOT回路43とに接続され、他端は接地される。また、コンデンサC1は、抵抗R3を介して電源電圧VDDが供給されることで充電され、その充電電圧がNOT回路43へ供給される。従って、トランジスタQ1がオフ状態の場合(キースイッチS1かつS2が押下されている場合)、コンデンサC1は充電される。キースイッチS1及びS2が同時に継続して押下されると、コンデンサC1は充電され続け、充電電圧が所定電圧を超えてハイレベルになる。コンデンサC1の充電電圧がハイレベルになるまでの時間は、コンデンサC1及び抵抗R3の時定数によって決まる。また、トランジスタQ1がオン状態の場合(キースイッチS1又はS2の少なくとも一方が押下されていない場合)、コンデンサC1が放電され、充電電圧が所定電圧未満でローレベルとなる。
NOT回路43はNAND回路Q3dを含み、NAND回路Q3dの2つの入力端子がともに抵抗R3とコンデンサC1との接続ノードに接続され、出力端子がリセット信号生成部5へ接続される。コンデンサC1の充電電圧がハイレベルになると、NOT回路43はローレベルの生成信号(電圧)をリセット信号生成部5へ出力する。また、コンデンサC1の充電電圧がローレベルになると、NOT回路43はハイレベルの生成信号(電圧)をリセット信号生成部5へ出力する。なお、抵抗R4はNAND回路Q3dの入力電圧を調整するためのものである。抵抗R5はトランジスタQ1のための過電流防止用の抵抗である。
リセット信号生成部5は、トランジスタQ2と、コンデンサC2(電解コンデンサ)と、ダイオードD1と、抵抗R6、R7とを備える。検出部4から出力される生成信号は、コンデンサC2及び抵抗R6を介して、トランジスタQ2のベースに与えられる。トランジスタQ2のエミッタは接地される。トランジスタQ2のコレクタは、マイコン6のリセット端子RESETに接続される。また、トランジスタQ2のコレクタは、抵抗R7を介して電源電圧VDDが供給されており、リセット端子RESETにも同様に電源電圧VDDが供給されている。トランジスタQ2のエミッタと抵抗R6との接続ノードには、ダイオードD1が逆方向に接続され、アノード端子が接地される。リセット信号生成部5は、検出部4から出力される生成信号の電圧の上昇率(ローレベルからハイレベルへの変化)を検出し、マイコン6のリセット端子RESETにリセットパルスを出力する(詳細は後述)。なお、マイコン6のリセット端子RESETは、別のリセット回路(例えば、パワーオンリセット回路等)からもリセット信号が供給される。また、抵抗R6は過電流防止用の抵抗である。抵抗R7はプルアップ抵抗である。
以上のような回路構成を有する本実施例では、第1操作部2及び第2操作部3が同時に操作されているとき、充放電回路42が充電され、充放電回路42の充電電圧が所定電圧以上であるとき、NOT回路43がローレベルの生成信号をリセット信号生成部5へ出力する。そして、第1操作部2及び第2操作部3が同時に操作されなくなったとき、充放電回路42が放電され、充放電回路42の充電電圧が所定電圧未満になったとき、NOT回路43から出力される生成信号がローレベルからハイレベルにかわる。このとき、リセット信号生成部5がリセットパルスをマイコン6に供給する。これによって、第1操作部2及び第2操作部3が所定時間以上継続して同時に操作され、その後、第1操作部又は第2操作部のうち少なくとも一方が操作されなくなったときに、マイコン6へリセットパルスをリセット信号として供給することができる。
また、本実施例では、OR回路41が3つのNAND回路Q3a、Q3b、Q3cで構成され、NOT回路43をNAND回路Q3dが構成される。これによって、安価で入手しやすい、NAND回路4回路入りのロジックIC1つだけでOR回路とNOT回路を構成することができ、リセット装置の回路構成を安価で簡単なものとすることができでる。
次に、以上の構成を有するリセット装置1の動作について図3を参照して説明する。図3は、リセット装置1の動作を示すタイミングチャートである。時刻t1までキースイッチS1及びS2の操作はなく、抵抗R1の一端K1の電圧は抵抗R1を介して電源電圧VDDが供給されるため、ハイレベルである。また、抵抗R2の一端K2の電圧も抵抗R2を介して電源電圧VDDが供給されるため、ハイレベルである。従って、NAND回路Q3cの出力端子Aの電圧はハイレベルであり、トランジスタQ1はオン状態であるので、コンデンサC1の一端Bの電圧は接地電位(0V)となり、ローレベルである。このとき、NAND回路Q3dの出力端子Cはハイレベルである。キースイッチS1及びS2の操作がない定常状態ではコンデンサC2の充電が完了しており、トランジスタQ2のベース−エミッタ間電圧が導通開始電圧未満でトランジスタQ2がオフ状態であるから、リセット端子RESETは抵抗R7を介して電源電圧VDDが供給されるのでハイレベルである。
時刻t1にキースイッチS1が押下されると、K1点は接地電位(0V)に接続されるので、K1点の電圧がハイレベルからローレベルになる。そして時刻t2にキースイッチS2も押下されると、K2点は接地電位(0V)に接続されるので、K2点の電圧がハイレベルからローレベルになる。このとき、点Aの電圧はハイレベルからローレベルになる。これによって、トランジスタQ1のベース−エミッタ間電圧が導通開始電圧未満になり、トランジスタQ1がオフ状態になる。その結果、抵抗R3を介して供給される電源電圧VDDによって、抵抗R3、コンデンサC1の各値によって決定される時定数に従って、コンデンサC1が充電されるので、B点の電圧が上昇する。そして時刻t3にB点の電圧が所定電圧を超えてハイレベルになると、NAND回路Q3dの出力端子Cの電圧が、ハイレベルからローレベルになる。
