JP2011149198A - 押釦錠の無施錠防止装置 - Google Patents

押釦錠の無施錠防止装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 施解錠毎にそれまでの暗証番号をキャンセルし、新しい暗証番号を設定できる所謂ワンタイム方式の押釦錠において、それまでの暗証番号をキャンセルした後に新しい暗証番号を設定しないことによる無施錠状態を失くす。
【解決手段】 釦軸Aと交差する空止め板1を一方向に移動可能に配設し、釦軸Aが干渉する空止め板の部分に釦軸Aが遊動できる挿通孔2を開口させると共に、この挿通孔に関し押釦6側の釦軸Aに傾斜端縁部7を形成し、以て外ケース表面に突出した押釦6の何れか一つを押動することにより上記空止め板1が一方向に移動するようにし、一方、外ケース内に、上記空止め板の移動方向である一方向と直角な方向である他方向に移動可能に案内され、押釦錠操作部材の操作に連動して他方向に移動できるスライダを配設し、空止め板の移動によりスライダを解放する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、押釦錠の無施錠防止装置(以下単に無施錠防止装置という)に係り、特に、暗証番号を任意に設定できる押釦錠において、それまでの暗証番号を解除して新たな暗証番号を設定する際の過渡的な状態としての無施錠状態を防止することができる無施錠防止装置に関する。
本出願人は、先に、下記特許文献1により、暗証番号を任意に設定できる押釦錠の暗証番号設定機構(以下単に暗証番号設定機構という)を提案した。
この暗証番号設定機構は、細長い杆体である釦軸及びこの釦軸の外端に一体的に結合された押釦からなる押釦ユニットの複数を、外ケース内において一定の展開パターンで配設し、各押釦ユニットを、押釦を外ケースの表面から突出させた状態で、釦軸の長さ方向に移動可能に案内すると共に、押釦が外ケース表面から突出する方向に付勢し、一方、各釦軸の内端部に解錠切欠を同じ向きで形成し、他方、押釦ユニットの押釦を押し下げたとき、その押し下げられた釦軸の位置を各別に保持すると共に、リセット時押し下げられた全押釦ユニットを同時に解放するストッパー機構を設け、選択された押釦を押し下げたとき、全釦軸の解錠切欠が解錠レベルに位置するようにしたものにおいて、全釦軸を同じ長さにすると共に、長さ方向における一定の箇所を横断する切断面により、押釦と一体の釦軸Aと解錠切欠を形成した釦軸Bとに分断し、各釦軸Aに、向きを同じくして、押釦に近い方の第1係合切欠及び釦軸Bに近い方の第2係合切欠を、釦軸Bに第1及び第2係合切欠と同じ向きの第3係合切欠を夫々形成し、上記第1及び第2係合切欠の間隔を、上記選択された押釦の押し下げ量と同じに設定し、一方、上記釦軸A、Bに垂直で、全押釦ユニットの展開パターンを覆うことができる厚板ブロック状の止め板ホルダーを外ケース内に設け、この止め板ホルダーに、押釦ユニット群と同じ展開パターンで釦軸A、Bが挿通する案内孔を形成し、他方、各案内孔に連接して止め板収納孔を形成し、各止め板収納孔に、上記係合切欠と係合可能な係合突起の一対を形成した止め板を押釦ユニットに近接し或いは離間する方向に移動可能に収納すると共に、上記一対の係合突起の間隔を、夫々が選択されて押し下げられた釦軸Aの第1係合切欠と釦軸Bの第3係合切欠とに係合したとき、釦軸Bの解錠切欠が上記解錠レベルになるように設定し、また、全止め板に同時に係合する止め板制御体及びこれと重合する態様で止め板制御体に連結されたキャリアーを止め板の移動方向と同じ方向に移動可能に案内すると共に、第1ばね部材により、止め板制御体を上記係合突起が押釦ユニットの係合切欠に係合する方向に付勢