JP2011150102A - 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】規制ブレードと現像剤担持体とのギャップを容易に調整可能であり、組み立て作業性及びメンテナンス作業性にも優れた現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】ブレードユニット40は、規制ブレード29、ブレードホルダ33、ベアリング部材35、及びシャフト37で構成されている。ブレードユニット40はコイルバネ39により現像ローラ25方向に付勢され、ベアリング部材35の外周面が現像ローラ25の表面に当接している。ブレードユニット40の組み立て時に規制ブレード29の規制端29aとベアリング部材35の外周面との距離Dを調整しておくことで、層厚規制部30の隙間を容易に調整することができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置及びそれに用いる現像装置に関し、特に、現像剤担持体上に形成される現像剤層の層厚を規制する規制ブレードの取り付け構造に関するものである。
コピー機、プリンタ、FAX等の電子写真方式を用いる画像形成装置においては、主に粉末の現像剤が使用され、感光体ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像を現像剤によって可視化し、そのトナー像を記録媒体上に転写した後、定着処理を行うプロセスが一般的である。
現像剤は、トナー及びキャリアから成る二成分現像剤と、磁性を帯びたトナーのみから成る一成分現像剤とに大別され、磁性を有する規制ブレードにより現像ローラ(現像剤担持体)に担持された現像剤の摩擦帯電を促進させる。また、規制ブレードは現像ローラ上に形成される現像剤層の層厚を規制する役割を果たすものであり、規制ブレードと現像ローラとの隙間(ギャップ)は厳密に調整する必要がある。
しかし、従来の構成では、規制ブレードを現像装置の筐体に取り付けていたため、部品の寸法精度や使用環境の変化により規制ブレードと現像ローラとの隙間を常に一定に維持することが困難であった。その結果、現像ローラ上のトナー層の層厚が変化してしまい、濃度むら等の画像不良が発生するおそれがあった。
そこで、規制ブレードと現像ローラとの隙間を常に一定に設定する方法が提案されており、例えば特許文献1には、ドクターブレード(規制ブレード)の両端部にガイドローラを設け、バネ材を用いてガイドローラを現像ローラに当接させることにより現像ローラとドクターブレードとの間に所定のギャップを形成する現像装置が開示されている。
特開平11−73014号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、規制ブレード及びガイドローラの部品精度によりギャップが決定され、ギャップの調整ができない構成のため、各部材に厳密な部品精度が要求される。そのため、部材の歩留まりが低下してしまい、コスト面で不利となっていた。また、ギャップが所望の値でない場合はガイドローラ等の部品を交換する必要が生じ、現像装置の組み立て作業やメンテナンス作業が煩雑となっていた。
本発明は、上記問題点に鑑み、規制ブレードと現像剤担持体とのギャップを容易に調整可能であり、組み立て作業性及びメンテナンス作業性にも優れた現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、現像剤を収納する現像容器と、該現像容器に回転自在に支持され、表面に現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体表面の現像剤の層厚を規制する規制ブレードと、該規制ブレードを位置調整可能に保持するブレードホルダと、該ブレードホルダの両端部に回転自在に保持され、前記現像剤担持体に当接することにより前記規制ブレードと前記現像剤担持体との間に所定のギャップを形成する一対のギャップ形成部材と、を有するブレードユニットと、該ブレードユニットを前記現像剤担持体方向に付勢する付勢手段と、を備えた現像装置である。