そして時刻t4にキースイッチS2が押下されなくなると、K2点の電圧がローレベルからハイレベルになるとともに、A点の電圧もローレベルからハイレベルになる。トランジスタQ1のベース−エミッタ間電圧が導通開始電圧以上になると、トランジスタQ1がオン状態になる。その結果、コンデンサC1が放電され、B点の電圧がハイレベルからローレベルになる。また、C点の電圧はローレベルからハイレベルになるので、コンデンサC2が充電され、トランジスタQ2のベース−エミッタ間電圧が導通開始電圧以上となり、トランジスタQ2がオン状態となる。その結果、マイコン6のリセット端子RESETが接地電位に接続され、0Vとなる。そして時刻t5にコンデンサC2の充電が終了すると、トランジスタQ2のベース−エミッタ間電圧が低下し、トランジスタQ2はオフ状態となる。これによってトランジスタQ2のコレクタ電位が上昇するので、リセット端子RESETの電圧がハイレベルとなる。つまり、1ショットパルスがリセット信号生成部5からリセット端子RESETに出力される。このように、マイコン6はこのリセットパルスが入力されることによってリセット動作を実行することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。つまり、上記回路の接続構成は本発明を実現するための一例に過ぎないが、本例の回路構成を採用することで、より簡単な回路構成で上記効果をきわめて良好に達成することができる。
なお、リセットパルスが出力されるのに必要なキースイッチS1、S2を同時に押下し続ける時間は抵抗R3、コンデンサC1の時定数により決まるが、抵抗R3、コンデンサC1の各値は、容易にリセット動作が実行されないために、充電電圧がNANDQ3dで規定される入力のハイレベル電圧に到達するまでに数秒程度かかるように決めるのが好ましい。
本発明は、マイコン等の制御手段を備えるAV機器等の電子機器に好適に採用され得る。
1 リセット装置
2 第1操作部
3 第2操作部
4 検出部
41 OR回路
42 充放電回路
43 NOT回路
5 リセット信号生成部
6 制御部(マイコン)
S1、S2 キースイッチ
R1〜R7 抵抗
C1、C2 コンデンサ
Q1、Q2 トランジスタ
Q3 NAND回路
2 第1操作部
3 第2操作部
4 検出部
41 OR回路
42 充放電回路
43 NOT回路
5 リセット信号生成部
6 制御部(マイコン)
S1、S2 キースイッチ
R1〜R7 抵抗
C1、C2 コンデンサ
Q1、Q2 トランジスタ
Q3 NAND回路
Claims (3)
- 制御手段にリセット信号を供給するリセット装置であって、
ユーザによって操作可能である第1操作部及び第2操作部と、
該第1操作部及び第2操作部が所定時間以上継続して同時に操作されているか否かを検出する検出部と、
リセット信号を該制御手段に供給するリセット信号生成部とを備え、
該第1操作部及び第2操作部が所定時間以上継続して同時に操作され、その後、該第1操作部又は第2操作部のうち少なくとも一方が操作されなくなったときに、該リセット信号生成部がリセット信号を該制御手段に供給する、リセット装置。 - 前記検出部が、
前記第1操作部及び第2操作部が同時に操作されているか否かを検出するOR回路と、
該第1操作部及び第2操作部が同時に操作されているときに充電され、該第1操作部又は第2操作部のうち少なくとも一方が操作されていないときに放電する充放電回路と、
該充放電回路の充電電圧が所定電圧以上であるとき、第1レベルの生成出力信号を前記リセット信号生成部へ出力し、該充放電回路の充電電圧が所定電圧未満であるとき、第2レベルの生成信号を該リセット信号生成部へ出力するNOT回路とを有し;
前記リセット信号生成部が、
該NOT回路から出力される生成信号が第1レベルから第2レベルになったときに、リセットパルスを該制御手段に供給する、請求項1に記載のリセット装置。 - 前記第1レベルがローレベルであり;
前記第2レベルがハイレベルであり;
前記OR回路が第1〜3NAND回路を含み、
該第1NAND回路の第1及び第2入力端子が前記第1操作部と接続され、
該第2NAND回路の第1及び第2入力端子が前記第2操作部と接続され、
該第3NAND回路の第1入力端子が第1NAND回路の出力端子と接続され、
該第3NAND回路の第2入力端子が第2NAND回路の出力端子と接続され、
該第3NAND回路の出力端子が前記トランジスタのベースと接続され;
前記NOT回路が第4NAND回路を含み、
該第4NAND回路の第1及び第2入力端子が前記充放電回路に接続され、
該第4NAND回路の出力端子が前記リセット信号生成部5へ接続される、請求項2に記載のリセット装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115103268A (zh) * | 2022-05-19 | 2022-09-23 | 深圳市豪恩声学股份有限公司 | 一种接地复位电路及耳机 |
-
2010
- 2010-01-22 JP JP2010012015A patent/JP2011151650A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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