し、更にまた、上記第1ばね部材より大きい弾力の第2はね部材を、止め板制御体に関して第1ばね部材とは反対側において、止め板制御体とキャリアーとの間に弾装し、以て、暗証番号変更時、サムターン等の押釦錠操作部材の操作により、操作部材により制御される駆動機構、キャリアー、第2ばね部材及び止め板制御体を介して全止め板を押釦ユニットから離間する方向に駆動すると共に、ストッパー機構により全釦軸Aを解放してそれまでの暗証番号をキャンセルし、この状態で新しく選択された押釦を押し下げ、操作部材の操作及び第1ばね部材の弾力により、キャリアー及びこれに連結された止め板を係合突起が係合切欠に係合する方向に移動させることにより新しい暗証番号を設定し、加えて、切替え装置の操作で止め板制御体を固定することにより、設定された暗証番号を固定できるようにしたことを特徴とするものである。
なおこの暗証番号設定機構は、1回の解錠及び再施錠毎に異なる暗証番号を設定することができる番号設定機構の運用方式(所謂ワンタイム方式)と、複数回の施錠及び解錠にわたって同一の暗証番号を使用できる運用方式(所謂フルタイム方式)の両方式を採ることができる。
特願2008−183216
本発明に係る無施錠防止装置なる概念の内容も含め、本願発明を理解するには上記暗証番号設定機構の構成を説明しなければならないので、以下に上記特許文献1に記載の暗証番号設定機構の構成について簡単に説明する。
その前に、上記暗証番号設定機構を有する押釦錠の一般的な構成を、特許文献1の図面を参照して説明するが、この説明においては、特許文献1の図面の符号であることを示すため、符号に(括弧)を付することにする。
特許分献1の図1及び図2に示すように、複数(図示の実施例では11個)の押釦(2、2)がケースの表面(1)において方眼状に配設されており、各押釦2及びこれに一体に結合された釦軸3は、図示しない案内機構により図2において上下方向に移動可能に案内されると共に、上方に付勢されている。
この場合、選択され、押し下げられた押釦(2、2)は、後述するストッパー機構により各別に押し下げられた位置に係止され、その位置を保持する。
一方、上記各押釦(3)の内端部には解錠切欠(4)が同じ方向を向いて形成されており、暗証番号を設定するとき押し下げられるべき釦軸(3)の解錠切欠(4)(図2で一番左側と3番目)は、押し下げられた状態で図2に示すように最初から邪魔板(5)と同じレベルにある。
他方、各釦軸(3)は邪魔板(5)において対応する挿通孔(6)を貫通しており、通常、押釦錠は、複数の選択された押し下げたのち解錠のためサムターン等の操作部材を操作する際、例えば邪魔板5が図1において上方に移動するように構成されているから、図2から明らかなように、邪魔板(5)の動きを阻止するものはなく、従って操作部材によって錠止機構が解除され解錠するのである。
次に、特許文献1に記載の暗証番号設定機構の要部を簡単に説明すると、この暗証番号設定機構における釦軸(3)は、従来のものと比較して、選択されて暗証番号設定時押し込まれるものも、押し込まれずそのままの位置を保つものも同じ長さである。
すなわち、特許文献1の図3及び図4に示すように、釦軸3は釦軸(3A)と釦軸(3B)とに分割されており、図3において下方に、すなわち、ケースの表面1から突出する方向に付勢された釦軸3Aの図3における上端部には、一定の間隔で第1及び第2係合切欠(18、19)(図13参照)が形成されており、これ等切欠き(18、19)の間隔は押釦を押動するときのストロークと同じに設定されている。