また本発明は、上記構成の現像装置において、前記規制ブレードと前記ギャップ形成部材の一部が当接することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置において、前記ギャップ形成部材は、前記ブレードホルダの両端に固定されるシャフトと、該シャフトに回転自在に外挿されるベアリング部材とで構成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置において、前記シャフトの一部が前記ブレードホルダの両端から突出するとともに、前記現像容器には前記シャフトが係合するガイド穴が形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置において、前記規制ブレードの長手方向の両端面には、前記シャフトの端面のうち、前記規制ブレードの規制端から遠い側の周縁部が当接する傾斜部が形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置において、前記規制ブレードには、前記規制ブレードの長手方向を短径とする長穴状の貫通穴が形成されており、前記ブレードホルダには前記貫通穴に重なる位置にビス穴が形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置が搭載された画像形成装置である。
本発明の第1の構成によれば、規制ブレードとギャップ形成部材とをブレードホルダに組み付けて予めユニット化することができ、現像装置の組み立て作業性やメンテナンス作業性が向上する。また、ブレードユニットの組み立て時に規制ブレードの規制端からのギャップ形成部材の突出量を調整しておくことで、規制ブレードと現像剤担持体との隙間を容易に調整することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の現像装置において、規制ブレードとギャップ形成部材の一部を当接させることにより、環境温度の変化によりブレードホルダが伸縮しても規制ブレードと現像剤担持体との隙間の変動を抑制することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1の構成の現像装置において、ギャップ形成部材が、ブレードホルダの両端に固定されるシャフトと、該シャフトに回転自在に外挿されるベアリング部材とで構成されているため、ベアリング部材の外周面が現像剤担持体に当接して従動回転することにより、ギャップ形成部材と現像剤担持体との摩擦抵抗を極力低減することができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第3の構成の現像装置において、シャフトの一部をブレードホルダの両端から突出させるとともに、現像容器にシャフトが係合するガイド穴を形成することにより、シャフトをガイド穴に係合させるだけでブレードユニットを現像容器の所定の位置に簡単且つ確実に装着することができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第3又は第4の構成の現像装置において、規制ブレードの長手方向に垂直な両端面に、シャフトの端面のうち現像剤担持体から遠い側の周縁部が当接する傾斜部を形成することにより、磁石部材から規制ブレードに作用する引き寄せ力に抗して、規制ブレードの現像剤担持体側への移動を確実に防止することができる。また、規制ブレードの位置を微調整した場合でも規制ブレードとシャフトとを確実に当接させることができる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第1乃至第5のいずれかの構成の現像装置において、規制ブレードには、規制ブレードの長手方向を短径とする長穴状の貫通穴を形成し、ブレードホルダには貫通穴に重なる位置にビス穴を形成することにより、ブレードホルダに対する規制ブレードの位置調整を容易に行うことができる。
また、本発明の第7の構成によれば、上記第1乃至第6のいずれかの構成の現像装置を搭載することにより、外部環境の変化に伴う規制ブレードと現像剤担持体との隙間の変動を長期間に亘って抑制して画像濃度むらの発生を防止するとともに、組み立て作業性やメンテナンス作業性にも優れた画像形成装置となる。
本発明の現像装置が搭載された画像形成装置の概略断面図 本発明の現像装置の外観斜視図 本発明の現像装置の側面断面図 規制ブレード29を固定する前のブレードユニット40の一端を示す斜視図 規制ブレード29が固定されたブレードユニット40の一端の拡大斜視図 規制ブレード29が固定されたブレードユニット40の一端の拡大平面図 規制ブレード29を固定する固定ビス41付近の部分断面図 図6における規制ブレード29とシャフト37の当接部周辺の部分拡大図 ブレードユニット40が装着された現像装置の部分拡大図 ブレードユニット40と現像ローラ25との位置関係を示す斜視図 ブレードユニット40と現像ローラ25との位置関係を示す側面断面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の現像装置を備えた画像形成装置の概略断面図である。画像形成装置(例えばモノクロプリンタ)100では、コピー動作を行う場合、装置本体内の画像形成部Pにおいて、不図示のパーソナルコンピューター(PC)から送信された原稿画像データに基づく静電潜像が形成され、現像装置4により静電潜像にトナーが付着されてトナー像が形成される。この現像装置4へのトナーの供給はトナーコンテナ5から行われる。そして、このような画像形成装置100では、感光体ドラム1を図1において時計回りに回転させながら、感光体ドラム1に対する画像形成プロセスが実行される。