そして、暗証番号をフルタイム方式において設定するときには、図13乃至図15に示すように、解錠状態において、すなわち釦軸(3B)の解錠切欠(4)が邪魔板(5)とレベル的に整合した状態において(図13参照)、止め板(25)の係合突起(25、25)を釦軸(3A)の第1係合切欠(18)及び釦軸(3B)の第3係合切欠(21)に係合させる(図14参照)。
上記のようにして暗証番号設定時押動される押釦の長さを設定するが、暗証番号設定時押動されずに其の儘にされる押釦(3)は、図13に示すように釦軸3Aの長さ方向の位置をそのままにして、止め板(25)の係合突起(25、25)を釦軸(3A)の第2係合切欠(19)及び釦軸(3B)の第3係合切欠(21)に係合させる。
上記のように設定された暗証番号は、サムターン等の操作部材(14:図9参照)の回動により、解錠毎にキャンセルされる(フルタイム方式の場合)。
すなわち、上記止め板(25)と係合し、操作部材(14)の回動時その長さ方向に移動する止め板制御体(27)の動きにより、止め板(25)は施解錠毎に釦軸3から離間し(13)、或いは釦軸3に近接するが、離間時押釦2が付勢よりケースの表面から突出するので、図15のように連結されていた釦軸(3A、3B)が図13に示すように離間し、そのため暗証番号はキャンセルされてしまう。
なお、暗証番号設定機構については特許文献1に記載されているので、更に詳細な説明は省略する。
上記のように構成された特許文献1に記載の暗証番号設定機構は、解錠時暗証番号がキャンセルされるが、解錠後に押釦を押すことによる新たな暗証番号の設定をせずに其の儘施錠してしまうと、図13から明らかなように、全止め板(26)の下方の係合突起(25)が釦軸(3A)の第2係合切欠(19)と、上方の係合突起(25)が釦軸(3B)の第3係合切欠(21)と係合してしまい、結果押釦を押さない状態で解錠状態、すなわち、常時無施錠状態になってしまう。
そこで、この発明は、上記した常時無施錠状態になることを防止できる無施錠防止装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、この発明は、細長い杆体である釦軸及びこの釦軸の外端に一体的に結合された押釦からなる押釦ユニットの複数を、外ケース内において一定の展開パターンで配設し、各押釦ユニットを、押釦を外ケースの表面から突出させた状態で、釦軸の長さ方向に移動可能に案内すると共に、押釦が外ケース表面から突出する方向に付勢し、一方、各釦軸の内端部に解錠切欠を同じ向きで形成し、他方、押釦ユニットの押釦を押し下げたとき、その押し下げられた釦軸の位置を各別に保持すると共に、リセット時押し下げられた全押釦ユニットを同時に解放するストッパー機構を設け、選択された押釦を押し下げたとき、全釦軸の解錠切欠が解錠レベルに位置するようにしたものにおいて、全釦軸を同じ長さにすると共に、長さ方向における一定の箇所を横断する切断面により、押釦と一体の釦軸Aと解錠切欠を形成した釦軸Bとに分断し、各釦軸Aに、向きを同じくして、押釦に近い方の第1係合切欠及び釦軸Bに近い方の第2係合切欠を、釦軸Bに第1及び第2係合切欠と同じ向きの第3係合切欠を夫々形成し、上記第1及び第2係合切欠の間隔を、上記選択された押釦の押し下げ量と同じに設定し、一方、上記釦軸A、Bに垂直で、全押釦ユニットの展開パターンを覆うことができる厚板ブロック状の止め板ホルダーを外ケース内に設け、この止め板ホルダーに、押釦ユニット群と同じ展開パターンで釦軸A、Bが挿通する案内孔を形成し、他方、各案内孔に連接して止め板収納孔を形成し、各止め板収納孔に、上記係合切欠と係合可能な係合突起の一対を形成した止め板を押釦ユニットに近接し或いは離間する方向に移動可能に収納すると共に、上記一対の係合突起の間隔を、夫々が選択されて押し下げられた釦軸Aの第1係合切欠と釦軸Bの第3係合切欠とに係合したとき、釦軸Bの解錠切欠が上記解