画像形成部Pには、感光体ドラム1の回転方向(時計回り)に沿って、帯電部2、露光ユニット3、現像装置4、転写ローラ6、クリーニング装置7、及び除電装置(図示せず)が配設されている。感光体ドラム1は、例えばアルミドラムに感光層が積層されたものであり、帯電部2により、表面を帯電させるようになっている。そして、後述する露光ユニット3からのレーザビームを受けた表面に、帯電を減衰させた静電潜像を形成する。なお、上記の感光層は、特に限定するものではないが、例えば耐久性に優れるアモルファスシリコン(a−Si)や、帯電時のオゾンの発生が少なく高解像度の画像が得られる有機感光層(OPC)等が好ましい。
帯電部2は、感光体ドラム1の表面を均一に帯電させるものである。例えば帯電部2として、細いワイヤー等を電極として高電圧を印加することにより放電するコロナ放電装置が用いられる。なお、コロナ放電装置に代えて、帯電ローラに代表される帯電部材を感光体表面に接触させた状態で電圧を印加する接触式の帯電装置を用いても良い。露光ユニット3は、画像データに基づいて光ビーム(例えばレーザビーム)を感光体ドラム1に照射し、感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成する。
現像装置4は、感光体ドラム1の静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成させるものである。なお、ここでは磁性を有するトナー成分のみから構成される一成分現像剤(以下、単にトナーともいう)が現像装置4に収容されている。また、現像装置4の詳細については後述する。転写ローラ6は、感光体ドラム1表面に形成されたトナー像を乱さずに用紙搬送路11を搬送されてくる用紙に転写する。クリーニング装置7は、感光体ドラム1の長手方向に線接触するクリーニングローラやブレード材等を備えており、トナー像が用紙に転写された後に、感光体ドラム1の表面に残った残留トナーを除去する。
そして、予め入力された画像データに基づいて露光ユニット3が感光体ドラム1上にレーザビーム(光線)を発することで、その画像データに基づく静電潜像を感光体ドラム1表面に形成する。その後、現像装置4が静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。
上記のようにトナー像が形成された画像形成部Pに向けて、用紙収容部10から用紙が用紙搬送路11及びレジストローラ対13を経由して所定のタイミングで搬送され、画像形成部Pにおいて転写ローラ6により感光体ドラム1表面のトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム1から分離され、定着部8に搬送されて加熱及び加圧されることで用紙にトナー像が定着される。定着部8を通過した用紙は、排出ローラ対14を通過して用紙排出部15に排出される。
図2及び図3は、本発明の現像装置の斜視図及び側面断面図である。図3に示すように、現像容器20内には、現像容器20と一体形成された仕切壁(図示せず)によって第1貯留室21と第2貯留室22とが形成されている。そして、この第1貯留室21には第1攪拌スクリュー23が、第2貯留室22には第2攪拌スクリュー24が配設されている。現像容器20の上部にはトナー供給口(図示せず)が設けられており、現像容器20内のトナー量を検知するトナーセンサ(図示せず)の検知結果に応じてトナーコンテナ5(図1参照)に貯留されたトナーが供給される。
第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24は、それぞれ支軸を中心とし、その周囲に螺旋羽を設けた構成になっており、互いに平行な状態で現像容器20に回転可能に軸支されている。なお、第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24の軸方向である現像容器20の長手方向(図3の紙面方向)の両端部においては仕切壁が存在せず、第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24間でのトナーの受け渡しが可能となっている。これにより、第1攪拌スクリュー23は、第1貯留室21内のトナーを攪拌しながら第2貯留室22に搬送し、第2攪拌スクリュー24は、第2貯留室22に搬送されてきたトナーを攪拌しながら搬送して現像ローラ25に供給する。
現像ローラ25は、第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24と平行な状態で現像容器20に回転可能に軸支されている。現像ローラ25の内部には複数の磁極を有する永久磁石から成るマグネット体27が固定されている。このマグネット体27の磁力により現像ローラ25の表面にトナーを付着(担持)させてトナー薄層を形成する。現像ローラ25は外周面の一部が現像容器20から露出しており、露出部分が感光体ドラム1(図1参照)に対向するように配置されている。
そして、トナー薄層の形成された現像ローラ25が感光体ドラム1の回転に応じて回転することで、感光体ドラム1の感光層にトナーを供給する。第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24、及び現像ローラ25は、モータ(図示せず)及びギヤ列により所定の速度で回転駆動される。また、現像ローラ25の両端部には現像容器20と現像ローラ25との隙間からの現像剤の漏出を防止するための磁気シール部材28が配設されている。
規制ブレード29は、その長手方向が現像ローラ25の最大現像幅よりも大きく形成されており、現像ローラ25と所定の間隔を隔てて配置されることにより、感光体ドラム1に供給するトナー量を規制する層厚規制部30を形成する。層厚規制部30の隙間は0.1mm〜2mm程度に設定される。規制ブレード29の材質としては、磁性体或いは非磁性体のSUS(ステンレス)等が用いられる。ここでは、非磁性体の規制ブレード29に永久磁石31を装着して磁性を付与している。規制ブレード29はブレードホルダ33に固定されてブレードユニット40を構成しており、ブレードユニット40はコイルバネ39によって現像ローラ25方向に付勢されている。
マグネット体27は、N極及びS極から成る複数の磁極(図示せず)を有している。規制ブレード29にはマグネット体27の磁極の一つ(例えばN極)が対向するため、規制ブレード29の先端には異極(例えばS極)が誘起され、層厚規制部30に引き合う方向の磁界が発生する。
この磁界により、規制ブレード29と現像ローラ25との間にトナーが連なったトナー鎖(磁気ブラシ)が形成される。そして、層厚規制部30を通過することにより層規制され、現像ローラ25上にトナー薄層が形成される。規制ブレード29に永久磁石31を配置することにより、層厚規制部30の間隔だけでなく層厚規制部30に発生する磁界によって規制力を高め、現像ローラ25上に数十μmのトナー薄層を形成する。一方、トナー薄層の形成に用いられなかったトナーは規制ブレード29の上流側(図3の下側)の側面に沿って滞留する。その後、現像ローラ25が図3の時計方向に回転してトナー鎖が感光体ドラム1に対向する位置に移動すると、トナー鎖は感光体ドラム1表面に接触してトナー像を形成する。
次に、ブレードユニット40の組み立て方法、及び現像装置4へのブレードユニット40の装着手順について説明する。図4は、規制ブレード29を固定する前のブレードユニット40の一端を示す斜視図である。なお、以下の説明ではブレードユニット40の一端(図3の紙面手前側)の構成及び組み立て手順について説明するが、ブレードユニット40の他端(図3の紙面奥側)の構成及び組み立て手順も全く同様である。
図4に示すように、ブレードホルダ33は、規制ブレード29を固定するブレード固定面33aと、ブレード固定面33aの両端に形成されたベアリング部材35を収納する保持部33bとを有する樹脂製の部材であり、ブレード固定面33aには規制ブレード29を固定ビス41(図5参照)で締結するためのビス穴33cが穿設されている。ビス穴33cはブレード固定面33aの裏面側のボス33d(図5参照)内まで形成されている。
先ず、ブレードホルダ33の保持部33bにベアリング部材35を収納し、保持部33bの外側に形成されたシャフト穴(図示せず)からシャフト37を圧入する。そして、シャフト37をベアリング部材35の中心穴35aに差し込むことにより、ベアリング部材35はシャフト37に対し回転自在に固定される。このとき、シャフト37はスラスト方向においてブレードホルダ33に仮固定された状態となっている。また、シャフト37は外周面の対向する2箇所が平面状にカットされた断面小判形である。
次に、規制ブレード29をブレード固定面33aに固定する。図5及び図6は、規制ブレード29が固定されたブレードユニット40の一端(図4の左端)の部分拡大図及び平面図であり、図7は、規制ブレード29を固定する固定ビス41周辺の部分断面図(図6のXX′矢視断面図)である。規制ブレード29の両端部には、ブレード固定面33aのビス穴33cと重なる位置に貫通穴29bが形成されている。この貫通穴29bを介してビス41をビス穴33cに締結する。