錠レベルになるように設定し、また、全止め板に同時に係合する止め板制御体及びこれと重合する態様で止め板制御体に連結されたキャリアーを止め板の移動方向と同じ方向に移動可能に案内すると共に、第1ばね部材により、止め板制御体を上記係合突起が押釦ユニットの係合切欠に係合する方向に付勢し、更にまた、上記第1ばね部材より大きい弾力の第2はね部材を、止め板制御体に関して第1ばね部材とは反対側において、止め板制御体とキャリアーとの間に弾装し、以て、暗証番号変更時、サムターン等の押釦錠操作部材の操作により、操作部材により制御される駆動機構、キャリアー、第2ばね部材及び止め板制御体を介して全止め板を押釦ユニットから離間する方向に駆動すると共に、ストッパー機構により全釦軸Aを解放してそれまでの暗証番号をキャンセルし、この状態で新しく選択された押釦を押し下げ、操作部材の操作及び第1ばね部材の弾力により、キャリアー及びこれに連結された止め板を係合突起が係合切欠に係合する方向に移動させることにより新しい暗証番号を設定し、加えて、切替え装置の操作で止め板制御体を固定することにより、設定された暗証番号を固定できるようにしたものにおいて、釦軸Aと交差する空止め板を一方向に移動可能に配設し、釦軸Aが干渉する空止め板の部分に釦軸Aが遊動できる挿通孔を開口させると共に、この挿通孔に関し押釦側の釦軸Aに傾斜端縁部を形成し、以て外ケース表面に突出した押釦の何れか一つを押動することにより上記空止め板が一方向に移動するようにし、一方、外ケース内に、上記空止め板の移動方向である一方向と直角な方向である他方向に移動可能に案内され、押釦錠操作部材の操作に連動して他方向に移動できるスライダを配設し、他方、上記空止め板をその一端がスライダに係合する方向に付勢すると共に、押釦を押動したとき、上記釦軸Aの傾斜端縁部と挿通孔の開口端縁との間に生じる楔作用により、空止め板がスライダから離間する方向に移動するようにしたことを特徴とする。
上記のように構成されたこの発明による押釦錠の無施錠防止装置は、解錠状態においては全釦軸Bの解錠切欠が邪魔板と整合しているが、このときには空止め板がその付勢力によりスライダと係合しており,これを介して操作部材を不動に係止するので、押釦錠の掛金を動かすことができない。
一方、解錠状態において何れか1個の押釦を押動すれば、すなわち暗証番号の設定を開始すれば、当該押釦の釦軸Aの傾斜端縁部と挿通孔の開港端縁との間に生じる楔作用により空止め板がスライダから離間する方向に移動してスライダが自由になるので、操作部材を介して掛金を動かすことができる。
解錠して掛金を外した状態にある押釦錠のケースの表面板を省略して示すこの発明の要部の平面図。 その断面図。 図1と同様の平面図で、押釦の少なくとも1個を押動した状態を示す。 その断面図。
釦軸Aと交差する空止め板を一方向に移動可能に配設し、釦軸Aが干渉する空止め板の部分に釦軸Aが遊動できる挿通孔を開口させると共に、この挿通孔に関し押釦側の釦軸Aに傾斜端縁部を形成し、以て外ケース表面に突出した押釦の何れか一つを押動することにより上記空止め板が一方向に移動するようにし、一方、外ケース内に、上記空止め板の移動方向である一方向と直角な方向である他方向に移動可能に案内され、押釦錠操作部材の操作に連動して他方向に移動できるスライダを配設し、他方、上記空止め板をその一端がスライダに係合する方向に付勢すると共に、押釦を押動したとき、上記釦軸Aの傾斜端縁部と挿通孔の開口端縁との間に生じる楔作用により、空止め板がスライダから離間する方向に移動させることにより、押釦錠の所謂無施錠を防止することができる。
図1及び図2において符号1は空止め板を、符号3Aは釦軸Aを示す。なお、この実施例の説明においては、符号3Aを例外として、符号を前記特許文献1の図面の符号とは独立に付するものとする。