図7に示すように、規制ブレード29の貫通穴29bはブレードの長手方向(図6の左右方向)を短径とする長穴状に形成されており、長穴の長径方向(図7のAA′方向)における規制ブレード29の位置調整が可能となっている。ビス41を完全に締結しない状態で、ベアリング部材35をVブロック等の基準面上に固定し、ベアリング部材35の外周面と規制ブレード29の規制端29aとの距離Dを調整する。距離Dを所定距離に調整した後、ビス41を完全に締結する。その後、シャフト37の先端部37aが規制ブレード29の端面に形成された傾斜部43に当接するまでシャフト37を圧入することにより、規制ブレード29がブレード固定面33aに固定され、ブレードユニット40の組み立てが終了する。
図8は、図6における規制ブレード29とシャフト37の当接部周辺の部分拡大図である。現像ローラ25内のマグネット体27(図3参照)の磁力により、規制ブレード29には現像ローラ25側(図6の下方向)に引き寄せる力が作用している。しかし、シャフト37の端面の現像ローラ29から遠い側の周縁部37aaが規制ブレード29の傾斜部43に当接しているため、規制ブレード29の現像ローラ25側への移動が規制される。また、規制ブレード29は金属製のシャフト37及びベアリング部材35を介して現像ローラ25表面との間に距離Dを隔てて配置されるため、樹脂製のブレードホルダ33の熱膨張による距離Dの変動を抑制することができる。
さらに、規制ブレード29の調整範囲に応じて傾斜部43の角度及び長さを設定しておくことで、図8の上下方向における規制ブレード29の位置を微調整したとき、保持部33bの外側から白矢印方向に圧入されるシャフト37の端面の周縁部37aaを傾斜部43に確実に当接させることができる。
次に、組み立てられたブレードユニット40を現像容器20に装着する。図9は、ブレードユニット40が装着された現像装置の部分拡大図であり、図10及び図11は、ブレードユニット40と現像ローラ25との位置関係を示す斜視図及び側面断面図である。ブレードホルダ33の保持部33bの背面に形成されたバネ保持部(図示せず)にコイルバネ39の一端を保持した状態で、ブレードユニット40の両端に突出するシャフト37を、小判形の平面部が現像容器20のガイド穴45の開口縁に沿うように係合させる。
そして、ガイド穴45に沿ってブレードユニット40を現像ローラ25方向に移動し、ベアリング部材35の外周面を現像ローラ25に当接させる。その状態でコイルバネ39の他端を現像容器20内面のバネ保持部(図示せず)に保持してブレードユニット40の装着を完了する。コイルバネ39の付勢力によりベアリング部材35の外周面が現像ローラ25(図3参照)の表面に圧接されることで、規制ブレード29の規制部29aと現像ローラ25の表面との隙間(層厚規制部30)が一定(=距離D)に保持される。
本発明の構成では、規制ブレード29とベアリング部材35及びシャフト37とをブレードホルダ33に組み付けたブレードユニット40を現像容器20に装着するため、規制ブレード29とベアリング部材35及びシャフト37とを予めユニット化しておくことができる。また、ブレードユニット40の組み立て時に規制ブレード29の規制端29aとベアリング部材35の外周面との距離Dを調整しておくことで、層厚規制部30の隙間を容易に調整することができる。従って、現像装置の組み立て時や規制ブレード交換時の作業性が向上する。
また、シャフト37を規制ブレード29の傾斜部43に当接させることで、規制ブレード29は金属部材(ベアリング部材35及びシャフト37)のみを介して現像ローラ25に当接することになる。従って、環境変化によるブレードホルダ33の伸縮に係わらず層厚規制部30の隙間を長期間に亘って一定に維持することができる。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述したブレードホルダ33の寸法や形状については、規制ブレード29の大きさや形状、現像容器の仕様等に応じて適宜設定すれば良い。また、シャフト37のブレードホルダ33への固定についても圧入に代えてネジ込み方式としても良い。
また、ここでは図2及び図3に示したような磁性一成分現像剤を用いる現像装置について説明したが、これに限定されるものではなく、トナーとキャリアとから成る二成分現像剤を用いる現像装置であっても良い。例えば、磁気ローラ(現像剤担持体)と現像ローラ(トナー担持体)を用い、磁気ローラ上にキャリアを残したまま現像ローラ上にトナーのみを移動させてトナー薄層を形成する現像装置において、磁気ローラ上の現像剤層を規制する規制ブレードの固定に適用することもできる。