この空止め板1は、図1から明らかなように、全体の形状が略左向きト字形の板状体で、全体として一方向(図1で左右方向)に移動可能に支持、案内されている。
また、この空止め板1は、図2から明らかなように、釦軸3Aと交差するレベル位置(図2における上下方向の位置)に配設されており、釦軸A3Aが干渉する空止め板1の部分には、釦軸A3Aが図1で左右方向に遊動できる複数の挿通孔2、2が開口している。
更にまた、この空止め板1は、圧縮コイルばねとしての空止め板ばね4、4の弾力により、後述するスライダ5に近接する方向に(図1で左方)に付勢されている。
一方、上気空止め板1の図1における左辺に近接して、図1で上下方向に延在するブロック状(図2参照)のスライダ5が長さ方向に移動可能に案内されている。
このスライダ5の上端部で空止め板1に対向する側端縁には、下方に係止段部11を形成した係合切欠12(図3参照)が形成されている。
押釦錠の解錠状態を示す図1及び図2においては、上気空止め板ばね4、4の弾力により空止め板1は図1で左方に付勢され、その左辺における突部が上記スライダ5の係合切欠12と係合している。
他方、図1に示すように、掛金9の基部にはサムターン等の操作部材8、及びこの操作部材と同軸かつ一体のピニオン13が結合されていて、このピニオン13は上記スライダの左辺に形成されたラック14と噛み合っている。
一方、各押釦3Aの、挿通孔2に関し押釦6側の肩部には傾斜端縁部7が形成されている(図2参照)。
そのため、外ケース表面に突出した押釦6の何れか一つを押動すると、上記傾斜端縁部7と前記挿通孔2の開口端縁との間に生じる楔作用により、上記空止め板1が一方向(図1では右方)、すなわち、空止め板1とスライダ5の係合が解ける方向に移動する。
なお、押動させた押釦の釦軸Aは、トッパ機構15(図4参照)により押し込まれた位置に安定に係止される。
この発明の一実施例による無施錠防止機構は、上記したように構成されているので、押釦錠の押釦を適切に選択して暗証番号を入力すれば、この押釦錠は解錠され、以降サムターン等の操作部材8(図2参照)を回して掛金9(図1参照)を例えば郵便箱の係合部から外せば蓋板を開けることができる。
前記した所謂ワンタイム方式の運用においては、解錠後新たな暗証番号を設定してからサムターン等の操作部材8を回して施錠する。
このとき、解錠後新たな暗証番号を設定せずに操作部材8を施錠方向に回すと、従来の押釦錠では無施錠状態になってしまうことは前記した通りであるが、この発明による無施錠防止装置を備えて押釦錠では、新たな暗証番号設定のための押釦を押さずに操作部材8を回そうとすると、図1から明らかなように、空止め板1の突部がスライダ5の係合切欠12と係合しているので操作部材8を施錠方向に回すことができず、したがって押釦錠が無施錠状態となることを完全に防止することができる。
一方、解錠後新たな暗証番号を設定するため一つでも押釦2を押すと、上記したように傾斜端縁部7と前記挿通孔2の開口端縁との間に生じる楔作用により、上記空止め板1が一方向(図1では右方)、すなわち、空止め板1とスライダ5の係合が解ける方向に移動するので(図3参照)、スライダ5が空止め板1から解放される結果、押釦錠を施錠することができる。
1 空止め板
2 挿通孔
3A 釦軸A
4 空止め板ばね
5 スライダ
6 押釦
7 傾斜端縁部
8 サムターン
9 掛金
11 係止段部
12 係合切欠
13 ピニオン
14 ラック
15 ストッパ機構

Claims (1)

  1. 細長い杆体である釦軸及びこの釦軸の外端に一体的に結合された押釦からなる押釦ユニットの複数を、外ケース内において一定の展開パターンで配設し、各押釦ユニットを、押釦を外ケースの表面から突出させた状態で、釦軸の長さ方向に移動可能に案内すると共に、押釦が外ケース表面から突出する方向に付勢し、一方、各釦軸の内端部に解錠切欠を同じ向きで形成し、他方、押釦ユニットの押釦を押し下げたとき、その押し下げられた釦軸の位置を各別に保持すると共に、リセット時押し下げられた全押釦ユニットを同時に解放するストッパー機構を設け、選択された押釦を押し下げたとき、全釦軸の解錠切欠が解錠レベルに位置するようにしたものにおいて、全釦軸を同じ長さにすると共に、長さ方向における一定の箇所を横断する切断面により、押釦と一体の釦軸Aと解錠切欠を形成した釦軸Bとに分断し、各釦軸Aに、向きを同じくして、押釦に近い方の第1係合切欠及び釦軸Bに近い方の第2係合切欠を、釦軸Bに第1及び第2係合切欠と同じ向きの第3係合切欠を夫々形成し、上記第1及び第2係合切欠の間隔を、上記選択された押釦の押し下げ量と同じに設定し、一方、上記釦軸A、Bに垂直で、全押釦ユニットの展開パターンを覆うことができる厚板ブロック状の止め板ホルダーを外ケース内に設け、この止め板ホルダーに、押釦ユニット群と同じ展開パターンで釦軸A、Bが挿通する案内孔を形成し、他方、各案内孔に連接して止め板収納孔を形成し、各止め板収納孔に、上記係合切欠と係合可能な係合突起の一対を形成した止め板を押釦ユニットに近接し或いは離間する方向に移動可能に収納すると共に、上記一対の係合突起の間隔を、夫々が選択されて押し下げられた釦軸Aの第1係合切欠と釦軸Bの第3係合切欠とに係合したとき、釦軸Bの解錠切欠が上記解錠レベルになるように設定し、また、全止め板に同時に係合する止め板制御体及びこれと重合する態様で止め板制御体に連結されたキャリアーを止め板の移動方向と同じ方向に移動可能に案内すると共に、第1ばね部材により、止め板制御体を上記係合突起が押釦ユニットの係合切欠に係合する方向に付勢し、更にまた、上記第1ばね部材より大きい弾力の第2はね部材を、止め板制御体に関して第1ばね部材とは反対側において、止め板制御体とキャリアーとの間に弾装し、以て、暗証番号変更時、サムターン等の押釦錠操作部材の操作により、操作部材により制御される駆動機構、キャリアー、第2ばね部材及び止め板制御体を介して全止め板を押釦ユニットから離間する方向に駆動すると共に、ストッパー機構により全釦軸Aを解放してそれまでの暗証番号をキャンセルし、この状態で新しく選択された押釦を押し下げ、操作部材の操作及び第1ばね部材の弾力により、キャリアー及びこれに連結された止め板を係合突起が係合切欠に係合する方向に移動させることにより新しい暗証番号を設定し、加えて、切替え装置の操作で止め板制御体を固定することにより、設定された暗証番号を固定できるようにしたものにおいて、釦軸Aと交差する空止め板を一方向に移動可能に配設し、釦軸Aが干渉する空止め板の部分に釦軸Aが遊動できる挿通孔を開口させると共に、この挿通孔に関し押釦側の釦軸Aに傾斜端縁部を形成し、以て外ケース表面に突出した押釦の何れか一つを押動することにより上記空止め板が一方向に移動するようにし、一方、外ケース内に、上記空止め板の移動方向である一方向と直角な方向である他方向に移動可能に案内され、押釦錠操作部材の操作に連動して他方向に移動できるスライダを配設し、他方、上記空止め板をその一端がスライダに係合する方向に付勢すると共に、押釦を押動したとき、上記釦軸Aの傾斜端縁部と挿通孔の開口端縁との間に生じる楔作用により、空止め板がスライダから離間する方向に移動するようにしたことを特徴とする押釦錠の無施錠防止装置。
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