本発明は、規制ブレードを備えた現像装置に利用可能であり、規制ブレードを位置調整可能に保持するブレードホルダと、ブレードホルダの両端部に回転自在に保持され、現像剤担持体に当接することにより規制ブレードと現像剤担持体との間に所定のギャップを形成する一対のギャップ形成部材と、を有するブレードユニットを、付勢手段により現像剤担持体方向に付勢するものである。
これにより、ブレードユニットの組み立て時に規制ブレードの端縁とギャップ形成部材の外周面との距離を調整してユニット化しておくことで、層厚規制部の隙間を容易に調整できるため、現像装置の組み立て作業性及びメンテナンス作業性が向上する。また、規制ブレードとギャップ形成部材の少なくとも一部を当接させることにより、規制ブレードの移動による層厚規制部の隙間の変動を抑え、層厚規制部の隙間を長期間に亘って一定に維持することができる。
また、本発明の現像装置を搭載することにより、長期間に亘って高品位な画像形成が行え、メンテナンス性にも優れた画像形成装置を提供できる。
1 感光体ドラム
4 現像装置
20 ハウジング
23 第1攪拌スクリュー
24 第2攪拌スクリュー
25 現像ローラ(現像剤担持体)
27 マグネット体(磁石部材)
29 規制ブレード
29a 規制端
29b 貫通穴
33 ブレードホルダ
33a ブレード固定面
33b 保持部
33c ビス穴
35 ベアリング部材(ギャップ形成部材)
37 シャフト(ギャップ形成部材)
39 コイルバネ(付勢手段)
40 ブレードユニット
43 傾斜部
45 ガイド穴
100 画像形成装置

Claims (7)

  1. 現像剤を収納する現像容器と、
    該現像容器に回転自在に支持され、内部に固定された磁石部材により表面に現像剤を担持する現像剤担持体と、
    該現像剤担持体表面の現像剤の層厚を規制する規制ブレードと、該規制ブレードを位置調整可能に保持するブレードホルダと、該ブレードホルダの両端部に回転自在に保持され、前記現像剤担持体に当接することにより前記規制ブレードと前記現像剤担持体との間に所定のギャップを形成する一対のギャップ形成部材と、を有するブレードユニットと、
    該ブレードユニットを前記現像剤担持体方向に付勢する付勢手段と、
    を備えた現像装置。
  2. 前記規制ブレードと前記ギャップ形成部材の一部が当接することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記ギャップ形成部材は、前記ブレードホルダの両端に固定されるシャフトと、該シャフトに回転自在に外挿されるベアリング部材とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  4. 前記シャフトの一部が前記ブレードホルダの両端から突出するとともに、前記現像容器には前記シャフトが係合するガイド穴が形成されることを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記規制ブレードの長手方向に垂直な方向の両端面には、前記シャフトの端面のうち前記現像剤担持体から遠い側の周縁部が当接する傾斜部が形成されることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の現像装置。
  6. 前記規制ブレードには、前記規制ブレードの長手方向を短径とする長穴状の貫通穴が形成されており、前記ブレードホルダには前記貫通穴に重なる位置にビス穴が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の現像装置が搭載された画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9915891B2 (en) 2014-11-13 2018-03-13 Canon Kabushiki Kaisha Developing device with light reflection through regulating member gap
US11106175B1 (en) 2020-02-28 2021-08-31 Fujifilm Business Innovation Corp. Image forming apparatus having a securing device to secure a photoconductor unit and a developing unit

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